JP2008070737A - 定着装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】寿命が長く、かつ、エネルギー効率が高い定着装置及びこれを搭載する画像得形成装置を提供する。
【解決手段】本発明の定着装置は、円弧形状の基板上に設けられる抵抗発熱体とこの抵抗発熱体上に形成される保護層とからなるヒータ300と、このヒータ300とニップ部材170とに張架されるベルト130と、ベルト130を介して該ニップ部材170と対向し回転駆動される加圧ローラ100と、ヒータ300に対向しベルト130を介して紙搬送領域全体を押圧する対向ローラ600とを具備してなり、ベルト300内面の熱伝導率は、ベルト300外面及び対向ローラ600表面の熱伝導率より大きく設定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録紙上の未定着トナーを、その通過中に融着し、かつこれを記録紙側に押圧し定着させる定着装置及びそれを用いた画像形成装置に関するものである。
複写機やプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に搭載され記録紙上の未定着トナー像を接触加熱定着する定着装置として、従来、円弧ヒータとニップ部材とに張架したベルト、加圧ローラとから構成されるものが知られている。このような定着装置としては、例えば、特許文献1(特開2003−287969号公報)には、加熱電力を供給することにより発熱する面状の抵抗発熱体部と定着ベルトの裏側が摺接するための曲面を備えた加熱パネル、定着ベルトの裏側が摺接する弾性部を有する加圧パッド、上記加熱パネルと上記加圧パッドとの間に張力をかけて掛け渡された定着ベルト、及び、上記定着ベルトを挟んで上記加圧パッドとの間で相互に向かい合う加圧力が付与され、一定方向に回転駆動される加圧ローラを備えており、上記定着ベルトと上記加圧ローラとで形成されるニップ部にトナーが吸着された記録紙が導かれることを特徴とするベルト式定着装置が記載されている。
特開2003−287969号公報
従来技術においては、円弧ヒータとニップ部材とでベルトを張架するようにして構成されているが、円弧ヒータからベルトへと熱を効率的に伝達させるべく円弧ヒータとベルトの接触圧をかせぐために、ベルトにある程度の張力を持たせるようにしなければならなかった。ところが、このようにベルトに上記のようなある程度の張力をかけると、円弧ヒータもしくはニップ部材の角、縁におけるベルトの曲率が大きく変化する箇所において、ベルトに大きな負担がかかってしまう。すなわち、ベルト回転に伴い、円弧ヒータ、もしくは、ニップ部材の角、縁でベルト内面が擦られ磨耗劣化、ベルト破断、もしくは、弾性変形を超えたせん断力がベルトにかかり、機械的疲労によりベルトに亀裂が入る、などの現象が発生し、定着装置自体としての寿命が短くなってしまう、という問題があった。
上記のような問題の一方で次のような問題も従来技術は内包している。すなわち、従来技術においてはベルトを安定回転駆動させるために、(ベルト内面と円弧ヒータ表面の摩擦力)+(ベルト内面とニップ部材表面の摩擦力)<(ベルト外面と加圧ローラ表面の摩擦力)になるように設計されているが、ベルト外面と加圧ローラ表面との摩擦力が過大となるとベルト外面や加圧ローラ表面の摩耗が激しくなってしまう関係から、摩擦力をある程度制限しなくてはならない。ところが、この摩擦力を制限すると、今度は円弧ヒータのベルトとの当接力が弱くなってしまい、円弧ヒータからベルトへの伝熱効率が悪くなってしまう。その結果、定着装置としての消費電力が大きくなってしまう、という問題があった。
本発明は上記の各課題を解決するために、請求項1に係る発明は、円弧形状の基板上に設けられる抵抗発熱体と該抵抗発熱体上に形成される保護層とからなるヒータと、該ヒータとニップ部材とに張架されるベルトと、該ベルトを介して該ニップ部材と対向し回転駆動される加圧ローラと、該ヒータに対向し該ベルトを介して紙搬送領域全体を押圧する押圧部材と、を具備し、該ベルト内面の熱伝導率は、ベルト外面及び押圧部材表面の熱伝導率より大きく設定されることを特徴とする定着装置である。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の定着装置であって、該ベルト基材は金属、該ベルト外面及び該押圧部材表面は樹脂で形成されることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の定着装置であって、該押圧部材はローラ形状であることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の定着装置であって、該押圧部材の材質は発泡シリコーンゴムであることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項3又は請求項4に記載の定着装置であって、該押圧部材を駆動することを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の定着装置であって、該押圧部材は該抵抗発熱体の対向領域に設けることを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の定着装置であって、該保護層はPTFE含有ポリイミドであることを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、請求項1乃至請求項7いずれかに記載の定着装置であって、該ベルト内面に耐熱潤滑剤を塗布することを特徴とする。
また、請求項9に係る発明は、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の定着装置を用いたことを特徴とする画像形成装置である。
このような本発明によれば、押圧部材を設けることによって、円弧ヒータとニップ部材でベルトを張架するときにおいて過大な張力をベルトに負担させることなく、円弧ヒータとベルトとの当接力をかせぐことができるようになるので、円弧ヒータ、もしくは、ニップ部材の角、縁におけるベルト変形は弾性変形にとどまり、ベルト破壊に結びつくような塑性変形をなくすことができる。また、円弧ヒータ、もしくは、ニップ部材の角、縁でベルト内面が強く擦られることがなくなる。そして、その結果、ベルトの寿命、ひいては定着装置としての寿命を延ばすことができる。
また、本発明によれば、押圧部材を設けることによって、円弧ヒータとベルトとの当接力が増大するので、円弧ヒータからベルトへの伝熱効率が向上し、定着装置としてのエネルギー効率を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る定着装置について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る定着装置の断面を示す図であり、図2は、本発明の実施の形態に係る定着装置の斜視図であり、図3は、本発明の実施の形態に係る定着装置の画像形成装置本体に対する取り付け部の構造を示す図である。
図1乃至図3において、100は加圧ローラ、101は芯金、102はシリコーンゴム中間層、103はPFA表層、120は未定着画像、121は記録紙、122は未定着トナー、130はベルト、133はベルト温度センサー、151は円弧ヒータ温度センサー、160はたわみ防止シャフト、170はニップ部材、171はリブ、200はベルトユニット、300は円弧ヒータ、400は支持部材(胴当て部材)、501はベルトユニット取り付け側板、502は加圧ローラ取り付け側板、503は対向ローラ取り付け側板、504は対向ローラ軸受け、600は対向ローラ、601は対向ローラ芯金、602は対向ローラ弾性層をそれぞれ示している。
本発明の実施の形態に係る定着装置は、矢印b方向から進入する記録紙121上の未定着トナー122を、その通過中に融着し、かつこれを記録紙121側に押圧し定着させることによって、記録紙121上の未定着画像120を永久可視像へと変換する画像形成装置の一工程を担うものである。
図1乃至図3において、矢印aは加圧ローラ100の回転駆動方向、矢印bは未定着画像120進入方向、矢印cはベルト130の回転方向をそれぞれ示しており、各部がこのよう方向に動作することによって、上述するように未定着画像120が矢印b方向で定着装置を通過する。また、図1乃至図3において、矢印dは対向ローラ600回転方向、矢印eは円弧ヒータ300のベルト130への当接方向、矢印fはニップ部材170のベルト130当接方向をそれぞれ示している。
加圧ローラ100は、ステンレス製の芯金101の周囲にシリコーンゴムからなるシリコーンゴム中間層102を配し、さらに表面に熱可塑性フッ素樹脂からなるPFA表層103を施したものである。この加圧ローラ100は、不図示の動力機構によって矢印a方向に回転することによって、ベルト130とのニップ部における摩擦でベルト130を回動させる。
ベルト130は円弧ヒータ300とニップ部材170に張架されて、矢印c方向に回動することによって、記録紙121をベルト130−加圧ローラ100間のニップ部を通過させると共に、円弧ヒータ300からの熱を伝達して当該ニップ部を通過する未定着トナー122を加熱する。
ベルト温度センサー133はベルト130の温度を不図示の制御部がモニターするために設けられた温度検出手段であり、また、円弧ヒータ温度センサー151は円弧ヒータ300の温度を不図示の制御部がモニターするために設けられた温度検出手段である。
ニップ部材170は、ベルト130を張架する部材の一つであると共に、加圧ローラ100との間に未定着画像120を通過させるニップ部を形成する部材であり、材料としては耐熱性に優れたエンジニアリングプラスチックであるポリフェニレンスルフィド(PPS)が用いられる。
なお、ニップ部材170はエンジニアリングプラスチック製であり、比較的強度にも優れてはいるが、ベルト130を介して、加圧ローラ100に押しつけられるとたわむ可能性があるために、それを防止するためリブ171を介して、たわみ防止用シャフト160が設けられている。そして、たわみ防止用シャフト160両端と加圧ローラ100両端の間に不図示の加圧バネを設け、ニップ部材170をベルト130を介して加圧ローラ100に加圧する。
円弧ヒータ300は概略剛性基板301上に印刷された抵抗発熱体320とそれを保護する保護層330からなる。抵抗発熱体320は通電されることによって発熱し、当該円弧ヒータ300が熱せられ、この熱がベルト130へと伝達する。
支持部材(胴当て部材)400には、斜視図に示すように円弧ヒータ300を支持する凹部(溝)が形成されており、不図示の圧接バネにより円弧ヒータ300をベルト130に押し付けるように構成される。また、支持部材(胴当て部材)400は、ベルト130が軸方向一方端への寄りを規制する寄り止めとしても機能する。
対向ローラ600は対向ローラ芯金601に20mmφのステンレスシャフトからなり、まわりに厚さ7mm発泡シリコーンゴム層を対向ローラ弾性層602として設けている。この発泡シリコーンゴムの熱伝導率は0.15W/(m・K)である。ベルト130幅は最大サイズ紙幅以上に設定しているので、対向ローラ600は紙搬送領域全体を常に押圧することになる。本実施形態において、対向ローラ600はベルト130を円弧ヒータ300側に押圧する押圧部材として機能する。
本実施形態においては、後述するようにベルト130の内周面には金属材料などの熱伝導率の高い材料が用いられるのに対して、対向ローラ600の表層部である対向ローラ弾性層602には、発泡シリコーンゴムなどの熱伝導率の低い材料が用いられる。これは、定着において必要となる熱をベルト130から対向ローラ600が奪ってしまわないようにするためである。
なお、不図示であるが、対向ローラ600は円弧ヒータ300の抵抗発熱体320が全て、対向ローラ600とベルト130のニップ内領域に入るように構成されている。対向ローラ芯金601は図示していないモータにギアで結合され、矢印d方向に回転駆動される。
一方、ニップ部材170は樹脂製で、背面のたわみ防止用シャフト160両端に荷重をかけ、ベルト130を介し、加圧ローラ100に矢印f方向に圧接する。以上、説明したベルト130、円弧ヒータ300、たわみ防止用シャフト160、ニップ部材170、リブ171でベルトユニット200を形成する。ベルトユニット200は、図示するようにベルトユニット取り付け側板501で支持されている。このとき、たわみ防止シャフト160をベルトユニット取り付け側板501に固定支持し、円弧ヒータ300は図1の矢印e方向に移動可能なように支持される。
対向ローラ600は対向ローラ軸受け504を介して、対向ローラ取り付け側板503に回転可能に固定支持される。また、支持部材400と対向ローラ取り付け側板503間に図示していない圧接バネを設け、円弧ヒータ300はベルト130を介し、対向ローラ600に押し付けられている。よって、圧接バネ荷重が円弧ヒータ300のベルト130への圧接力になる(図1の矢印e方向)。
加圧ローラ100は回転可能に加圧ローラ取り付け側板502に固定支持される。そして、たわみ防止シャフト160はベルトユニット取り付け側板501を介して、図示していない加圧バネにより、加圧ローラ取り付け側板502に押し付けられている。
したがって、たわみ防止シャフト160がニップ部材170、ベルト130を介して加圧ローラ100に押し付けられる形になる。
よって、加圧バネ荷重がニップ部材170のベルト130を介した加圧ローラ100への加圧荷重になる(図1の矢印f方向)。
次に、本発明の実施の形態に係る定着装置における円弧ヒータ300についてより詳しく説明する。まず円弧ヒータ300の構造について詳しく説明する。図4は、本発明の実施の形態に係る定着装置に用いる円弧ヒータ300の電気的な配線構造を斜視的に示す図であり、図5は、本発明の定着装置に用いる円弧ヒータ300に剛性基板として金属製基板を用いた場合の断面構造を示す図であり、図6は、本発明の定着装置に用いる円弧ヒータ300に剛性基板として絶縁性基板を用いた場合の断面構造を示す図である。
図4において、301は剛性基板、310は電極、311は板バネ電極、312は円弧ヒータ用電源コード、320は抵抗発熱体をそれぞれ示している。
また、図5において、130はベルト、302は金属製剛性基板、340は絶縁層、320は抵抗発熱体、330は保護層、600は対向ローラ、601は対向ローラ芯金、602は対向ローラ弾性層をそれぞれ示している。また、図6において、130はベルト、303は絶縁性剛性基板、320は抵抗発熱体、330は保護層、600は対向ローラ、601は対向ローラ芯金、602は対向ローラ弾性層をそれぞれ示している。
円弧ヒータ300の構造における基礎となる剛性基板301には金属製の基板と、絶縁性の基板との2種類の材料の基板を用いることができる。図5及び図6に円弧ヒータ300の層構成がわかるように概略断面図が示されている。図5は剛性基板として金属製剛性基板302が用いられる場合であり、この場合、抵抗発熱体320と、金属製剛性基板302の間に絶縁層340を設ける。図6に示すものは剛性基板として絶縁性剛性基板303が用いられる場合であり、この場合は、抵抗発熱体320を絶縁性剛性基板303上に直接形成している。本実施形態では、この絶縁性剛性基板303には、アルミナセラミックを用い、厚みは1mmとしている。
抵抗発熱体320は銀タングステン、銀パラジウムなどを用い、幅3mm、長さ300mmで円弧ヒータ300の頂点付近に間隔1.4mmをとって2本設けた。この2本の抵抗発熱体320は、対向ローラ600と円弧ヒータ300とが形成するニップ領域の範囲内に配置されるように構成する。抵抗発熱体320の両端には銀電極310を設け、その部分は保護層330を被覆しないようにして、板バネ電極311を圧接し、導通をとるように構成している。板バネ電極311には円弧ヒータ用電源コード312が接続され、電力が供給される。円弧ヒータ300消費電力はAC100V印加時に1000Wとなるように構成する。なお、図5のように、剛性基板として金属製剛性基板302を用いる場合は、絶縁層340として、ガラスまたはポリイミド樹脂などの耐熱性のある絶縁材料が適している。
次に、本発明の実施の形態に係る定着装置におけるベルト130の構造についてより詳しく説明する。図7は、本発明の実施の形態に係る定着装置に用いるベルト130の断面構造を示す図である。図7において、134はベルト基材、135は弾性層、136は剥離層をそれぞれ示している。
弾性層135は紙の繊維凹凸にベルト130表面を倣わせ、トナー層に均一圧力がかかるようにして、光沢ムラの発生を防止するために設けられている。また、剥離層136は加熱溶融トナーが粘着し、紙がベルト130に張り付くのを防止するための層である。弾性層135には200μm厚シリコーンゴム、剥離層136には20μm厚PFA樹脂を用いた。なお、PFAの熱伝導率は0.24W/(m・K)である。また、ベルト基材134は、ベルト周長伸縮を抑える他に、円弧ヒータ300表面、及び、ニップ部材170との摺擦に対してベルト強度を保つためにニッケルが用いられる。ニッケルの熱伝導率は90W/(m・K)である。なお、ベルト基材134としてはニッケルの他に、ステンレスなども用い得るし、弾性層135、剥離層136の材質も上記のような目的にかなうものであれば他の材料を用いても構わない。
本実施形態においては、後述するようにベルト130の内周面には金属材料などの熱伝導率の高い材料が用いられるのに対して、ベルト130の外周面にはPFA樹脂などの熱伝導率の低い材料が用いられる。これは、ベルト130から対向ローラ600への熱伝導を減らして、定着において必要となる熱を逃がさないようにするためである。
次に、本発明の実施の形態に係る定着装置と比較例に係る定着装置について説明する。本発明の実施の形態に係る定着装置の構成部品の条件一覧を表1に示す。なお、耐熱潤滑剤には協同油脂株式会社製の商品名「マルテンプ」フッ素グリースを用いた。
Figure 2008070737
次に、本実施形態に係る定着装置・比較例に係る定着装置の性能評価方法について説明する。
<円弧ヒータ300のベルト130への当接力の設定方法>
本実施形態・比較例において、圧接バネ荷重を両端2本合わせて、5〜25kgの範囲、1kg刻みで変化させる。 そのときのベルト130がすべらない、最大圧接バネ荷重を円弧ヒータ300のベルト130を介した対向ローラ600への上限当接力とする。なお、ベルト130すべりは、非通紙時、上質紙通紙時、厚紙通紙時、未定着トナー画像のある上質紙、未定着トナー画像のある厚紙の5水準の状態で調べた。
<定着装置搭載画像形成装置の消費電力の評価方法>
本実施形態・比較例において、各々の円弧ヒータ300のベルト130を介した対向ローラ600への上限当接力における定着の消費電力を比較した。消費電力は、本実施形態及び比較例の定着装置を画像形成装置に搭載し、画像形成装置のAC100V電源部に積算電力計(日置電機株式会社製、モデル3332)を接続し測定した。1時間毎に連続40枚の印字を行い、電源投入から8時間経過までにおける1時間当たりの平均エネルギー消費量(Wh/h)を消費電力とした。
<定着装置の寿命評価方法>
本実施形態・比較例の定着装置を搭載した画像形成装置で洋型4号封筒の連続通紙を行い、定期的にべた画像印字を行い、その画質を目視観察することにより、寿命を評価した。 洋型4号封筒100枚通紙毎にA3普通紙に黒べた画像を印字し、画像の濃淡ムラ、光沢ムラが著しくなった時点を寿命と判断した。もしくは、洋型4号封筒100枚通紙毎に画像形成装置の扉を開け、定着装置の外観を目視観察し、ベルト130に亀裂が入った場合も寿命と判断した。封筒のような厚紙で段差のあるものを通紙することが最もベルト130に損傷を与え、寿命判定の加速試験になる。
次に、本実施形態に係る定着装置・比較例に係る定着装置の比較について説明する。
(押圧部材(対向ローラ600)の有無について)
比較例1の定着装置の概略断面図を図8示す。比較例1の定着装置が、本実施形態に係る定着装置と異なる点は、押圧部材としての対向ローラ600を有さない点である。図8において、本実施形態に係る定着装置と同一の部材には同一の番号を付している。
図8に示すように、比較例1の定着装置では、円弧ヒータ300に対向する押圧部材である対向ローラ600が存在しないため、円弧ヒータ300とニップ部材170でベルト130を矢印g方向に張架することにより、円弧ヒータ300のベルト130への当接力を得ている。
Figure 2008070737
表2に比較例1の性能評価結果を示す。比較例1の定着装置では圧接力6kg、本実施形態の定着装置は圧接力21kgでベルト130すべりが発生した。これは、本実施形態の定着装置は対向ローラ600を矢印d方向に回転駆動させており、円弧ヒータ300とベルト130の摩擦力が増加しても安定にベルト回転が行えるからである。したがって、円弧ヒータ300のベルト130への圧接力は本実施形態の定着装置のほうが大きく、円弧ヒータ300からベルト130への伝熱効率が向上し、消費電力を低減することが出来た。さらに、本実施形態の定着装置の方が比較例1よりも寿命封筒通紙枚数が増加した。これは、比較例1は円弧ヒータ300とニップ部材170でベルト130を張架しているため、図8の範囲EDにおいて、ベルト回転に伴い、円弧ヒータの角、縁でベルト内面が強く擦られ磨耗劣化、もしくは、弾性変形を超えたせん断力がベルトにかかり、その結果、早期に機械的疲労によりベルトに亀裂が入ったためである。
次に、比較例2として、図1の対向ローラ600を、紙搬送領域全体ではなく部分的に押圧する対向ローラに変えた。図9に比較例2に係る定着装置を示す。図9において、603は部分対向ローラ、604は部分対向ローラ芯金、605は部分対向ローラ弾性層、またRLは部分対向ローラ603のローラ長さをそれぞれ示している。また、図9において、本実施形態に係る定着装置と同一の部材には同一の番号を付している。
図9の部分対向ローラ603の長さRLは最大紙サイズ幅A3、300mmよりも5mm短い295mmとしてある。このような定着装置を用いて、印字評価を行うと、A3普通紙が少しずれて搬送された場合に、べた画像の端部に低光沢部分が現れ、光沢ムラとなる場合があった。これは、対向ローラの存在しない紙搬送領域端部では、円弧ヒータ300からベルト130への圧接力が低下し、伝熱効率が低下した結果、ベルト130温度が下がったためである。
(ベルト130、対向ローラ600の材質について)
比較例3の定着装置として、表1の本実施形態の条件のうちベルト基材134をポリイミド樹脂(熱伝導率0.17W/(m・K))に変更した。表2に比較例3の性能評価結果を示す。
比較例3の定着装置では、ベルト130内面、外面、対向ローラ600の熱伝導率が同程度に低いため、円弧ヒータ300からベルト130への伝熱効率が小さく、消費電力が増加した。
比較例4の定着装置として表1の本実施形態の条件のうち対向ローラ600材質をアルミ(熱伝導率222W/(m・K))に変更した。表2に比較例4の性能評価結果を示す。
比較例4の定着装置では、ベルト130内面の熱伝導率、ベルト130外面の熱伝導率<対向ローラ600の熱伝導率であるため、ベルト130から対向ローラ600への熱の逃げが増加し、結果として、消費電力が増加した。
(押圧部材の形状について)
比較例5の定着装置の概略断面図を図10に示す。比較例5の定着装置が、本実施形態に係る定着装置と異なる点は、対向ローラ600を固定押圧部材610に変更した点である。図10において、610は固定押圧部材、611は剛性基板、612は弾性部、613はすべり表層をそれぞれ示している。また、図10において、本実施形態に係る定着装置と同一の部材には同一の番号を付している。
比較例5の定着装置は、剛性基板611上に弾性層612を設け、さらにその上に、摩擦力低減のためにすべり表層613を設けた構成となっている。比較例5の定着装置では、剛性基板611の材質はステンレス、弾性層612の材質は発泡シリコーンゴム、すべり表層613材質はPTFE30%含有ポリイミドとした。
表2に比較例5の定着装置の性能評価結果を示す。比較例5では圧接力6kgでベルト130すべりが発生した。これは、固定押圧部材610がベルト130に摺擦する構成のため、固定押圧部材610または円弧ヒータ300とベルト130の摩擦力が増加したためである。したがって、円弧ヒータ300からベルト130への伝熱効率は小さく、消費電力は従来技術(比較例1)と同程度となった。
また、封筒通紙枚数4600枚の時点でA3黒べた画像の印字を行うと、縦スジ状の光沢ムラが発生した。これは、固定押圧部材610がベルト130に摺擦する構成のため、ベルト130の外面に磨耗傷が入ったことが原因である。しかし、円弧ヒータ300とニップ部材170でベルト130を張架しないため、従来技術(比較例1)よりは寿命封筒通紙枚数が延びた。
(対向ローラ600の材質について)
比較例6の定着装置として、表1の本実施形態の条件のうち対向ローラ600材質を稠密なシリコーンゴム(熱伝導率0.2W/(m・K))に変更した。
表2に比較例6の定着装置の性能評価結果を示す。比較例6の定着装置では、対向ローラ600の熱伝導率が増加したため、ベルト130から対向ローラ600への熱の逃げが増加し、結果として、消費電力が若干増加した。
(対向ローラ600の駆動・非駆動について)
比較例7の定着装置として、表1の本実施形態の条件のうち対向ローラ600動作を従動に変更した。このために、対向ローラ芯金601に結合されているギア、モータを取り外し、ベルト130の回転に応じて連れ回りするようにした。
表1に比較例7の定着装置の性能評価結果を示す。比較例7の定着装置では圧接力6kgでベルト130すべりが発生した。これは、対向ローラ600がベルト130に連れ回る構造なので、円弧ヒータ300とベルト130の摩擦力が図15で示す従来技術(比較例1)と同程度になるためである。したがって、円弧ヒータ300からベルト130への伝熱効率は小さく、消費電力は従来技術(比較例1)と同程度となった。
一方、封筒通紙枚数5100枚でA3黒べた画像の印字を行うと、縦スジ状の光沢ムラが発生した。これは、対向ローラ600の回転速度がベルト130よりも時々遅くなるために、対向ローラ600とベルト130が摺擦し、ベルト130外面に磨耗傷が入るからである。しかし、円弧ヒータ300とニップ部材170でベルト130を張架しないため、従来技術(比較例1)よりは寿命封筒通紙枚数が延びた。
(抵抗発熱体のレイアウトについて)
図11に比較例8の定着装置の概略断面図を示す。比較例8の定着装置では、円弧ヒータ300と対向ローラ600のベルト130を介したニップよりも外側に抵抗発熱体320を設けた。
表2に比較例8の定着装置の性能評価結果を示す。円弧ヒータ300と対向ローラ600のベルト130を介したニップの外側においては、円弧ヒータ300のベルト130への当接力が低減する。したがって、抵抗発熱体320をニップ外に設けると、円弧ヒータ300からベルト130への伝熱効率が減少し、消費電力が増加した。
(保護層330の材質について)
表1の本実施形態における条件のうち円弧ヒータ保護層330材質を表3に示す比較例9〜比較例11の材質に変更した。表2に実施例、比較例9〜比較例11の性能評価結果を示す。
Figure 2008070737
比較例9のガラス、比較例11のポリイミドは、摩擦係数が大きいため、圧接力10kg、または、15kgでベルト130すべりが発生した。よって、円弧ヒータ300からベルト130への伝熱効率は小さく、消費電力が増加した。
また、比較例10はPTFEが柔らかいため磨耗劣化が激しく、封筒通紙枚数2200枚で、円弧ヒータ保護層330が一部除去され、摩擦力が増加し、ベルト130すべりが発生した。よって、低摩擦なPTFEと硬くて磨耗しにくいポリイミドを混合したPTFE含有ポリイミドが最も優れた円弧ヒータ保護層330材質である。
(ベルト内面に耐熱潤滑剤を塗布する作用について)
比較例12として、表1の本実施形態の条件のうち耐熱潤滑剤ベルト内面塗布なしを評価した。表2に実施例、比較例12の性能評価結果を示す。
耐熱潤滑剤をベルト内面に塗布しないと、円弧ヒータ300とベルト基材131の摩擦力が増加するため、圧接力19kgでベルト130すべりが発生した。よって、円弧ヒータ300からベルト130への伝熱効率は小さく、消費電力が増加した。また、ベルト内面の磨耗劣化が増加するために、若干、寿命封筒通紙枚数が小さくなる。
次に、本発明の実施の形態に係る定着装置の動作について説明する。定着装置の動作は、図示していないステッピングモータの回転駆動力が図示していないギアを介して加圧ローラ100に伝達され、矢印a方向に回転駆動を開始される。
同時に、別の図示していないステッピングモータの回転駆動力が図示していないギアを介して対向ローラ600に伝達され、矢印d方向に回転駆動を開始する。加圧ローラ100、及び、対向ローラ600とベルト130の摩擦力により、ベルト130が矢印c方向に回転する。
円弧ヒータ300には、電力が供給され、ベルト130が加熱される。ベルト130上にベルト温度センサー133が設置され、ベルト温度が定着温度になるように円弧ヒータ300への供給電力が制御される。
さらに、円弧ヒータ300背面に円弧ヒータ温度センサー151が設置され、円弧ヒータ300がある上限温度を超えた場合は強制的に円弧ヒータ300への電力供給が中止される。
図12は、本発明の実施の形態に係る定着装置の温度制御フローチャートを示す図である。なお、図12のフローチャートに示す定着装置の温度制御は、種々考えられる温度制御のあくまで一例を示すものである。また、図12において、
(定着温度)<(円弧ヒータ下限温度)<(円弧ヒータ上限温度)
である。定着温度に制御された定着装置に矢印b方向に未定着画像120が進入し、定着が行われる。
次に、以上のような定着装置が搭載される画像形成装置について説明する。図13は、本実施形態に係る定着装置を搭載した画像形成装置の構成を示す図である。図13において、11は露光装置、12は定着装置、13は感光体、14は帯電装置、15は現像装置、16は一次転写装置、17は中間転写ベルト、18は現像ロータリー、19は清掃装置、20は給紙カセット、21は二次転写装置をそれぞれ示している。
以上のように構成される画像形成装置の動作の概要について説明する。まず、不図示のパーソナルコンピュータなどから、画像形成装置に対して印字命令が出されると、立ち上がりに時間を要する露光装置11、定着装置12が最初に立ち上がり開始される。次に、感光体13が矢印P方向に回転を開始すると共に、同時に中間転写ベルト17が矢印M方向に回転開始する。次に、帯電装置14、現像装置15、一次転写装置16、二次転写装置21が立ち上がりが始まる。
帯電装置14で感光体13を帯電し、露光装置11からレーザー光を矢印L方向に照射され、感光体13上に静電潜像が形成される。次に、現像装置15で静電潜像をトナー画像に顕像化し、一次転写装置16でこれらトナー画像を感光体13から中間転写ベルト17に転写する。清掃装置19では、感光体13上の転写残りトナーを清掃回収する
現像ロータリー18が矢印R方向に回転、別色現像装置15を感光体13に対向させる。なお、現像ロータリー18には現像装置15と同様の現像装置が4台設置されているが、現像装置15以外は図示していない。そして、各々、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの色トナーを内包している。
シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック各色について、帯電装置14での感光体13を帯電、感光体13上の静電潜像の形成、現像装置15による静電潜像のトナー画像の顕像化、一次転写装置16でのトナー画像を感光体13から中間転写ベルト17への転写を繰り返し、中間転写ベルト17上にフルカラートナー画像を形成
給紙カセット20からは、記録紙が給紙され、二次転写装置21により、フルカラートナー画像が中間転写ベルト17から記録紙へ転写される。この記録紙上のフルカラートナー画像は、本実施形態の定着装置12を通過して定着される。なお、記録紙は矢印Kで示す搬送経路を通る。また、所定印字枚数の印字終了まで、上記の工程が繰り返し行われる
印字終了後、現像ロータリー18の動作停止、感光体13の回転停止、露光装置11、定着装置12、帯電装置14、現像装置15、一次転写装置16、二次転写装置21が立ち下がる。
以上、本発明によれば、押圧部材を設けることによって、円弧ヒータとニップ部材でベルトを張架するときにおいて過大な張力をベルトに負担させることなく、円弧ヒータとベルトとの当接力をかせぐことができるようになるので、円弧ヒータ、もしくは、ニップ部材の角、縁におけるベルト変形は弾性変形にとどまり、ベルト破壊に結びつくような塑性変形をなくすことができる。また、円弧ヒータ、もしくは、ニップ部材の角、縁でベルト内面が強く擦られることがなくなる。そして、その結果、ベルトの寿命、ひいては定着装置としての寿命を延ばすことができる。
また、本発明によれば、押圧部材を設けることによって、円弧ヒータとベルトとの当接力が増大するので、円弧ヒータからベルトへの伝熱効率が向上し、定着装置としてのエネルギー効率を高めることができる。
本発明の実施の形態に係る定着装置の断面を示す図である。 本発明の実施の形態に係る定着装置の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る定着装置の画像形成装置本体に対する取り付け部の構造を示す図である。 本発明の実施の形態に係る定着装置に用いる円弧ヒータ300の電気的な配線構造を斜視的に示す図である。 本発明の定着装置に用いる円弧ヒータ300に剛性基板として金属製基板を用いた場合の断面構造を示す図である。 本発明の定着装置に用いる円弧ヒータ300に剛性基板として絶縁性基板を用いた場合の断面構造を示す図である。 本発明の実施の形態に係る定着装置に用いるベルト130の断面構造を示す図である。 比較例に係る定着装置を示す図である。 比較例に係る定着装置を示す図である。 比較例に係る定着装置を示す図である。 比較例に係る定着装置を示す図である。 本発明の実施の形態に係る定着装置の温度制御フローチャートを示す図である。 本実施形態に係る定着装置を搭載した画像形成装置の構成を示す図である。
符号の説明
11・・・露光装置、12・・・定着装置、13・・・感光体、14・・・帯電装置、15・・・現像装置、16・・・一次転写装置、17・・・中間転写ベルト、18・・・現像ロータリー、19・・・清掃装置、20・・・給紙カセット、21・・・二次転写装置、100・・・加圧ローラ、101・・・芯金、102・・・シリコーンゴム中間層、103・・・PFA表層、120・・・未定着画像、121・・・記録紙、122・・・未定着トナー、130・・・ベルト、134・・・ベルト基材、135・・・弾性層、136・・・剥離層、133・・・ベルト温度センサー、151・・・円弧ヒータ温度センサー、160・・・たわみ防止シャフト、170・・・ニップ部材、171・・・リブ、200・・・ベルトユニット、300・・・円弧ヒータ、301・・・剛性基板、302・・・金属製剛性基板、303・・・絶縁性剛性基板、310・・・電極、311・・・板バネ電極、312・・・円弧ヒータ用電源コード、320・・・抵抗発熱体、330・・・保護層、340・・・絶縁層、400・・・支持部材(胴当て部材)、501・・・ベルトユニット取り付け側板、502・・・加圧ローラ取り付け側板、503・・・対向ローラ取り付け側板、504・・・対向ローラ軸受け、600・・・対向ローラ、601・・・対向ローラ芯金、602・・・対向ローラ弾性層、603・・・部分対向ローラ、604・・・部分対向ローラ芯金、605・・・部分対向ローラ弾性層、610・・・固定押圧部材、611・・・剛性基板、612・・・弾性部、613・・・すべり表層

Claims (9)

  1. 円弧形状の基板上に設けられる抵抗発熱体と該抵抗発熱体上に形成される保護層とからなるヒータと、
    該ヒータとニップ部材とに張架されるベルトと、
    該ベルトを介して該ニップ部材と対向し回転駆動される加圧ローラと、
    該ヒータに対向し該ベルトを介して紙搬送領域全体を押圧する押圧部材と、
    を具備し、
    該ベルト内面の熱伝導率は、ベルト外面及び押圧部材表面の熱伝導率より大きく設定されることを特徴とする定着装置。
  2. 該ベルト基材は金属、該ベルト外面及び該押圧部材表面は樹脂で形成されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 該押圧部材はローラ形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 該押圧部材の材質は発泡シリコーンゴムであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 該押圧部材を駆動することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の定着装置。
  6. 該押圧部材は該抵抗発熱体の対向領域に設けることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の定着装置。
  7. 該保護層はPTFE含有ポリイミドであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の定着装置。
  8. 該ベルト内面に耐熱潤滑剤を塗布することを特徴とする請求項1乃至請求項7いずれかに記載の定着装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の定着装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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