JP2007059023A - 情報記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、簡易な方式で、ディスクの種類を判別し、記録及び/または再生動作にかかる時間を短縮させることが可能な情報記録再生装置を提供する。
【解決手段】 ディスクトレイ70において、予めディスクの種類に応じて対応付けられたトレイ位置DA〜DCを設ける。そして、移動バーによりトレイ位置DA〜DCのいずれかからチャッキング位置にまで光ディスクを搬送する搬送期間によりいずれのトレイ位置に載置された光ディスクであるかを判定する。これにより、制御部は、光ディスクをスピンドルモータにより回転させてデータの読み出しを実行しなくても、搬送期間によりその種類を判別することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えばCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクに対して、情報の記録及び/又は再生を行なう情報記録再生装置に関する。
従来から、CDやDVD等の同心円状又は渦巻状に情報記録トラックが形成された光ディスクに対し、光ピックアップと呼ばれる光ヘッドにより、情報の記録及び/又は再生を行なう情報記録再生装置がある。光ピックアップは、半導体レーザ等の光ビームを対物レンズにより光ディスク上に集光照射すると共に、光ディスク上に照射した光の反射光を受光してそれに応じた電気信号を出力する構成となっており、光ディスクの半径方向に移動するようになっている。
情報記録再生装置は、光ピックアップを光ディスク上の所定の位置へ移動させ、光ディスクを回転させながら、光ピックアップからの光を光ディスクの記録トラックに集光照射することで、光ディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行なう。
光ディスクからの情報の再生にあたっては、まず、光ピックアップから照射する光の集光点が光ディスク面上に位置するようにフォーカスオン(フォーカス引き込み)させ、さらに、フォーカスオンさせた光が記録トラック上に位置するようにトラックオン(トラック引き込み)させる。これらフォーカスオン及びトラックオンは、光ピックアップから出力される電気信号に応じて、対物レンズを光ディスク面に垂直な方向及び記録トラックに垂直な方向に移動させることで行なわれる。そして、フォーカスオン及びトラックオンさせた状態で光ピックアップから出力される電気信号に基づいて、光ディスクに形成されているピットが検出され、これにより光ディスクから情報が読取られ、その情報が再生される。光ディスクへの情報の記録は、光ピックアップから光ディスク上に集光照射する光により、光ディスクの記録トラックにピットを形成することにより行なわれる。
一方で、光ディスクについては、近年種々のメディアが開発され、再生専用型、追記型、あるいは書き換え型と、その用途により多種のものが存在する。また、CDとDVDとは、記録再生に用いる光源の波長に差がある。
したがって、情報記録再生装置においては、挿入されたメディアがどのような種類のものであるか、ディスク判別をすることが重要となってくる。
これに伴い、ディスク判別等に多くの時間を要することになり、すぐに記録及び/または再生動作を実行することが難しくなってくるという問題がある。
特開2005−4951号公報においては、ディスクの種類に応じてそれぞれ対応するトレイ位置に搬送することにより記録及び/または再生動作にかかる時間を短縮させる方式が開示されている。
特開2005−4951号公報
しかしながら、特許文献1には、トレイ位置にそれぞれ搬送するための搬送機構を設けた構成を開示しているが、内部構造が複雑であり、コストも高くなる可能性もある。
本発明は、簡易な方式で、ディスクの種類を判別し、記録及び/または再生動作にかかる時間を短縮させることが可能な情報記録再生装置を提供することを目的とする。
本発明に係る情報記録再生装置は、複数のディスクの種類にそれぞれ対応して設けられた複数のトレイ位置を有するディスクトレイと、ディスクトレイの複数のトレイ位置のいずれか1つに載置されたディスクをチャッキング位置に搬送するためのディスク搬送機構と、ディスク搬送機構によりディスクトレイの複数のトレイ位置のいずれか1つに載置されたディスクがチャッキング位置に搬送される搬送時間に基づいて、ディスクの種類を判別し、判別結果に基づいて、ディスクの種類に対応するピックアップを実行する制御回路とを備える。ディスク搬送機構は、ディスクと接触してディスクを搬送する搬送バーと、ディスクとの接触を検知する検出器とを含み、制御回路は、検出器の検知結果に基づいて、ディスクの搬送時間を計測する計測器を含む。
本発明に係る情報記録再生装置は、複数のディスクの種類にそれぞれ対応して設けられた複数のトレイ位置を有するディスクトレイと、ディスクトレイの複数のトレイ位置のいずれか1つに載置されたディスクをチャッキング位置に搬送するためのディスク搬送機構と、ディスク搬送機構によりディスクトレイの複数のトレイ位置のいずれか1つに載置されたディスクがチャッキング位置に搬送される搬送時間に基づいて、ディスクの種類を判別し、判別結果に基づいて、ディスクの種類に対応するピックアップを実行する制御回路とを備えた。
好ましくは、ディスク搬送機構は、ディスクと接触してディスクを搬送する搬送バーと、ディスクとの接触を検知する検出器とを含み、制御回路は、検出器の検知結果に基づいて、ディスクの搬送時間を計測する計測器を含む。
本発明に係る情報記録再生装置は、ディスクをチャッキング位置に搬送する搬送時間に基づいてディスクの種類を判別するため、ディスクに対してピックアップを実行してディスクの種類を判別する必要が無く、記録/再生時間の準備期間を短縮することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態に従う情報記録再生装置の概略ブロック図である。
図1を参照して、情報記録再生装置1は、CDやDVD等の同心円状又は渦巻状の情報記録トラックが形成された光ディスクに対して、音楽や映像等の情報の記録及び/又は再生を行なう。
情報記録再生装置1は、ディスク挿入検知部2と、スピンドルモータ3と、光ピックアップ4と、移動モータ5と、レーザ駆動部6と、信号処理部7と、データスライス信号生成部8と、サーボ制御部(フォーカシング制御部、トラッキング制御部)9とを備える。さらに、情報記録再生装置1は、映像・音声信号入出力部10と、リモコン11と、リモコン受信部12と、表示部13と、及び上記各部を制御するための制御部20と、ディスクトレイ70と、ディスク搬送部75とを備えている。
ディスク挿入検知部2は、光ディスクが不図示のディスク挿入部から挿入されてディスクトレイ70に載置されたことを検出し、その信号を制御部20へ入力する。挿入された光ディスクは、ディスク搬送部75により所定のチャッキング位置にまで搬送され、スピンドルモータ3に装着される。スピンドルモータ3は、制御部20からの指示に従い回転駆動され、装着された光ディスクが所定速度で回転するように制御する。
光ピックアップ4は、光ディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行なうための光を照射すると共に、光ディスクからの反射光を受光して電気信号に変換出力するものであり、制御部20からの指示に基づきリニアモータから成る移動モータ5により光ディスク上でその半径方向に移動される。
この光ピックアップ4は、半導体レーザ41から出射された光をコリメートレンズ42、ビームスプリッタ43および対物レンズ44を介して光ディスク上に集光照射する。また、光ディスク上からの反射光を対物レンズ44、ビームスプリッタ43、及び集光レンズ45を介して光検知器46で受光する。
半導体レーザ41は、制御部20からの指示に応答して動作するレーザ駆動部6によりその発光が制御される。光検知器46は、受光面が複数の領域に分割され、受光面毎に受光強度に応じた電気信号を出力する分割フォトダイオードから構成されており、光検知器46からの出力信号は信号処理部7に入力される。
対物レンズ44は、レンズホルダ47に保持されており、レンズホルダ47には、フォーカシングコイル48と、トラッキングコイル49が設けられている。フォーカシングコイル48は、不図示の磁石との磁気作用により、対物レンズ44を光ディスクのディスク面と垂直な方向へ移動させるものである。また、トラッキングコイル49は、同様に、対物レンズ44を光ディスクのディスク面と平行に光ディスクの記録トラックと垂直な方向へ移動させるものである。
信号処理部7は、光検知器46からの出力信号に基づいて、RF信号(反射強度)を生成し、データスライス信号生成部8へ出力する。データスライス信号生成部8は、このRF信号を2値化したデータスライス信号を生成し、制御部20へ入力する。制御部20では、このデータスライス信号に基づいて、光ディスクに形成されているピットを検出する。
また、信号処理部7は、光検知器46からの出力信号に基づいて、フォーカスエラー信号及びトラックエラー信号を生成し、サーボ制御部9へ出力する。フォーカスエラー信号は、対物レンズ44を介して光ディスクに照射する光の集光点の光ディスク面からのずれ量に対応する信号であり、トラックエラー信号は、集光点の記録トラックからのずれ量に対応する信号である。
サーボ制御部9は、これらフォーカスエラー信号及びトラックエラー信号に基づいて、フォーカシングコイル48及びトラッキングコイル49への電流供給を制御して対物レンズ44を移動させ、それにより、集光点が光ディスクのディスク面上、かつ、記録トラック上に位置するようにサーボ制御する。
映像・音声信号入出力部10には、不図示のディスプレイやスピーカ、テレビ受像機等の外部装置が接続され、光ディスクから再生した映像信号や音声信号の出力や、外部装置からの映像信号や音声信号の入力が行なわれる。
リモコン11は、情報記録再生装置1の各種の動作を操作するためのものであり、各種の動作を操作するための操作キー(何れも不図示)を備えている。リモコン11は、これらのキーの操作に応じて、対応する信号を赤外線信号で送出する。リモコン受信部12は、リモコン11から送出される赤外線信号を受信し、その信号を制御部20へ出力する。表示部13は、情報記録再生装置1本体のフロントパネルに設けられ、リモコン11により操作された内容や情報記録再生装置1の動作状況等を表示する。
ここで、光ディスクに対する情報の記録/再生について説明する。まず、光ディスクからの情報の再生は、スピンドルモータ3により光ディスクを所定速度で回転させながら、半導体レーザ41からの光を光ディスクに照射し、その反射光を光検知器46で受光する。そして、サーボ制御部9により、信号処理部7からのフォーカスエラー号に基づいてフォーカシングコイル48への電流供給を制御して対物レンズ44を移動させ、半導体レーザ41からの光の集光点が光ディスク面上に位置するようにフォーカスオン(フォーカス引き込み)させる。さらに、サーボ制御部9により、信号処理部7からのトラックエラー信号に基づいてトラッキングコイル49への電流供給を制御して対物レンズ44を移動させ、半導体レーザ41からの光の集光点が所望の記録トラック上に位置するようにトラックオン(トラック引き込み)させる。
フォーカスオン及びトラックオンさせた後は、サーボ制御部9により、フォーカスエラー信号及びトラックエラー信号に基づいてフォーカシングコイル48及びトラッキングコイル49への電流供給を制御し、フォーカスオン状態及びトラックオン状態を維持するようにフォーカシングサーボ制御及びトラッキングサーボ制御が行なわれる。
そして、このサーボ状態で信号処理部7から出力されたRF信号がデータスライス信号生成部8に入力され、データスライス信号生成部8によりRF信号を2値化して生成されたデータスライス信号が制御部20に入力される。制御部20は、このデータスライス信号を基に光ディスクに形成されているピットの有無を検出して光ディスクに記録されている情報を読取り、読取った情報を映像信号や音声信号に再生して、映像・音声信号入出力部10から外部装置へ出力する。
また、光ディスクへの情報の記録は、同様に、フォーカシング及びトラッキングのサーボ状態で、半導体レーザ41からの光により光ディスク上にピットを形成することにより行なわれる。このとき、映像・音声信号入出力部10から入力された映像信号や音声信号が制御部20により符号化され、半導体レーザ41が、制御部20による制御のもと、その符号化データに応じて発光制御される。これにより、その符号化データに応じたピットが光ディスクの記録トラックに形成され、映像や音声の情報が記録される。ピットの形成は、半導体レーザ41を情報の読取り時よりも高出力で発光させることにより可能としている。
上記構成の情報記録再生装置1は、制御部20による制御のもと、リモコン11を操作することにより、光ディスクからの情報の再生や、光ディスクへの情報の記録等を行なう。また、情報記録再生装置1は、制御部20による制御のもと、光ディスクが挿入されて、ディスクトレイ70に載置されたことをディスク挿入検知部2が検知すると、制御部20は、ディスク搬送部75に光ディスクを搬送するように指示する。具体的には、ディスク搬送部75は、ディスクトレイ70に載置された光ディスクを所定のチャッキング位置まで搬送する搬送動作を実行する。そして、その後、光ディスクの最内周側に記録されている情報を読取る初期動作を行なう。そして、本発明の実施の形態においては、この上記の搬送動作および初期動作で読取った情報に基づいて、挿入された光ディスクの種類や記録内容を判断し、その後の情報の記録や再生等の動作を制御する。
なお、制御部20には、図示しないが記憶領域が設けられており、各種、搬送動作の実行を指示するための制御プログラムあるいは初期動作たとえば、スピンアップ動作を実行するための制御プログラム等、種々の制御プラグラムを格納しているものとする。
以下、本発明の実施の形態に従うディスクトレイ70およびディスク搬送部75について説明する。本発明の実施の形態においては、ディスクトレイ70に光ディスクの種類に応じて載置する複数のトレイ位置を設けるものとする。
図2は、本発明の実施の形態に従うディスクトレイ70を説明する図である。
ここでは、ディスクトレイ70を上方から見た図が示されている。
本発明の実施の形態に従うディスクトレイ70には、一例として複数のトレイ位置が設けられる。本例においては、第1〜第3のトレイ位置DA〜DCが設けられている。なお、第1のトレイ位置DAは、スピンドルモータ3により光ディスクを回転させるためのチャッキング位置でもある。たとえば、トレイ位置DAは、書込可能なDVDたとえば一例として追記型のDVD−Rあるいは書き替え可能なDVD−RWに対応しているものとする。また、トレイ位置DBは、読出専用のDVDたとえば一例としてDVD−ROMに対応しているものとする。また、トレイ位置DCは、CDに対応しているものとする。
そして、図2においては、ディスクトレイ70に載置された光ディスクを搬送するための移動バー85と、移動バー85の伸縮を制御するバー伸縮部87が示されている。
本実施の形態においては、移動バー85により光ディスクを所定のチャッキング位置まで押して搬送するものとする。そして、予め種類に応じて決められたトレイ位置からチャッキング位置までの移動バー85による光ディスクの搬送期間に従ってディスク判別を実行する方式である。
図3は、ディスクトレイ70と、ディスク搬送部75の構成を説明する図である。
図3を参照して、ディスクトレイ70には、第1〜第3のトレイ位置DA〜DCが示されており、それぞれ階段上に位置がずれて光ディスクを載置することができるようにトレイ位置が設けられている。
ディスク搬送部75は、検出器(スイッチ)80と、バネ88と、バー伸縮部87と、移動バー85とを含む。
ここで、検出器(スイッチ)80は、プッシュスイッチでありスイッチ86を押すことにより駆動するものである。検出器80のスイッチ86は、バネ88を介してバー伸縮部87と一直線上になるように配置されている。また、バー伸縮部87は、移動バー85を伸縮して光ディスクと接触し、チャッキング位置まで搬送する。
ここで、光ディスクの搬送について説明する。たとえば、バー伸縮部87が動作して移動バー85を動かしていくとトレイ位置に載置された光ディスクと接触することになる。ここで、トレイ位置DCに光ディスクを載置した場合には、移動バー85の移動により光ディスクが載置されたトレイ位置DCで光ディスクと接触する。そして、バー伸縮部87により光ディスクを押すことになるが、その際、光ディスクへの応力に対する反発力によりバネ88を介してスイッチ86が押される。これにより、検出器(スイッチ)80がオンする。検出器80がオンすると、電気的に接続された制御部20内のタイマ89が動作して光ディスクの搬送期間をカウントする。
同様に、トレイ位置DBに光ディスクを載置した場合においても、トレイ位置DBにおいて、移動バー85が光ディスクと接触して、検出器(スイッチ)80がオンする。そして、移動バー85は、バー伸縮部87によりトレイ位置DAまで光ディスクを押してチャッキング位置へと搬送する。バー伸縮部87は、トレイ位置DAまで光ディスクを押した後は、移動バーを縮める。これにより、光ディスクと移動バーとは被接触となるためバネ応力によりスイッチ86が元に戻る。すなわち、検出器(スイッチ)80がオフとなり、タイマ89は、搬送期間のカウントを停止する。したがって、タイマ89は、光ディスクをトレイ位置からチャッキング位置まで搬送する際の搬送期間をカウントすることができる。
たとえば、トレイ位置DCに光ディスクが載置された場合には、搬送期間は第1の期間となる。また、トレイ位置DBに光ディスクが載置された場合には、搬送期間は第2の期間となる。また、トレイ位置DAに光ディスクが載置された場合には、搬送期間は0となる。なお、ここでは、トレイ位置DAとチャッキング位置が同じ位置であるため搬送期間は0であるが、トレイ位置DAがチャッキング位置から少しずれているような場合には、搬送期間は第3の期間となる。以下においては、トレイ位置DAに光ディスクが載置された場合には、搬送期間は第3の期間として説明する。
図4は、本発明の実施の形態に従う情報記録再生装置の動作を説明するフローチャート図である。
図4を参照して、まず、情報記録再生装置の電源が投入されて装置が動作加納状態となる(ステップS0)。そして、次に、光ディスクがディスクトレイ70に載置される(ステップS1)。ディスク挿入検知部2は、光ディスクがディスクトレイ70に載置されたと判断した場合には、それを検知して制御部2に検知信号を出力する。制御部20は、ディスク挿入検知部2からの検知信号に基づいてディスク搬送部75を制御する。具体的には、ディスク搬送部75は、制御部20からの指示のもと、上述したようにバー伸縮部87により光ディスクをチャッキング位置まで搬送する。
そして、チャッキング位置に搬送された光ディスクは、スピンドルモータ3により回転されてディスク判別が実行され(ステップS2)、挿入された光ディスクの種類や記録内容が判断されて準備動作が完了し、記録あるいは再生動作が実行される(ステップS3)。
次に、図5のフローチャート図を用いて、図4のステップS2に従うディスク判別について説明する。
まず、ディスク判別が実行される(ステップS10)と、光ディスクの搬送期間が第1の期間であるか否かが判断される(ステップS11)。ステップS1で第1の期間であると判断された場合には、光ディスクはCDであると判定される(ステップS12)。そして、CD用のスピンアップ処理が実行される(ステップS13)。例えば、CDとDVDとでは、使用されるレーザ光の波長が780nmと650nmとでそれぞれ異なる。したがって、ここでは、光ディスクはCDであると判定しているためCD用のレーザ光の波長780nmを用いてCDの最内周に書込まれた規格データを読み込み、CDからの読み出しについて成功したかどうかを判断する(ステップS14)。
そして、ステップS14において、読み出しが成功した場合には、CDの記録/再生準備が完了する(ステップS15)。そして、図4のステップS3によりメディアに応じた記録/再生動作が実行される。なお、上記のステップS13において実行されるCD用のスピンアップ処理については、メディアの特性すなわち読出専用のCD−ROM、書込可能であるが追記型のCD−Rあるいは書き替え可能なCD−RW等の判別も実行されているものとする。
一方、読み出しが失敗した場合には、メディアがCDではない可能性があるためメディア判定を実行する(ステップS16)。そして、スピンアップ処理を実行する(ステップS17)。そして、読み出しが成功するかどうかが判定される(ステップS29)。なお、ここでは、メディアの種類が特定出来ていない状態であるため、CDあるいはDVDのいずれであるかを判定するとともに、追記型あるいは書き替え型か等を判定して、メディアが特定されて読み出しが成功するまで種々のスピンアップ処理が実行される。そして、メディア特定後、メディアの種類および特性に応じた記録/再生準備が完了する(ステップS30)。したがって、例えば、ユーザがメディアに対応するトレイ位置を誤って選択した場合であっても、通常のスピンアップ処理を実行することによりメディアを特定して記録/再生準備を完了することができる。
ここで、従来のスピンアップ処理すなわち通常のスピンアップ処理について説明する。
図6は、従来のスピンアップ処理を説明するフローチャート図である。
図6を参照して、通常のスピンアップ処理において、まずディスクがセットされる(ステップS30)。そして、機器のパラメータ等の各種設定が行われる(各種調整1)(ステップS31)。次に、たとえばディスクの種類を特定するための判別動作を実行するための測定準備がされる(ディスク種類判別用測定準備)(ステップS32)。そして、次にディスクから得られる信号を測定して、メディアの種類を判別する(ディスク種類判別用測定,判別)(ステップS33)。すなわち、メディアすなわちディスクの種類としてCDあるいはDVDいずれであるかどうかを判別する。
次に、メディアの種類を判別した結果に基づいて機器の設定をいずれか一方の設定値に反映させる(ステップS34)。また、この際、機器のパラメータ等の各種設定も行なう(各種調整2)(ステップS35)。
上述したように読出専用であるか書込可能であるが追記型あるいは書き替え型か等のメディアの特性を判定する必要がある。
したがって、次に、ディスクの特性を特定するための判別動作を実行するための測定準備がされる(ディスク特性判別用測定準備)(ステップS36)。そして、次に、ディスクから得られる信号を測定して、メディアの特性を判別する(ディスク特性判別用測定,判別)(ステップS37)。すなわち、メディアの特性すなわち読出専用のROM、書込可能であるが追記型のRあるいは書き替え可能なRW等のいずれであるかを判別する。次に、メディアの特性を判別した結果に基づいて機器の設定をメディアの特性に合わせて反映させる(ステップS38)。また、この際、機器のパラメータ等の各種設定も行なう(各種調整3)(ステップS39)。これで、ディスクのスピンアップ処理に伴うディスクマウントを終了する(ステップS40)。
したがって、上述したように図5のステップS13において、CD用のスピンアップ処理を実行する場合、メディアはCDであると仮定して、それに対応してメディアの特性が判定されるのみであるためディスク判別に要する時間を短縮化することができる。すなわち、上記のCD用のスピンアップ処理においては、図6で説明したディスク種類判別用測定準備(ステップS32)、ディスク種類判別用測定,判別(ステップS33)および判別結果を設定に反映する(ステップS34)必要がなく、かかるステップの削除により高速なスピンアップ処理すなわちディスク判別を実行することができる。
再び、図5を参照して、ステップS11において、光ディスクの搬送期間が第1の期間でないと判断された場合には、次に、光ディスクの搬送期間が第2の期間であるかどうかが判断される(ステップS18)。
ステップS18において、光ディスクの搬送期間が第2の期間であると判断された場合には、読出専用のDVD−ROMであると判定される(ステップS19)。そして、DVD−ROM用のスピンアップ処理が実行される(ステップS20)。そして、DVD−ROMの最内周に書込まれた規格データを読み込み、DVD−ROMであるかどうかを確認する。すなわち、DVD−ROMからの読み出しが成功したかどうかを判断する(ステップS21)。読み出しが成功した場合には、DVD−ROMの再生準備が完了する(ステップS22)。そして、図4のステップS3によりメディアに応じた再生動作が実行される。ここで、DVD−ROM用のスピンアップ処理としては、既にメディアの種類および特性がDVD−ROMであると仮定されているためサーボ制御およびパラメータ調整等の各種調整等を行なうのみでよく、図6で説明したようなディスクの種類および特性の判別処理を実行する必要がなく、かかるステップの削除により高速なスピンアップ処理を実行することができる。
一方、読み出しが失敗した場合には、メディアがDVD−ROMではない可能性があるためステップS16に進み、メディア判定を実行する。そして、上述したのと同様の処理が実行される。
ステップS18において、光ディスクの搬送期間が第2の期間でないと判断された場合には、次に、光ディスクの搬送期間が第3の期間であるかどうかが判断される(ステップS18)。
ステップS23において、光ディスクの搬送期間が第3の期間であると判断された場合には、書込可能なディスクであるDVD−RあるいはDVD−RWであると判定される(ステップS19)。そして、DVD−RあるいはDVD−RW用のスピンアップ処理が実行される(ステップS20)。そして、DVD−RあるいはDVD−RWのいずれか一方を特定して、DVD−RあるいはDVD−RWの最内周に書込まれた規格データを読み込み、特定したメディアが適切なメディアであるかどうかを確認する。すなわち、特定したDVD−RあるいはDVD−RWからの読み出しが成功したかどうかを判断する(ステップS21)。読み出しが成功した場合には、DVD−RあるいはDVD−RWの記録/再生準備が完了する(ステップS22)。そして、図4のステップS3によりメディアに応じた記録/再生動作が実行される。ここで、DVD−RあるいはDVD−RW用のスピンアップ処理としては、既にメディアの種類および特性がDVD−RあるいはDVD−RWであると仮定されているためサーボ制御およびパラメータ調整等の各種調整等に加えて、いずれか一方のディスクであるかを判別すればよい。すなわち、図6で説明したようなディスクの種類の判別処理を実行する必要がなく、さらに、ディスクの特性の判別においても、DVD−RあるいはDVD−RWであると仮定しているため高速な判別処理が可能となる。
一方、読み出しが失敗した場合には、メディアがDVD−RあるいはDVD−RWではない可能性があるためステップS16に進み、メディア判定を実行する。そして、上述したのと同様の処理が実行される。
なお、ステップS23において、搬送期間が第3の期間ではない場合には、メディアが載置されていないと判断して、エラー判定とする(ステップS28)。
本実施の形態においては、予めディスクトレイ70において、予めディスクの種類に応じて対応付けられたトレイ位置を設けるとともに、チャッキング位置にまで光ディスクを搬送する搬送期間によりいずれのトレイ位置に載置された光ディスクであるかを判定する。すなわち、制御部20は、光ディスクをスピンドルモータ3により回転させてデータの読み出しを実行しなくても、搬送期間によりその種類を判別することができる。
上述したように、メディアの種類に応じてレーザの波長も異なり、通常メディア判定の場合には、CD用のレーザ、あるいはDVD用のレーザでそれぞれメディアの読み込みが可能かどうかを判定し、そして、読出専用か追記型か、書き替え型か等を判定する必要があるため判定処理にかなりの時間がかかる可能性が高い。
本実施の形態においては、CDあるいは、DVDか否かをユーザがディスクトレイ70のトレイ位置で選択することによりこの判別動作にかかる時間を短縮することが可能となる。また、メディアの特性として読出専用か追記型か書き替え型か等によってフォーマットの種類が異なり、データ構造も異なるため予めそのフォーマットの種類が確定していれば判定動作も高速に実行することができる。
なお、本例においては、CDの場合においては、1つのトレイ位置しか設けていない構成について一例として説明したが、CDの場合も追記型か書き替え型等種々の種類があるためDVDの用に予めメディアの特性毎にトレイ位置を複数設けて判定動作を短縮することも可能である。
なお、ここでは、3つのトレイ位置を設けた構成を一例として説明したが、メディアの種類および特性に応じてさらに複数のトレイ位置を設けてメディアを特定するための判定動作を短縮することも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に従う情報記録再生装置の概略ブロック図である。 本発明の実施の形態に従うディスクトレイ70を説明する図である。 ディスクトレイ70と、ディスク搬送部75の構成を説明する図である。 本発明の実施の形態に従う情報記録再生装置の動作を説明するフローチャート図である。 図4のステップS2に従うディスク判別について説明するフローチャート図である。 従来のスピンアップ処理を説明するフローチャート図である。
符号の説明
1 情報記録再生装置、2 ディスク挿入検知部、3 スピンドルモータ、4 光ピックアップ、5 移動モータ、6 レーザ駆動部、7 信号処理部、8 データスライス信号生成部、9 サーボ制御部、10 映像・音声信号入出力部、11 リモコン、12 リモコン受信部、13 表示部、20 制御部、70 ディスクトレイ、75 ディスク搬送部、80 検出器、85 移動バー、86 スイッチ、87 バー伸縮部、88 バネ、89 タイマ。

Claims (3)

  1. 複数のディスクの種類にそれぞれ対応して設けられた複数のトレイ位置を有するディスクトレイと、
    前記ディスクトレイの前記複数のトレイ位置のいずれか1つに載置されたディスクをチャッキング位置に搬送するためのディスク搬送機構と、
    前記ディスク搬送機構により前記ディスクトレイの前記複数のトレイ位置のいずれか1つに載置された前記ディスクが前記チャッキング位置に搬送される搬送時間に基づいて、前記ディスクの種類を判別し、判別結果に基づいて、前記ディスクの種類に対応するピックアップ制御を実行する制御回路とを備え、
    前記ディスク搬送機構は、
    ディスクと接触して前記ディスクを搬送する搬送バーと、
    前記ディスクとの接触を検知する検出器とを含み、
    前記制御回路は、前記検出器の検知結果に基づいて、前記ディスクの搬送時間を計測する計測器を含む、情報記録再生装置。
  2. 複数のディスクの種類にそれぞれ対応して設けられた複数のトレイ位置を有するディスクトレイと、
    前記ディスクトレイの前記複数のトレイ位置のいずれか1つに載置されたディスクをチャッキング位置に搬送するためのディスク搬送機構と、
    前記ディスク搬送機構により前記ディスクトレイの前記複数のトレイ位置のいずれか1つに載置された前記ディスクが前記チャッキング位置に搬送される搬送時間に基づいて、前記ディスクの種類を判別し、判別結果に基づいて、前記ディスクの種類に対応するピックアップ制御を実行する制御回路とを備えた、情報記録再生装置。
  3. 前記ディスク搬送機構は、
    ディスクと接触して前記ディスクを搬送する搬送バーと、
    前記ディスクとの接触を検知する検出器とを含み、
    前記制御回路は、前記検出器の検知結果に基づいて、前記ディスクの搬送時間を計測する計測器を含む、請求項2記載の情報記録再生装置。
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