JP2008098958A - テレビジョン受像機 - Google Patents

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Abstract

【課題】放送番組の内容に応じて異なる電源ONの操作を行うことを可能とすることにより,極力少ない操作によってユーザの視聴希望に沿った放送番組を自動的に選択し,その映像を映像表示部に表示させること。
【解決手段】複数の数字キーそれぞれとキーワードとの対応関係を表す操作・キーワード対応情報を記憶しておき,待機状態においていずれかの数字キーの操作を検知し(S0),前記操作・キーワード対応情報に基づいて検知した前記数字キーに対応する前記キーワードを特定し(S2),EPG情報に基づいて現在放送中の放送番組の中から前記キーワードに関連する放送番組を特定し(S3),その特定がなされた場合に映像表示部6等への電力供給を開始させ(S5),その映像表示部6に前記キーワードに関連する放送番組の映像を表示させる(S7)。
【選択図】図4

Description

本発明は,放送番組の映像を表示する映像表示手段を備えたテレビジョン受像機に関するものである。
一般に,テレビジョン受像機は,各種構成部品に通電を行うか否かを切り替える電源キーや複数の放送チャンネルに対応した複数の数字キー(通常は,1〜12の数字キー)等が設けられた操作入力部(リモート操作器がその典型例)と,放送信号から特定の放送チャンネルの信号(映像信号及び音声信号)を抽出するチューナと,チューナにより抽出された映像信号に基づく番組映像を表示する映像表示手段等とを備えている。
一般的なテレビジョン受像機は,前記映像表示手段やこれに表示させる映像の信号を処理する機器等に対する通電が行われていない待機状態において前記電源キーが操作された(電源ON操作がなされた)ことを検知すると,前記映像表示手段等に対する通電を開始するとともに,前記待機状態に移行する際(電源OFF操作時)に選択(選局)されていた放送チャンネルで放送中の番組の映像を前記映像表示手段に表示させる。即ち,一般的なテレビジョン受像機は,電源OFF操作時に選局されていた放送チャンネルを記憶し,その放送チャンネルを前記電源ON操作がなされた際に選局する。このため,ユーザは,前記電源ON操作によりテレビジョン受像機が起動した後,前記数字キーなどの操作によって視聴したい番組が放送されている放送チャンネルを選択し,テレビジョン受像機は,そのようにして選択された放送チャンネルで放送中の番組の映像を前記映像表示手段に表示させる。以下,前記電源ON操作時に選局される放送チャンネルのことを起動時選局チャンネル,その起動時選局チャンネルで放送中の番組のことを起動時選択番組という。

また,特許文献1には,ユーザが選択する番組の傾向を時間帯や曜日ごとに自動記憶し,その記憶情報に基づいて,前記電源ON操作時に番組情報データから優先度の最も高い番組(放送チャンネル)を選択し,その番組の映像を前記映像表示手段に表示させるテレビジョン受像機が示されている。
特開2004−23219号公報
ところで,テレビジョン受像機のユーザが視聴したい番組は,前記電源ON操作を行うごとに異なり得る。例えば,前記ユーザは,スポーツ番組を視聴したい気分のときや,ニュース番組を視聴したい気分のとき等,その時々の気分によって視聴したい番組の内容が異なることが多い。このため,テレビジョン受像機が,前記電源ON操作を行ったユーザがその時点で視聴を希望する番組に関する情報を特定し,その情報に関連する番組を放送中の放送チャンネルを自動的に選局するものであれば好適である。これにより,ユーザが前記電源ON操作に続けて放送チャンネルの選択操作を行う手間が省かれ,また,ユーザの希望に沿う放送番組が放送されていない場合に,前記映像表示手段等が起動して無駄に電力を消費することを回避できる。
しかしながら,前述した従来の一般的なテレビジョン受像機は,前回の前記電源OFF操作時に選局されていた放送チャンネルを前記電源ON操作時に選局するため,前記起動時選局チャンネルの決定にユーザの意思が全く反映されないという問題点があった。
また,前記特許文献1に示されるテレビジョン受像機は,前記起動時選局チャンネルの決定において,ユーザの好みの傾向は反映されるものの,その時々の気分によって変化するユーザの意思が反映されないという問題点があった。
また,通常,テレビジョン受像機は,家族の構成員などの複数のユーザで共用され,それらユーザはそれぞれ好みの番組が異なる。このため,前記特許文献1に示されるテレビジョン受像機は,前記電源ON操作を行うユーザそれぞれの好みに対応した前記起動時選局チャンネルを適切に決定できない場合も多いという問題点もあった。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,テレビジョン受像機において,放送番組の内容に応じて異なる電源ONの操作を行うことを可能とすることにより,放送チャンネルの選択操作を行うユーザの手間を省き,極力少ない操作によってユーザの視聴希望に沿った放送番組を自動的に選択し,その映像を映像表示手段に表示させることができるテレビジョン受像機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は,放送番組の映像を表示する映像表示手段を備え,さらに,以下の(1)〜(6)に示す各構成要素を備えたテレビジョン受像機として構成されるものである。
(1)所定の操作部に対する予め定められた複数の操作パターンそれぞれと前記放送番組に関するキーワードとの対応関係を表す操作・キーワード対応情報を記憶する記憶手段。
(2)前記映像表示手段に電力が供給されていない状態において前記操作部に対する前記操作パターンのいずれかに該当する操作を検知する操作検知手段。
(3)前記操作・キーワード対応情報に基づいて前記操作検知手段により検知された前記操作パターンに対応する前記キーワードを特定するキーワード特定手段。
(4)電子番組ガイド情報に基づいて,少なくとも現在放送中の放送番組の中から前記キーワード特定手段により特定された前記キーワードに関連する放送番組であるキーワード関連放送番組を特定する放送番組特定手段。
(5)前記放送番組特定手段により前記キーワード関連放送番組が特定された場合に前記映像表示手段に対する電力供給を開始させる第1の給電開始制御手段。
(6)前記第1の給電開始制御手段により電力が供給された前記映像表示手段に前記キーワード関連放送番組の映像を表示させる初期表示制御手段。
例えば,複数の前記操作パターンが,それぞれ異なる複数の前記操作部に対する操作であることが考えられる。
上記構成を備えた本発明に係るテレビジョン受像機は,電源ONの操作に相当する複数の前記操作パターンを識別して検知し,その操作パターンに対応する前記キーワードに関連する放送番組を,前記電子番組ガイド情報に基づいて現在放送中の番組の中から自動的に探し出し,その探し出した番組の映像を前記映像表示手段に表示させる。例えば,本発明に係るテレビジョン受像機のユーザが,スポーツ番組を視聴したい場合に「スポーツ」という前記キーワードに対応する前記操作パターンで,ニュース番組を視聴したい場合に「ニュース」という前記キーワードに対応する前記操作パターンで電源ONの操作を行うことにより,前記テレビジョン受像機がそのユーザの視聴希望に沿った放送番組を自動的に選択(選局)し,その映像を前記映像表示手段に表示させる。
このように本発明に係るテレビジョン受像機は,放送チャンネルの選択操作を行うユーザの手間を省き,極力少ない操作によってユーザの視聴希望に沿った放送番組を自動的に選択し,その映像を映像表示手段に表示させることができる。
また,前記放送番組特定手段が,現在放送中の放送番組及び現在から予め設定された時間の範囲内に放送開始予定の放送番組の中から前記キーワード関連放送番組を特定することが考えられる。
これにより,例えば,前記キーワード特定手段により特定された前記キーワードに対応する放送番組の放送が数分後に開始される予定であるような場合に,そのような放送予定の番組も放送中の番組と同等とみなし,予め前記映像表示手段を起動してその放送番組の映像を表示させることが可能となる。
また,本発明に係るテレビジョン受像機が,前記放送番組特定手段により前記キーワード関連放送番組が特定されなかった場合に,前記映像表示手段に電力が供給されていない状態のままで所定の通知を行う第1の非起動通知手段をさらに具備することも考えられる。
これにより,ユーザの希望に沿った番組が放送されていない場合に,前記映像表示手段が起動して無駄に電力を消費することを回避でき,さらに,前記通知により,ユーザは,装置の異常等によって前記映像表示手段が起動しないのではないことを確認できる。
また,本発明に係るテレビジョン受像機が,以下の(7)〜(9)に示す各構成要素をさらに備えることが考えられる。
(7)前記電子番組ガイド情報に基づいて,将来の所定期間に放送開始予定の放送番組の中から前記キーワード特定手段により特定された前記キーワードに関連する放送番組であるキーワード関連放送予定番組を特定する放送予定番組特定手段。
(8)前記放送予定番組特定手段により前記キーワード関連放送予定番組が特定された場合に前記映像表示手段に対する電力供給を開始させる第2の給電開始制御手段。
(9)前記第2の給電開始制御手段により電力が供給された前記映像表示手段に前記キーワード関連放送予定番組に関する情報(例えば,番組名や放送開始時刻など)を表示させる放送予定情報表示制御手段。
これにより,ユーザは,自身の希望に沿った放送番組に関する情報(番組名や放送開始時刻など)をその放送開始前に予め知ることができ,その後の自身の行動を判断しやすい。例えば,ユーザは,前記通知により,30分後に自身の希望に沿った放送番組の放送が開始されることを知れば,30分間は他の作業をして時間をつぶせばよいと判断できる。
さらにこの場合,本発明に係る前記テレビジョン受像機が,前記放送番組特定手段により前記キーワード関連放送番組が特定されず,かつ前記放送予定番組特定手段により前記キーワード関連放送予定番組が特定されなかった場合に,前記映像表示手段に電力が供給されていない状態のままで所定の通知を行う第2の非起動通知手段を具備することが考えられる。
これにより,ユーザの希望に沿った番組が放送されておらず,かつ近い将来に放送される予定もない場合に,前記映像表示手段が起動して無駄に電力を消費することを回避でき,さらに,前記通知により,ユーザは,装置の異常等によって前記映像表示手段が起動しないのではないことを確認できる。
一方,本発明に係るテレビジョン受像機が,前記放送番組特定手段により複数の前記キーワード関連放送番組が特定された場合に,前記第1の給電開始制御手段により電力が供給された前記映像表示手段に複数の前記キーワード関連放送番組それぞれの情報を表示させるとともに,所定の操作入力に従って前記初期表示制御手段が前記映像表示手段に表示させる前記キーワード関連放送番組の映像を選択する番組選択手段をさらに具備することが考えられる。
これにより,ユーザは,比較的少ない選択肢の中から最も視聴したい放送番組を容易に選択することができる。
そのほか,前記初期表示制御手段が,前記放送番組特定手段により複数の前記キーワード関連放送番組が特定された場合に,複数の前記キーワード関連放送番組のうちのいずれかの映像と残りの前記キーワード関連放送番組の情報(放送チャンネルや番組名等)とを前記映像表示手段に表示させることも考えられる。
これにより,ユーザは,前記映像表示手段に表示された放送番組(前記キーワード関連放送番組の1つ)の映像をそのまま継続して視聴するか,或いは,残りの前記キーワード関連放送を放送中の放送チャンネルに切り替える操作を行うかを容易に選択することができる。
また,本発明に係るテレビジョン受像機が,所定の操作入力に従って前記記憶手段に記憶させる前記操作・キーワード対応情報を設定する操作・キーワード対応情報設定手段をさらに具備することが考えられる。例えば,前記操作・キーワード対応情報設定手段は,ユーザにより任意に入力される前記キーワードを含む前記操作・キーワード対応情報を設定したり,予め定めれられた複数の前記操作部それぞれと予め定められた前記キーワードの候補との対応関係を任意に設定したりすることを可能にする。
これにより,ユーザそれぞれの嗜好に応じた前記キーワードを設定したり,使用頻度の高い前記キーワードを操作しやすい位置にある前記操作部を操作する前記操作パターンと対応付けたりすることが可能となり,ユーザの利便性がより高まる。
本発明によれば,放送チャンネルの選択操作を行うユーザの手間を省き,極力少ない操作によってユーザの視聴希望に沿った放送番組を自動的に選択し,その映像を映像表示手段に表示させることができる。
また,ユーザの希望に沿った番組が放送されていない場合に,前記映像表示手段を無駄に起動せず,テレビジョン受像機の消費電力を低減できる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機Xの概略構成を表すブロック図,図2はテレビジョン受像機Xが備えるリモコンのキー配置の一例を表す図,図3はテレビジョン受像機Xにおける操作・キーワード対応情報のデータ構成を表す図,図4はテレビジョン受像機Xにおける起動処理の手順を表すフローチャート,図5はテレビジョン受像機Xの起動時映像表示画面の一例を表す図,図6はテレビジョン受像機Xの放送予定番組通知画面の一例を表す図である。
まず,図1に示すブロック図を参照しつつ,本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機Xの構成について説明する。
テレビジョン受像機Xは,放送番組の映像を表示する映像表示部6を備え,放送番組に関するキーワードに応じて異なる操作パターンでの電源ONの操作を行うことを可能とすることを特徴とするものである。
図1に示すように,テレビジョン受像機Xは,複数のチューナ1a,1b,1cと,外部入力部2と,映像切替回路3と,映像処理回路4と,OSD処理回路5と,リモコン7と,制御回路8と,リモコンインターフェース(I/F)回路9と,映像表示部6と,音声切替回路10と,音声処理回路11と,アンプ12と,スピーカ13と,通電切替回路14,LEDランプ6aとを具備している。
前記チューナ1a,1b,1cは,各々地上波放送信号が入力される地上波チューナ1a,BS衛星放送信号が入力されるBSチューナ1b,CATV放送信号が入力されるCATVチューナ1cであり,入力された各放送信号から,前記制御回路8により指示される放送チャンネルの信号を抽出(選局)するとともに,その抽出信号の検波によって放送番組の映像信号及び音声信号を取り出し,その映像信号及び音声信号の各々を前記映像切替回路3及び前記音声切替回路10各々へ伝送するものである。なお,各放送信号には,複数チャンネル分の映像信号及びその映像と同期した音声信号が重畳されている。
また,前記外部入力部2は,外部からコンポジット方式の映像信号及び音声信号や,セパレート方式の映像信号及び音声信号(いわゆるS端子の信号)等の外部入力映像信号及び外部入力音声信号を入力し,それらを前記映像切替回路3及び前記音声切替回路10各々へ伝送するインターフェースである。
前記映像切替回路3は,前記チューナ1a,1b,1c各々からの映像信号及び前記外部入力部2からの映像信号を入力し,それらの映像信号のうちの任意の1つの映像信号を前記制御回路8からの指示に従って選択して出力するものである。
前記映像処理回路4は,前記映像切替回路3から出力された映像信号に対して各種信号処理を行うものである。例えば,映像信号から水平及び垂直同期信号の分離,その同期信号に位相同期したクロック信号の生成,映像信号からの輝度信号及び色信号の分離,所定の画質改善処理等を行い,処理後の映像信号を前記OSD処理回路5に出力する。
前記OSD処理回路5は,前記制御回路8からの制御指令に従って,次の(1)〜(3)に示す3種類の処理のいずれかを実行するものである。
(1)前記映像処理回路4から伝送される映像信号を前記映像表示部6に出力することにより,前記映像処理回路4による処理後の映像信号に基づく映像(以下,通常映像という)をそのまま前記映像表示部6に表示させる処理。
(2)前記映像処理回路4から伝送される映像信号に前記制御回路8から指示された情報(主として文字情報)を表示する映像をスーパーインポーズにより重畳させた(合成した)映像信号に基づく映像(以下,OSD映像という)を生成し,そのOSD映像を前記映像表示部6に表示させる処理。
(3)前記制御回路8から指示された情報(主として文字情報)のみを表示する映像(以下,情報映像という)の信号を生成し,その信号に基づく前記情報映像を前記映像表示部6に表示させる処理。
前記映像表示部6は,例えば,液晶パネル及びその周辺機器等からなる映像表示部であり,前記OSD処理回路5から出力される映像信号に基づく映像を表示する。前述したように,前記OSD処理回路5から出力される映像信号は,各チューナ1a〜1cにより抽出される放送番組の映像等の前記通常映像の信号の他,前記OSD映像の信号や前記情報映像の信号である場合がある。
前記LEDランプ6aは,当該テレビジョン受像機Xの前面に配置され,点灯状態によって当該テレビジョン受像機Xの状態を通知するものである。
前記制御回路8は,演算手段であるMPU8a,そのMPU8aによって実行される制御プログラムが予め格納される記憶手段であるROM8b(EPROM),前記MPU8aが実行する処理によって書き込まれる設定情報を記憶するEEPROM8c等を備え,当該テレビジョン受像機X全体を制御するものである。
また,前記制御回路8は,定期的に電子番組ガイド情報(以下,EPG情報という)を取得し,前記EEPROM8cに記憶させる処理を実行する。
例えば,前記制御回路8は,各チューナ1a〜1cを制御することにより,放送信号の予め定められた放送チャンネルに重畳された前記EPG情報の信号を抽出する処理を定期的に実行する。また,前記制御回路8が,インターネット等のネットワークを介して通信可能な不図示のネットワークインターフェース(通信手段)を備える場合に,そのネットワークインターフェースを介して外部装置(インターネット上のサーバ装置等)からEPG情報をダウンロードして取得する場合もある。
前記制御回路8により取得される前記EPG情報は一般的なものであり,各放送チャンネルを識別するチャンネル番号と,各チャンネルで放送される放送番組の放送開始時刻及び放送終了時刻と,同放送番組のタイトルやジャンル,出演者等のその他の内容情報とが関連付けられた情報である。
前記音声切替回路10は,前記チューナ1a,1b,1c各々からの音声信号及び前記外部入力部2からの音声信号が入力され,それらの音声信号のうちの任意の1つの音声信号を,前記制御回路8からの指示に従って前記音声処理回路11に出力するものである。
前記音声処理回路11は,前記制御回路8からの指示に従って,前記音声切替回路10から出力された音声信号に対して各種信号処理を行うものである。例えば,前記スピーカ13の特性に合わせたイコライズ処理や,サラウンド処理等を行う。
前記アンプ12は,前記音声処理回路11による処理後の音声信号を,前記制御回路8からの指示に従って増幅或いは減衰させる処理を行い,前記スピーカ13に出力するものである。
ここで,前記チューナ1a〜1c,前記映像切替回路3,前記映像処理回路4,前記OSD処理回路5,前記映像表示部6,前記音声切替回路10,前記音声処理回路11及び前記アンプ12は,映像及び音声を出力する処理を行う電子機器であり,以下,これらを総称して出力機器という。
前記通電切替回路14は,不図示の電源回路が商用電源に接続された状態において,前記制御回路8からの制御指令に従って,本テレビジョン受像機Xの通電状態を「稼動状態」から「待機状態」へ,又は「準待機状態」から前記「稼動状態」へ,或いは前記「準待機状態」から前記「待機状態」へ切り替える回路である。さらに,前記通電切替回路14は,前記「待機状態」である場合に,前記リモコン7において後述する電源キー7a又は数字キー7bが操作された旨のコマンドが前記リモコンインターフェース回路9を通じて入力された場合に,本テレビジョン受像機Xの通電状態を前記「待機状態」から前記「稼動状態」又は前記「準待機状態」へ切り替える回路でもある。
ここで,前記待機状態とは,前記リモコンインターフェース回路9及び前記通電切替回路14に対する電力供給が行われており,前記前記制御回路8及び前記出力機器に対する電力供給が行われていない状態である。
また,前記準待機状態とは,前記リモコンインターフェース回路9,前記通電切替回路14及び前記制御回路8に対する電力供給が行われており,前記出力機器に対する電力供給が行われていない状態である。
一方,前記稼動状態とは,前記リモコンインターフェース回路9,前記通電切替回路14,前記制御回路8及び前記出力機器に対する電力供給が行われている状態である。
前記リモコン7は,複数の操作キーが設けられた操作入力部であり,前記操作キーが操作(押下)された場合に,その操作キーに対応する操作入力情報を赤外線等の無線信号により出力するものである。
図2に前記リモコン7のキー配置の一例を示す。
前記リモコン7は,図2に示すように,電源キー7a,数字キー7b,音量キー7c,順次選局キー7d,方向キー7e及び決定キー7f等の複数の操作キーを有している。
前記電源キー7aは,当該テレビジョン受像機Xを前記待機状態と前記稼動状態とのいずれの状態にするかを切り替える,即ち,前記出力機器に対する通電(電力供給)のON/OFF(通電有り/通電無し)を切り替えるための操作キーである。
前記数字キー7bは,複数の放送チャンネルの番号に対応した複数の操作キー(「1」〜「12」の数字キー)である。
また,複数の前記数字キー7bは,放送番組に関する複数種類のキーワード(「ニュースや報道」,「スポーツ」,「ドラマ」など)それぞれにも対応している。図2に示す例では,前記リモコン7における複数の前記数字キー7bそれぞれの配置位置近傍に,対応する前記キーワードが表記されている。そして,前記制御回路8及び前記出力機器に対する電力供給が行われていない前記待機状態において,前記キーワードを指定して当該テレビジョン受像機Xを前記準稼動状態を経て前記稼動状態に切り替える電源ON操作のための操作キーとしても兼用されるものである。但し,後述するように,当該テレビジョン受像機Xは,前記待機状態であるときに前記数字キー7bの操作が検知された場合でも,状況に応じて前記稼動状態には切り替わらない場合もある。
前記音量キー7cは,音量の大小を調節するための操作キーである。
前記順次選局キー7dは,放送チャンネルを1チャンネルずつ順次切り替えるための操作キーである。
前記方向キー7eは,上下及び左右の4方向のいずれかに前記映像表示部6上のカーソルを移動させるための操作キーである。
前記決定キー7fは,各種の操作を確定させるための操作キーである。
例えば,前記方向キーは,複数の選択項目が表示される選択メニュー映像が前記映像表示部6に表示されている状態で,いずれかの前記選択項目を選択するために用いられ,その選択を確定させるために前記決定キー7fが用いられる。
前記リモコンインターフェース回路9は,当該テレビジョン受像機Xの操作用のリモコン7(リモート操作器)から,赤外線伝送等の無線伝送によって前記リモコン7に対する操作入力情報を取得し,その操作入力情報を前記制御回路8に出力するものである。
例えば,前記稼動状態においてチャンネル選択が行われる場合,前記リモコン7における前記数字キーに対応する制御コードが,前記リモコンインターフェース回路9を通じて前記制御回路8に伝送される。さらに,前記制御回路8が,その制御コードに従って前記チューナ1a,1b,1cのいずれかに対して選局する放送チャンネルを指定するとともに,その放送チャンネルの番組映像が前記映像表示部6に表示されるように前記映像切替回路3及び前記OSD処理回路5を制御する。
次に,前記制御回路8における前記ROM8b或いは前記EEPROM8c(前記記憶手段の一例)に予め記憶された操作・キーワード対応情報D0について説明する。
前記操作・キーワード対応情報D0は,前記リモコン7に設けられた複数の前記数字キー7bそれぞれの識別情報である複数の操作キー情報d1それぞれと,放送番組に関するキーワードd2との対応関係を表す情報である。
図3に示すように,前記操作・キーワード対応情報D0における前記操作キー情報d1と前記キーワードd2との対応関係は,前記リモコン7における複数の前記数字キー7bとその近傍のキーワードの表記との対応関係と同じである。
なお,複数の前記数字キー7bそれぞれを押下するという操作が,予め定められた複数の前記操作パターンの一例である。即ち,図3に示す前記操作・キーワード対応情報D0は,所定の操作部に対する予め定められた複数の前記操作パターンそれぞれと放送番組に関する前記キーワードとの対応関係を表す情報の一例である。
次に,図4に示すフローチャートを参照しつつ,テレビジョン受像機Xにおける起動処理(前記待機状態から前記稼動状態へ移行する処理)の手順について説明する。前記制御回路8が実行する以下の処理は,前記MPU8aが前記ROM8bに予め記憶された制御プログラムを実行することにより具現される。また,S0,S1,…は,前記制御回路8又は前記通電切替回路14の処理手順(ステップ)の識別符号を表す。
また,図4に示す処理は,前記制御回路8が,前記稼動状態であるときに前記電源キー7aが操作されたことを検知し,前記通電切替回路14を制御することによって前記待機状態に移行したときに開始される。
[ステップS0]
まず,前記通電切替回路14は,前記待機状態(前記映像表示部6を含む前記出力機器及び前記制御回路8に電力が供給されていない状態)において,前記リモコンインターフェース回路9を通じて入力される信号を監視し,その信号に基づいて,前記リモコン7に対してどのような操作がなされたかを検知する(S0)。このステップS0において,前記通電切替回路14は,前記電源キー7aの押下操作がなされたか,複数の前記数字キー7bのいずれかに対する押下操作がなされたか,その他の状態であるかを判別する。そして,前記通電切替回路14は,前記電源キー7a及び複数の前記数字キー7bのいずれかの操作が検知されるまで,ステップS0の処理を繰り返す。なお,このステップS0の処理を実行する前記通電切替回路14が,前記操作パターンのいずれかに該当する操作を検知する前記操作検知手段の一例である。
[ステップS1〜S4]
そして,前記通電切替回路14は,前記数字キー7bのうちのいずれかの押下操作がなされたことを検知した場合,前記制御回路8に対する通電を開始させることにより,当該テレビジョン受像機Xを前記待機状態から前記準待機状態へ切り替える(S1)。これにより,前記制御回路8が起動し,起動した前記制御回路8が,前記リモコンインターフェース回路9から前記リモコン7で操作された前記数字キー7bの情報を取得する。
次に,前記制御回路8が,前記操作・キーワード対応情報D0に基づいて,ステップS0で操作が検知された前記数字キー7b(即ち,前記数字キー7bを押下するという操作パターン)に対応する前記キーワードd2を特定する処理を実行する(S2:前記キーワード特定手段の一例)。以下,このステップS2の処理によって特定された前記キーワードのことを選択キーワードという。
次に,前記制御回路8は,前記選択キーワードに基づいて予め前記EEPROM8cに記憶させておいた前記EPG情報を検索することにより,現在放送中の放送番組の中からステップS2で特定された前記選択キーワードに関連する1つ以上の放送番組(以下,キーワード関連放送番組という)を特定する(S3:前記放送番組特定手段の一例)。なお,前記制御回路8は,図1には示されていない所定の時計回路により計時された時刻情報に基づいて現在日時を認識する。
このステップS3において,前記制御回路8が,現在放送中の放送番組及び現在から予め設定された比較的短い時間(例えば,数分程度)の範囲内に放送開始予定の放送番組の中から,前記キーワード関連放送番組を特定する処理を実行してもよい。
これにより,数分後に放送開始予定の番組も放送中の番組と同等とみなし,予め前記出力機器を起動してその放送番組の映像及び音声を出力させることが可能となる。
さらに,前記制御回路8は,ステップS3の処理によって1つ以上の前記キーワード関連放送番組が特定されたか否かを判別し(S4),その判別結果に応じて以降に実行する処理を切り替える。
[ステップS5]
前記制御回路8は,ステップS4において1つ以上の前記キーワード関連放送番組が特定されたと判別した場合,前記通電切替回路14を制御することにより,前記出力機器(前記映像表示部6を含む)に対する電力供給を開始させて当該テレビジョン受像機Xを前記準待機状態から前記稼動状態へ切り替える(S5:前記第1の給電開始制御手段の一例)。
次に,前記制御回路8は,ステップS5の処理によって電力が供給された前記チューナ1a〜1c及び前記映像切替回路3を制御することにより,前記キーワード関連放送番組を放送する放送チャンネルを選局する(S6)。
さらに,前記制御回路8は,前記OSD処理回路5を制御することにより,同じくステップS5の処理によって電力が供給された前記映像表示部6に,前記キーワード関連放送番組の映像にその放送番組の情報(放送チャンネルや番組名等)が重畳された前記OSD映像を表示させる(S7:前記初期表示制御手段の一例)。
図5は,前記制御回路8が,ステップS7の処理により前記映像表示部6に表示させる映像の画面(以下,起動時映像表示画面という)の一例である。
図5に示すように,前記制御回路8は,ステップS7において,前記映像表示部6に対して前記キーワード関連放送番組の映像v0にその放送番組に関する情報(放送チャンネルd5や番組名d6)の映像v1が重畳された前記OSD映像を表示させる。
[ステップS8,S9]
さらに,前記制御回路8は,ステップS3において特定した前記キーワード関連放送番組が複数であるのか否かを判別する(S8)。
ここで,前記制御回路8は,複数の前記キーワード関連放送番組を特定したと判別した場合,図5に示すようにそれら複数のキーワード関連放送番組のうちのいずれか1つの映像v0に,残りの前記キーワード関連放送番組の情報を表す映像v2を重畳させて前記映像表示部6に表示させる(S9)。
図5に示す例は,ステップS3において3つの前記キーワード関連放送番組が特定され,そのうちの1つの放送番組の映像v0に,残りの放送番組の放送チャンネルd3及び番組名d4を表す映像v2が重畳された前記起動時映像表示画面の例である。
これにより,ユーザは,前記映像表示部6に表示された1つの前記キーワード関連放送番組の映像v0をそのまま継続して視聴するか,或いは,残りの前記キーワード関連放送を放送中の放送チャンネルd3に切り替える操作を行うかを容易に選択することができる。
なお,前記制御回路8が,前記起動時映像表示画面の表示中に,前記方向キー7e及び前記決定キー7fの操作に従って,前記残りの放送番組の放送チャンネルd3の選択処理を実行し,さらに,その選択処理によって選択された放送チャンネルへのチャンネル切り替えを実行することも考えられる。
そして,前記制御回路8は,1つの前記キーワード関連放送番組のみを特定したと判別(S8)した場合,又は前記ステップS9の処理の実行後に,当該起動処理を終了させる。
なお,前記制御回路8は,前記OSD処理回路5を制御することにより,前記キーワード関連放送番組に関する情報の映像v1,v2を予め定められた時間の経過後に前記映像表示部6から消去させる。
[ステップS13,S14]
一方,前記制御回路8は,ステップS4において1つ以上の前記キーワード関連放送番組が特定されなかったと判別した場合,前記選択キーワードに基づいて予め前記EEPROM8cに記憶させておいた前記EPG情報を検索することにより,予め設定された将来の所定期間に放送開始予定の放送番組の中から,ステップS2で特定された前記選択キーワードに関連する1つ以上の放送番組(以下,キーワード関連放送予定番組という)を特定する処理を実行する(S13:前記放送予定番組特定手段の一例)。前記将来の所定期間は,前記ステップS3において前記キーワード関連放送番組の検索対象となった時間帯(放送開始時刻が現在時刻以前,又は現在から予め設定された時間(例えば,数分程度)が経過した時点以前)よりも後の期間であり,例えば,1時間程度の期間である。
さらに,前記制御回路8は,ステップS13の処理によって1つ以上の前記キーワード関連放送予定番組が特定されたか否かを判別し(S14),その判別結果に応じて以降に実行する処理を切り替える。
[ステップS15,S16]
前記制御回路8は,ステップS14において1つ以上の前記キーワード関連放送予定番組が特定されたと判別した場合,前記通電切替回路14を制御することにより,前記出力機器のうち映像関係の機器(前記映像表示部6を含む)に対する電力供給を開始させて当該テレビジョン受像機Xを前記準待機状態から前記稼動状態へ切り替える(S15:前記第2の給電開始制御手段の一例)。
次に,前記制御回路8は,ステップS5の処理によって電力が供給された前記OSD処理回路5を制御することにより,同じくステップS5の処理によって電力が供給された前記映像表示部6に,前記キーワード関連放送予定番組の情報(放送開始時刻や放送チャンネル,番組名等)の映像である前記情報映像を表示させる(S16:前記放送予定情報表示制御手段の一例)。
図6は,前記制御回路8が,ステップS16の処理により前記映像表示部6に表示させる前記情報映像の画面(以下,放送予定情報表示画面という)の一例である。
図6に示すように,前記制御回路8は,ステップS16において,前記キーワード関連放送予定番組それぞれの情報,例えば,放送開始時刻d9や放送チャンネルd10,番組名d11等を表す映像v3を前記映像表示部6に表示させる。このとき,前記制御回路8は,現在時刻d7や前記選択キーワードd8も併せて前記映像表示部6に表示させる。
これにより,ユーザは,自身の希望に沿った放送番組に関する情報(前記放送開始時刻d9や前記番組名d11など)をその放送開始前に予め知ることができる。
[ステップS17〜S19]
さらに,前記制御回路8は,前記放送予定情報表示画面の表示開始から予め定められた時間の経過後に,前記通電切替回路14を制御することによって前記出力機器(前記映像表示部6を含む)及び当該制御回路8に対する電力供給(通電)を停止させる(S17)。これにより,当該テレビジョン受像機Xは,前記稼動状態から前記待機状態へ切り替わり,処理の状態が前述したステップS0へ戻る。このように,前記制御回路8は,前記映像表示部6に対する一時的な電力供給を実行して前記放送予定情報表示画面を表示させる。
一方,前記制御回路8は,前記ステップS4において1つ以上の前記キーワード関連放送番組が特定されなかったと判別し,かつ前記ステップS14において1つ以上の前記キーワード関連放送予定番組も特定されなかったと判別した場合,前記出力機器(前記映像表示部6を含む)に電力が供給されていない状態のままで,前記LEDランプ6aを点滅させる(S18:前記第2の非起動通知手段の一例)。さらに,前記制御回路8は,前記通電切替回路14を制御することによって当該制御回路8に対する電力供給(通電)を停止させる(S19)。これにより,当該テレビジョン受像機Xは,前記準稼動状態から前記待機状態へ切り替わり,処理の状態が前述したステップS0へ戻る。ここで,前記LEDランプ6aの点滅は,前記選択キーワードに関連する放送番組が放送中でも近々放送予定でもない旨の通知を意味する。
これにより,ユーザの希望に沿った番組が放送されておらず,かつ近い将来に放送される予定もない場合に,前記出力機器が起動して無駄に電力を消費することを回避でき,さらに,前記LEDランプ6aの点滅により,ユーザは,装置の異常等によって前記映像表示部6が起動しないのではないことを確認できる。
[ステップS10〜S12]
一方,前記通電切替回路14は,前記ステップS0において前記電源キー7aの押下操作がなされたことを検知した場合,前記制御回路8とともに通常の一般的な起動処理(S10〜S12)を実行する。
具体的には,まず,前記通電切替回路14が,前記制御回路8及び前記出力機器(前記映像表示部6を含む)に対する電力供給を開始させる(S10)。これにより,当該テレビジョン受像機Xが,前記待機状態から前記稼動状態へ切り替わり,起動した前記制御回路8が,前記リモコンインターフェース回路9から前記リモコン7で操作された前記電源キー7aの情報を取得する。
そして,起動した前記制御回路8は,ステップS10の処理によって電力が供給された前記チューナ1a〜1c及び前記映像切替回路3を制御することにより,直近の前記稼動状態から現在の前記待機状態へ移行する際,即ち,直近の前記稼動状態において前記電源キー7aの操作が検知された際に選択(選局)されていた放送チャンネル(以下,前回選択チャンネルという)を選局する(S11)。この前回選択チャンネルの情報は,前記制御回路8が,前記稼動状態から前記待機状態へ移行する際に前記EEPROM8cに記憶させる。
さらに,前記制御回路8は,前記OSD処理回路5を制御することにより,同じくステップS10の処理によって電力が供給された前記映像表示部6に,前回選択チャンネルで放送中の放送番組の映像(前記通常映像)を表示させ(S12),当該起動処理を終了させる。
以上に示した起動処理を実行する前記テレビジョン受像機Xは,前記待機状態において,電源ONの操作に相当する複数の前記数字キー7bの操作(操作パターン)を識別して検知し(S0),その操作に対応する前記キーワードに関連する放送番組を,前記EPG情報に基づいて自動的に探し出し,その探し出した番組の映像v0を前記映像表示部6に表示させる(図5参照)。
例えば,ユーザが,スポーツ番組を視聴したい場合に「スポーツ」という前記キーワードに対応する「2」を表す前記数字キー7b(図2参照)の押下操作を行うことにより,前記テレビジョン受像機Xがそのユーザの視聴希望に沿った放送番組(ジャンルが「スポーツ」である放送番組)を放送中の放送チャンネルを前記EPG情報に基づき特定し(S3),その放送チャンネルを自動的に選択(選局)し(S6),その映像を前記映像表示部6に表示させる(S7)。
このように前記テレビジョン受像機Xは,放送チャンネルの選択操作を行うユーザの手間を省き,極力少ない操作によってユーザの視聴希望に沿った放送番組を自動的に選択し,その映像を前記映像表示部6に表示させることができる。
ところで,前記テレビジョン受像機Xが,図4に示した前記起動処理と一部異なる処理を実行することも考えられる。
例えば,前記制御回路8が,前記ステップS4において前記キーワード関連放送番組が特定されなかったと判別した場合に,前記ステップS13〜S17の処理を実行することなく,前記出力機器(前記映像表示部6を含む)に電力が供給されていない状態のままで,前記ステップS18の処理と同様に前記LEDランプ6aを点滅させ(前記第1の非起動通知手段の一例),その後,前記ステップS19の処理と同様に前記待機状態への切り替え制御を実行して前述したステップS0へ処理を戻すことも考えられる。ここで,前記LEDランプ6aの点滅は,前記選択キーワードに関連する放送番組が放送中でない旨の通知を意味する。
これにより,ユーザの希望に沿った番組が放送されていない場合に,前記出力機器が起動して無駄に電力を消費することを回避でき,さらに,前記LEDランプ6aの点滅により,ユーザは,装置の異常等によって前記映像表示部6が起動しないのではないことを確認できる。
また,前記制御回路8が,前記ステップS3の処理によって複数の前記キーワード関連放送番組を特定した場合に,前記ステップS5と前記ステップS6との間において,複数の前記キーワード関連放送番組の中からその映像を表示させるものを前記リモコン7に対する操作入力(ユーザの操作)に従って選択し,選択した前記キーワード関連放送番組の映像を前記映像表示部6に表示させる処理を実行することが考えられる。
例えば,前記制御回路8は,まず,前記ステップS5の処理(前記第1の給電開始制御手段の処理の一例)により電力が供給された前記映像表示部6に,図6に示した画面と同様に,複数の前記キーワード関連放送番組それぞれに関する情報(放送チャンネルや番組名等)をリスト表示させる。さらに,前記制御回路8は,前記方向キー7e及び前記決定キー7fに対する操作入力に従って,前記ステップS6及びS7の処理(前記初期表示制御手段の処理の一例)により前記映像表示部6に表示させる前記キーワード関連放送番組の映像を選択する(前記番組選択手段の一例)。
これにより,ユーザは,比較的少ない前記キーワード関連放送番組の選択肢の中から最も視聴したいものを容易に選択することができる。
また,前述した実施形態では,前記通電切替回路14が,複数の前記数字キー7b(それぞれ異なる操作キー)に対する押下操作を,複数の前記キーワードそれぞれに対応する複数の操作パターンとして認識したが,それ以外の実施形態も考えられる。
例えば,前記通電切替回路14が,1つの操作キー(例えば,前記電源キー7a)に対する継続操作の時間(いわゆる長押し操作の時間)や,所定時間内での操作回数を検知し,その継続操作の時間や操作回数の違いを前記操作パターンの違いとして識別することも考えられる。
また,電源ON操作に対応する操作キーが増えると誤操作が生じやすくなることも考えられる。これに対し,前記通電切替回路14が,複数の前記数字キー7b(それぞれ異なる操作キー)それぞれに対する所定時間以上の継続操作(いわゆる長押し操作)を,複数の前記キーワードそれぞれに対応する複数の操作パターンとして認識することも考えられる。
また,前記制御回路8が,前記リモコン7に対する操作入力に従って,前記EEPROM8cに記憶させる前記操作・キーワード対応情報D0を設定する処理を実行することも考えられる(前記操作・キーワード対応情報設定手段の一例)。
例えば,予め前記キーワードの候補を前記ROM8b等に記憶させておき,前記制御回路8が,そのキーワードの候補を前記映像表示部6にリスト表示させ,前記数字キー7bそれぞれに割り当てる(対応付ける)前記キーワードを,前記キーワードの候補の中から前記方向キー7e及び前記決定キー7fに対する操作入力に従って選択する処理を実行する。
これにより,ユーザそれぞれの嗜好に応じた前記キーワードを設定したり,使用頻度の高い前記キーワードを操作しやすい位置にある前記数字キー7bと対応付けたりすることが可能となり,ユーザの利便性がより高まる。
但しこの場合,前記リモコン7に複数の前記数字キー7bそれぞれに対応する前記キーワードを予め表記しておくことができない。このため,予め前記キーワードが表記されたシールを用意し,ユーザがそのシールを前記リモコン7に貼付できるようにすることが考えられる。また,小型の液晶パネル等の情報表示部が設けられた前記リモコン7が,無線通信等によって前記操作・キーワード対応情報を前記テレビジョン受像機X本体から取得し,取得した前記操作・キーワード対応情報を前記情報表示部に表示させる機能を備えることも考えられる。
本発明は,テレビジョン受像機に利用可能である。
本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機Xの概略構成を表すブロック図。 テレビジョン受像機Xが備えるリモコンのキー配置の一例を表す図。 テレビジョン受像機Xにおける操作・キーワード対応情報のデータ構成を表す図。 テレビジョン受像機Xにおける起動処理の手順を表すフローチャート。 テレビジョン受像機Xの起動時映像表示画面の一例を表す図。 テレビジョン受像機Xの放送予定番組通知画面の一例を表す図。
符号の説明
X:テレビジョン受像機
1a,1b,1c:チューナ
2:外部入力部
3:映像切替回路
4:映像処理回路
5:OSD処理回路
6:映像表示部
6a:LEDランプ
7:リモコン
7a:電源キー
7b:数字キー
7c:音量キー
7d:順次選局キー
7e:方向キー
7f:決定キー
8:制御回路
9:リモコンインターフェース回路
10:音声切替回路
11:音声処理回路
12:アンプ
13:スピーカ
14:通電切替回路
S0,S1,…:ステップ(処理手順)

Claims (9)

  1. 放送番組の映像を表示する映像表示手段を備えたテレビジョン受像機であって,
    所定の操作部に対する予め定められた複数の操作パターンそれぞれと前記放送番組に関するキーワードとの対応関係を表す操作・キーワード対応情報を記憶する記憶手段と,
    前記映像表示手段に電力が供給されていない状態において前記操作部に対する前記操作パターンのいずれかに該当する操作を検知する操作検知手段と,
    前記操作・キーワード対応情報に基づいて前記操作検知手段により検知された前記操作パターンに対応する前記キーワードを特定するキーワード特定手段と,
    電子番組ガイド情報に基づいて,少なくとも現在放送中の放送番組の中から前記キーワード特定手段により特定された前記キーワードに関連する放送番組であるキーワード関連放送番組を特定する放送番組特定手段と,
    前記放送番組特定手段により前記キーワード関連放送番組が特定された場合に前記映像表示手段に対する電力供給を開始させる第1の給電開始制御手段と,
    前記第1の給電開始制御手段により電力が供給された前記映像表示手段に前記キーワード関連放送番組の映像を表示させる初期表示制御手段と,
    を具備してなることを特徴とするテレビジョン受像機。
  2. 複数の前記操作パターンが,それぞれ異なる複数の前記操作部に対する操作である請求項1に記載のテレビジョン受像機。
  3. 前記放送番組特定手段が,現在放送中の放送番組及び現在から予め設定された時間の範囲内に放送開始予定の放送番組の中から前記キーワード関連放送番組を特定するものである請求項1又は2のいずれかに記載のテレビジョン受像機。
  4. 前記放送番組特定手段により前記キーワード関連放送番組が特定されなかった場合に,前記映像表示手段に電力が供給されていない状態のままで所定の通知を行う第1の非起動通知手段を具備してなる請求項1〜3のいずれかに記載のテレビジョン受像機。
  5. 前記電子番組ガイド情報に基づいて,将来の所定期間に放送開始予定の放送番組の中から前記キーワード特定手段により特定された前記キーワードに関連する放送番組であるキーワード関連放送予定番組を特定する放送予定番組特定手段と,
    前記放送予定番組特定手段により前記キーワード関連放送予定番組が特定された場合に前記映像表示手段に対する電力供給を開始させる第2の給電開始制御手段と,
    前記第2の給電開始制御手段により電力が供給された前記映像表示手段に前記キーワード関連放送予定番組に関する情報を表示させる放送予定情報表示制御手段と,
    を具備してなる請求項1〜3のいずれかに記載のテレビジョン受像機。
  6. 前記放送番組特定手段により前記キーワード関連放送番組が特定されず,かつ前記放送予定番組特定手段により前記キーワード関連放送予定番組が特定されなかった場合に,前記映像表示手段に電力が供給されていない状態のままで所定の通知を行う第2の非起動通知手段を具備してなる請求項5に記載のテレビジョン受像機。
  7. 前記放送番組特定手段により複数の前記キーワード関連放送番組が特定された場合に,前記第1の給電開始制御手段により電力が供給された前記映像表示手段に複数の前記キーワード関連放送番組それぞれの情報を表示させるとともに,所定の操作入力に従って前記初期表示制御手段が前記映像表示手段に表示させる前記キーワード関連放送番組の映像を選択する番組選択手段を具備してなる請求項1〜6のいずれかに記載のテレビジョン受像機。
  8. 前記初期表示制御手段が,前記放送番組特定手段により複数の前記キーワード関連放送番組が特定された場合に,複数の前記キーワード関連放送番組のうちのいずれかの映像と残りの前記キーワード関連放送番組の情報とを前記映像表示手段に表示させるものである請求項1〜6のいずれかに記載のテレビジョン受像機。
  9. 所定の操作入力に従って前記記憶手段に記憶させる前記操作・キーワード対応情報を設定する操作・キーワード対応情報設定手段を具備してなる請求項1〜8のいずれかに記載のテレビジョン受像機。
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