JP2008105009A - ゼオライト吸着剤の焼成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハロゲン化炭化水素共存下において吸着分離に使用せしめたゼオライト吸着剤を焼成する際に、効率的に実施できる吸着分離性能の低下を防止する方法を提供することにある。
【解決手段】ハロゲン化炭化水素共存下で吸着分離に使用されたゼオライト吸着剤を焼成する際に、ゼオライト吸着剤に含まれる有機溶剤を乾燥により除去させた後、ゼオライト吸着剤を洗浄水の全有機炭素が一定以下になるまで水洗し、ゼオライト吸着剤に含まれる被毒有機成分を除去した後に焼成を行う。
【選択図】なし

Description

本発明は、ハロゲン化炭化水素共存下において吸着分離に使用せしめたゼオライト吸着剤の焼成方法に関するものである。
芳香族異性体の分離は、一般に沸点差、凝固点差が小さいため、従来の一般的な蒸留分離法や晶析分離法などの精製方法により高純度の製品を得ることは困難な場合が多い。この為、ゼオライト吸着剤を使ってキシレン異性体混合物から特定の異性体を吸着分離する方法(例えば、特許文献1参照)等が開発され、目的の異性体をかなり高純度で得ることが可能になった。また、この技術を応用し、ハロゲン化芳香族異性体混合物から、特定の異性体を吸着分離する技術(例えば、特許文献2参照)及び芳香族異性体混合物を吸着分離する際にハロゲン化炭化水素を脱着剤として用いる技術(例えば、特許文献3参照)が開発された。
これらの方法においては、ゼオライト吸着剤へのカーボンの蓄積、水分や極性化合物などの吸着により、吸着分離性能が徐々に低下してくる。通常、吸着分離性能が低下してくると、製品純度を保つため、目的成分のワンパス回収率を下げて運転する。ワンパス回収率とは、吸着分離の原料に含まれる目的成分量に対する、吸着分離により得られた製品に含まれる目的成分量の割合を指す。原料供給量は通常一定で運転し、吸着分離性能が下がると、回収率を下げて、吸着分離後の製品中の目的成分の純度を一定に保つという調整が行われる。そのため、回収率が下がると生産性が低下する。更に吸着分離性能が低下すると、回収率を下げても目的とする製品純度が得られなくなる。生産性が低下したり、目的とする製品純度が得られなくなると吸着分離性能を回復させるために吸着剤を再生したり新たな吸着剤に交換する必要がある。一般的にゼオライト吸着剤は高価であるため、副材費を低減させるためには、性能の低下したゼオライト吸着剤の性能を回復させて再利用する、すなわちこれらの付着成分を除去し、吸着分離性能を再生させ、再度吸着分離に使用することが不可欠である。
吸着分離性能を再生させる方法に求められるものは、次の通りである。
(1)再生した吸着剤の吸着分離性能が優れている再生方法であること。
再生した吸着剤のワンパス回収率が低いと、吸着剤を使用できる期間が短くなる。吸着剤の使用期間が一定以下となると、再生頻度が多くなり、設備の稼働率も下がるため、吸着剤を新しいものに交換する必要がある。再生した吸着剤の吸着分離性能が優れていれば、新たな吸着剤を製造する必要が無く、再生頻度も少なくすることができるため、目的成分の分離コストを削減できる。
(2)吸着剤のロス、作業負荷が少ない再生方法であること。
吸着剤を洗浄または焼成により再生する場合、摩擦等により吸着剤が粉化するため、再生前とくらべて吸着剤の量が少なくなる。ロスした吸着剤は新たに補充する必要がある。吸着剤の被毒成分を効率よく除去でき、その終了基準が明確であれば、工程の簡素化ができ、過剰な作業を回避ができる。すなわち、吸着剤のロス、作業負荷を少なくできる。
(3)環境負荷が小さい再生方法であること。
吸着剤の洗浄に使用した有機溶剤、水等を廃棄する場合は、環境負荷とならないように処理した後に廃棄する必要がある。有機溶剤が分離、回収しやすければ、有機溶剤の使用量を減らすことができる。また、吸着剤を洗浄する際の排水は、環境負荷の小さいものであれば、排水処理設備の簡素化ができる。
吸着分離性能を回復させる工業的な方法としては、一般的には加熱したガスをゼオライトに接触させ、蓄積したカーボンや水分、極性化合物を燃焼または蒸発により除去する方法(例えば、特許文献4参照)が用いられている。また、ハロゲン化炭化水素を含むゼオライト吸着剤は、焼成時に副生するハロゲン化水素等の酸性ガスが水蒸気とともにゼオライト構造を破壊し、吸着分離性能の本質的な低下が起こる。この為、ゼオライト吸着剤に含まれるハロゲン化炭化水素を非ハロゲン系有機溶剤により洗浄除去した後にゼオライト吸着剤に含まれるハロゲン化炭化水素の含量が実質上無視できる程度まで乾燥させた後焼成を行う(例えば、特許文献5参照)ことにより焼成時の吸着分離性能低下をおさえられることが開示されている。また、特許文献5には非ハロゲン系溶媒洗浄後、非ハロゲン系溶剤の乾燥前に水洗を行うことも開示されている。
しかしながら、この方法を用いても依然として焼成時に吸着分離性能の低下が起こるため、より性能低下の少ない再生方法が望まれていた。吸着分離性能低下の原因は不明であるが、本発明者らの検討によれば原因となる物質が非ハロゲン溶媒では除去できないが、水洗で除去できることから、吸着剤細孔内に残っている有機成分、副生等により蓄積した金属カルボン酸塩等の有機金属化合物など、水への溶解度が高い有機成分が吸着しており、焼成時に発熱、もしくは副生するハロゲン化水素によりゼオライト構造を破壊する、または焼成のみでは除去できない金属塩が吸着剤に付着しているためと考えられる。
また、従来の方法では、吸着分離性能を低下させる成分が容易に除去できないため、洗浄が過剰となりやすく、粉化などにより吸着剤をロスする量も多くなるという問題も生じていた。
米国特許第3,558,730号明細書(カラム4) 特開平09−316013号公報(カラム6〜18) 特公平07−086092号公報(カラム11〜16) 特開昭50−124893号公報(3項 3〜8行目) 特開平05−38431号公報(カラム1〜2)
本発明の目的は、ハロゲン化炭化水素共存下で吸着分離に使用されたゼオライト吸着剤を焼成する際に、簡便で、環境負荷が小さく、吸着剤のロスが少ない前処理を行い、吸着分離性能の低下を防止する方法を提供することにある。
本発明者らは、ハロゲン化炭化水素共存下で吸着分離に使用されたゼオライト吸着剤を焼成する際に、吸着分離性能の低下を防止する方法を確立するために鋭意検討を進めた結果、ゼオライト吸着剤を焼成する際に、ゼオライト吸着剤に含まれる有機溶剤を乾燥させた後、ゼオライト吸着剤を水洗し、焼成を行うことにより、ゼオライト吸着剤に含まれる被毒有機成分を効率的に除去することができ、焼成時に吸着分離性能の低下を少なくすることが可能なことを見いだし、本発明に到達した。
すなわち、本発明はハロゲン化炭化水素共存下で吸着分離に使用されたゼオライト吸着剤を焼成する際に、ゼオライト吸着剤に含まれる有機溶剤を乾燥させた後、ゼオライト吸着剤を水洗し、焼成を行うことを特徴とするゼオライト吸着剤の焼成方法である。
本発明の水洗処理は、ハロゲン化炭化水素を単に非ハロゲン系有機溶剤で除去した後に焼成を行う方法と比べて、焼成後の吸着分離性能が優れている。更に、有機溶剤を乾燥した後に吸着剤を水洗処理することで、被毒有機成分を効率よく除去することが可能であり、また処理した水に有機溶剤がほとんど含まれないため、洗浄水の環境負荷が小さく、排水処理設備を簡素にできる。また、吸着剤に残っている不特定な有機成分の量を水に溶け出した有機成分量として確認することが可能であるため、この確認を行うことにより過剰な処理を行う必要が無く、処理による吸着剤のロス、作業負荷を最小限にすることができる。これらの効果により、吸着剤の寿命を延長させ、再生コスト、および再生時の環境負荷を低減できる。
本発明において、ハロゲン化炭化水素とは、1つ以上のハロゲン原子を含む炭化水素であり、2つ以上のハロゲン原子を含む場合、ハロゲン原子の種類は同一であっても異なっていても良い。ハロゲン原子は、具体的には塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などであり、好ましくは塩素原子である。
ハロゲン化炭化水素の具体例としては、トリクレン、テトラクロロエタン、トリクロロプロパン、ジクロロベンゼン、クロロトルエン、ジクロロトルエン、トリクロロベンゼン、ジブロムベンゼン、ジブロムトルエンなどが挙げられる。
ハロゲン化炭化水素は、吸着分離対象として用いる場合でも、脱着剤として用いる場合でも、好ましく適用できる。
本発明において、吸着分離法は特に限定されない。例えば、クロマト分取法であってもよいし、また擬似移動床による吸着分離方法でもよい。擬似移動床による分離が、特定の1異性体を分離して製造する場合には、好ましく用いられる。
本発明におけるゼオライト吸着剤とは、ゼオライトを含む吸着剤である。ゼオライトの種類は特に限定されないが、例えばX型、Y型などのフォージャサイト型ゼオライト、ZSM−5などのペンタシル型ゼオライト、モルデナイト型ゼオライト、L型ゼオライト、ベータ型ゼオライト、A型ゼオライト等を用いた場合に本発明の効果が著しい。ゼオライト吸着剤は、ゼオライトをアルミナなどのバインダーにより造粒しても構わない。
ゼオライト吸着剤は、あらかじめ有機溶剤を乾燥してから水洗を行う。本発明においてゼオライト吸着剤に含まれる有機溶剤とは、分離対象の異性体混合物、脱着剤、及び後述するように吸着剤からハロゲン化炭化水素を除去するために使用した非ハロゲン系有機溶剤等である。
また、本発明において乾燥とは、水洗を行う前のゼオライト吸着剤重量に対する有機溶剤の量を5重量%以下まで減らす操作を指す。ここで、吸着剤重量に対する有機溶剤の量とは、以下の方法で決定される量をいう。すなわち、ゼオライト吸着剤をゼオライトに吸着しにくいノルマルパラフィンを内部標準として加えたアセトンで抽出し、抽出液をガスクロマトグラフで定量分析し、アセトンに抽出された有機溶剤の全量を算出して吸着剤重量で割り返したものである。吸着剤がアセトンを含むなどアセトンでの抽出が困難な場合は、抽出溶媒をメタノールで代用できる。吸着剤がアセトン及びメタノールを含むなどメタノールでも抽出が困難な場合は、その他の適切な極性有機溶媒(吸着剤に含まれる有機溶媒よりも吸着剤に吸着しやすいものが選択される)で代用できる。
有機溶剤の乾燥方法は特に限定されないが、一般的には通気乾燥法などによって、好ましくは200℃以下、より好ましくは有機溶剤の沸点以上で200℃以下で行う。乾燥は、空気、水蒸気、窒素等の不活性ガス、およびその混合ガスの雰囲気下で行うことができる。乾燥温度を比較的高くでき、効率的に乾燥できる点から、好ましくは、水蒸気、窒素等の不活性ガス、およびその混合ガス雰囲気であり、より好ましくは窒素雰囲気である。
本発明における乾燥した吸着剤重量に対する有機溶剤の量は、好ましくは1重量%以下であり、より好ましくは0.5重量%以下である。これにより水洗時にゼオライトと水の接触が良くなり、かつ有機成分の水への分配比が大きくなるため、吸着剤を被毒する有機成分を効率よく除去することができる。また、乾燥してから水洗することにより、洗浄水に溶け出す有機溶剤の量が減るため、洗浄水の環境負荷が下がり、簡便な設備で処理できるという効果も得られる。
本発明において吸着剤は、通常ハロゲン化炭化水素を含むので、あらかじめ非ハロゲン系有機溶剤でハロゲン化炭化水素を除去した後に、非ハロゲン系有機溶剤を乾燥するのが好ましい。
非ハロゲン系有機溶剤としては、ハロゲン化炭化水素と蒸留などにより分離し、リサイクルできるものが好ましい。例えばベンゼン、トルエン、キシレンなどが挙げられる。これらは、2種類以上の有機溶剤の混合物であっても良い。
ゼオライトのミクロポアに吸着した有機溶剤は乾燥しにくいため、乾燥の効率をよくするため、水を溶解させた非ハロゲン系有機溶剤を吸着剤と接触させ、ゼオライト吸着剤のミクロポアへ水を吸着させた後に、非ハロゲン系有機溶剤を乾燥するのが好ましい。上記水を溶解させた非ハロゲン系有機溶剤における水分含量は、非ハロゲン系有機溶剤に溶解する量であれば特に限定されない。
本発明における被毒有機成分は特定できないが、焼成時に燃焼しゼオライト構造を破壊するもの、焼成のみでは除去できない金属塩などを指す。例えば、吸着分離対象および、または脱着剤中に微量に含まれる成分、吸着分離対象および、または脱着剤が水、酸素等と反応して生成する成分、吸着分離対象および、または脱着剤が熱履歴により生成した熱分解成分、二量体、及びその混合物が考えられる。
本発明におけるゼオライト吸着剤の水洗は、ゼオライト吸着剤を水蒸気でなく液相の水と接触させることによって行われる。液相の水とは、ゼオライト吸着剤と水が接触するときに水が液相となれば良く、液相の水を吸着剤に供給して接触させても、気相の水を露点以下の温度にした吸着剤に供給し、吸着剤表面で水を凝縮させて液相としても良い。好ましくは、液相の水を吸着剤に供給し、ゼオライト吸着剤と接触させて水洗を行う方法である。
水洗は、ゼオライト吸着剤に吸着している被毒有機物質を水と置換し、被毒有機物質を溶解する効果がある。水洗温度は、被毒有機成分と水の置換および被毒有機成分の水への溶解を効率よく行うため、40℃以上、100℃未満の水を用いるのが好ましく、より好ましくは60〜90℃である。
洗浄は、ゼオライト吸着剤に含まれる被毒有機成分の含量が実質上無視できる程度になるまで行う。ゼオライト吸着剤に含まれる被毒有機成分の含量は、水洗した水の全有機炭素(以下をTOCと略す)を測定することで確認できる。通常、吸着剤の被毒有機成分の除去は洗浄水のTOCが100mg−C/L以下、より好ましくは50mg−C/L以下になるまで実施する。なお、測定に供する洗浄水は、吸着剤を洗浄水に浸漬した状態で吸着剤から洗浄水側に抽出された被毒有機成分が平衡に達したときのものとする。吸着剤の有機成分濃度が平衡に達したときとは、洗浄水のTOCが変化しなくなったとき、例えば10分毎に分析し、TOCの変化が測定誤差範囲内になったときである。
TOCは、1993年度版日本工業規格 K0102 22.1の方法によって測定することができる。
洗浄の方法としては、固定床、移動床、流動床のいずれの形態でも可能であり、また流通式、回分式のいずれでも可能である。また撹拌を行うことは効果的であるが、過度の撹拌は吸着剤が摩耗するので好ましくない。
水洗後のゼオライト吸着剤は、あらかじめ脱水させてから焼成した方が好ましい。脱水の方法は特に限定されない。脱水は200℃以下で行うのが好ましい。これにより焼成時の水分の急激な蒸発による吸着剤の失活を防止することができる。
脱水は、空気、窒素等の不活性ガスの雰囲気下で行う方が好ましい。より好ましくは、空気雰囲気である。
本発明における焼成とは、200℃以上の温度で、吸着剤に含まれるカーボン、水分などを燃焼又は蒸発により除去する操作を言う。焼成は、その方法は特に限定されなく、常圧、加圧、減圧いずれも好ましく適用できる。焼成温度は好ましくは、400〜600℃である。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
以下の実施例では、吸着剤の吸着性能を式(I)の平衡吸着選択率(α)で表す。
Figure 2008105009
ここで、A,Bはジクロロベンゼン(以下、ジクロロベンゼンをDCBと記す)異性体の一種または脱着剤を示し、Sは吸着相を、Lは吸着相と平衡状態にある液相を示す。
上記平衡吸着選択率(αA/B)の値が1より大きい時A成分が選択的に吸着され、1より小さい時はB成分が選択的に吸着される。すなわち、DCB異性体混合物からm−DCBをラフィネート成分として得る場合、Aをp−DCBまたはo−DCB、Bをm−DCBとして計算したとき、αA/Bが1より大きいほど分離性能が優れていることを示している。
参考例1(Pb−K−Y型ゼオライト成型体の調製)
以下の手順により再生する前のゼオライト吸着剤を調製した。
ナトリウムタイプY型ゼオライト(以下Na−Yと略す)(東ソー(株)製・ゼオラムNa−4.8Y粉末品:シリカ/アルミナモル比=4.8)100重量部にバインダーとしてアルミナゾル(日産化学200番;Al=10重量%)をアルミナ換算で15重量部添加して0.15〜0.5mmφに造粒されたNa−Y型ゼオライトを120℃で脱水した。この脱水品を500℃、1時間焼成したNa−Y型ゼオライト成型体50gを10重量%のKNO溶液200ccと80℃、1時間接触させた。この操作を8回繰り返し、純水でバッチ的に6回水洗し、ナトリウムがカリウムに交換されたK−Y型ゼオライト成型体を調製した。次に6.4重量%のPb(NO)2溶液200ccと80℃、1時間接触させた。純水でバッチ的に6回水洗し、カリウムの一部が鉛に交換されたPb−K−Y型ゼオライト成型体を調整した。このPb−K−Y型ゼオライト成型体を500℃で2時間焼成した。
次に、Pb−K−Y型ゼオライト成型体を図1に示す疑似移動床装置の内容積約16mlの吸着室1〜12に吸着剤を等分に分割して充填し、DCB異性体混合物の吸着分離を行った。DCB異性体混合物の組成は、m−DCB/o−DCB/p−DCB=43/34/23重量%であった。
なお図1は上記疑似移動床装置のフローを示す概略図である。
ライン13から脱着剤である、3,4−ジクロロトルエン(以下3,4−ジクロロトルエンを3,4−DCTと略す)を364ml/hrで供給し、ライン15から上記DCB異性体混合物を16ml/hrで供給した。ライン14からエクストラクト流れを71ml/hrで抜き出し、ライン16からラフィネート流れを37ml/hrで抜き出した。また、吸着室1と12の間の流体の流れは、バルブ18で閉じられている。この時、約150秒間隔で吸着室1を12に、11を10に、8を7に、5を4にそれぞれ同時に移動させた。(他の吸着室も吸着室1室分上方に同時に移動する。)吸着温度は130℃で実施した。
吸着剤の性能は、上記吸着分離実験で得られたラフィネート流れに含まれるDCB異性体混合物中のm−DCB純度が99.8%となるようにバルブ切り替え時間を調整し、運転開始から3日間経過したときの吸着分離性能との比較を、下式で示す吸着分離性能低下率で評価した。
Figure 2008105009
なお、上記において、製品あるいは原料の組成は、ガスクロマトグラフィーの結果を元に計算した。
上記方法で11ヶ月間運転した後、DCB異性体混合物の供給を停止した。11ヶ月経過したときの吸着分離性能低下率は51.8%であった。
実施例1
参考例1でDCB異性体混合物の供給を停止した状態の疑似移動床装置にライン13から3,4−DCTの代わりにo−キシレンを供給し、ライン14の3,4−DCT及びDCBの濃度がそれぞれ0.01重量%以下になるまで吸着塔内をキシレンで置換した。その後、ライン14、ライン16の抜き出しを停止し、水を0.1重量%加えたo−キシレンをライン14から130℃の温度で供給し、吸着剤細孔内のo−キシレンを水で置換した。最後に、吸着剤に含まれているo−キシレンを乾燥するため、150℃で窒素と水蒸気のモル比が1:1である混合ガスを、毎時0.05molの割合で20時間供給し、吸着剤を乾燥させた。吸着剤の乾燥終了時、吸着塔出口ガスを20℃まで冷却して含まれる水分凝縮させた時の、オフガスに含まれるキシレン濃度を検知管で測定したところ10vol%以下であった。
抜き出した吸着剤10gに内部標準としてn−ヘキサンを0.1重量%含ませたアセトン10gを加えて1分間撹拌した。10分間静置したのち、アセトンの上澄み液を採取し、FID付きガスクロマトグラフで分析した。この分析結果から、吸着剤に含まれる有機溶剤を定量したところ、吸着剤重量に対する有機溶剤の量は0.15重量%以下(ジクロロベンゼン、3,4−ジクロロトルエン、o−キシレンとも0.05重量%以下)であった。
抜き出した吸着剤31.40gを空気雰囲気で500℃、2時間焼成し、焼成後の重量を測定したところ、29.61gであった。重量の減少割合は5.7重量%であった。
抜き出した吸着剤を21.32g仕込み、42gの水を加え、60℃で30分撹拌し1回目の水洗を行った。吸着剤と洗浄水をろ過分離した後、再度42g水を加えて60℃で30分撹拌し2回目の水洗を行った。この水洗操作は5回繰り返し行った。5回目の洗浄水は、TOC:50mg−C/Lであった。なお、TOCは、洗浄水中の有機成分濃度に達したときの洗浄水を用いて1993年度版日本工業規格 K0102 22.1記載の方法で測定した。水洗後、200℃で2時間脱水した後、マッフル炉を用いて空気雰囲気で500℃、2時間焼成を行った。得られた吸着剤は19.82gであり、水洗前後での吸着剤ロスは1.4%であった。なお、この吸着剤ロスは下記方法により求めたものである。
洗浄処理前の吸着剤の絶乾重量(正味の吸着剤量)(20.10g)
=抜き出した吸着剤量(21.32g)×(1−重量の減少割合(5.7重量%))
吸着剤ロス量(1.4%)
=1−(洗浄処理後の吸着剤重量(19.82g)/洗浄処理前吸着剤重量(20.10g))。
内容積5mlのオートクレーブ内に焼成した吸着剤を2gと供給原料を3g充填し、密封した。オートクレーブを130℃のオイルバスに30分間浸し、時々攪拌しながら放置し吸着平衡とした。使用した供給原料液組成は次の通りであった。n−C9は吸着剤に吸着されない内部標準物質として用いた。
n−ノナン:m−DCB:o−DCB:p−DCB:3,4−ジクロロトルエン=5:21:17:12:45(重量比)
供給原料および吸着平衡状態の液相をパックドカラムを装着したTCD付きガスクロマトグラフを用いて分析し、平衡吸着選択率を求めた。
その結果を表1に示す。
焼成後の吸着剤を前記疑似移動床装置に再充填し、吸着分離に使用した。分離条件は前述と同じである。
運転開始から3日間経過後の吸着分離性能低下率は、0.9%であった。
比較例1
実施例1において、水洗を行わずに直接焼成した他は実施例1と同様の方法で焼成し、平衡吸着選択率を測定した結果を表1に示す。また、疑似移動床装置に再充填し、吸着分離性能評価を行ったところ、運転開始から3日間経過後の吸着分離性能低下率は7.7%であった。
実施例1及び比較例1の比較から、焼成前に水洗を行うことで、再生による吸着分離性能低下を、約1/9に低減することができた。これは、吸着剤を再生して使用できる回数も約9倍に増えるということを意味している。また、吸着分離性能低下率が51.8%になるまで使用する場合、実施例1の方法で焼成した吸着剤の方が、比較例1の方法で焼成した吸着剤より15%長く使用できるということを意味している。
比較例2
参考例1で製造したPb−K−Y型ゼオライト成型体を、実施例1と同様の方法で平衡吸着選択率を測定した。
その結果を表1に示す。
Figure 2008105009
実施例1、比較例1、および比較例2の結果から、水洗を行った効果は、静的な挙動を評価する平衡吸着選択率の測定では効果が確認できないが、疑似移動床のような動的な挙動を評価する方法では、顕著な効果が現れる。
比較例3
実施例1と同様に吸着剤細孔内のo−キシレンを水で置換する操作を行った。吸着塔を30℃に保ち、窒素を毎時0.05molの割合で5分間供給し吸着塔内のo−キシレンを追い出したのち、吸着塔から吸着剤を抜き出した。
抜き出した吸着剤10gに内部標準としてn−ヘキサンを0.1重量%含ませたアセトン10gを加えて1分間撹拌した。10分間静置したのち、アセトンの上澄み液を採取し、FID付きガスクロマトグラフで分析した。この分析結果から、吸着剤に含まれる有機溶剤を定量したところ、吸着剤重量に対する有機溶剤の量は45重量%(ジクロロベンゼン、3,4−ジクロロトルエンは0.05重量%以下、o−キシレンが30重量%)であった。
抜き出した吸着剤47.07gを窒素雰囲気で200℃、1時間脱水させた後、空気雰囲気で500℃、2時間焼成し、焼成後の重量を測定したところ、30.03gであった。重量の減少割合は36.2重量%であった。
上記方法で得られたゼオライト吸着剤を32.44g仕込み、65gの水を加え、60℃で30分撹拌し、1回目の水洗を行った。洗浄した水には油滴が浮いており、油滴をガスクロマトグラフィーで分析したところ、油滴はo−キシレンであった。油滴と共に上澄み液を廃棄した後、吸着剤と洗浄水をろ過分離した。その後、再度65gの水を加えて60℃で30分撹拌し、2回目の水洗を行った。1回目と同様に油滴が浮いており、油滴をガスクロマトグラフィーで分析したところ、油滴はo−キシレンであった。この水洗操作は10回繰り返し行ったが、油滴が無くならないため、水洗を終了した。
実施例1及び比較例3の結果から、水洗前に有機溶剤を乾燥させないと十分な水洗の効率が悪い。また、水洗に使用した水には油滴が浮いているため、洗浄水は油分離を行う必要があり、排水設備が複雑となる。
比較例4
o−キシレンをメタノールに変更した以外は比較例3と同様の操作で吸着剤を抜き出した。
抜き出した吸着剤10gに内部標準としてn−ヘキサンを0.1重量%含ませたアセトン10gを加えて1分間撹拌した。10分間静置したのち、アセトンの上澄み液を採取し、FID付きガスクロマトグラフで分析した。この分析結果から、吸着剤に含まれる有機溶剤を定量したところ、吸着剤重量に対する有機溶剤の量は15重量%(ジクロロベンゼン、3,4−ジクロロトルエンは0.05重量%以下、メタノールが15重量%)であった。
抜き出した吸着剤38.06gを窒素雰囲気で200℃、1時間乾燥させた後、空気雰囲気で500℃、2時間焼成し、焼成後の重量を測定したところ、31.21gであった。重量の減少割合は18.0重量%であった。
抜き出したゼオライト吸着剤を24.42g仕込み、49gの水を加え、60℃で30分撹拌し1回目の水洗を行った。吸着剤と洗浄水をろ過分離した後、再度49g水を加えて60℃で30分撹拌し2回目の水洗を行った。この水洗操作は5回繰り返し行った。5回目の洗浄水は、TOC:3400mg−C/Lであった。更に水洗を続けたところ10回目の洗浄水は、TOC:300mg−C/L、15回目の洗浄水は、TOC:26mg−C/Lとなったため、水洗を終了した。水洗後、200℃で2時間脱水した後、マッフル炉を用いて空気雰囲気で500℃、2時間焼成を行った。得られた吸着剤は19.48gであり、水洗前後での吸着剤ロスは実施例1と同様の方法で計算すると2.7%であった。
実施例1及び比較例4の結果から、ハロゲン化炭化水素を水への溶解度が高い有機溶剤で置換しても水洗前に有機溶剤を乾燥させないと、TOCが下がりにくく水洗回数が多くなる。そのため、水洗に要する時間、すなわち再生にかかる期間が長くなり、吸着剤のロスも多くなる。また、排水には有機溶剤が含まれており、生物分解処理などの排水処理を行う必要が出てくる。
参考例2
実施例1と同様に乾燥させた吸着剤20.2gを40gの水を加え、60℃で30分撹拌し、水洗操作を行った。洗浄水は、TOC:130mg−C/Lであった。
実施例2
実施例1と同様に乾燥させた吸着剤20.3gを内径1cmのステンレスチューブに詰めた。ステンレスチューブを50℃に保ち、100℃に加熱した窒素毎時1.1molと水毎時19gの混合ガスを3時間供給した。
水の供給を停止し、ステンレスチューブを室温まで冷却した。ステンレスチューブから抜き出した吸着剤は水が凝縮して湿っており、重量は30.5gであった。この吸着剤を30gの水を加え、60℃で30分撹拌し、水洗操作を行った。洗浄水は、TOC:82mg−C/Lであった。
比較例5
実施例1と同様に乾燥させた吸着剤20.8gを内径1cmのステンレスチューブに詰めた。ステンレスチューブを150℃に保ち、100℃に加熱した窒素毎時1.1molと水毎時19gの混合ガスを3時間供給した。
水の供給を停止し、ステンレスチューブを室温まで冷却した。ステンレスチューブから抜き出した吸着剤は、水が凝縮しておらず、重量は19.5gであった。この吸着剤を41gの水を加え、60℃で30分撹拌し水洗操作を行った。洗浄水は、130mg−C/Lであった。
参考例2と実施例2の結果から、気相で供給した水を吸着剤表面上で凝縮させて液相とした場合も、被毒有機成分が除去でき、吸着剤から水に抽出される被毒有機成分の平衡濃度はTOC換算で130mg−C/Lから82mg−C/Lに約3分の2まで低減することが分かる。また、実施例2と比較例5の比較から、ゼオライト吸着剤と水は気相で接触させた場合、吸着剤から水に抽出される被毒有機成分の平衡濃度はTOC換算で130mg−C/Lのまま変わらないのに対し、液相で接触させた場合、82mg−C/Lまで低減でき、液相で接触させた方が効率よく被毒有機成分を除去できることが分かる。すなわち、液相の水とゼオライト吸着剤を接触させた方が、同じ作業でより多くの被毒有機成分を除去することが出きるため、焼成後の吸着分離性能に優れ、かつ作業に伴う摩耗などの吸着剤ロスを減らすことが出きる。
また、気相の水をゼオライト吸着剤表面で凝縮させることにより、排ガス中の水蒸気を凝縮する設備を簡素化することが出きる。
本発明によれば、ハロゲン化炭化水素共存下において吸着分離に使用せしめたゼオライト吸着剤を吸着分離性能の低下させることなく焼成を行うことができる。
実施例1、比較例1における疑似移動床装置のフローを示す概念図である。
符号の説明
1〜12: 吸着室

Claims (5)

  1. ハロゲン化炭化水素存在下で吸着分離に使用されたゼオライト吸着剤を焼成する際に、ゼオライト吸着剤に含まれる有機溶剤を乾燥させた後、ゼオライト吸着剤を水洗し、焼成を行うことを特徴とするゼオライト吸着剤の焼成方法。
  2. ゼオライト吸着剤に含まれる有機溶剤の乾燥処理を、有機溶剤の含量が1重量%以下になるまで行うことを特徴とする、請求項1記載のゼオライト吸着剤の焼成方法。
  3. 吸着剤を40℃以上、100℃未満の水で水洗することを特徴とする請求項1または2記載のゼオライト吸着剤の焼成方法。
  4. 洗浄水の全有機炭素が100mg−C/L以下になるまで水洗処理を行うことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項記載のゼオライト吸着剤の焼成方法。
  5. 請求項1記載の方法で焼成した吸着剤を使用し、ハロゲン化炭化水素存在下で吸着分離をする方法。
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