JP2008047690A - 半導体製造装置の不良回避方法とその装置および半導体製造装置の集中監視システム - Google Patents

半導体製造装置の不良回避方法とその装置および半導体製造装置の集中監視システム Download PDF

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文康 上村
Masaaki Shibai
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Abstract

【課題】加工処理中の装置の異常停止を回避し、製品不良を防ぐことができる半導体製造装置の不良回避方法を提供する。
【解決手段】通常の基板加工処理に実行される通常シーケンス、異常時に実行される非常シーケンスC、さらに異常時に即座に非常シーケンスに移行させないように働く回避シーケンスBを有する。排気トラップ閉塞のように、決められた異常パターンのときに回避シーケンスへと移行し、バイパス部の経路を開放する。加工処理中の動作を中断させず、正常終了させようとする。そのため、装置が異常停止することを回避し、製品不良を回避することができる。処理終了後、装置のメンテナンスを行うことにより、メンテナンス時期を最延長でき、ダウンタイムも最小化できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリコンウエーハ、ガラス基板等の加工処理を行う半導体製造装置の製造方法に関し、特に排気系統をもつ半導体装置の製造方法で不良を回避する方法に関する。
通常、真空下でガスを用いて加工処理を行う半導体製造装置では、反応室から排気配管を介し真空ポンプにより反応室を真空にしたり、排ガスの排除を行う。そして真空ポンプの後段に設置された排ガス処理装置により、その排ガスを無害化して排出するという形態がとられている。こうした半導体製造装置では、加工処理により反応室から反応生成物が発生するため、長期にわたり使用していると配管や真空ポンプに反応生成物が付着、堆積し、ひいては閉塞を来たす。そのため、配管の途中にトラップを設け、生成物を意図的に捕捉するという手段がとられている。そして、このトラップを交換することにより、排気系の保守を行っている。
反応生成物の堆積は、このトラップにおいても同様で、交換時期を誤ると閉塞し加工処理が中断され、加工処理中のウエーハは不良となり大きな損失を招くと同時に、装置の正常復旧に多大な時間ロスを余儀なくされる。また、デリバリにも影響を及ぼす。近年のデバイスの微細化の進展、大口径化の進行に伴い、ウエーハ製造コストは増大するばかりである。特に複数枚を一度に加工するバッチ処理装置の場合、その損失コストの膨大さは計り知れない。そのため、トラップの異常を事前に予知し、装置の異常停止を防止する技術が開発されている。
また、この現象は真空ポンプの後段に対しても同様で、真空ポンプと排ガス処理装置の間にトラップを設置、反応生成物を捕捉するとともに、異常を事前に予知する提案がなされている。
これら2例のほか、排気系統の異常を予知する方法は多数紹介されている。
以下、図6、図7を参照しながら、従来の異常予知の考え方について説明する。
図6はトラップの異常予防例であるが、トラップ前段後段に圧力検知部を設け、その圧力差を常時取得している。実際、圧力差は処理時間とともに推移し、図7のような軌跡となる。つまり、異常兆候が出始めた状態Aをあらかじめ知り、この時点を閾値として警報、表示を行い、保守を積極的に行うことで、装置の異常を予防することができる。
特開2005−108932号公報 特開平5−321835号公報
しかしながら、従来の技術は装置のトラブルが発生する前に、兆候を捕らえ未然に対処する、いわゆる予防保全型のものである。予防保全は時期の見極めが最適でないと、保全機会が増し装置の稼働に影響を及ぼす場合がある。装置はできる限り長く稼働させたいものである。
また、いくら予知・予防を行っていても、予期せぬ時期にトラブルが発生することもある。いざトラブルが発生してしまうと、加工処理中のウエーハは不良となり大きな損失を招くと同時に、装置の正常復旧に多大な時間ロスを余儀なくされるものである。
したがって、装置稼働においては異常を発生させないことが大前提であるが、それを除けばできるだけ長く、かつ手間をかけずに本来の能力を発揮し続けてもらうことが最良なのである。従来技術だけでは、保全時期を最長化することは実現できない。
前記課題を鑑みて、本発明は加工処理中の不良回避方法を提供し、保全時期を最長化することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明の第1の発明の半導体製造装置の不良回避方法は、真空加工処理装置、真空配管、排気トラップ、真空ポンプ、後段排気トラップ、排ガス処理装置を備えた半導体製造装置において、通常の基板加工処理に実行される通常シーケンス、異常時に実行される非常シーケンス、さらに異常時に即座に非常シーケンスに移行させないように働く回避シーケンスを有し、装置異常に伴う製品不良を回避することを特徴とする。
この構成によると通常シーケンスからは非常シーケンスまたは回避シーケンスに移行するが、全ての異常の場合に回避シーケンス移行されるものではなく、あらかじめ決められた箇所で、異常パターンが合致したときに移行されるものである。第1の不良回避方法によると、装置異常時に非常シーケンスが実行される前に、回避シーケンスに移行するので、装置が異常停止することを回避し、製品不良を回避することができる。
本発明の第2の発明の半導体製造装置は、真空加工処理装置、真空配管、排気トラップ、真空ポンプ、後段排気トラップ、排ガス処理装置を備えた半導体製造装置において、真空配管上に設置された排気トラップに併設するバイパス経路、もしくは真空ポンプ後段に設置された排気トラップに併設するバイパス経路、もしくは排ガス処理装置に併設するバイパス経路のいずれか、またはそれらのいずれかを組み合わせてなることを特徴とする。
この構成によると、排気トラップ、後段排気トラップ、排ガス処理装置のいずれか、または複数の併設バイパス経路が設けられているので、閉塞などの構成機器異常の時に異常箇所を迂回した経路を通るので装置異常停止を免れることができる。
本発明の第3の発明の半導体製造装置は、第2の発明において、前記真空配管上に設置された排気トラップの異常を検知する監視手段と、併設するバイパス経路への切り替える切替弁とを有し、監視手段が前記排気トラップの異常を検出して回避シーケンスに切り替えるよう構成したことを特徴とする。
この構成によると、排気トラップに監視機能を設け、状態が監視されており、正常状態と異常状態の判定基準が設定されているので、閉塞などの構成機器異常を検知することができる。そして、第1の発明の回避シーケンスが実行される時に切替弁によりバイパス経路に切り替えられるので、必要時のみバイパス経路を使用する判別ができる。
本発明の第4の発明の半導体製造装置は、第2の発明において、前記真空ポンプ後段に設置された排気トラップの異常を検知する監視手段と、併設するバイパス経路への切り替える切替弁とを有し、監視手段が前記排気トラップの異常を検出して回避シーケンスに切り替えるよう構成したことを特徴とする。
この構成によると、後段排気トラップに監視機能を設け、状態が監視されており、正常状態と異常状態の判定基準が設定されているので、閉塞などの構成機器異常を検知することができる。そして、第1の発明の回避シーケンスが実行される時に切替弁によりバイパス経路に切り替えられるので、必要時のみバイパス経路を使用する判別ができる。
本発明の第5の発明の半導体製造装置は、第2の発明において、前記排ガス処理装置の異常を検知する監視手段と、前記排ガス処理装置と併設するバイパス経路への切り替えをする切替弁とを有し、監視手段が排ガス処理装置の異常を検出して前記切替弁回避シーケンスに切り替えるよう構成したことを特徴とする。
この構成によると、排ガス処理装置の制御機能で状態が監視されており、正常状態と異常状態の判定がなされ、その通信機能を利用し、圧力異常、温度異常などの機器異常を検知することができる。そして、回避シーケンスが実行される時に切替弁によりバイパス経路に切り替えられるので、必要時のみバイパス経路を使用する判別ができる。
本発明の第6の発明の集中監視システムは、異常回避機能を備えた複数の半導体製造装置より稼働状況、バイパス切り替わり状況の情報を収集し、一括表示することを特徴とする。
この構成によると、各設備が通常運転しているか回避シーケンスに移行しているかが一目で把握でき、処理中にメンテナンスの準備をすることができるので、処理終了後に素早くメンテナンスに入ることができる。
本発明に係る半導体製造装置の不良回避方法とその装置および半導体製造装置の集中監視システムによると、装置異常時に非常シーケンスが実行される前に、回避シーケンスに移行するので、従来技術ではやむをえなかった装置の異常停止を回避し、製品不良を未然に防ぐことができる。
また、予防保全ではなく、できるだけ長く装置を稼働させているので、メンテナンス時期を最延長できる。そして、事前にメンテナンスが必要となったことがわかるので、処理中にメンテナンスの準備をすることができ、処理終了と同時に素早くメンテナンスに入ることができる、ひいてはダウンタイムを最小化しうる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る半導体製造装置の異常回避方法について、図面を参照しながら説明する。
図1は加工処理のフロー概念を、図2は第1のバッチ式半導体製造装置の概略を示す。
なお、ウエーハ2の搬入、搬出ならびに温度の調節は本題に大きくかかわらないので、説明を省略する。
反応室1は排気配管(この位置では真空配管と呼ぶことできる)4を経由して真空ポンプ10に接続される。排気配管4の途中には圧力制御部5、圧力検知部6、トラップ7が接続されている。トラップ7の前段には切替弁9aが設けられ、トラップ7の後段には切替弁9cが設けられている。トラップ7と並列にバイパス部8が設置されている。バイパス部8には、切替弁9aと連動した切替弁9bと、切替弁9cと連動した切替弁9dが設けられている。なお、連動した切替弁9a,9bは、一方が「開」の場合には他方は「閉」である。連動した切替弁9c,9dは、一方が「開」の場合には他方は「閉」である。
図中の切替弁9a,9b,9c,9dの色は、白が「開」、黒が「閉」を表しており、通常はバイパス部8の経路は閉鎖されている。
また、反応室1の後段に圧力検知部6a、トラップ7の後段に圧力検知部6bを備えている。反応室1の所定位置にウエーハ2が運び込まれた後、図1の中央のフローに沿って処理が実行される。
まず、ステップS1では、反応室1は真空ポンプ10により真空引きされた後、圧力制御部5のバルブ開度を調整することにより所定の圧力に保たれる。反応室1の圧力調整は圧力検知部6aを基に行われる。
圧力調整が終了すると、ステップS2において、ガス導入部3より流量制御されたガスが導入され、ステップS3において加工処理が開始される。
反応室1より排出された未反応ガスおよび反応生成物は排気配管4を介して排除されるが、排気配管4は反応室1からトラップ7までの間が高温に保たれ、トラップ7で冷却することにより排ガスを結晶化し捕捉していく。その後、真空ポンプ10より排出された排ガスは、排ガス処理装置11により無害化され排出される。
さて、この実施形態において、トラップ7が閉塞して異常となった場合を説明する。
トラップの異常を検知する監視手段としての圧力検知部6は、トラップ7と圧力制御部5の間に設置され、トラップ7の捕捉進行による圧力の異常を検知するためのものである。捕捉が進行して圧力検知部6の値が変化してきても、反応室1は圧力制御部5によって一定圧力を維持する。すなわち、圧力制御部5は容量抵抗を下げようとし、バルブ開度を広げようとする。さらに捕捉が進行すると圧力制御部5のバルブは全開にも関わらず、真空度が悪化する事態に至る。
例えば、40Paで膜形成しようとした場合で、圧力検知部6の閾値を膜形成に影響を与える40+3Paとしたなら、ステップS4の圧力判定では、43Paに達した時点で、かつ圧力6a=圧力6>圧力6bの関係が成り立つ時、トラップ7の異常とみなし、ステップS5〜ステップS7で構成される回避シーケンスBへと移行する。
ここでステップS5では、切替弁9a,9b,9c,9dを切り換えてトラップ7を閉じてバイパス部8を開く。すなわち、前記の圧力異常を検知すると切替弁9の開閉状態を反転させて、バイパス部8の経路を開放する。これら一連の動作は数百msecの内に実行されるので反応室1の圧力状態には影響を与えることなく、処理が続行される。
ステップS6は、処理を続行する。ステップS7では、正常に処理を終了した後、装置のメンテナンスを行う。具体的には、処理の終了後にステップS4で検出した圧力異常のトラップ7を交換する。
もし、ステップS4において前記の関係式が成り立たなければトラップ7の閉塞ではなく、他要因の異常と想定できるので、回避シーケンBには移行しない。この場合には、非常シーケンスCに移行する。なぜなら、回避シーケンスBに移行しても、異常は免れないからである。
そして、以上述べた圧力調整、ガス導入、圧力監視、バイパス切り替えの判断、各シーケンスの実行は制御装置12により司られる。この回避シーケンスBは、加工処理中の動作を中断させず、正常終了させようとするものである。従来なら、異常時に即座に非常シーケンスに移行していたので、製品不良となってしまっていたが、この回避シーケンスBにより製品不良を回避することができる。
なお、本実施形態において、バイパス部8に捕捉機能を付加し、トラップ7を並列に配置することも可能であるが、製品不良を回避するという本質上の大意はなく、コスト、スペースを考慮して選択すればよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る半導体製造装置の異常回避方法について、図面を参照しながら説明する。第1の実施形態と重複するところは説明を省略する。
図3は真空ポンプ10以降に後段排気トラップ107、それと並列にバイパス部108、監視手段として後段排気トラップ(以降では単にトラップと表記)107の温度を測定する温度検知部106を設けたものである。具体的には、トラップ107の前段には切替弁109aが設けられ、トラップ107の後段には切替弁109cが設けられている。トラップ107と並列にバイパス部108が設置されている。バイパス部108には、切替弁109aと連動した切替弁109bと、切替弁109cと連動した切替弁109dが設けられている。なお、連動した切替弁109a,109bは、一方が「開」の場合には他方は「閉」である。連動した切替弁109c,109dは、一方が「開」の場合には他方は「閉」である。図中の切替弁109a,109b,109c,109dの色は、白が「開」、黒が「閉」を表しており、通常はバイパス部8の経路は閉鎖されている。
異常検知の方法は温度監視でなくても、第1の実施形態同様、圧力監視でも良いが、今回はなだらかな挙動を見ることができる温度監視を用いている。
第2の実施形態において、トラップ107が閉塞し異常となった場合を説明する。
トラップ107の捕捉進行に伴って、温度検知部106の温度が上昇していく。さらに捕捉が進行すると、温度の上昇は激しくなり、完全閉塞時には急上昇する。例えば、正常時150℃で排気していた場合で、温度検知部106の閾値を150+10℃としたなら、160℃に達した時点でトラップ107の異常とみなし、回避シーケンスへと移行する。
回避シーケンスは、前記の温度異常を検知すると切替弁109a,109b,109c,109dの開閉状態を反転させて、バイパス部108の経路を開放する。回避シーケンス実行中、温度検知部106の指示値は無視され、処理が続行される。そして、正常に処理を終了した後、装置のメンテナンスを行う。
以上述べた温度監視、バイパス切り替えの判断、各シーケンスの実行も制御装置12により司られる。この回避シーケンスは、加工処理中の動作を中断させず、正常終了させようとするものであるから、真空ポンプ10の停止前に実行されなければならない。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る半導体製造装置の異常回避方法について、図面を参照しながら説明する。第1,第2の実施形態と重複するところは説明を省略する。
図4では、反応室1と真空ポンプ10と排ガス処理装置11を有する第1の半導体製造装置と、反応室201と真空ポンプ210と排ガス処理装置211を有する第2の半導体製造装置を有している。真空ポンプ10と排ガス処理装置11の間には切替弁209aが設けられている。第1の半導体製造装置の圧力調整、ガス導入、圧力監視、切替弁の切り替えの判断、各シーケンスの実行は制御装置12により司られている。真空ポンプ210と排ガス処理装置211の間には切替弁209bが設けられている。第2の半導体製造装置の圧力調整、ガス導入、圧力監視、切替弁の切り替えの判断、各シーケンスの実行は制御装置212により司られている。
さらに、排ガス処理装置11と並列にバイパス部208を設けたものである。バイパス部208には切替弁209cが設けられており、この切替弁209cは制御装置12または制御装置212によって切り換えられる。
ここで、第1の半導体製造装置から見た場合、バイパス部208によるバイパスの行き先は、別装置としての第2の半導体製造装置で使用している排ガス処理装置211である。反応室201から真空ポンプ210によって真空引き、排気された排ガスは排ガス処理装置211で処理、無害化される。通常、排ガス処理装置11および排ガス処理装置211はそれぞれ1台分の排ガスを処理しているが、2台分の処理能力を備えている。
この第3の実施形態では別途異常を検知するものは設けられていない。排ガス処理装置11および211の圧力異常、温度異常など既設の重故障が異常の対象となる。例えば、排ガス処理装置11で異常が発生し処理を継続できなくなった場合は、回避シーケンスが実行され、切替弁209a,209b,209cの開閉状態を一部反転させて、バイパス部208の経路を開放する。回避シーケンス実行中は、排ガス処理装置211が2台分の排ガス処理を賄う。そして、正常に処理を終了した後、装置のメンテナンスを行う。以上述べた排ガス処理装置状況の監視、バイパス切り替えの判断、各シーケンスの実行も制御装置12により司られる。
以上の3つの実施形態は不具合部分が特定できていて、その部分さえ回避できればウエーハ加工処理を継続できるという視点に基づいている。従来の発明とは異なり、最大限装置を稼働させようとするものである。
また、第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態はそれぞれ単独で記述したが、いずれかを組み合わせて制御することも可能である。
(第4の実施形態)
第4の実施形態に係る半導体製造装置の集中監視システムについて、図面を参照しながら説明する。
図5は反応室1、反応室201・・・を各々司る制御装置12、制御装置212・・・から正常運転中か回避シーケンス実行中かの情報、例えば、各半導体製造装置の稼働状況、バイパス切り替わり状況などを収集し集中監視盤313に一括表示、通知するものである。
これにより管理者はメンテナンスの時期にきていることを確認できる。そして、処理中にメンテナンスの準備をすることができ、処理終了と同時に素早くメンテナンスに入ることができる、ひいてはダウンタイムを最小化しうる。
本発明に係る半導体製造装置の不良回避方法とその装置および半導体製造装置の集中監視システムは、製品不良を未然に防ぐことに有用である。ますます増大するウエーハ製造コストを少しでも抑制する効果が期待できる。また、メンテナンス時期を最延長すること、ダウンタイムを最小化することにもつながり、巨額な装置を存分に活用することができる。
本発明の半導体製造装置の加工処理のフロー概念図 本発明の第1の実施形態の半導体製造装置の異常回避方法を示す概略構成図 本発明の第2の実施形態の半導体製造装置の異常回避方法を示す概略構成図 本発明の第3の実施形態の半導体製造装置の異常回避方法を示す概略構成図 本発明の第4の実施形態の集中監視システムを示す概略図 従来の半導体製造装置の加工処理のフロー概念図 従来の閾値の設定概念図
符号の説明
1,201 反応室
2 ウエーハ
3 ガス供給部
4,204 排気配管
5 圧力制御部
6,6a,6b 圧力検知部(監視手段)
7,107 トラップ
8,108,208 バイパス部
9a,9b,9c,9d 切替弁
109a,109b,109c,109d 切替弁
209a,209b,209c 切替弁
10,210 真空ポンプ
11,211 排ガス処理装置
12,212 制御装置
13 集中監視盤
106 温度検知部(監視手段)

Claims (6)

  1. 真空加工処理装置、真空配管、排気トラップ、真空ポンプ、後段排気トラップ、排ガス処理装置を備えた半導体製造装置において、
    通常の基板加工処理に実行される通常シーケンス、異常時に実行される非常シーケンス、さらに異常時に即座に非常シーケンスに移行させないように働く回避シーケンスを有し、装置異常に伴う製品不良を回避する
    半導体製造装置の不良回避方法。
  2. 真空加工処理装置、真空配管、排気トラップ、真空ポンプ、後段排気トラップ、排ガス処理装置を備えた半導体製造装置において、
    真空配管上に設置された排気トラップに併設するバイパス経路、もしくは真空ポンプ後段に設置された排気トラップに併設するバイパス経路、もしくは排ガス処理装置に併設するバイパス経路のいずれか、またはそれらのいずれかを組み合わせてなる
    半導体製造装置。
  3. 前記真空配管上に設置された排気トラップの異常を検知する監視手段と、
    併設するバイパス経路への切り替える切替弁と
    を有し、監視手段が前記排気トラップの異常を検出して回避シーケンスに切り替えるよう構成した
    請求項2記載の半導体製造装置。
  4. 前記真空ポンプ後段に設置された排気トラップの異常を検知する監視手段と、
    併設するバイパス経路への切り替える切替弁と
    を有し、監視手段が前記排気トラップの異常を検出して回避シーケンスに切り替えるよう構成した
    請求項2記載の半導体製造装置。
  5. 前記排ガス処理装置の異常を検知する監視手段と、
    前記排ガス処理装置と併設するバイパス経路への切り替えをする切替弁と
    を有し、監視手段が排ガス処理装置の異常を検出して前記切替弁回避シーケンスに切り替えるよう構成した
    請求項2記載の半導体製造装置。
  6. 請求項3,請求項4,請求項5の何れかに記載の半導体製造装置を複数有し、各半導体製造装置の稼働状況、バイパス切り替わり状況収集して一括表示するよう構成した
    半導体製造装置の集中監視システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013133194A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Daifuku Co Ltd 物品保管設備

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