JP2008089882A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008089882A
JP2008089882A JP2006269769A JP2006269769A JP2008089882A JP 2008089882 A JP2008089882 A JP 2008089882A JP 2006269769 A JP2006269769 A JP 2006269769A JP 2006269769 A JP2006269769 A JP 2006269769A JP 2008089882 A JP2008089882 A JP 2008089882A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate transfer
image
residual toner
charge
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006269769A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4957157B2 (ja
Inventor
Kazuo Otsuka
和夫 大塚
Minoru Yamada
稔 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2006269769A priority Critical patent/JP4957157B2/ja
Publication of JP2008089882A publication Critical patent/JP2008089882A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4957157B2 publication Critical patent/JP4957157B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】像保持体上から中間転写体上へのトナー像の転写と、中間転写体上から像保持体上への残留トナーの逆転写とをバランス良く行う。
【解決手段】逆帯電ブラシロール24によって、中間転写ベルトから記録用紙上へトナー像を転写した後、中間転写ベルト上に残っている残留トナーに対して、プラス極性の電荷を付与し、メインコントローラ50によって、記録用紙の表裏面にトナー像を転写したときに、記録用紙の表面又は裏面の一方に転写が行われた後の中間転写ベルト上に残っている残留トナーへ付与するプラス極性の電荷量よりも、記録用紙の表面又は裏面の他方に転写が行われた後の中間転写ベルト上に残っている残留トナーへ付与するプラス極性の電荷量を少なくするように逆帯電ブラシロール24を制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、像保持体上のトナー像を中間転写体を介して転写材に転写する画像形成装置に関するものである。
中間転写体から転写材上へトナー像を転写した後、所謂クリーニングブラシ等の電荷付与手段によって中間転写体上に残っている残留トナーにトナーの正規極性とは逆の極性の電荷を付与し、その残留トナーを電界によって中間転写体上から像保持体上へ逆転写し清掃する画像形成装置が知られている。
両面プリントを行う場合、転写材の裏面は、転写性を確保するために表面よりも高い転写電流を印加する必要があり、そのため中間転写体において、転写材の裏面の残留トナーは、転写材の表面の残留トナーよりも逆帯電化されたものが多く存在している。ここで、特許文献1では、転写材の裏面の残留トナーをより確実に像保持体で回収するために、電荷付与手段によって、転写材の裏面の残留トナーに対して、転写材の表面の残留トナーよりも、より多くの電荷を付与するようにしている。
特許第3733249号公報
しかしながら、特許文献1のように残留トナーに付与する電荷量が多すぎると、像保持体上から中間転写体上へトナー像の転写を行うのと同時に、中間転写体上から像保持体上へ残留トナーの逆転写をするときに、像保持体から中間転写体へのトナー像転写が不完全になり、画像抜けした印刷になってしまう。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、像保持体上から中間転写体上へのトナー像の転写と、中間転写体上から像保持体上への残留トナーの逆転写とをバランス良く行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、所定の極性の電荷を持つトナー像を保持する像保持体上からトナー像の転写を受ける中間転写体と、前記中間転写体から被転写材上へトナー像を転写した後、前記中間転写体上に残っている残留トナーに対して、前記所定の極性とは逆極性の電荷を付与する電荷付与手段と、前記被転写材の表裏面にトナー像を転写したときに、前記被転写材の表面又は裏面の一方に転写が行われた後の前記中間転写体上に残っている残留トナーへ付与する前記逆極性の電荷量よりも、前記被転写材の表面又は裏面の他方に転写が行われた後の前記中間転写体上に残っている残留トナーへ付与する前記逆極性の電荷量を少なくするように前記電荷付与手段を制御する制御手段と、を備えている。
請求項1記載の発明によれば、中間転写体によって、所定の極性の電荷を持つトナー像を保持する像保持体上からトナー像の転写を受け、電荷付与手段によって、中間転写体から被転写材上へトナー像を転写した後、中間転写体上に残っている残留トナーに対して、所定の極性とは逆極性の電荷を付与し、制御手段によって、被転写材の表裏面にトナー像を転写したときに、被転写材の表面又は裏面の一方に転写が行われた後の中間転写体上に残っている残留トナーへ付与する逆極性の電荷量よりも、被転写材の表面又は裏面の他方に転写が行われた後の中間転写体上に残っている残留トナーへ付与する逆極性の電荷量を少なくするように電荷付与手段を制御する。
したがって、転写材の裏面に転写が行われた後の中間転写体上に残っている残留トナーに対して適正な量の電荷を付与することができるので、連続して画像形成を行う場合において、像保持体上から中間転写体上へトナー像の転写を行うと同時に、中間転写体上から像保持体上へ残留トナーの逆転写を行うにあたって、像保持体上から中間転写体上へのトナー像の転写と、中間転写体上から像保持体上への残留トナーの逆転写とをバランス良く行うことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1の発明において、前記制御手段は、前記被転写材の表面又は裏面の一方にトナー像の転写が行われた後の前記中間転写体上に残っている残留トナーへ付与する前記逆極性の電荷量と、前記被転写材の表面又は裏面の他方にトナー像の転写が行われた後の前記中間転写体上に残っている残留トナーへ付与する前記逆極性の電荷量との差を、常温常湿のときに付与する電荷量差と比較して、低温低湿のときは小さくし、高温高湿のときには大きくするように前記電荷付与手段を制御することを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、転写前のトナー帯電量は、例えば、温度が22℃、湿度が55%のときに比べて、温度が28℃、湿度が85%のときの方が小さく、温度が22℃、湿度が55%のときに比べて、温度が10℃、湿度が15%のときの方が大きいため、温度が28℃、湿度が85%のときの被転写材の表面又は裏面の一方にトナー像の転写が行われた後の中間転写体に残っている残留トナーに付与する逆極性の電荷量と、被転写材の表面又は裏面の他方にトナー像の転写が行われた後の中間転写体に残っている残留トナーに付与する逆極性の電荷量との差を温度が22℃、湿度が55%のときよりも大きくし、温度が10℃、湿度が15%のときの被転写材の表面又は裏面の一方にトナー像の転写が行われた後の中間転写体に残っている残留トナーに付与する逆極性の電荷量と、被転写材の表面又は裏面の他方にトナー像の転写が行われた後の中間転写体に残っている残留トナーに付与する逆極性の電荷量との差を温度が22℃、湿度が55%のときよりも小さくすることで、連続して画像形成を行う場合において、像保持体上から中間転写体上へトナー像の転写を行うと同時に、中間転写体上から像保持体上へ残留トナーの逆転写を行うにあたって、像保持体上から中間転写体上へのトナー像の転写と、中間転写体上から像保持体上への残留トナーの逆転写とのバランスをより一層良好にすることができる。
本発明によれば、像保持体上から中間転写体上へのトナー像の転写と、中間転写体上から像保持体上への残留トナーの逆転写とをバランス良く行うことができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
先ず、最初に画像形成装置の構成の概略を説明する。
この画像形成装置1の内部には、中央よりもやや右上部に、像保持体としての感光体ドラム2が回転可能に配設されている。この感光体ドラム2は表面に感光体層が被覆されており、図示しない駆動手段により、矢印方向に回転駆動される。この感光体ドラム2の表面は、感光体ドラム2の略真下に配置された帯電ロール3によって所定の電位に帯電された後、この感光体ドラム2の真下の離れた位置に配置された露光装置4(ROS:Raster Output Scanner)によって、レーザービーム(LB)が露光され、画像情報に応じた静電潜像が形成される。感光体ドラム2上に形成された静電潜像は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の現像器5Y、5M、5C、5Kを周方向に沿って配置した回転式現像装置5によって現像され、所定の色のトナー像となる。
その際、感光体ドラム2の表面には、形成する画像の色に応じて、帯電・露光・現像の各工程が、所定回数だけ繰り返される。回転式現像装置5は、対応する色の現像器5Y、5M、5C、5Kが、感光体ドラム2と対向する現像領域に移動する。例えば、フルカラーの画像を形成する場合、感光体ドラム2の表面には、帯電・露光・現像の各工程が、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応して4回繰り返され、感光体ドラム2の表面には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応したトナー像が順次形成される。
感光体ドラム2の外周には、中間転写体としての中間転写ベルト6がラップ接触するように張架されており、感光体ドラム2と中間転写ベルト6を介して接触する位置に一次転写ロール7が配置されている。そして、感光体ドラム2上に順次形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、中間転写ベルト6とラップ接触する一次転写位置において、一次転写ロール7の作用によって一次転写され、中間転写ベルト6上に各色トナー像が重ね合わされる。この中間転写ベルト6上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像は、所定のタイミングで給紙される被転写材としての記録用紙9上に、二次転写ロール8の作用によって一括して二次転写される。記録用紙9は、画像形成装置1の下部に配置された給紙カセット10から、フィードロール12及びリタードロール13によって1枚ずつ捌かれた状態で給紙され、搬送ロール26によって搬送される。そして、記録用紙9は、レジストロール14によって中間転写ベルト6上に転写されたトナー像と同期した状態で、中間転写ベルト6の二次転写位置へと搬送される。
この中間転写ベルト6は、感光体ドラム2における回動方向の上流側にて中間転写ベルト6のラップ位置を特定するラップインロール15と、先述の一次転写ロール7と、ラップ位置の下流側にて中間転写ベルト6のラップ位置を特定するラップアウトロール16と、装置内の下方側の給紙カセット10に近い位置に配置された張架ロール17と、二次転写ロール8に中間転写ベルト6を介して当接するバックアップロール18と、弾性ベルトの高さ方向頂部に位置する張架ロール19と、逆帯電装置20に対向するバックアップロール22とによって、所定の張力で張架されている。この中間転写ベルト6は、感光体ドラム2の回転に伴って従動される。
さらに、中間転写ベルト6からトナー像が転写された記録用紙9は、定着器27へと搬送され、この定着器27によって熱及び圧力でトナー像が記録用紙9上に定着され、排出ロール28によって画像形成装置1の上部に設けられた排出トレイ29上にそのまま排出される。
また、トナー像の一次転写工程が終了した後の感光体ドラム2の表面は、感光体ドラム2が1回転する毎に、感光体ドラム2の右斜め下方に配置されたクリーニング装置40のクリーニングブレード41によって、残留トナーなどが除去され、次の画像形成工程に備える。クリーニングブレード41によって除去されたトナーは、クリーニング装置40の下部に形成された廃トナーボトル42に貯留される。
両面プリントの場合には、定着器27によりトナー像が定着された記録用紙9を、排出ロール28によって排出トレイ29上にそのまま排出せずに、排出ロール28によって記録用紙9の後端部を挟持した状態で、排出ロール28を逆転させるとともに、記録用紙9の搬送径路を両面用の用紙搬送路30に切り替え、この両面用の用紙搬送路30に配設された搬送ロール31によって、記録用紙9の表裏を反転した状態で、再度、中間転写ベルト6の二次転写位置へ搬送して、記録用紙9の裏面に画像を形成するようになっている。
なお、画像形成装置1には、オプションによって、画像形成装置1の側面に手差しトレイ32が開閉自在に装着可能となっている。この手差しトレイ32上に載置された任意のサイズ及び種類の記録用紙9は、給紙ロール33によって給紙され、搬送ロール31及びレジストロール14を介して、中間転写ベルト6の二次転写位置へ搬送されることにより、任意のサイズ及び種類の記録用紙9にも画像を形成することが可能となっている。
逆帯電装置20は、中間転写ベルト6上のマイナス極性の残留トナーをプラス極性のものに変換させるものである。逆帯電装置20は、バックアップロール22によって張架された中間転写ベルト6の表面に圧接するように配置された電荷付与手段としての逆帯電ブラシロール24を備えている。
逆帯電ブラシロール24には、メイン電源管理部58からトナー(マイナス極性)と逆極性(プラス極性)のプラスの電流が印加されるように設定されている。図2に示すように、二時転写後の中間転写ベルト6上の残留トナーは、一次転写工程、二次転写工程にてプラスの電荷を与えられ、マイナスに帯電したトナーとプラスに帯電したトナーとが混在した状態になっている。この状態で、逆帯電ブラシロール24が中間転写ベルト6上のマイナス極性の残留トナーに接触すると、中間転写ベルト6上の残留トナーの全てがプラスに帯電され、そのプラスに帯電された残留トナーが一次転写位置へと搬送されると、そこで残留トナーがマイナスに帯電されている感光体ドラム2の表面に逆転写され、感光体ドラム2上に付着した残留トナーがクリーニングブレード41によって除去される。なお、この際、連続して次のページをプリントする場合には、感光体ドラム2上に現像されたマイナスに帯電したトナーが中間転写ベルト6へ一次転写される工程と、中間転写ベルト6上のプラスに帯電した残留トナーが感光体ドラム2へ逆転写される工程とが同時に行われる。また、一次転写した後に感光体ドラム上に残される残留トナーについてもクリーニングブレード41によって除去される。
次に、画像形成装置1の制御系について説明する。
図3に示すように、制御手段としてのメインコントローラ50には、ユーザーインターフェース52が接続され、ユーザの操作によって画像形成等に関する指示がなされると共に、画像形成時等の情報をユーザへ報知するようになっている。
また、メインコントローラ50には、図示しない外部ホストコンピュータとのネットワークラインが接続されており、画像データが入力されるようになっている。
また、メインコントローラ50には、環境検出のための、温度センサ54、湿度センサ56が接続されている。この温度センサ54、湿度センサ56では、画像形成装置内の環境温度・湿度を検出する。
さらに、メインコントローラ50には、メイン電源管理部58が接続されている。このメイン電源管理部58には、図示しない商用電源が接続されており、LVPS(低電圧電源)及びHVPS(高電圧電源)を生成し、電源供給ラインを介して画像形成装置1の各部へ電源を供給する。この各部の中には逆帯電ブラシロール24も含まれている。
メインコントローラ50では、画像データが入力されると、例えば、画像データに含まれるプリント指示情報と、イメージデータとを解析し、所定の形式の画像形成用濃度データ(例えば、ビットマップデータ)に変換し、マシンコントロールユニット(MCU)の一部を構成する画像形成処理制御部60へ画像データを送出する。
画像形成処理制御部60では、入力された画像データに基づいて、画像形成処理制御部60と共に、それぞれマシンコントロールユニットを構成する光走査系コントロール部62、駆動系コントロール部64、帯電器コントロール部66、現像装置コントロール部68、定着コントロール部70のそれぞれを同期制御し、画像形成を実行する。
画像形成処理制御部60には、状態管理部72が接続されており、画像形成装置1の稼動状態(例えば、処理モード中、スリープモード中、スリープモードからの立ち上げ中、一次転写中、記録用紙9の表(おもて)面について二次転写中、記録用紙9の表面の二次転写終了、記録用紙9の裏面の二次転写中、記録用紙9の裏面の二次転写終了等)を判別するようになっている。状態管理部72で判別した稼動状態は、メインコントローラ50へ送出されるようになっている。
メインコントローラ50は、記録用紙9の二次転写を行う時に二次転写ロール8に電流を印加するようにメイン電源管理部58を制御する。記録用紙9の表面の二次転写が終了し、次に記録用紙9の裏面の二次転写が実行されるときには、転写性を確保するために、二次転写ロール8には記録用紙9の表面の二次転写時に二次転写ロール8に印加される電流よりも大きい電流が印加される。このため、記録用紙9の裏面の二次転写終了後に中間転写ベルト6上に残る残留トナーにおいて逆帯電化されたものは、記録用紙9の表面の二次転写終了後に中間転写ベルト6上に残る残留トナーで逆帯電化されたものよりも多くなる。
そこで、メインコントローラ50は、状態管理部72で記録用紙9の表面について二次転写が終了したと判別されたことを契機に、逆帯電ブラシロール24にα(μA)の電流を印加するようにメイン電源管理部58を制御し、且つ、状態管理部72で記録用紙9の裏面について二次転写が終了したと判別されたことを契機に、逆帯電ブラシロール24にα(μA)よりも小さい電流であるβ(μA)の電流を印加するようにメイン電源管理部58を制御する。即ち、両面プリントを連続して行う場合、図4に示すように、記録用紙9の表面の二次転写が終了した後に中間転写ベルト6上に残っている残留トナーに対して逆帯電ブラシロール24が付与する電荷量よりも、記録用紙9の裏面の二次転写が終了した後に中間転写ベルト6上に残っている残留トナーに対して逆帯電ブラシロール24が付与する電荷量の方を小さくするような電流を逆帯電ブラシロール24に印加するようにメインコントローラ50はメイン電源管理部58を制御する。これにより、二次転写時に既に逆帯電している残留トナーの量に応じた適切な量のプラス極性の電荷を残留トナーに対して付与することができる。
メインコントローラ50は、温度センサ54及び湿度センサ56で検出された温度及び湿度に応じて、状態管理部72で記録用紙9の表面について二次転写が終了したと判別されたときに逆帯電ブラシロール24に流される電流の大きさと、状態管理部72で記録用紙9の裏面について二次転写が終了したと判別されたときに逆帯電ブラシロール24に流される電流の大きさとの差を変化させるようにメイン電源管理部58を制御する。つまり、転写前のトナー帯電量は、常温常湿のときに比べて、高温高湿のときの方が小さく、逆帯電ブラシロール24によって少ない逆帯電量で適正な逆帯電を得ることができるので、メインコントローラ50は、記録用紙9の表面に転写が行われた後の中間転写ベルト6上に残っている残留トナーに付与するプラス極性の電荷量と、記録用紙9の裏面に転写が行われた後の中間転写ベルト6上に残っている残留トナーに付与するプラス極性の電荷量との差が常温常湿のときよりも高温高湿のときの方が大きくなるように逆帯電ブラシロール24に電流を印加する。また、転写前のトナー帯電量は、常温常湿のときに比べて、低温低湿のときの方が大きいので、メインコントローラ50は、記録用紙9の表面に転写が行われた後の中間転写ベルト6上に残っている残留トナーに付与するプラス極性の電荷量と、記録用紙9の裏面に転写が行われた後の中間転写ベルト6上に残っている残留トナーに付与するプラス極性の電荷量との差が常温常湿のときよりも低温低湿のときの方が小さくなるように逆帯電ブラシロール24に電流を印加する。
例えば、表1に示すように、温度が22℃、湿度が55%のときに、記録用紙9の表面の二次転写が終了した後に中間転写ベルト6に残っている残留トナーに対してプラス極性の電荷を付与するにあたって逆帯電ブラシロール24に流す電流の大きさを150μAとし、記録用紙9の裏面の二次転写が終了した後に中間転写ベルト6に残っている残留トナーに対してプラス極性の電荷を付与するにあたって逆帯電ブラシロール24に流す電流の大きさを130μAとした場合、温度が28℃、湿度が85%にそれぞれ上昇すると、メインコントローラ50は、記録用紙9の表面の二次転写が終了した後に中間転写ベルト6に残っている残留トナーに対してプラス極性の電荷を付与するにあたって逆帯電ブラシロール24に流す電流の大きさを120μA、記録用紙9の裏面の二次転写が終了した後に中間転写ベルト6に残っている残留トナーに対してプラス極性の電荷を付与するにあたって逆帯電ブラシロール24に流す電流の大きさを90μA(逆帯電ブラシロール24に流す電流の大きさの差を30μA)にするようにメイン電源管理部58を制御する。逆に、温度が10℃、湿度が15%にそれぞれ下降すると、メインコントローラ50は、記録用紙9の表面の二次転写が終了した後に中間転写ベルト6に残っている残留トナーに対してプラス極性の電荷を付与するにあたって逆帯電ブラシロール24に流す電流の大きさを200μA、記録用紙9の裏面の二次転写が終了した後に中間転写ベルト6に残っている残留トナーに対してプラス極性の電荷を付与するにあたって逆帯電ブラシロール24に流す電流の大きさを190μA(逆帯電ブラシロール24に流す電流の大きさの差を10μA)にするようにメイン電源管理部58を制御する。
Figure 2008089882
次に、上記のように構成された画像形成装置1の作用について図5のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップ100では、感光体ドラム2が所定の電位に帯電される。
ステップ102では、レーザービームが感光体ドラム2に露光され、画像情報に応じた静電潜像が形成される。
ステップ104では、感光体ドラム2上に形成された静電潜像が現像され、所定の色のトナー像となる。
ステップ106では、感光体ドラム2上に形成されたトナー像が一次転写位置において、中間転写ベルト6上に一次転写される。
ステップ108では、中間転写ベルト6上に形成されたトナー像が、記録用紙9の表面上に二次転写される。
ステップ110では、逆帯電ブラシロール24にα(μA)の電流が印加される。これにより、中間転写ベルト6上のマイナス極性の残留トナーが逆帯電化される。
ステップ112では、記録用紙9の裏面に画像形成が行われるか否かが判断され、否定されると、ステップ112からステップ124に移行する。ここでステップ112において肯定されると、ステップ112からステップ114に移行する。
ステップ124では、次のプリントがあるか否かが判断され、否定されるとフローを終了する。ここでステップ124において肯定されると、ステップ124からステップ102に戻る。
ステップ114では、レーザービームが感光体ドラム2に露光され、画像情報に応じた静電潜像が形成される。
ステップ116では、感光体ドラム2上に形成された静電潜像が現像され、所定の色のトナー像となる。
ステップ118では、感光体ドラム2上に形成されたトナー像が一次転写位置において、中間転写ベルト6上に一次転写される。これと同時に、中間転写ベルト6上の残留トナーが一次転写位置において、感光体ドラム2に逆転写され、クリーニングブレード41によって除去される。
ステップ120では、中間転写ベルト6上に形成されたトナー像が、記録用紙9の裏面上に二次転写される。
ステップ122では、逆帯電ブラシロール24にα(μA)よりも小さい電流であるβ(μA)の電流が印加される。これにより、中間転写ベルト6上のマイナス極性の残留トナーが逆帯電化される。そして、次の画像形成工程において一次転写が行われるときに、中間転写ベルト6上の残留トナーが一次転写位置において、感光体ドラム2に逆転写され、クリーニングブレード41によって除去される。ステップ122が終了すると、ステップ122からステップ124に移行する。
以上のように、本発明の画像形成装置1によれば、二次転写後の中間転写ベルト6上の残留トナーにおいて二次転写時に既に逆帯電化された残留トナーの量が記録用紙9の表面の二次転写終了後よりも記録用紙9の裏面の二次転写終了後の方が多くなるという現象が起こり、その逆帯電している残留トナーの量に応じて適切な量の電荷(本実施形態ではプラス極性の電荷)を残留トナーに対して付与するようにしたので、連続して画像形成を行う場合において、感光体ドラム2上から中間転写ベルト6上へトナー像の転写を行うと同時に、中間転写ベルト6上から感光体ドラム2上へ残留トナーの逆転写を行うにあたって、感光体ドラム2上から中間転写ベルト6上へのトナー像の転写と、中間転写ベルト6上から感光体ドラム2上への残留トナーの逆転写とをバランス良く行うことができる。つまり、感光体ドラム2上から中間転写ベルト6上へのトナー像の転写が不完全になり、画像抜けした印刷になってしまうことを防止することができ、且つ、中間転写ベルト6上の残留トナーを感光体ドラム2で確実に回収することができる。
また、本発明の画像形成装置1によれば、記録用紙9の表面に転写が行われた後の中間転写ベルト6上に残っている残留トナーに付与する電荷量と、記録用紙9の裏面に転写が行われた後の中間転写ベルト6上に残っている残留トナーに付与する電荷量との差を、常温常湿のときよりも高温高湿のときの方が大きくなるように、且つ、常温常湿のときよりも低温低湿のときの方が小さくなるようにしたので、連続して画像形成を行う場合において、感光体ドラム2上から中間転写ベルト6上へトナー像の転写を行うと同時に、中間転写ベルト6上から感光体ドラム2上へ残留トナーの逆転写を行うにあたって、感光体ドラム2上から中間転写ベルト6上へのトナー像の転写と、中間転写ベルト6上から感光体ドラム2上への残留トナーの逆転写とのバランスをより一層良好にすることができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限るものではなく、種々の形態が可能である。例えば上記実施の形態では、メイン電源管理部58においてLVPS及びHVPSを生成し、電源供給ラインを介して逆帯電ブラシロール24へ電源を供給するようにしたが、これに限ることなく、DC電源を重畳したAC電源、あるいはDC電源のみを逆帯電ブラシロール24へ供給するようにしても良い。これにより、中間転写ベルト6上のマイナス極性の残留トナーをより確実に逆帯電化させることが可能となる。
上記実施形態では、逆帯電ブラシロール24を用いて中間転写ベルト6上の残留トナーに電荷を付与する例を挙げて説明したが、逆帯電ブラシロール24の代わりに導電性のブラシロール、導電性のロール、導電性のフィルム、スコロトロンを用いても中間転写ベルト6上の残留トナーに電荷を付与することができる。
また、上記実施形態では、中間転写ベルト6上に残る残留トナーに対して電荷を付与するために、逆帯電ブラシロール24に印加するバイアスは電流を用いて説明したが、定電圧回路の電圧値であっても良い。
本発明の画像形成装置を示す概略構成図である。 感光体ドラム及び中間転写ベルトでトナーが搬送される態様を示す模式図である。 本発明の画像形成装置の制御系を示す機能ブロック図である。 本発明の画像形成装置の印字シーケンス図である。 本発明の画像形成装置の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
2 感光体ドラム(像保持体)
6 中間転写ベルト(中間転写体)
9 記録用紙(被転写材)
24 逆帯電ブラシロール(電荷付与手段)
50 メインコントローラ(制御手段)

Claims (2)

  1. 所定の極性の電荷を持つトナー像を保持する像保持体上からトナー像の転写を受ける中間転写体と、
    前記中間転写体から被転写材上へトナー像を転写した後、前記中間転写体上に残っている残留トナーに対して、前記所定の極性とは逆極性の電荷を付与する電荷付与手段と、
    前記被転写材の表裏面にトナー像を転写したときに、前記被転写材の表面又は裏面の一方に転写が行われた後の前記中間転写体上に残っている残留トナーへ付与する前記逆極性の電荷量よりも、前記被転写材の表面又は裏面の他方に転写が行われた後の前記中間転写体上に残っている残留トナーへ付与する前記逆極性の電荷量を少なくするように前記電荷付与手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記被転写材の表面又は裏面の一方にトナー像の転写が行われた後の前記中間転写体上に残っている残留トナーへ付与する前記逆極性の電荷量と、前記被転写材の表面又は裏面の他方にトナー像の転写が行われた後の前記中間転写体上に残っている残留トナーへ付与する前記逆極性の電荷量との差を、常温常湿のときに付与する電荷量差と比較して、低温低湿のときは小さくし、高温高湿のときには大きくするように前記電荷付与手段を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP2006269769A 2006-09-29 2006-09-29 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4957157B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006269769A JP4957157B2 (ja) 2006-09-29 2006-09-29 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006269769A JP4957157B2 (ja) 2006-09-29 2006-09-29 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008089882A true JP2008089882A (ja) 2008-04-17
JP4957157B2 JP4957157B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=39374114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006269769A Expired - Fee Related JP4957157B2 (ja) 2006-09-29 2006-09-29 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4957157B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10186998A (ja) * 1996-12-27 1998-07-14 Canon Inc 画像形成装置
JPH11161043A (ja) * 1997-11-21 1999-06-18 Canon Inc 画像形成装置
JPH11352793A (ja) * 1998-06-05 1999-12-24 Canon Inc 画像形成装置
JP2000089537A (ja) * 1998-09-12 2000-03-31 Canon Inc カラー画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10186998A (ja) * 1996-12-27 1998-07-14 Canon Inc 画像形成装置
JPH11161043A (ja) * 1997-11-21 1999-06-18 Canon Inc 画像形成装置
JPH11352793A (ja) * 1998-06-05 1999-12-24 Canon Inc 画像形成装置
JP2000089537A (ja) * 1998-09-12 2000-03-31 Canon Inc カラー画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4957157B2 (ja) 2012-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014021466A (ja) 画像形成装置
JP3619140B2 (ja) 画像形成装置
JP4009513B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2004045457A (ja) 画像形成装置
JP2013200350A (ja) 画像形成装置
JP2017068191A (ja) 画像形成装置
JP3943940B2 (ja) 画像形成装置
JP2015187723A (ja) 画像形成装置
JP2006221005A (ja) 画像形成装置
JP2007156188A (ja) 画像形成装置
JP4957157B2 (ja) 画像形成装置
JP2009086140A (ja) 画像形成装置
JP5424089B2 (ja) 画像形成装置
US7689152B2 (en) Image forming apparatus with first and second transfer sections
JP2005049672A (ja) カラー画像形成装置のカラートナー強制消費方法
JP5017994B2 (ja) 画像形成装置
JP2013057759A (ja) カラー画像形成装置
US8879977B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP4862488B2 (ja) 画像形成装置
JP2010014995A (ja) 画像形成装置
JP2009288603A (ja) 画像形成装置
JP2000231236A (ja) カラー画像形成装置
JP2007065423A (ja) 画像形成装置
JP2014119632A (ja) 画像形成装置
JP2002196596A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4957157

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees