JP2008099451A - 電動機用回転子のアンバランス修正方法 - Google Patents

電動機用回転子のアンバランス修正方法 Download PDF

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Katsutoshi Fujita
克敏 藤田
Shigeaki Fujiki
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Abstract

【課題】本発明は、回転子ティース表面を切削したり、回転子表面に粘土のような材質を貼り付けたりせずに、低振動、低騒音、高効率でかつ安全な電動機を提供できる、電動機用回転子の重量アンバランス修正方法を実現することを目的とする。
【解決手段】電動機用回転子の回転子鉄心のオープンスロット部分に、長さ及び比重の異なる部材を配設して、回転子の重量アンバランスを修正することにより、回転子鉄心の外周表面を部分的に切削しないので、固定子と回転子のギャップ寸法が部分的にも平均的にも増加したりすることはない。また、アンバランス修正用の部材を回転子鉄心のオープンスロット部分の隙間に挿入し固定するので、高速回転で外れたりすることはない。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気機器に用いられる電動機全般に使用される回転子のアンバランス修正方法に関する。
従来、電気機器に用いられる電動機に使用される回転子21の重量アンバランス修正方法としては、バランス測定機器により求められた、回転子21の重量アンバランスの大きい部分に対し、図2に示すように、回転子鉄心の外周表面22に切削などの工法により切削部分23を設け、重量を減じて修正する方法や、回転子21のアンバランスの小さい部分に対し、粘土のような材質を回転子21の表面付近に貼り付けることにより、重量を増して修正する方法が一般的であった。
かかる先行技術は、文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
しかしながら、上記のような従来の回転子の重量アンバランス修正方法において、回転子鉄心の外周部分の切削工法の場合、回転子外周と固定子内周間の寸法、いわゆるギャップ寸法が、部分的に増加することにより、磁気的な振動が発生したり、平均的なギャップ寸法の増加に伴い、電動機の消費電力が増加してしまうといった課題があった。
また、粘土のような材質を回転子の表面付近に貼り付ける工法の場合でも、電動機が高回転で運転される際に、遠心力で前記材質が剥がれてしまうことにより、回転子のアンバランス修正が崩れ、電動機の機械的振動が大きくなってしまうといった課題があった。
上記課題を解決するために本発明は、電動機に用いられる回転子において、長さ及び比重の異なる部材を回転子鉄心のオープンスロット部分に配設することで、前記回転子の重量アンバランスを修正することを特徴とする回転子加工方法である。
上記工法で回転子の重量アンバランスを修正することにより、回転子鉄心の外周を部分的に切削したりしないので、固定子と回転子のギャップ寸法が部分的にも平均的にも増加したりすることはない。
また、アンバランス修正用の部材を回転子鉄心のオープンスロット部分の隙間に挿入し固定するので、高速回転で外れたりすることはない。
上記本発明の回転子アンバランス修正方法は、部材を回転子鉄心のオープンスロット部分に配設するだけの簡単な構成で、容易に回転子のアンバランスを修正できる。
そして、固定子と回転子のギャップ寸法を全周均一の状態に保てるので、回転中に磁気的なアンバランスによる振動も発生することがなく、また、平均的なギャップ寸法も増加しないので、電動機効率の低下も招くことがなく、低振動、低騒音、高効率な電動機を提供できる。
さらに、アンバランス修正用部材は回転子鉄心のオープンスロット部分にしっかりと固定されており、高速回転においても決して外れることがないので、回転子の重量バランスが崩れず、回転中の機械的振動が増加することがなく、低振動、低騒音でかつ安全な電動機を提供できる。
本発明の実施の形態は、電動機に用いられる回転子において、長さ及び比重の異なる部材を回転子鉄心のオープンスロット部分に配設することで、前記回転子の重量アンバランスを修正することを特徴とする回転子加工方法であり、簡単な構成で容易に回転子の重量アンバランスを修正でき、回転子の重量アンバランスを修正しても、固定子と回転子のギャップ寸法が部分的にも平均的にも増加したりすることがなく、かつ、高速回転でもアンバランス修正用部材が外れたりすることがない。
また、上記工法において、アンバランス修正用部材として非磁性体を用いることで、磁気的なアンバランスも抑えることができる。
また、上記工法において、アンバランス修正用部材として黄銅を用いることで、黄銅は安価で加工性が良好なので、安価で容易に回転子の重量アンバランスを修正することができる。
また、上記工法において、アンバランス修正用部材として樹脂を用いることで、樹脂はより加工性に優れ形状自由度が大きいので、より容易に回転子の重量アンバランスを修正することができる。
さらに、上記工法により回転子の重量アンバランスを修正した電動機用回転子を用いることで、低振動、低騒音、高効率でかつ安全な電動機を提供することができる。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
(実施例1)
図1は電動機の回転子1を示す斜視図であり、回転子1の重量分布のアンバランスをバランス測定機器により求め、その重量アンバランスを修正するために、回転子鉄心2のオープンスロット部分に適当な形状に加工した黄銅の小片3を挿入して固定する。
上記構成をとることで、簡単な構成で容易に回転子の重量アンバランスを修正でき、回転時の機械的な回転ムラが低減されるだけでなく、回転子鉄心2のティース表面を切削したりしないので、固定子と回転子のギャップ寸法を全周均一の状態に保て、磁気的なアンバランスによる振動が発生しない。また、平均的なギャップ寸法も増加しないので、電動機効率の低下も招くことがなく、低振動、低騒音、高効率な電動機を提供できる。
さらに、アンバランス修正用部材である黄銅の小片3は、回転子鉄心2のオープンスロット部分に挿入され、しっかりと固定されており、高速回転においても決して外れることがないので、回転子の重量バランスが崩れず、回転中の機械的振動が増加することがなく、低振動、低騒音でかつ安全な電動機を提供できる。
なお、アンバランス修正用部材として、樹脂の小片を用いてもよい。その場合、形状自由度が大きくなるので、アンバランスを修正するための最適な形状をより容易に作成でき、回転子のアンバランス修正をより容易に実施できる。
本発明の電動機用回転子のアンバランス修正方法は、簡単な構成で容易に回転子のアンバランスを修正でき、低振動、低騒音、高効率な電動機を提供でき、掃除機用ブロワモータ等の整流子モータ等への利用が可能である。
本発明の一実施例におけるアンバランス修正を行った回転子を示す斜視図 従来の工法によりアンバランス修正を行った回転子を示す斜視図
符号の説明
1 回転子
2 回転子鉄心
3 黄銅の小片

Claims (6)

  1. 電動機に用いられる回転子において、長さ及び比重の異なる部材を回転子鉄心のオープンスロット部分に配設することで、前記回転子の重量アンバランスを修正することを特徴とする回転子加工方法。
  2. 前記部材として非磁性体を用いたことを特徴とする請求項1に記載の回転子加工方法。
  3. 前記部材として黄銅を用いたことを特徴とする請求項1に記載の回転子加工方法。
  4. 前記部材として樹脂を用いたことを特徴とする請求項1に記載の回転子加工方法。
  5. 前記請求項1から4のいずれか1項に記載の回転子加工方法により加工した電動機用回転子。
  6. 前記請求項5の電動機用回転子を用いた電動機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20160041296A (ko) * 2014-10-07 2016-04-18 엘지이노텍 주식회사 로터, 이를 포함하는 모터 및 로터의 밸런스 교정방법
KR102220863B1 (ko) * 2014-10-07 2021-02-26 엘지이노텍 주식회사 로터, 이를 포함하는 모터 및 로터의 밸런스 교정방법

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