JP2008087738A - 作業車の原動部構造 - Google Patents

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Yuuki Ishida
勇樹 石田
Shinichiro Saji
伸一郎 佐治
Takeshi Tsuchiya
威史 土屋
Hiroshi Oshima
大島  博
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Abstract

【課題】 ミッションケースを連結支持したマウントフレームを、車体フレームにゴムブッシュを介して連結した作業車の原動部構造において、マウントフレームと車体フレームとの連結部に改良を加えることで、吸振性能を充分に確保しながら、乗り心地の悪化を防止する。
【解決手段】 ミッションケースを連結支持したマウントフレーム8を、車体フレームにゴムブッシュ14を介して軸支連結し、ゴムブッシュ14を、前後方向よりも上下方向に弾性変形しやすく構成してある。好ましくは、ゴムブッシュ14を円筒状の連結ボス部11に内嵌支持するとともに、ゴムブッシュ14の外周における上下方向の一部を欠如する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、本発明は、荷物の運搬、レジャー、軽作業、などの多目的に利用することのできる作業車の原動部構造に関する。
上記作業車の原動部構造としては、例えば、特許文献1に示されているように、ミッションケースを連結支持したマウントフレームの前後端を車体フレームに連結するとともに、連結部にゴムブッシュを挿嵌して、ミッションケースの振動を吸収するよう構成したものがある。
特開2005−207602号公報(段落番号〔0021〕,図9〜図11)
上記従来構造においては、連結部に周方向に均質な円筒状のゴムブッシュが用いられていたために、上下方向の吸振性能を充分に確保すると、マウントフレームの車体前後方向での弾性変位量も大きくなり、車体の発進時や急停止時にミッションケースの慣性による前後への振れが大きくなって、乗り心地に悪影響を及ぼすきらいがあった。
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、マウントフレームと車体フレームとの連結部に改良を加えることで、吸振性能を充分に確保しながら、乗り心地の悪化を防止することを目的としている。
第1の発明は、ミッションケースを連結支持したマウントフレームを、車体フレームにゴムブッシュを介して連結し、ゴムブッシュを、前後方向よりも上下方向に弾性変形しやすく構成してあることを特徴とする。
上記構成によると、ミッションケース自体から発せられる振動および車体の上下揺動に伴うミッションケースの上下動は、ゴムブッシュによって効果的に吸収される(ゴムブッシュが上下方向に弾性変形しやすい点による)。車体の発進や急停止におけるミッションケースの慣性による前後動は、ゴムブッシュによって小さく制限される(ゴムブッシュが前後方向に弾性変形しにくい点による)。
従って、第1の発明によると、原動部の吸振性能を充分に確保しながら、乗り心地の悪化を防止することが可能となる。
第2の発明は、上記第1の発明において、
前記ゴムブッシュを円筒状の連結ボスに内嵌支持するとともに、ゴムブッシュの外周における上下方向の一部を欠如してあるものである。
上記構成によると、簡単な形状設定によってゴムブッシュを前後方向よりも上下方向に弾性変形しやすいものにすることができ、安価な改造で所期の吸振性能を得ることができる。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、
ミッションケースにエンジンを直結してマウントフレームに連結支持してあるものである。
上記構成によると、ミッションケースとエンジンを直結して連結支持したマウントフレームは全体重量(質量)が大きくなって、発進時や急停止時における前後方向への慣性が大きくなり、乗り心地の悪化への影響が更に大きくなるが、ゴムブッシュの吸振特性を上下方向と前後方向とで上記のように異ならせることで、乗り心地の悪化を招くことなく、ミッションケースとエンジンを連結支持した大重量のマウントフレームを、好適に弾性支持することができる。
図1に、作業車の一例である多目的車両の全体側面が、図2に、その全体平面がそれぞれ示されている。この作業車は、前半が低く、後半が高い段違い状に構成された車体フレーム1の前後に、独立懸架された左右の操向自在な前輪2と、独立懸架された左右の後輪3とが装備されるとともに、車体フレーム1の後半部下方に原動部4が配備され、車体フレーム1の前後中間に運転キャビン5が設けられ、かつ、車体フレーム1の後半部上方に油圧シリンダ6によって後部支点p回りに上下に揺動されるダンプ荷台7が配備された基本構造を備えている。
エンジン9とミッションケース10とが前後方向に直結されて、車体フレーム1の後半部下方に防振状態に連結支持したマウントフレーム8に、エンジン9とミッションケース10を搭載連結して、原動部4が構成されており、ミッションケース10で変速された動力が前輪2および後輪3に伝達されて、4輪駆動による走行が行われるようになっている。
図3,4に示すように、マウントフレーム8は、丸パイプ材からなる左右一対の主材8aを板金構造のステー8bで連結して構成され、主材8aの前後両端部に固設した連結ボス部11が、車体フレーム1のブラケット12に支軸13を介して連結支持されている。連結ボス部11には鍔付きのゴムブッシュ14が打ち込み装着され、ゴムブッシュ14の中心に装着された内周ボス15に前記支軸13が挿通されるようになっている。
図5,6に示すように、前記ゴムブッシュ14は、その外周における上下部位が欠如されて切欠き扁平部14aが形成されており、連結ボス部11にゴムブッシュ14が内嵌支持された状態では、連結ボス部11とゴムブッシュ14との間に上下の空隙cが形成されるようになっている。これによって、マウントフレーム8は前後方向よりも上下方向に弾性変位しやすい状態に弾性支持される。なお、ゴムブッシュ14の鍔側の端面には、切欠き扁平部14aの方向を示すマーク14bが一体に***形成されており、切欠き扁平部14aを正しく上下方向に向けてゴムブッシュ14を連結ボス部11へ組み込むことができるようになっている。
このように、マウントフレーム8が、上下方向に弾性変位しやすく、前後方向に弾性変位しにくい状態で弾性支持されることで、エンジン9およびミッションケース10の上下方向での振動は効率よく吸収され、車体の発進や急停止した際の静止慣性あるいは動慣性によって大重量の原動部4が前後に振れ動くことが抑制され、不快な衝撃の発生が防止される。
〔他の実施例〕
(1)ゴムブッシュ14の吸振特性を上下方向と前後方向とで異ならせる他の手段としては、例えば、図7に示すように、外周を円形に形成したゴムブッシュ14の上下部位に空洞16を形成する手段や、図8に示すように、外周を円形に形成した比較的弾性変形しやすいゴムブッシュ14の前後部位に金属片などの硬質部材17を埋設して、ゴムブッシュ14を上下の弾性変形しやすく、前後方向に弾性変形しにくいように構成することも可能である。
(2)外周を円形に形成したゴムブッシュ14の上下部位と前後部位とで硬度を異ならせて、上下方向に弾性変形しやすく、前後方向に弾性変形しにくいものに構成することも可能である。
(3)上記実施例とは逆に、マウントフレーム8の端部にブラケット12を固着するとともに、車体フレーム1に連結ボス部11を固着して、マウントフレーム8をゴムブッシュ14を介して弾性軸支することもできる。
(4)上記実施例では、マウントフレーム8にエンジン9とミッションケース10を直結して搭載支持した原動部4を例示しているが、エンジン9を車体フレーム1に防振連結するとともに、マウントフレーム8にミッションケース10を搭載支持する形態の原動部4に本発明を適用することもできる。
作業車の全体側面図 作業車の全体平面図 原動部の側面図 原動部の平面図 マウントフレームの前後端部を示す縦断側面図 ゴムブッシュの斜視図 別実施例のゴムブッシュを示す縦断側面図 さらに別の実施例のゴムブッシュを示す縦断側面図
符号の説明
8 マウントフレーム
9 エンジン
10 ミッションケース
11 連結ボス部
14 ゴムブッシュ

Claims (3)

  1. ミッションケースを連結支持したマウントフレームを、車体フレームにゴムブッシュを介して連結し、前記ゴムブッシュを、前後方向よりも上下方向に弾性変形しやすく構成してあることを特徴とする作業車の原動部構造。
  2. 前記ゴムブッシュを円筒状の連結ボスに内嵌支持するとともに、ゴムブッシュの外周における上下方向の一部を欠如してある請求項1または2記載の作業車の原動部構造。
  3. ミッションケースにエンジンを直結してマウントフレームに連結支持してある請求項1または2記載の作業車の原動部構造。
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JP2015132316A (ja) * 2014-01-10 2015-07-23 住友理工株式会社 電磁式アクチュエータと、それを用いた能動型制振装置および能動型流体封入式防振装置

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