JP2008082653A - 給湯、冷温水空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷媒回路は、室外機に設けられ、冷媒が回転数可変な圧縮機、四方弁、水と熱交換を行う第1の熱交換器、空気と熱交換を行う第2の熱交換器を順次循環する。また、水回路は、水搬送手段と給湯タンクを備え、水が、この水搬送手段、前記第1の熱交換器水回路、前記給湯タンクを順次循環する。また、2つの減圧装置は、第1の熱交換器と前記第2の熱交換器を連通する配管に直列に設けられており、レシーバは、これら2つの減圧装置の間に設けられ、前記冷媒を貯留する。また、制御手段は、第1、第2の熱交換器の内の凝縮器となる熱交換器の出口過冷却度が所定の目標値になるように上流側の減圧装置を制御する。
【選択図】図4
Description
給湯運転する場合、室外機冷媒回路では、圧縮機1を吐出した高圧高温ガス冷媒は四方弁2を介して水冷媒熱交換器3に流入し、ここで負荷側ユニットに温熱を供給して凝縮し、高圧液冷媒として流出する。流出した高圧液冷媒は減圧装置4で減圧されて低圧気液二相冷媒となり、室外ファン7が強制送風している室外熱交換器6に流入し、ここで周囲空気と熱交換して蒸発し、低圧ガス冷媒として流出する。流出した低圧ガス冷媒は四方弁2を介して圧縮機1に戻る。
圧縮機吐出冷媒の温度と、圧縮機吸入冷媒の状態は相関性が高く、圧縮機吸入冷媒の過熱度や乾き度を制御することで圧縮機吐出冷媒の温度を制御できることは自明である。
また、冷媒回路に余剰冷媒が発生する場合、余剰冷媒はアキュムレータ10に滞留する。アキュムレータ10に冷媒が滞留すると、圧縮機吸入冷媒の状態は乾き度0.8〜1の状態で安定するので、この圧縮機吸入冷媒の状態を自在に制御することは難しい。圧縮機の吸入状態を自在に制御できないため、圧縮機吐出冷媒温度を容易に制御できない。
以下、本発明の実施の形態1を説明する。
給湯運転する場合、室外機冷媒回路では、圧縮機1を吐出した高圧高温ガス冷媒は四方弁2を介して水冷媒熱交換器3に流入し、ここで負荷側ユニットに温熱を供給して凝縮し、高圧液冷媒として流出する。流出した高圧液冷媒は減圧装置4aで減圧されて中圧飽和液冷媒となってレシーバ5を介して減圧装置4bに流入し、ここで減圧されて低圧気液二相冷媒となる。低圧気液二相冷媒は室外ファン7が強制送風している室外熱交換器6に流入し、ここで周囲空気と熱交換して蒸発し、低圧ガス冷媒として流出する。流出した低圧ガス冷媒は四方弁2を介して圧縮機1に戻る。
第1ステップとして運転指令と要求能力が負荷側制御・通信手段41から室外機制御・通信手段42に伝達される。
第2ステップとして、室外機制御・通信手段42は温度・圧力検知手段(31〜36)が検知する値を収集する。
第3ステップとして、室外機制御・通信手段42は、要求能力と、室外機周囲乾球温度検知手段31が検知した室外機周囲乾球温度と、水冷媒熱交換器の入口水温検知手段32が検知した水冷媒熱交換器水入口温度から圧縮機モータの回転数を決定する。予め3つの値の関係をマップ化しておくと決定時間を短縮することができる。
第4ステップとして、室外機制御・通信手段42は、室外機周囲乾球温度検知手段31が検知した室外機周囲乾球温度から室外機ファンモータ回転数を決定する。
第5ステップとして、室外機制御・通信手段42は、給湯、温水暖房運転時には、圧縮機吐出圧力検知手段36が検知した圧縮機吐出圧力から凝縮器飽和液温度を算出し、水冷媒熱交換器の液管側冷媒温度検知手段34が検知した水冷媒熱交換器の液管接続口温度との値から凝縮器である水冷媒熱交換器の出口冷媒過冷却度を求め、求めた過冷却度値が所定の目標値になるように水冷媒熱交換器3と連通する減圧装置4aの開度を決定する。また、室外機制御・通信手段42は、冷水冷房運転時には、圧縮機吐出圧力検知手段36が検知した圧縮機吐出圧力から凝縮器飽和液温度を算出し、空冷式熱交換器の液管側冷媒温度検出手段33が検知した空冷式熱交換器の液管接続口温度との値から凝縮器である空冷式熱交換器の出口冷媒過冷却度を求め、求めた過冷却度値が所定の目標値になるように空冷式熱交換器6と連通する減圧装置4bの開度を決定する。
第6ステップとして、室外機制御・通信手段42は、第3から第5ステップで決定した圧縮機モータ回転数を圧縮機モータ回転数制御部(図示せず)へ、室外ファンモータ回転数を室外ファンモータ回転数制御部(図示せず)へ、減圧装置開度を減圧装置開度制御部(図示せず)へ送信して制御する。本制御は所定時間毎に実施する。所定時間は冷凍サイクルの安定性を考慮し、20秒から2分の間の値とする。
第1ステップとして、負荷側制御・通信手段41は、室外機へ運転要求するかしないか決定する。
第2ステップとして、負荷側制御・通信手段41は、室外機に運転要求しない場合には、水ポンプ21のモータ回転数を所定の最小回転数に決定する。ここで、必要最小モータ回転数とは、水回路周囲温度が0℃未満でも回路中の水が凍らないようにするために必要な流速を得るための回転数である。室外機に運転要求する場合には、負荷側制御・通信手段41は、水ポンプ21のモータ回転数を所定の最小回転数ではない回転数に決定する。
第3ステップとして、負荷側制御・通信手段41から室外機制御・通信手段42へ運転指令有無と負荷側の要求能力を伝達する。
一方で、給湯、温水暖房時にはレシーバ5に滞留している冷媒を水冷媒熱交換器に移動して吐出圧力を上昇させる必要がある。レシーバ5から水冷媒熱交換器3の途中には減圧装置4b、空冷式熱交換器6、四方弁2、圧縮機1、四方弁2があるが、途中に滞留容器が無いので冷媒移動は短時間で完了する。
ΔTc=CTl−Tco
ΔTd=Td−CTg
圧縮機吸入側に冷媒がたまる容器がないので減圧装置4bの開度を制御することで、圧縮機吐出冷媒の温度を自在に制御できる。そのとき圧縮機吸入冷媒状態も変化している。
まず、空冷式のフィンチューブ式熱交換器と伝熱面積、冷媒側容積を比較するとプレート式熱交換器の方が小さいことを説明する。
1/K=(1/αo+(Ao/Ai)/αi) 式(1)
(1)給湯、温水暖房運転開始時の立ち上がりが早い
(2)プレート式熱交換器は内容積が小さいので、冷媒滞留量が少量で済む。デフロスト運転終了後に給湯、温水暖房運転を短時間で立ち上げる場合、レシーバから水冷媒熱交換器であるプレート式熱交換器へ必要冷媒量を短時間に移動する必要がある。プレート式熱交換器は冷媒移動量がプレートフィン式熱交換器よりも少量で済むので能力立ち上がりに要する時間を短縮できる。尚、2つの減圧装置を備える回路だから可能であることは前に説明済みである。
(3)減圧装置入口冷媒状態の安定化
減圧装置は、入口冷媒状態が完全な液状態でないと制御が保障されない特性がある。そのため、凝縮器にプレートフィン式熱交換器を用いる場合には減圧装置の入口冷媒過冷却度を4deg以上確保する制御を導入して確実に液状態にする制御を導入している。一方、給湯、温水暖房運転する場合、減圧装置の上流側に接続されている水冷媒熱交換器の出口冷媒過冷却度を大きくすると凝縮温度が上昇して(図12)運転効率が低下したり、高温水供給時は装置の信頼性上限圧力を超えてしまったりすることがあるので、水冷媒熱交換器の出口冷媒過冷却度はできるだけ小さくしたい。プレート式熱交換器を使用し、冷媒を上から下に流す場合は熱交換器の構造の特性上、出口過冷却度が小さくても気泡の混じらない液冷媒にすることが可能である。具体的には過冷却度2degでも気泡が混じらない液冷媒を確保できることを実験で確認した。
例えば、空冷式熱交換器4L、プレート式熱交換器1Lの冷媒回路を例にとった場合、給湯、温水暖房に必要な冷媒量は1.0g、冷水冷房に必要な冷媒量が1.8kgとなり、1.8kgを充填冷媒量とした場合、デフロスト運転時にほとんどの冷媒量が空冷式熱交換器に滞留し、低圧側に滞留する冷媒量が過少となり冷媒回路を循環する冷媒量が低減することが実験的にわかった。デフロスト運転時に空冷式熱交換器容積の約1/2媒が0℃で滞留する。そこで、0℃飽和液冷媒が空冷式熱交換器容積の約半分を占有するときの冷媒重量を必要最小充填冷媒量とし、実際はこの値より多い値を充填冷媒量に設定する。R410A冷媒の場合、0℃飽和液密度は1170kg/m3であり、必要最小充填冷媒量は1170kg/m3×4L/1000×1/2=2.34kgとなる。よって、デフロスト運転時には1.04kg(2.84-1.8=1.04kg)の冷媒不足となる。
第1ステップとして、室外機制御・通信手段42は、負荷側制御・通信手段41から受信した要求能力、計算上の室外機周囲乾球温度、水冷媒熱交換器の液管側冷媒温度検知手段34が検出した水冷媒熱交換器の水入口温度から計算上の圧縮機モータ回転数を決定する。この値を基本回転数とする。
第2ステップとして、室外機制御・通信手段42は、室外機周囲乾球温度検知手段31が検出した室外機周囲乾球温度から基本湿球温度を決定する。基本湿球温度は例えば東京の過去30年の天候データを参考に室外機周囲乾球温度と1対1の関係を予め設定しマップ化しておく。
第3ステップとして、室外機制御・通信手段42は、負荷側制御・通信手段41から受信した要求能力、第2ステップで決定した基本湿球温度から冷媒回路の基本冷媒蒸発温度を計算する。要求能力、湿球温度と冷媒蒸発温度の関係は試験結果やシミュレーション計算結果を参考に予め設定しマップ化しておく。
第4ステップとして、室外機制御・通信手段42は、基本冷媒蒸発温度と、実運転時の空冷式熱交換器の液管側冷媒温度を比較し、所定温度差以上の差があるかどうか判断する。所定温度差はセンサ誤差を考慮し1℃とするのが望ましい。
第5ステップとして、所定温度差以内の場合は、補正値ゼロとする。所定温度差以上の場合は実室外機周囲湿球温度が基本湿球温度と異なると判断する。その場合、計算で求めた室外機周囲湿球温度からマップを使って計算上の室外機周囲乾球温度を求め、要求能力、計算上の室外機周囲乾球温度、水冷媒熱交換器の液管側冷媒温度検知手段34が検出した水冷媒熱交換器の水入口温度から計算上の圧縮機モータ回転数を決定する。圧縮機モータ回転数は、事前の開発試験において、要求能力、計算上の室外機周囲乾球温度、水冷媒熱交換器の水入口温度との関係を定量化して作成したマップを用いて一意的に決定する。
基本回転数と計算上の回転数の差に係数を乗算した値を補正値として基本回転数に足す。
また、給湯、温水暖房運転をする場合、室外機周囲乾球温度が所定温度以下になった場合にも、冷媒回路の信頼性を向上させるには、プレート式熱交換器の冷媒出口過冷却度を、入口水温が所定温度以上の場合より大きくすると、凝縮圧力が上昇して冷媒回路の運転範囲を信頼性保証範囲内に収めることができる。例えば室外機周囲乾球温度の所定温度は-10℃、過冷却度は2degを6deg以上にする。
いずれも凝縮圧力を上昇させて、圧縮機の最低保証圧縮比を確保しつつ、冷媒回路の運転範囲を保証範囲内に収めるために実施するものである。
次に、他の装置形態について説明する。
図5は、本発明の実施の形態2における給湯、冷温水空気調和装置の冷媒回路図である。
図5は、図4に冷温水空調機様熱交換器25を介して水回路を追加し、この水回路に空冷式熱交換器6の代わりに地中排熱用熱交換器26に変更したものである。これにより、地中熱利用の給湯、冷温水空気調和装置を実現できる。室外機の排熱を、一年を通じて温度が安定している地中に排することで、室外機冷媒回路中の冷媒分布を安定化することができ、その結果、冷媒回路の信頼性を確保することができる。
他の装置形態について説明する。
図6は、本発明の実施の形態2における給湯、冷温水空気調和装置の冷媒回路図である。
図6に示すように冷媒回路は、圧縮機1、四方弁2、水冷媒熱交換器3、減圧装置4a、4b、レシーバ5、室外熱交換器6、室外ファン7、室外ファンモータ8から構成され、水回路は、水ポンプ21、三方弁22、給湯タンク23、水ポンプ27、および水水熱交換器28から構成されている。
図6は、図4の冷媒回路中において、給湯タンク23からタンク内部熱交換器24を除去する代わりに、水水熱交換器28を介して水回路を追加し、この水回路に水ポンプ27を配設したものである。
他の装置形態について説明する。
2つの減圧装置とレシーバの組合せ回路に、レシーバ内の冷媒と、室外熱交換器と圧縮機との間の冷媒とを熱交換する内部熱交換器を備えた冷媒回路を図7に示す。
図7に示すように、冷媒回路は、圧縮機1、四方弁2、水冷媒熱交換器3、減圧装置4a、4b、レシーバ5、室外熱交換器6、室外ファン7、室外ファンモータ8、レシーバ内内部熱交換器9から構成され、水回路は、水ポンプ21、三方弁22、給湯タンク23、タンク内部熱交換器24、および冷温水空調機用熱交換器25から構成されている。
図7は、図4の冷媒回路中において、レシーバ5の内部にレシーバ内内部熱交換器9を追加したものである。
給湯運転する場合、室外機冷媒回路では、圧縮機1を吐出した高圧高温ガス冷媒は四方弁2を介して水冷媒熱交換器3に流入し、ここで負荷側ユニットに温熱を供給して凝縮し、高圧液冷媒として流出する。流出した高圧液冷媒は減圧装置4aで減圧されて中圧の液リッチな気液二相冷媒となってレシーバ5に流入し、レシーバ5内の内部熱交換器9で、管内を流通する低圧ガス冷媒と熱交換して凝縮し、飽和液冷媒となって流出し、減圧装置4bで減圧されて低圧気液二相冷媒となる。低圧気液二相冷媒は室外ファン7が強制送風している室外熱交換器6に流入し、ここで周囲空気と熱交換して蒸発し、ガスリッチな気液二相冷媒あるいは飽和ガス冷媒として流出する。流出した低圧ガス冷媒は四方弁2を介して内部熱交換器9に流入し、このレシーバ5内を流通する液冷媒と熱交換して過熱ガスとなり圧縮機1に戻る。温水暖房運転の室外機冷媒回路の冷媒動作は給湯運転と同様なので説明を省略する。給湯運転、温水暖房運転の負荷側システムの水の動作は図4の説明と同様なので説明を省略する。
他の装置形態について説明する。
図8は、本発明の実施の形態5における給湯、冷温水空気調和装置の冷媒回路図である。
図8に示すように、冷媒回路は、圧縮機1、四方弁2、水冷媒熱交換器3、減圧装置4a〜4c、レシーバ5、空冷式熱交換器6、室外ファン7、室外ファンモータ8、内部熱交換器9、内部熱交換器11から構成され、水回路は、水ポンプ21、三方弁22、給湯タンク23、タンク内部熱交換器24、および冷温水空気調和用熱交換器25から構成されている。
図8は、図4の冷媒回路中において、レシーバ5の内部にレシーバ内内部熱交換器9を追加したものである。
内部熱交換器11によるガスインジェクション回路とすることにより以下のような効果が得られる。まずガスインジェクションを行うことにより、圧縮機1から吐出される冷媒流量が増加し、圧縮機1から吐出される冷媒流量Gdisと圧縮機3で吸入される冷媒流量Gsucとインジェクションされる冷媒流量Ginjとの関係式は、
Gdis=Gsuc+Ginj となる。
従って、凝縮器となる熱交換器に流れる冷媒流量が増加するので、暖房運転の場合には、暖房能力が増加する。
他の装置形態について説明する。
図9は、本発明の実施の形態6における給湯、冷温水空気調和装置の冷媒回路図である。
図9に示すように冷媒回路は、圧縮機1、四方弁2、水冷媒熱交換器3、減圧装置4a、4b、レシーバ5、室外熱交換器6、室外ファン7、室外ファンモータ8から構成され、水回路は、水ポンプ21、三方弁22、給湯タンク23、タンク内部熱交換器24、および冷温水空気調和用熱交換器25から構成されている。
Claims (28)
- 室外機に設けられ、冷媒が、回転数可変な圧縮機、四方弁、水と熱交換を行う第1の熱交換器、空気と熱交換を行う第2の熱交換器を順次循環する冷媒回路と、
水搬送手段と給湯タンクを備え、水が、この水搬送手段、前記第1の熱交換器水回路、前記給湯タンクを順次循環する水回路と、
前記第1の熱交換器と前記第2の熱交換器を連通する配管に直列に設けられた2つの減圧装置と、
この2つの減圧装置の間に設けられ、前記冷媒を貯留するレシーバと、
前記第1、第2の熱交換器の内の凝縮器となる熱交換器の出口過冷却度が所定の目標値になるように上流側の減圧装置を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする給湯、冷温水空気調和装置。 - 室外機に設けられ、冷媒が、回転数可変な圧縮機、四方弁、水と熱交換を行う第1の熱交換器、空気と熱交換を行う第2の熱交換器を順次循環する冷媒回路と、
水搬送手段と給湯タンクを備え、水が、この水搬送手段、前記第1の熱交換器水回路、前記給湯タンクを順次循環する水回路と、
前記第1の熱交換器と前記第2の熱交換器を連通する配管に直列に設けられた2つの減圧装置と、
この2つの減圧装置の間に設けられ、前記冷媒を貯留するレシーバと、
前記第1、第2の熱交換器の内の蒸発器となる熱交換器の出口過冷却度が所定の目標値になるように下流側の減圧装置を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする給湯、冷温水空気調和装置。 - 室外機に設けられ、冷媒が、回転数可変な圧縮機、四方弁、水と熱交換を行う第1の熱交換器、空気と熱交換を行う第2の熱交換器を順次循環する冷媒回路と、
水搬送手段と給湯タンクを備え、水が、この水搬送手段、前記第1の熱交換器水回路、前記給湯タンクを順次循環する水回路と、
前記第1の熱交換器と前記第2の熱交換器を連通する配管に直列に設けられた2つの減圧装置と、
この2つの減圧装置の間に設けられ、前記冷媒を貯留するレシーバと、
前記圧縮機の吐出温度が所定の目標値になるように下流側の減圧装置を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする給湯、冷温水空気調和装置。 - 室外機に設けられ、冷媒が、回転数可変な圧縮機、四方弁、水と熱交換を行う第1の熱交換器、空気と熱交換を行う第2の熱交換器を順次循環する冷媒回路と、
水搬送手段と給湯タンクを備え、水が、この水搬送手段、前記第1の熱交換器水回路、前記給湯タンクを順次循環する水回路と、
前記第1の熱交換器と前記第2の熱交換器を連通する配管に直列に設けられた2つの減圧装置と、
この2つの減圧装置の間に設けられ、前記冷媒を貯留するレシーバと、
前記圧縮機の吐出過熱度が所定の目標値になるように下流側の減圧装置を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする給湯、冷温水空気調和装置。 - 前記水回路は、給湯タンクの代わりに冷暖房用熱交換器を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の給湯、冷温水空気調和装置。
- 前記水回路は、さらに冷暖房用熱交換器を有するバイパスと、
このバイパスの分岐点に設けられた切替弁を備え、
前記制御手段は、前記冷暖房用熱交換器、前記給湯タンクのいずれか一方に水を通過させるように前記切替弁を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の給湯、冷温水空気調和装置。 - 室外に設けられ、水搬送手段と地中排熱用熱交換器を備え、水が、この水搬送手段、前記地中排熱用熱交換器、前記第2の熱交換器水回路、を順次循環する水回路を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の給湯、冷温水空気調和装置。
- 前記冷媒回路と前記水回路との間に設けられ、
前記水回路と熱交換する第3の熱交換器と、水搬送手段とを備え、
水が、前記第1の熱交換器、前記第3の熱交換器、前記水搬送手段を順次循環する中間回路を備え、
前記水回路において、水が前記第1の熱交換器の代わりに前記第3の熱交換器を通過することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の給湯、冷温水空気調和装置。 - 前記レシーバは、内部を通過する冷媒と、前記第1、第2の熱交換器内の蒸発器となる熱交換器と前記圧縮機との間を通過する冷媒と、の間で熱交換する内部熱交換器を備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の給湯、冷温水空気調和装置。
- 前記冷媒回路の前記レシーバと前記第2の熱交換器側の減圧装置との間の配管から分岐して設けられ、前記圧縮機にインジェクションするインジェクション回路と、
このインジェクション回路に設けられたインジェクション用減圧装置と、
前記インジェクション回路に設けられ、前記インジェクション用減圧装置で減圧された冷媒と、前記レシーバを通過した前記冷媒回路の冷媒とを熱交換するインジェクション用内部熱交換器と、
を備えたことを特徴とする請求項8記載の給湯、冷温水空気調和装置。 - 前記第1の熱交換器はプレート式熱交換器であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の給湯、冷温水空気調和装置。
- 前記室外機には、前記圧縮機の吐出温度を検知する圧縮機吐出温度検知手段と、前記圧縮機の吐出圧力を検知する圧縮機吐出圧力検知手段と、前記第1の熱交換器の液管接続口の温度を検知する水冷媒熱交換器液管接続口温度検知手段と、前記第2の熱交換器の液管接続口の温度を検知する空冷式熱交換器液管接続口温度検知手段と、室外機周囲の乾球温度を検知する室外機周囲乾球温度検知手段と、前記第1の熱交換器の水入口の温度を検知する水冷媒熱交換器水入口温度検知手段と、が設けられ、
前記制御手段は前記室外機に設けられた室外機制御・通信手段であり、
水回路側には、負荷用制御・通信手段が設けられ、
前記負荷用制御・通信手段は、水回路側からの要求能力を前記室外機制御・通信手段に伝達し、
この室外機制御・通信手段は、前記負荷用制御・通信手段からの要求能力と前記室外機周囲乾球温度検知手段の出力と前記水冷媒熱交換器水入口温度検知手段の出力とに基づいて前記圧縮機のモータの回転数を決定し、前記室外機周囲乾球温度検知手段の出力に基づいて前記室外機のファンモータの回転数を決定し、前記圧縮機吐出圧力検知手段の出力と前記水冷媒熱交換器液管接続口温度検知手段の出力から前記第1、第2の熱交換器の内の凝縮器となる熱交換器の出口過冷却度を計算し、その値が所定の目標値になるように上流側の減圧装置の開度を決定し、前記圧縮機吐出温度検知手段の出力が所定の目標値になるように下流側の減圧装置の開度を決定し、運転時に順次実行することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の給湯、冷温水空気調和装置。 - 前記室外機制御・通信手段は、前記圧縮機吐出圧力検知手段の出力と前記水冷媒熱交換器液管接続口温度検知手段の出力から前記第1、第2の熱交換器の内の凝縮器となる熱交換器の出口過冷却度を計算する代わりに、前記圧縮機吐出圧力検知手段の出力と前記空冷式熱交換器液管接続口温度検知手段の出力から前記第1、第2の熱交換器の内の凝縮器となる熱交換器の出口過冷却度を計算することを特徴とする請求項12記載の給湯、冷温水空気調和装置。
- 前記室外機制御・通信手段は、前記圧縮機吐出温度検知手段の出力が所定の目標値になるように下流側の減圧装置の開度を決定する代わりに、前記圧縮機吐出圧力検知手段の出力と前記圧縮機吐出温度検知手段の出力とから前記圧縮機の吐出過熱度を計算し、その値が所定の目標値になるように下流側の減圧装置の開度を決定することを特徴とする請求項12記載の給湯、冷温水空気調和装置。
- 前記制御手段は、低外気温度下で給湯、温水暖房する場合、デフロスト運転中は上流側になる前記第2の熱交換器と連通する減圧装置の開度を全開、下流側になる前記第1の熱交換器と連通する減圧装置の開度を全開より小さい所定開度とし、デフロストを終了して給湯、温水暖房立ち上げるときには所定時間、上流側の前記第1の熱交換器と連通する減圧装置の開度を下流側になる前記第2の熱交換器と連通する減圧装置の開度より小さい開度に設定することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の給湯、冷温水空気調和装置。
- 前記冷媒回路に直列に設けられた複数の第1の熱交換器と、
この第1の熱交換器毎に設けられ、冷暖房用熱交換器と給湯タンクと切替弁とを有する複数の水回路と、を備え、
前記制御手段は、上流側の第1の熱交換器を介して接続される水回路を主に給湯用とし、下流側の第1の熱交換器を介して接続される水回路を主に冷温水空気調和用となるように前記切替弁を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の給湯、冷温水空気調和装置。 - 前記インジェクション回路に冷媒加熱用熱源を備えたことを特徴とする請求項10記載の給湯、冷温水空気調和装置。
- 前記圧縮機はロータリー式であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の給湯、冷温水空気調和装置。
- 前記圧縮機は、圧縮室内が過圧縮状態になると過圧縮ガスを圧縮室外へ放出する弁を備えたスクロール式であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の給湯、冷温水空気調和装置。
- 前記圧縮機は、吸入アンロード機構を備えるスクロール式であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の給湯、冷温水空気調和装置。
- 前記室外機の冷媒回路において、0℃飽和液冷媒が室外熱交換器容積の1/2を占有した場合の冷媒重量を必要最小充填冷媒量とすることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の給湯、冷温水空気調和装置。
- 使用冷媒の臨界点温度は水冷媒熱交換器出口水温より少なくとも5℃高いことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の給湯、冷温水空気調和装置。
- 前記室外機制御・通信手段は、給湯、温水暖房運転する場合、負荷側からの要求能力と、室外機周囲乾球温度検知手段の出力と、空冷式熱交換器液管接続口温度或いは空冷式熱交換器気液二相冷媒温度或いは圧縮機吸入圧力から換算した圧縮機吸入飽和ガス温度から室外機周囲湿球温度を決定し、前記圧縮機のモータの回転数を補正することを特徴とする請求項12〜14のいずれかに記載の給湯、冷温水空気調和装置。
- 前記室外機制御・通信手段は、所定時間おきに室外機周囲湿球温度を決定することを特徴とする請求項23記載の給湯、冷温水空気調和装置。
- 前記制御手段は、給湯、温水暖房運転する場合、負荷側ユニットにおける水冷媒熱交換器入口水温が所定温度以下のとき、水冷媒熱交換器の出口冷媒の過冷却度が所定温度以上のときより大きくなるように前記第1の熱交換器と連通する減圧装置を制御することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の給湯、冷温水空気調和装置。
- 前記制御手段は、給湯、温水暖房運転する場合、室外機周囲乾球温度が所定温度以下のとき、水冷媒熱交換器の出口冷媒の過冷却度が所定温度以上のときより大きくなるように前記第1の水冷媒熱交換器と連通する減圧装置を制御することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の給湯、冷温水空気調和装置。
- 前記制御手段は、冷水冷房運転する場合、封入冷媒量に関わらず水冷媒熱交換器の出口冷媒の乾き度を常時1未満にすることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の給湯、冷温水空気調和装置。
- 前記水搬送手段は、前記水回路または前記中間回路中の水流速が1.5m/sec以下に抑えられるものであることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の給湯、冷温水空気調和装置。
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