JP2008083831A - シリーズレギュレータ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】低消費電流化を図りながら、異なる消費電流量のモードに切り換えて使用できるとともに、出力電圧の変動を抑えることができるシリーズレギュレータ回路を提供する。
【解決手段】入力電圧VINラインに接続された定電流源20は、抵抗素子21及びトランジスタB1を介して接地電圧GNDラインに接続される。定電流源20とトランジスタB1との間には、トランジスタM2,M4のゲート端子が接続される。トランジスタM2は、高電流モードにオンとなるトランジスタM1を介して入力電圧VINラインに接続される。トランジスタM2,M4のソース端子がシリーズレギュレータ回路10の出力端子になる。この出力端子は、抵抗素子23及び高電流モードにオンとなるトランジスタM3を介して、又は抵抗素子24,25を介して、接地電圧GNDラインに接続される。この抵抗素子24,25の接続ノードは、トランジスタB1のベース電圧に接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、一定電圧を出力するシリーズレギュレータに関し、特に、低消費電流モード及び高消費電流モードなど、消費電流量が異なるモードに切換可能なシリーズレギュレータ回路に関する。
従来から、入力電圧が変化しても一定電圧を出力する回路として、シリーズレギュレータ回路が知られている。このシリーズレギュレータ回路には、例えば装置の動作状態と待機状態などに対応して、消費電流量が異なるモードに切換を行なうものもある(例えば、特許文献1、2参照。)。
特許文献1に記載のシリーズレギュレータ回路は、消費電流は大きいがリップル除去や負荷過渡応答特性の優れた第1の定電圧回路と、リップル除去率や負荷過渡応答性は劣るが消費電流が少ない第2の定電圧回路とを備える。このシリーズレギュレータ回路では、出力トランジスタを共通にし、各定電圧回路を切り換えて出力を行なう。
また、特許文献2に記載のシリーズレギュレータ回路は、基準電圧を生成する基準電圧発生回路と、検出した出力電圧に応じた電圧を生成して出力する検出回路部と、消費電流は大きいが高速な動作を行なう第1演算増幅器と、消費電流を抑制した第2演算増幅器とを備えている。第1及び第2演算増幅器は、基準電圧と、検出回路部からの電圧とを比較した比較結果に応じた出力をトランジスタの制御端子に供給して出力電圧を一定にする。
ところで、電流の切換が行なわれる場合には、グリッチ(ノイズ)が発生することがある。そこで、消費電流量が異なる状態へ切換を行なう場合に発生するグリッチを抑制するためのシリーズレギュレータ回路についても検討が行なわれている(例えば、特許文献3参照。)。
特許文献3には、過渡応答性と消費電流量の異なる2種類の定電圧回路を備えた定電圧電源が開示されている。これら定電圧回路は、負荷状態が切り換わるときには、両方の定電圧回路のオペアンプを動作させる。そして、両方の定電圧回路の断続回路がオンとなっている期間を設けることにより、定電圧回路の切換時におけるノイズを抑制する。
特開2001−117650号公報(図2) 特開2002−312043号公報(図1) 特開2005−190381号公報(図1)
上述した特許文献1〜3に記載のシリーズレギュレータ回路では、消費電流量が異なる2種類の状態に対応させた2つの回路を切り換えて使用するように構成されている。このために、各シリーズレギュレータ回路は、2つのオペアンプを備えている。ここで、オペアンプを共通化できる構成にすれば、シリーズレギュレータ回路の低消費電流化を更に図ることができる。しかし、単に、オペアンプを共通化した構成では、応答速度が遅くなったり、モード切換時にグリッチが発生したりして、出力電圧が変化し一定電圧を供給できないことがある。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされ、その目的は、低消費電流化を図りながら、異なる消費電流量のモードに切り換えて使用できるとともに、出力電圧の変動を抑えること
ができるシリーズレギュレータ回路を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明は、入力電圧ラインに接続される定電流源と、基準電圧ラインとに接続される第1トランジスタと、前記入力電圧ラインと出力端子とに接続される第2トランジスタと、前記入力電圧ラインに接続される第1スイッチ素子と、この第1スイッチ素子と前記出力端子とに接続された第3トランジスタと、前記出力端子と前記基準電圧ラインとの間に、直列に接続された第1抵抗及び第2抵抗と、前記出力端子に接続される第3抵抗と、この第3抵抗と前記基準電圧ラインとに接続された第2スイッチ素子とを備え、前記第1トランジスタの制御端子は、前記第1抵抗と前記第2抵抗との間に接続されており、前記第2トランジスタ及び前記第3トランジスタの制御端子は、前記定電流源と前記第1トランジスタとの間に接続されており、前記出力端子における消費電流が大きい高電流モードの場合には、前記第1スイッチ素子をオン状態にして前記第3トランジスタを介して電流が供給されるとともに、前記第2スイッチ素子をオン状態にして前記第3抵抗を介して電流が流れるように構成した。
このため、消費電流が大きい高電流モードのときには、第3抵抗及び第2スイッチ素子を介して出力端子から基準電圧ラインに電流を流す。このため、低電流モードの構成に、高電流モードのときより多くの電流を流す構成を付加して、低電流モード及び高電流モードの両方に用いる構成の多くを共通化しても、応答性を向上させながら、低消費電流化を図ることができる。更に、出力端子に、第1スイッチ素子を介して入力電圧ラインから電流を流す構成を備える。従って、出力端子から第3抵抗及び第2スイッチ素子を介して電流が流出する量を、入力電圧ラインから第1スイッチ素子を介して出力端子に流入する電流で補うことができるので、高電流モードに切り換わるときの出力電圧の変動を抑えることができる。
本発明のシリーズレギュレータ回路において、前記第1スイッチ素子としてpチャンネルのMOSトランジスタを用いて構成するとともに、前記第2スイッチ素子としてnチャンネルのMOSトランジスタを用いて構成し、前記第2スイッチ素子の制御端子には、前記出力端子における消費電流が小さい低電流モードの場合にはローレベル、高電流モードの場合にはハイレベルになるモード切換信号を供給し、前記モード切換信号の反転信号が、前記第1スイッチ素子の制御端子に供給されるように構成した。このため、モード切換信号に基づいて、高電流モードのときには、第1スイッチ素子及び第2スイッチ素子を切り換えて、入力電圧ラインから出力端子に、出力端子から基準電圧ラインに、電流を流すことができる。
本発明のシリーズレギュレータ回路において、前記定電流源と前記第1トランジスタとの間には、第4抵抗が設けられており、前記第3トランジスタの制御端子は、前記定電流源と前記第4抵抗との間のノードに接続されており、前記第2トランジスタの制御端子は、前記第4抵抗と前記第1トランジスタとの間のノードに接続されている。高電流モードのときに電流を流す第3トランジスタの制御端子は、低電流モードのときにも電流を流す第2トランジスタの制御端子に比べて、出力端子との電圧差が大きい場合がある。そこで、第2トランジスタの制御端子と第3トランジスタの制御端子との間に第4抵抗を設け、この第4抵抗の電圧降下によって、第3トランジスタの制御端子の電圧を第2トランジスタの制御端子の電圧に対して高くすることができる。従って、高電流モードで第3トランジスタがオンになった場合に、第3トランジスタの制御端子と出力端子との電圧差が大きいことに起因する出力電圧の低下を改善することができる。
本発明のシリーズレギュレータ回路において、前記第3トランジスタの制御端子と前記基準電圧ラインとの間には第1のコンデンサが更に接続され、前記第2トランジスタ及び
前記第3トランジスタとしてnチャンネルのMOSトランジスタを用いて構成されており、前記第3トランジスタがオンした場合のゲート・ソース間の電圧をV3、前記第3トランジスタがオンするときの前記第2トランジスタのゲート・ソース間の電圧をV2、前記定電流源の電流値をIP、前記第4抵抗の抵抗値をR1、前記入力電圧をVIN、前記出力端子の出力電圧をVOUT、前記第1のコンデンサの容量をC1、前記第3トランジスタのゲート・ドレイン間に存在する寄生容量をCp3とした場合に、V3−V2=IP・R1+(VIN−VOUT)/(1+C1/Cp3)の関係が成り立つように構成した。
第3トランジスタのドレイン・ゲート間の寄生容量が、オンになるときに、第3トランジスタのゲート電圧を一時的に上昇させ、これにより出力電圧をも一時的に上昇させることがある。そこで、第3トランジスタの制御端子と基準電圧ラインとの間にコンデンサを設けて、V2−V3=IP・R1+(VIN−VOUT)/(1+C1/Cp3)の関係が成り立つようにすることにより、第3トランジスタがオンしたときの寄生容量による出力電圧の変動を小さくすることができる。従って、高電流モードに切り換わる場合であっても、出力電圧をほぼ一定に維持することができる。
本発明のシリーズレギュレータ回路において、前記第3抵抗と前記基準電圧ラインとの間に、前記第2スイッチ素子に対して並列に第2のコンデンサが設けられている。第1スイッチ素子と第3トランジスタとの間の寄生容量が、オフになるときに、出力電圧を一時的に上昇させることがある。第2スイッチ素子と並列に第2コンデンサを設けることにより、第2スイッチ素子と第3トランジスタとの間の寄生容量に蓄積された電荷は、出力端子に移動する代わりに、第2コンデンサに移動して蓄積される。このため、低消費モードに切り換わるときに第1スイッチ素子がオフになる場合においても、出力電圧の上昇を回避することができる。従って、低電流モードに切り換わる場合であっても、出力電圧をほぼ一定に維持することができる。
本発明によれば、低消費電流化を図りながら、異なる消費電流量のモードに切り換えて使用できるとともに、出力電圧の変動を抑えることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図1〜図4を用いて説明する。
本実施形態のシリーズレギュレータ回路10には、図1に示すように、出力電圧を生成するための入力電圧VINが供給されているとともに、電流モードを変更するためのモード切換信号が供給されている。このモード切換信号は、低電流モードと高電流モードとの切換を行なうための信号である。
ここで、低電流モードとは、例えば、このシリーズレギュレータ回路10が搭載される装置が待機状態のときに使用されるモードである。また、高電流モードとは、例えば、この装置が動作状態のときに使用されるモードである。本実施形態では、高電流モードのときには、シリーズレギュレータ回路10の出力端子から流出する電流が大きく、消費電流の変化は大きくなる。
モード切換信号は、インバータ15の入力端子に供給される。このモード切換信号の電圧VCは、低電流モードのときにはローレベルの信号電圧、高電流モードのときにはハイレベルの信号電圧になる。
シリーズレギュレータ回路10の入力電圧VINラインには、定電流源20が接続されている。この定電流源20は、電流値IPの電流を流す。この定電流源20は、第4抵抗としての抵抗値R1の抵抗素子21、第1トランジスタとしてのバイポーラ型のトランジ
スタB1及び抵抗値R2の抵抗素子22を介して、基準電圧ラインとしての接地電圧GNDラインに接続されている。
また、入力電圧VINラインには、第1スイッチ素子としてのトランジスタM1が接続されている。このトランジスタM1は、pチャンネルのMOSトランジスタである。このトランジスタM1のゲート端子は、インバータ15からの出力端子に接続されており、モード切換信号の反転信号が供給される。このため、低電流モードのときには、トランジスタM1のゲート端子にはハイレベル信号が供給されて、トランジスタM1はオフする。また、高電流モードのときには、トランジスタM1のゲート端子にはローレベル信号が供給されて、トランジスタM1はオンする。
また、トランジスタM1のドレイン端子には、第3トランジスタとしてのトランジスタM2のドレイン端子が接続されている。このトランジスタM2は、nチャンネルのMOSトランジスタであり、高電流モードのときに多くの電流を供給するために設けられている。具体的には、モード切換信号がローレベル信号のときには、トランジスタM1がオフすると、その電流経路が絶たれるために、トランジスタM2はオフする。また、トランジスタM1がオンすることによりトランジスタM2のドレイン端子の電圧が高くなると、入力電圧VINラインからトランジスタM1,M2を介して電流が流れる。本実施形態では、トランジスタM4,M2の現実的に取り得るサイズの最大比よりも、トランジスタM4,M2を流れる電流比が大きいデバイスを用いる。すなわち、トランジスタM2に、高電流でゲート・ソース間の電圧が高いデバイスを用いる。トランジスタM4,M2が同種の場合には、トランジスタM2の電流密度が大きくなり、トランジスタM2のゲート・ソース間の電圧VGS2は、トランジスタM4のゲート・ソース間の電圧VGS4よりも大きくなる。なお、トランジスタM4,M2が異なる種類の場合にも、電圧VGS2,VGS4は異なってくる。
また、このトランジスタM2のゲート端子は、定電流源20と抵抗素子21との接続ノードに接続されている。このゲート端子の電圧を「vg1」で示す。
更に、このトランジスタM2のゲート端子は、コンデンサ31を介して接地電圧GNDラインに接続されている。このコンデンサ31は、容量C1を有しており、第1のコンデンサとして機能する。また、トランジスタM2のソース端子がシリーズレギュレータ回路10の出力端子となり、このソース端子の電圧が出力電圧VOUTになる。
更に、入力電圧VINラインと出力端子との間には、第2トランジスタとしてのトランジスタM4が設けられている。このトランジスタM4は、nチャンネルのMOSトランジスタであり、このゲート端子は、抵抗素子21とトランジスタB1のコレクタ端子との接続ノードに接続されている。このゲート端子の電圧を「vg2」で示す。このトランジスタM4は常にオン状態になっており、このトランジスタM4を介して入力電圧VINラインから出力端子へと電流が流れる。
本実施形態では、次の(1)式を満たすように、入力電圧VIN及び出力電圧VOUTから、コンデンサ31の容量C1や抵抗素子21の抵抗値R1を設定する。
VGS2on−VGS4on
=IP・R1+(VIN−VOUT)/(1+C1/Cgd2) ・・・(1)
ここで、「VGS2on」は、トランジスタM4がオンするときのトランジスタM2のゲート・ソース間の電圧であって、特許請求の範囲における「V3」に相当する。また、「VGS4on」は、トランジスタM4がオンしたときのゲート・ソース間の電圧であって、特許請求の範囲における「V2」に相当する。更に、「Cgd2」は、トランジスタM2のゲート端子とドレイン端子との間に存在する寄生容量であり、特許請求の範囲における「Cp3」に相当する。
出力端子は、第3抵抗としての抵抗値R3の抵抗素子23及び第2スイッチ素子としてのトランジスタM3を介して接地電圧GNDラインに接続されている。トランジスタM3は、nチャンネルのMOSトランジスタであり、このゲート端子には、モード切換信号が供給されている。このトランジスタM3と並列に、コンデンサ32が接続されている。このコンデンサ32は、容量C2を有しており、第2のコンデンサとして機能する。
本実施形態では、このコンデンサ32の容量C2を、次の(2)式で示す値に設定している。
C2=C3・(VIN−VOUT)/VOUT ・・・(2)
ここで、「C3」はトランジスタM1,M2の接続ノードの寄生容量である。
更に、出力端子は、第1抵抗としての抵抗値R4の抵抗素子24及び第2抵抗としての抵抗値R5の抵抗素子25を介して、接地電圧GNDラインに接続されている。この抵抗素子24と抵抗素子25との接続ノードは、トランジスタB1のベース端子に接続されている。
なお、シリーズレギュレータ回路10の出力端子には負荷Loが接続されている。この負荷Loは、容量CLを有しており、接地電圧GNDラインに接続されている。
次に、このシリーズレギュレータ回路10の動作について説明する。
シリーズレギュレータ回路10のトランジスタB1における電圧の関係から、
IP・R2+VBE=VBG
が導き出される。更に、出力電圧VOUTは、
VOUT=VBG・(R4+R5)/R5
となる。このため、ベース電圧VBGが一定であれば、出力電圧VOUTは一定値となる。ここで、トランジスタB1のベース・エミッタ電圧には温度依存性を有するが、この温度依存性を相殺するような電流を供給する電流源を定電流源20として用いる。このため、定電流源20の温度依存性により、ベース電圧VBGの温度依存性は補償されて一定値となり、この結果、出力電圧VOUTも一定値を維持する。
(低電流モード)
低電流モードのときには、電圧VCとしてローレベル信号電圧が供給される。この場合、インバータ15の出力端子に接続されるトランジスタM1のゲート端子には、ハイレベル信号が供給されるので、トランジスタM1はオフする。更に、トランジスタM1がオフしているので、トランジスタM2には入力電圧VINから電流が流れず、トランジスタM2もオフを維持する。
更に、トランジスタM3のゲート端子には、ローレベル信号が供給されるので、トランジスタM3もオフになっている。このため、出力端子から抵抗素子23及びトランジスタM3を介して電流が流れない。
従って、低電流モードの場合には、出力端子の出力電圧VOUTが変動して低下すると、抵抗素子24,25による分圧に基づいてベース電圧VBGが低下し、定電流源20の電流に対して、トランジスタB1のコレクタ電流が減少するので、電圧vg2が上昇する。電圧vg2が上昇すると、トランジスタM4のゲート・ソース間の電圧VGS4も上昇し、トランジスタM4の増幅作用(電圧電流変換の作用)により、出力電流(ドレイン電流)が増加する。従って、入力電圧VINラインからトランジスタM4を介して電流が多く流れる。このようなフィードバックによって出力電圧VOUTが上昇することになる。
また、出力電圧VOUTが変動して上昇した場合には、トランジスタM4のゲート端子の電圧vg2が低下し、トランジスタM4のゲート・ソース間の電圧VGS4が減少して、出力電流(ドレイン電流)が減少して、出力電圧VOUTが下降する。このため、出力電圧VOUTが変動した場合には、抵抗素子24,25、トランジスタB1及びトランジスタM4を介したフィードバックによって、出力電圧VOUTをほぼ一定値にすることができる。
(高電流モード)
高電流モードのときには、電圧VCとしてハイレベル信号電圧が供給される。この場合、トランジスタM1のゲート端子には、インバータ15を介してローレベルの電圧が印加されるので、トランジスタM1はオンする。これにより、トランジスタM1,M2のドレイン端子の電圧が入力電圧VINになり、トランジスタM2もオンする。この結果、入力電圧VINラインからトランジスタM1,M2を介して出力端子に電流が供給される。
更に、トランジスタM3のゲート端子には、ハイレベルの電圧VCが供給されているので、トランジスタM3もオンする。このため、抵抗素子23及びトランジスタM3を介して、出力端子から接地電圧GNDラインに電流が流れる。
この場合、出力電圧VOUTが変動して低下すると、ベース電圧VBGが低下して、トランジスタB1のコレクタ電流が少なくなる。この結果、電圧vg1,vg2の電圧が上昇する。電圧vg2が上昇すると、トランジスタM4のゲート・ソース間の電圧VGS4が増加する。また、電圧vg1が上昇すると、トランジスタM2のゲート・ソース間の電圧VGS2が増加する。従って、入力電圧VINラインからトランジスタM2,M4を介して供給される電流が多くなる。このようなフィードバックによって、出力電圧VOUTを回復させる。
なお、出力電圧VOUTが変動して上昇した場合には、電圧vg1及び電圧vg2が低下して、トランジスタM2,M4のゲート・ソース間の電圧VGS2,VGS4が減少し、出力電圧VOUTが下降する。このため、出力電圧VOUTが変動した場合にも、抵抗素子24,25、トランジスタB1及びトランジスタM4を介したフィードバック及び抵抗素子24,25、トランジスタB1及びトランジスタM2を介したフィードバックによって、出力電圧VOUTをほぼ一定値にすることができる。
次に、図2〜図4を用いて、本発明のシリーズレギュレータ回路10における、抵抗素子21、コンデンサ31,32の構成及び作用について詳述する。
(抵抗素子21について)
図2は、電圧VCをローレベルからハイレベルに変化させることにより、オフ状態のトランジスタM2をオンさせた場合の出力電圧VOUT、電圧vg1,vg2の時間依存性(過渡応答)を示す。図2(a)は、抵抗値R1の抵抗素子21を設けない場合(R1=0の場合)の過渡応答を示す。ここでは、抵抗素子21がないため、電圧vg1と電圧vg2とは等しくなる。
ここで、低電流モードの場合には、トランジスタM2はオフ、トランジスタM4はオンになっているため、電圧vg1,vg2は、トランジスタM4のドレイン端子の電圧(=出力電圧VOUT)に対して電圧VGS4on分高い値になっている。
そして、低電流モードから高電流モードに切り換わる場合(モード切換信号の電圧VCがローレベルの電圧からハイレベルの電圧になる場合)、トランジスタM1がオンとなり、これによりトランジスタM2もオンする。
ここで、トランジスタM2のゲート・ソース間の電圧VGS2onは、トランジスタM4のゲート・ソース間の電圧VGS4onよりも大きくなっている。このため、トランジスタM2がオンしたことにより、このトランジスタM2のドレイン端子の電圧(=出力電圧VOUT)が、ゲート端子の電圧vg1,vg2に比べて電圧VGS2onだけ低下することになる。
ここで、電圧vg1,vg2は、出力電圧VOUTの変化に対して遅れがある。このため、トランジスタM2が切り換わった場合にも、電圧vg1,vg2が急激に上昇せず、出力電圧VOUTは電圧VGS2onを維持して低下することになる。そして、電圧vg1,vg2の上昇に伴って出力電圧VOUTも上昇し、再び一定値を取るようになる。なお、出力電圧VOUTは、トランジスタM2がオフのときには、電圧vg1,vg2に対して電圧VGS4onだけ低下しているので、トランジスタM2がオンになるときには、最大で電圧(VGS2on−VGS4on)だけ低下する。
図2(b)は、抵抗値R1の抵抗素子21を、トランジスタM2のゲート端子とトランジスタM4のゲート端子との間に設けた場合の出力電圧VOUT、電圧vg1,vg2の過渡応答を示す。
この場合、抵抗素子21による電圧降下により、電圧vg2は電圧vg1より低くなる。ここで、この抵抗素子21を流れる電流は定電流源20の電流値IPである。そこで、抵抗素子21による電圧降下(R1・IP)と、電圧(VGS2on−VGS4on)とが等しくなるような抵抗値R1を想定する。トランジスタM2の寄生容量を考慮しない場合には、電圧vg1は、電圧vg2よりも電圧(VGS2on−VGS4on)だけ高くなる。このため、トランジスタM2がオンになったときには、図2(b)に示すように、トランジスタM2のソース端子の電圧は、トランジスタM4のソース端子の電圧と同じであるので、出力電圧VOUTはトランジスタM2がオンしても変化しない。従って、抵抗素子21がない場合に比べて、出力電圧VOUTの変動を抑えることができる。
また、異なる種類のトランジスタを用いた場合や、同じ種類のトランジスタを用いた場合でも、この抵抗素子21を適切に選ぶことにより、トランジスタM2,M4として任意のサイズのトランジスタを用いることができる。従って、回路設計の自由度を増やすことができる。また、低電流モードと高電流モードの電流比が大きい場合には、トランジスタM4のサイズには最小限界があるので、抵抗素子21がないと、トランジスタM2を、その必要な出力電流に関わらず実施可能なレベルを超えて大きくしなければならない。この場合には、この抵抗素子21による調節が有効である。
(コンデンサ31の設定及びこれに伴う抵抗素子21の抵抗値R1の調整について)
ところで、トランジスタM2がオンした場合、トランジスタM2のドレイン端子とゲート端子の間には、図1に示すように寄生容量Cgd2が存在している。抵抗素子21による電圧降下を電圧(VGS2on−VGS4on)と等しくする場合には、以下の関係が成立する。
R1・IP=VGS2on−VGS4on
ここで、寄生容量Cgd2が存在すると、トランジスタM2がオンした場合には、図3(a)に示すように、電圧vg1は、寄生容量Cgd2と容量C1の分圧に応じて、以下に示す電圧Vo1だけ一時的に上昇する。
Vo1=(VIN−VOUT)/(1+C1/Cgd2)
従って、出力電圧VOUTも、電圧Vo1だけ上昇して変動することになる。
そこで、トランジスタM2がオンに切り換わった場合に、電圧vg1が上昇する電圧Vo1が、トランジスタM2がオンしたときのゲート端子の電圧vg1と等しくなるように
、コンデンサ31の容量C1を設定し、これに伴って抵抗素子21の抵抗値R1も調整する。具体的には、上述した式(1)が成立するように設定する。この結果、図3(b)に示すように、トランジスタM2がオンする場合においても、出力電圧VOUTのグリッチをほぼ0にすることができる。
(コンデンサ32の設定について)
図1に示すようにトランジスタM1,M2のドレイン端子に存在する寄生容量C3は、トランジスタM1,M2がオフになる場合に、以下に説明するように動作に影響を与える。ここで、寄生容量C3には、トランジスタM1のドレイン・ソース間寄生容量、トランジスタM1,M2のドレイン端子と、入力電圧VINライン又接地電圧GNDライン間の寄生容量及び配線容量等が含まれる。
ここで、図4(a)は、コンデンサ32を設けなかった場合の、入力電圧VINから、トランジスタM1,M2、出力端子及び負荷Loを介して接地電圧GNDラインまでの等価回路図である。この図では、入力電圧VINラインとトランジスタM2との間に寄生容量C3のコンデンサが設けられた回路として示されている。また、トランジスタM1はオフ状態であるため省略して示されている。
図4(b)は、コンデンサ32を設けなかった場合の、オン状態のトランジスタM2をオフさせた場合のトランジスタM2を流れる電流IM2、抵抗素子23を流れる電流IR3、出力端子における電流変化量(IM2−IR3)、出力電圧VOUTの過渡応答を示す。
本実施形態のトランジスタM2がオフする場合には、モード切換信号がローレベルになっているため、トランジスタM3もオフする。従って、この図4(b)において、トランジスタM3を流れる電流(IR3)は、オン状態の電流値(VOUT/R3)から速やかに「0」になる。
また、トランジスタM2もオフになるため、トランジスタM2を流れる電流も、オン状態の電流値(VOUT/R3)から接地電圧GND(=0)になる。このとき、寄生容量C3に蓄積された電荷が放電されるため、この放電による電流もトランジスタM2を流れる。この結果、図4(b)に示すように、電流変化量(IM2−IR3)は、トランジスタM2のオフへの切換時に過剰な電流が流れ、この電流に応じて出力電圧VOUTは、以下に示す電圧Vo2だけ一時的に上昇する。
Vo2=(VIN−VOUT)/(1+CL/C3)
このように表されるのは、寄生容量C3に蓄積された電荷が、トランジスタM2を流れて負荷Loの容量CLを充電するためである。
次に、コンデンサ32を設けた場合について、図4(c),(d)を用いて説明する。図4(c)は、コンデンサ32を設けた場合の、寄生容量C3とコンデンサ32の容量C2との関係を示した要部の等価回路図である。この図においても、図4(a)と同様に、入力電圧VINラインとトランジスタM2との間に寄生容量C3のコンデンサが設けられた回路として示せる。また、図4(d)は、コンデンサ32を設けた場合の、オン状態のトランジスタM2をオフさせた場合のトランジスタM2を流れる電流IM2、抵抗素子23を流れる電流IR3、出力端子における電流変化量(IM2−IR3)、出力電圧VOUTの過渡応答を示す。
ここでは、図4(c)に示すように、抵抗素子23と直列にコンデンサ32を設けることによって、寄生容量C3に充電された電荷をコンデンサ32に蓄積させる。ここで、トランジスタM2を流れる電荷量Q1、抵抗素子23を流れる電荷量Q2は以下のようにな
る。
Q1=C3・(VIN−VOUT)
Q2=C2・VOUT
ここで、出力に対して電荷の移動を小さくするためには、一定期間後の電荷の出入りを「0」にすることが必要である。このため、電荷量Q1=電荷量Q2が成立し、C3・(VIN−VOUT)=C2・VOUTとなる。この式から、コンデンサ32の容量C2を、上記(2)式で示す値に設定すると、トランジスタM2がオフになった場合の電流IR3の変化は電流IM2の電流変化と同様な形状となる。このため、コンデンサ32を設けない図4(b)の場合の電流変化量(IM2−IR3)に比べて変動が減少する。そして、出力電圧VOUTの変動も減少し、出力電圧VOUTのグリッチがほぼ0になる。なお、電流IR3として現れる電荷の移動のスピードと、電流IM2として現れる電荷の移動のスピードとは、各時刻において差があるため、この差に応じた電流変化が出力に現れ、出力電圧VOUTも完全に「0」にはならずに多少は変動する。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
・ 本実施形態では、高電流モードと低電流モードにおいて、定電流源20、抵抗素子22,24,25、トランジスタB1,M4を共通化した。従来のように消費電流量が異なるモード切換を行なう場合に、これら構成要素を共通化するには、抵抗素子24,25の抵抗値R4,R5を大きくしてバイアス電流を小さくすることが考えられる。この場合、低消費電流化を図るためには有効であるが、出力端子の変化に対して応答性が悪くなる。そこで、抵抗素子24,25と並列に電流が流れる抵抗素子23及びトランジスタM3のラインを設け、高電流モードのときには、この抵抗素子23を介して電流が流れる構成にした。これにより、高電流モードのときには、出力電圧VOUTを流れる電流が増加し、かつ抵抗素子24,25を流れる電流を小さくできるので、出力電圧VOUTの変化に対応する応答性も向上する。従って、シリーズレギュレータ回路10を構成する構成要素を少なくすることができ、消費電流を低く抑えることができるとともに、応答性を向上させることができるので、出力電圧VOUTを一定にすることができる。
・ 本実施形態では、入力電圧VINラインと出力電圧VOUTラインとの間に設けたトランジスタM4と並列に、直列に接続されたトランジスタM1,M2を設ける。このトランジスタM1,M2は、ハイレベルのモード切換信号が供給されるとオンする。このため、高電流モードの場合には、トランジスタM4だけでなく、トランジスタM1,M2を介して入力電圧VINから出力電圧VOUTに電流を供給できるので、高電流モードにおける消費電流によって、出力電圧VOUTの低下を回避することができる。
・ 本実施形態では、トランジスタM4のゲート端子と、トランジスタM2のゲート端子との間に抵抗素子21を設ける。これにより、高電流モードのときにオンするトランジスタM2のゲート端子の電圧vg1を、常にオン状態にあるトランジスタM4のゲート端子の電圧vg2よりも高くできるので、トランジスタM4がオンしたときの出力電圧VOUTの変動を抑えることができる。また、この抵抗素子21を適切に選ぶことにより、トランジスタM2,M4として任意のサイズのトランジスタを用いることができるので、設計の自由度が増える。更に、低電流モードと高電流モードの電流比が大きい場合には、この抵抗素子21による調節が有効である。
・ 本実施形態では、トランジスタM2のゲート端子と接地電圧GNDラインとの間にコンデンサ31を設ける。更に、VGS2on−VGS4on=IP・R1+(VINーVOUT)/(1+C1/Cgd2)の(1)式の関係になるように、コンデンサ31の容量C1を設定し、抵抗素子21の抵抗値R1を調整する。これにより、トランジスタM1,M2がオンするときの寄生容量Cgd2による出力電圧VOUTの変動を抑えることがで
きる。従って、トランジスタM1,M2がオンするときであっても、出力電圧VOUTに生じるグリッチを小さくすることができる。
・ 本実施形態では、出力端子と接地電圧GNDラインとの間に、抵抗素子23と直列に設けられたトランジスタM3に対して並列にコンデンサ32を設ける。更に、このコンデンサ32の容量C2を、C2=C3・(VIN−VOUT)/VOUTの(2)式となるように設定する。これにより、トランジスタM1,M2がオフになるときに存在する寄生容量C3による出力電圧VOUTの変動を抑えることができる。従って、トランジスタM1,M2がオフするときであっても、出力電圧VOUTに生じるグリッチを小さくすることができる。
・ 本実施形態では、トランジスタB1のベース・エミッタ電圧には温度依存性を有するが、この温度依存性を相殺するような電流を供給する電流源を定電流源20として用いる。このため、定電流源20の温度依存性により、ベース電圧VBGの温度依存性は補償されて一定値となり、この結果、出力電圧VOUTも一定値を維持する。
また、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記実施形態において、トランジスタM2,M4のゲート端子間に抵抗素子21を設けた。トランジスタM2のゲート・ソース間の電圧VGS2onと、トランジスタM4のゲート・ソース間の電圧VGS4onの関係によっては、抵抗素子21を省略してもよい。この場合には、シリーズレギュレータ回路10の構成を簡素化することができる。
○ 上記実施形態においては、寄生容量Cgd2による出力電圧VOUTのグリッチをほぼ0にするために、コンデンサ31の容量C1を設定し、これに伴って抵抗素子21の抵抗値R1を調整した。これに限らず、上述した式(1)が成立すれば、コンデンサ31の容量C1又は抵抗素子21の抵抗値R1の一方のみを変更して調整してもよい。更に、定電流源20の電流値IPを変更して調整してもよい。
○ 上記実施形態において、寄生容量Cgd2,C3の大きさによっては、コンデンサ31,32を省略してもよい。この場合にも、シリーズレギュレータ回路10の構成を簡素化することができる。
○ 上記実施形態において、出力端子から接地電圧GNDラインに、低電流モードでは電流が流れず、高電流モードにおいて電流が流れるラインを1つ設けた。高電流モードにおける消費電流の大きさによっては、このラインを複数設けてもよい。
実施形態のシリーズレギュレータ回路の配線回路図。 第4抵抗の効果を説明するための説明図であり、(a)は第4抵抗を設けない場合の電圧変化、(b)は第4抵抗を設けた場合の電圧変化を示す。 第1のコンデンサと定電流源の関係を説明するための説明図であり、(a)は第2、第3トランジスタのゲート端子の電圧差を第4抵抗の電圧降下と等しくした場合の電圧変化、(b)は(1)式の関係を成立した場合の電圧変化を示す。 第2のコンデンサの効果を説明するための説明図であり、(a)は第2のコンデンサがないときの要部の配線回路図、(b)は(a)の配線回路図における電流及び出力電圧の変化を示す図、(c)は第2のコンデンサを設けたときの要部の配線回路図、(d)は(c)の配線回路図における電流及び出力電圧の変化を示す図。
符号の説明
B1…第1トランジスタとしてのトランジスタ、C1…第1のコンデンサの容量、Cg
d2…寄生容量、IP…電流値、GND…基準電圧としての接地電圧、M1…第1スイッチ素子としてのトランジスタ、M2…第3トランジスタとしてのトランジスタ、M3…第2スイッチ素子としてのトランジスタ、M4…第2トランジスタとしてのトランジスタ、R1…抵抗値、VIN…入力電圧、VGS4on…第3トランジスタがオンになったときの第2トランジスタのゲート・ソース間の電圧、VGS2on…第3トランジスタがオンになったときの第3トランジスタのゲート・ソース間の電圧、VOUT…出力電圧、10…シリーズレギュレータ回路、20…定電流源、21…第4抵抗としての抵抗素子、23…第3抵抗としての抵抗素子、24…第1抵抗としての抵抗素子、25…第2抵抗としての抵抗素子、31…第1のコンデンサ、32…第2のコンデンサ。

Claims (5)

  1. 入力電圧ラインに接続される定電流源と、基準電圧ラインとに接続される第1トランジスタと、
    前記入力電圧ラインと出力端子とに接続される第2トランジスタと、
    前記入力電圧ラインに接続される第1スイッチ素子と、
    この第1スイッチ素子と前記出力端子とに接続された第3トランジスタと、
    前記出力端子と前記基準電圧ラインとの間に、直列に接続された第1抵抗及び第2抵抗と、
    前記出力端子に接続される第3抵抗と、
    この第3抵抗と前記基準電圧ラインとに接続された第2スイッチ素子とを備え、
    前記第1トランジスタの制御端子は、前記第1抵抗と前記第2抵抗との間に接続されており、
    前記第2トランジスタ及び前記第3トランジスタの制御端子は、前記定電流源と前記第1トランジスタとの間に接続されており、
    前記出力端子における消費電流が大きい高電流モードの場合には、前記第1スイッチ素子をオン状態にして前記第3トランジスタを介して電流が供給されるとともに、前記第2スイッチ素子をオン状態にして前記第3抵抗を介して電流が流れるように構成したことを特徴とするシリーズレギュレータ回路。
  2. 前記第1スイッチ素子としてpチャンネルのMOSトランジスタを用いて構成するとともに、
    前記第2スイッチ素子としてnチャンネルのMOSトランジスタを用いて構成し、
    前記第2スイッチ素子の制御端子には、前記出力端子における消費電流が小さい低電流モードの場合にはローレベル、高電流モードの場合にはハイレベルになるモード切換信号を供給し、
    前記モード切換信号の反転信号が、前記第1スイッチ素子の制御端子に供給されるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のシリーズレギュレータ回路。
  3. 前記定電流源と前記第1トランジスタとの間には、第4抵抗が設けられており、
    前記第3トランジスタの制御端子は、前記定電流源と前記第4抵抗との間のノードに接続されており、
    前記第2トランジスタの制御端子は、前記第4抵抗と前記第1トランジスタとの間のノードに接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシリーズレギュレータ回路。
  4. 前記第3トランジスタの制御端子と前記基準電圧ラインとの間には第1のコンデンサが更に接続され、
    前記第2トランジスタ及び前記第3トランジスタとしてnチャンネルのMOSトランジスタを用いて構成されており、
    前記第3トランジスタがオンした場合のゲート・ソース間の電圧をV3、前記第3トランジスタがオンするときの前記第2トランジスタのゲート・ソース間の電圧をV2、前記定電流源の電流値をIP、前記第4抵抗の抵抗値をR1、前記入力電圧をVIN、前記出力端子の出力電圧をVOUT、前記第1のコンデンサの容量をC1、前記第3トランジスタのゲート・ドレイン間に存在する寄生容量をCp3とした場合に、
    V3−V2=IP・R1+(VIN−VOUT)/(1+C1/Cp3)
    の関係が成り立つように構成したことを特徴とする請求項3に記載のシリーズレギュレータ回路。
  5. 前記第3抵抗と前記基準電圧ラインとの間に、前記第2スイッチ素子に対して並列に第
    2のコンデンサが設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のシリーズレギュレータ回路。
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