JP2008056324A - カートン - Google Patents

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Abstract

【課題】 チョコレート菓子等を収納する引き出し型カートンにおいて、外箱と中箱との摺動操作を損なうことなく、中箱に対して外箱が再閉鎖係合状態にあることを確認することが出来ることにより、開放状態のままで移送等を行うことによる収納物の落下等を抑止するカートンを提供する。
【解決手段】 矩形の底面板から立設された対向する側面板と同じく対向する端面板とがそれぞれ連結されたトレー状の中箱が、一側端を閉塞してなるスリーブ状の外箱に摺動可能に挿入されてなるカートンであって、前記中箱の挿入側端面板の端縁に係合突起を突設するとともに、該係合突起が係合する係合切込を前記外箱の閉塞端角部に穿設することを特徴とするカートン。
【選択図】 図1

Description

本発明は、胴部一側面に物品取り出しの開放部分を有する内装体と、該内装体を摺動可能に収納する外装体からなる包装体に係り、詳しくは一枚のブランク板から直方体状に形成され胴部一側面に取り出し口を有する中箱、もしくは一枚のブランク板の底板から四方の側板を起立形成してなるトレー状中舟と、前記中箱或いは中舟が摺動可能に収納される一側端縁を挿入口とし他方の側端縁を閉塞した筒状の外箱、もしくは前記中箱或いは中舟が摺動可能に収納される一側端縁を挿入口とし他方の側端縁を閉塞した対向する一組の筒状の外箱からなるカートンに関する。
従来、キャンディー等の粒状菓子用容器として、中箱の一側面板に通孔を設け、摺動操作によって筒状外箱から露出された前記中箱の通孔より収納物を振り出す振出し口付きカートン、また、天面板に大きな取出し口を設けた中箱或いは底面板から四方の側板を起立形成するトレー状中舟を、摺動操作によって筒状外箱或いは一側端を閉塞し一側端を挿入口とした筒状外箱から引き出し、収納物を取り出す取出し口付きカートンとして、引き出し型のカートンが広く利用されている。また、前記中箱或いは中舟に対し、対向する一組の筒状外箱により、両側方向に開閉機能を有する取出し口付きカートンも個装チョコレート用容器として使用されてきており、筒状外箱と中箱或いは中舟との摺動操作によって、中箱或いは中舟が外箱から脱落することを防止する方法としては、筒状外箱の開放側一側端に延設された外係止片と、中箱の挿入側側板の一部を打ち抜き形成された内係止片により、相互に折り曲げ部が掛止め状態となって係止されるものであった(例えば、特許文献1参照)。
実開昭57−037718号公報
しかしながら、前記特許文献に示された考案に係る容器では、外箱および中箱に設けられたそれぞれの係止片によって、外箱から中箱が容易に脱落することは防止されているものの、外箱と中箱との摺動操作は無段階であって、閉鎖状態から完全開放状態に至るどの段階でも停止することができる。すなわち、開放途中の状態でも停止してしまうので、収納物の飲食等使用が終了し、容器を移動させるときや、携帯して移送しようとする際に、開放したままで移動させたり、閉鎖した状態としても収納物自体の移動によって容器が開放途中の状態となり、誤って収納物の落下を来たし、特に個装を施していない菓子や食品では製品の汚損しいては喫食できない状態となるなどの不都合があった。
そこで、本発明の目的は、上記問題を解決するためになしたものであって、チョコレート菓子等を収納する引き出し型カートンにおいて、外箱と中箱との摺動操作を損なうことなく、中箱に対して外箱が再閉鎖係合状態にあることを確認することが出来ることにより、開放状態のままで移送等を行うことによる収納物の落下等を抑止するカートンを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、矩形の底面板から立設された対向する側面板と同じく対向する端面板とがそれぞれ連結されるトレー状の中箱と、該中箱の端面板側が開放した一側端から挿入され摺動可能で且つ他方の一側端を閉塞してなるスリーブ状の外箱からなるカートンであって、前記中箱の挿入側端面板の端縁に係合突起を突設するとともに、該係合突起に対応する前記外箱の閉塞側角部に係合切込を穿設することを特徴とするカートンである。
請求項2の発明は、矩形の底面板から立設された対向する側面板と同じく対向する端面板とがそれぞれ連結されるトレー状の中箱と、該中箱のそれぞれの端面板側が開放した一側端から挿入され摺動可能で且つ他方の一側端を閉塞してなる対向する一組のスリーブ状の外箱からなるカートンであって、前記中箱の挿入側端面板の端縁にそれぞれ係合突起を突設するとともに、該係合突起に対応する前記外箱の閉塞側角部にそれぞれ係合切込を穿設することを特徴とするカートンである。
請求項3の発明は、前記中箱が連設された側板、前板、側板、後板および貼着板により形成される胴部と、該胴部両端面部を閉鎖した直方体状で、前記胴部の一部に取り出し口を開放形成する中箱であって、該中箱の挿入側端面部の端縁に係合突起を突設したことを特徴とする請求項1記載のカートンである。
請求項4の発明は、前記中箱が連設された側板、前板、側板、後板および貼着板により形成される胴部と、該胴部両端面部を閉鎖した直方体状で、前記胴部の一部に取り出し口を開放形成する中箱であって、該中箱の挿入側端面部の端縁にそれぞれ係合突起を突設したことを特徴とする請求項2記載のカートンである。
請求項5の発明は、前記中箱が、矩形の底面板から立設され、両端にそれぞれ延設した折込片を有する対向する側面板と、同じく前記底面板から立設され、それぞれ側端中央部に端面係止突起を有する重合端面板を延設し、前記底面板の一方の端辺中央部に穿設した端面係止切込と同じく他方の端辺中央部の折線と略コ字状切線で中箱係止片を区画形成した対向する端面板とで構成されるトレー状の中箱で、前記外箱が、一方の端辺にそれぞれ耳片、端板、耳片、重合端板をそれぞれ延設した、連設される側板、前板、側板、後板および貼着板と、前記後板の他方の端辺に外箱係止片を延設して構成され、一側端を閉塞したスリーブ状の外箱であることを特徴とする請求項1記載のカートンである。
請求項6の発明は、前記中箱が、矩形の底面板から立設され、両端にそれぞれ延設した折込片を有する対向する側面板と、同じく前記底面板から立設され、それぞれ側端中央部に端面係止突起を有する重合端面板を延設し、前記底面板の両端辺中央部の折線と略コ字状切線でそれぞれ中箱係止片を区画形成した対向する端面板とで構成されるトレー状の中箱で、前記外箱が、一方の端辺にそれぞれ耳片、端板、耳片、重合端板をそれぞれ延設した、連設される側板、前板、側板、後板および貼着板と、前記後板の他方の端辺に外箱係止片を延設して構成され、一側端を閉塞した対向する一組のスリーブ状の外箱であることを特徴とする請求項2記載のカートンである。
本発明のカートンは、中箱の端面板或いは端面部の端縁に係合突起を突設し、該中箱が挿入され摺動するスリーブ状の外箱の閉塞端角部に、前記係合突起が係合する係合切込を穿設したので、摺動操作によりカートンが閉鎖された時に、係合による撥音が発生するものであり、使用者は係合に伴う触感とともに、撥音による音感でも閉鎖状態が確認できる。このため、使用後の閉鎖状態を保持した状態での移送或いは携帯が行いやすくなり、誤ってカートンが開放したまま移送或いは携帯することによる、収納物の落下や落下による汚損等を防ぐことができるという効果を奏する。
また、開放操作にあたっても、係合部分が外れる触感とともに、撥音が発生するので、注意が喚起され、必要以上に無理な開放操作を行うことがなく、カートンの毀損を防止できるという効果を奏する。
上記本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。図1(A)は本発明に係る実施例の、左外箱ブランクを示す展開平面図。(B)は同じく右外箱ブランクを示す展開平面図。(C)は同じく中箱ブランクを示す展開平面図。図2は同じく実施例の起函・組立途中の状態を示す説明用斜視図。図3は同じく実施例の組立完了状態を示す説明用斜視図。図4(A)は同じく実施例に使用される別形状の中箱ブランクを示す展開平面図。(B)同中箱の起函・組立途中の状態を示す説明用斜視図。図5(A)は本発明に係る他の実施例の外箱ブランクを示す展開平面図。(B)は同じく他の実施例の中箱ブランクを示す展開平面図。図6は同じく他の実施例の起函・組立途中の状態を示す説明用斜視図。
図1(A)は本発明に係るカートンの実施例の、左外箱ブランクを示す展開平面図で、板紙等シート材を打抜き加工して形成されるブランクPは、折線L1、L2、L3、L4を介して側板1、前板2、側板3、後板4、貼着板5を順に連設し、側板1、3の左端には折線L5、L7を介してそれぞれ耳片6、8を連設し、前板2の左端には折線L6を介して端板7を連設し、後板4の左端には折線L8を介して重合端板9を連設している。
後板4の右端には折線L9を介して外箱係止片10が連設され、前板2の右端は外向き弧状線で弧状張出片11を形成している。さらに、後板4と重合端板9との間の折線L8上には所定位置に内向きコ字状の係合切込12が穿設されている。
図1(B)は同じく実施例の、右外箱ブランクを示す展開平面図で、ブランクQは、折線L1’、L2’、L3’、L4’を介して側板1’、前板2’、側板3’、後板4’、貼着板5’を順に連設し、側板1’、3’の右端には折線L5’、L7’を介してそれぞれ耳片6’、8’を連設し、前板2’の右端には折線L6’を介して端板7’を連設し、後板4’の右端には折線L8’を介して重合端板9’を連設している。
後板4’の左端には折線L9’を介して外箱係止片10’が連設され、前板2’の左端は外向き弧状線で弧状張出片11’を形成している。さらに、後板4’と重合端板9’との間の折線L8’上には所定位置に内向きコ字状の係合切込12’が穿設されている。
前述のとおり、左外箱と右外箱とは各部分を対称的に配設して構成されている。
図1(C)は同じく実施例の、中箱ブランクを示す展開平面図で、ブランクRは、底面板13の上下端辺に、折線L10、L11を介してそれぞれ側面板14、15を連設し、該側面板14、15はそれぞれ両側端に折線L16、L17、L18、L19を介して折込片20、21、22、23を延設している。
前記底面板13の左右端辺には、折線L12、L13と折線L14、L15を介してそれぞれ端面板16、重合端面板18と端面板17、重合端面板19が連設されており、前記端面板16、17の上下幅中央部にはそれぞれ逆コ字状及びコ字状の切線で中箱係止片24、25が穿設され、前記重合端面板18、19の側端上下幅中央部にはそれぞれ端面係止突起26、27が突設されている。さらに、前記底面板13と前記端面板16、17間の所定位置には折線L12、L13を跨いでそれぞれコ字状及び逆コ字状の係合突起28、29が穿設されている。
図2は同じく実施例の起函・組立途中の状態を示す説明用斜視図で、前述したそれぞれのブランクからの組立に関し、左外箱ブランクP及び右外箱ブランクQの組立は、先ず折線L1及びL3、L1’及びL3’を用いて折り曲げ、貼着板5と側板1、同じく貼着板5’と側板1’の貼着により接続を行い平板な筒状を形成する。次に折線L1、L2、L3、L4、同じく折線L1’、L2’、L3’、L4’を用いてカートンを角筒状に起立させ、耳片6、8、重合端板9、端板7を折線L5、L6、L7、L8、同じく耳片6’、8’、重合端板9’、端板7’を折線L5’、L6’、L7’、L8’を用いて順に折り立て、所定位置を貼着してそれぞれの端縁を閉鎖形成し、しかる後に、後板4、4’の延長上の外箱係止片10、10’を内方に折り込んだ状態を示している。
次に中箱ブランクRの組立は、底面板13の四辺より折線L10、L11、L12、L13を用いてそれぞれ側面板14、15、端面板16、17を折り立て、側面板14、15のそれぞれ両端から折線L16、L17、L18、L19を用いて折込片20、21、22、23を内方に折り込み、折線L14、15を用いて重合端板18、19を折り曲げつつ前記折込片20、21、22、23を抱持し、該重合端板18、19それぞれの側端の端面係止突起26、27を、予め外向きに折り出された中箱係止片24、25による開口端部に係止させてトレー状中箱とする。
図3は同じく実施例の組立完了状態を示す説明用斜視図で、前述した図2の説明のように組み立てられたトレー状中箱の両端を、筒状に組み立てられた左外箱と右外箱のそれぞれの開放端より挿入して、それぞれ閉鎖された一側端まで摺動し、組立を完了した状態を示している。このとき、中箱の両端面板16、17と底面板13間の折線L12、L13を跨いで穿設された係合突起28、29は中箱底面方向へ突出し、左右外箱のそれぞれ後板4、4’と重合端板9、9’との間の折線L8、L8’上に穿設された係合切込12、12’により形成された係合部に係合している。
図示は省略したが、前述した実施例の使用には、左右外箱の外方向への摺動により開放し、トレー状中箱の開放部から収納物の取出しが可能となる。このとき、中箱の両端面板16、17から外向きに折り出され左右外箱の両後板4、4’の内面に逆折り状態で当接している中箱係止片24、25は、左右外箱の両後板4、4’からそ延設され内向きに折り込まれた外箱係止片10、10’とそれぞれ互に係止され、中箱の摺動を規制して脱落を防止している。また、閉鎖にあたっては左右外箱の内方向への摺動によって、トレー状中箱の開放部は左右外箱の前板2、2’により閉鎖される。このとき、左右外箱の前板2、2’の弧状張出片11、11’が重なり合うことで閉鎖状態が安定的に維持される。
さらに、閉鎖のために、左右外箱の摺動によって両側端板7、7’及び重合端板8、8’が中箱の左右端面板16、17に当接する際、中箱の両係合突起28、29は、左右外箱の両係合切込12、12’に係合するとともに、係合による撥音が発生するものであり、使用者は係合に伴う触感とともに、撥音による音感でも閉鎖状態が確認できる。また、開放操作にあたっても、係合部分が外れる触感とともに、撥音が発生するので、注意が喚起され、必要以上に無理な開放操作を行うことがなく、カートンの毀損を防止できる。
図4(A)は実施例に使用される別形状の中箱ブランクを示す展開平面図。(B)同中箱の起函・組立途中の状態を示す説明用斜視図で、すなわち前述のトレー状中箱に対し、筒状胴部を有し、両端部を閉鎖して直方体形状に形成され、胴部に大きな開口部を有するカートン状中箱であって、折線を介して側板51、前板52、側板53、後板54、貼着板55が連設され、側板51、53の両端には折線を介してそれぞれ耳片59、59’及び60、60’を連設し、前板52の両端には折線を介してそれぞれ重合蓋板58、58’を連設し、後板54の両端には折線を介してそれぞれ蓋板56、差込板57及び蓋板56’、差込板57’を連設している。
前記蓋板56、56’の上下幅中央部にはそれぞれ逆コ字状及びコ字状の切線で中箱係止片61、61’が穿設され、さらに、前記後板54と前記蓋板56、56’間の所定位置には折線を跨いでそれぞれコ字状及び逆コ字状の係合突起62、62’が穿設されている。
組立にあたっては、貼着板55と側板51の貼着により接続を行い平板な筒状を形成し、次にカートンを角筒状に起立させ、耳片59、59’、60、60’を折り込み、蓋板56、56’を折り曲げつつ差込板57、57’をカートン内に差し込み、中箱係止片61、61’を外折りした後、重合蓋板58、58’を貼着するものである。
カートン状中箱は、例えば上記実施例における重合蓋板が省略可能であるなど、上記実施例に限定されるものではない。
図5(A)は本発明に係る他の実施例の外箱ブランクを示す展開平面図で、ブランクSは、折線を介して側板101、前板102、側板103、後板104、貼着板105を順に連設し、側板101、103の右端には折線を介してそれぞれ耳片106、108を連設し、前板102の右端には折線介して端板107を連設し、後板104の右端には折線を介して重合端板109を連設している。
後板104の左端には折線を介して外箱係止片110が連設されている。さらに、前板102と端板107との間の折線上には所定位置に内向きコ字状の係合切込111が穿設されている。
図5(B)は同じく他の実施例の中箱ブランクを示す展開平面図で、ブランクTは、底面板112の上下端辺に、折線を介してそれぞれ側面板113、114を連設し、該側面板113、114はそれぞれ両側端に折線を介して折込片119、120、121、122を延設している。
前記底面板112の左右端辺には、折線を介してそれぞれ端面板115、重合端面板117と端面板116、重合端面板118が連設されており、前記端面板115と底面板112間の折線の上下幅中央部には端面係止切込123が穿設され、前記端面板116の上下幅中央部にはコ字状の切線で中箱係止片125が穿設され、前記重合端面板117、118の側端上下幅中央部にはそれぞれ端面係止突起124、126が突設されている。
さらに、前記端面板116と重合端面板118間の所定位置には折線を跨いでコ字状の係合突起127が穿設されている。
図6は同じく他の実施例の起函・組立途中の状態を示す説明用斜視図で、外箱ブランクSの組立は、先ず折線を用いて折り曲げ、貼着板105と側板101の貼着により接続を行い平板な筒状を形成する。次に折線を用いてカートンを角筒状に起立させ、耳片106、108、重合端板109、端板107を折線を用いて順に折り立て、所定位置を貼着して端縁を閉鎖形成し、しかる後に、後板104の延長上の外箱係止片110を内方に折り込んだ状態を示している。
中箱ブランクTの組立は、底面板112の四辺より折線を用いてそれぞれ側面板113、114、端面板115、116を折り立て、両側面板113、114のそれぞれ両端から折線を用いて折込片119、120、121、122を内方に折り込み、折線を用いて重合端板117、118を折り曲げつつ前記折込片119、120、121、122を抱持し、該重合端板117、118それぞれの側端の端面係止突起124、126を、それぞれ端面係止切込123と、端面板116から予め外向きに折り出された中箱係止片125による開口端部に係止させてトレー状中箱としたものである。
図示は省略したが、前述のように組み立てられたトレー状中箱の一端、本実施例では端面板116側を、筒状に組み立てられた外箱の開放端より挿入して、閉鎖された一側端まで摺動し、組立を完了する。このとき、中箱の端面板116と重合端面板118間の折線を跨いで穿設された係合突起127は中箱天面方向へ突出し、外箱の前板102と端板107との間の折線上に穿設された係合切込111により形成された係合部に係合する。
本実施例では、本願発明が、前述の実施例の如く、左右外箱と中箱との組合せからなり、両側に摺動開閉する形式に限定されるものではなく、外箱と中箱との組合せにより、一側端を開放した外箱に収納された中箱が摺動開閉する形式によっても実施が可能で有り、また、外箱に設ける係合切込と中箱に設ける係合突起の穿設位置も、カートンの底面或いは背面に限定されるものではないことを示すものである。
(A)本発明に係る実施例の、左外箱ブランクを示す展開平面図。(B)同じく右外箱ブランクを示す展開平面図。(C)同じく中箱ブランクを示す展開平面図。 同じく実施例の起函・組立途中の状態を示す説明用斜視図。 同じく実施例の組立完了状態を示す説明用斜視図。 (A)同じく実施例に使用される別形状の中箱ブランクを示す展開平面図。(B)同じく中箱の起函・組立途中の状態を示す説明用斜視図。 (A)本発明に係る他の実施例の外箱ブランクを示す展開平面図。(B)同じく他の実施例の中箱ブランクを示す展開平面図。 同じく他の実施例の起函・組立途中の状態を示す説明用斜視図。
符号の説明
P 左外箱ブランク
Q 右外箱ブランク
R 中箱ブランク
1、1’ 側板
2、2’ 前板
3、3’ 側板
4、4’ 後板
5、5’ 貼着板
6、6’ 耳片
7、7’ 端板
8、8’ 耳片
9、9’ 重合端板
10、10’ 外箱係止片
11、11’ 弧状張出片
12、12’ 係合切込
13 底面板
14、15 側面板
16、17 端面板
18、19 重合端面板
20〜23 折込片
24、25 中箱係止片
26、27 端面係止突起
28、29 係合突起
L1〜L9 折線(左外箱)
L1’〜L9’ 折線(右外箱)
L10〜L19 折線(中箱)
R’ 別形状の中箱ブランク
51 側板
52 前板
53 側板
54 後板
55 貼着板
56、56’ 蓋板
57、57’ 差込板
58、58’ 重合蓋板
59、59’ 耳片
60、60’ 耳片
61、61’ 中箱係止片
62、62’ 係合突起
S 他の実施形態の外箱ブランク
T 他の実施形態の中箱ブランク
101 側板
102 前板
103 側板
104 後板
105 貼着板
106、108 耳片
107 端板
109 重合端板
110 外箱係止片
111 係合切込
112 底面板
113、114 側面板
115、116 端面板
117、118 重合端面板
119〜122 折込片
123 端面係止切込
124、126 端面係止突起
125 中箱係止片
127 係合突起

Claims (6)

  1. 矩形の底面板から立設された対向する側面板と同じく対向する端面板とがそれぞれ連結されるトレー状の中箱と、該中箱の端面板側が開放した一側端から挿入され摺動可能で且つ他方の一側端を閉塞してなるスリーブ状の外箱からなるカートンであって、前記中箱の挿入側端面板の端縁に係合突起を突設するとともに、該係合突起に対応する前記外箱の閉塞側角部に係合切込を穿設することを特徴とするカートン。
  2. 矩形の底面板から立設された対向する側面板と同じく対向する端面板とがそれぞれ連結されるトレー状の中箱と、該中箱のそれぞれの端面板側が開放した一側端から挿入され摺動可能で且つ他方の一側端を閉塞してなる対向する一組のスリーブ状の外箱からなるカートンであって、前記中箱の挿入側端面板の端縁にそれぞれ係合突起を突設するとともに、該係合突起に対応する前記外箱の閉塞側角部にそれぞれ係合切込を穿設することを特徴とするカートン。
  3. 前記中箱が連設された側板、前板、側板、後板および貼着板により形成される胴部と、該胴部両端面部を閉鎖した直方体状で、前記胴部の一部に取り出し口を開放形成する中箱であって、該中箱の挿入側端面部の端縁に係合突起を突設したことを特徴とする請求項1記載のカートン。
  4. 前記中箱が連設された側板、前板、側板、後板および貼着板により形成される胴部と、該胴部両端面部を閉鎖した直方体状で、前記胴部の一部に取り出し口を開放形成する中箱であって、該中箱の挿入側端面部の端縁にそれぞれ係合突起を突設したことを特徴とする請求項2記載のカートン。
  5. 前記中箱が、矩形の底面板から立設され、両端にそれぞれ延設した折込片を有する対向する側面板と、同じく前記底面板から立設され、それぞれ側端中央部に端面係止突起を有する重合端面板を延設し、前記底面板の一方の端辺中央部に穿設した端面係止切込と同じく他方の端辺中央部の折線と略コ字状切線で中箱係止片を区画形成した対向する端面板とで構成されるトレー状の中箱で、
    前記外箱が、一方の端辺にそれぞれ耳片、端板、耳片、重合端板をそれぞれ延設した、連設される側板、前板、側板、後板および貼着板と、前記後板の他方の端辺に外箱係止片を延設して構成され、一側端を閉塞したスリーブ状の外箱であることを特徴とする請求項1記載のカートン。
  6. 前記中箱が、矩形の底面板から立設され、両端にそれぞれ延設した折込片を有する対向する側面板と、同じく前記底面板から立設され、それぞれ側端中央部に端面係止突起を有する重合端面板を延設し、前記底面板の両端辺中央部の折線と略コ字状切線でそれぞれ中箱係止片を区画形成した対向する端面板とで構成されるトレー状の中箱で、
    前記外箱が、一方の端辺にそれぞれ耳片、端板、耳片、重合端板をそれぞれ延設した、連設される側板、前板、側板、後板および貼着板と、前記後板の他方の端辺に外箱係止片を延設して構成され、一側端を閉塞した対向する一組のスリーブ状の外箱であることを特徴とする請求項2記載のカートン。

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