JP2008058094A - 回転ケージを含む機械式時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転時における回転部材の支持部の摩擦抵抗を小さくすることができ、回転部材の傾きを抑制することができるように構成した機械式時計を提供する。
【解決手段】本発明の機械式時計は、輪列の回転に基づいて回転する内側回転部材220と、内側回転部材220の外周部に配置された複数のころ軸受230と、ころ軸受のころの外周面に対して隙間をもつように配置されたころ受け面を含むころ受部材とを備える。ころ軸受230は、円環状のころと、内側回転部材220に対して、ころを回転可能なように固定するころ固定部材とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、ムーブメントに対して回転可能に設けられた回転部材を含む機械式時計に関する。特に、本発明は、複数のころ軸受によって支持されて回転するケージを含む機械式時計に関する。
一般に、時計の駆動部分を含む機械体を「ムーブメント」と称する。ムーブメントに文字板、針を取り付けて、時計ケースの中に入れて完成品にした状態を時計の「コンプリート」と称する。時計の基板を構成する地板の両側のうちで、時計ケースのガラスのある方の側、すなわち、文字板のある方の側をムーブメントの「裏側」又は「ガラス側」又は「文字板側」と称する。地板の両側のうちで、時計ケースの裏蓋のある方の側、すなわち、文字板と反対の側をムーブメントの「表側」又は「裏蓋側」と称する。
一般に、「12時側」とは、アナログ式の機械式時計において、文字板の12時に対応する目盛が配置されている方の側を示す。「12時方向」とは、機械式時計において、指針の回転中心から「12時側」に向かう方向を示す。また、「3時側」とは、機械式時計において、文字板の3時に対応する目盛が配置されている方の側を示す。「3時方向」とは、アナログ式時計において、指針の回転中心から「3時側」に向かう方向を示す。また、「6時側」とは、機械式時計において、文字板の6時に対応する目盛が配置されている方の側を示す。「6時方向」とは、機械式時計において、指針の回転中心から「6時側」に向かう方向を示す。また、「9時側」とは、機械式時計において、文字板の9時に対応する目盛が配置されている方の側を示す。「9時方向」とは、機械式時計において、指針の回転中心から「9時側」に向かう方向を示す。さらに、「2時方向」、「2時側」のように、その他の文字板の目盛が配置されている方の側を示すことがある。
従来、ムーブメントに対して回転する回転部材を含む機械式時計として、「トゥールビヨン機構(the carousel tourbillon mechanism)」を含む機械式時計が知られている。このようなトゥールビヨン機構を含む機械式時計では、脱進装置、調速装置を構成するがんぎ車とてんぷを「キャリッジ」という「ケージ(かご)」に収め、「キャリッジ」全体を一定の速度で回転させている。このような機械式時計は、「キャリッジ」を1周させることによって、姿勢差を解消して、時計の精度を維持している。がんぎ車は「キャリッジ」に固定されている。がんぎ車の回転運動は、がんぎカナから、てん真に取り付けられたてん真歯車に伝えられる。てん真歯車のてん真カナに四番歯車が噛み合っている。「キャリッジ」は、てん真を中心として回転する。てん真歯車も、てん真を中心として回転する。したがって、四番車は、調速されたがんぎ車の回転を伝達することができる。このような機械式時計では、「キャリッジ」は、通常1分間で1回転する。このような機械式時計では、使用者が「ケージ(かご)」の動きを見ることができるように、文字板には、てん輪よりやや大きめの穴が開いている(例えば、非特許文献1、非特許文献2参照)。
また、ムーブメントに対して回転する回転錘を含む機械式時計では、回転錘の支持方式として、ムーブメントの中心に軌道半径が比較的小さいボールベアリングを配置した中心支持式構造と、ムーブメントの外周近傍に軌道半径が比較的大きいボールベアリングを配置した外周支持式構造とが知られている。
「機械式時計解体新書」、第108〜111頁、本間修二監修、大泉書店発行、平成13年3月4日初版発行 「時計学の理論(The Theory of Horology)」、第167〜168頁、バリー・ド・ジュール技術大学(The Technical College of The Vallee de Joux)編、スイス連邦技術大学会(The Swiss Federation of Technical Colleges)発行、1999年4月発行
従来のトゥールビヨン機構を用いた機械式時計では、「キャリッジ」は、「てん真」を中心として回転するように構成されているので、機械式時計の中心、すなわちムーブメントの中心(時車の回転中心、および、分車の回転中心)を回転中心として回転する比較的大きい回転部材を搭載することができなかった。また、ムーブメントの中心にボールベアリングを配置した中心支持式の回転錘を含む構造では、回転錘の回転時に回転錘があおることによる地板との擦れ抵抗が発生するおそれがあるという課題があった。また、ムーブメントの外周近傍にボールベアリングを配置した外周支持式の回転錘を含む構造では、回転錘の回転時における回転錘支持部の摩擦抵抗を小さくするのが困難であるという課題があった。
本発明の目的は、回転時における回転部材の支持部の摩擦抵抗を小さくすることができるように構成した機械式時計を提供することにある。
本発明の他の目的は、回転時における回転部材の傾きを抑制することができるように構成した機械式時計を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、使用者が内側回転部材、外側回転部材、脱進機構、調速機構等の作動を見ることができるように構成した機械式時計を提供することにある。
本発明は、動力源、脱進機構、調速機構、輪列を含む機械式時計において、輪列の回転に基づいて回転する内側回転部材と、前記内側回転部材の外周部に配置された複数のころ軸受と、前記ころ軸受のころの外周面に対して隙間をもつように配置されたころ受け面を含むころ受部材とを備えることを特徴とする。この構成により、回転時における内側回転部材の支持部の摩擦抵抗を小さくすることができる。また、この構成により、回転時における内側回転部材の傾きを効果的に抑制することができる。
本発明の機械式時計においては、前記ころ軸受は、円環状のころと、内側回転部材に対して前記ころを回転可能なように固定するころ固定部材とを含み、前記ころ固定部材は固定部を含み、前記固定部を前記内側回転部材に固定することによって、前記内側回転部材に対して前記ころを回転可能に保持することができるように構成されるのがよい。本発明の機械式時計においては、前記ころ軸受は、円環状のころと、前記内側回転部材に対して前記ころを回転可能なように固定するころ固定部材とを含み、前記ころの回転中心軸線は、前記内側回転部材の回転中心軸線と直交するように構成されるのがよい。
本発明の機械式時計においては、前記ころ受部材は、ムーブメントの裏側に配置された2つの受部材で構成され、前記ころ受け面が、それぞれの受部材に形成され、前記ころ受け面は、前記内側回転部材の回転中心軸線と直交するように構成されるのがよい。本発明の機械式時計においては、前記ころ軸受の個数は4個であり、前記ころ軸受のころの回転中心軸線は、等しい角度間隔で配置されるのが好ましい。本発明の機械式時計は、さらに、前記内側回転部材に対して回転可能なように設けられた外側回転部材とを備え、前記内側回転部材は、ぜんまいを含む香箱車の回転に基づいて回転するように構成され、脱進機構および調速機構が前記外側回転部材に配置されるのがよい。
本発明の機械式時計は、さらに、機械式時計のムーブメントに対して固定された第1固定歯車と、前記内側回転部材に対して固定された第2固定歯車とを備え、前記外側回転部材の回転中心軸線は、前記第1固定歯車の外周の回りを回転移動するように構成され、前記脱進機構に含まれるがんぎ車の回転中心軸線は、前記第2固定歯車の外周の回りを回転移動するように構成されるのがよい。
本発明の機械式時計においては、前記内側回転部材の回転に基づいて回転するように構成された中間伝達車と、前記中間伝達車の回転に基づいて回転するように構成された分車と、前記分車の回転に基づいて回転するように構成された日の裏車と、前記日の裏車の回転に基づいて回転するように構成された時車とを備え、前記時車の指針取付け部は、前記分車の穴部を貫通するように構成されるのがよい。
本発明の機械式時計では、輪列の回転に基づいて内側回転部材が回転する。内側回転部材が回転すると、外側回転部材は、第一固定歯車のまわりを公転しながら自転する。外側回転部材が回転すると、がんぎ車の「がんぎかな」は、第二固定歯車のまわりを公転しながら自転する。したがって、本発明の機械式時計では、脱進機構、調速機構は、外側回転部材とともに、第一固定歯車のまわりを公転しながら自転する。以上のように構成することによって、使用者は、透明な時計ガラスを通して、時刻を認識するとともに、内側回転部材、外側回転部材、脱進機構、調速機構等の作動を見ることができる。
本発明の機械式時計では、回転部材を支持する構造として、「ころ軸受」を用いているので、「ころ」の回転により、回転部材の回転時における回転部材支持部の摩擦抵抗を小さくすることができる。また、本発明の機械式時計では、「ころ」の上下のすきまを適切に設定することができるので、回転部材の回転時における回転部材の傾きを効果的かつ確実に抑制することができる。本発明の機械式時計では、使用者は、内側回転部材、外側回転部材、脱進機構、調速機構等の作動を見ることができる。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(1)ムーブメントの全体構成:
図1から図6を参照すると、本発明の機械式時計はムーブメント100を備える。ムーブメント100は、地板102と、第二地板112とを含む。ムーブメント100は、さらに、輪列受104と、第二輪列受106とを備える。第二地板112、第二輪列受106は地板102の裏側に配置される。文字板110(図5に仮想線で示す)が第二輪列受106のガラス側に配置される。巻真118が地板102に対して回転可能であって、軸線方向に移動可能なように地板102に組み込まれる。ムーブメント100の表側には、輪列の一部と、手巻機構と、切換装置とが配置される。或いは、自動巻機構を設けてもよい。或いは、切換装置はムーブメント100の裏側に配置してもよい。ムーブメント100の裏側には、輪列の一部と、脱進機構と、調速機構とが配置される。
(2)輪列の構成
次に、輪列の構成について説明する。図2、図4および図5を参照すると、第一香箱車120、第二香箱車122、香箱中間車124が、地板102及び第二輪列受106に対して回転可能に支持される。第一香箱車120は、第一ぜんまいと、第一香箱真と、第一香箱歯車121と、香箱蓋とを有する。第二香箱車122は、第二ぜんまいと、第二香箱真と、第二香箱歯車123と、第二香箱蓋とを有する。香箱中間車124は香箱中間歯車125を有する。第一香箱歯車121は香箱中間歯車125と噛み合うように構成される。第二香箱歯車123は香箱中間歯車125と噛み合うように構成される。第一ぜんまいおよび第二ぜんまいは機械式時計の動力源を構成する。
第一ぜんまいが巻き戻される(解放される)ことにより、第一香箱歯車121は、図4において反時計回り方向(図4に矢印で示す)に回転するように構成される。第二ぜんまいが巻き戻される(解放される)ことにより、第二香箱歯車123は、図4において反時計回り方向(図4に矢印で示す)に回転するように構成される。第一香箱車120と第二香箱車122は、香箱中間車124を介して連動するように動力源を構成するので、輪列に対して高いぜんまいトルクを出力することができる。本発明の実施の形態について、2つの香箱車を設ける構成を図示して説明したけれども、本発明は1つの香箱車を含む構成によって実現することもできる。
図5および図6を参照すると、中心パイプ103が地板102に対して固定される。中心パイプ103の先端部はムーブメントの「ガラス側」に向って延びる。第二中心パイプ113が第二地板112に対して固定される。第二中心パイプ113の先端部はムーブメントの「ガラス側」に向って延びる。中心パイプ103の円筒状部分は、第二中心パイプ113の円筒状部分の内側に配置される。中心パイプ103の中心軸線と第二中心パイプ113の中心軸線は同じ位置に配置される。
図1、図4から図6を参照すると、大ケージ220は、大ケージ体221と、大ケージかな222とを含む。大ケージ220は、中心パイプ103の中心軸線を中心として回転する内側回転部材を構成する。大ケージかな222の中心穴は、第二中心パイプ113の円筒状部分の外側面に対して回転可能に配置される。大ケージ体221は、第二輪列受106のガラス側において回転するように配置される。第二香箱歯車123は、大ケージかな222の歯車部と噛み合うように構成される。
二番中間車126が、地板102及び第二輪列受106に対して回転可能に支持される。二番中間車126は、第一中間歯車127と、第二中間歯車128と、第三中間歯車129とを有する。第一中間歯車127は、第二輪列受106に近い側に位置する。第三中間歯車129は、地板102に近い側に位置する。第二中間歯車128は、第一中間歯車127と第三中間歯車129との間に位置する。第一中間歯車127は、二番中間車126の軸部に対して、一定のスリップトルクにおいてスリップ可能なように構成されたスリップ部を有する。このスリップ部は、在来の分車スリップ部と同様に、第一中間歯車127に、ばね部を形成することによって構成することができる。第一中間歯車127は、大ケージかな222の歯車部と噛み合うように構成される。二番中間車126は、中間伝達車を構成する。
分車132が、中心パイプ103に対して回転可能に配置される。分車132は分歯車133と、分かな134とを有する。分車132の中心穴は、中心パイプ103の円筒状部分の外側面に対して回転可能に配置される。分歯車133は、地板102と第二地板112との間において回転するように配置される。時車130が、中心パイプ103と、輪列受104とに対して回転可能に配置される。時車130のそろばん玉は、中心パイプ103の円筒状部分の内側面に対して回転可能に配置される。時車130は時歯車131を有する。時歯車131は、地板102と輪列受104との間において回転するように配置される。分車132の回転中心と時車130の回転中心とは同じ位置にあるように構成される。大ケージ220の回転中心は、時車130の回転中心とは同じ位置にあるように構成される。
日の裏車136が、輪列受104と第二地板112に対して回転可能に配置される。日の裏車136は日の裏歯車137と、日の裏かな138とを有する。日の裏車137は、分歯車133と地板102との間において回転するように配置される。第三中間歯車129は、分歯車133と噛み合うように構成される。日の裏歯車137は、分かな134と噛み合うように構成される。時歯車131は、日の裏かな138と噛み合うように構成される。分車132に取り付けられた分針164が「分」を表示するように構成される。時車130に取り付けられた時針162が「時」を表示するように構成される。時針162は分針164よりもガラス側に位置して回転するように構成される。
(3)回転部材の構成:
次に、回転部材の構成について説明する。図1、図5および図6を参照すると、本発明の機械式時計は、大ケージ220と、小ケージ240とを備える。大ケージ220は、輪列の回転に基づいて回転する内側回転部材を構成する。小ケージ240は、内側回転部材に対して回転可能なように設けられた外側回転部材を構成する。大ケージ体221は、回転中心から外方に延びた複数のアームを含むように構成することができる。例えば、大ケージ体221は、4個のアームを含むのがよい。アームの数は、2個であってもよいし、3個以上であってもよい。
複数のころ軸受230が、大ケージ体221の外周部に配置される。例えば、大ケージ体221の4個のアームの先端部に、それぞれ1個のころ軸受(ローラ・ベアリング)230が配置される。ころ軸受230のころの外周面は、第二輪列受106のころ受け面に接触するように構成される。大ケージ受202が、第二輪列受106のガラス側に配置される。大ケージ受202は、ころ軸受230のころの外周面に対して隙間をもつように配置されたころ受け面を含むように構成される。したがって、ころ軸受230のころを受けるためのころ受部材は、ムーブメントの裏側(ガラス側)に配置された2つの受部材、すなわち、第二輪列受106と大ケージ受202で構成される。第二輪列受106のころ受け面は、大ケージ220の回転中心軸線と直交するように構成される。大ケージ受202のころ受け面は、大ケージ220の回転中心軸線と直交するように構成される。
図5および図9を参照すると、ころ軸受230は、円環状のころ(ローラ)232と、ころ(ローラ)を回転可能なように固定するための、ころ固定ねじ234と、ころ232を回転可能なように支持するための、ころ押さえ座236とを含む。ころ232の中心穴は、ころ固定ねじ234の案内軸部に対して回転可能なようにはめ込まれる。ころ(ローラ)232は、ルビーで形成するのがよい。或いは、ころ(ローラ)232は、ステンレス鋼で形成することもできる。ころ固定ねじ234は、大ケージ220の大ケージ体221に対して、ころ232を回転可能なように固定する「ころ固定部材」を構成する。
ころ固定ねじ234は、ころ232を固定するためのころ固定部238を含む。ころ固定部238は、雄ねじで構成するのがよい。ころ固定部238の雄ねじを大ケージ体221にねじ締め固定することによって、大ケージ220に対してころ232を回転可能に保持することができるように構成される。ころ軸受230のころ232の回転中心軸線は、大ケージ220の回転中心軸線と直交するように構成される。図示した実施形態では、ころ軸受230の個数は4個であり、ころ軸受230のころ232の回転中心軸線は、等しい角度間隔(すなわち、90度)で配置されるのがよい。
小ケージ240は、小ケージ体241と、小ケージかな242とを含む。小ケージかな242は小ケージ体241に固定され、両者は一体になって回転するように構成される。小ケージ240の回転中心は、大ケージ220の回転中心と、大ケージ220のアームの先端部の間に位置するように、大ケージ220に回転可能なように配置される。例えば、小ケージ240の回転中心は、地板102の半径をRBとしたときに、0.4RBから0.8RBの位置に配置することができる。小ケージ240の回転中心は、地板102の半径をRBとしたときに、1/2RBから3/4RBの位置に配置するのが好ましい。
第一固定歯車252が、第二輪列受106のガラス側に配置される。第一固定歯車252は小ケージかな242の歯車部と噛み合うように構成される。第二固定歯車254が、大ケージ体221のガラス側に配置される。アンクル受204が小ケージ体241のガラス側に配置される。てんぷ受206がアンクル受204のガラス側に配置される。がんぎ下受208が、小ケージ体241の大ケージ体221がある方の側(裏蓋側)に配置される。
がんぎ車210が、アンクル受204とがんぎ下受208に対して回転可能に配置される。調速装置は、てんぷ216を含む。脱進装置はアンクル214と、がんぎ車210とを含む。がんぎ車210は、がんぎ歯車211と、がんぎかな212とを有する。がんぎ歯車211は、アンクル受204と、小ケージ体241との間において回転するように配置される。がんぎかな212は、第二固定歯車254の歯車部と噛み合うように構成される。アンクル214は、アンクル受204及び小ケージ体241に対して回転可能に支持される。てんぷ216は、てんぷ受206及び小ケージ体241に対して回転可能に支持される。てんぷ216は、てん真261と、てん輪262と、ひげぜんまい263と、緩急針264と、ひげ持265と、ひげ持受266とを含む。がんぎ車210の回転速度は、アンクル214により制御されるように構成される。アンクル214の揺動運動は、てんぷ216により制御されるように構成される。
第二香箱歯車123が回転することによって大ケージ220が回転すると、小ケージかな242は、第一固定歯車252のまわりを公転しながら自転することができるように構成される。小ケージかな242が回転すると、小ケージ体241も一体となって回転し、がんぎかな212は、第二固定歯車254のまわりを公転しながら自転することができるように構成される。大ケージ220が回転するとき、ころ軸受230のころ232は、大ケージ受202のころ受け面と、第二輪列受106のころ受け面との間で案内されて回転することができるように構成される。
(4)手巻機構の構成:
次に、手巻機構の構成について説明する。本発明の機械式時計では、第一香箱車120の第一ぜんまいと、第二香箱車122の第二ぜんまいとを同時に巻き上げるために、手巻機構が設けられる。図1、図4および図5を参照すると、第一角穴車140の角穴部が、第一香箱車120の香箱真の上方部に設けられた角軸部に組み込まれる。第一角穴止めねじにより、第一角穴車140は第一香箱車120の香箱真と一体になって回転するように支持される。第一角穴車140は第一香箱車120の回転する方向と同一の方向にのみ回転することができる。第二角穴車142の角穴部が、第二香箱車122の香箱真の上方部に設けられた角軸部に組み込まれる。第二角穴止めねじにより、第二角穴車142は第二香箱車122の香箱真と一体になって回転するように支持される。第二角穴車142は第二香箱車122の回転する方向と同一の方向にのみ回転することができる。角穴中間車144が、第一角穴車140および第二角穴車142と噛み合うように配置される。第二角穴車142の回転規正部材を構成する、こはぜ146が、第二角穴車142の回転を1つの方向のみに規正するために設けられる。こはぜ146により、第二角穴車142が第二香箱車122の回転する方向と反対の方向に回転するのを阻止することができる。
手巻機構は、つづみ車150と、きち車152と、丸穴車154と、丸穴伝え車156と、丸穴中間車158とを含む。巻真118を0段目にした状態で、巻真118を回してつづみ車150の1つの方向に回転させることにより、きち車152が回転するように構成される。きち車152の回転により、丸穴車154の回転を介して丸穴伝え車156が回転するように構成される。丸穴伝え車156の回転により、丸穴中間車158の回転を介して第二角穴車142が時計回り方向に回転するように構成される。第二角穴車142が回転することにより、第二香箱車122のぜんまいを巻くことができるように構成される。第二角穴車142が回転することにより、角穴中間車144の回転を介して第一角穴車140が時計回り方向に回転するように構成される。第一角穴車140が回転することにより、第一香箱車120のぜんまいを巻くことができるように構成される。したがって、つづみ車150の1つの方向の回転により、第二香箱車122のぜんまいと、第一香箱車120のぜんまいを同時に巻くことができるように構成される。
(5)切換機構の構成:
次に、切換機構の構成について説明する。本発明の機械式時計では、時計の時刻を合わせるために、切換機構と、時刻合わせ機構とが設けられている。図3から図5を参照すると、切換機構は、おしどり170と、かんぬき172と、かんぬき押え174とを含むように構成される。時刻合わせ機構は、巻真118と、つづみ車150と、二番修正車180とを含む。二番中間車126の第二中間歯車128は、二番修正車180の歯車部と噛み合うように構成される。つづみ車押さえ186は、巻真118を外したときにつづみ車150を保持するために地板102の裏側に固定される。
つづみ車150の角穴部は巻真118の角軸部に組み込まれる。巻真118の中心軸線にそう方向における巻真118の位置は、切換装置(おしどり、かんぬき押えなど)により定められる。つづみ車150は、ムーブメント100の中心部に近い方に位置する甲歯と、ムーブメント100の外形部に近い方に位置する乙歯とを備える。つづみ車150の乙歯はラチェット歯車で構成される。きち車152は、つづみ車150の乙歯と噛合うことが出来るように構成されたきち小歯車と、丸穴車154の歯車部と噛合うことが出来るように構成されたきち大歯車とを備える。きち小歯車はラチェット歯車で構成される。
巻真118を0段目にした状態では、つづみ車150の甲歯は二番修正車180の歯車部と噛合わないように構成される。巻真118を0段目にした状態では、つづみ車150の乙歯はきち車の小歯車と噛合うように構成される。巻真118を1段目にした状態では、つづみ車150の甲歯は二番修正車180の歯車部と噛合うように構成される。この状態で、二番修正車180が回転すると、二番中間車126の回転を介して、分車132、日の裏車136、時車130を回転させて針合わせをすることができるように構成される。この状態で、二番修正車180が回転するとき、第一中間歯車127は、二番中間車126の軸部に対してスリップすることができるように構成される。
巻真118を1段目にした状態では、つづみ車150の乙歯はきち車152の小歯車と噛合わないように構成される。巻真118を0段目にした状態で、巻真118を1つの方向に回転させると、前述した手巻機構を介して、ぜんまいを巻き上げることができるように構成される。巻真118を0段目にした状態で、巻真118を他の方向に回転させると、巻真118とともにつづみ車150が回転するが、きち車152は回転しないように構成される。
(6)機械式時計の作用:
次に、本発明の機械式時計の作用について説明する。本発明の機械式時計では、図1、図4から図8および図10を参照すると、第一香箱歯車121と、香箱中間歯車125と、第二香箱歯車123が回転することによって大ケージ220が回転すると、小ケージかな242は、第一固定歯車252のまわりを公転しながら自転する。小ケージかな242が回転すると、小ケージ体241も一体となって回転し、がんぎかな212は、第二固定歯車254のまわりを公転しながら自転する。
本発明では、大ケージかな222の中心穴は、第二中心パイプ113の円筒状部分の外側面に対して回転可能に配置され、複数のころ軸受230が、大ケージ体221の外周部に配置されるので、大ケージ220の支持部の摩擦抵抗は小さく、大ケージ220の傾きは効果的に抑制されている。
がんぎ車210の回転速度は、アンクル214により制御される。アンクル214の揺動運動は、てんぷ216により制御される。大ケージ220が回転すると、大ケージかな222の回転により二番中間車126の回転を介して分車132が回転する。分車132が回転すると、日の裏車136の回転を介して時車130が回転する。したがって、分車132に取り付けられた分針164が「分」を表示し、時車130に取り付けられた時針162が「時」を表示する。
図11を参照すると、本発明の機械式時計のコンプリートについて説明する。ムーブメント100を時計ケース310の中に組み入れ、文字板110、りゅうず304、時針162、分針164を付けてコンプリート300を構成する。時計ケース310は、時計側(とけいがわ)312と、時計ガラス314と、裏蓋(図示せず)とを含む。文字板110は、大ケージ220の動きを見ることができるように、大ケージ220の外径に近い寸法の中心穴を有するリング状に形成するのがよい。或いは、本発明の機械式時計では、文字板を設けないように構成することもできる。
使用者は、透明な時計ガラスを通して、時刻を認識するとともに、大ケージ220、小ケージ240が回転する作動や、がんぎ車210、アンクル214、てんぷ216の動作を見ることができる。図1、図5および図11に示すように、本発明の実施形態においては時針162、分針164は、小ケージ240と重ならないで回転することができるように構成されている。或いは、本発明の機械式時計では、分車および時車130の針付部長さが長い部品を製造して(いわゆる「長口」を用意して)、時針162、分針164は、小ケージ240の上を回転することができるように構成することもできる。
一例として、本発明の実施例は、下記の条件で構成することができる。
・第一香箱歯車121の歯数:90;
・香箱中間歯車125の歯数:32;
・第二香箱歯車123の歯数:90;
・大ケージかな222の歯数:18;
・第一中間歯車127の歯数:54;
・第二中間歯車128の歯数:56;
・第三中間歯車129の歯数: 40;
・分歯車133の歯数:40;
・分かな134の歯数:14;
・日の裏歯車137の歯数:42;
・日の裏かな138の歯数:10;
・時歯車131の歯数:40;
・第一固定歯車252の歯数:200;
・小ケージかな242の歯車部の歯数:10;
・第二固定歯車254の歯数:96;
・がんぎ歯車211の歯数:20;
・がんぎかな212の歯数:8。
本発明の実施例では、小ケージ240の回転中心は、地板102の半径を18.5mmとしたときに、大ケージ220の回転中心から10.15mmとなる位置に配置する。また、本発明の実施例では、小ケージ240の外径は5.4mmであり、大ケージ220の外径は16mmである。また、本発明の実施例では、大ケージ220は、1時間に3回転し、小ケージ240は、1分間に1回転する。上記の歯車の歯数を変えることによって、大ケージ220の回転速度や、小ケージ240の回転速度を変えることができる。
本発明により、回転部材の支持部の摩擦抵抗が小さく、回転部材の傾きを抑制することができるように構成した機械式時計を製造することができる。また、本発明により、使用者が内側回転部材、外側回転部材、脱進機構、調速機構等の作動を見ることができるように構成した機械式時計を製造することができる。
本発明の機械式時計の実施の形態において、ムーブメントを文字板側からみた状態を示す平面図(裏平面図)である。 本発明の機械式時計の実施の形態において、ムーブメントを裏蓋側からみた状態を示す平面図(表平面図)である。 本発明の機械式時計の実施の形態において、輪列受を外した状態におけるムーブメントを裏蓋側からみた状態を示す平面図(表平面図)である。 本発明の機械式時計の実施の形態において、第二輪列受を外した状態におけるムーブメントを文字板側からみた状態を示す平面図(裏平面図)である。 本発明の機械式時計の実施の形態において、香箱車、分車、がんぎ車、アンクル、てんぷ等を示す部分断面図である。 本発明の機械式時計の実施の形態において、時車、日の裏車、二番中間車等を示す部分断面図である。 本発明の機械式時計の実施の形態において、てんぷ受を外した状態におけるがんぎ車、アンクル、てんぷ等を示す部分拡大平面図である。 本発明の機械式時計の実施の形態において、てんぷ受、アンクル受を外した状態におけるがんぎ車、アンクル、てんぷ等を示す部分拡大平面図である。 本発明の機械式時計の実施の形態において、軸受の構造を示す断面図である。 本発明の機械式時計の実施の形態において、回転部材の回転伝達機構を示すブロック図である。 本発明の機械式時計の実施の形態において、小ケージの回転中心が12時方向に位置している状態におけるコンプリートの概略形状を示す平面図である。
符号の説明
100 ムーブメント
102 地板
104 輪列受
106 第二輪列受
110 文字板
112 第二地板
118 巻真
120 第一香箱車
122 第二香箱車
124 香箱中間車
126 二番中間車
130 時車
132 分車
136 日の裏車
202 大ケージ受
210 がんぎ車
214 アンクル
216 てんぷ
220 大ケージ
230 ころ軸受
240 小ケージ
252 第一固定歯車
254 第二固定歯車

Claims (8)

  1. 動力源、脱進機構、調速機構、輪列を含む機械式時計において、
    輪列の回転に基づいて回転する内側回転部材(220)と、
    前記内側回転部材(220)の外周部に配置された複数のころ軸受(230)と、
    前記ころ軸受(230)のころの外周面に対して隙間をもつように配置されたころ受け面を含むころ受部材(106、202)と、
    を備えることを特徴とする機械式時計。
  2. 前記ころ軸受(230)は、円環状のころ(232)と、前記内側回転部材(220)に対して前記ころ(232)を回転可能なように固定するころ固定部材(234)とを含み、前記ころ固定部材(234)は固定部を含み、前記固定部を前記内側回転部材(220)に固定することによって前記内側回転部材(220)に対して前記ころ(232)を回転可能に保持することができるように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の機械式時計。
  3. 前記ころ軸受は、円環状のころ(232)と、前記内側回転部材(220)に対して前記ころ(232)を回転可能なように固定するころ固定部材(234)とを含み、前記ころ(232)の回転中心軸線は、前記内側回転部材(220)の回転中心軸線と直交するように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の機械式時計。
  4. 前記ころ受部材(106、202)は、ムーブメントの裏側に配置された2つの受部材で構成され、前記ころ受け面が、それぞれの受部材に形成され、前記ころ受け面は、前記内側回転部材(220)の回転中心軸線と直交するように構成されることを特徴とする、請求項2又は3に記載の機械式時計。
  5. 前記ころ軸受(230)の個数は4個であり、前記ころ軸受(230)のころ(232)の回転中心軸線は、等しい角度間隔で配置されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の機械式時計。
  6. さらに、前記内側回転部材(220)に対して回転可能なように設けられた外側回転部材(240)とを備え、前記内側回転部材(220)は、ぜんまいを含む香箱車(120、122)の回転に基づいて回転するように構成され、脱進機構および調速機構が前記外側回転部材(240)に配置されることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の機械式時計。
  7. さらに、機械式時計のムーブメントに対して固定された第1固定歯車(252)と、
    前記内側回転部材(220)に対して固定された第2固定歯車(254)とを備え、
    前記外側回転部材(240)の回転中心軸線は、前記第1固定歯車(252)の外周の回りを回転移動するように構成され、
    前記脱進機構に含まれるがんぎ車(212)の回転中心軸線は、前記第2固定歯車(254)の外周の回りを回転移動するように構成される、
    ことを特徴とする、請求項6に記載の機械式時計。
  8. 前記内側回転部材(220)の回転に基づいて回転するように構成された中間伝達車(126)と、前記中間伝達車(126)の回転に基づいて回転するように構成された分車(132)と、前記分車(132)の回転に基づいて回転するように構成された日の裏車(136)と、前記日の裏車(136)の回転に基づいて回転するように構成された時車(130)とを備え、前記時車(130)の指針取付け部は、前記分車(132)の穴部を貫通するように構成されることを特徴とする、請求項6に記載の機械式時計。
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