JP2008089295A - 予混合装置、予混合装置を含むガスタービン及びその使用方法 - Google Patents

予混合装置、予混合装置を含むガスタービン及びその使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ガスタービン(100)用の燃料/酸化剤予混合装置(102)を提供する。
【解決手段】本燃料/酸化剤予混合装置(102)は、酸化剤を含む流体ストリーム(20)を受けるように構成されたコアンダ輪郭燃料噴射翼形部(106)の環状配列を含み、翼形部の各1つは、前縁(120)と、後縁(120)と、前縁(120)の周りにコアンダ効果を生じさせるように燃料(32)を導入するように構成された燃料噴射開口部(124)とを含む。また、本明細書に開示しているのは、その作動方法である。
【選択図】 図4

Description

本発明は、総括的には燃焼タービンに関し、より具体的には燃料プレミキサを含む燃焼タービン及びその使用方法に関する。
燃焼タービンエンジンは、多くの用途で用いられる。その最も普通の用途では、タービンは、飛行機の推力を生成するために、また発電用の回転動力を得るために用いられる。タービンは一般的に、空気のような酸化剤との燃料混合気の燃焼により生じるガスの膨脹で回転エネルギーを得ることによって作動する。図1に示すように、その全体を参照符号10で示したタービンエンジンは、4つの主要構成要素、すなわち吸気セクション12、圧縮セクション14、燃焼セクション16及びタービンセクション18を含む。使用中、圧縮セクション14は、吸気セクション12を通して流体ストリーム20(例えば、空気)を吸込みかつ該流体ストリーム20を一連のブレード付きロータ22及びステータ23を使用して加圧する。加圧空気20は次に、燃焼セクション16に導かれ、該燃焼セクション16において空気は燃料(例えば、灯油、ディーゼル、ガソリン、バイオディーゼル、液化天然ガス等々)と混合されかつ点火される。図に示すようなカン−アニュラ型燃焼器24の場合には、プレナム28の一端部に複数配列のプレミキサ26が配置され、またプレナム44の別の端部にはダクト30(すなわち、カンからアニュラセクタまでの移行部品)が配置される。カン型燃焼器の場合には、一般的に複数のプレミキサが用いられる。プレミキサ26は、逆流ライナ内で燃料32を流体20の大部分と混合した後に、該混合気をプレナム28内に送給し、該プレナム28において混合気は燃焼し、その後、燃焼した混合気は、プレナム28内に配置された孔34(希釈孔)を通って流れる加圧流体ストリーム20の残りの部分と混合される。その結果得られた燃料混合気は、プレナム28内での燃焼反応36を支持するように用いられて排出ガス38を発生する。排出ガス38は、タービンセクション18を通って流れてタービンセクション18内のロータ40を回転させる。多くの場合、圧縮セクション14及びタービンセクション18は、シャフト42を介して機械的に結合されて、燃焼反応が圧縮セクションに動力を供給する、すなわち圧縮セクション14内のブレード付きロータ22を回転させるようにする。排出ガス38は、タービンセクション18から排出される。別の設計を備えたタービンは、複数のシャフトを含むことができる。この種のタイプのプレミキサを含むガスタービンは、比較的長尺である燃焼セクションを有することは明らかであろう。
図2により明確に示すように、各プレミキサ26は、カン44内部に配置されかつ一般に直交流形燃料噴射装置46と該噴射装置46の周りに半径方向に配置されたミキサ部分(スワーラとも呼ばれる)48とを含む。ミキサ部分48は一般的に、第1の端部において燃料噴射装置46に固定されかつ第2の端部においてカン44に固定された角度付きベーン50の環状配列を含む。ベーン50間に又は該ベーン50上に配置されているのは、二次燃料噴射ノズル52であり、該二次燃料噴射ノズル52は角度付きベーン10間を流れる加圧流体ストリーム20に対して燃料32を供給することができる。流体ストリーム20は一般に、タービン10の圧縮セクション14(図1)から流れる加圧空気(または、燃料用の適切な酸化剤)を含む。角度付きベーン50は、流体ストリーム20がそれを通って流れる時に乱流(例えば、スワール)を発生させ、この乱流により流体ストリーム20内での燃料32の分散を促進して燃料プレミックス54を形成する。燃料噴射装置46はさらに、主噴射ノズル56を含み、この主噴射ノズル56は燃料プレミックス54内に一次燃料を噴射して、噴射装置56の下流に燃料噴出物55を形成する。
使用中に、燃料プレミックス54は、プレミキサの下流の領域58内で点火され、これにより、さらに主燃焼ゾーン58が形成される。燃焼反応の生成物は次に、燃焼器24と流体連通状態になったノズル30(図1参照)を介してタービンセクション内に強制的に流される。タービンは、仕事、例えばシャフトの回転を行う。
この種の先行技術のプレミキサ構成では、プレミキサがそれを通る加圧流体ストリーム16の流れを制限するので、ミキサ及び燃焼器部分16間で約4〜5パーセント又はそれ以上の大きな圧力損失が観察される。このために、タービン効率が低下する。さらに、ミキサ部分48は、渦を形成させる、すなわち限られた領域内での流体の螺旋運動を生じさせる。この渦の作用により、燃料混合気58がカン44近傍での燃料リッチ混合気とカン44の中心線近傍での燃料リーン混合気とを構成することになり、このことにより、燃焼の局所的バラツキが生じて、タービン効率の一層の低下、音響上の障害及びNOxエミッションを招くおそれがある。燃焼反応の安定性は、タービンの性能にとって重要である。燃焼反応の安定性に影響を与える多くの変数のうちの1つは、燃料の混合である。燃料が適正に混合されない場合には、燃焼反応は、非効率的なものになり、またリッチ過ぎる運転とリーン過ぎる運転とが交互するなどのように燃焼器のボリューム内で変動することになり、システムが不安定状態になることになる。さらに、燃焼反応がリーン過ぎる場合には、燃料供給における過渡現象がサージ状態を引き起こすことになり、これによりエンジンの有効寿命を短縮させ、またさらに燃焼の消炎(通常、リーンブローアウトと呼ばれる)を引き起こすおそれがある。その上さらに、混合の安定性は、エンジンが発生するNOx及び煤煙並びに燃焼温度に影響を与える。
米国特許第6,442,939 B1号公報 米国特許第6,735,949 B1号公報
当技術分野において必要とされるものは、大きな圧力損失によって生じる効率の望ましくない低下がない状態で十分な燃料混合を行うことができる、燃焼タービン用途におけるより効率的な燃料ミキサとその作動方法である。燃焼器長さの短縮もまた、タービンへの圧縮機の緊密結合を強化するために望ましい。さらに、再熱サイクルは、そのようなサイクルにおいて使用する燃焼器におけるコンパクト性及び低圧力損失により利点を得ることができ、従ってその効率を高めることができる。
本明細書に開示しているのは、翼形燃料プレミキサ、翼形燃料プレミキサを用いた燃焼タービン、及びその使用方法である。1つの実施形態では、ガスタービンは、流体ストリームを加圧するように構成された圧縮セクションと、圧縮セクションに結合されると共に加圧流体ストリームを受けかつ燃料を燃焼させるようになった燃焼セクションであって、プレミキサを含み、プレミキサが、それに対してほぼ接線方向の角度で燃料を噴射してコアンダ効果を生じさせるようになったコアンダ輪郭燃料噴射翼形部の環状配列を含む燃焼セクションと、燃焼セクションと流体連通状態になったタービンセクションとを含む。
別の実施形態では、燃焼システム内で燃料及び酸化剤を予混合する方法を提供し、本方法は、酸化剤を含む流体ストリームを加圧し、かつ加圧流体ストリームを燃焼システム内に流す段階を含み、燃焼システムは、コアンダ輪郭燃料噴射翼形部の環状配列を含み、翼形部の各1つが、前縁と、該前縁の周りに燃料を噴射するように構成された燃料噴射開口部と、後縁とを有し、この段階において、加圧流体ストリームは、前縁から後縁の方向に流れ、本方法はまた、翼形部に対してほぼ接線方向の角度で前縁の周りに燃料を噴射してコアンダ効果を生じさせる段階と、後縁の直後に拡散状火炎を形成する段階と、複数のリーン及びリッチレジームを有する火炎を形成して、該リーン火炎レジームの各1つが翼形部間に形成されかつ該リッチ火炎レジームの各1つが翼形部の各1つの後方に形成されるようにする段階とを含む。
別の実施形態では、燃料/酸化剤予混合装置は、酸化剤を含む流体ストリームを受けるように構成されたコアンダ輪郭燃料噴射翼形部の環状配列を含み、翼形部の各1つは、前縁と、後縁と、前縁の周りにコアンダ効果を生じさせるように燃料を導入するように構成された燃料噴射開口部とを含む。
上述の及びその他の特徴は、以下の詳細な説明及び図によって例示する。
次に、同様の構成要素には同じ参照符号を付した図を参照する。
本明細書に開示しているのは、予混合装置(すなわち、プレミキサ)であり、この予混合装置は、提案した燃焼器内で輪郭燃料噴射翼形部構成を利用してコアンダ効果を生じさせまた燃料及び酸化剤を効果的に予混合し、燃焼させかつ安定化させる。コアンダ効果(Coanda effect)は流体力学現象であり、この現象においては、空気及び/又は燃料のような湾曲面に対して接線方向に噴射した流体は、湾曲面と接触すると該湾曲面に沿う傾向をもつことになる。例えば、翼形部の上面上を通過する空気は、該翼形部の湾曲面に沿う傾向をもつことになる。この方法で燃料及び空気(すなわち、酸化剤)を混合することによって、プレミキサは、安定した燃焼反応をもたらしかつNOx、非反応炭化水素(HC)及び一酸化炭素(CO)のような望ましくないエミッションを低減する二重又は三重火炎燃焼パターンを形成することができる。さらに、プレミキサにおける圧力損失は、従来型のプレミキサ設計の圧力損失よりも大幅に低くなり、従って少ないエネルギー量を利用して燃料混合気を予混合し、従ってタービン効率の向上が得られる。さらに、本明細書に記載したプレミキサにより、高いターンダウン比(作動圧力及び温度の好適な範囲にわたって燃焼を制御することができること)及び耐フラッシュバック性が得られ、また燃焼器のフレームアウト又はブローアウトマージンが高められる。さらに、本明細書内に開示したプレミキサの幾つかの段は、ガスタービンにおいて再熱サイクル用途に使用して、圧力損失に起因した効率損失を一般的再熱サイクルにおいて最低になるようにすることができる。先行技術のガスタービンと比較して、燃焼セクションの全長は減少し、それによって再熱サイクルが向上し、圧力損失が最少になりかつタービン効率が高まる。言い換えれば、本明細書に開示した予混合装置により、これまで可能であったものよりもタービンセクションに対する圧縮セクションの緊密結合が可能になる。
次に、図3を参照すると、燃焼セクション104内部に環状に配置された1つ又は幾つかのプレミキサ102を有する例示的なガスタービン100を示しており、燃焼セクション104は、上述したように圧縮セクション14及びタービンセクション18の中間に位置しかつそれらセクションと流体連通状態になるか又は下流側で膨脹セクション18内部に配置することができる。この実施例におけるプレミキサ102は、燃焼セクション104内部に統合された状態で示しており、これまでに達成可能であったものよりも圧縮及びタービンセクションの緊密結合を構成している。例えば、燃焼セクションの全長は、先行技術の燃焼セクション(図1に示す燃焼セクションのような)に用いた全長の半分にもすることができる。プレミキサ102を含むガスタービンは、下流においてセクション18内で使用する場合に、必要に応じて従来型の燃焼器とのあらゆる組合せとして変更しかつ使用することができることを理解されたい。言い換えれば、ガスタービンは、図1に関連して述べたもののような燃焼器を含むことができ、その場合に、下流側燃焼器は、セクション18内にプレミキサ102を含むように付加されるようになる。従って、1つよりも多いプレミキサ102は、ガスタービンの様々な段間で、例えば中間のタービン段18の複数の再熱燃焼段間で利用することができることも理解されたい。一例として、プレミキサ102は、圧縮セクションの段間、タービンセクションの段間又はそれらの組合せの段間の複数の位置で使用することができる。このようにして、再熱サイクルが大幅に改善されかつガスタービン効率が高められる。
プレミキサ102は、コアンダ輪郭燃料噴射翼形部106の環状配列を含む。圧縮セクション14からの加圧空気ストリーム20は、輪郭燃料噴射翼形部106を通って流れ、次に輪郭燃料噴射翼形部106において燃料が噴射されかつコアンダ効果により高速度(例えば、100〜500m/s)で翼形部表面に対してほとんど接線方向に流れて、得られた燃料/空気混合気による特有の燃焼パターン108を形成しかつ排出ガスを生成し、この排出ガスは次に、ノズル111を介してタービンセクション18に供給される。燃焼パターンは、極めて安定していると認められている拡散状火炎112と、燃料及び空気のいわゆる予混合状態を増進させながら非常にリーンな状態からよりリッチな状態まで変わる複数のレジームを特徴とする二次火炎領域114とを含む。パターンは、ピッチ及び燃料対空気比の組合せのために翼形部の各々において同じである。結果として非常に均一な火炎温度が生じる。
図4により明確に示すように、プレミキサ102は、コアンダ輪郭燃料噴射翼形部106の環状配列を含む。翼形部106は、第1の端部でハブ116に連結された状態で示しており、またさらに第2の端部で燃焼セクションハウジング118(図3に示す)に連結される。任意選択的に、2つの連続した翼形部106間のハブ及びハウジング領域の両方はまた、コアンダ輪郭上に燃料噴射ポート117を有することができる(図4参照)。ポート117は、複数のオリフィスの形態のものとすることができ、或いは単一オリフィス、例えばスロットを含むことができる。各翼形部106は、前縁120及び後縁122を備えており、加圧空気ストリーム20は、最初に前縁120と接触するようになる。1つの大きな及び/又は一連の燃料噴射スロット124は、翼形部106の前縁114近傍に配置されかつ高速度で翼形部表面に対して接線方向に燃料を導入するように構成されて燃料プレミックス54を形成する。一連のスロットを通しての導入により、スロット間の空気同伴及び高運動量燃料との混合が決まることになる。得られた流れは、翼形部壁に近接した成長する境界層の形態の燃料及び空気の混合気である。混合により減速した状態になるが依然として高い燃料及び空気混合気の運動量に起因して翼形部全長に沿ってコアンダ効果が維持されることにより、境界層は強制的に翼形部壁に対して付着させられる。従って、比較的小さいスロット117を通して導入されかつ同伴空気との混合後においてさえも維持されている燃料の高運動量のために、局所的乱流火炎速度よりもはるかに大きい比較的高い燃料/空気混合気速度が結果として生じる。このようにして火炎保持並びにベーン領域内へのフラッシュバックが防止される。燃料対空気比はこの境界層全体にわたって変化するが、生じる境界層が成長するので、混合は、燃料導入からの短い距離の範囲内で完了する。従って、翼形部輪郭は2つの機能を有しており、1つは翼形部壁に対する燃料/空気混合気の付着を維持することにあり、一方では流れ方向において境界層成長速度を最大にすることである。その結果、燃料及び空気混合気の境界層は、常に成長し続けかつ翼形部輪郭の設計に応じて決まることになり、2つの対向する燃料/空気境界層は、互いに近接した状態になりまた接触した状態にさえなることができる。
次に、この燃焼器の円周方向セクションである図5を参照すると、従って、燃料導入の位置126の周りにおいて(すなわち、スロット開口部124において)、火炎は存在又は安定することができず、下流方向に押下げられる。同様に、燃料は輪郭翼形部106の中間付近における側壁128に沿って流れるので、燃料濃度はコアンダ効果のために100%に近い状態に保たれる。その結果、燃焼もまたそこで発生することができず、燃料は高速度でさらに下流方向に押出される。ベーン高さに沿った燃料スロット間の半径方向距離に応じて、燃料スロット間に同伴された空気により、燃料噴射スロット126の下流に位置する形成境界層における濃度及び速度が決まることになる。燃料の速度及び濃度は翼形部の壁から離れる方向で評価されるので、輪郭は異なったものになっており、濃度は燃料がない領域、例えば参照符号130の位置(すなわち、燃料濃度境界層端縁132に隣接している)に向かって単調に減少し、また境界層内の速度は、最初に最大値(輪郭によって決まり、境界層高さの半分により近い位置に生じる可能性がある)まで増大し、次に空気の自由ストリームの速度に向かって減少するようになる。これらの輪郭がどのように形成されることになるのかは翼列の設計の問題である。しかしながら、翼形部壁128に対する境界層132の付着、局所的状態(燃料の温度及び濃度)及び流れひずみにより、翼形部の範囲内での火炎の非存在又は非安定化が決まる。しかしながら、下流の幾つかの箇所において、ベーン間隔の拡散領域内での翼形部間の空間内に実際に火炎が存在する。火炎前面の位置は一般に、2つの対向する翼形部(上面及び下面)による2つの境界層132の合体箇所134の位置に応じて決まることになる。従って、合体箇所134の下流に、リーン予混合ゾーン136が形成される。予混合状態の程度は、高いままであるが、局所的燃料対空気比は、隣接する翼形部の後縁122の外側に混合気が移動するにつれて下流側でさらに高まり、最終的にはより高い当量比での完全な燃料/空気混合気が、ステータ段(ベーン間の少なくとも1つのピッチ距離に等しい距離だけ下流にある)から発生する。
ここでもスロットを通しての燃料の導入及び翼形部の輪郭に応じて、各翼形部106の後縁122に近接して低い予混合状態の領域が存在することになる。コアンダ効果により、非常に優れた火炎の安定性を保持するより多くの拡散状火炎112が、後縁122の下流に形成される。拡散状火炎112(図6)の効果は、その内部に拡散されてシステムの作動時に着火状態を持続する十分な酸化剤を含むが、その内部で燃料32の全てを消費させるのに十分な酸素を含まないことである。そのために、拡散状火炎は、極めて安定している。さらに、拡散状火炎112の燃焼は、付加的な乱流を発生させることによって下流側の燃料混合気54の分散を助ける。拡散火炎112以外に、燃料リッチ領域138は、ベーン間での高速度のために燃焼させるには余りにもリッチ過ぎる。さらに、上記のように、燃料リーン領域136は、ベーン間で燃焼させるには余りにもリーン過ぎる。しかしながら、図6により明確に示すように、燃料リーン領域136及び燃料リッチ領域138の下流(流体ストリーム20の流れ方向に対して)に、翼形部106及び拡散状火炎112によって形成された乱流に起因して2つの領域136、138間での拡散が発生し、この拡散は、火炎114を支持するのに十分である。燃料リッチ火炎140及び燃料リーン火炎142は、その結果得られる燃焼反応の生成物となる火炎114を発生させる。燃料リッチ火炎140の火炎前面は、燃料リーン火炎142の火炎前面の僅かに上流に位置する。
三重火炎燃焼反応、すなわちリーンプレミックス、リッチプレミックス及び拡散状火炎は、先行技術の燃焼反応と比較して高い燃焼安定性をもたらすことが予想外にも判明した。この種の火炎はまた、トリ−ブラキアル(tri−brachial)火炎としても知られている。拡散火炎をリーン又はリッチ予混合火炎のいずれかと組合せたバイ−ブラキアル火炎もまた、存在することができる。理論に束縛さるのを欲するものではないが、化学量論的条件により火炎安定性は保証されるが、高い安定性作用は、燃焼反応の動的挙動がそれに対して供給される燃料32の量の変動及び/又は流体ストリーム20の量の変化のような過渡現象を受けた時に燃焼を支持する燃料リッチ火炎140及び燃料リーン火炎142の能力に起因していると考えられる。例えば、タービンに供給される燃料32の量が増加する(例えば、タービンにより生じる出力を増大させるために)と、燃焼セクション100に供給される燃料32は、流体ストリーム20の量の即時の増加がない状態で増加し、このことにより、本質的に燃料対空気比が高くなる。この状態の結果として、燃料リッチ領域138は、その範囲が増大することになり、また燃料リッチ火炎140は、それら火炎140がそこに十分な空気が拡散して燃焼を支持する箇所に達するまで、下流方向に押し下げられることになる。しかしながら、同時に、燃焼セクション100に供給される付加的燃料32により、燃料リーン領域136内に拡散する燃料32の量が増加して燃焼を一層促進するようになり、燃料リーン火炎142は、燃料リーン領域136に向かって前進する。このようにして、燃料リーン火炎142は、燃焼反応の大部分を支持する。
別の実施例では、燃焼チャンバ100への燃料供給が減少した(例えば、出力を低下させるために)時に、燃料リッチ領域138に供給される燃料32の量も減少して燃焼を一層促進するようになり、燃料リッチ火炎140を燃料リッチ領域138に向かって前進させる。同時に、燃料リーン領域136内に拡散する燃料32の量は、さらに減少して、燃料リーン火炎142は、そこに十分な燃料32が拡散して燃焼を支持することができる箇所まで下流方向に押下げられる。この状態の下において、燃料リッチ火炎140は、燃焼プロセスの大半を支持する。
さらに別の実施例では、出力をさらに低下させるために燃料流量のさらなる減少を行なった時には、燃料スロットの幾つかのみを使用して、燃焼生成物の許容可能な輪郭及びパターン因子を依然として達成しながら燃料リッチ領域138に対する良好な安定メカニズムをこのように維持することができる。
プレミキサ102はまた、十分な燃料混合気を生成するのに関連した圧力損失を低減することが判明した。より具体的に言うと、各翼形部106における(入口側と出口側との間の)圧力損失は、約3%よりも少ないか又はそれに等しい、或いはさらに約2%よりも少ないか又はそれに等しい、或いは約1%よりも少ないか又はそれに等しいだけ加圧流体ストリーム20の圧力を低下させる。その結果、プレミキサ102を用いるあらゆるタービンシステムの全体効率は、上述したタイプの先行技術のプレミキサを用いるものよりも大幅に高くなる。このことは、単サイクルガスタービンにおいて特に重要であり、また再熱概念を導入するためにも極めて重要であって、この再熱概念では、記載したような燃焼器段の幾つかを使用して、効率を高め、かつ燃焼生成物内の最少1ボリューム%に至るまでの酸素の大部分を利用することができるようにする。
さらに、プレミキサ102を用いる燃焼タービンは、運転条件の範囲全体にわたって十分な燃焼反応を維持する燃焼タービンの能力と定義される優れたターンダウン比を発揮する。例えば、ジェット機に用いたタービンが発揮するターンダウン比は、低出力発生状態からほぼ全出力発生状態までにわたっているのが望ましい。
ガスタービンの設計は、大きく変化させることができることは当業者には明らかであろう。例えば、燃焼セクション100の設計は、複数のプレミキサ102を含むように変更するか或いは1つ又はそれ以上のプレミキサ102を用いる燃焼器を備えたものとして変更することができる。1つの別の実施形態では、流体ストリーム20が第1の翼形プレミキサを通って流れ、次に第2の翼形プレミキサを通って流れるように2つ又はそれ以上の翼形プレミキサ102を互いに隣接して配置することができる。さらに、本明細書で説明したプレミキサ102は、特にガスタービンと組合せ、発電のような用途に使用される。しかしながら、この種のミキサは、あらゆる燃焼タービンシステムで用いることができることは明らかであろう。例示的なシステムには、航空機用途(例えば、旅客機及び軍用機)、陸上車両(例えば、タンク、列車等々)、発電(例えば、電力)等々が含まれる。
プレミキサ102は、天然ガス、液化天然ガス、水素、合成ガス、灯油、ジェット燃料、ガソリン、エタノール、ディーゼル、バイオディーゼル、液体の予熱事前気化燃料等々のようなあらゆる燃料源を用いて利用することができる。プレミキサ102、翼形部106、燃料噴射スロット118等々の特有の構成は、用いる特定の燃料及び他の変数に基づいて構成可能とすることができることを理解されたい。例えば、ガス状の燃料の場合、燃料噴射スロット124は、それを通してガスを流体ストリーム20に供給することができる孔の列を含むように構成することができる。システムに燃料を供給する圧力もまた、特定の用途に基づいて構成されることになる。しかしながら、用いる燃料圧力は、加圧流体ストリーム20の圧力よりも高いものになる。
別の実施形態では、単一の翼形部106上で複数の燃料噴射スロット124及び/又は孔の列を用いることができ、或いは燃料噴射スロット124、燃料噴射孔等々を含む組合せさえ用いることができる。さらに、燃料噴射スロット124は、翼形部106の前縁120に緊密に近接した状態で示しているが、燃料噴射スロット124或いはあらゆるスロット、孔又は他の燃料噴射口は、燃料32が翼形部106のあらゆる1つ又は複数の部分から噴射されるように構成することができることは明らかであろう。例えば、1つの実施形態では、一連の燃料噴射孔は、配置された燃料噴射スロット124と組合せて前縁120上に配置することができる。別の実施形態では、2つの燃料噴射スロットの列を用いることができ、その場合、1つのスロットが前縁120に近接して配置され、また第2の列が後縁122に近接して配置される。
プレミキサ102に用いる特定の翼形部設計及びピッチは、用途に基づいて選択することになる。流体ストリーム20の量、用いる特定の燃料32及びその他のような変数は、それらのパラメータに影響を及ぼすことになり、そのことは、当業者にはよく知られている。さらに、流体ストリーム20に曝されるプレミキサ106の例えば参照符号128のような表面は、翼形部106の表面全体にわたって乱流を増加又は減少させかつ/或いはその上での流体ストリーム16の流れを変更することができるディンプル、ディボット及び/又はその他の表面形状のような表面形状部を含むことができる。1つの実施例では、好適なプレミキサは、ディンプル付き表面(例えば、ゴルフボールに類似した)を有して、その上での流体ストリームの流れを変更する翼形部を含むことができる。別の実施形態では、翼形部は、該翼形部の表面上での乱流を増加させる荒表面仕上げを含むことができる。
翼形部は、フライス加工、研削加工、鋳造、放電加工(EDM)等々のような機械加工法を使用して製作することができる。用いる材料は、クロム、タングステン、モリブデン、タンタル、ニオブ、チタン、アルミニウム及びそれらの少なくとも1つを含む混合物を含む、ニッケル、鉄及びコバルト基合金並びにその混合物を含む超合金のようなあらゆる金属とすることができる。例えば、コバルト、クロム、ニッケル、鉄、シリコン、カーボン、モリブデン及びマンガンを含むStellite(登録商標)6B(英国スインドン所在のDeloro−Stellite Companyから購入可能な)のようなコバルト−クロム超合金を用いることができる。超合金は、その高い硬度のロックウエル硬度(例えば、ロックウエルCスケールで測定して約40〜約50)のために通常の金属合金(例えば、ステンレス鋼)と比較して高い耐腐食性を示すことができる。さらに、超合金は、約1200°F(650℃)に等しいか又はそれよりもさらに高い作動条件においてその強度を維持することができる。
任意選択的に、翼形部106は、その連続運転温度を高めるために断熱被膜を有するように構成することができる。例示的な溶射法には、空気プラズマ溶射(APS)、真空プラズマ溶射(VPS)、高速度酸素燃料(HVOF)等々が含まれる。
特に別に明記しない限り、本明細書で使用した技術的及び科学的用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって普通に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書で使用する場合の「第1の」、「第2の」などという用語は、いかなる順序、数量又は重要度も意味するものでなく、むしろ、1つの要素を他の要素と区別するために使用している。さらに、「数詞のない表現」は、数量の限定を意味するものではなく、むしろ、そこで述べたアイテムの少なくとも1つが存在することを意味し、また「前方」、「後方」、「下」及び/又は「上」という用語は、他に特に特定しない限り、単に説明の都合で使用しているにすぎず、いずれか1つの位置又は空間的配向を限定するものではない。範囲を開示している場合には、同一構成部品又は特性に向けられた全ての範囲のエンドポイントは、全て包含されており、独立して組合せ可能である(例えば、「最大約25重量%までの又はより具体的には約5重量%〜約20重量%」の範囲は、エンドポイント及び「約5重量%〜約25重量%」などの範囲の全ての中間値を全て包含する)。数量に関して使用する「約」という修飾語は、そこに述べた数値を全て包含しておりかつ文章の前後関係によって決まる意味を有する(例えば、特定の数量の測定値と関連した誤差の程度を含む)。本明細書で使用する場合の「数詞のない表現」は、その用語が意味するものの単数及び複数の両方を含むことを意図しており、従ってその用語が意味するものの1つ又はそれ以上を含む(例えば、着色剤というのは、1つ又は複数の着色剤を含む)。さらに、本明細書で使用する場合、「組合せ」には、ブレンド、混合物、合金、反応生成物などの全てが包含される。
例示的な実施形態に関して本発明を説明してきたが、本発明の技術的範囲から逸脱せずに本発明の要素に対して様々な変更を加えることができまた本発明の要素を均等物で置き変えることができることは当業者には分かるであろう。さらに、本発明の本質的な技術的範囲から逸脱せずに特定の状況又は物的要件を本発明の教示に適合させるように、多くの変更を行うことができる。従って、本発明は、本発明を実施するために考えられる最良の形態として開示した特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明は特許請求の範囲に属する全ての実施形態を含むことになることを意図している。
先行技術のガスタービンの断面図。 図1のガスタービンに用いられる先行技術のプレミキサの断面図。 本開示によるプレミキサを含む燃焼セクションの断面図。 図3のプレミキサの斜視図。 ガスタービンの運転時における図3のプレミキサの平面断面図。 ガスタービンの運転時における図3のプレミキサの平面断面図。
符号の説明
10 ガスタービン
12 吸気セクション
14 圧縮セクション
16 燃焼セクション
18 タービンセクション
20 流体ストリーム
22 ブレード付きロータ
24 カン−アニュラ型燃焼器
26 プレミキサ
28 プレナム
30 ダクト
32 燃料
34 孔
36 燃焼反応
38 排出ガス
40 ロータ(タービン)
42 シャフト
44 カン(プレミキサ)
46 燃料噴射装置
48 ミキサ部分(スワーラ)
50 角度付きリブ
52 二次燃料噴射ノズル
54 燃料プレミックス
56 第1の噴射ノズル
58 燃料混合気
100 ガスタービン
102 プレミキサ
104 燃焼セクション
106 コアンダ輪郭燃料噴射翼形部
108 燃焼パターン
110 排出ガス
112 拡散状火炎
114 第2の火炎領域
116 HUB
118 燃焼セクションハウジング
120 スロット前縁
122 後縁
124 燃料噴射スロット
126 位置
128 側壁
130 燃料のない領域
132 境界層
134 合体箇所
136 リーン予混合ゾーン
138 リッチ予混合ゾーン
140 燃料リッチ火炎
142 燃料リーン火炎

Claims (10)

  1. 流体ストリーム(20)を加圧するように構成された圧縮セクション(14)と、
    前記圧縮セクション(14)に結合されると共に前記加圧流体ストリームを受けかつ燃料(32)を燃焼させるようになった燃焼セクション(104)であって、プレミキサ(102)を含み、前記プレミキサが、それに対してほぼ接線方向の角度で前記燃料(32)を噴射してコアンダ効果を生じさせるようになったコアンダ輪郭燃料噴射翼形部(106)の環状配列を含む、燃焼セクション(104)と、
    前記燃焼セクション(104)と流体連通状態になったタービンセクション(18)と、
    を含むガスタービン(100)。
  2. 前記コアンダ輪郭燃料噴射翼形部(106)が、前記圧縮セクション(14)に面した前縁(120)と、該前縁(120)の周りに燃料(32)を噴射するように構成された燃料噴射開口部(124)と、後縁(122)とを含む、請求項1記載のガスタービン
  3. 前記プレミキサ(102)が、前記ガスタービンの燃焼セクションの移行ダクト内部に統合される、請求項1及び請求項2のいずれか1項記載のガスタービン。
  4. 前記プレミキサ(102)が、前記圧縮セクション(14)に流体結合された燃焼器(24)内部に配置される、請求項1記載のガスタービン。
  5. 前記燃料(32)が、天然ガス、液化天然ガス、水素、合成ガス、灯油、ジェット燃料、ガソリン、エタノール、ディーゼル、バイオディーゼル又はそれらの混合物を含む、請求項1記載のガスタービン。
  6. 前記ガスタービン(100)の運転時における前記プレミキサ(102)が、5パーセンよりも小さい圧力損失を生じるように構成される、請求項1記載のガスタービン。
  7. 前記プレミキサ(102)が、前記ガスタービン(100)の運転時において三重火炎燃焼反応(112、140、142)を生じるように構成される、請求項1記載のガスタービン。
  8. 前記プレミキサ(102)が、前記ガスタービン(100)の運転時において前記後縁(122)の直後に拡散状火炎(112)を形成するように構成される、請求項1記載のガスタービン。
  9. 前記圧縮セクション(14)、前記タービンセクション(18)或いは前記圧縮セクション(14)及びタービンセクション(18)の両方の段(22、40)間に配置された少なくとも1つの付加的プレミキサ(102)をさらに含む、請求項1記載のガスタービン。
  10. 燃焼システム内で燃料(32)及び酸化剤(20)を予混合する方法であって、
    前記燃焼システムが、コアンダ輪郭燃料噴射翼形部(106)の環状配列を含み、前記翼形部(106)の各1つが、前縁(120)と、前記前縁(120)の周りに燃料を噴射するように構成された燃料噴射開口部(124)と、後縁(122)とを有し、該方法が、
    前記酸化剤を含む流体ストリーム(20)を加圧し、かつ前記加圧流体ストリームを、該加圧流体ストリームが前記前縁(120)から前記後縁(122)の方向に流れるように前記燃焼システム内に流す段階と、
    前記翼形部(106)に対してほぼ接線方向の角度で前記前縁(120)の周りに燃料(32)を噴射してコアンダ効果を生じさせる段階と、
    前記後縁(122)の直後に拡散状火炎(112)を形成する段階と、
    複数のリーン及びリッチ状態(140、142)を有する火炎(114)を形成して、該リーンな火炎状態(142)の各1つが前記翼形部(106)間に形成されかつ該リッチな火炎状態(140)の各1つが前記翼形部(106)の各1つの後方に形成されるようにする段階と、
    を含む方法。
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