JP2008090973A - チップ製品の支持治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエハ状に形成されたワークを処理する既存の製造設備を利用して、磁気ヘッドスライダー等の小型のチップ製品を容易に加工あるいは検査することを可能にする支持治具を提供する。
【解決手段】平板体に形成された基板10と、基板10の一方の面に設けられたセット凹部13内で、該セット凹部13の内側面13aとの間で被検査体を係止する位置と、係止した位置から後退した位置との間で移動するスライド板20と、該スライド板20を、前記被検査体を係止する位置に保持する保持手段30とを備えていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は磁気ヘッドスライダー等の小さなチップ状に形成されたチップ製品の検査、加工等に用いられるチップ製品の支持治具に関する。
磁気ヘッドスライダーの製造工程には、製品の品質管理を目的として、磁気ヘッドスライダーの特性を試験したり、磁気ヘッドスライダーにFIB(Focused Ion Beam etching)等の処理を施して磁気ヘッドスライダーに形成されている磁極の形状を観察するといった検査を行う工程がある。
このような検査を行うために個片の磁気ヘッドスライダーに所要の加工を施したり、検査したりする専用の検査装置や処理装置を用意することは可能であるが、そのためには設備費がかかるから、既存の磁気ヘッドスライダー等の製造設備を利用して被検査体を加工しり検査したりすることを行っている。このような既存の設備は、ウエハ状に形成されたワークを対象として処理を行うから、被検査体である磁気ヘッドスライダーを検査する場合も、ウエハ状に形成した支持治具を使用し、この支持治具に被検査体を支持して検査等が行われる。
図7は、被検査体である磁気ヘッドスライダー4をウエハ状に形成した支持基板5に支持して所要の加工あるいは検査を行う場合の従来方法を示したもので、従来は、磁気ヘッドスライダー4を接着剤6を用いて支持基板5に接着して検査している。支持基板5には1個または数個の被検査体である磁気ヘッドスライダー4が支持され、所要の検査等が行われる。
実開平02−108331号公報 特開平10−294346号公報
製品の品質管理のために、製品から被検査体を抽出して特性を検査するといった作業は、しばしば行われる作業であり、そのつど、手作業によって、支持基板5に被検査体(磁気ヘッドスライダー)を接着して支持することはきわめて煩雑である。また、被検査体は支持基板5に接着して取り付けているから、検査後に被検査体を再利用することはほとんど不可能であり、また、支持基板5についても再利用できないことから、コストが無駄になるという問題があった。
また、製品検査では支持基板5に支持された被検査体に試験機を位置合わせして試験するといった操作を行う。しかしながら、支持基板5に手作業によって被検査体を接着する方法では、被検査体を所定位置に正確に配置することが難しいし、支持基板5に試験体を接着する方法では支持基板5の表面から試験体がその厚さ分、突出することになるために、ワークの位置やワークの厚さが一定に規定された条件で処理している既存の製造設備を利用する場合は、所要の加工を施したり検査するために設備のセッティングをしなおすといった必要があり、この点からも作業性が大きく阻害されるという問題があった。
本発明は、これらの課題を解決すべくなされたものであり、ウエハ状に形成されたワークを処理する既存の製造設備を利用して、磁気ヘッドスライダー等の小型のチップ製品を検査あるいは加工するような場合に、支持治具に被検査体を容易に取り付け、取り外しすることができ、これによって被検査体の加工、検査作業を効率化し、検査処理も的確に行えるようにすることによって、製品の品質管理のコストを低減させることができるチップ製品の支持治具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の構成を備える。
すなわち、チップ製品の支持治具であって、平板体に形成された基板と、基板の一方の面に設けられたセット凹部内で、該セット凹部の内側面との間で被検査体を係止する位置と、係止した位置から後退した位置との間で移動するスライド板と、該スライド板を、前記被検査体を係止する位置に保持する保持手段とを備えていることを特徴とする。なお、本発明に係る支持治具は、全体形状が、磁気ヘッドスライダーあるいはシリコンチップを形成する際に用いられるセラミックウエハあるいはシリコンウエハと同様の薄い平板状に形成される。
また、前記スライド板は、前記セット凹部の深さに一致する厚さに形成されていることにより、支持治具は全体として同一の厚さの平板体として形成され、ウエハを対象として処理を施す既存の製造設備を利用して容易に被検査体に加工を施し、被検査体を検査することができる。
また、前記スライド板は、平面形状が長方形状に、前記セット凹部は前記スライド板を収納する平面形状が長方形状に形成され、前記被検査体が、前記セット凹部の前端縁と前記スライド板の前端縁との間で挟圧して支持されることにより、1または複数の被検査体をセット凹部とスライド板とによって簡単に挟圧して支持することができる。
また、前記保持手段は、前記基板の面内に装着され、前記スライド板を前記被検査体を係止する位置に向けて付勢する加圧バネであることを特徴とする。加圧バネによりスライド板を付勢して押圧する構成とすることで、被検査体を簡単に脱着することができ、また基板の面内に加圧バネを装着したことによって、支持治具を全体としてウエハ状に形成することができる。
また、前記基板には、前記スライド板に設けられた係止片と係合する係合孔が設けられ、前記スライド板は、前記係止片が前記係合孔に係合した状態で、該スライド板を前記セット凹部内で前記被検査体を係止する位置と、係止した位置から後退した位置との間で移動自在に設けられていることにより、スライド板を基板の板面に沿って確実にスライド移動させることができ、スライド板が基板から浮き上がることを防止して、支持治具の全体をウエハ状に保持することができる。
また、前記基板およびスライド板が、導電材によって形成されていることにより、被検査体が静電気によって損傷されるといった問題を回避することができる。
本発明に係るチップ製品の支持治具によれば、平板なウエハ状に支持治具が構成され、セット凹部内でスライド体を移動させて被検査体を支持することができ、支持治具に被検査体をセットし、また取り外す操作をきわめて簡単に行うことができ、また、支持治具に被検査体を装着した状態で支持治具の全体をウエハ状に形成することができることから、ウエハをワークとして処理する既存の製造設備を利用して被検査体に加工を施し、被検査体を検査するといった作業を容易に行うことができる。
以下、本発明に係るチップ製品の支持治具についての好適な実施の形態について、添付図面にしたがって詳細に説明する。
図1は、チップ製品の支持治具の一実施形態の構成を示す組み立て斜視図である。このチップ製品の支持治具は、円板状に形成された基板10と、基板10の一方の面に、基板10の板面に平行にスライド移動するように装着されるスライド板20とを備える。
スライド板20は、被検査体を基板10に係止する位置と係止位置から解放する位置との間で移動可能であり、本実施形態では、スライド板20を被検査体を係止位置に保持する保持手段として加圧バネ30とを備えている。
基板10は、製造装置で用いられるウエハと同一形状の平板体として形成する。本実施形態の基板10はステンレス材を用いて、2mm厚に形成した。基板10にステンレス材を使用しているのは、基板10として所定の強度が得られるようにするためと、電子顕微鏡を用いて被検査体を検査したりすることから、基板10が帯電しないように導電材によって基板10を形成するためである。もちろん、支持治具の用途によって基板10にステンレス材以外の金属材を使用することが可能であり、場合によっては非導電材を使用することもできる。
基板10の一方の面の中央部にはスライド板20を配置するためのセット凹部13が設けられる。セット凹部13は、平面形状が長方形状に形成されたスライド板20の形状に合わせて平面形状が長方形状に形成される。本実施形態では、基板10に設けたオリフラ部10aの向きにセット凹部13の長手方向の向きが平行となるようにセット凹部13を形成している。
被検査体は、スライド板20の前端縁20aの内側面とセット凹部13の前端縁13aの内側面との間で前後方向から挟圧して支持される。セット凹部13は、被検査体を配置するスペースを確保しながら、セット凹部13内でスライド板20が前後方向に可動となるように前後方向の寸法が設定される。なお、セット凹部13の長手方向の両側面はスライド板20を前後方向にスライド移動させる際のガイド面となる。
また、セット凹部13にスライド板20をセットした状態で、基板10の上面とスライド板20の上面とが均一高さとなるように、セット凹部13の深さとスライド板20の厚さが設定される。本実施形態では、スライド板20の厚さを1mmとし、セット凹部13の深さを1mmとしたが、スライド板20の厚さおよびセット凹部13の深さは適宜設定可能である。好ましくは、支持治具にセットする被検査体の厚さと略同厚にスライド板20の厚さを設定するのがよい。
セット凹部13の前後位置およびセット凹部13の中央部に開口孔11a、11b、11cが形成される。支持治具をステンレス材を用いて製作した場合は、同厚、同一形状のセラミックウエハやシリコンウエハと比較して支持治具の方が重くなる。このため、開口孔11a、11b、11cを形成することにより軽量化を図り、支持治具を取り扱いやすくすることができる。ただし、基板10に被検査体を支持して被検査体に所要の加工や検査を行う場合に、基板10に反り等の変形が生じないようにしなければならない。開口孔11a、11b、11cは基板10が変形しないよう開口部の大きさや開口部の形成位置を設定する必要がある。
セット凹部13の後部側の側縁には基板10の上面と均一高の凸縁部14が設けられる。凸縁部14の両側には、加圧バネ30をセットするバネセット部15a、15bが設けられる。バネセット部15a、15bは、セット凹部13の底面に対して、加圧バネ30に用いられているバネ材の径と同一か、もしくはバネ材の径よりもわずかに高く、かつ基板10の外面よりもわずかに低い段差高に形成される。
セット凹部13の長手方向の両側縁の後部位置に、スライド板20を基板10に係合させた状態でスライド板20を前後方向に可動とする係合孔16a、16bが設けられる。 係合孔16a、16bは平面形状が前後方向に長手に開口するとともに、後部側で側方に若干張り出して開口する形状に設けられる。
スライド板20は、基板10と同様にステンレス材により形成され、前述したように平面形状が長方形状に形成される。スライド板20の長手方向の両側縁の後端側に、係合孔16a、16bに係合する係止片22a、22bが設けられる。係止片22a、22bは、スライド板20の上面から一段低位となるようにスライド板20の側縁から張り出して形成され、係合孔16a、16bに設けられている幅広の孔部分161に上方から挿入可能な平面形状に形成される。スライド板20の前端縁20aの側面は、上部が前方に突出するテーパ面に形成されている。
加圧バネ30は、平面形状がU字形に屈曲して設けられ、スライド板20の後端縁20bに当接する側の先端部が内側に若干折曲した形状に形成される。
シールプレート40は、バネセット部15a、15bの上面と基板10の上面とで形成される段差凹部151に嵌入して取り付けられる形状および厚さに形成される。
図2に、基板10にスライド板20、加圧バネ30およびシールプレート40を組み付けて支持治具50を構成した状態の斜視図を示す。基板10に設けたセット凹部13にスライド板20をセットし、スライド板20の後端縁20bとバネセット部15a、15bの側面間に加圧バネ30を弾発するように装着し、段差凹部151にシールプレート40を装着する。スライド板20をセット凹部13にセットする際には、係止片22a、22bを係合孔16a、16bに位置合わせし、スライド板20を前方にスライドさせるようにしてセットする。これによって、支持治具50は全体としてウエハと同様な平板体に形成される。
図3に、支持治具50を組み立てた状態を裏面側から見た状態を示す。図3(a)は、基板10に設けた係合孔16a、16bに、スライド板20に設けられた係止片22a、22bが嵌入した状態を示す。図3(b)は、係合孔16a、16bと係止片22a、22bの構成を拡大して示している。
係合孔16a、16bでは、その内側面から嵌合片162が延出する。嵌合片162はセット凹部13の内側面から延設されたものである。嵌合片162は基板10の材厚よりも薄く形成され、裏面側が段差に形成されている。
係止片22a、22bは、係合孔16a、16bの幅広の孔部分161に挿入した状態で、この嵌合片162の下面(段差面)に嵌入できる高さ位置および厚さに形成されている。この状態から、スライド板20を前方に移動させることにより、嵌合片162の下面に係止片22a、22bが挿入される。図3(b)は、嵌合片162の下面に係止片22a、22bが入り込んだ状態を示す。
図4は、係合孔16bを通過する切断線で支持治具50を切断した状態の斜視図である。スライド板20がセット凹部13の底面に面接触してセットされ、係止片22bが嵌合片162の下側に入り込んで係合している状態を示す。
図5は、スライド板20の中央部を通過する切断線で切断した状態での支持治具50の斜視図である。スライド板20の後端縁20bに加圧バネ30の端部が当接する側面がテーパ面に形成された当接部20cが形成され、加圧バネ30によりスライド板20が前方に向けて付勢されていることを示す。係合孔16bに係入した係止片22bは嵌合片162の下側に入り込んでいる。
こうして、スライド板20は係止片22a、22bが係合孔16a、16bに係合した状態で前方に付勢されてセット凹部13にセットされる。係止片22a、22bが係合孔16a、16bに係合した状態でスライド移動することによって、スライド板20を移動させた際に基板10からスライド板20が浮き上がったり、支持治具50に被検査体をセットした状態でスライド板20が浮き上がったりすることを防止することができる。シールプレート40は加圧バネ30の基部側を遮蔽し、加圧バネ30が装着位置から外れないように保持する作用をなす。
(支持治具の使用方法)
図6は、上述した支持治具50に被検査体として磁気ヘッドスライダーを装着し、所要の加工あるいは検査を行う場合の例を示す。磁気ヘッドスライダー4を支持治具50にセットする際は、スライド板20を後方にスライド移動させ、セット凹部13の前端縁13aとスライド板20の前端縁20aとの間で磁気ヘッドスライダー4を挟圧するようにすればよい。磁気ヘッドスライダー4は加圧バネ30の弾性力によって挟圧支持される。セット凹部13の前端縁13aの内側面を上部が突出するテーパ面とすることにより、磁気ヘッドスライダー4はセット凹部13の底面側に押圧されるようにして支持される。
前述したようにセット凹部13の深さとスライド板20の厚さを磁気ヘッドスライダー4の厚さに等しく設定しておくことにより、磁気ヘッドスライダー4の上面と基板10の上面とが均一面となる。
本発明に係るチップ製品の支持治具は、基板10の一方の面内に、基板10の厚さ内でスライド板20等の各部材を配したことにより、支持治具50の全体として、ウエハと同様な一様の厚さの平板体として形成したことが特徴であり、また、セット凹部13とスライド板20の端縁間に磁気ヘッドスライダー4を装着することによって、磁気ヘッドスライダー4を装着した状態でも、支持治具全体として平板なウエハと同様な形態にすることができる。これによって、ウエハに対して処理を施す既存の製造設備を利用しながら磁気ヘッドスライダー4に的確に所要の加工や検査を行うことが可能になる。
磁気ヘッドスライダー4はスライド板20によってセット凹部13内で挟圧して支持する構成とすることにより、支持治具50に磁気ヘッドスライダー4をセットする操作は容易であり、検査後に磁気ヘッドスライダー4を取り外すことも簡単である。
磁気ヘッドスライダー4のように、きわめて小さな製品を取り扱うような場合には、接着剤を使用せずに、スライド板20によって製品を挟圧してセットする方法は、作業性の改善効果がきわめて大である。
また、接着剤を用いて磁気ヘッドスライダー4を支持基板に接着したりしないから、検査後の磁気ヘッドスライダー4を再利用することもできる。また、支持治具50も再利用可能であり従来のように支持基板5が無駄になるといった問題が生じない。
また、支持治具50をステンレス材等の導電材を用いて製作しておけば、電子顕微鏡による検査の場合でも磁気ヘッドスライダーが帯電することを防止することができる。
また、上述した実施形態のように、セット凹部13とスライド板20の配置位置を基板10のオリフラ部10aを基準に設けるといったように、支持治具50における磁気ヘッドスライダー4の搭載位置を規定しておくことにより、磁気ヘッドスライダーに試験機や加工機を位置合わせするといった操作を容易にすることができる。
なお、以上では、支持治具50に磁気ヘッドスライダー4を搭載して、加工あるいは検査等を行う例について説明したが、本発明に係る支持治具は磁気ヘッドスライダーについて使用する場合に限定されるものではなく、ウエハについて加工、検査する製造設備を利用してチップ製品を加工、検査等を行う場合に汎用的に利用することができる。その場合には、当該チップ製品の製造に使用している製造設備で扱っているウエハの形状に適合するように支持治具の形状を設計して使用するようにすればよい。
チップ製品の支持治具の組立斜視図である。 チップ製品の支持治具の斜視図である。 チップ製品の支持治具を裏面側から見た斜視図である。 嵌合孔を通過する切断線で切断した支持治具の斜視図である。 支持治具を前後方向に通過する切断線で切断した支持治具の斜視図である。 チップ製品の支持治具に磁気ヘッドスライダーを支持した状態を示す斜視図である。 支持基板に磁気ヘッドスライダーを支持して加工等を行う場合の従来方法を示す斜視図である。
符号の説明
4 磁気ヘッドスライダー
5 支持基板
10 基板
11a、11b、11c 開口孔
13 セット凹部
13a 前端縁
15a、15b バネセット部
16a、16b 係合孔
20 スライド板
22a、22b 係止片
30 加圧バネ
40 シールプレート
50 支持治具
162 嵌合片

Claims (6)

  1. 平板体に形成された基板と、
    基板の一方の面に設けられたセット凹部内で、該セット凹部の内側面との間で被検査体を係止する位置と、係止した位置から後退した位置との間で移動するスライド板と、
    該スライド板を、前記被検査体を係止する位置に保持する保持手段とを備えていることを特徴とするチップ製品の支持治具。
  2. 前記スライド板は、前記セット凹部の深さに一致する厚さに形成されていることを特徴とする請求項1記載のチップ製品の支持治具。
  3. 前記スライド板は、平面形状が長方形状に、前記セット凹部は前記スライド板を収納する平面形状が長方形状に形成され、
    前記被検査体が、前記セット凹部の前端縁と前記スライド板の前端縁との間で挟圧して支持されることを特徴とする請求項1または2記載のチップ製品の支持治具。
  4. 前記保持手段は、前記基板の面内に装着され、前記スライド板を前記被検査体を係止する位置に向けて付勢する加圧バネであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のチップ製品の支持治具。
  5. 前記基板には、前記スライド板に設けられた係止片と係合する係合孔が設けられ、
    前記スライド板は、前記係止片が前記係合孔に係合した状態で、該スライド板を前記セット凹部内で前記被検査体を係止する位置と、係止した位置から後退した位置との間で移動自在に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のチップ製品の支持治具。
  6. 前記基板およびスライド板が、導電材によって形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載のチップ製品の支持治具。
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