JP2008060228A - 点火コイル - Google Patents

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Abstract

【課題】プラグホールの内外を通気するとともに、プラグホール内に水が浸入することを防止する点火コイルを提供する。
【解決手段】点火コイル10の点火プラグとの電気的結合側は、プラグホール3内に挿入されている。通気部50は、コイルケース20の頭部24の側方に形成されている。通気部50には、保水室310と連通路320とが形成されている。保水室310は、シリンダヘッド2の上端面2aに向けて下方に開口する通気口312を通して点火コイル10の外部と連通している。連通路320は、上端面2aから通気口312よりも離れる方向の保水室310の上方端部で保水室310と連通している。ゴム製の封止部材60は、通気部50の連通側開口314の内周側面51に圧入されている。封止部材60には、外周側面の周方向に形成された環状突部64が通気部50への圧入方向に複数設置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の点火プラグに高電圧を加える点火コイルに関する。
従来、内燃機関の点火プラグに高電圧を印加する点火コイルとして、点火プラグを設置するプラグホールに点火プラグとの電気的結合側を挿入しているものが知られている。このような点火コイルにおいては、プラグホール内への水等の侵入を防止するために、点火コイルのケース部材と内燃機関との間をシール部材でシールしている。ところで、周囲温度の変化、あるいは内燃機関運転中の内燃機関への被水等によりプラグホールの温度が変化すると、プラグホール内の気体が膨張および収縮を繰り返す。そこで、プラグホール内の気体の膨張および収縮によるプラグホール内の圧力変化を解消するために、プラグホールの内外を通気する通気通路を形成している点火コイルが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、点火コイルに形成されている通気通路は、プラグホールに点火コイルの一部を挿入して点火プラグと電気的に結合するときに、プラグホール内部の空気を通気通路からプラグホールの外部に逃がし、点火コイルの取り付けを容易にする効果もある。
また、特許文献1の点火コイルでは、点火コイルの外部と連通する通気通路の通気口をプラグホールの開口周囲の上端面から上方に離れた位置に開口させ、点火コイルが被水しても通気通路に水が侵入することを防止しようとしている。
しかしながら、このように通気通路の通気口をプラグホールの開口周囲の上端面から上方に離しても、一旦通気口から通気通路に水が侵入すると、通気通路を通ってプラグホール内に水が侵入する恐れがある。特に、温度低下等によりプラグホール内の気体が収縮し、プラグホール内が負圧になると通気口から水を吸入しやすいという問題がある。
特開平9−158820号公報
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、プラグホールの内外を通気するとともに、プラグホール内に水が浸入することを防止する点火コイルを提供することを目的とする。
請求項1から32に記載の発明によると、ケース部材に設けられた通気部は、プラグホールの開口周囲の上端面から離れる上方に通気口側から延びている保水室、ならびに、プラグホールの開口周囲の上端面から通気口よりも離れる方向の保水室の上方端部とプラグホール側とを連通する連通路を有している。そして、保水室と連通路とが連通している側に開口している通気部の連通側開口は塞がれている。
したがって、通気口から保水室に侵入した水は、保水室の上方端部まで上昇しないと連通路、つまりプラグホール側に流入しない。この構成によれば、保水室の容積で通気口から侵入した水を保持できるので、保水室に水が侵入しても保水室からプラグホール側への水の侵入を防止できる。
また、請求項1から5に記載の発明によると、通気部の連通側開口の内周側面に向けて封止部材の外周側面から突出する環状突部が通気部への圧入方向に複数設置され、複数の環状突部が弾性変形して封止部材が通気部に圧入されるので、封止部材の傾きを防止できる。さらに、通気部の連通側開口を封止部材の環状突部が多重にシールするので、通気部のシール性が向上する。
請求項2に記載の発明によると、環状突部の幅は突出方向に向けて狭くなっており、環状突部は通気部への圧入方向と反対側に傾斜している。したがって、通気部への封止部材の圧入が容易であり、かつ封止部材が通気部から脱落することを防止できる。
請求項3に記載の発明によると、保水室を形成する通気部の内周側面に形成された当接リブにより、通気部内への封止部材の落ち込みを防止できる。また、保水室内に侵入した水が当接リブに衝突することにより、保水室に侵入した水の撥ねを低減できる。したがって、保水室に侵入した水が連通路に侵入することを防止できる。
請求項4に記載の発明によると、コイル部を収容するケース部材の収容孔と保水室とを仕切る隔壁に一体に形成されている通路リブに連通路が形成されているので、隔壁の機械的強度が向上する。したがって、通気部に封止部材を圧入するときに、隔壁の変形を防止できる。
請求項5に記載の発明によると、封止部材の通気部への圧入方向で連通路の開口周囲端面が封止部材と当接するので、連通路の開口周囲端面により通気部内への封止部材の落ち込みを防止できる。そして、連通路の開口周囲端面に保水室と連通する溝通路が形成されているので、連通路の開口周囲端面に封止部材が当接しても、保水室と連通路とは溝通路により連通している。
請求項6に記載の発明によると、通気部の連通側開口を塞ぐ封止部材と通気部とを接着剤で接着しているので、簡単な形状の封止部材、例えば板状の封止部材を使用できる。
請求項7に記載の発明によると、ケース部材内に充填されてコイル部を覆う絶縁樹脂材で、通気部に封止部材を固定するので、絶縁樹脂材の充填工程と封止部材の固定工程とを兼ねることができる。したがって、点火コイルの製造工数を低減できる。
請求項8に記載の発明によると、封止部材の連通路と向き合う裏面に、保水室と連通している連通路の開口周囲側方に延びる壁が形成されている。したがって封止部材の裏面に結露等により水滴が付着しても、封止部材の裏面に形成された壁により連通路の開口に向かう水滴の流れを遮ることができる。
請求項9または10に記載の発明によると、熱溶着または熱融着により、通気部の連通側開口を樹脂シートで形成された封止部材が塞ぐので、通気部への封止部材の取付作業が容易である。
請求項11に記載の発明によると、封止部材の色がケース部材の色と異なっているので、封止部材の取り付けを容易に確認できる。
請求項12から20に記載の発明によると、ケース部材のケース開口部および封止部材をカバーで覆うので、封止部材が直接被水することを防止できる。また、封止部材がカバーに覆われ点火コイルの外部から見えないので、封止部材により塞がれている封止箇所への加工を防止できる。
請求項12に記載の発明によると、カバーの保水室側の裏面に封止部材の支持部を設け、支持部に支持された状態で、封止部材は通気部の連通側開口を塞いでいる。この構成によれば、ケース部材にカバーを取り付ける工程で、通気部に封止部材を取り付けることができるので、点火コイルの製造工数を低減できる。
請求項14に記載の発明によると、カバーの外周縁はケース部材のケース開口部の外周縁よりも内側に位置しており、カバーの表面の角部は凸曲面であり、カバーの高さHの上限を5mmにし、カバーの凸曲面からケース開口部に延びる直線部の長さをLの上限を2mmにしているので、指等がカバーに引っ掛かりにくくなっている。したがって、ケース部材からカバーを取り外すことを防止できる。
請求項15に記載の発明によると、カバーはケース部材に外側から複数の階段状に嵌合しており、カバーのケース部材との階段状の嵌合箇所に、ケース部材内への水の進入を防ぐU字状の折り返しが形成されているので、カバーとケース部材との嵌合隙間からケース部材内に水が侵入することを防止できる。
請求項16に記載の発明によると、カバーはケース部材に外側から嵌合しており、嵌合箇所の周方向の少なくとも一箇所に水抜き通路が形成されているので、カバーとケース部材との嵌合隙間に侵入した水が、水抜き通路から点火コイルの外部に排出される。
請求項17に記載の発明によると、内燃機関に搭載した状態で、カバーとケース部材との嵌合箇所の下方側に水抜き通路が形成されているので、カバーとケース部材との嵌合隙間に侵入した水が水抜き通路に集まり、水抜き通路から排出される。
請求項18に記載の発明によると、水抜き通路に向かう案内リブがカバーの裏面に形成されているので、カバーの裏面に付着した水滴が案内リブに沿って水抜き通路に向かい、水抜き通路から排出される。また、カバーの裏面に形成された案内リブにより、カバーの機械的強度が向上するので、反り、ねじれ等のカバーの変形を防止できる。
請求項19に記載の発明によると、カバーに形成した嵌合穴にケース部材から突出する嵌合突部が嵌合した状態で嵌合突部がかしめられているので、カバーがケース部材に強固に取り付けられる。
請求項20に記載の発明によると、カバーの色はケース部材の色と異なっているので、点火コイルのデザイン性が向上する。
請求項21および26に記載の発明によると、保水室の底部の長手方向両端に通気口が形成されているので、例えば車両が坂道走行して点火コイルが傾斜したり、点火コイルを傾斜して搭載する場合にも、長手方向両端に形成された通気口の一方から保水室に侵入した水が排出される。
請求項22および27に記載の発明によると、保水室と連通している連通路の開口と通気口とがほぼ最大離隔位置に配置されているので、通気口から保水室に侵入した水が連通路に侵入することを防止できる。
請求項23および28に記載の発明によると、通気口の迷路構造で水が遮られるので、通気口から保水室に水が侵入することを妨げることができる。
請求項24および29に記載の発明によると、通気部からプラグホールの開口周囲の上端面に向けて下方に突出する突部に通気口が形成されているので、通気口の開口周囲の面積が小さい。したがって、通気口の開口周囲の面に沿って通気口に水が侵入しにくい。
請求項25および30に記載の発明によると、多孔質または網目状の充填材が保水室に充填されているので、保水室内に侵入した水の撥ねを低減できる。したがって、保水室に侵入した水が連通路に侵入することを防止できる。
請求項31に記載の発明によると、プラグホールの開口周囲の上端面に向けて下方に通気口が開口している。この構成によれば、通気口から上方に向けて水が侵入しないと、通気口から保水室に水が侵入しないので、保水室に水が侵入することを妨げることができる。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施例による点火コイルを図1に示す。図1に示す点火コイル10は、内燃機関のシリンダヘッド2に気筒毎に形成されたプラグホール3内に、図示しない点火プラグとの電気的結合側およびコイル部30を収容されている。点火コイル10は、図1の下側で点火コイルと電気的に結合している。点火コイル10は、高電圧を発生するコイル部30を筒状にした所謂スティックコイルである。
点火コイル10のケース部材としてのコイルケース20は、樹脂で一体成形されており、円筒部22と、プラグホール3の外部に露出している頭部24とを有している。コイルケース20の収容孔300には、図示しない一次コイルおよび二次コイルを同心上に巻回しているコイル部30とイグナイタ32とが収容されている。収容孔300には、絶縁樹脂材としてエポキシ樹脂34が充填されている。イグナイタ32がコイル部30の一次コイルに印加する電圧をスイッチングすることにより、コイル部30の二次コイルに高電圧が発生する。この高電圧が点火プラグに印加されて点火プラグに火花が発生する。
頭部24から径方向外側に突出して取付部25が形成されている。シリンダヘッド2の開口周囲の上端面2aから突出している突部4にボルト8により取付部25が固定されることにより、コイルケース20はシリンダヘッド2に取り付けられている。コイルケース20とシリンダヘッド2との間は、ゴム製のシール部材40によりシールされている。シール部材40はシリンダヘッド2の上端面2aから上方に突出している環状突部6に嵌合している。頭部24のケース開口部26は、樹脂製のカバー36により覆われている。カバー36の色は、コイルケース20の色と同じでもよいし、プラグホール3の外部に露出しているカバー36のデザイン性を向上するために、コイルケース20と異なる色にしてもよい。
通気部50は、頭部24の側方に形成されている。通気部50には、保水室310と、保水室310と連通する連通路320とが形成されている。
図3および図4に示すように、保水室310は,断面を楕円状に形成されており、底部に形成された通気口312側から、上端面2aから離れる上方に延びている。保水室310は、上端面2aに向けて下方に開口する通気口312を通して点火コイル10の外部と連通している。保水室310の容積は約1ccに設定されている。通気口312は、楕円状の保水室310の長手方向両端の底部に形成されている。連通路320は、収容孔300と保水室310とを仕切る隔壁28と一体成形された通路リブ52に形成されている。連通路320は、上端面2aから通気口312よりも離れる方向の保水室310の上方端部で保水室310と連通し、保水室310との連通位置から上端面2aに向けて下方に延びている。連通路320の通路面積は、保水室310の断面積よりも小さい。連通路320が保水室310と連通している側の通路リブ52の開口周囲端面53には、連通路320を跨いで溝54が形成されている。
頭部24の外周面とシール部材40との間に環状通路330が形成されており、連通路320の保水室310との連通側と反対側の端部は環状通路330と連通している。連通路320と環状通路330との連通箇所に対して径方向反対側の頭部24の外周面に軸方向に溝29が形成されている。この溝29により、シール部材40と頭部24との嵌合箇所に溝通路332が形成されている。溝通路332は、環状通路330とプラグホール3内とを連通している。この通路構成により、通気口312は、保水室310、連通路320、環状通路330、溝通路332を介してプラグホール3内と連通している。したがって、周囲温度の変化、または内燃機関の運転中の点火コイル10への被水等によりプラグホール3内の気体が膨張および収縮しても、プラグホール3の内側と外側とを通気できる。
保水室310を形成する通気部50の内周側面51の周囲には、保水室310の深さ方向に延びる4個の当接リブ56が形成されている。後述する封止部材60を通気部50に圧入するときに、4個の当接リブ56と前述した通路リブ52とが封止部材60と当接することにより、封止部材60が通気部50内の保水室310に落ち込むことを防止する。また、通路リブ52の開口周囲端面53に形成された溝54により溝通路322が形成されているので、開口周囲端面53に封止部材60が当接しても、保水室310と連通路320とは連通している。
封止部材60は、ゴム等の弾性材で、保水室310の断面形状に合わせて断面楕円形の柱状に形成されている。封止部材60は、柱状本体62と、柱状本体62の外周側面63の周方向に形成された環状突部64を、通気部50への圧入方向に複数設置している。封止部材60は、弾性変形することにより、保水室310と連通路320とが連通している側に開口している通気部50の連通側開口314の内周側面51に圧入されている。
以上説明した第1実施形態では、通気口312から保水室310、連通路320を通ってプラグホール3の内外を通気する通気通路の流体流れは、上端面2aに向けて開いた逆U字状になっている。この通路形状によると、通気口312から保水室310に水が侵入しても、水が保水室310を上昇して連通路320の開口周囲端面53に達しないと連通路320に流入しないので、連通路320への水の侵入、つまりプラグホール3への水の侵入を防止できる。さらに、通気口312から保水室310に水が侵入しても、保水室310の容積で水を保持できるので、保水室310から連通路320への水の侵入を防止できる。
また、封止部材60の外周側面63に周方向に環状突部64が形成され、通気部50への圧入方向に複数の環状突部64が設置されているので、複数の環状突部64が弾性変形して通気部50の内周側面51に圧入されるときに、封止部材60の傾きを防止できる。さらに、通気部50の連通側開口314を封止部材60の環状突部64が二重にシールするので、通気部50のシール性が向上する。
また、保水室310と収容孔300とを仕切る隔壁28に通路リブ52が一体成形されているので、隔壁28の機械的強度が向上する。したがって、通気部50に封止部材60を圧入するときに、隔壁28の変形を防止できる。
また、保水室310を形成する内周側面51に通路リブ52および複数の当接リブ56が形成されているので、内周側面51から保水室310の内側に突出している通路リブ52および複数の当接リブ56により、保水室310に侵入した水の撥ねが緩和される。したがって、保水室310に侵入した水が連通路320に侵入することを防止できる。
また、保水室310の底部の長手方向両端に通気口312が形成されているので、例えば車両が坂道走行して点火コイル10が傾斜したり、点火コイル10を傾斜して搭載する場合にも、長手方向両端に形成された通気口312の一方から保水室310に侵入した水が排出される。
(第2〜第17実施形態)
本発明の第2〜第17実施形態を以下に説明する。尚、既述の実施形態と実質的に同一構成部分に同一符号を付す。
(第2実施形態)
図5に示す第2実施形態の封止部材70では、外周側面73に周方向に形成され、通気部50に取り付ける圧入方向に複数設置されている環状突部74は、突出方向に幅が狭くなっており、圧入方向と反対側に傾斜している。したがって、通気部50への圧入が容易であり、かつ圧入後に通気部50から脱落しにくい。
(第3実施形態)
図6に示す第3実施形態では、弾性変形して通気部50の内周側面51に圧入されている封止部材80の連通路320側の裏面82に、連通路320の開口周囲側方、つまり通路リブ52の側方に延びる断面半円形の壁84が形成されている。封止部材80の裏面82に水滴等が付着しても、壁84に遮られて水滴が連通路320の開口321に向かうことを防止できる。したがって、封止部材80の裏面82に付着した水滴が連通路320に侵入することを防止できる。
(第4実施形態)
図7に示す第4実施形態では、カバー36の裏面36aに支持部としての突部90が形成されている。そして、封止部材70に形成された圧入穴92にカバー36の突部90が圧入されることにより、封止部材70がカバー36に支持されている。封止部材70がカバー36に支持された状態で、カバー36をコイルケース20のケース開口部26に取り付けることにより、封止部材70は通気部50の内周側面51に圧入される。このように、カバー36の組付工程で封止部材70を通気部50に圧入できるので、点火コイルの組付工数を低減できる。
(第5実施形態)
図8および図9に示す第5実施形態では、カバー36の外周縁は、ケース開口部26の外周縁よりも内側に位置している。さらに、カバー36の表面の角部37は凸曲面になっている。さらに、カバー36の高さをH、角部37からケース開口部26に向かう直線部38の長さをLとすると、H≦5mm、L≦2mmに設定されている。したがって、図9に示すように、指等でカバー36を引っ掛けることが困難であるから、コイルケース20からカバー36が容易に取り外されることを防止できる。
(第6実施形態)
図10に示す第6実施形態では、カバー36は頭部24に外側から嵌合している。頭部24とカバー36との嵌合部100、102は、階段状に形成されている。そして、カバー36の嵌合部102に、凹状にU字状の折り返し103が形成されている。この折り返し103により、頭部24とカバー36との嵌合隙間に侵入した水がコイルケース20内に侵入することを防止できる。
(第7実施形態)
図11に示す第7実施形態では、カバー36は頭部24に外側から嵌合している。そして、頭部24とカバー36との嵌合箇所の周方向の少なくとも一箇所に、水抜き通路340が形成されている。したがって、頭部24とカバー36との嵌合隙間に侵入した水を水抜き通路340から点火コイルの外部に排出できる。
(第8、第9実施形態)
図12に示す第8実施形態、および図13に示す第9実施形態では、点火コイル10は、天地方向に対して傾斜してシリンダヘッド2に取り付けられている。そして、傾斜している点火コイル10の頭部24とカバー36との嵌合箇所の下方側に水抜き通路340が形成されている。したがって、頭部24とカバー36との嵌合隙間に侵入した水が、嵌合箇所の下方側に形成された水抜き通路340に集まり、水抜き通路340から点火コイルの外部に排出される。水抜き通路340は、頭部24またはカバー36、あるいは頭部24およびカバー36の両方に形成してもよい。
さらに、図13に示す第9実施形態では、カバー36の裏面36aに、水抜き通路340に向かう案内リブ110が形成されている。したがって、カバー36の裏面に付着した水滴は案内リブ110に案内されて水抜き通路に340に集まり、水抜き通路340から点火コイルの外部に排出される。
(第10実施形態)
図14に示す第10実施形態では、頭部24のケース開口部26の四隅から、嵌合突部120がカバー36側に突出している。カバー36の嵌合突部120と対応する位置には、嵌合突部120が嵌合する嵌合穴122が形成されている。そして、嵌合穴122に嵌合突部120を嵌合させた後に、嵌合突部120を超音波または熱によりかしめることにより、頭部24にカバー36を強固に固定できる。
(第11実施形態)
図15に示す第11実施形態では、保水室310の底部の長手方向両端に形成された通気口312と、保水室310と連通している連通路320の開口321とは、互いの距離をほぼ等しく、極力離れた最大離隔位置になるように配置されている。したがって、通気口312から保水室310に侵入した水が連通路320に侵入することを防止できる。
(第12実施形態)
図16に示す第12実施形態では、保水室310の底部の長手方向の一端に形成された通気口312と、保水室310と連通している連通路320の開口321とは、極力離れた最大離隔位置になるように配置されている。したがって、通気口312から保水室310に侵入した水が連通路320に侵入することを防止できる。
(第13実施形態)
図17に示す第13実施形態では、保水室310に、編目状の充填材130が充填されている。この構成によれば、網目状の充填材130が保水室310に侵入した水の撥ねを低減する。したがって、保水室310に侵入した水が保水室310から連通路320に侵入することを防止できる。網状の充填材130に代えて、多孔質の充填材を保水室310に充填してもよい。
(第14実施形態)
図18に示す第14実施形態では、コイルケース20を樹脂成形するときに、例えば通気口312を成型する上下の型の位置をずらすことにより、通気口312を折れ曲がった迷路構造にしている。このように、通気口312を迷路構造にすることにより、通気口312から保水室310に水が侵入することを妨げることができる。
(第15実施形態)
図19に示す第15実施形態では、通気部50からシリンダヘッド2の上端面2aに向けて下方に突出する突部140に通気口312が形成されている。このように突部140に通気口312を形成することにより、通気口312の開口周囲の面積が小さくなる。したがって、通気口312の開口周囲の面に沿って通気口312に水が侵入することを妨げることができる。
(第16実施形態)
図20に示す第16実施形態では、樹脂製の板状の封止部材150が通気部50の内周側面51に挿入され、接着剤152により封止部材150と通気部50とが接着されている。したがって、簡単な板形状の封止部材150を使用できる。
(第17実施形態)
図21に示す第17実施形態では、樹脂製の板状の封止部材160が通気部50の内周側面51に挿入され、絶縁樹脂材であるエポキシ樹脂34が封止部材160と通気部50とを固定している。収容孔300に充填されるエポキシ樹脂34は、隔壁28に形成された溝162を通って保水室310に流入し、封止部材160と通気部50とを固定している。このように、収容孔300に充填されるエポキシ樹脂34で通気部50に封止部材160を固定するので、エポキシ樹脂34の充填工程と封止部材160の固定工程とを兼ねることができる。したがって、点火コイルの製造工数を低減できる。
(第18実施形態)
図22に示す第18実施形態では、超音波による熱溶着により、封止部材としての樹脂シート180を通気部50に固定している。熱溶着する代わりに、樹脂シート180の通気部50側に融着材をラミネートし、融着材を熱融着することにより樹脂シート180を通気部に固定してもよい。
(他の実施形態)
以上説明した上記実施形態では、コイル部30が円筒状の点火コイルについて説明したが、本発明では、コイル部が矩形であってもよい。
また、第1、第2実施形態において、通気部50の連通側開口314が封止部材で塞がれているのであれば、封止部材に環状突部を設けていない構成でもよい。また、環状突部64、74を形成した封止部材60、70が弾性変形して通気部50の連通側開口314を塞いでいるのであれば、保水室310を形成する通気部50の内周側面51に当接リブ56を形成せず、かつ通路リブ52が封止部材60、70と当接しない構成でもよい。
また、第1実施形態では、通気口312は、保水室310の長手方向両端ではなく、一端側に形成してもよい。また、連通路320は、収容孔300と保水室310とを仕切る隔壁28と一体成形した通路リブ52に形成する必要はなく、例えば図3に示す4個の当接リブ56のいずれかの位置に形成してもよいし、通気部50の内周側面51から保水室310の内側に離れた位置に形成してもよい。
第11〜第13実施形態では、通気部50に封止部材60を圧入して通気部50を塞いでいるが、通気部50が塞がれているのであれば、封止部材60以外の封止部材で通気部50を塞いでもよい。
このように、本発明は、上記複数の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
本発明の第1実施形態による点火コイルを示す断面図。 第1実施形態の封止部材を示す断面図。 保水室を上方から見た模式図。 図3のIV−IV線断面斜視図。 第2実施形態の封止部材を示す断面図。 第3実施形態の封止部材を示す断面図。 第4実施形態のカバーによる封止部材の支持構造を示す断面図。 第5実施形態のカバーの構造を示す説明図。 第5実施形態のカバーの構造を示す説明図。 第6実施形態のカバーとコイルケースとの嵌合構造を示す断面図。 第7実施形態のカバーとコイルケースとの嵌合構造を示す断面図。 第8実施形態のカバーとコイルケースとの嵌合箇所に形成された水抜き通路を示す説明図。 第9実施形態のカバーの裏面構造を示す説明図。 第10実施形態のカバーとコイルケースとの取付構造を示す説明図。 第11実施形態の通気口と連通路との位置関係を示す断面図。 第12実施形態の通気口と連通路との位置関係を示す断面図。 第13実施形態の保水室に充填された充填材を示す断面図。 第14実施形態の通気口の迷路構造を示す断面図。 第15実施形態の通気口の構造を示す断面図。 第16実施形態の封止部材の取付構造を示す断面図。 第17実施形態の封止部材の取付構造を示す断面図。 第18実施形態の封止部材の取付構造を示す断面図。
符号の説明
2:シリンダヘッド、3:プラグホール、10:点火コイル、20:コイルケース(ケース部材)、24:頭部、26:ケース開口部、28:隔壁、36:カバー、36a:裏面、37:角部、38:直線部、40:シール部材、50:通気部、51:内周側面、52:通路リブ、53:開口周囲端面、54:溝、56:当接リブ、60、70、80、150、160:封止部材、64、74:環状突部、82:裏面、84:壁、90:突部(支持部)、103:折り返し、110:案内リブ、120:嵌合突部、122:嵌合穴、130:充填材、140:突部、152:接着剤、180:樹脂シート(封止部材)、300:収容孔、310:保水室、312:通気口、314:連通側開口、320:連通路、321:開口、322:溝通路、340:水抜き通路

Claims (32)

  1. 点火プラグとの結合側が内燃機関のプラグホールに挿入される点火コイルにおいて、
    前記点火プラグに印加する高電圧を発生するコイル部と、
    前記コイル部を収容し、前記プラグホールの外側で前記内燃機関に取り付けられるケース部材と、
    前記ケース部材と前記内燃機関との間に取り付けられ、前記プラグホール内への水の侵入を防止するシール部材と、
    前記ケース部材に設けられており、通気口を通して前記点火コイルの外部と連通し前記プラグホールの開口周囲の上端面から離れる上方に前記通気口側から延びている保水室、ならびに、前記上端面から前記通気口よりも離れる方向の前記保水室の上方端部と前記プラグホール側とを連通する連通路を有している通気部と、
    弾性材で形成されており、前記保水室と前記連通路とが連通している側に開口している前記通気部の連通側開口の内周側面に圧入されて前記連通側開口を塞ぎ、前記内周側面に向けて突出する環状突部を外周側面の周方向に形成し、前記通気部への圧入方向に前記環状突部を複数設置している封止部材と、
    を備える点火コイル。
  2. 前記環状突部の幅は突出方向に向けて狭くなっており、前記環状突部は前記通気部への圧入方向と反対側に傾斜している請求項1に記載の点火コイル。
  3. 前記保水室を形成する前記通気部の内周側面に形成され、前記通気部への前記封止部材の圧入方向で前記封止部材と当接する当接リブを備える請求項1または2に記載の点火コイル。
  4. 前記コイル部を収容する前記ケース部材の収容孔と前記保水室とを仕切る隔壁に一体に形成されている通路リブに前記連通路は形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の点火コイル。
  5. 前記保水室と連通している前記連通路の開口周囲端面は前記通気部への前記封止部材の圧入方向で前記封止部材と当接し、前記開口周囲端面に前記保水室と連通する溝通路が形成されている請求項1から4のいずれか一項に記載の点火コイル。
  6. 点火プラグとの結合側が内燃機関のプラグホールに挿入される点火コイルにおいて、
    前記点火プラグに印加する高電圧を発生するコイル部と、
    前記コイル部を収容し、前記プラグホールの外側で前記内燃機関に取り付けられるケース部材と、
    前記ケース部材と前記内燃機関との間に取り付けられ、前記プラグホール内への水の侵入を防止するシール部材と、
    前記ケース部材に設けられており、通気口を通して前記点火コイルの外部と連通し前記プラグホールの開口周囲の上端面から離れる上方に前記通気口側から延びている保水室、ならびに、前記上端面から前記通気口よりも離れる方向の前記保水室の上方端部と前記プラグホール側とを連通する連通路を有している通気部と、
    前記保水室と前記連通路とが連通している側に開口している前記通気部の連通側開口を塞ぐ封止部材と、
    前記封止部材と前記通気部とを接着している接着剤と、
    を備える点火コイル。
  7. 点火プラグとの結合側が内燃機関のプラグホールに挿入される点火コイルにおいて、
    前記点火プラグに印加する高電圧を発生するコイル部と、
    前記コイル部を収容し、前記プラグホールの外側で前記内燃機関に取り付けられるケース部材と、
    前記ケース部材と前記内燃機関との間に取り付けられ、前記プラグホール内への水の侵入を防止するシール部材と、
    前記ケース部材に設けられており、通気口を通して前記点火コイルの外部と連通し前記プラグホールの開口周囲の上端面から離れる上方に前記通気口側から延びている保水室、ならびに、前記上端面から前記通気口よりも離れる方向の前記保水室の上方端部と前記プラグホール側とを連通する連通路を有している通気部と、
    前記保水室と前記連通路とが連通している側に開口している前記通気部の連通側開口を塞ぐ封止部材と、
    前記ケース部材内に充填されて前記コイル部を覆うとともに、前記通気部に前記封止部材を固定する絶縁樹脂材と、
    を備える点火コイル。
  8. 前記封止部材の前記連通路と向き合う裏面に、前記保水室と連通している前記連通路の開口周囲側方に延びる壁が形成されている請求項1から7のいずれか一項に記載の点火コイル。
  9. 点火プラグとの結合側が内燃機関のプラグホールに挿入される点火コイルにおいて、
    前記点火プラグに印加する高電圧を発生するコイル部と、
    前記コイル部を収容し、前記プラグホールの外側で前記内燃機関に取り付けられるケース部材と、
    前記ケース部材と前記内燃機関との間に取り付けられ、前記プラグホール内への水の侵入を防止するシール部材と、
    前記ケース部材に設けられており、通気口を通して前記点火コイルの外部と連通し前記プラグホールの開口周囲の上端面から離れる上方に前記通気口側から延びている保水室、ならびに、前記上端面から前記通気口よりも離れる方向の前記保水室の上方端部と前記プラグホール側とを連通する連通路を有している通気部と、
    樹脂シートで形成されて熱溶着により前記通気部に取り付けられ、前記保水室と前記連通路とが連通している側に開口している前記通気部の連通側開口を塞ぐ封止部材と、
    を備える点火コイル。
  10. 点火プラグとの結合側が内燃機関のプラグホールに挿入される点火コイルにおいて、
    前記点火プラグに印加する高電圧を発生するコイル部と、
    前記コイル部を収容し、前記プラグホールの外側で前記内燃機関に取り付けられるケース部材と、
    前記ケース部材と前記内燃機関との間に取り付けられ、前記プラグホール内への水の侵入を防止するシール部材と、
    前記ケース部材に設けられており、通気口を通して前記点火コイルの外部と連通し前記プラグホールの開口周囲の上端面から離れる上方に前記通気口側から延びている保水室、ならびに、前記上端面から前記通気口よりも離れる方向の前記保水室の上方端部と前記プラグホール側とを連通する連通路を有している通気部と、
    樹脂シートで形成されて前記通気部との取付側にラミネートされた融着材により前記通気部に熱融着されており、前記保水室と前記連通路とが連通している側に開口している前記通気部の連通側開口を塞ぐ封止部材と、
    を備える点火コイル。
  11. 前記封止部材の色は前記コイルケースの色と異なっている請求項1から10に記載の点火コイル。
  12. 前記プラグホールの外部に開口する前記ケース部材のケース開口部よび前記封止部材を覆うカバーをさらに備え、前記カバーの前記保水室側の裏面に前記封止部材の支持部を設け、前記封止部材は前記支持部に支持された状態で前記通気部の前記連通側開口を塞いでいる請求項1から5に記載の点火コイル。
  13. 前記プラグホールの外部に開口する前記ケース部材のケース開口部および前記封止部材を覆うカバーをさらに備える請求項1から11のいずれか一項に記載の点火コイル。
  14. 前記カバーの外周縁は前記ケース開口部の外周縁よりも内側に位置し、前記カバーの表面の角部は凸曲面であり、前記カバーの高さをH、前記凸曲面から前記ケース開口部に延びる直線部の長さをLとすると、H≦5mm、L≦2mmである請求項12または13に記載の点火コイル。
  15. 前記カバーは前記ケース部材に外側から複数の階段状に嵌合しており、前記カバーの前記ケース部材との階段状の嵌合箇所に、前記ケース部材内への水の進入を防ぐU字状の折り返しが形成されている請求項12から14のいずれか一項に記載の点火コイル。
  16. 前記カバーは前記ケース部材に外側から嵌合しており、前記嵌合箇所の周方向の少なくとも一箇所に水抜き通路が形成されている請求項12から15のいずれか一項に記載の点火コイル。
  17. 前記内燃機関に搭載した状態で、前記嵌合箇所の下方側に前記水抜き通路が形成されている請求項16に記載の点火コイル。
  18. 前記カバーの裏面に前記水抜き通路に向かう案内リブを形成している請求項17に記載の点火コイル。
  19. 前記ケース開口部に前記カバーに向けて突出する嵌合突部が形成され、前記カバーに前記嵌合突部が嵌合する嵌合穴が形成されており、前記嵌合穴に前記嵌合突部が嵌合した状態で前記嵌合突部がかしめられ、前記カバーが前記ケース部材に取り付けられている請求項12から18のいずれか一項に記載の点火コイル。
  20. 前記カバーの色は前記ケース部材の色と異なっている請求項12から19のいずれか一項に記載の点火コイル。
  21. 前記通気口は、前記保水室の底部の長手方向両端に形成されている請求項1から20のいずれか一項に記載の点火コイル。
  22. 前記保水室と連通している前記連通路の開口と前記通気口とは、ほぼ最大離隔位置に配置されている請求項1から21のいずれか一項に記載の点火コイル。
  23. 前記通気口は、迷路構造になっている請求項1から22のいずれか一項に記載の点火コイル。
  24. 前記通気部から前記プラグホールの開口周囲の前記上端面に向けて下方に突出する突部に前記通気口は開口している請求項1から23のいずれか一項に記載の点火コイル。
  25. 前記保水室に充填されている多孔質または網目状の充填材をさらに備える請求項1から24のいずれか一項に記載の点火コイル。
  26. 点火プラグとの結合側が内燃機関のプラグホールに挿入される点火コイルにおいて、
    前記点火プラグに印加する高電圧を発生するコイル部と、
    前記コイル部を収容し、前記プラグホールの外側で前記内燃機関に取り付けられるケース部材と、
    前記ケース部材と前記内燃機関との間に取り付けられ、前記プラグホール内への水の侵入を防止するシール部材と、
    前記ケース部材に設けられており、通気口を通して前記点火コイルの外部と連通し前記プラグホールの開口周囲の上端面から離れる上方に前記通気口側から延びている保水室、ならびに、前記上端面から前記通気口よりも離れる方向の前記保水室の上方端部と前記プラグホール側とを連通する連通路を有し、前記通気口は前記保水室の底部の長手方向両端に形成されており、前記保水室と前記連通路とが連通している側が塞がれている通気部と、
    を備える点火コイル。
  27. 点火プラグとの結合側が内燃機関のプラグホールに挿入される点火コイルにおいて、
    前記点火プラグに印加する高電圧を発生するコイル部と、
    前記コイル部を収容し、前記プラグホールの外側で前記内燃機関に取り付けられるケース部材と、
    前記ケース部材と前記内燃機関との間に取り付けられ、前記プラグホール内への水の侵入を防止するシール部材と、
    前記ケース部材に設けられており、通気口を通して前記点火コイルの外部と連通し前記プラグホールの開口周囲の上端面から離れる上方に前記通気口側から延びている保水室、ならびに、前記上端面から前記通気口よりも離れる方向の前記保水室の上方端部と前記プラグホール側とを連通する連通路を有し、前記保水室と連通している前記連通路の開口と前記通気口とはほぼ最大離隔位置に配置されており、前記保水室と前記連通路とが連通している側が塞がれている通気部と、
    を備える点火コイル。
  28. 点火プラグとの結合側が内燃機関のプラグホールに挿入される点火コイルにおいて、
    前記点火プラグに印加する高電圧を発生するコイル部と、
    前記コイル部を収容し、前記プラグホールの外側で前記内燃機関に取り付けられるケース部材と、
    前記ケース部材と前記内燃機関との間に取り付けられ、前記プラグホール内への水の侵入を防止するシール部材と、
    前記ケース部材に設けられており、迷路構造の通気口を通して前記点火コイルの外部と連通し前記プラグホールの開口周囲の上端面から離れる上方に前記通気口側から延びている保水室、ならびに、前記上端面から前記通気口よりも離れる方向の前記保水室の上方端部と前記プラグホール側とを連通する連通路を有し、前記保水室と前記連通路とが連通している側が塞がれている通気部と、
    を備える点火コイル。
  29. 点火プラグとの結合側が内燃機関のプラグホールに挿入される点火コイルにおいて、
    前記点火プラグに印加する高電圧を発生するコイル部と、
    前記コイル部を収容し、前記プラグホールの外側で前記内燃機関に取り付けられるケース部材と、
    前記ケース部材と前記内燃機関との間に取り付けられ、前記プラグホール内への水の侵入を防止するシール部材と、
    前記ケース部材に設けられており、前記上端面側に向けて下方に突出する突部に通気口が形成され、前記通気口を通して前記点火コイルの外部と連通し前記プラグホールの開口周囲の上端面から離れる上方に前記通気口側から延びている保水室、ならびに、前記上端面から前記通気口よりも離れる方向の前記保水室の上方端部と前記プラグホール側とを連通する連通路を有し、前記通気部の前記保水室と前記連通路との連通側開口が塞がれている通気部と、
    を備える点火コイル。
  30. 点火プラグとの結合側が内燃機関のプラグホールに挿入される点火コイルにおいて、
    前記点火プラグに印加する高電圧を発生するコイル部と、
    前記コイル部を収容し、前記プラグホールの外側で前記内燃機関に取り付けられるケース部材と、
    前記ケース部材と前記内燃機関との間に取り付けられ、前記プラグホール内への水の侵入を防止するシール部材と、
    前記ケース部材に設けられており、通気口を通して前記点火コイルの外部と連通し前記プラグホールの開口周囲の上端面から離れる上方に前記通気口側から延びている保水室、ならびに、前記上端面から前記通気口よりも離れる方向の前記保水室の上方端部と前記プラグホール側とを連通する連通路を有し、前記保水室と前記連通路とが連通している側が塞がれている通気部と、
    前記保水室に充填されている多孔質または網目状の充填材と、
    を備える点火コイル。
  31. 前記通気口は前記プラグホールの開口周囲の前記上端面に向けて下方に開口している請求項1から30のいずれか一項に記載の点火コイル。
  32. 前記保水室の容積は約1ccである請求項1から31のいずれか一項に記載の点火コイル。



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