JP2008047232A - 情報再生記録装置 - Google Patents

情報再生記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008047232A
JP2008047232A JP2006222791A JP2006222791A JP2008047232A JP 2008047232 A JP2008047232 A JP 2008047232A JP 2006222791 A JP2006222791 A JP 2006222791A JP 2006222791 A JP2006222791 A JP 2006222791A JP 2008047232 A JP2008047232 A JP 2008047232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
recording
statistical information
tracking servo
tracking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006222791A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryusuke Noda
龍介 野田
Tetsuya Shihara
哲也 紫原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2006222791A priority Critical patent/JP2008047232A/ja
Priority to US11/893,358 priority patent/US7848187B2/en
Priority to EP07016219A priority patent/EP1890287A1/en
Priority to CN2007101416476A priority patent/CN101369430B/zh
Publication of JP2008047232A publication Critical patent/JP2008047232A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
    • G11B7/08517Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head with tracking pull-in only
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0945Methods for initialising servos, start-up sequences

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

【課題】情報記録媒体のローディング時にトラッキングサーボを短時間で正常に実行することが可能な情報再生記録装置を提供する。
【解決手段】ランドとグルーブのいずれかのトラックを選択して情報を記録可能なBD(Blu−ray Disc)−Rのローディング中において、該BD−Rに対してトラッキングサーボ処理を実行する際に、ランドとグルーブのいずれのトラックに情報を記録したBD−Rが多いのかにつき統計を取った結果を示す統計情報に基づいて、ランドまたはグルーブを追跡するのに応じたトラッキングエラー信号の極性を仮決定し、該極性のトラッキングエラー信号に基づいて、光ピックアップを駆動して、トラッキングサーボを実行する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ランドとグルーブのいずれかのトラックを選択して情報を記録可能な追記型の情報記録媒体に対して、情報の再生または記録を行う情報再生記録装置に関するものである。
20GB以上の容量を持つ情報記録媒体として、例えばブルーレイディスク(Blu−ray Disc;登録商標)がある。ブルーレイディスクには、再生専用のBD(Blu−ray Disc)−ROM、追記型のBD−R、および書き換え型のBD−REがある。このうち、BD−Rは、基板上の記録層に設けられたランドとグルーブのいずれかのトラックを選択して情報を記録することが可能である。
情報記録媒体として一般的な光ディスクに対して、情報の再生や記録を行う情報再生記録装置には、光ピックアップが備わっている。光ピックアップは、例えば半導体レーザ素子から発射したレーザ光を対物レンズで集光して光ディスクに照射し、光ディスクで反射された光を受光素子で受光して、光ディスクに記録された情報を読み出す。この際、情報を正確に読み出すために、光ピックアップがレーザ光を照射して光ディスク上に形成した光スポットで、情報の記録された光ディスクのトラックを追跡するトラッキングサーボという自動制御が行われる。トラッキングサーボは、トラッキングエラー信号に基づいて光ピックアップを駆動することにより行われる。トラッキングエラー信号は、受光素子の複数に分割された受光部で受光した光を、電気信号に変換処理して、該電気信号を演算処理することにより検出される。この検出方法として、3ビーム法、プッシュプル法、差動プッシュプル法、位相差法等が実用化されている。
トラッキングエラー信号は、中心を基準として左右の極性が互いに逆の波形をしている。トラッキングエラー信号の極性は、情報再生記録装置で決定され、光ピックアップの仕様や光ディスクのトラックの形状等によって変わる。例えば、プッシュプル法または差動プッシュプル法でトラッキングエラー信号を検出して、光ピックアップでBD−Rの凹型のトラックであるグルーブを追跡する場合は、光スポットが内周側へずれたときに、トラッキングエラー信号が振れる側をプラスとし、光スポットが外周側へずれたときに、トラッキングエラー信号が振れる側をマイナスとする。また、同一方法でトラッキングエラー信号を検出して、光ピックアップでBD−Rの凸型のトラックであるランドを追跡する場合は、光スポットが内周側へずれたときに、トラッキングエラー信号が振れる側をマイナスとし、光スポットが外周側へずれたときに、トラッキングエラー信号が振れる側をプラスとする。つまり、プッシュプル法や差動プッシュプル法では、BD−Rのランドとグルーブとでトラッキングエラー信号の極性が逆になる。
トラッキングサーボは、上記のように決定されたトラッキングエラー信号の極性に従って実行される。このため、追跡するトラックに応ずるようにトラッキングエラー信号の極性が正しく設定されていなければ、トラッキングエラー信号の振れ方向から光スポットのずれ方向を判断して、該ずれを修正するように光ピックアップの駆動を制御しても、該振れ方向、ずれ方向、および制御方向は全て逆で間違っているので、該振れおよび該ずれを修正することができず、トラッキングサーボを正常に行えない。そこで、トラッキングサーボを実行する前に、トラッキングエラー信号の極性を正しく設定するために、BD−Rの記録層の最内周部(1mm程度)に設けられたPIC(Permanent Information and Control data)領域には、情報が記録されているトラック(ランドまたはグルーブ)を示す情報と、該トラックから情報を正確に読み出すためのトラッキングエラー信号の極性の情報等が記録されている。しかし、これらの情報をPIC領域から読み出すことは、BD−Rをローディングして、トラッキングサーボを正常に行えた後は容易であるが、トラッキングサーボを開始する前では光ピックアップを精度よく移動させることができず、非常に困難である。
一方、下記の特許文献1には、情報記録媒体からグルーブウォッブル信号を読み出して、該信号からランド記録型であるかグルーブ記録型であるかを判別することが開示されている。また、下記の特許文献2には、トラッキングエラー信号の所定期間の累積値等に基づいて、光スポットのランドまたはグルーブの横断を検出して、トラックジャンプ終了時の着地トラックの種類を判別することが開示されている。また、下記の特許文献3には、再生時のリトライ処理で、トラッキング目標位置をプラス側またはマイナス側へオフセットさせて再生が成功したときの回数をそれぞれ計数して統計的処理を行い、成功率に応じてトラッキング目標位置の最適オフセットをプラス側またはマイナス側へずらす学習処理が開示されている。さらに、下記の特許文献4には、トラッキング方向での対物レンズの位置を制御する際に、情報記録媒体に記録されているアドレス情報の取得を試み、アドレス情報が取得できなかった場合に、トラッキングエラー信号の極性を反転することが開示されている。また、対物レンズの位置制御プログラムを他の光ディスクやメモリカード等の記録媒体からまたはネットワークを介してフラッシュメモリにロードすることが開示されている。
特開2005−243229号公報 特開2002−358663号公報 特開2002−358673号公報 特開2004−318918号公報
BD−Rのような情報記録媒体に対してトラッキングサーボを開始する前では、光スポットの位置が不明なため、特許文献1のように情報記録媒体からグルーブウォッブル信号を読み出すことや、特許文献4のように情報記録媒体からアドレス情報を読み出すことは非常に困難である。また、トラッキングエラー信号の極性が正しく決定されていないので、特許文献2のように光スポットの位置しているトラックの種類を判別することや、特許文献3のような学習処理を行うことは非常に困難である。
本発明の課題とするところは、情報記録媒体のローディング時にトラッキングサーボを短時間で正常に実行することが可能な情報再生記録装置を提供することにある。
本発明は、記録層に設けられたランドとグルーブのいずれかのトラックを選択して情報を記録可能な追記型の情報記録媒体に対して、光ピックアップによりレーザ光を照射して、情報の再生および/または記録を行う情報再生記録装置において、情報記録媒体で反射されたレーザ光よりトラッキングエラー信号を検出する検出手段と、検出手段で検出されたトラッキングエラー信号に基づいて光ピックアップを駆動してトラッキングサーボを実行する制御手段と、ランドとグルーブのいずれのトラックに情報を記録した情報記録媒体が多いのかにつき統計を取った結果を示す統計情報を記録した記録手段とを備え、制御手段は、情報記録媒体のローディング時に、前記統計情報に基づいて、ランドまたはグルーブを追跡するのに応じたトラッキングエラー信号の極性を仮決定して、トラッキングサーボを実行する。
このようにすると、統計情報に基づいて、ランドとグルーブのいずれのトラックに情報を記録した情報記録媒体が多いのかを判断し、多い方のトラックを追跡するのに応じたトラッキングエラー信号の極性を仮決定して、トラッキングサーボを実行することができる。このため、トラッキングサーボの開始前にローディング中の情報記録媒体のタイプと光スポットの位置が不明であっても、ローディング中の情報記録媒体が統計情報で多いと示されたランド記録タイプまたはグルーブ記録タイプの情報記録媒体であり、かつ光スポットが統計情報で多いと示されたランドまたはグルーブに位置していれば、1回の試行で、トラッキングエラー信号の極性を追跡しようとしているランドまたはグルーブに応じるように正しく決定して、情報記録媒体のローディング時にトラッキングサーボを短時間で正常に実行することが可能となる。特に、ローディング中の情報記録媒体が統計情報で多いと示されたタイプの情報記録媒体である確率は高いので、何の根拠も無くトラッキングエラー信号の極性を決めてトラッキングサーボを実行するよりも、1回の試行で、トラッキングエラー信号の極性を正しく決定して、トラッキングサーボを正常に実行できる確率を高くすることが可能となる。また、ローディング中の情報記録媒体が統計情報で多いと示されたタイプの情報記録媒体でない場合や、光スポットが統計情報で多いと示されたトラックに位置していない場合には、1回目の試行で、トラッキングエラー信号の極性を正しく決定できず、トラッキングサーボを正常に実行できないが、2回目の試行で、トラッキングエラー信号の極性を1回目と変えることにより、追跡しようとしているランドまたはグルーブに応じるように極性を正しく決定して、トラッキングサーボを短時間で正常に実行することが可能となる。さらに、トラッキングサーボの開始前に、ローディング中の情報記録媒体の所定の領域から情報や信号を読み出して、該情報記録媒体のタイプと光スポットの位置を検出する必要がないので、トラッキングサーボの開始前およびローディング中に実行する処理が少なく簡単になり、トラッキングサーボおよびローディングにかかる時間の短縮化を図ることが可能となる。
また、本発明の一実施形態では、上記情報再生記録装置において、前記制御手段は、トラッキングサーボを正常に実行できなかった場合、トラッキングエラー信号の極性を反転して、トラッキングサーボを再実行する。
ローディング中の情報記録媒体が統計情報で多いと示されたタイプの情報記録媒体でない場合や、光スポットが統計情報で多いと示されたトラックに位置していない場合には、1回目の試行で、トラッキングエラー信号の極性を正しく決定できず、トラッキングサーボを正常に実行できないが、上記のように2回目の試行で、トラッキングエラー信号の極性を反転することにより、追跡しようとしているランドまたはグルーブに応じるように極性を確実に正しく決定して、トラッキングサーボを短時間で正常に実行することが可能となる。
また、本発明の一実施形態では、上記情報再生記録装置において、最新の前記統計情報を記録して管理する管理サーバから該統計情報を取得して、記録手段の前記統計情報を更新する取得更新手段を備える。また、最新の前記統計情報を記録して配布された情報記録媒体から該統計情報を読み取って、記録手段の前記統計情報を更新する読取更新手段を備える。
このようにすると、ローディング中の情報記録媒体が最新の統計情報で多いと示されたタイプの情報記録媒体である確率がより高くなるので、1回の試行で、トラッキングエラー信号の極性を正しく決定して、トラッキングサーボを短時間で正常に実行することがより高い確率で可能となる。
また、本発明の一実施形態では、上記情報再生記録装置において、トラッキングサーボを正常に実行できた情報記録媒体の情報記録トラックがランドとグルーブのいずれであるかを検知して、該検知結果を記録手段に随時記録することにより、当該情報再生記録装置に固有の前記統計情報を作成する作成手段を備える。
このようにすると、情報再生記録装置に固有の統計情報に基づいて、情報再生記録装置で多く取り扱った情報記録媒体のタイプを判断し、該タイプに応じたトラッキングエラー信号の極性を仮決定して、トラッキングサーボを実行することができる。このため、ローディング中の情報記録媒体が上記固有の統計情報で多いと示されたタイプの情報記録媒体である確率がより高くなるので、1回の試行で、トラッキングエラー信号の極性を正しく決定して、トラッキングサーボを短時間で正常に実行することがより高い確率で可能となる。
また、本発明の一実施形態では、上記情報再生記録装置において、ユーザ固有の識別情報を入力する入力手段と、該識別情報に基づいてユーザを識別する識別手段とを備え、前記作成手段は、前記固有の前記統計情報をユーザ毎に作成して記録手段に記録し、前記制御手段は、ユーザ毎に前記固有の前記統計情報に基づいて、トラッキングエラー信号の極性を仮決定して、トラッキングサーボを実行する。
このようにすると、情報再生記録装置を利用するユーザ毎に固有の統計情報に基づいて、ランドとグルーブのいずれのトラックに情報を記録した情報記録媒体を多く取り扱ったのかを判断し、多い方のトラックを追跡するのに応じたトラッキングエラー信号の極性を仮決定して、トラッキングサーボを実行することができる。このため、ローディング中の情報記録媒体がユーザ毎に固有の統計情報で多いと示されたタイプの情報記録媒体である確率がより高くなるので、1回の試行で、トラッキングエラー信号の極性を正しく決定して、トラッキングサーボを短時間で正常に実行することがより高い確率で可能となる。
さらに、本発明の典型的な実施形態では、記録層に設けられたランドとグルーブのいずれかのトラックを選択して情報を記録可能でかつ所定領域に特性情報を記録するBD(Blu−ray Disc)−Rに対して、光ピックアップによりレーザ光を照射して、情報の再生および/または記録を行う情報再生記録装置において、BD−Rで反射されたレーザ光よりトラッキングエラー信号を検出する検出手段と、検出手段で検出されたトラッキングエラー信号に基づいて光ピックアップを駆動してトラッキングサーボを実行する制御手段と、ランドとグルーブのいずれのトラックに情報を記録したBD−Rが多いのかにつき統計を取った結果を示す統計情報を記録した記録手段と、最新の前記統計情報を記録した管理サーバまたは情報記録媒体から該統計情報を取得して記録手段の前記統計情報を更新する更新手段と、当該情報再生記録装置に固有の前記統計情報を作成して記録手段に記録する作成手段とを備え、制御手段は、BD−Rのローディング時に、記録手段のいずれかの統計情報に基づいて、ランドまたはグルーブを追跡するのに応じたトラッキングエラー信号の極性を仮決定して、トラッキングサーボを実行し、該トラッキングサーボを正常に実行できなければ、トラッキングエラー信号の極性を反転して、トラッキングサーボを再実行し、該トラッキングサーボを正常に実行できれば、光ピックアップにより前記特性情報を読み取り、作成手段は、トラッキングサーボを正常に実行できたBD−Rの情報記録トラックがランドとグルーブのいずれであるかを検知して、該検知結果を記録手段に随時記録することにより、前記固有の統計情報を作成する。
このようにすると、統計情報に基づいて、ランドとグルーブのいずれのトラックに情報を記録したBD−Rが多いのかを判断し、多い方のトラックを追跡するのに応じたトラッキングエラー信号の極性を仮決定して、トラッキングサーボを実行することができる。このため、トラッキングサーボの開始前にローディング中のBD−Rのタイプと光スポットの位置が不明であっても、ローディング中のBD−Rが統計情報で多いと示されたランド記録タイプまたはグルーブ記録タイプのBD−Rであり、かつ光スポットが統計情報で多いと示されたランドまたはグルーブに位置していれば、1回の試行で、トラッキングエラー信号の極性を追跡しようとしているランドまたはグルーブに応じるように正しく決定して、BD−Rのローディング時にトラッキングサーボを短時間で正常に実行することが可能となる。特に、ローディング中のBD−Rが統計情報で多いと示されたタイプのBD−Rである確率は高いので、何の根拠も無くトラッキングエラー信号の極性を決めてトラッキングサーボを実行するよりも、1回の試行で、トラッキングエラー信号の極性を正しく決定して、トラッキングサーボを正常に実行できる確率を高くすることが可能となる。また、ローディング中のBD−Rが統計情報で多いと示されたタイプのBD−Rでない場合や、光スポットが統計情報で多いと示されたトラックに位置していない場合には、1回目の試行で、トラッキングエラー信号の極性を正しく決定できず、トラッキングサーボを正常に実行できないが、2回目の試行で、トラッキングエラー信号の極性を反転することにより、追跡しようとしているランドまたはグルーブに応じるように極性を確実に正しく決定して、トラッキングサーボを短時間で正常に実行することが可能となる。また、トラッキングサーボの開始前に、ローディング中のBD−RのPIC領域やユーザデータ領域等から情報や信号を読み出して、該BD−Rのタイプと光スポットの位置を検出する必要がないので、トラッキングサーボの開始前およびローディング中に実行する処理が少なく簡単になり、トラッキングサーボおよびローディングにかかる時間の短縮化を図ることが可能となる。また、管理サーバまたは情報記録媒体から最新の統計情報を取得して、記録手段の統計情報を更新するので、ローディング中のBD−Rが最新の統計情報で多いと示されたタイプのBD−Rである確率がより高くなり、1回の試行で、トラッキングエラー信号の極性を正しく決定して、トラッキングサーボを短時間で正常に実行することがより高い確率で可能となる。さらに、情報再生記録装置に固有の統計情報を作成して記録手段に記録するので、該固有の統計情報に基づいて、情報再生記録装置で多く取り扱ったBD−Rのタイプを判断し、該タイプに応じたトラッキングエラー信号の極性を仮決定して、トラッキングサーボを実行することができる。このため、ローディング中のBD−Rが上記固有の統計情報で多いと示されたタイプのBD−Rである確率がより高くなるので、1回の試行で、トラッキングエラー信号の極性を正しく決定して、トラッキングサーボを短時間で正常に実行することがより高い確率で可能となる。
本発明によれば、統計情報に基づいて、ランドとグルーブのいずれに情報を記録した情報記録媒体が多いのかを判断し、多い方に応じたトラッキングエラー信号の極性を仮決定して、トラッキングサーボを実行することができるので、トラッキングエラー信号の極性を正しく決定して、情報記録媒体のローディング時にトラッキングサーボを短時間で正常に実行することが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係る情報再生記録装置10の電気ブロック図である。光ディスク1は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、またはBD(Blu−ray Disc)等から成る。光ピックアップ2は、半導体レーザ素子、対物レンズ、および受光素子等の光学系部品と、対物レンズまたは当該光ピックアップ自体を移動させるアクチュエータ等から成る。光ピックアップ2は、半導体レーザ素子から発射したレーザ光を対物レンズで集光して光ディスク1に照射し、光ディスク1で反射されたレーザ光を受光素子で受光して電気信号に変換して出力する。ピックアップ駆動回路3は、光ピックアップ2の半導体レーザ素子や受光素子等の電気部品を駆動させる。また、ピックアップ駆動回路3は、光ピックアップ2のアクチュエータを駆動して、光ピックアップ2を光ディスク1の径方向へ移動させる。
ディスクモータ4は、光ディスク1を回転させる。モータ駆動回路5は、ディスクモータ4を駆動させる。信号処理部6は、光ピックアップ2から出力される電気信号を演算処理して、フォーカシングエラー信号(以下「FE信号」という。)、トラッキングエラー信号(以下「TE信号」という。)、光ディスク2に記録された情報の再生信号(以下「RF信号」という。)、およびユーザデータ領域のアドレスを示すアドレス信号(以下「AD信号」という。)等を検出する。TE信号は、プッシュプル法または差動プッシュプル法で検出される。FE信号、RF信号、およびAD信号は、公知の検出方法で検出される。検出されたRF信号に基づく映像や音声の情報は、TV(テレビジョン受像機)等で再生されて出力される。信号処理部6は、TV等から送信される映像や音声の信号を、光ディスク1に記録できるように処理する。光ピックアップ2は、信号処理部6で処理された信号に基づいて、光ディスク1に情報を記録する。
サーボ回路7は、信号処理部6で検出されたFE信号またはTE信号に基づいて前記光ピックアップ2を駆動して、フォーカシングサーボまたはトラッキングサーボを行う。フォーカシングサーボは、光ピックアップ2のアクチュエータを駆動して、対物レンズを光ディスク1に対して垂直な方向へ微小往復移動させることにより、光ディスク1に照射した光スポットの焦点を光ディスク1の記録層に合わせる自動制御のことである。トラッキングサーボは、光ピックアップ2のアクチュエータを駆動して、対物レンズを光ディスク1の径方向へ微小往復移動させることにより、光スポットで光ディスク1の記録層に設けられたランドまたはグルーブのいずれかのトラックを追跡する自動制御のことである。
制御部8は、マイクロコンピュータから成り、各部を制御する。記憶部9は、不揮発性のメモリ等から成る。記憶部9には、ランドとグルーブのいずれのトラックに情報を記録したBD−Rが多いのかにつき統計を取った結果を示す統計情報11が記録されている。BD−Rは、記録層に設けられたランドとグルーブのいずれかのトラックを選択して情報を記録可能な追記型の情報記録媒体の一例である。操作部12は、情報再生記録装置10の本体に設けられた操作パネル、リモコン、およびユーザ識別情報入力部12aから成る。操作パネルとリモコンには、情報再生記録装置10を操作する各種のボタンやキーが設けられている。ユーザ識別情報入力部12aは、情報再生記録装置10を利用するユーザに該ユーザ固有の識別情報を入力させるためのものであり、該識別情報として識別コードを入力させるキーまたは指紋等の生体情報を入力させるバイオメトリクスリーダ等から成る。操作パネルまたはリモコンのキー等を、ユーザ識別情報入力部12aとして兼用してもよい。表示部13は、VFD(蛍光表示管)またはLED(発光ダイオード)等から成る。通信部14は、TV等の外部機器と接続する回路と、インターネット30(図3)等のネットワークと接続する回路とから成る。カードリーダ15は、メモリスティック(MEMORY STICK;登録商標)やSD(登録商標)カード等の小型のメモリカード19(図4)から情報を読み出す。
図2は、記憶部9に記録された統計情報11の一例を示す図である。統計情報11には、一般統計情報11aと、固有統計情報11b、11c、11d、・・・とがある。一般統計情報11aは、情報再生記録装置10のメーカまたはサービス会社で、世間一般を対象として、ランドとグルーブのいずれのトラックに情報を記録したBD−Rが多いのかにつき統計を取った結果を示している。情報再生記録装置10の製造段階で、一般統計情報11aは記憶部9に記録される。メーカまたはサービス会社には、図3および図4に示す管理サーバ20が設置されている。管理サーバ20は、最新の一般統計情報11aを記録して管理している。情報再生記録装置10のユーザによる使用時に、図3に示すようにインターネット30を介して情報再生記録装置10を管理サーバ20に接続すると、制御部8が通信部14により管理サーバ20から最新の一般統計情報11aをダウンロードして、記憶部9の一般統計情報11aに上書きして、一般統計情報11aを更新する。また、最新の一般統計情報11aは、図4に示すように管理サーバ20からメモリカード19や光ディスク1等の情報記録媒体にコピーされて配布される。このメモリカード19や光ディスク1が情報再生記録装置10の各装着部に装着されると、制御部8がカードリーダ15や光ピックアップ2等によりメモリカード19や光ディスク1から最新の一般統計情報11aを読み取って、記憶部9の一般統計情報11aに上書きして、一般統計情報11aを更新する。
図2の固有統計情報(全体)11bは、情報再生記録装置10で取り扱った全てのBD−Rを対象として、ランドとグルーブのいずれのトラックに情報を記録したBD−Rが多いのかにつき統計を取った結果を示している。固有統計情報(ユーザ1)11c、固有統計情報(ユーザ2)11d、・・・は、情報再生記録装置10で識別したユーザ毎に取り扱ったBD−Rを対象として、ランドとグルーブのいずれのトラックに情報を記録したBD−Rが多いのかにつき統計を取った結果を示している。ユーザ識別情報入力部12aにより入力されたユーザ固有の識別情報に基づいて、制御部8は情報再生記録装置10を利用しているユーザを識別する。そして、情報再生記録装置10に装着されたBD−Rに対してトラッキングサーボを正常に実行できると、制御部8は、該BD−Rの情報を記録したトラックがランドとグルーブのいずれであるかを検知して、該検知結果を記憶部9に一括してまたはユーザ毎に随時記録することにより、当該情報再生記録装置10に固有の固有統計情報(全体)11bまたはユーザ毎の固有統計情報11c、11d、・・・を作成し、随時更新する。
上記において、信号処理部6は、本発明における検出手段の一実施形態を構成する。制御部8は、本発明における制御手段、識別手段、更新手段、取得更新手段、読取更新手段、および作成手段の一実施形態を構成する。記憶部9は、本発明における記録手段の一実施形態を構成する。ユーザ識別情報入力部12aは、本発明における入力手段の一実施形態を構成する。
図5は、情報再生記録装置10で行われる光ディスク1のローディング処理の手順を示すフローチャートである。各ステップは、制御部8が実行する。情報再生記録装置10に光ディスク1が装着されると、制御部8は、ディスクモータ4を駆動して(ステップS1)、該光ディスク1を回転させる。次に、制御部8は、光ピックアップ2の半導体レーザ素子からレーザ光を発射させて(ステップS2)、該レーザ光を光ディスク1に照射し、光ディスク1で反射されたレーザ光を光ピックアップ2の受光素子で受光して、受光素子から出力される信号に基づいて、ディスク1の種類を判別する(ステップS3)。例えば、受光素子からの出力信号を信号処理部6で処理して、レーザ光の反射率または出力信号の振幅レベル等を検出し、該反射率または振幅レベル等の大きさから光ディスク1の種類を判別する。そして、制御部8は、光ディスク1の種類に応じて、フォーカシングサーボ処理とトラッキングサーボ処理を実行する(ステップS4およびS5)。
フォーカシングサーボ処理とトラッキングサーボ処理を正常に実行すると、制御部8は、論理情報を取得して(ステップS6)、ローディング処理を終了する。論理情報には、光ディスク1の所定の領域に記録されている光ディスク1の種類や容量等の仕様情報および情報を記録しているトラック名やTE信号の極性や最適な光反射率やレーザパワー等の特性情報と、フォーカシングサーボ処理およびトラッキングサーボ処理で検出した各部の最適調整値等の制御情報とが含まれている。このため、具体的には、ステップS6で制御部8は、光ディスク1の所定の領域から光ディスク1の仕様情報および特性情報を読み出して記憶し、かつ各部の制御情報を記憶する。そして、制御部8は、ローディング処理の終了後、そのように取得した論理情報に基づいて、光ディスク1に対する情報の再生処理や記録処理を実行する。
図6は、情報再生記録装置10で行われるBD−Rに対するトラッキングサーボ処理の手順を示すフローチャートである。各ステップは、制御部8が実行する。図5のステップ3で光ディスク1がBD−Rであると判別すると、制御部8は、ステップS5で図6のフローチャートに従ってBD−Rに対するトラッキングサーボ処理を実行する。先ず、制御部8は、記憶部9の統計情報11を読み込む(ステップS11)。このとき、固有統計情報11b、11c、11d、・・・の情報数が少ない場合、またはユーザが操作部12を操作して予め読み込み先を一般統計情報11aに指定している場合等には、制御部8は、一般統計情報11aを読み込む。また、固有統計情報(全体)11bの情報数がある程度沢山あって、他の固有統計情報(ユーザ)11c、11d、・・・の情報数が少ない場合や、固有統計情報(全体)11bの情報数がある程度沢山あって、ユーザを識別できていない場合や、予め読み込み先を固有統計情報(全体)11bに指定している場合等には、制御部8は、固有統計情報(全体)11bを読み込む。さらに、ユーザを既に識別できていて、該ユーザに対応する固有統計情報(ユーザ)11c、11d、・・・の情報数がある程度沢山ある場合等には、制御部8は、該固有統計情報(ユーザ)11c、11d、・・・を読み込む。
次に、制御部8は、読み込んだ統計情報11に基づいて、ランドとグルーブのいずれのトラックに情報を記録したBD−Rが多いのかを判断し、多い方のトラックを追跡するのに応じたTE信号の極性を仮決定する(ステップS12)。次に、制御部8は、上記のように多いと判断したランドまたはグルーブを追跡するための準備であるトラッキング設定および調整を行う(ステップS13)。具体的には、ステップS12で仮決定したTE信号の極性を信号処理部6に設定したり、レーザ光の照射パワー等の他のパラメータ値を調整したりする。トラッキング設定および調整を行うと、制御部8は、信号処理部6で検出されたTE信号に基づいて、光ピックアップ2を駆動して、トラッキングサーボを実行する(ステップS14)。
そして、制御部8は、TE信号に基づいて、トラッキングサーボを正常に実行できたか否かを判定する(ステップS15)。このとき、ローディング中のBD−Rが統計情報11で多いと示されたランド記録タイプまたはグルーブ記録タイプのBD−Rであり、かつ光スポットが統計情報11で多いと示されたランドまたはグルーブに当たって位置していれば、TE信号のバランスが良好に取れる、即ちTE信号の中心と基準GND(グランド)とのずれ量が許容範囲内に収まるので、制御部8は、トラッキングサーボを正常に実行できたと判断し(ステップS15:YES)、トラッキングサーボ処理を終了する。
対して、ローディング中のBD−Rが統計情報11で多いと示されたタイプのBD−Rでなかったり、光スポットが統計情報11で多いと示されたトラックに位置していなかったりすると、TE信号のバランスが良好に取れない、即ちTE信号の中心と基準GNDとのずれ量が許容範囲内に収まらないので、制御部8は、トラッキングサーボを正常に実行できなかったと判断し(ステップS15:NO)、TE信号の極性を反転する等のリトライ処理を実行する(ステップS16)。そして、制御部8は、リトライ処理の内容に基づいて、再度トラッキング設定および調整を行う(ステップS13)。さらに、制御部8は、極性を反転したTE信号に基づいて、トラッキングサーボを再実行して(ステップS14)、トラッキングサーボを正常に実行できたと判断すると(ステップS15:YES)、トラッキングサーボ処理を終了する。
この後、制御部8は、ローディング中のBD−RのPIC領域等から論理情報を取得して(図5のステップS6)、該論理情報に含まれる特性情報より、該BD−Rの種類、タイプ(ランドとグルーブのいずれに情報を記録しているかを示す情報)、TE信号の極性等を確定し、タイプについては記憶部9の固有統計情報11b、11c、11d、・・・に記録して、ローディング処理を終了する。そしてさらにその後、制御部8は、該論理情報に基づいて、光ディスク1に対する情報の再生処理および記録処理を実行する。
以上のようにすると、統計情報11に基づいて、ランドとグルーブのいずれのトラックに情報を記録したBD−Rが多いのかを判断し、多い方のトラックを追跡するのに応じたTE信号の極性を仮決定して、トラッキングサーボを実行することができる。このため、トラッキングサーボの開始前にローディング中のBD−Rのタイプと光スポットの位置が不明であっても、ローディング中のBD−Rが統計情報で多いと示されたランド記録タイプまたはグルーブ記録タイプのBD−Rであり、かつ光スポットが統計情報で多いと示されたランドまたはグルーブに位置していれば、1回の試行で、TE信号の極性を追跡しようとしているランドまたはグルーブに応じるように正しく決定して、BD−Rのローディング時にトラッキングサーボを短時間で正常に実行することが可能となる。特に、ローディング中のBD−Rが統計情報で多いと示されたタイプのBD−Rである確率は高いので、何の根拠も無くTE信号の極性を決めてトラッキングサーボを実行するよりも、1回の試行で、TE信号の極性を正しく決定して、トラッキングサーボを正常に実行できる確率を高くすることが可能となる。
また、ローディング中のBD−Rが統計情報で多いと示されたタイプのBD−Rでない場合や、光スポットが統計情報で多いと示されたトラックに位置していない場合には、1回目の試行で、TE信号の極性を正しく決定できず、トラッキングサーボを正常に実行できないが、2回目の試行で、TE信号の極性を反転することにより、追跡しようとしているランドまたはグルーブに応じるように極性を確実に正しく決定して、トラッキングサーボを短時間で正常に実行することが可能となる。
また、トラッキングサーボの開始前に、ローディング中のBD−RのPIC領域やユーザデータ領域等から情報や信号を読み出して、該BD−Rのタイプと光スポットの位置を検出する必要がないので、トラッキングサーボの開始前およびローディング中に実行する処理が少なく簡単になり、トラッキングサーボおよびローディングにかかる時間の短縮化を図ることが可能となる。
また、管理サーバ20または情報記録媒体1、19から最新の一般統計情報11aを取得して、記憶部9の一般統計情報11aを更新するので、ローディング中のBD−Rが最新の一般統計情報11aで多いと示されたタイプのBD−Rである確率がより高くなり、1回の試行で、TE信号の極性を正しく決定して、トラッキングサーボを短時間で正常に実行することがより高い確率で可能となる。
また、情報再生記録装置10に固有の統計情報11b、11c、11d、・・・を作成して記憶部9に記録するので、該固有統計情報11b、11c、11d、・・・に基づいて、情報再生記録装置10で多く取り扱ったBD−Rのタイプを判断し、該タイプに応じたTE信号の極性を仮決定して、トラッキングサーボを実行することができる。このため、ローディング中のBD−Rが情報再生記録装置10に頻繁に装着され、固有統計情報11b、11c、11d、・・・で多いと示されたタイプのBD−Rである確率がより高くなるので、1回の試行で、TE信号の極性を正しく決定して、トラッキングサーボを短時間で正常に実行することがより高い確率で可能となる。
さらに、情報再生記録装置10を利用するユーザ毎に固有の固有統計情報11c、11d、・・・に基づいて、ランドとグルーブのいずれのトラックに情報を記録したBD−Rを多く取り扱ったのかを判断し、多い方のトラックを追跡するのに応じたTE信号の極性を仮決定して、トラッキングサーボを実行することができる。このため、ローディング中のBD−Rがユーザ毎に固有の統計情報11c、11d、・・・で多いと示されたタイプのBD−Rである確率がより高くなるので、1回の試行で、TE信号の極性を正しく決定して、トラッキングサーボを短時間で正常に実行することがより高い確率で可能となる。
本発明は、以上の実施形態以外にも種々の形態を採用することができる。例えば、以上の実施形態では、統計情報11として、一般統計情報11a、全体の固有統計情報11b、ユーザ毎の固有統計情報11c、11d、・・・をそれぞれ記憶部9に記録しておいた例を挙げているが、本発明はこれのみに限定するものでは無く、これらのうちの少なくとも一つを記憶部9に記録しておいてもよい。
また、以上の実施形態では、TE信号のバランスが良好に取れたことにより、トラッキングサーボを正常に実行できたと判断した例を挙げているが、本発明はこれのみに限定するものでは無く、これ以外に、例えば信号処理部6で検出したRF信号のレベルが閾値を超えることや、信号処理部6でAD信号を検出できたこと等から、トラッキングサーボを正常に実行できたと判断するようにしてもよい。
さらに、以上の実施形態では、CD、DVD、BD等に対して情報の再生と記録が可能なマルチタイプの情報再生記録装置10に本発明を適用した例を挙げているが、本発明は、例えば複数種類の光ディスクの再生のみが可能な再生専用装置や、BD専用の再生記録装置等のような、他の情報再生記録装置にも適用することが可能である。
本発明の実施形態に係る情報再生記録装置の電気ブロック図である。 同装置に記録された統計情報の一例を示す図である。 同装置で最新の統計情報を取得するイメージ図である。 同装置で最新の統計情報を取得するイメージ図である。 同装置のローディング処理のフローチャートである。 同装置のBD−Rトラッキングサーボ処理のフローチャートである。
符号の説明
1 光ディスク
2 光ピックアップ
6 信号処理部
8 制御部
9 記憶部
10 情報再生記録装置
11 統計情報
11a 一般統計情報
11b 固有統計情報(全体)
11c、11d 固有統計情報(ユーザ)
12a ユーザ識別情報入力部
20 管理サーバ

Claims (7)

  1. 記録層に設けられたランドとグルーブのいずれかのトラックを選択して情報を記録可能でかつ所定領域に特性情報を記録するBD(Blu−ray Disc)−Rに対して、光ピックアップによりレーザ光を照射して、情報の再生および/または記録を行う情報再生記録装置において、
    前記BD−Rで反射されたレーザ光よりトラッキングエラー信号を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された前記トラッキングエラー信号に基づいて前記光ピックアップを駆動してトラッキングサーボを実行する制御手段と、
    前記ランドと前記グルーブのいずれのトラックに情報を記録した前記BD−Rが多いのかにつき統計を取った結果を示す統計情報を記録した記録手段と、
    最新の前記統計情報を記録した管理サーバまたは情報記録媒体から該統計情報を取得して前記記録手段の前記統計情報を更新する更新手段と、
    当該情報再生記録装置に固有の前記統計情報を作成して前記記録手段に記録する作成手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記BD−Rのローディング時に、前記記録手段のいずれかの前記統計情報に基づいて、前記ランドまたは前記グルーブを追跡するのに応じた前記トラッキングエラー信号の極性を仮決定して、前記トラッキングサーボを実行し、前記トラッキングサーボを正常に実行できなければ、前記トラッキングエラー信号の極性を反転して、前記トラッキングサーボを再実行し、前記トラッキングサーボを正常に実行できれば、前記光ピックアップにより前記特性情報を読み取り、
    前記作成手段は、前記トラッキングサーボを正常に実行できた前記BD−Rの情報記録トラックが前記ランドと前記グルーブのいずれであるかを検知して、該検知結果を前記記録手段に随時記録することにより、前記固有の統計情報を作成することを特徴とする情報再生記録装置。
  2. 記録層に設けられたランドとグルーブのいずれかのトラックを選択して情報を記録可能な追記型の情報記録媒体に対して、光ピックアップによりレーザ光を照射して、情報の再生および/または記録を行う情報再生記録装置において、
    前記情報記録媒体で反射されたレーザ光よりトラッキングエラー信号を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された前記トラッキングエラー信号に基づいて前記光ピックアップを駆動してトラッキングサーボを実行する制御手段と、
    前記ランドと前記グルーブのいずれのトラックに情報を記録した前記情報記録媒体が多いのかにつき統計を取った結果を示す統計情報を記録した記録手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記情報記録媒体のローディング時に、前記統計情報に基づいて、前記ランドまたは前記グルーブを追跡するのに応じた前記トラッキングエラー信号の極性を仮決定して、前記トラッキングサーボを実行することを特徴とする情報再生記録装置。
  3. 請求項2に記載の情報再生記録装置において、
    前記制御手段は、前記トラッキングサーボを正常に実行できなかった場合、前記トラッキングエラー信号の極性を反転して、前記トラッキングサーボを再実行することを特徴とする情報再生記録装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の情報再生記録装置において、
    最新の前記統計情報を記録して管理する管理サーバから該統計情報を取得して、前記記録手段の前記統計情報を更新する取得更新手段を備えたことを特徴とする情報再生記録装置。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の情報再生記録装置において、
    最新の前記統計情報を記録して配布された情報記録媒体から該統計情報を読み取って、前記記録手段の前記統計情報を更新する読取更新手段を備えたことを特徴とする情報再生記録装置。
  6. 請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の情報再生記録装置において、
    前記トラッキングサーボを正常に実行できた前記情報記録媒体の情報記録トラックが前記ランドと前記グルーブのいずれであるかを検知して、該検知結果を前記記録手段に随時記録することにより、当該情報再生記録装置に固有の前記統計情報を作成する作成手段を備えたことを特徴とする情報再生記録装置。
  7. 請求項6に記載の情報再生記録装置において、
    ユーザ固有の識別情報を入力する入力手段と、
    前記識別情報に基づいてユーザを識別する識別手段と、を備え、
    前記作成手段は、前記固有の前記統計情報をユーザ毎に作成して前記記録手段に記録し、
    前記制御手段は、ユーザ毎に前記固有の前記統計情報に基づいて、前記トラッキングエラー信号の極性を仮決定して、前記トラッキングサーボを実行することを特徴とする情報再生記録装置。
JP2006222791A 2006-08-17 2006-08-17 情報再生記録装置 Pending JP2008047232A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006222791A JP2008047232A (ja) 2006-08-17 2006-08-17 情報再生記録装置
US11/893,358 US7848187B2 (en) 2006-08-17 2007-08-15 Information reproducing/recording apparatus
EP07016219A EP1890287A1 (en) 2006-08-17 2007-08-17 Information reproducing / recording apparatus
CN2007101416476A CN101369430B (zh) 2006-08-17 2007-08-17 信息再现记录装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006222791A JP2008047232A (ja) 2006-08-17 2006-08-17 情報再生記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008047232A true JP2008047232A (ja) 2008-02-28

Family

ID=38670697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006222791A Pending JP2008047232A (ja) 2006-08-17 2006-08-17 情報再生記録装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7848187B2 (ja)
EP (1) EP1890287A1 (ja)
JP (1) JP2008047232A (ja)
CN (1) CN101369430B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101923866B (zh) * 2009-06-16 2012-09-05 建兴电子科技股份有限公司 光盘片的判断方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3092510B2 (ja) 1996-04-15 2000-09-25 三菱電機株式会社 光ディスク媒体及び光ディスク装置
KR100265237B1 (ko) * 1997-10-24 2000-09-15 윤종용 쉘로우/딥-그루브 방식 광디스크의 트래킹 방법 및 그 장치
JP2002358663A (ja) 2001-05-30 2002-12-13 Toshiba Corp 光ディスク装置及び光ディスクの記録再生方法
JP3883100B2 (ja) 2001-05-30 2007-02-21 富士通株式会社 トラッキング制御方法及び記憶装置
KR100716966B1 (ko) * 2002-11-04 2007-05-10 삼성전자주식회사 트랙킹 극성 정보가 기록된 광 디스크, 그 기록 장치 및기록 방법, 및 그 재생 장치 및 재생 방법
JP2004185096A (ja) 2002-11-29 2004-07-02 Toshiba Corp 記録再生装置及び記録再生方法
KR100546309B1 (ko) * 2002-12-28 2006-01-26 삼성전자주식회사 디브이디-램 디스크 드라이브에서의 자동 포즈 방법
JP4142972B2 (ja) 2003-02-25 2008-09-03 株式会社リコー 位置制御方法、プログラム及び記録媒体、位置制御装置、並びに光ディスク装置
EP1580658A1 (en) 2003-10-24 2005-09-28 Deutsche Thomson-Brandt GmbH Removable storage medium for audio-visual data
KR20050088015A (ko) 2004-02-28 2005-09-01 삼성전자주식회사 데이터의 기록 및/또는 재생 방법 및 장치
KR101200775B1 (ko) * 2004-08-10 2012-11-13 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 광 기록매체의 종류를 판정하는 드라이브와 방법

Also Published As

Publication number Publication date
US7848187B2 (en) 2010-12-07
CN101369430B (zh) 2011-03-30
CN101369430A (zh) 2009-02-18
EP1890287A1 (en) 2008-02-20
US20080056085A1 (en) 2008-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11213532A (ja) 光ディスク再生装置で種類検出のための固有のコードを有するディスク及びその種類検出方法
KR19980033269A (ko) 디스크에서 데이터 재생전에 디스크 종류를 결정하는 장치 및 방법
JP2008090902A (ja) 情報記録装置および情報記録方法
JP2008047232A (ja) 情報再生記録装置
CN1928995A (zh) 控制光盘设备的记录功率的方法
JP2007087487A (ja) 情報記録再生装置
JP2007265596A (ja) 情報記録再生装置
US6560170B2 (en) Track search control apparatus, track search control method, data recording apparatus, data reproduction apparatus and data recording medium
JP2005190591A (ja) 光ディスク装置及びその制御方法及び記録媒体
US7391683B2 (en) Apparatus and method for detecting tilt of disc
US8023371B2 (en) Optical drive and method for determining a reading and/or writing position
US7609600B2 (en) Optical disc recording/reproducing apparatus capable of recording data early
KR100738785B1 (ko) 광디스크 유형 판별 방법
JP2007012177A (ja) 光ディスク装置
JP3844248B2 (ja) 光ディスク装置
KR100833878B1 (ko) 멀티세션 디스크의 세션인식방법
KR100599389B1 (ko) 기록된 dvd-r/rw 디스크의 인식 성능 개선 방법
KR20070020860A (ko) 광 디스크 유형 판별장치 및 판별방법
JP2012243366A (ja) 光ディスク処理装置
JP2005056469A (ja) 光ディスクのシーク方法および光ディスク装置
JP2005302172A (ja) 光ディスク装置
JP2005116016A (ja) 光学的記憶装置、光記憶媒体の再生方法及び光記憶媒体の記録方法
JP2007059023A (ja) 情報記録再生装置
JP2010055661A (ja) 光ディスク、光ディスク装置及びコンピュータプログラム
JP2012014775A (ja) 記録再生装置、記録再生方法及びプログラム