JP2008050146A - 用紙後処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置に接続される用紙後処理装置において、イニシャル動作時には用紙受け部材の基準位置あわせ動作を行うだけで、画像形成装置からの画像出力動作が開始されて初めて受け入れ用紙サイズ位置への用紙受け部材の移動が始まるために、画像形成装置は、後処理装置の用紙受け部材の移動完了まで後処理装置への用紙排出を行うことができずに、結果として画像出力完了までに時間がかかっていた。
【解決手段】 用紙後処理装置がイニシャル動作時に引き続いて所定の用紙サイズの受け入れ状態になるように用紙受け部材などを移動させる動作を行うことにより課題を解決した。
【選択図】図3

Description

画像形成装置に付属の用紙後処理装置において、イニシャル動作後に所定の用紙サイズに合わせた状態で待機する用紙後処理装置に関する。
画像形成装置の用紙処理装置においては、本体通電時または、後処理装置のドアの開き状態の検知時に後処理装置の用紙の幅および縦方向の基準位置合わせのための動作(これをイニシャル動作と呼ぶ)を行うが、従来イニシャル動作時に用紙のサイズを限定して待機させる制御のことを考慮して設計されることは少なかった。
特許文献1によれば、省エネモード時に用紙後処理装置の本体ドアが開閉された場合または、省エネモードから通常モードに移行したときに用紙後処理装置がイニシャル動作を実行するように構成されている。
特許文献2によれば、画像形成装置の排紙部より排出される画像形成済みの用紙に、ファイリング用のパンチ孔を開けるロータリータイプのパンチユニットを備えた用紙後処理装置において、前記パンチユニットを構成するポンチとダイスのホームポジションを検知するホームポジションセンサを備え、前記ポンチとダイスの非噛み合い回動範囲内で前記ポンチとダイスを回転させて、前記ポンチとダイスをホームポジションに位置させるための動作であるイニシャル動作を行うようにしている。
しかしながら、これら何れの先行技術も、用紙後処理装置の作業時間の短縮を考慮するものではない。
用紙後処理装置は、本体通電時や用紙後処理装置の開閉カバーの閉め動作時においてはイニシャル動作を行うだけであり、画像形成装置のスタートボタンの押下時に初めて内部の用紙保持部材が受け入れる用紙のサイズ位置に移動する。そのため画像形成装置は後処理装置の受け入れ体勢が整うまで待機しなければならず、作業終了まで時間がかかるという不都合があった。
特許第3635898号公報 特許第3482320号公報
解決しようとする問題点は、画像形成装置に接続されて用いられる用紙後処理装置において、用紙受け取り部の用紙保持部材が用紙受け入れ位置までの移動をイニシャル時に行わず、画像形成装置からの画像出力開始後に用紙受け取り部の用紙保持部材が用紙受け入れ位置までの移動を行うために、画像形成装置は後処理装置の受け入れ体勢が整うまで待機しなければならず、作業終了まで時間がかかる点である。
本発明の用紙後処理装置は、画像形成装置に接続されて画像形成された用紙の受け入れや整合やステイプル処理やパンチ処理や束排出のいずれかまたはそれらの複合等の後処理を行う用紙後処理装置において、前記用紙後処理装置に前記画像形成装置が接続されたことを検知することと前記用紙後処理装置に接続された前記画像形成装置の電源への通電を検知することと前記用紙後処理装置の開閉カバーが閉められたこととのいずれかを検知する検知部と前記用紙後処理装置内の用紙受け取り部の用紙保持部材を基準位置とするイニシャル動作と前記用紙受け取り部の用紙保持部材を所定の用紙サイズを受け入れる位置とする待機動作とが可能な駆動部と前記検知部の検知に基づき前記用紙保持部材の前記イニシャル動作を行い、引き続いて前記待機動作を行わせるように前記駆動部を制御する制御部とを有することを最も主要な特徴とする。
本発明の用紙後処理装置は、画像形成装置に接続されて画像形成された用紙の受け入れや整合やステイプル処理やパンチ処理や束排出のいずれかまたはそれらの複合等の後処理を行う用紙後処理装置において、前記用紙後処理装置に前記画像形成装置が接続されたことを検知することと前記用紙後処理装置に接続された前記画像形成装置の電源への通電を検知することと前記用紙後処理装置の開閉カバーが閉められたこととのいずれかを検知する検知部と前記用紙後処理装置内の用紙受け取り部の用紙保持部材を基準位置とするイニシャル動作と前記用紙受け取り部の用紙保持部材を所定の用紙サイズを受け入れる位置とする待機動作とが可能な駆動部と前記検知部の検知に基づき前記用紙保持部材の前記イニシャル動作を行い、引き続いて前記待機動作を行わせるように前記駆動部を制御する制御部とを有することを最も主要な特徴とするため、画像形成装置は後処理装置の用紙保持部材の用紙サイズ位置までの移動のために待機する必要が無くなり、画像形成装置及び後処理装置における作業終了までの時間が短縮可能となった。
画像形成装置に接続されて用いられる用紙後処理装置において、画像形成装置からの画像出力が開始されてから用紙受け取り部の用紙保持部材が用紙受け入れ位置までの移動を行うために、その移動動作完了まで画像形成装置は用紙を後処理装置に送ることができずに待機しなければならず、画像出力作業終了まで時間がかかるという問題点を、イニシャル動作後に引き続き用紙受け取り部の用紙保持部材が用紙受け入れ位置へ移動する待機動作を行う制御方法をとることにより解決した。
[構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る用紙後処理装置20が、複写機10(画像形成装置)に接続された状態を示す正面断面視の説明図である。まず最初に、図1を基に、複写機10について説明する。複写機10(画像形成装置)は、箱形を呈した複写機本体11に原稿読取部12と、像形成部13と、給紙部14とが装着されることによって構成されている。原稿読取部12は、複写機本体11の上面側に設けられているのに対し、像形成部13は、複写機本体11内の略中央部に設けられているとともに、給紙部14は、複写機本体11内における像形成部13の下方位置に設けられている。
前記原稿読取部12は、光学的に読み取った原稿画像から画像データを生成するスキャナー等を有し、その上面に第1コンタクトガラス121と第2コンタクトガラス122とを備えている。第1コンタクトガラス121は、原稿抑え123を開いてマニュアル操作で原稿をセットするときに使用されるものであり、複写機本体11の上面中央部の略全面に設けられている。これに対し第2コンタクトガラス122は、原稿抑え123上に載置された複数枚の原稿を、自動的に順次読み取るときに使用されるものであり、原稿搬送機構124の駆動で第2コンタクトガラス122に接するようにして順次搬送される原稿から当該原稿の画像データが読み取られるようになっている。
前記原稿搬送機構124は、原稿載置部125と、搬入ローラ対等を備えた搬入駆動部126と、搬送ローラ対127と、排出ローラ対128と、排紙台129とを備え、原稿載置部125に載置された原稿を自動的に一枚ずつ第2コンタクトガラス122に接触させつつ搬送し、原稿の露光走査後に排紙台129に排出するようになっている。
前記給紙部14には、転写用の用紙Pが収納される挿脱自在の給紙カセット141と、手差し給紙部142とが設けられている。かかる給紙部14は、給紙カセット141から像形成部13へ用紙Pを搬送する第1搬送路143と、手差し給紙部142から像形成部13へ用紙Pを搬送する第2搬送路145とを備えている。また、各給紙カセット141および手差し給紙部142は、収納されている用紙Pを取り出すためのピックアップローラ146と、用紙Pを1枚ずつ搬送路に送り出す給紙ローラ対147とをそれぞれ備えている。
第1搬送路143には、各給紙カセット141からピックアップローラ146および給紙ローラ対147を介して給紙された用紙Pを搬送する搬送ローラ対148と、像形成部13の手前で搬送されてくる用紙Pを所定位置に待機させるためのレジストローラ対149とが設けられている。なお、第2搬送路145は、レジストローラ対149の上流側で第1搬送路143と合流している。
前記像形成部13は、回転可能な感光体ドラム130を有し、この感光体ドラム130の周囲に沿うように帯電部131aと、現像部131bと、クリーニング部132と、レーザ走査ユニット133と、転写ローラ134と、定着ローラ対135とが配設されている。
帯電部131aは、感光体ドラム130の表面を所定電位に均一に帯電させるものであり、レーザ走査ユニット133は、複写機制御部から送信された画像データに基づきレーザービームを感光体ドラム130の表面に照射し、感光体ドラム130表面に静電潜像を形成するものである。
また、現像部131bは、静電潜像にトナーを付着させて画像を顕在化させるものであり、転写ローラ134は、顕在化したトナー像を用紙Pに転写するものである。また、定着ローラ対135は、用紙Pに転写されたトナー像を定着させるものであり、クリーニング部132は、画像転写後に感光体ドラム130の表面に残留しているトナーを清掃除去して清浄化し、つぎの静電潜像形成に備えるものである。
そして、複写機本体11の上部には、用紙部136が設けられ定着ローラ対135から導出された用紙Pが用紙排出部136に排出される。前記定着ローラ対135の直下流側には排出分岐ガイド137が設けられ、この排出分岐ガイド137によって用紙Pの排出方向を前記用紙排出部136向けと排出ローラ対138を介して排紙口139から系外へ排出される系外向けの搬送路とのいずれかに切り換え得るようになっている。
前記系外向けの搬送路には、その下流端に前記排紙口139が設けられているとともに、前記排出ローラ対138は、排紙口139の直上流側に設けられ、側定着ローラ対135から搬送されてきた用紙Pは、排出ローラ対138の駆動で排紙口139を介して外部に排出されるようになっている。
また、複写機本体11の前面側の上部適所には、複写情報入力部101が設けられているとともに、この複写情報入力部101に隣接して後処理情報入力部102が設けられている。前記複写情報入力部101は、複写に関する情報を入力するためのものであり、所定のボタンやテンキーからの入力操作で原稿のサイズや、複写される用紙Pのサイズ、さらには複写枚数、拡大・縮小の倍率等を入力し得るようになっている。かかる複写情報入力部101からの入力情報に基づいて複写処理が実行される。
前記後処理情報入力部102は、複写機10で複写処理が実行された後の用紙Pに対して後処理を施すに際し、当該後処理に関する情報(条件)を入力するものであり、パンチング処理の有無、ステイプル処理の有無、ステイプル処理を行う場合のステイプル位置等が所定のキーボタン操作で入力されるようになっている。
また、これら複写情報入力部101および後処理情報入力部102の近傍には警報を含む各種の情報を表示出力する表示部103が設けられている。
そして、排紙口139から排紙された定着処理済の用紙Pは、本発明に係る用紙後処理装置20へ導入され、前記後処理情報入力部102からの後処理情報に基づいて所定の後処理が施されることになる。以下、用紙後処理装置20の概要について、図1および図2を基に説明する。
図2は、用紙後処理装置20の一実施形態を示す斜視図であり、中間トレイ41がメンテナンス等のために引き出された状態を示している。なお、図1および図2において、X−X方向を幅方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。(用紙の幅方向及び縦方向とは別)
図1および図2に示すように、後処理装置20は、複写機10から排紙口139を介して搬入された用紙Pに対しフィニッシング処理の一つであるパンチング処理を行うパンチ部30と、このパンチ部30の下流側に設けられ用紙束に対しステイプル処理を施すステイプル処理部40と、パンチング処理およびステイプル処理のいずれか一方または双方の施された用紙Pまたは用紙束を系外に排紙する排紙部50とがそれぞれ箱形を呈した装置本体21に装着されることによって形成されている。
前記装置本体21の複写機本体11に対する当接面には、複写機本体11の排紙口139と対向した用紙受入口22が設けられ、複写機10から排紙口139を介して排紙された定着処理済の用紙Pは、この用紙受入口22から用紙後処理装置20内に導入されるようになっている。
前記パンチ部30は、装置本体21内における用紙受入口22の直下流側に形成されている。かかるパンチ部30には、給紙された用紙Pの所定の位置に綴じ孔を穿孔する所定のパンチマシン31が設けられている。
前記ステイプル処理部40は、パンチマシン31の直下流側に設けられた搬入ローラ対201および搬送分岐ガイド202を介して搬送されてきた用紙Pを用紙束として一時的にストックする中間トレイ41(用紙受け取り部)を有している。パンチ部30から送り出された用紙Pは、搬送分岐ガイド202が当該用紙Pをステイプル処理部40へ向わせるように姿勢設定され状態で順次中間トレイ41上へ供給され、この中間トレイ41上で貯留されて用紙束になる。そして、ステイプル処理部40は、かかる用紙束に対して各種の態様でステイプル処理を施すようになっている。
前記排紙部50は、装置本体21に昇降可能に設けられたソート用排出トレイ51と、このソート用排出トレイ51の上方位置で装置本体21に固定されたノンソート用排出トレイ52と、前記ソート用排出トレイ51を昇降させる昇降機構53とを備えて構成されている。ソート用排出トレイ51へは、中間トレイ41でステイプル処理が施された用紙束が第1排出ローラ対203を介して排出されるようになっている。これに対し、ノンソート用排出トレイ52へは、パンチ部30を通過し搬送分岐ガイド202によってノンソート用排出トレイ52側に分岐された用紙Pが排出されるようになっている。したがって、ノンソート用排出トレイ52には、ステイプル処理の施された用紙束が排出されることはない。
なお、前記昇降機構53は、後処理装置制御部299からの制御信号に応じてソート用排出トレイ51上に排出された用紙束の上面が、第1排出ローラ対203からの用紙束の排出に適した高さレベルに位置するように、ソート用排出トレイ51の位置を昇降するものである。
次に、ステイプル処理部40について詳細に説明する。ステイプル処理部40は、前記装置本体21内に幅方向で斜めに配設された中間トレイ41(用紙受け取り部)と、この中間トレイ41の前方側に所定の間隔を置いて対向配設された蓋体42と、前記中間トレイ41に装着される搬送構造(排出手段)43および幅寄せ部材44(用紙保持部材)と、前記中間トレイ41および蓋体42のいずれか一方または双方に装着されるステイプラー45とを備えて構成されている。
前記中間トレイ41は、複写機10から給紙された用紙Pをステイプル処理のために一時貯留するものであり、図1に示すように、装置本体21内で上端部が前記第1排出ローラ対203と対向するとともに下端部が装置本体21の下部右方に位置するように斜めに配設され、搬入ローラ対201を介して導入された用紙Pは、中間トレイ41の右面に沿って収納されるようになっている。
また、中間トレイ41には、上下方向の中間位置より若干上方位置に前後方向一対のそれぞれ前後方向に延びる上部ガイド長孔413が穿設されているとともに、上下方向の中間位置より若干下方位置に前後方向一対のそれぞれ前後方向に延びる下部ガイド長孔414が穿設されている。これらのガイド長孔413,414は、前記幅寄せ部材44を前後方向に移動可能に装着するためのものである。
前記蓋体42は、当該蓋体42と面対向した中間トレイ41とでステイプル処理部40に導入された用紙Pを貯留する貯留空間を形成するためのものであり、搬入ローラ対201を介してステイプル処理部40へ導入される用紙Pは、この蓋体42内を通り、導入ローラ対421および回動案内部材422(図1)を介して中間トレイ41上に供給されるようになっている。
すなわち、蓋体42には、図1に示すように、上下方向で並設された複数の導入ローラ対421が設けられているとともに、各導入ローラ対421の左方のものには、その支軸回りに回動自在に回動案内部材422が軸支されているのである。
前記導入ローラ対421は、ステイプル処理部40へ導入された用紙Pを蓋体42に沿って搬送するものであり、前記回動案内部材422は、サイズの異なる用紙Pや、用紙Pの向きにより搬送方向に対して長さの異なる用紙Pを、それぞれの用紙Pのサイズや向きに応じて中間トレイ41の所定の位置へ搬入するためのものである。
かかる回動案内部材422は、導入ローラ対421(図1)の支軸回りに正逆回動することで、用紙Pを蓋体42に沿って直送する直送姿勢と、用紙Pを中間トレイ41へ案内する案内姿勢との間で姿勢変更可能になっており(図1では、全ての回動案内部材422が直送姿勢に姿勢設定された状態が示されている)、用紙Pのサイズ等に応じていずれかの回動案内部材422が案内姿勢に姿勢設定されることにより、用紙Pは、その回動案内部材422に案内されつつ中間トレイ41上の所定の位置に導入されることになる。
前記搬送構造43は、図2に示すように、中間トレイ41の上方切欠き部に装着される前後方向一対の上部プーリと、同下方切欠き部装着される前後方向一対の下部プーリと、これら各一対の上下のプーリ間に張設される前後方向一対の搬送ベルト433と、これら一対の搬送ベルト433間に架設される用紙受け部材434(用紙保持部材)とを備えて構成されている。
前記用紙受け部材434は、一対の搬送ベルト433間に架設固定されており、正面視でL字状を呈している。
用紙束が用紙受け部材434に支持された状態で搬送ベルトを駆動する図示しない搬送モータ(駆動部)が正逆駆動することによって搬送ベルト433(駆動部)が正逆周回し、これによって用紙受け部材434が中間トレイ41に沿って昇降することになる。
また、搬送モータ(駆動部)の連続駆動で搬送ベルト433(駆動部)を反時計方向へ周回させることにより、用紙受け部材434(用紙保持部材)が上昇を継続し、これによって用紙受け部材434に貯留されている用紙束をステイプル処理部40から第1排出ローラ対203を介してソート用排出トレイ51へ排出することができるようにもなっている。
前記幅寄せ部材44(用紙保持部材)は、中間トレイ41(用紙受け取り部)へ排紙された用紙Pに対し前後方向の整合を行う、いわゆる幅寄せ処理用のものであり、本実施形態においては、前記上部ガイド長孔413に案内されつつ前後方向に正逆移動する前後方向一対の上部幅寄せ部材44と、前記下部ガイド長孔414に案内されつつ前後方向に正逆移動する前後方向一対の下部幅寄せ部材44とからなっている。
かかる幅寄せ部材44は、図示しない回転駆動する幅寄せモータ(駆動部)によって移動する機構となっている。
幅寄せモータ(駆動部)の駆動を適正に後処理装置制御部299により制御することにより、中間トレイ41上に導入され用紙Pの幅寸法(図2における前後寸法)に応じて対向した一対の幅寄せ部材44間の隙間寸法を設定したり、一対の幅寄せ部材44間に用紙Pを保持した状態で、当該用紙Pの中間トレイ41上における前後位置を変更する、いわゆるシフト操作を行うことができる。
ステイプル処理は、中間トレイ41へ排紙された用紙Pに対し、用紙Pの上下方向の中間位置にステイプル処理を施す前後方向に向けて正逆移動可能な前後方向一対の中綴じ用ステイプラー45と、中間トレイ41上の用紙Pの下縁部にステイプル処理を施す前後方向に向けて正逆移動可能な前後方向一対の端綴じ用ステイプラー451とからなっており、指示されたステイプル処理に応じて上記中綴じ用ステイプラー45と端綴じ用ステイプラー451がステイプル処理を行う。
[イニシャル動作]
後処理装置20には、制御回路からなる後処理装置制御部299(制御部)が搭載されており、用紙保持部材の移動を行う駆動部を制御して、イニシャル動作及び用紙受け入れサイズへの制御を行う。
また、後処理装置20は、開閉カバー91の開閉状態を検知する開閉カバー開閉状態検知部93(検知部)と画像形成装置接続状態検知部95(検知部)を備えており、複写機10(画像形成装置)が後処理装置に接続されること及び通電されることを画像形成装置接続状態検知部95が検知し、また用紙後処理装置20の開閉カバー91が閉められたかどうかを開閉カバー開閉状態検知部93により検知する。そしてそれらを検知するとイニシャル動作を開始する。
イニシャル動作時には、中間トレイ41(用紙受け取り部)の幅寄せ部材44(用紙保持部材)と用紙受け部材434(用紙保持部材)の駆動部が用紙の最大位置まで移動して、基準位置あわせ動作を行う。
より具体的には、幅寄せ部材44(用紙の幅方向の用紙保持部材)は、上部ガイド長孔413と下部ガイド長孔413に沿って中間トレイ41の裏側に配置された図示されない駆動機構により用紙幅方向に移動して用紙幅方向の基準位置あわせ動作を行う。
また、用紙受け部材434(用紙の縦方向の用紙保持部材)は、搬送ベルト433に取り付けられており、中間トレイ41の裏側に配置された図示されない駆動機構が搬送ベルト433を駆動して用紙受け部材434を上下方向に移動して用紙縦方向の基準位置あわせ動作を行う。
基準位置あわせ動作(イニシャル動作)後に引き続いて待機動作を行う。幅寄せ部材44(用紙保持部材)と用紙受け部材434(用紙保持部材)が所定の用紙サイズ(例えばA4用紙ならA4用紙のサイズに合わせた幅と高さ)に合わせた位置に移動して待機する。
[フローチャート]
次に後処理装置制御部299(制御部)が行う制御動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
S1:後処理装置の検知部(開閉カバー開閉状態検知部93または画像形成装置接続状態検知部95)が、電源の通電、画像形成装置本体との接続、後処理装置開閉部の閉状態を検知する。
S2:前ステップ動作を検知すると駆動部がイニシャル動作を行う。その時、幅合わせ等、用紙サイズによって待ち受けが変わるものについて前回の後処理状況や予め設定された用紙サイズに合わせて、幅寄せ部材44及び用紙受け部材434を待ち受け位置へ移動させる。
例えば、S1のイニシャル動作の起動原因が発生する前に設定されていた用紙サイズに合わせるか、または、あらかじめの設定により定めたイニシャル動作後の待ち受け用紙サイズに合わせるか、または、その時に画像形成装置で設定されている用紙サイズに合わせて移動させる待機動作を行う。
S3:次に本体のスタートボタンが押されてコピー動作が開始する。
S4:この時に必要とされる用紙サイズを検知して、当初後処理装置に設定されているサイズであるかどうかを判断する。用紙サイズがあっていればS6に動作を移行する。合っていなければS5にそのまま搬送動作を開始する。
S5:受け入れ用紙サイズが出力されてくる用紙と違うサイズなので、画像形成装置から後処理装置に送られる用紙サイズに合わせて、用紙後処理装置内で幅寄せ部材44及び用紙受け部材434の位置移動を行う。
S6:コピー動作を行い、画像出力を行った後、後処理装置に用紙を搬送して所定の後処理を行う。
以上の一連のフローにより動作が終了する。
[実施例の効果]
本発明実施例により、イニシャル動作後に用紙後処理装置に設定された用紙受け入れサイズが、画像形成装置から出力しようとする用紙サイズと一致した際には、画像形成装置は、用紙後処理装置の用紙サイズ受け入れのための部材の移動動作を待つ必要が無いので、スタート動作からコピーが行われるまでの時間を大幅に短縮することができる。
イニシャル動作後に設定される用紙受け入れサイズについては、イニシャル動作の起動原因が発生する前に設定されていた用紙サイズに合わせるか、または、あらかじめの設定により定めたイニシャル動作後の待ち受け用紙サイズに合わせるか、または、その時に画像形成装置で設定されている用紙サイズに合わせることが可能なため、その利用方法に応じて最適な選択を行うことにより、画像形成装置が出力しようとする用紙サイズと待機状態の受け入れ用紙サイズが最も多く合致するように設定することが可能となった。
画像形成装置及び用紙後処理装置の断面概略図である(実施例1)。 後処理装置のドアを開けてステイプル処理部を引き出した状態での概略図である(実施例1)。 画像形成装置のイニシャル時から画像出力までの動作のフローチャートである(実施例1)。
符号の説明
10 複写機(画像形成装置)
11 複写機本体
12 原稿読取部
13 像形成部
14 給紙部
20 後処理装置(用紙後処理装置)
21 後処理装置本体
22 用紙受入口
30 パンチ部
31 パンチマシン
40 ステイプル処理部
41 中間トレイ(用紙受け取り部)
42 蓋体
44 幅寄せ機構(用紙保持部材)
45 中綴じ用ステイプラー
50 排紙部
51 ソート用排出トレイ
52 ノンソート用排出トレイ
53 昇降機構
91 開閉カバー
93 開閉カバー開閉状態検知部(検知部)
95 画像形成装置接続状態検知部(検知部)
101 複写情報入力部
102 後処理情報入力部
103 表示部
121 第1コンタクトガラス
122 第2コンタクトガラス
123 原稿抑え
124 原稿搬送機構
125 原稿載置部
126 搬入駆動部
127 搬送ローラ対
128 排出ローラ対
129 排紙台
131a 帯電部
131b 現像部
132 クリーニング部
133 レーザ走査ユニット
134 転写ローラ
135 定着ローラ対
136 用紙排出部
137 排出分岐ガイド
138 排出ローラ対
139 排紙口
141 給紙カセット
142 手差し給紙部
143 第1搬送路
145 第2搬送路
146 ピックアップローラ
147 給紙ローラ対
148 搬送ローラ対
149 レジストローラ対
201 搬入ローラ対
202 搬送分岐ガイド
203 第1排出ローラ対
204 第2排出ローラ対
299 後処理装置制御部(制御部)
413 上部ガイド長孔
414 下部ガイド長孔
421 導入ローラ対
422 回動案内部材
433 搬送ベルト
434 用紙受け部材(用紙保持部材)
451 端綴じ用ステイプラー
P 用紙

Claims (4)

  1. 画像形成装置に接続されて画像形成された用紙の受け入れや整合やステイプル処理やパンチ処理や束排出のいずれかまたはそれらの複合等の後処理を行う用紙後処理装置において、
    前記用紙後処理装置に前記画像形成装置が接続されたことを検知することと前記用紙後処理装置に接続された前記画像形成装置の電源への通電を検知することと前記用紙後処理装置の開閉カバーが閉められたこととのいずれかを検知する検知部と
    前記用紙後処理装置内の用紙受け取り部の用紙保持部材を基準位置とするイニシャル動作と前記用紙受け取り部の用紙保持部材を所定の用紙サイズを受け入れる位置とする待機動作とが可能な駆動部と
    前記検知部の検知に基づき前記用紙保持部材の前記イニシャル動作を行い、引き続いて前記待機動作を行わせるように前記駆動部を制御する制御部とを有する
    ことを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 請求項1の用紙後処理装置であって、
    前記駆動部は、前記所定の用紙サイズを受け入れる位置を前回処理を行った用紙サイズとする
    ことを特徴とする用紙後処理装置。
  3. 請求項1の用紙後処理装置であって、
    前記駆動部は、前記所定の用紙サイズを受け入れる位置をあらかじめ指定した用紙サイズとする
    ことを特徴とする用紙後処理装置。
  4. 請求項1の用紙後処理装置であって、
    前記駆動部は、前記所定の用紙サイズを受け入れる位置を前記画像形成装置に設定されている用紙サイズとする
    ことを特徴とする用紙後処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009265435A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2010271490A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Ricoh Co Ltd 画像形成システム

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