JP2008071593A - レバー式電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】
不正常な嵌合状態でレバーが操作された場合の破損が抑えられたレバー式電気コネクタを提供する。
【解決手段】
レバー式電気コネクタ1において、相手コネクタが挿抜される絶縁ハウジング2と、相手コネクタの挿抜方向Zに垂直なスライド方向Xにスライドすることによって、相手コネクタを絶縁ハウジング2に引き込むカム板3と、挿抜方向Zおよびスライド方向Xの双方に垂直な軸44を中心に回動することによってカム板3をスライドさせるレバー4と、軸44を支持するとともに、弾性変形することによってスライド方向Xに垂直方向かつ軸44の径方向に軸44を着脱させる絶縁ハウジング2に固定された軸受部5と、軸受部5に着脱自在に保持され、レバー4が回動操作されてカム板3に相手コネクタを引き込ませる場合に、軸44から軸受部5に加えられる力を受け止める、ハウジング2とは別体の補強部材6とを備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、レバーを備えたレバー式電気コネクタに関する。
複数のコンタクトを同時に接続するタイプの電気コネクタでは、多極化に伴い相手コネクタとの挿抜に要する力が大きくなってきている。ここで、倍力機構を構成するレバーを有し、このレバー操作によって相手コネクタに挿抜される、レバー式電気コネクタが知られている(例えば、特許文献1参照。)。例えば、レバー式電気コネクタは、相手コネクタと嵌合するハウジングと、相手コネクタのカムフォロワに当接するカム面が形成され、ハウジングにスライド自在に設けられたスライド部材と、回転軸を中心に回動することによってスライド部材をスライドさせるレバーとを有している。レバーと、カム面を有するスライド部材とは、挿抜に要する力を軽減するための倍力機構を構成している。このレバー式電気コネクタでは、相手コネクタのカムフォロワがスライド部材のカム面に当接するまで挿入された状態でレバーが回動操作されると、レバーがスライド部材をスライドさせる。これにより、カム面に係合した相手コネクタが増幅された力でハウジングに引き込まれ、レバー式電気コネクタと相手コネクタとが嵌合する。一方、レバーが反対向きに回動操作されると、相手コネクタがハウジングから分離する方向に押し出され、相手コネクタがレバー式電気コネクタから抜去される。
特開平11−250985号公報
このようにレバー・カム式の倍力機構を採用したレバー式電気コネクタでは、たとえ嵌合作業の際に相手コネクタとの位置合わせが不完全であったり異物が挟まったりする不正常な嵌合状態でも、人力で操作できない程にレバー操作力が大きくなる訳ではない。このため、作業者が不正常な嵌合状態を手応えによって検知できずに無理なレバー操作をする場合がある。このとき、レバーの回転軸を支持する軸受部が過大な力を受けて破損するおそれがある。特に、レバーの回転軸を支持する軸受部がハウジングと一体に成形されたものである場合には、ハウジング自体を交換することとなり、嵌合作業の時点でハウジングと機器を結合していた電線を全て新しいハウジングに付け替える作業が必要となる。
本発明は、上記事情に鑑み、不正常な嵌合状態でレバーが操作された場合でも破損しにくいレバー式電気コネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明のレバー式電気コネクタは、
端子を収容し、相手コネクタが挿抜される絶縁ハウジングと、
上記相手コネクタに接触するカム面を有し、この相手コネクタの挿抜方向に垂直なスライド方向にスライドすることによって、この相手コネクタを上記絶縁ハウジングに引き込むカム板と、
上記挿抜方向および上記スライド方向の双方に垂直な軸を有しこの軸を中心に回動することによって上記カム板をスライドさせるレバーと、
上記軸を支持するとともに、弾性変形することによって上記スライド方向に垂直方向かつこの軸の径方向にこの軸を着脱させる、上記ハウジングと一体に成形された軸受部と、
上記軸受部に着脱自在に保持され、上記レバーが回動操作されて上記カム板に上記相手コネクタを引き込ませる場合にこの軸から上記軸受部に加えられる力を受け止める、上記ハウジングとは別体の補強部材とを備えたことを特徴とする。
本発明のレバー式電気コネクタでは、軸受部に装着されたレバーを回動させることによってカム板をスライドさせ、相手コネクタを上記絶縁ハウジングに引き込んで嵌合が行われる。ここで、コネクタ同士の位置が整合していなかったり、異物が挟まったりする不正常な嵌合状態でレバーが操作されても、補強部材がレバーの回転軸から軸受部に加えられる力を受け止めるので、軸受部の破損が抑えられる。
ここで、上記本発明のレバー式電気コネクタにおいて、上記補強部材が樹脂材料からなるものであることが好ましい。
補強部材が樹脂材料からなることによって、金属材料の場合に比べ、例えば電線の絶縁被覆といった周辺部品の損傷が抑えられる。また、絶縁被覆を損傷した場合でも電線同士の短絡のおそれがない。
また、上記本発明のレバー式電気コネクタにおいて、
上記軸受部は孔が形成されたものであり、
上記補強部材は、上記孔に挿入される突起からなり、上記軸の径方向に弾性変位することによって上記軸受部に係合する一対の弾性係合突起を備えたものであることが好ましい。
一対の弾性係合突起が軸の径方向に変位することによって軸受部に係合するので、係合量が拡大し、補強部材が他の物に引っ掛けらた場合に対する補強部材の保持力が向上する。
以上説明したように、本発明によれば、不正常な嵌合状態でレバーが操作された場合でも破損しにくいレバー式電気コネクタが実現する。
以下図面を参照して本発明のレバー式電気コネクタの実施の形態を説明する。
図1から図4は、本発明のレバー式電気コネクタの第1実施形態を示す外観図である。図1はレバー式電気コネクタ1(以下、コネクタ1と称する)を斜め上方から見た斜視図であり、図2はコネクタ1を斜め側面から見た斜視図である。また、図3はコネクタ1のレバーが開放された状態を示し、図4はコネクタ1を軸受部が設けられていない側から見た図である。図4ではレバーが省略されている。
コネクタ1は、直方体状の絶縁ハウジング2と、絶縁ハウジング2の両側面に取り付けられ、絶縁ハウジング2の長手方向にスライドする一対のカム板3と、カム板3をスライドさせるレバー4とを有している。コネクタ1には、絶縁ハウジング2に設けられた嵌合面22(図2参照)の側で図示しない相手コネクタが挿抜される。ここで、コネクタ1の嵌合面22が設けられた側を下部として相手コネクタが挿抜される上下方向を挿抜方向Zとし、また、カム板3がスライドする方向をスライド方向Xとし、さらに挿抜方向Zおよびスライド方向Xの双方に垂直な方向を幅方向Yとして説明する。
絶縁ハウジング2の上部には、絶縁ハウジング2の外形に沿った内壁21aを有する凹部21が形成されている。絶縁ハウジング2の上面である凹部21の底面21bには、この底面21bから絶縁ハウジング2の下面である嵌合面22(図2参照)まで貫通する端子収容孔23が配列されている。端子収容孔23は、底面21bの一点鎖線で示す領域24にマトリクス状に配列されている。端子収容孔23のそれぞれには、相手コネクタと嵌合した際に相手コネクタの端子(図示しない)と接続される端子7(図4参照)が収容されており、端子7には電線Wが圧着接続されている。
また、絶縁ハウジング2の一端には、レバー4の軸を支持する軸受部5が、絶縁ハウジング2と一体に成形されており、この軸受部5には、この軸受部5を補強するための補強部材6が装着されている。軸受部5および補強部材6の詳細は後述する。
絶縁ハウジング2の両側壁25上部には、図4に示すように、断面L字の、スライド方向に延びたスライド溝25aが形成され、スライド溝25aの下方には、スライド溝25aに隣接して、突条25bが形成されている。一方、カム板3の上部3aはスライド溝25aの断面に相応した断面L字状に形成されており、また、カム板3には、断面L字状に形成された上部3aに隣接して、突条25bに相応した形状の溝3bが形成されている。絶縁ハウジング2のスライド溝25aとカム板3の上部3a、そして突条25bと溝3bがそれぞれ嵌め合わされることによって、カム板3が絶縁ハウジング2にスライド自在に保持される。カム板3には、図2に示すように嵌合面22から傾斜して延びる3本のカムスロット32,33,34が形成されている。それぞれのカムスロット32,33,34の上側の側面および下側の側面にはそれぞれカム面32a,33a,34a,32b,33b,34bが形成されている。また、カム板3の内側には、カムスロット32,33,34に連通する案内溝32c,33c,34cが形成されており、案内溝32c,33c,34cはカム板3の下縁に達している。案内溝32c,33c,34cは、絶縁ハウジング2に相手コネクタが挿入される際に、相手コネクタに設けられた突起91,92(図11参照)をカムスロット32,33,34まで案内する。カムスロット32,33,34まで案内された相手コネクタの突起は、カム板3がスライド方向Xにスライドすると、カム面32b,33b,34bから挿抜方向Zの力を受ける。これにより、相手コネクタが絶縁ハウジング2に引き込まれる。また、カム板3の一端側には、図3に示すように、上下方向に延びる長溝35が形成されており、長溝35には、レバー4に設けられたスライド軸41が係合している。
軸受部5で絶縁ハウジング2に支持されたレバー4は、操作者の操作によって図3に示す開放状態の位置から図2に示す閉鎖状態の位置に回動することによって、スライド軸41に係合されたカム板3を相手コネクタの挿抜方向Zに垂直なスライド方向Xにスライドさせる。
図5は、図1に示すコネクタのレバーを示す斜視図である。
レバー4は、スライド方向Xに垂直な幅方向Yに延びる基部4aと、この基部4aの一端から、基部4aに垂直方向に延びるアーム4bを有し、基部4aの両端からは、基部4aが延びる方向およびアーム4bが延びる方向の双方に対し垂直方向に延びる一対の板状の基端部42が互いに対向して形成されている。基端部42には、カム板3の長溝35に係合するスライド軸41が形成されている。また、一対の基端部42の間には、一対の板状の支持板43が互いに対向して形成されており、一対の支持板43の間には、軸受部5に支持される軸44が設けられている。アーム4bの先端側には、絶縁ハウジング2に設けられた係合突起26(図3)に係合することによって、アーム4bを閉鎖状態にロックするためのロック部45が形成されている。
図6は、図1に示すコネクタの軸受部を示す斜視図である。
軸受部5は、絶縁ハウジング2と一体に形成された樹脂材料からなる形成部分であり、絶縁ハウジング2の一端からスライド方向Xに突出した3つの互いに平行なリブ52(52a,52b,52c)と、3つのリブ52を相互に結合する第1結合部53および第2結合部54を有する。板状のリブ52のそれぞれには、レバー4の軸44(図5参照)を受ける切欠き521が形成されている。第1結合部53は、絶縁ハウジング2から突出した3つのリブ52の先端側を相互に結合し、第2結合部54は、リブ52の、切欠き521に対し第1結合部53の反対側を相互に結合している。第1結合部53と第2結合部54は、切欠き521を挟んで対向している。レバー4の軸44(図5参照)は、第1結合部53と第2結合部54との間の切欠き521が設けられた部分に弾性的に挟み込まれることによって、軸を幅方向Yに向けた姿勢で配置され回動自在に支持される。第1結合部53の第2結合部54との間隔は、レバー4の軸44(図5参照)の直径よりもわずかに狭く形成されているが、リブ52が弾性変形することによってわずかに拡がる。これにより、レバー4の軸44が、軸受部5に対し、スライド方向Xに垂直方向かつ軸44の径方向である挿抜方向Zに着脱される。
また、軸受部5には、絶縁ハウジング2から3つのリブ52の間をこれらのリブ52と平行に延びて第2結合部54と結合する2つの補助結合部55が設けられており、第2結合部54、補助結合部55、リブ52、および絶縁ハウジング2によって囲まれた挿抜方向Zに延びる4つの孔54a,54b,54c,54dが形成されている。
図7は、図1に示すコネクタの補強部材6の外観を示す図である。図7のパート(a)は、軸受部5に図1に示すように装着される姿勢で斜め上方から見た斜視図であり、パート(b)は、パート(a)とは反対向きに見た斜視図であり、パート(c)は側面図である。
補強部材6は、絶縁性の樹脂材料からなる成型品であり、絶縁ハウジング2にレバー4を取り付けた後に軸受部5に装着される。補強部材6は、軸受部5の孔54a,54b,54c,54dにそれぞれ嵌入される4つの固定突起61a,61b,61c,61dと、孔54b,54cに嵌入され、補助結合部55に係合する一対の弾性係合突起62a,62bとを有している。弾性係合突起62a,62bの先端にはロック爪62p,62qが設けられている。ロック爪62p,62qは、弾性係合突起62a,62bのレバー4の軸方向である幅方向Yの側に、互いに反対向きに設けられている。弾性係合突起62a,62bは、軸の径方向に弾性変位することによって軸受部5に係合する。また、補強部材6には、軸受部5に装着された際に、リブ52を避けるための3つの溝63a,63b,63c、および軸受部5に支持された軸44を避けるための軸溝64が形成されている。なお、補強部材6は、金属製であってもよいが、電線の絶縁被覆といった周辺部品を損傷する可能性が少なく、また、絶縁被覆を損傷した場合でも電線間の短絡のおそれがないことから絶縁性の樹脂製であることがより好ましい。
ここで一旦、図7に示す補強部材6とは別の形状の補強部材を備えた、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態のコネクタは、上述した第1実施形態のコネクタとは、補強部材の弾性係合突起の形状が異なり、他の部分は第1実施形態のコネクタと同様であるので、補強部材についてのみ説明し、特に補強部材が備える弾性係合突起の相違点について説明する。
図8は、本発明の第2実施形態であるコネクタに備えられる補強部材の外観を第1実施形態の補強部材の外観とともに示す斜視図である。図8のパート(a)には、本発明の第2実施形態に係る補強部材206が示され、パート(b)には、本発明の第1実施形態に係る補強部材6が示されている。
第2実施形態に係る補強部材206には、第1実施形態に係る補強部材6と同様に上下方向Zに延びた突起からなる一対の弾性係合突起262a,262bが形成されている。弾性係合突起262a,262bは、軸受部5(図1参照)に装着された状態でのレバー4の軸方向である幅方向Yに並んで配置されている。弾性係合突起262a,262bのそれぞれの先端には、ロック爪262p,262qが形成されている。第2実施形態に係る補強部材206では、ロック爪262p,262qが弾性係合突起262a,262bのスライド方向X突出している。この点が、ロック爪62p,62qがレバー4の軸方向である幅方向Yに突出し、かつ、互いに反対向きに突出している第1実施形態に係る補強部材6と異なる。
本発明のコネクタに係る補強部材は、図8のパート(a)に示すように、ロック爪262p,262qが弾性係合突起262a,262bのスライド方向X側に設けられているものであってもよい。ただし、図8のパート(b)に示す第1実施形態の補強部材6では、ロック爪62p,62qが軸方向である幅方向Yを向いて設けられており、弾性係合突起62a,62bが軸の径方向に変位することによって軸受部5に係合するので、係合量が拡大し、補強部材6が他の物に引っ掛けられた場合に対する保持力が向上する。
以上、本発明の第2実施形態に係る補強部材206について説明したが、補強部材206の他の部分は第1実施形態に係る補強部材6と同様であるので、以降再び、補強部材6を用いた第1実施形態のコネクタ1について説明を続ける。
図9は、図7に示す補強部材6が軸受部5に装着される様子を説明する図である。
コネクタ1の組立てにおいては、まず、絶縁ハウジング2にカム板3が取り付けられる。次に、レバー4が上方から押し込まれて軸受部5に取り付けられる。このとき、レバー4の軸44が軸受部5の第1結合部53と第2結合部54(図6参照)との間に挟まれ、レバー4のスライド軸41(図5参照)が長溝35に係合される。この後、図9に示すように、補強部材6が下方から押し込まれて軸受部5に装着される。
図10は、軸受部5に装着された状態の補強部材6を示す図である。
図10のパート(a)には、一対の弾性係合突起62a,62bを含むスライド方向Xに垂直な断面が示され、パート(b)には、パート(a)におけるA−A線断面が示されている。なお、パート(a)ではカム板3およびレバー4が省略されており、パート(b)では、見易さの便宜から、透視部分を含む補強部材6の全体に斜線が施されている。なお、スライド方向Xにおける相反する2つの向きを、右向きX1および左向きX2として表している。
補強部材6が軸受部5に装着された状態では、図10のパート(a)に示すように、4つの固定突起61a,61b,61c,61dが軸受部5の孔54a,54b,54c,54dに嵌入され、補強部材6が軸受部5に固定されている。また、弾性係合突起62a,62bが、孔54b,54cに嵌入されて補助結合部55に係合することによって、補強部材6を軸受部5から脱落しないようにしている。また、この状態では、図10のパート(b)に示すように、補強部材6に形成された溝63aの壁面633が、絶縁ハウジング2から左向きX1に突出した軸受部5の先端を、突出した向きとは反対の右向き向きX2に押さえ付けている。このことは、溝63aの他の図示されていない溝63b,63cについても同様である。これにより、補強部材6は、レバー4の軸44を含む軸受部5の全体が右向きX1に移動することを抑えている。
図11は、コネクタ1が相手コネクタと嵌合する様子を説明する模式図である。図11には、見易さの便宜上、カム板3に形成されたカムスロット32,33,34のうちカムスロット32,33のみが示されている。また、相手コネクタ90については、嵌合部のみが模式的に示されている。
コネクタ1が相手コネクタ90と嵌合される際、まず、相手コネクタ90は、図11に示すレバー4が開放された状態のコネクタ1に合わせられ途中まで挿入される。このとき、相手コネクタ90に固定されたカムフォロワとしての突起91,92が、案内溝32c,33c(図2参照)を経由して、図11に示すようにカムスロット32,33に案内される。
図11に示す状態でレバー4がレバー操作による力F1を受けると、レバー4は軸44を中心に回動し、スライド軸41からカム板3に左向きX2の力F2を加え、カム板3をスライド方向Xに沿って左向きX2にスライドさせる。このとき、支点となる軸受部5には、右向きX1の力F3が加わる。補強部材6はスライド方向Xの力を受け止める。突起91,92は、接触しているカム面32b,33bから力を受け、この結果、相手コネクタ90が絶縁ハウジング2に引き込まれ、嵌合が完了する。
ここで、コネクタ1が相手コネクタ90と嵌合される際に、相互の位置整合が不完全であったり異物が挟まったりする不正常な嵌合状態では、レバー4を操作しても相手コネクタ90が絶縁ハウジング2に引き込まれない。この状態でレバー4が無理に操作され、レバー4に加わる力F1が増大すると、軸受部5が軸44から受ける右向きX1の力F3も増大する。このとき、補強部材6が軸44から軸受部5に加えられる力を受け止め、レバー4の軸44を含む軸受部5の全体が右向きX1に移動することを抑えているので、軸受部5の破損が防止される。
コネクタ1から相手コネクタ90が抜去される場合には、図2に示すようにレバー4が閉鎖された状態から図3に示す開放状態となる向きに、レバー4を引き起こす。するとレバー4が、カム板3をスライド方向Xにおける左向きX1にスライドさせ、相手コネクタ90の突起91,92は、今度はカム面32a,33aからの力を受ける。この結果、相手コネクタ90が絶縁ハウジング2から分離し、抜去される。
本発明の第1実施形態であるコネクタを斜め上方から見た斜視図である。 図1に示すコネクタを斜め側面から見た斜視図である。 図1に示すコネクタ1のレバーが開放された状態を示す斜視図である。 図1に示すコネクタ1を一端側から見た図である。 図1に示すコネクタのレバーを示す斜視図である。 図1に示すコネクタの軸受部を示す斜視図である。 図1に示すコネクタの補強部材の外観を示す図である。 本発明の第2実施形態であるコネクタの補強部材の外観を示す図である。 図7に示す補強部材が軸受部に装着される様子を説明する図である。 軸受部に装着された状態の補強部材を示す図である。 コネクタ1が、相手コネクタに嵌合される様子を説明する模式図である。
符号の説明
1 コネクタ(レバー式電気コネクタ)
2 絶縁ハウジング
3 カム板
4 レバー
5 軸受部
6,206 補強部材
62a,62b,262a,262b 弾性係合突起
62p,62q,262p,262q ロック爪
7 端子
32a,33a,34a,32b,33b,34b カム面
44 軸
X スライド方向
Y 幅方向
Z 挿抜方向

Claims (3)

  1. 端子を収容し、相手コネクタが挿抜される絶縁ハウジングと、
    前記相手コネクタに接触するカム面を有し、該相手コネクタの挿抜方向に垂直なスライド方向にスライドすることによって、該相手コネクタを前記絶縁ハウジングに引き込むカム板と、
    前記挿抜方向および前記スライド方向の双方に垂直な軸を有し該軸を中心に回動することによって前記カム板をスライドさせるレバーと、
    前記軸を支持するとともに、弾性変形することによって前記スライド方向に垂直方向かつ該軸の径方向に該軸を着脱させる、前記ハウジングと一体に成形された軸受部と、
    前記軸受部に着脱自在に保持され、前記レバーが回動操作されて前記カム板に前記相手コネクタを引き込ませる場合に該軸から前記軸受部に加えられる力を受け止める、前記ハウジングとは別体の補強部材とを備えたことを特徴とするレバー式電気コネクタ。
  2. 前記補強部材が樹脂材料からなるものであることを特徴とする請求項1記載のレバー式電気コネクタ。
  3. 前記軸受部は孔が形成されたものであり、
    前記補強部材は、前記孔に挿入される突起を有し、前記軸の径方向に弾性変位することによって前記軸受部に係合する一対の弾性係合突起を備えたものであることを特徴とする請求項1記載のレバー式電気コネクタ。
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