JP2008057337A - 排気浄化装置 - Google Patents

排気浄化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008057337A
JP2008057337A JP2006231847A JP2006231847A JP2008057337A JP 2008057337 A JP2008057337 A JP 2008057337A JP 2006231847 A JP2006231847 A JP 2006231847A JP 2006231847 A JP2006231847 A JP 2006231847A JP 2008057337 A JP2008057337 A JP 2008057337A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particulate filter
fuel
exhaust
oxidation catalyst
exhaust gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006231847A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Takahashi
則行 高橋
Hiroshi Funahashi
博 舟橋
Okitomo Matsunami
意知 松波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP2006231847A priority Critical patent/JP2008057337A/ja
Publication of JP2008057337A publication Critical patent/JP2008057337A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)

Abstract

【課題】パティキュレートフィルタの強制再生時における白煙発生や触媒性能の低下、排気温度の低い運転領域でのNO2生成を効果的に抑制する。
【解決手段】酸化触媒16を入側に付帯装備して排気管9途中に装備されたパティキュレートフィルタ11の上流側で排気ガス7中に燃料噴射装置18(燃料添加手段)により燃料添加を行い、その添加燃料から生じた炭化水素が酸化触媒16で酸化反応した時の反応熱により捕集済みパティキュレートを燃焼させてパティキュレートフィルタ11を強制再生するようにした排気浄化装置に関し、前記パティキュレートフィルタ11に担持させるべき貴金属触媒原料としてPtにPdを加えたものを使用し、貴金属触媒原料中に占めるPdの組成率を10重量%〜30重量%とし且つPtの粒子径に対するPdの粒子径を0.1〜2倍となるように調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気浄化装置に関するものである。
ディーゼルエンジンから排出されるパティキュレート(Particulate Matter:粒子状物質)は、炭素質から成る煤と、高沸点炭化水素成分から成るSOF分(Soluble Organic Fraction:可溶性有機成分)とを主成分とし、更に微量のサルフェート(ミスト状硫酸成分)を含んだ組成を成すものであるが、この種のパティキュレートの低減対策としては、排気ガスが流通する排気管の途中に、パティキュレートフィルタを装備することが従来より行われている。
この種のパティキュレートフィルタは、コージェライト等のセラミックから成る多孔質のハニカム構造となっており、格子状に区画された各流路の入口が交互に目封じされ、入口が目封じされていない流路については、その出口が目封じされるようになっており、各流路を区画する多孔質薄壁を透過した排気ガスのみが下流側へ排出されて、排気ガス中のパティキュレートが多孔質薄壁の内側表面に捕集されるようにしてある。
そして、排気ガス中のパティキュレートは、前記多孔質薄壁の内側表面に捕集されて堆積するので、目詰まりにより排気抵抗が増加しないうちにパティキュレートを適宜に燃焼除去してパティキュレートフィルタの再生を図る必要があるが、通常のディーゼルエンジンの運転状態においては、パティキュレートが自己燃焼するほどの高い排気温度が得られる機会が少ない為、Ptを主体とする貴金属触媒原料を担持させた触媒再生型のパティキュレートフィルタの実用化が進められている。
即ち、このような触媒再生型のパティキュレートフィルタを採用すれば、捕集されたパティキュレートの酸化反応が促進されて着火温度が低下し、従来より低い排気温度でもパティキュレートを燃焼除去することが可能となるのである。
ただし、斯かる触媒再生型のパティキュレートフィルタを採用した場合であっても、排気温度の低い運転領域では、パティキュレートの処理量よりも捕集量が上まわってしまうので、このような低い排気温度での運転状態が続くと、パティキュレートフィルタの再生が良好に進まずに該パティキュレートフィルタが過捕集状態に陥る虞れがある。
そこで、パティキュレートフィルタの前段にフロースルー型の酸化触媒を別途装備し、パティキュレートの堆積量が増加してきた段階で、ディーゼルエンジン側の燃料噴射制御により排気ガス中に燃料を添加してパティキュレートフィルタの強制再生を行うことが考えられている。
つまり、この燃料添加で生じたHCガスが前段の酸化触媒を通過する間に酸化反応し、その反応熱で昇温した排気ガスの流入により直後のパティキュレートフィルタの触媒床温度が上げられてパティキュレートが燃やし尽くされ、パティキュレートフィルタの再生化が図られることになる。
この種の燃料添加を実行するための具体的手段としては、圧縮上死点付近で行われる燃料のメイン噴射に続いて圧縮上死点より遅い非着火のタイミングでポスト噴射を行うことで排気ガス中に燃料を添加するのが一般的であるが、気筒内へのメイン噴射の時期を通常より遅らせることで排気ガス中に燃料を添加するようにしても良い。
尚、斯かるパティキュレートフィルタの強制再生に関連する先行技術文献情報としては下記の特許文献1等がある。
特開2003−193824号公報
しかしながら、従来においては、パティキュレートフィルタの強制再生でポスト噴射等による燃料添加が過剰となった場合に、前段の酸化触媒やパティキュレートフィルタで全てのHCガスを処理しきれなくなって余剰のHCガスが車外へ排出されて白煙を生じてしまう虞れがあり、しかも、強制再生時におけるパティキュレートの燃焼によりパティキュレートフィルタが高温酸化雰囲気下に晒されてPtのシンタリング(高温条件下でPtの微粒子が融合成長して大きな粒子となることで表面積が低下して活性が低下する現象)が起こり、パティキュレートフィルタの触媒性能が低下してしまう虞れもあった。
また、パティキュレートフィルタの触媒表面では、排気ガス中のNOxの大半を占めるNOが酸化されて反応性の高いNO2が生成される反応も促進され、このNO2によりパティキュレートの燃焼(酸化反応)が助勢されるという一面もあるが、従来のPtを主体とする貴金属触媒原料を担持させたものでは、NO2の生成を促進する触媒作用が強過ぎて、パティキュレートの燃焼が活発化する前の排気温度の低い段階からNO2が生成されてしまう結果、排気温度の低い運転領域でNO2を主体とするNOx排出量が増加してしまうという問題もあった。
本発明は、上述の実情に鑑みてなされたものであり、パティキュレートフィルタの強制再生時における白煙発生や触媒性能の低下、排気温度の低い運転領域でのNO2生成を効果的に抑制し得るようにした排気浄化装置を提供することを目的としている。
本発明は、酸化触媒を入側に付帯装備して排気管途中に装備されたパティキュレートフィルタの上流側で排気ガス中に燃料添加手段により燃料添加を行い、その添加燃料から生じた炭化水素が酸化触媒で酸化反応した時の反応熱により捕集済みパティキュレートを燃焼させてパティキュレートフィルタを強制再生するようにした排気浄化装置において、前記パティキュレートフィルタに担持させるべき貴金属触媒原料としてPtにPdを加えたものを使用し、貴金属触媒原料中に占めるPdの組成率を10重量%〜30重量%とし且つPtの粒子径に対するPdの粒子径を0.1〜2倍となるように調整したことを特徴とするものである。
而して、このようにすれば、Pdにより高分子HCが分解・酸化されることで低級化が図られてPtによるHCガスの酸化反応が起こり易くなり、強制再生時におけるHCガスの処理能力が従来よりも大幅に向上されるため、ポスト噴射等による燃料添加が過剰となっても、余剰のHCガスが車外へ排出されてしまうような事態が起こり難くなる。
また、Pdを加えたことで高温酸化雰囲気下でのO2の存在状態が熱安定性の高いPdOとなり、Pdを加えない場合の如き揮発性の高いPtO2が生成されてシンタリングを加速するような事態が起こり難くなるため、貴金属触媒原料中のPtのシンタリングが従来よりも著しく抑制されることになる。
しかも、貴金属触媒原料中に占めるPdの組成率を10重量%〜30重量%とし且つPtの粒子径に対するPdの粒子径を0.1〜2倍となるように調整したことにより、PtよりもO2を引き寄せる力が強いPdの表面積が増大し、Pdの表面にO2が一時的に貯えられるようになって、Ptの表面にO2が集中することが抑制される。
この結果、Pd側に貯えられたO2がPt側でNOをNO2に酸化させるのに必要となる分ずつ供給されるようなバッチ処理のシステムが排気温度の低い運転領域で構築され、排気温度の低い運転領域でのNO2生成が効果的に抑制されることになる。
また、本発明を具体的に実施するに際しては、エンジンの各気筒に燃料を噴射する燃料噴射装置を燃料添加手段として採用し、気筒内への燃料噴射を制御して排気ガス中に未燃燃料分を多く残すことで燃料添加を実行するように構成すると良い。
更に、酸化触媒をパティキュレートフィルタと別体で構成するようにしても良く、また、各流路の入口側を目封じしている栓体を入側端面から所要長さだけ流路奥側へ入り込んだ位置に配置して成る奥栓式のパティキュレートフィルタを採用し、その入口側の栓体の配置位置から入側端面までの範囲に酸化触媒原料を担持させてパティキュレートフィルタ自体の前方部分に酸化触媒を一体的に構成するようにしても良い。
上記した本発明の排気浄化装置によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
(I)強制再生時におけるHCガスの処理能力を従来よりも大幅に向上し、余剰のHCガスが車外へ排出されてしまうような事態を起こり難くすることができるので、パティキュレートフィルタの強制再生時における白煙発生を効果的に抑制することができる。
(II)貴金属触媒原料中のPtのシンタリングを従来よりも著しく抑制することができるので、パティキュレートフィルタの触媒性能の低下を効果的に抑制することができる。
(III)排気温度の低い運転領域でのNO2生成を効果的に抑制することができるので、パティキュレートの燃焼が活発化する前の排気温度の低い段階からNO2が生成されてNOx排出量の増加を招いてしまうような事態を効果的に抑制することができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1〜図4は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図1中における1はターボチャージャ2を搭載したディーゼルエンジンを示しており、エアクリーナ3から導いた空気4が吸気管5を介し前記ターボチャージャ2のコンプレッサ2aへと送られ、該コンプレッサ2aで加圧された空気4が更にインタクーラ6へと送られて冷却され、該インタクーラ6から図示しないインテークマニホールドへと空気4が導かれてディーゼルエンジン1の各シリンダに導入されるようにしてある。
また、このディーゼルエンジン1の各シリンダから排出された排気ガス7がエキゾーストマニホールド8を介し前記ターボチャージャ2のタービン2bへと送られ、該タービン2bを駆動した排気ガス7が排気管9を介し車外へ排出されるようにしてある。
そして、この排気ガス7が流通する排気管9の途中には、フィルタケース10が介装されており、該フィルタケース10内における後段には、酸化触媒を一体的に担持して成る触媒再生型のパティキュレートフィルタ11が収容されており、その構造を図2の右側に模式的に示す如く、このパティキュレートフィルタ11は、セラミックから成る多孔質のハニカム構造となっており、格子状に区画された各流路12(セル)の入口が栓体13により交互に目封じされ、入口が目封じされていない流路12については、その出口が栓体14により目封じされるようになっており、各流路12を区画する多孔質薄壁15を透過した排気ガス7のみが下流側へ排出されるようにしてある。
また、フィルタケース10内におけるパティキュレートフィルタ11の直前位置には、図2の左側に模式的に示してある通り、ハニカム構造を有するフロースルー型の酸化触媒16が収容されており、この酸化触媒16には、軸心方向に貫通形成された多数の排気通路17(セル)が備えられている。
ここで、前記パティキュレートフィルタ11においては、貴金属触媒原料としてPtにPdを加えたものが使用され、その貴金属触媒原料中に占めるPdの組成率が10重量%〜30重量%となるようにしてあり、しかも、Ptの粒子径に対するPdの粒子径が0.1〜2倍となるように調整されている。
尚、このようにPtにPdを加えた貴金属触媒原料をパティキュレートフィルタ11に担持させるに際しては、少なくともパティキュレートフィルタ11の入側端面から出側に向けた所要範囲に亘り部分的に担持させるようにすれば良いが、パティキュレートフィルタ11の全域に担持させるようにすることも可能である。
また、本形態例においては、パティキュレートフィルタ11の強制再生を行う必要が生じた際に、ディーゼルエンジン1の各気筒に燃料を噴射する燃料噴射装置18(図1参照)の燃料噴射制御が通常モードから再生モードに切り替わり、圧縮上死点(クランク角0゜)付近で行われる燃料のメイン噴射に続いて圧縮上死点より遅い非着火のタイミング(開始時期がクランク角90゜〜120゜の範囲)でポスト噴射が実行されるようになっている。
つまり、このようにメイン噴射に続いて圧縮上死点より遅い非着火のタイミングでポスト噴射が行われると、このポスト噴射により排気ガス7中に未燃の燃料(主としてHC:炭化水素)が添加されることになり、この未燃の燃料により生じたHCガスが排気ガス7と共にディーゼルエンジン1から排出されることになる。
而して、パティキュレートフィルタ11の強制再生を行う必要が生じた際に、燃料噴射装置18の燃料噴射制御が通常モードから再生モードに切り替わり、圧縮上死点(クランク角0゜)付近で行われる燃料のメイン噴射に続いて圧縮上死点より遅い非着火のタイミング(開始時期がクランク角90゜〜120゜の範囲)でポスト噴射が実行されると、該ポスト噴射により排気ガス7中に未燃のまま添加された燃料が高濃度のHCガスとなって、前段の酸化触媒16を通過する間に酸化反応し、その反応熱で昇温した排気ガス7の流入により直後のパティキュレートフィルタ11の触媒床温度が上げられてパティキュレートが燃やし尽くされ、パティキュレートフィルタ11の再生化が図られることになる。
この際、本形態例におけるパティキュレートフィルタ11にあっては、Pdにより高分子HCが分解・酸化されることで低級化が図られてPtによるHCガスの酸化反応が起こり易くなり、強制再生時におけるHCガスの処理能力が従来よりも大幅に向上されるため、ポスト噴射による燃料添加が過剰となっても、余剰のHCガスが車外へ排出されてしまうような事態が起こり難くなる。
ここで、図3のグラフ中に実線で示す曲線Aは、排気温度に対するHC浄化率の推移を表しており、図3のグラフ中に二点鎖線で示す従来の曲線B(パティキュレートフィルタの貴金属触媒原料にPdを加えずにPtを主体としたもの)と比較して、排気温度の低い領域から高いHC浄化率が得られることが確認されている。
尚、このように排気温度の低い領域からパティキュレートフィルタ11の触媒上でHCを酸化処理できれば、その酸化処理に伴う反応熱で局部的に触媒床温度が上昇し、パティキュレートフィルタ11内の捕集済みパティキュレートの燃焼を従来より低い温度領域から開始できることにもなる。
また、Pdを加えたことで高温酸化雰囲気下でのO2の存在状態が熱安定性の高いPdOとなり、Pdを加えない場合の如き揮発性の高いPtO2が生成されてシンタリングを加速するような事態が起こり難くなるため、貴金属触媒原料中のPtのシンタリングが従来よりも著しく抑制されることになる。
しかも、貴金属触媒原料中に占めるPdの組成率を10重量%〜30重量%とし且つPtの粒子径に対するPdの粒子径を0.1〜2倍となるように調整したことにより、PtよりもO2を引き寄せる力が強いPdの表面積が増大し、Pdの表面にO2が一時的に貯えられるようになって、Ptの表面にO2が集中することが抑制される。
この結果、Pd側に貯えられたO2がPt側でNOをNO2に酸化させるのに必要となる分ずつ供給されるようなバッチ処理のシステムが排気温度の低い運転領域で構築され、排気温度の低い運転領域でのNO2生成が効果的に抑制されることになる。
事実、本発明者らによる検証実験によれば、図4のグラフ中に実線で示す曲線Cの如く、排気温度の低い運転領域でのNO2生成が、図4のグラフ中に二点鎖線で示す従来の曲線D(パティキュレートフィルタの貴金属触媒原料にPdを加えずにPtを主体としたもの)と比較して顕著に抑制されることが確認されている。
従って、上記形態例によれば、強制再生時におけるHCガスの処理能力を従来よりも大幅に向上し、余剰のHCガスが車外へ排出されてしまうような事態を起こり難くすることができるので、パティキュレートフィルタ11の強制再生時における白煙発生を効果的に抑制することができ、また、貴金属触媒原料中のPtのシンタリングを従来よりも著しく抑制することができるので、パティキュレートフィルタ11の触媒性能の低下を効果的に抑制することができ、更には、排気温度の低い運転領域でのNO2生成を効果的に抑制することができるので、パティキュレートの燃焼が活発化する前の排気温度の低い段階からNO2が生成されてNOx排出量の増加を招いてしまうような事態を効果的に抑制することもできる。
以上はパティキュレートフィルタ11と別体で酸化触媒16を構成した場合について説明したが、図5に示す如く、各流路12の入口側を目封じしている栓体13を入側端面から所要長さだけ流路奥側へ入り込んだ位置に配置して成る奥栓式のパティキュレートフィルタ11’を採用し、その入口側の栓体13の配置位置から入側端面までの範囲に酸化触媒原料を担持させてパティキュレートフィルタ11’自体の前方部分に酸化触媒16を一体的に構成するようにしても良く、このようにした場合でも、前述の図1〜図4の形態例と同様の作用効果を奏することができる。
また、このような奥栓式のパティキュレートフィルタ11’の前方部分を除いた残りの領域に貴金属触媒原料を担持させるに際しては、少なくとも各流路12の入口側を目封じしている栓体13から出側に向けた所要範囲に亘り部分的に担持させるようにすれば良いが、各流路12の入口側を目封じしている栓体13から出側端面までの全域に担持させるようにすることも可能である。
尚、本発明の排気浄化装置は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、先の形態例においては、燃料添加手段として燃料噴射装置を採用し、圧縮上死点付近で行われる燃料のメイン噴射に続いて圧縮上死点より遅い非着火のタイミングでポスト噴射を行うことで排気ガス中に燃料を添加するようにしているが、気筒内へのメイン噴射の時期を通常より遅らせることで排気ガス中に燃料を添加するようにしても良く、更には、このように気筒内への燃料噴射を制御して排気ガス中に未燃燃料分を多く残すことにより燃料添加を行う手段だけでなく、排気管の適宜位置(排気マニホールドでも可)に燃料添加手段としてインジェクタを貫通装着し、このインジェクタにより排気ガス中に燃料を直噴して添加するようにしても良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明を実施する形態の一例を示す概略図である。 図1のパティキュレートフィルタの構造を模式的に示す断面図である。 排気温度とHC浄化率の関係を示すグラフである。 排気温度とNO2生成度合の関係を示すグラフである。 本発明の別の形態例を示す断面図である。
符号の説明
1 ディーゼルエンジン(エンジン)
7 排気ガス
9 排気管
11 パティキュレートフィルタ
11’ パティキュレートフィルタ
12 流路
13 入口側の栓体
14 出口側の栓体
16 酸化触媒
17 排気通路
18 燃料噴射装置(燃料添加手段)

Claims (4)

  1. 酸化触媒を入側に付帯装備して排気管途中に装備されたパティキュレートフィルタの上流側で排気ガス中に燃料添加手段により燃料添加を行い、その添加燃料から生じた炭化水素が酸化触媒で酸化反応した時の反応熱により捕集済みパティキュレートを燃焼させてパティキュレートフィルタを強制再生するようにした排気浄化装置において、前記パティキュレートフィルタに担持させるべき貴金属触媒原料としてPtにPdを加えたものを使用し、貴金属触媒原料中に占めるPdの組成率を10重量%〜30重量%とし且つPtの粒子径に対するPdの粒子径を0.1〜2倍となるように調整したことを特徴とする排気浄化装置。
  2. エンジンの各気筒に燃料を噴射する燃料噴射装置を燃料添加手段として採用し、気筒内への燃料噴射を制御して排気ガス中に未燃燃料分を多く残すことで燃料添加を実行するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置。
  3. 酸化触媒をパティキュレートフィルタと別体で構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の排気浄化装置。
  4. 各流路の入口側を目封じしている栓体を入側端面から所要長さだけ流路奥側へ入り込んだ位置に配置して成る奥栓式のパティキュレートフィルタを採用し、その入口側の栓体の配置位置から入側端面までの範囲に酸化触媒原料を担持させてパティキュレートフィルタ自体の前方部分に酸化触媒を一体的に構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の排気浄化装置。
JP2006231847A 2006-08-29 2006-08-29 排気浄化装置 Pending JP2008057337A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006231847A JP2008057337A (ja) 2006-08-29 2006-08-29 排気浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006231847A JP2008057337A (ja) 2006-08-29 2006-08-29 排気浄化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008057337A true JP2008057337A (ja) 2008-03-13

Family

ID=39240414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006231847A Pending JP2008057337A (ja) 2006-08-29 2006-08-29 排気浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008057337A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011512249A (ja) * 2008-02-14 2011-04-21 ビー・エイ・エス・エフ、コーポレーション 低い白金/パラジウム比を有するcsf
CN113144841A (zh) * 2021-02-22 2021-07-23 中国石油天然气集团有限公司 一种烟气消雨消白设备和消雨消白方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60190236A (ja) * 1984-03-12 1985-09-27 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd 高温耐熱性を有する触媒体の製法
JP2004019498A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Toyota Motor Corp 排ガス浄化フィルタ触媒
JP2005042687A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Hitachi Metals Ltd 排気ガス浄化装置及び排気ガス浄化方法
JP2005248787A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp 排気浄化装置
WO2006021337A1 (de) * 2004-08-21 2006-03-02 Umicore Ag & Co. Kg Katalytisch beschichtetes partikelfilter und verfahren zu seiner herstellung sowie seine verwendung
JP2006125206A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Ict:Kk 内燃機関排気ガスの浄化方法およびその装置
JP2006152875A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Toyota Motor Corp 内燃機関の触媒昇温システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60190236A (ja) * 1984-03-12 1985-09-27 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd 高温耐熱性を有する触媒体の製法
JP2004019498A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Toyota Motor Corp 排ガス浄化フィルタ触媒
JP2005042687A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Hitachi Metals Ltd 排気ガス浄化装置及び排気ガス浄化方法
JP2005248787A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp 排気浄化装置
WO2006021337A1 (de) * 2004-08-21 2006-03-02 Umicore Ag & Co. Kg Katalytisch beschichtetes partikelfilter und verfahren zu seiner herstellung sowie seine verwendung
JP2006125206A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Ict:Kk 内燃機関排気ガスの浄化方法およびその装置
JP2006152875A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Toyota Motor Corp 内燃機関の触媒昇温システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011512249A (ja) * 2008-02-14 2011-04-21 ビー・エイ・エス・エフ、コーポレーション 低い白金/パラジウム比を有するcsf
CN113144841A (zh) * 2021-02-22 2021-07-23 中国石油天然气集团有限公司 一种烟气消雨消白设备和消雨消白方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2014057820A1 (ja) 排気ガス浄化システム及び排気ガス浄化方法
JP5448310B2 (ja) 排気浄化装置
KR20060012642A (ko) 배기정화장치
WO2007026809A1 (ja) パティキュレートフィルタの再生方法
JP2007291980A (ja) 排気浄化装置
JP2005248787A (ja) 排気浄化装置
JP2006233947A (ja) Egr装置
JP2004204699A (ja) 排気浄化装置
JP2009092015A (ja) 排気浄化装置
KR20050110636A (ko) 내연기관의 배기 정화 방법 및 배기 정화 장치
JP2004162611A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2010116817A (ja) エンジンの排気浄化装置
JP2006077591A (ja) 排気浄化装置
JP2008057337A (ja) 排気浄化装置
JP2014134157A (ja) 燃料添加装置
JP4489504B2 (ja) ディーゼルエンジンの排気浄化装置
JP2006161629A (ja) 排気浄化装置
JP5066458B2 (ja) パティキュレートフィルタの再生方法
JP2011153537A (ja) パティキュレートフィルタの再生方法
JP2007120346A (ja) 排気浄化装置
JP5734573B2 (ja) 排気浄化装置
JP5085393B2 (ja) 排気浄化装置
JP2006204969A (ja) 排気浄化装置
JP2004316441A (ja) パティキュレートフィルタの昇温方法
JP2006037857A (ja) 排気浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111007