JP2008053787A - 多眼電子カメラ及び多眼電子カメラの視差補正方法 - Google Patents

多眼電子カメラ及び多眼電子カメラの視差補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撮影条件の異なる複数のカメラを有する多眼電子カメラにおいて、被写体を撮像する電子カメラを切り替えたときにも注目している被写体に対して視差の影響を減らした画像を得ることができる多眼電子カメラを提供する。
【解決手段】撮影条件が異なる複数のカメラによって撮像された同一の被写体の像の間に生じる視差を算出する視差算出手段50と、視差算出手段50に基づき複数のカメラの少なくとも1つに補正を行い他のカメラとの視差を低減させる補正を行う視差補正手段60とを備える多眼電子カメラ。
【選択図】図1

Description

本発明は、多眼電子カメラ及び多眼電子カメラの視差補正方法に関し、特に多眼電子カメラの視差の算出及び視差の補正方式に関する。
カメラを用いて被写体を撮影する際に焦点距離、ズーム、フォーカス、及びフィルタ等の撮影条件を変更し同じ場所で撮影条件の異なる数種類の画像を撮影する場合がある。撮影条件は異なるが同じ場所の画像を得る際の撮影方法は、1台のカメラを用いて、撮影ごとに撮影条件を変更し撮影を繰り返し行う方法と、撮影条件の異なる複数のカメラを用いて撮影ごとにカメラを変えて撮影を行う方法がある。
1台のカメラで撮影条件を変更する方法は、焦点距離が可変であるズームレンズを用いることにより焦点距離を変更する方法が広く使われている。1台のカメラで撮影条件を変更する方法は、1枚目を撮影の後、撮影条件を変更し再度撮影を行う場合、例えば移動体を撮影する場合には、同じ位置の画像を得られないという問題点があった。
もう一方の撮像条件の異なる複数のカメラを使う方法には、例えば焦点距離が異なる複数のカメラを使い、カメラを切り替えることによって焦点距離を変更する方法がある。この複数の撮影条件の異なる光学系を一つのカメラに搭載したハイブリッドカメラの技術が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の技術は、ビューファインダと電子画像用の光学系を有し、ハイブリッドカメラで画像を取得し、液晶表示の所定のセグメントをマスクすることによって、水平方向及び垂直方向の視差を補正するものである。
特開平10−239765号公報
しかしながら、カメラから被写体までの距離が近距離と遠距離の2種類に分けられていた。すなわち、視差を補正するマスクパターンが近距離の場合と遠距離の場合の2種類しかなく、距離に応じた細かな補正ができないという問題点があった。視差はカメラの撮像素子と被写体までの距離によって生じる。すなわち、被写体が遠距離にある場合は、視差は小さく、画像上のずれは小さい。一方、被写体が近距離にある場合は、視差は大きく画像上のずれが大きくなってしまう。
カメラの撮像素子と被写体までの距離によって視差ができてしまう場合を図8及び図9で説明する。図8及び図9は第1カメラと第2カメラを搭載したハイブリッドカメラで撮影された画像の模式図で、山などの背景を想定した遠景と、注目している被写体として人物を想定した近影を同時に撮影したものである。図8は、第1カメラのイメージセンサの出力である。近景900と遠景901とが撮影されている。
図9は第2カメラのイメージセンサの出力画像であって近景900と遠景901とが撮影されている。第2カメラは第1カメラと略同一方向を向いているため、遠景901の視差は小さく第1カメラの画像の遠景901と略同一位置にある。それに対して近景900は視差の影響を受けているため、第1カメラの画像の近景900とずれた位置にある。
このような状態で第1カメラと第2カメラとを切り替えると、遠景は視差の影響が小さくずれが略ないのに対して、近景は視差の影響が大きいため、注目している第1カメラの近景900と第2カメラの近景900とののずれが大きくなるという問題点があった。本発明は、上記問題点を解決するものであり、撮影条件の異なるカメラで撮影を行う際に生じる視差を感じにくくしたカメラを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る多眼電子カメラにおいては、撮影条件が異なる複数のカメラによって撮像された同一の被写体の像の間に生じる視差を算出する視差算出手段と、前記視差算出手段に基づき前記複数のカメラの少なくとも1つに補正を行い他のカメラとの視差を低減させる補正を行う視差補正手段とを備える。視差算出手段で同一被写体の像の間に生じる視差を算出し、この算出された視差に基づき視差補正手段によって視差を補正することにより、同一の被写体の像の間に生じる視差を抑制した画像を得ることができる。
本発明の第2の態様に係る多眼電子カメラにおいては、上述の多眼電子カメラであって、前記撮影条件が異なる複数のカメラは、焦点距離、フォーカス距離、絞り、シャッター速度、撮影タイミング、フィルタのうち1つ又は複数が異なることを特徴とするものである。
本発明の第3の態様に係る多眼電子カメラにおいては、上述の多眼電子カメラであって、前記複数のカメラは前記被写体と前記カメラとの距離を測定する距離測定手段を有することを特徴とするものである。この距離測定手段により被写体とカメラ間との距離を測定し、この距離に基づき視差を算出するものである。
本発明の第4の態様に係る多眼電子カメラにおいては、第3の態様に係る多眼電子カメラであって、前記多眼電子カメラは、第1のレンズ及び第1の撮像面とを備える第1のカメラと、第2のレンズ及び第2の撮像面とを備える第2のカメラとを有し、前記視差算出手段は、前記被写体、前記第1のレンズ及び前記第2のレンズによって形成される第1の三角形と相似である前記第2のレンズと前記第2の撮像面上の2点から形成される第2の三角形を利用して前記視差を算出することを特徴とするものである。第1の三角形と第2の三角形の相似を利用することができるため、第1のカメラの撮影のみで、第1カメラ及び第2カメラの視差を算出することができる。
本発明の第5の態様に係る多眼電子カメラにおいては、第4の態様に係る多眼電子カメラであって、前記第2の三角形は、前記第1の三角形の前記被写体と前記第1のレンズとを結ぶ辺と平行な辺と、前記第1の三角形の前記被写体と前記第2のレンズとを結ぶ辺と平行な辺とを有することを特徴とするものである。
本発明の第6の態様に係る多眼電子カメラにおいては、第2の態様に係る多眼電子カメラであって、前記視差算出手段は、前記複数のカメラで撮像された複数の画像のうちの1つを第1の画像とし、前記第1の画像に第1の所定領域を設定し、前記複数の画像のうち、前記第1の画像とは異なる第2の画像に前記第1の所定領域に対応する第2の所定領域を設定し、前記第1の所定領域から算出されるパラメータと前記第2の所定領域から算出されるパラメータから前記視差を算出することを特徴とするものである。
本発明の第7の態様に係る多眼電子カメラにおいては、第6の態様に係る多眼電子カメラであって、前記第2の所定領域は、前記第2の画像上で水平に移動させ、移動先の前記第2の所定領域のパラメータを算出し、前記第1の所定領域のパラメータと前記第2の所定領域のパラメータとの差が最小になる前記第2の所定領域を検出し、前記第2の所定領域の移動距離を前記視差とすることを特徴とするものである。
本発明の第8の態様に係る多眼電子カメラにおいては、第6の態様又は第7の態様に係る多眼電子カメラであって、前記第2の所定領域は、前記第2の画像上で垂直方向に移動させ、移動先の前記第2の所定領域のパラメータを算出し、前記第1の所定領域のパラメータと前記第2の所定領域のパラメータとの差が最小になる前記第2の所定領域を検出し、前記第2の所定領域の移動距離を前記視差とすることを特徴とするものである。
本発明の第9の態様に係る多眼電子カメラにおいては、第4乃至第8の態様に係る多眼電子カメラであって、前記視差補正手段は、前記視差算出手段で算出された前記視差に応じてレンズ又は像を撮像するイメージセンサを移動させることを特徴とするものである。
本発明の第10の態様に係る多眼電子カメラの視差補正方法においては、撮影条件が異なる複数のカメラのうち第1のカメラ及び第2のカメラによって同一の被写体を撮像し、前記第1のカメラによって撮像された第1の画像及び前記第2のカメラによって撮像された第2の画像から前記同一の被写体の像の間に生じる視差を算出し、前記算出された視差に基づき、前記第1のカメラで撮像された第3の画像と前記第2のカメラで撮像された第4の画像の視差を補正する。第1の画像及び第2の画像の被写体の像の間に生じる視差を視差算出手段により算出し、この算出された視差に基づき視差補正手段により補正を行うことにより、撮影条件の異なるカメラで撮影した画像に生じる視差を抑制した画像をえることができる。
本発明の第11の態様に係る多眼電子カメラの視差補正方法においては、上述の多眼電子カメラの視差補正方法であって、前記第1のカメラは第1のレンズ及び第1の撮像面を有し、前記第2のカメラは第2のレンズ及び第2の撮像面を有し、前記被写体、前記第1のレンズ及び前記第2のレンズによって形成される第1の三角形と相似である前記第2のレンズと前記第2の撮像面上の2点から形成される第2の三角形を利用して前記視差を補正することを特徴とするものである。
本発明の第12の態様に係る多眼電子カメラの視差補正方法においては、第10の態様に係る多眼電子カメラの視差補正方法であって、前記第1の画像に第1の所定領域を設定し、前記第2の画像に前記第1の所定領域に対応する第2の所定領域を設定し、前記第1の所定領域から算出されるパラメータと前記第2の所定領域から算出されるパラメータから前記視差を算出し、算出された前記視差に基づき前記第3の画像と前記第4の画像の前記視差を補正することを特徴とするものである。
本発明の第13の態様に係る多眼電子カメラの視差補正方法においては、上述の多眼電子カメラの視差補正方法であって、前記第3の画像に第3の所定領域を設定し、前記第4の画像に第3の所定領域に対応する第4の所定領域を設定し、算出された前記視差に基づき、前記第4の所定領域を移動させることを特徴とするものである。
本発明に係る撮像装置によれば、複数の電子カメラを切り替えたときにも注目している対象に関して視差の影響を減らした画像を得ることができる。
実施の形態1.
この実施の形態は、本発明を複数の対物レンズを有する多眼電子カメラに適用したものである。以下では、それぞれに対物レンズを有する第1カメラ及び第2カメラの2つのカメラから構成された多眼電子カメラを例として説明する。なお、本実施の形態においては、2つのカメラを有する多眼電子カメラに限定されるわけではなく、複数のカメラを有する多眼電子カメラであればよい。
本実施の形態に係る多眼電子カメラの第1カメラと第2カメラとは、焦点距離、フォーカス距離、絞り値、シャッター速度、撮影タイミング、及び使用フィルタ等の撮影条件が異なるカメラである。第1カメラと第2カメラにより同じ被写体を撮像することによって、略同時に違う撮影条件での撮像を可能としている。しかしながら、略同時に違う撮影条件で被写体を撮像する場合、第1カメラで被写体を撮像したときに得られる画像と第2カメラで被写体を撮像したときに得られる画像とでは視差が生じてしまう。
そのため、本実施の形態では、同時に違う撮影条件での撮像をした場合に、第1カメラで撮影された画像と第2カメラで撮影された画像の視差を抑制するために、第1カメラで撮影した画像と第2カメラで撮影した画像との視差を算出する視差算出手段及び視差算出手段によって算出された視差に基づいて補正を行う視差補正手段を設けた。このことにより、第1カメラで撮影された画像と第2カメラで撮影された画像とにおいて視差が抑制された画像を得ることができる。以下、本実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に本実施の形態にかかる多眼電子カメラ1の概略構成のブロック図を示す。図1に示すように、多眼電子カメラ1は第1カメラ10、第2カメラ20、制御部30、記憶部40、視差算出手段50、視差補正手段60、出力部70、及び画像切替手段80とを備える。第1カメラ10は第1レンズ11及び第1イメージセンサ12を有している。また、第2カメラ20は第2レンズ21及び第2イメージセンサ22を有している。ここで、第1カメラ10と第2カメラ20とは、第1レンズ11及び第2レンズ21と第1イメージセンサ12及び第2イメージセンサ22とを示したが、絞りや他の構成を含むものであってもよい。
第1カメラ10と第2カメラ20とは、焦点距離、フォーカス距離、絞り、シャッター速度、撮影タイミング、及び使用フィルタ等の撮影条件が異なるカメラ装置である。第1カメラ10と第2カメラ20とにより同じ被写体を撮像することによって、同時に同じ被写体の違う撮影条件での撮像を可能としている。第1カメラ10の第1レンズ11は第1イメージセンサ12上に被写体画像を結像させ、第1イメージセンサ12は画像を記憶部40に出力する。同様に、第2カメラ20の第2レンズ21は第2イメージセンサ22上に被写体画像を結像させ、第2イメージセンサ22は画像を記憶部40に出力する。
本実施の形態に係る多眼電子カメラ1では、第1カメラ10と第2カメラ20は同じ筐体内に形成するものとしているが、第1カメラ10と第2カメラ20とを別々の筐体に形成された多眼電子カメラとしてもよい。別々の筐体に形成する場合は、第1カメラ10及び第2カメラ20とにおいて、第1レンズ11及び第2レンズ21を被写体方向に向ける必要がある。
制御部30は、第1カメラ10、第2カメラ20、記憶部40、視差算出手段50、視差補正手段60、出力部70、及び画像切替手段80とに信号を与えることによって制御を行う。例えばまず第1カメラ10で撮影を行う場合は制御部30は第1カメラ10に撮影信号を送る。同様に第2カメラ20で撮影を行う場合は第2カメラ20に撮影信号を送る。
記憶部40は、第1カメラ10で撮影された画像を記憶しておく。この記憶部40には例えばフラッシュメモリなどが用いられている。視差算出手段50は、第1カメラ10で撮影された画像と第2カメラ20で撮影された画像との視差を算出する。視差補正手段60は、視差算出手段50によって算出された視差に基づき画像の補正を行う。視差算出手段50と視差補正手段60とについての詳細については後述する。
出力部70は入力された画像信号を出力する。出力部70の例としては、カメラに内蔵された液晶表示装置などが挙げられ、出力部70に入力された画像を液晶表示装置などで出力することによってユーザに取得した画像を認識させることができる。また、出力部70における画像信号の出力においては、ビデオ信号又はフラッシュメモリ等の記録メディアに出力する等してもよい。
画像切替手段80は、第1カメラ10と第2カメラ20とにおいて撮像を行うカメラを切り替えるためのものである。例えば画像切替手段80は、切替信号を用いて被写体を撮像するカメラを第1カメラ10から第2カメラ20に切り替えたり、第2カメラ20から第1カメラ10に切り替えたりする。
本実施の形態に係る多眼電子カメラ1においては、視差算出手段50と視差補正手段60とを有している。この視差算出手段50によって算出された視差に基づいて視差補正手段60が例えば第1カメラ10で撮影された画像を基準として、第2カメラ20で撮影された画像における視差を補正することによって、第2カメラ20で撮影された画像を視差が抑制された画像とすることができる。このことによって、略同時に違う撮影条件における画像を、視差が抑制された状態で撮影することができる。
次に、この多眼電子カメラ1の動作を説明する。ここでは、第1カメラ10で撮像された画像である第1の画像を基準画像として、第2カメラ20で撮像された画像である第2の画像を視差補正手段60によって補正を行う場合を例として示す。もちろん、第2の画像を基準画像として第1の画像を視差補正手段60によって補正を行っても良い。
まず、第1カメラ10の第1イメージセンサ12で被写体の撮影を行う。このときの撮影は複数回でもよいし1回でもよい。このとき撮影された第1の画像は、そのまま記憶部40に出力され、記憶部40に記憶される。そして、記憶部40に記憶された第1の画像は、出力部70に出力される。第1カメラ10によって複数回撮影される場合においては、出力部70に出力された順番に従って消去していき、最後に入力された画像のみを残すようにするとよい。
次に第2カメラ20によって被写体の撮影が行われるときには、画像切替手段80によって、被写体撮影を行うカメラの切替信号が第1カメラ10と第2カメラ20に出力される。これにより、被写体を撮影するカメラは第1カメラ10から第2カメラ20に切り替えられる。このとき、記憶部40には、第1カメラ10によって最後に撮影された画像と、第2カメラ20によって撮影された第2の画像とが記憶されることになる。なお、被写体の撮影は第1カメラ10と第2カメラ20とにおいて常時行っていて、画像切替手段80によって、記憶部40に出力される画像のみを変更してもよい。
その後、制御部30は視差算出手段50に、記憶部40から第1の画像又は/及び第2の画像を取り出させる。そして、視差算出手段50は、第1の画像信号に対する第2の画像信号の視差を算出する。このときの算出においては、第1の画像信号のみを用いて第2の画像信号の視差を算出してもよいし、第1の画像信号と第2の画像信号両方を用いて第2の画像信号の視差を算出してもよい。この算出方法の詳細例については後述する。
この視差算出手段50によって算出された視差に基づき、視差補正手段60は第2カメラ20に補正信号を出力することによって、第2の画像信号の補正を行う。このときの補正方法としては、第2カメラ20におけるイメージセンサ22を移動させて行ってもよいし、第1カメラ10と第2カメラ20とにおいてイメージセンサ内での出力される範囲を変更することによって行ってもよい。この補正方法の詳細例については後述する。
視差補正手段60によって視差補正が行われた第2カメラ20からの画像が記憶部40に出力される。このとき、記憶部40に記憶されていた第2の画像は消去されるとよい。そして、制御部30は記憶部40から視差補正が行われた第2の画像を出力部70に出力する。
このとき、画像の出力は、第1カメラ10で得られた第1の画像と視差補正後の第2カメラ20の第2の画像とを同時に出力するとよい。また、第1カメラ10及び第2カメラ20で略同時に画像を撮影した直後に第1カメラ10で撮影した画像又は第2カメラ20で視差補正した画像のみを先に出力させるようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る多眼電子カメラにおいては、第1カメラ10によって撮影された第1の画像と第2カメラ20によって撮影された第2の画像とを用いることによって、視差算出手段50によって第1の画像と第2の画像とにおける視差を算出し、この視差に基づいて視差補正手段60が第2カメラ20から取得される第2の画像を視差補正された画像とすることによって、略同時に同じ被写体を違う撮影条件で撮影した画像を取得することができる多眼電子カメラを提供することができる。
次に、上述の視差算出方法の例を示す。視差算出方法の第1例としては、カメラと被写体までの距離を利用することによって視差を算出する方法である。すなわち、第1カメラ10又は第2カメラ20のどちらか一方のカメラで被写体の撮影を行うことによって、カメラと被写体までの距離を算出する距離算出手段を第1カメラ10又は第2カメラ20に有している場合である。この距離算出手段は、例えばオートフォーカス機能などが用いられ、所望の被写体にフォーカスがあうときのフォーカスレンズの位置からカメラから被写体までの距離を算出する。本例では、第1カメラ10に距離算出手段を有している場合で、第1カメラ10で先に撮影を行うものとする。
視差算出方法の第1例を説明するために、図2に第1カメラ10、第2カメラ20、及び被写体100の位置の一例を示す。図2に示すように、被写体100と、第1レンズ11及び第2レンズ21を配置する。このとき、第1レンズ11と被写体100との距離と、第2レンズ21と被写体100との距離とは略同じ距離Dになるように配置されている。この距離Dは、上述の距離算出手段によって計測されている。また、このときに、第1カメラ10と第2カメラ20とは被写体100の方向に向けられている。
また、第2レンズ21の焦点距離をfとする。すなわち、第2カメラ20において、第2レンズ21と焦点距離f離れた位置に第2イメージセンサ22が配置される。そして、第1レンズ11と第2レンズ21との距離はBとする。
このとき第1カメラに対する第2カメラの視差をdとすると以下の式で表される。
Figure 2008053787
この理由を以下に説明する。まず、被写体100のある点Sが第1レンズ11によって第1イメージセンサ12に撮像される点を点Xとすると、点Xに対応する第2イメージセンサ22上の点を点Vとする。そして、被写体100のある点Sが第2レンズ21によって第2イメージセンサ22に撮像される点を点Wとする。このとき、視差dは、点Vと点Wの距離になる。
また、点Sからの光が第1レンズ11を通過する点を点T、点Sからの光が第2レンズ21を通過する点を点Uとすると、点Uと点Vを結ぶ線は、点Sと点T及び点Xを結ぶ線と平行になるために、三角形STUと三角形UVWは相似形となる。そのため、B:d=D:fとなるために、上述のような式(1)が得られる。
第1レンズ11と第2レンズ21との距離Bは一定値であり、また、第2レンズ21の焦点距離fも一定値である。すなわち、式(1)により、視差dは、第1カメラ10と第2カメラ20との視差は被写体80と、第1カメラ10及び第2カメラ20の距離Dによって算出される。
すなわち、第1カメラ10又は第2カメラ20のどちらか一方で被写体を撮影し、そのときに被写体から第1カメラ10及び第2カメラ20までの距離を計測し、式(1)を用いて、第1カメラ10と第2カメラ20の視差を算出することができる。この視差を用いることによって、第2カメラ20によって撮影される画像を視差のないものとすることができる。
次に視差算出方法の第2例としては、指定領域の画像マッチングから視差を求める方法がある。この視差算出方法の例を説明するために、一例として、図3(a)に第1カメラ10によって撮影された第1の画像を示し、そのときに第2カメラ20によって撮影された第2の画像が図3(b)に示す。本例は、まず、第1カメラ10で撮影された第1の画像上の注目する被写体の像近傍に指定領域200を定める。
そして、第2カメラ20で撮影された第2の画像上の指定領域200と同じ位置で同じ形状で同じ面積の領域300を設定する。その後、この領域300から、指定領域200と同じ形状で同じ面積の領域400を第2カメラ20で撮影された第2の画像上でスキャンする。そして、第1の画像上の指定領域200内の輝度と第2の画像上の領域400内の輝度とを比較し、その輝度差が最小になる領域を検索する。輝度はCCDなどの撮像素子によって画素ごとに測定する。
この輝度差が最小となる領域400が、第1の画像上の指定領域200に対応する領域と考え、領域300からの移動距離を視差とするものである。なお、このときには輝度を用いて比較を行ったが、他のパラメータを用いても良い。図3(a)及び図3(b)における横方向がx方向であり、縦方向がy方向である。
次に図3(a)及び図3(b)を用いて視差算出方法の第2例について詳細に説明する。図3(a)及び図3(b)は、近景500と遠景600とを第1カメラ10と第2カメラ20とで撮影している。この場合は、被写体として近景500を注目している。すなわち、視差を計算する際、近景500の位置補正のための視差を算出する必要がある。
まず、第1カメラ10によって撮影された第1の画像において、指定領域200を設定する。図3に示された例においては、指定領域200を、xs≦x≦xe、ys≦y≦yeである、長方形の領域とする。この座標は画素の座標で表されている。また、第1の画像の位置(x、y)における輝度をL[x][y]とする。第1の画像の指定領域の輝度は、ΣL[x][y](xs≦x≦xe、ys≦y≦ye)となる。
次に、第2カメラ20で撮影した第2の画像上に指定領域200と同じ位置で同じ形状の領域300を設定する。この領域300から、指定領域200と同じ形状の指定領域をスキャンし、このスキャンされた指定領域における輝度を、ΣL[x][y](xs≦x≦xe、ys≦y≦ye)と比較する。そして、この輝度の差が最小の領域が指定領域200に対応する第2の画像上の領域400とする。そして、この領域400と領域300との距離が視差となる。
この視差の算出方法においては、まず、第2の画像の位置(x、y)における輝度をR[x][y]とすると、指定領域200と同じ位置における領域300の輝度ΣR[x][y] (xs≦x≦xe、ys≦y≦ye)を算出する。そして、このΣR[x][y] (xs≦x≦xe、ys≦y≦ye)とΣL[x][y](xs≦x≦xe、ys≦y≦ye)との差を算出する。
次に、第2の画像の指定領域をx方向にd1移動させる。移動先の第2の画像上の所定領域の輝度は、ΣR[x−d1][y] (xs≦x≦xe、ys≦y≦ye)と表される。そして、第1の画像の輝度ΣL[x][y](xs≦x≦xe、ys≦y≦ye)と移動先の第2の画像の所定領域の輝度ΣR[x−d1][y] (xs≦x≦xe、ys≦y≦ye)の差を算出する。このように、第2の画像の所定領域をx方向にd1移動させて、指定領域の輝度差を算出する。そして、第1の画像の輝度値と第2の画像の輝度値が最も小さくなる領域を検索する。以下に、各指定領域の輝度差Δを算出するための式を示す。
Figure 2008053787
この式を用いることによって、d1を変化させていき、この輝度差Δが最小となるときのd1を算出する。このd1が第1の画像と第2の画像における視差となる。
本例ではx方向のみに指定領域を移動させて輝度差を算出したが、y方向もx方向と同様にして輝度差を算出することによって視差を算出してもよい。算出された各指定領域の輝度差が最小となるときが最もマッチングがとれているときであり、このときのx方向の移動距離d1が第1カメラ10と第2カメラ20の視差である。
すなわち、第2カメラ20の画像の指定領域内の輝度の和ΣR[x−d1][y] (xs≦x≦xe、ys≦y≦ye)と、第1カメラ10の画像の指定領域内の輝度の和ΣL[x][y] (xs≦x≦xe、ys≦y≦ye)との差が最小である領域は輝度差が少なく、第1カメラ10の画像と第2カメラ20の画像とがマッチングしており、そのときのx方向の移動距離であるd1が、第1カメラ10と第2カメラ20との視差である。
一般に注目している被写体は中央付近の一番手前にあることが多いので、中央付近の指定領域の画像マッチングをとることが好ましいことが多いが、被写体によって適切な位置を選んでもよい。また、画像の倍率や露出等はマッチングが行いやすいように適切に補正を行うことが好ましい。
以上のような方法を用いることによって、視差算出手段50は、第1の画像と第2の画像とにおける視差を算出する。このようにして視差算出手段50によって算出された視差に基づいて視差補正手段60は、第2カメラ20から出力される第2の画像を補正する。この視差補正手段60の例として、以下に二つの例を示す。
まず、視差補正手段60の第1例としては、視差算出手段50によって算出された視差に基づき、第2カメラ20の第2イメージセンサ22を第2カメラ20内で移動させることによって第2カメラ20によって撮影される第2の画像を補正する方法がある。本例で使用する多眼電子.カメラ1は、視差補正手段60が、第2レンズ21に対して第2イメージセンサ22を平行移動させる機構となる。
このイメージセンサの平行移動の手段としては、ボイスコイル又はステッピングモータ等が利用できる。すなわち、視差補正手段60として、ボイスコイル又はステッピングモータ等を用いて、視差算出手段50によって算出された視差を表す信号が入力されたときにイメージセンサを移動させている。
本例においては、第2カメラ20の第2イメージセンサ22を移動させるものとする。なお、補正を行う画像を第1の画像とした場合には、第1カメラ10のイメージセンサ12を移動させる。
図4に本例における第2イメージセンサ22が平行移動する場合の概略図を示す。本例は、図4に示すように、視差算出手段50によって算出された視差に基づき、第2イメージセンサ22を移動させている。この第2イメージセンサ22を移動させた状態で、第2レンズ21を透過した被写体の像が撮像される。上下方向の矢印は第2イメージセンサ22の移動方向を示している。このようにすることによって、第2カメラ20から出力される第2の画像は、視差が補正された画像とすることができる。
上述した視差算出方法の第1例を用いて視差を算出し補正を行う場合について説明する。図5(a)に第1カメラ10によって撮影された第1の画像を示し、図5(b)に第2カメラ10によって撮影された第2の画像を示す。
まず、第1カメラ10で被写体である近景500及び遠景600を撮影する。このとき、視差算出方法の第1例を用いて、視差算出手段50は、被写体の近景500と第1カメラ10との距離を求めることによって、第1カメラ10によって撮影された第1の画像と第2カメラ20によって撮影された第2の画像との視差を算出する。この視差算出手段50によって算出された視差に基づいて、視差補正手段60は、第2カメラ20内の第2イメージセンサ22を移動させる。
その後、第2カメラ20によって、被写体を撮影する。このときの第2カメラ20によって撮影された第2の画像が図5(b)の実線で囲まれた画像となる。第2カメラ20の第2イメージセンサ22は既に補正済みであるため、第2カメラ20で撮影された画像における注目すべき被写体である近景500の位置は、第1カメラ10で撮影された画像における近景500の位置と略同一とすることができる。
次に、視差算出方法の第2例を用いて視差を算出し補正を行う場合について説明する。図5(a)に第1カメラ10で撮影された画像、及び図5(b)に第2カメラ20で撮影された画像を示す。まず第1カメラ10と第2カメラ20とで被写体である近景500と遠景600とを撮影する。このとき第1カメラ10で撮影された画像が図5(a)に示された画像であり、第2カメラ20で撮影された画像が図5(b)に点線で囲まれた領域の画像となる。
この二つの画像に基づいて視差算出方法の第2例を用いて視差算出手段50は、視差を算出する。そして、視差算出手段50によって算出された視差に基づき、視差補正手段60は、第2カメラ20の第2イメージセンサ22を移動させる。
視差補正手段60によって、第2カメラ20の第2イメージセンサ22を移動させた状態で、被写体を撮影した画像が、図5(b)に実線で囲まれた領域の画像となる。このようにすることによって、第2カメラ20で撮影された画像における注目すべき被写体である近景500の位置は、第1カメラ10で撮影された画像における近景500の位置と略同一とすることができる。
すなわち、本例は第1カメラ10で撮影される第1の画像と第2カメラ20で撮影される第2の画像との視差を抑制するために、第2カメラ20で一度試し撮りを行うことになる。本例ではイメージセンサを移動させるものとしたが、第1カメラ10の第1レンズ11、又は第2カメラ20の第2レンズ21を移動させ、補正を行ってもよい。本例で使用するイメージセンサを移動させる方法は、手ぶれ防止の方法として広く使用されている。
次に、視差の補正方法の第2例を示す。この視差補正方法の第2例は、撮影された領域のうち指定領域のみを出力する方法である。図6(a)及び図6(b)に本例における撮影可能領域の一部分のみを出力する場合の概略図を示す。図6(a)に示すように、まず第1のカメラで被写体をカバーする大きな領域を撮影する。この大きな領域は図6(a)の実線で囲んだ領域である。この大きな領域内で被写体を含むように所定領域を定める。所定領域は図6(a)の点線で囲まれた領域である。そして、図6(b)に示すように、この所定領域のみを出力画像として出力する。
次に、第2のカメラでも同様の被写体を撮影して、第1のカメラの所定領域と同じ位置、同じ面積、及び同じ形状の所定領域を定め、この第2の画像の所定領域を算出された視差に基づき移動させて出力する。本例においては、まず第1カメラ10で被写体を撮影して第2カメラの画像を視差に基づき移動させるものとするが、最初に第2カメラで被写体を撮影して、第1カメラ10の画像を視差に基づき移動させてもよい。
まず、上述した視差算出方法の第1例を用いて視差を算出し補正を行う場合について説明する。図7(a)及び図7(b)に第1カメラ10及び第2カメラ20で撮影した画像を示す。まず、図7(a)に示すように、第1カメラ10で近景500及び遠景600を撮影する。そして、近景500及び遠景600を含むように所定領域700を設定する。このとき、視差算出方法の第1例を用いて、視差算出手段50は、被写体の近景500と第1カメラ10との距離を求めることによって、第1カメラ10によって撮影された第1の画像と、第2カメラ20によって撮影された第2の画像との視差を算出する。
次に、図7(a)及び図7(b)に示すように、第2カメラ20で第1カメラ10と同一の被写体を撮影する。このとき、第1の画像の所定領域700と同じ位置、同じ形状、及び同じ面積の第2の画像の所定領域800を設定する。そして、視差算出手段50によって算出された視差に基づいて、視差補正手段60は、第2の画像の所定領域800を移動させて、出力する。このとき出力する画像は、図8(b)に示す小枠の実線で囲まれた領域である。これにより、第2カメラ20で撮影された画像における注目すべき被写体である近景500の位置は、第1カメラ10で撮影された画像における近景500の位置と略同一とすることができる。
次に視差算出方法の第2例を用いて視差を算出し補正を行う場合について説明する。図7(a)に第1カメラ10で撮影した画像、及び図7(b)に第2カメラで撮影した画像を示す。まず、第1カメラ10と第2カメラ20とで被写体である近景500と遠景600とを撮影する。このとき第1カメラ10で撮影された画像が図7(a)に示された画像であり、第2カメラ20で撮影された画像が図7(b)の大枠の実線で囲まれた領域である。
そして、第1の画像の所定領域700及び第2の画像の所定領域800を設定する。このとき、第1の画像の所定領域700は図7(a)の点線で囲まれた領域である。そして、第2の画像の所定領域800は図7(b)の点線で囲まれた領域である。そして、この2つの画像に基づいて視差算出方法の第2例を用いて視差算出手段50は、視差を算出する。そして、視差算出手段50によって算出された視差に基づき、視差補手段60は第2の画像の所定領域800を移動させる。
ここで、移動させた第2の画像は図7(b)の小枠の実線で囲まれた領域である。これにより、第2カメラ20で撮影された画像における注目すべき被写体である近景500の位置は、第1カメラ10で撮影された画像における近景500の位置と略同一とすることができる。
以上に示したように、本例にかかる多眼電子カメラは、それぞれに対物レンズを有する複数のカメラを有し、それぞれのレンズにおいて取り込まれた画像の視差を算出し、算出された視差に基づき、視差を補正するものである。距離情報又は画像マッチングによって算出している。この視差に応じて撮像素子又はレンズを移動させる、又は撮像素子の撮影位置を変更することによって、カメラを切替たときに生じる被写体における視差を修正している。
また、これまでの説明においては、第1カメラの焦点距離と第2カメラの焦点距離は同じものとして説明したが、本発明は第1カメラと第2カメラの焦点距離が異なるものであってもよい。第1カメラの焦点距離と第2カメラの焦点距離が異なる場合は、第1カメラの画像及び/又は第2カメラの画像を焦点距離に応じて拡大縮小を行い、第1カメラの画像と第2カメラの画像の大きさを一致させる。これにより、第1カメラの焦点距離と第2カメラの焦点距離が同じ場合と同様に扱うことができる。
このようにすることによって、被写体を撮影するレンズを切り替えて撮影したときに、それぞれのレンズによって撮影される画像における視差の影響を減らした画像を得ることができる。すなわち、注目している被写体のずれを低減することにより、画像のずれの影響を感じにくくなる。また、撮影条件の異なるカメラで撮影した場合に視差のない画像を得られれば、今後小型カメラモジュールを複数組み合わせた製品を開発する際に有用に利用することができる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
本実施の形態のカメラのブロック図である。 本実施の形態の視差を算出する方法を示す概略図である。 本実施の形態の視差を算出する方法を示す概略図である。 本実施の形態の視差を補正する方法を示す概略図である。 本実施の形態の視差の補正を示す概略図である。 本実施の形態の視差の補正を示す概略図である。 本実施の形態の視差を補正する方法を示す概略図である。 ハイブリッドカメラの第1カメラで撮影された画像の模式図である。 ハイブリッドカメラの第2カメラで撮影された画像の模式図である。
符号の説明
10 第1カメラ 11 第1レンズ 12 第1イメージセンサ
20 第2カメラ 21 第2レンズ 22 第2イメージセンサ
30 制御部 40 記憶部 50 視差算出手段 60 視差補正手段 70 出力部
80 画像切替手段 200、700、800 所定領域
300、400 領域 500、900 近景 600、901 遠景

Claims (13)

  1. 撮影条件が異なる複数のカメラによって撮像された同一の被写体の像の間に生じる視差を算出する視差算出手段と、
    前記視差算出手段に基づき前記複数のカメラの少なくとも1つに補正を行い他のカメラとの視差を低減させる補正を行う視差補正手段とを備えた多眼電子カメラ。
  2. 前記撮影条件が異なる複数のカメラは、焦点距離、フォーカス距離、絞り、シャッター速度、撮影タイミング、フィルタのうち1つ又は複数が異なる
    ことを特徴とする請求項1に記載の多眼電子カメラ。
  3. 前記複数のカメラは前記被写体と前記カメラとの距離を測定する距離測定手段を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の多眼電子カメラ。
  4. 前記多眼電子カメラは、
    第1のレンズ及び第1の撮像面とを備える第1のカメラと、
    第2のレンズ及び第2の撮像面とを備える第2のカメラとを有し、
    前記視差算出手段は、前記被写体、前記第1のレンズ及び前記第2のレンズによって形成される第1の三角形と相似である前記第2のレンズと前記第2の撮像面上の2点から形成される第2の三角形を利用して前記視差を算出する
    ことを特徴とする請求項3記載の多眼電子カメラ。
  5. 前記第2の三角形は、
    前記第1の三角形の前記被写体と前記第1のレンズとを結ぶ辺と平行な辺と、
    前記第1の三角形の前記被写体と前記第2のレンズとを結ぶ辺と平行な辺とを有する
    ことを特徴とする請求項4記載の多眼電子カメラ。
  6. 前記視差算出手段は、
    前記複数のカメラで撮像された画像を第1の画像とし、
    前記第1の画像に第1の所定領域を設定し、
    前記複数の画像のうち、前記第1の画像とは異なる第2の画像に前記第1の所定領域に対応する第2の所定領域を設定し、
    前記第1の所定領域から算出されるパラメータと前記第2の所定領域から算出されるパラメータから前記視差を算出する
    ことを特徴とする請求項2記載の多眼電子カメラ。
  7. 前記第2の所定領域は、
    前記第2の画像上で水平に移動させ、移動先の前記第2の所定領域のパラメータを算出し、
    前記第1の所定領域のパラメータと前記第2の所定領域のパラメータとの差が最小になる前記第2の所定領域を検出し、前記第2の所定領域の移動距離を前記視差とする
    ことを特徴とする請求項6記載の多眼電子カメラ。
  8. 前記第2の所定領域は、
    前記第2の画像上で垂直方向に移動させ、移動先の前記第2の所定領域のパラメータを算出し、
    前記第1の所定領域のパラメータと前記第2の所定領域のパラメータとの差が最小になる前記第2の所定領域を検出し、前記第2の所定領域の移動距離を前記視差とする
    ことを特徴とする請求項6又は7記載の多眼電子カメラ。
  9. 前記視差補正手段は、
    前記視差算出手段で算出された前記視差に応じてレンズ又は像を撮像するイメージセンサを移動させる
    ことを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項記載の多眼電子カメラ。
  10. 撮影条件が異なる複数のカメラのうち第1のカメラ及び第2のカメラによって同一の被写体を撮像し、
    前記第1のカメラによって撮像された第1の画像及び前記第2のカメラによって撮像された第2の画像から前記同一の被写体の像の間に生じる視差を算出し、
    前記算出された視差に基づき、前記第1のカメラで撮像された第3の画像と前記第2のカメラで撮像された第4の画像の視差を補正する多眼電子カメラの視差補正方法。
  11. 前記第1のカメラは第1のレンズ及び第1の撮像面を有し、
    前記第2のカメラは第2のレンズ及び第2の撮像面を有し、
    前記被写体、前記第1のレンズ及び前記第2のレンズによって形成される第1の三角形と相似である前記第2のレンズと前記第2の撮像面上の2点から形成される第2の三角形を利用して前記視差を補正する
    ことを特徴とする請求項10記載の多眼電子カメラの視差補正方法。
  12. 前記第1の画像に第1の所定領域を設定し、
    前記第2の画像に前記第1の所定領域に対応する第2の所定領域を設定し、
    前記第1の所定領域から算出されるパラメータと前記第2の所定領域から算出されるパラメータから前記視差を算出し、
    算出された前記視差に基づき前記第3の画像と前記第4の画像の前記視差を補正する
    ことを特徴とする請求項10記載の多眼電子カメラの視差補正方法。
  13. 前記第3の画像に第3の所定領域を設定し、
    前記第4の画像に第3の所定領域に対応する第4の所定領域を設定し、
    算出された前記視差に基づき、前記第4の所定領域を移動させる
    ことを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項記載の多眼電子カメラの視差補正方法。
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