JP2008058604A - マイクロミラーアレイデバイス - Google Patents

マイクロミラーアレイデバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2008058604A
JP2008058604A JP2006235478A JP2006235478A JP2008058604A JP 2008058604 A JP2008058604 A JP 2008058604A JP 2006235478 A JP2006235478 A JP 2006235478A JP 2006235478 A JP2006235478 A JP 2006235478A JP 2008058604 A JP2008058604 A JP 2008058604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
micromirror array
region
connection
array device
micromirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006235478A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Matsuo
大介 松尾
Nobuyoshi Iwasaki
暢喜 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2006235478A priority Critical patent/JP2008058604A/ja
Priority to US11/897,880 priority patent/US20080055694A1/en
Publication of JP2008058604A publication Critical patent/JP2008058604A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/0816Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements
    • G02B26/0833Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

【課題】ミラーアレイ内のミラー間の駆動感度特性のばらつきを抑制したマイクロミラーアレイデバイスを提供する。
【解決手段】マイクロミラー101は、ヒンジ104を介して、フレーム領域120に接続される。フレーム領域120の外側には接続領域110が隣接して形成され、接続領域110にはバンプ103が形成される。駆動配線基板201には、駆動電極202等が形成されている。マイクロミラーアレイ101は、接続領域110のバンプ103を介して、駆動配線基板201と電気的に接続される。かかる構成によれば、接続領域110がフレーム領域120とは別に配設されるため、ヒンジ104がバンプ等の接続部材103からの熱や機械的な応力の影響を受け難い。従って、特定のヒンジ104がバンプ103の影響を受けることが無いため、全てのマイクロミラーで駆動特性が均一なマイクロミラーアレイデバイスを提供することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マイクロミラーアレイデバイスに関し、例えば、WSS(Wavelength Selective Switch)などに採用されるマイクロミラーアレイデバイスに関する。
従来、特許文献1に開示されるように、マイクロミラーアレイチップを駆動配線基板に接続する場合、Auバンプ、ソルダバンプなどにより、ミラーとミラーの間の多数のスペースを利用して接続する技術が知られている。
具体的には、例えば、図12に示すように、フレーム22に回動可能に取り付けられているミラー21を含むミラー層20と、電極24を含む駆動層23(駆動配線基板)と、を含んで構成され、ミラー層20のフレーム22は、金属化領域25の間に提供されるソルダボールボンド26を介して、駆動層23と接続される。
米国特許第6,442,307号明細書
上述したような従来のデバイスにおけるマイクロミラーアレイを含むフレームと駆動配線基板との接合方法としては、フリップチップボンディングなどの方法により、加熱、加圧して接続することが想定される。
しかしながら、バンプをマイクロミラーのヒンジ近くに配設した場合、接続時の圧力や温度が、バンプを介して、ミラーのヒンジ部に機械的応力や熱応力延いては機械的・熱的ダメージ等の悪影響を与えることとなり、以ってバンプに近いミラーのヒンジの機械的特性のみが大きく変化してしまい、アレイ内の場所によりミラーの駆動感度特性に大きなばらつきが生じてしまうという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、接続部材に起因する特定の弾性部材(ヒンジ)への影響を低減し、ほぼ均一な特性のミラーアレイを実現し、以ってミラーアレイ内のミラー間の駆動感度特性のばらつきを抑制することができるマイクロミラーアレイデバイスを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、駆動可能な複数のマイクロミラーを有するマイクロミラーアレイデバイスにおいて、前記マイクロミラーを駆動するための駆動電極を有する第1の基板と、フレーム領域と、接続領域とを有するマイクロミラーアレイと、を備え、前記フレーム領域と前記接続領域は互いに交わらないように形成され、前記フレーム領域には複数の前記マイクロミラーが形成され、前記接続領域には前記第1の基板と接続する接続部材が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記の接続領域はフレーム領域を空間に保持するためにフレーム領域に隣接して設けられ、前記フレーム領域は、複数の前記マイクロミラーを一体的に空間に保持する機能を有し、前記フレーム領域の、前記接続部材が前記弾性部材に影響を与えない領域に、前記弾性部材および前記マイクロミラーを形成することを特徴とすることができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記フレーム領域は、複数の前記マイクロミラーを一体的に空間に保持するために、前記弾性部材に隣接して配置され、前記接続領域はフレーム領域を空間に保持するために前記フレーム領域の外側に設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記接続領域には、複数の前記接続部材が形成され、前記接続部材は電気的な導通性を有することを特徴とすることができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記フレーム領域には前記マイクロミラーが1次元に並んだミラーアレイが形成され、前記接続領域は前記マイクロミラーアレイの列方向で、前記フレーム領域の外側に配置されることを特徴とすることができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記マイクロミラーアレイの列方向に、複数の接続部材を並べて配置した接続領域を有することを特徴とすることができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記フレーム領域には、1次元に並んだ前記マイクロミラーアレイが複数列平行に配置されたことを特徴とすることができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記マイクロミラーアレイの前記マイクロミラーは、前記マイクロミラーの列方向と平行な軸まわりに偏向可能であることを特徴とすることができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記接続部材は、金属部材からなることを特徴とすることができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記接続部材は、金属部材と、接着剤から構成されたことを特徴とすることができる。
本発明によれば、接続部材に起因する特定の弾性部材(ヒンジ)への影響を低減して、ほぼ均一な特性のミラーアレイを実現でき、以ってミラーアレイ内のミラー間の駆動感度特性のばらつきが抑制されたマイクロミラーアレイデバイスを提供することができる。
以下に、本発明にかかるマイクロミラーアレイデバイスの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下に説明する各実施例において同様の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する場合がある。
図1〜図3は、本発明の実施例1にかかるマイクロミラーアレイデバイス100を示す図である。図1は、マイクロミラーアレイデバイス100の上面構成を示している。図2は、マイクロミラーアレイデバイス100の裏面(下面)構成を示している。図3は、マイクロミラーアレイデバイス100の断面構成を示している。図1〜図3に示されるように、本実施例に係るマイクロミラーアレイデバイス100は、マイクロミラーアレイ100Aの外側に、接続領域110を設け、そこで駆動配線基板201と接続している。
図1、図2に示すように、マイクロミラー(以下、適宜「ミラー」という。)101と、フレーム領域120は弾性部材であるヒンジ104で接続され、マイクロミラー101は図1の左右方向(すなわち、図3の矢印方向)に偏向可能である。図1に示すように、フレーム領域120の外側には接続領域110がフレーム領域120に隣接して形成されている。接続領域110には、接続部材としてバンプ103が形成されている。
一方、駆動配線基板201には、マイクロミラー101を静電力で駆動させるための駆動電極202と、駆動電極202や、マイクロミラーアレイ100Aに通電させるための配線(図示せず)や、接続用のパッド(図示せず)が形成されている。
そして、接続領域110のバンプ103により、マイクロミラーアレイ100Aは駆動配線基板201と電気的に接続され、マイクロミラー101と駆動電極202に電位差を与えることが可能に構成される。
なお、バンプ103は、半田などから構成されるソルダバンプや、金のワイヤーから形成される金バンプ、スタッドバンプなどが採用可能である。
これにより、金属部材からなるバンプ103を配置するため、マイクロミラーアレイ100Aを電気的に接続することが可能である。また、金属部材であるバンプ103は外力により塑性変形するため、フレーム領域120が平坦に形成されるように、金属部材を適切に変形させることが可能である。従って、マイクロミラーアレイに電気的な接続が可能で、フレーム領域120の平坦性が高い、マイクロミラーアレイデバイスを得ることができる。
また、接続領域110が複数のマイクロミラー101を保持するフレーム領域120とは独立して別に配置されるため、ヒンジ104が接続部材からの熱や応力の影響を受けない。
従って、特定のヒンジ104が接続領域110の影響を受けることが無く、従ってほぼ均一な特性のミラーアレイとなるため、全てのミラー101で駆動特性が均一なマイクロミラーアレイデバイス100を得ることができる。
また、バンプ103は、電気的な導通性を有するため、ミラーアレイを所望の部位に電気的に接続し、所望の電位を与えることが可能であるため、マイクロミラー101を電気的な駆動力により偏向可能とすることが可能である。従って、駆動可能なマイクロミラーアレイデバイス100を得ることができる。
また、フレーム領域120や駆動配線基板201は、Siなどの半導体基板を用いることにより、高密度化や微細化されたアレイ構造を容易に形成することが可能である。もちろん、発明の概念に外れない範囲で様々な材料を使用することが可能である。
さらに、接続領域110とフレーム領域120は、同じ材料でも別々な領域として構成することにより、必要な機能を発現するが、異なる材料を意図的に選び、より強い作用を持たせることも有用である。
上記構成を備える本実施例に係るマイクロミラーアレイデバイス100によれば、接続領域110がフレーム領域120とは別に配設されるため、弾性部材(ヒンジ)104がバンプ等の接続部材103からの熱や機械的な応力の影響を受けない。
このように、バンプが、ミラーアレイの外側の接続領域にのみ設けられるため、バンプとヒンジの距離が離れることにより、バンプによる熱応力や、熱の伝達範囲が接続領域に限られる。つまり、バンプに特異的に近いミラーが無いため、ヒンジの特性に大きな影響を受けるミラーが発生しない。従って、ミラーごとの駆動特性に大きなばらつきが生じることを防ぐことができる。
すなわち、特定のヒンジ104がバンプ103の影響を受けることが無く、従ってほぼ均一な特性のマイクロミラーアレイとなるため、全てのマイクロミラーで駆動特性が均一なマイクロミラーアレイデバイスを得ることができる。
更に、1次元アレイでは、フレーム領域120が1次元方向に細く長い構成であるため、フレームが変形しやすいなど、接続部材から受ける影響が特に大きい。本実施例では、フレーム領域120の外側に接続領域110を設けるため、ミラー101のヒンジ104が金属部材の影響を受けにくい。このため、1次元のアレイでも全てのミラー101のヒンジ104がほぼ均一な特性を維持できる。
次に、本発明の実施例2について説明する。図4、図5は、本発明の実施例2にかかるマイクロミラーアレイデバイス300を示す図である。図4は、マイクロミラーアレイデバイス300の下面構成を示している。図5は、マイクロミラーアレイデバイス300の断面構成を示している。
本実施例は、図1で説明したと同様の接続領域110に、2つの接続部材として例えばバンプ103a、103bを配設して、接続した例を示す。
本実施例では、図4、図5に示すように、1次元のマイクロミラーアレイ100Aのフレーム領域120の外側に、接続領域110を設け、その接続領域110には、マイクロミラーアレイ100Aの並び方向(列方向)にそれぞれ2つのバンプ103a、103bを並べて、計4箇所、8個のバンプを設けている。
接続領域110はバンプ103a、103bを用いて駆動配線基板201と電気的および機械的に接続されている。
それぞれのマイクロミラー101は、駆動配線基板201上の駆動電極202により静電引力でそれぞれ独立して駆動可能な構成となっている。
ここで、例えば、マイクロミラーアレイ100Aが、図4の長手方向(アレイの並び方向)に反ってしまう場合も考えられる。かかる場合には、マイクロミラー101ごとに駆動電極基板201との距離が異なることになるため、静電引力が異なることになり、駆動感度がそれぞれ異なってしまうおそれがある。
この結果、マイクロミラー101ごとに駆動可能な範囲や、駆動させる分解能に違いが生じてしまうことになり、均一なマイクロミラーアレイを得ることができなくなる場合がある。
このような場合でも、本実施例に係るマイクロミラーアレイデバイスによれば、複数のバンプ103a、103bをマイクロミラーアレイ100Aの並び方向(列方向)に並べることでマイクロミラーアレイ100Aの反りを矯正するようにマイクロミラーアレイ100Aを支えることになる。このため、マイクロミラー101と駆動電極202の距離を一定にすることが可能である。
1次元のミラーアレイにおいては、接続領域110がアレイの並び方向(列方向)の外側に配置される。つまり、細長いアレイの両端で接続され、中央付近は拘束されないため、アレイ全体のたわみが発生しやすい。本発明では、アレイの並ぶ方向に複数の金属部材からなるバンプ103a、103bを並べて配置している。このため、金属部材が接続される複数の点でバンプ103a、103b(接続部材)の傾きを固定することが可能である。この作用により、アレイ全体のたわみを抑制することができる。この結果、ミラー101と電極のギャップもアレイ全体で均一になり、ヒンジ特性のみならず駆動力も均一となる。従って、全てのミラー101において駆動特性が均一なミラーアレイデバイスを得ることができる。
次に、本発明の実施例3について説明する。図6は、本発明の実施例3にかかるマイクロミラーアレイデバイス400を示す図である。
本実施例は、2次元アレイへの適用例である。図6に示すように、2次元アレイにおいても、フレーム領域120とは別に配設される接続領域110にバンプ103を設けることにより、バンプ103からのマイクロミラー101のヒンジ104への悪影響を回避することが可能である。
従って、本実施例においても、ほぼ均一な特性のマイクロミラーアレイを得ることができ、以って全てのマイクロミラーで駆動特性が均一なマイクロミラーアレイデバイスを実現することができる。
次に、本発明の実施例4について説明する。図7は、本発明の実施例4にかかるマイクロミラーアレイデバイス500の下面構成を示す図である。図8は、マイクロミラーアレイデバイス500の断面構成を示す図である。
本実施例は、接続部材103として、金属部材103Aと接着剤103Bを使用した例を示している。具体的には、金属部材103Aとして、例えば、金のスタッドバンプなどを使用し、接着剤103Bとして、例えば、エポキシ系の電気実装用接着剤(NCP:Non Conductive Paste)などを使用することができる。
本実施例では、接続部材103を金属部材103Aと接着剤103Bから構成されるため、電気的な接続を金属部材103Aの導電性で機能させるとともに、機械的な接続は接着剤103Bにより機能させることが可能である。
従って、高い導通性と、強い接続力を併せ持つ、耐久性に富んだマイクロミラーアレイデバイスを得ることができる。
次に、本発明の実施例5について説明する。図9は、本発明の実施例5にかかるマイクロミラーアレイデバイス600を示す図である。本実施例は、1次元のマイクロミラーアレイ100Aを2列平行に配置した例を示す。
本実施例では、例えば、図9の上側の列100A1を光スイッチに使用し、下側の列100A2をそのバックアップ用とし、上側の列100A1で故障したマイクロミラー101が発生した場合、光を下側の列100A2に導く経路に切り替え、下側のマイクロミラー101を使用することで、システムとしての故障を回避することが可能である。
すなわち、本実施例は、上述した実施例1と同様の作用効果を奏することができることに加えて、更に、システムの信頼性を向上させることが可能となる。
このように、1次元のアレイを複数列配置しても、接続領域110にのみバンプ103を配置するため、ミラー101のヒンジ104が、バンプ103からの影響を受けない。従って、複数の1次元アレイを有し、全ての特性が均一なマイクロミラーアレイデバイスを得ることができる。上述のように、それぞれの1次元アレイは、主要な用途と、故障時のバックアップまたは、別な用途に利用可能であるため、複数の機能を有するマイクロミラーアレイを得ることができる。
次に、本発明の実施例6について説明する。図10は、本発明の実施例6にかかるマイクロミラーアレイデバイス700を示す図である。本実施例は、図10に示すように、マイクロミラー101の並び方向(列方向)に平行な軸の周りに偏向可能なマイクロミラー101を有する、1次元のマイクロミラーアレイデバイスの例を示す。
図10に示すように、本実施例では、マイクロミラー101の左右にはそれぞれヒンジ704が設けられ、このヒンジ704によりマイクロミラー101の並び方向(列方向)に平行な軸のまわりに偏向が可能なマイクロミラーアレイ700Aとなっている。
ヒンジ704は、フレーム102に接続された梁140によって支持されている。つまり、マイクロミラー101は、フレーム102によって一体的に支持されてマイクロミラーアレイを構成しているのである。
一方、図1で説明したと同様のフレーム領域120の左右には、マイクロミラー101のヒンジ704に悪影響を与えない領域で、バンプ103a、103bを配置するための接続領域110が設けられる。接続部材は、マイクロミラーアレイ700Aの長手方向に撓むのを防ぐために、長手方向に2つのバンプ103a、103bを並べて配置している。この2つのバンプ103a、103bのセットを接続領域120の中の4箇所に設置し、図示しない配線基板と電気的且つ、機械的に接続する。
本実施例のように、マイクロミラーアレイ700Aの並ぶ方向と平行な軸まわりに偏向するマイクロミラー101を備えたマイクロミラーアレイデバイス700においては、長いフレーム領域120が反るように歪むと、偏向する軸とは直交する軸まわりに様々な傾きを有することになる。しかし、前記偏向する軸と直交する軸まわりには偏向することができないため、前記の傾きを補正することができない。
本実施例では、接続部材103をマイクロミラー101の並ぶ方向に複数のバンプ103a、103bを並べて配置する構成としたため、フレーム領域120の反りを最小限に抑えることが可能である。
従って、ミラーが変更不可能な方向に、望まない傾きを持つことがないマイクロミラーアレイデバイスを得ることができる。
なお、接続部材は、バンプのみでも、或いは実施例4で説明したような金属部材103Aと接着剤103Bとで構成することも可能であるが、本実施例のようにマイクロミラーアレイ700Aの並ぶ方向と平行な軸まわりに偏向するマイクロミラー101を備えたマイクロミラーアレイデバイス700においては、接続部材を金属部材103Aと接着剤103Bとで構成することで、より一層、その作用効果を顕著なものとすることができる。
また、1次元アレイ700Aを複数列フレーム領域120に形成することも可能である。
次に、本発明の実施例7について説明する。図11は、本発明の実施例7にかかるマイクロミラーアレイデバイス800を示す図である。
本実施例は、図11に示すように、フレーム領域120と接続領域110をより効果的に分離するため、ブリッジ領域150を設けている。ブリッジ領域150により、接続領域110に設置される接続部材103の影響を、マイクロミラー101がより一層受け難くできるため、より一層、均一な特性のマイクロミラーアレイデバイスを実現することが可能となる。
以上説明してきたように、接続領域110とフレーム領域120を分離し、接続領域110の影響をフレーム領域120およびマイクロミラー101が受けないようにする構成は全て本発明の基本的概念に沿うものであり、さまざまな変形が可能である。
以上のように、本発明にかかるマイクロミラーアレイデバイスは、高い光学的品質が要求されるマイクロミラーアレイデバイスとして有用であり、特に、WSSに用いられるマイクロミラーアレイデバイスなどに適している。
本発明の実施例1に係るマイクロミラーアレイデバイスの構成例を示す図である。 同上実施例に係るマイクロミラーアレイデバイスの構成例を示す図である。 図2のマイクロミラーアレイデバイスの側面図である。 本発明の実施例2に係るマイクロミラーアレイデバイスの構成例を示す図である。 図4のマイクロミラーアレイデバイスの側面図である。 本発明の実施例3に係るマイクロミラーアレイデバイスの構成例を示す図である。 本発明の実施例4に係るマイクロミラーアレイデバイスの構成例を示す図である。 図7のマイクロミラーアレイデバイスの側面図である。 本発明の実施例5に係るマイクロミラーアレイデバイスの構成例を示す図である。 本発明の実施例6に係るマイクロミラーアレイデバイスの構成例を示す図である。 本発明の実施例7に係るマイクロミラーアレイデバイスの構成例を示す図である。 従来のマイクロミラーアレイデバイスの構成例の一例を示す図である。
符号の説明
100 マイクロミラーアレイデバイス
101 マイクロミラー
102 フレーム
103 バンプ(接続部材)
104 ヒンジ(弾性部材)
110 接続領域
120 フレーム領域
201 駆動配線基板
202 駆動電極

Claims (10)

  1. 駆動可能な複数のマイクロミラーを有するマイクロミラーアレイデバイスにおいて、
    前記マイクロミラーを駆動するための駆動電極を有する第1の基板と、
    フレーム領域と、接続領域とを有するマイクロミラーアレイと、を備え、
    前記フレーム領域と前記接続領域は互いに交わらないように形成され、
    前記フレーム領域には複数の前記マイクロミラーが形成され、
    前記接続領域には前記第1の基板と接続する接続部材が形成されていることを特徴とするマイクロミラーアレイデバイス。
  2. 前記の接続領域はフレーム領域を空間に保持するためにフレーム領域に隣接して設けられ、
    前記フレーム領域は、複数の前記マイクロミラーを一体的に空間に保持する機能を有し、
    前記フレーム領域の、前記接続部材が前記弾性部材に影響を与えない領域に、前記弾性部材および前記マイクロミラーを形成することを特徴とする請求項1に記載のマイクロミラーアレイデバイス。
  3. 前記フレーム領域は、複数の前記マイクロミラーを一体的に空間に保持するために、前記弾性部材に隣接して配置され、
    前記接続領域はフレーム領域を空間に保持するために前記フレーム領域の外側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロミラーアレイデバイス。
  4. 前記接続領域には、複数の前記接続部材が形成され、
    前記接続部材は電気的な導通性を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のマイクロミラーアレイデバイス。
  5. 前記フレーム領域には前記マイクロミラーが1次元に並んだミラーアレイが形成され、
    前記接続領域は前記マイクロミラーアレイの列方向で、前記フレーム領域の外側に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のマイクロミラーアレイデバイス。
  6. 前記マイクロミラーアレイの列方向に、複数の接続部材を並べて配置した接続領域を有することを特徴とする請求項6に記載のマイクロミラーアレイデバイス。
  7. 前記フレーム領域には、1次元に並んだ前記マイクロミラーアレイが複数列平行に配置されたことを特徴とする請求項5または6に記載のマイクロミラーアレイデバイス。
  8. 前記マイクロミラーアレイの前記マイクロミラーは、前記マイクロミラーの列方向と平行な軸まわりに偏向可能であることを特徴とする請求項6に記載のマイクロアレイデバイス。
  9. 前記接続部材は、金属部材からなることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のマイクロミラーアレイデバイス。
  10. 前記接続部材は、金属部材と、接着剤から構成されたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のマイクロミラーアレイデバイス。
JP2006235478A 2006-08-31 2006-08-31 マイクロミラーアレイデバイス Withdrawn JP2008058604A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006235478A JP2008058604A (ja) 2006-08-31 2006-08-31 マイクロミラーアレイデバイス
US11/897,880 US20080055694A1 (en) 2006-08-31 2007-08-31 Micro-mirror array device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006235478A JP2008058604A (ja) 2006-08-31 2006-08-31 マイクロミラーアレイデバイス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008058604A true JP2008058604A (ja) 2008-03-13

Family

ID=39151099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006235478A Withdrawn JP2008058604A (ja) 2006-08-31 2006-08-31 マイクロミラーアレイデバイス

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20080055694A1 (ja)
JP (1) JP2008058604A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108167770A (zh) * 2017-12-15 2018-06-15 上海小糸车灯有限公司 车灯用mems微镜智能调光***、车灯总成及汽车

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6442307B1 (en) * 2000-11-03 2002-08-27 Lucent Technologies Inc. Solder-packaged optical MEMs device and method for making the same

Also Published As

Publication number Publication date
US20080055694A1 (en) 2008-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1508829B1 (en) MEMS deformable mirror
JP6391584B2 (ja) カメラレンズ要素用のサスペンションシステム
US6806992B2 (en) Micro mirror unit including mirror substrate and wiring substrate spaced by conductive spacer
US7230743B2 (en) Optical deflector array
JP5253495B2 (ja) 光モジュール
EP1207416B1 (en) Optical deflector
JP4483718B2 (ja) 形状可変ミラー及びそれを備えた光ピックアップ装置
US9097897B2 (en) Optical deflector including narrow piezoelectric sensor element between torsion bar and piezoelectric actuator
JP4738996B2 (ja) 半導体装置
JP2009176947A (ja) 3次元モジュール
JP2006351154A (ja) 形状可変ミラー及びそれを備えた光ピックアップ装置
JP4036643B2 (ja) 光偏向器及び光偏向器アレイ
JP2008058604A (ja) マイクロミラーアレイデバイス
JPWO2015145943A1 (ja) 光走査デバイス
US7394261B2 (en) Semi-conductor chip package capable of detecting open and short
KR100619329B1 (ko) 임베디드 집적 소자 패키지 구조
US20070041108A1 (en) Variable-shape mirror, optical pickup therewith, and method for fabricating a variable-shape mirror
JP2009071663A (ja) 移動機構および撮像装置
JP2005168180A (ja) 静電駆動型マイクロアクチュエータ
JP2007242842A (ja) 半導体レーザ装置及び半導体レーザ装置の製造方法
JP2009180905A (ja) マイクロミラーデバイス
JP2010181834A (ja) マイクロミラーデバイス
JP2014122976A (ja) 波長選択スイッチ用の光偏向モジュール
JP4064974B2 (ja) 光偏向素子、光偏向装置および光偏向素子の製造方法
JP2009258161A (ja) マイクロミラーデバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20091110