JP2008046970A - ワイヤレスusbアダプタおよびデータ処理装置 - Google Patents

ワイヤレスusbアダプタおよびデータ処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】USBコネクタを備える装置を遠隔的に設置し、ワイヤレスUSBプロトコルを使用してデータ処理装置にデータ伝送を行うためのワイヤレスUSBアダプタおよびデータ処理装置を提供すること。
【解決手段】本発明のワイヤレスUSBアダプタ12は、USBコネクタ(24、28、32)と、前記USBコネクタに接続された外部装置からのデータを処理するUSBポート(22、26、30)と、USBポート(22、26、30)からのデータをワイヤレス通信するためのUSBデバイス・ドライバ(20)とを備え、ワイヤレスUSBプロトコルを使用して外部接続されたデータ処理装置14との間でデータ伝送を中継している。データ処理装置14には、USBホスト・ドライバ40が分離して実装されていて、ワイヤレスUSBアダプタ12が、ユーザの使用しやすい位置に設置され、セキュリティの高いワイヤレスUSBリンクを形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワイヤレス通信を使用する装置間のデータ伝送に関し、より詳細には、USBコネクタを備える装置を遠隔的に設置し、ワイヤレスUSBプロトコルを使用してデータ処理装置にデータ伝送を行う中継器として機能する、ワイヤレスUSBアダプタおよびデータ処理装置に関する。
近年、バス接続技術が進歩し、USB(Universal Serial Buss)を使用する記憶装置や情報処理装置、通信装置が多く使用されている。USBは、小型のコネクタ(以下、USBコネクタとして参照する。)を使用して電力ラインと共にシリアルデータ通信を行うので、それぞれ接続される装置の設置面積を専有することなく、複数配置することができる。また近年では、ワイヤレス通信技術のプロトコルをUSBに適用することも検討されており、IEEE802.15TG3aなどにおいてUWB(Ultra Wide Band)でUSB2.0の下位層として使用することも検討されている。
特開2005−252612号公報 特許第3754930号明細書
USBコネクタは、小型ではあるものの、USBが接続されるデータ処理装置、例えば画像形成装置、パーソナル・コンピュータなどでは、装置本体の操作性や外観の観点から、USBコネクタは、通常では見えない箇所に設置される場合が多い。例えば、パーソナル・コンピュータでは、多くの場合リア・パネルに、USBホスト/デバイス・コネクタが配設され、ユーザは、リア・パネルに配設されたUSBコネクタ位置に、対応するUSBコネクタを挿入する。ところがUSBコネクタが小型であるという利点はこの場合、コネクタ位置を探すのに手間取り、コネクタを正面からみることができる位置までデータ処理装置をずらして、各コネクタを嵌合させることが必要な場合があった。このような問題は、パーソナル・コンピュータといった比較的小型のデータ処理装置以外の、比較的大型にならざるを得ない例えば画像形成装置などのデータ処理装置では、さらに問題となる。
一方、ワイヤレス通信を使用してデータ伝送を行うためにワイヤレスUSBを適用すれば、USBコネクタを備える外部装置を、データ処理装置から遠隔した、ユーザの使い勝手の良い位置に配置させつつ、USB2.0並の480Mbpsのデータ伝送速度を得ることができる。また、この場合でも相手側機器を正確に特定しなければ、USBコネクタを備える記憶装置や通信装置のデータのセキュリティが低下してしまうというワイヤレス通信特有の問題点はなくなるわけではない。また、ワイヤレス通信を使用してデータ伝送を行うためには、ワイヤレス通信のための電力を安定して確保しなければならず、またデータ処理装置の電源切断、通信機能ダウンなどの問題が生じた場合、ユーザはそのことを予め知ることができないという不都合もあった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、USBコネクタを実装する外部装置を、データ処理装置から遠隔し、ユーザの利用性の良い位置に配置し、IEEE802.15TG3aのデータ伝送速度でデータ処理装置に高いセキュリティおよび信頼性で接続を可能とする、USBコネクタを備える外部装置との間の中継器として機能する、ワイヤレスUSBアダプタおよびデータ処理装置を提供するものである。
本発明によれば、
USBコネクタと、前記USBコネクタに接続された外部装置からのデータを処理するUSBポートと、前記USBポートからのデータをワイヤレス通信するためのUSBデバイス・ドライバとを備え、ワイヤレスUSBプロトコルを使用して外部接続されたデータ処理装置とデータ伝送を行う、ワイヤレスUSBアダプタが提供される。
本発明では前記ワイヤレスUSBアダプタは、前記データ処理装置から着脱自在とされ、前記データ処理装置をホスト・デバイスとしてワイヤレスUSBリンクを確立することができる。
本発明では、前記ワイヤレスUSBアダプタは、
前記ワイヤレスUSBアダプタに電力を供給するための電池と、
前記データ処理装置から供給される電源電圧をモニタして、前記データ処理装置からの電力供給を判断し、前記電源電圧に応じて前記電池からの電力供給に切換える電源切換器と
を備えることができる。
本発明では、前記電池は、1次電池または2次電池であり、前記電池が2次電池である場合には、前記データ処理装置からの電源電圧に応じて前記2次電池を充電する充電器を備えることができる。本発明では、前記充電器は、前記ワイヤレスUSBアダプタがデータ処理装置からの電力供給を受け付けている場合には、前記2次電池をトリクル充電または急速充電することができる。本発明では、前記ワイヤレスUSBアダプタは、前記ワイヤレスUSBアダプタのデバイス識別値と前記データ処理装置のホスト識別値と秘密鍵とを格納する不揮発性メモリと、前記ワイヤレス通信のセッション状態を表示する表示素子とを備え、前記ワイヤレスUSBアダプタは、前記データ処理装置との間でデータ通信を暗号化して実行することができる。
本発明によれば、USBポートと、USBポートからのデータをワイヤレス通信するためのUSBホスト・ドライバと、ワイヤレス通信するアダプタのデバイス識別値とホスト識別値と秘密鍵とを格納する不揮発性メモリとを備え、上記いずれかに記載のワイヤレスUSBアダプタとの間でワイヤレスUSBリンクを確立する、データ処理装置が提供される。
前記データ処理装置は、前記ワイヤレスUSBアダプタを収容するスロットを備え、前記ワイヤレスUSBアダプタが前記スロット内に装着されると前記ワイヤレスUSBアダプタに電力を供給する電源装置を備えることができる。本発明の前記データ処理装置は、画像形成装置または情報処理装置とすることができる。
以下、本発明について図面に示した実施形態に基づいて説明するが、本発明は、図面に示した実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明のワイヤレスUSBによるネットワーク・システムを示した図である。図1に示したネットワーク・システム10は、本発明のワイヤレスUSBアダプタ(以下、説明の便宜上、アダプタとして参照する。)12と、アダプタ12からのデータ伝送を処理するデータ処理装置14とから構成されている。アダプタ12と、データ処理装置14との間には、UWB通信プロトコルをベースとしたワイヤレスUSBによる480Mbpsのネットワークによる、高速データ通信リンクが確立されている。本発明におけるデータ処理装置14は、特定の実施形態では、デジタル複写機といった画像形成装置とされ、また他の実施形態では、パーソナル・コンピュータなどの情報処理装置とすることができる。
アダプタ12は、データ処理装置14に対して着脱自在に構成されている。アダプタ12は、データ処理装置14に装着されている場合には、データ処理装置14の電源装置34からの電力供給を受け付け、2次電池の充電を行っている。また、アダプタ12がデータ処理装置14から取外されている場合には、2次電池または1次電池から電力の供給を行うことで、ワイヤレス通信に必要な電力を提供する。
アダプタ12は、内部バス16を介して複数の機能処理部が相互接続され、USBホスト・コネクタ28、32は、USBホスト・ポート26、30を介して内部バス16に接続されている。また、USBデバイス・コネクタ24は、USBデバイス・ポート22を介して内部バス16に接続され、内部バス16に接続されたUSBデバイス・ドライバ(以下、DWA:Device Wire Adapterとして参照する。)20により、UWBプロトコルを使用してデータ処理装置14のUSBホスト・ドライバHWA(以下、HWAドライバ:Host
Wire Adapterとして参照する。)40と通信する。本発明でアダプタ12に接続される外部装置としては、記憶装置、通信装置、パーソナル・コンピュータ、プリンタなど、USB接続が可能な通信ポートを備える装置を挙げることができる。
なお、アダプタ12が実装するDWA(図示せず)は、IEEE802.15TG3aなどに準拠した通信プロトコルまたはMultiband OFDM方式を使用することができる。また、本発明では、DS−UWB(Direct Sequence UWB)プロトコルに規定されたUWB物理層およびUWBMAC(Media
Access Control)層を備えることもでき、UWBの上位層であるネットワーク層との間にUSBプロトコルとの間のプロトコル変換を実行するコンバージェンス層を配置してトランザクション制御を行っている。
また、データ処理装置14およびアダプタ12は、NFC通信ポート18、36に接続されたワイヤレス通信手段を備えており、例えば、Bluetooth(登録商標)、IrDA、またはIEEE802.11、またはワイヤレス1394などの近距離ワイヤレス通信(Near Field Communication:NFC)プロトコルを使用するNFCリンクを確立できるようにされている。NFC通信リンクは、データ処理装置14と、アダプタ12との間で各種通信設定を行うために使用される。
図2は、本発明のアダプタ装置12の詳細な機能ブロック図である。図2に示すように、本発明のアダプタ12は、内部バス16に接続されたUSBデバイス・ポート/USBデバイス・コネクタ22、24および複数のUSBホスト・ポート/USBホスト・コネクタ26〜32を備えている。その他に中央処理装置(CPU)42と、処理プログラムや設定値などを格納するROM44と、処理のための実行空間を与えるためのRAM46とが内部バス16を介して接続されている。さらに内部バス16を介してNVRAM48が接続され、ワイヤレスUSB通信のための認証データを格納している。
図2には、さらにアダプタ12の電源システム50が示されている。電源システム50は、内部バス16を介してCPU42によりモニタされ、電力供給系統の切換処理を行う。電源システム50は、外部DC電源などからの電力供給を受け付ける電源プラグ50aと、充電器50bとを備え、外部DC電源からの電力供給を受け付ける場合には、充電器50bを介してリチウムイオン電池、Ni−Cd電池などの2次電池の充電を行っている。また、電源切換器50dは、電源プラグ50aと、充電器50bとの間の電力ラインの電圧をモニタしていて、電源プラグ50aの入力電圧が第1しきい値以下となったことに対応して2次電池50cからの電力供給ライン(図示せず)に切換え、2次電池50cからの電力供給を行っている。また、アダプタ12は、筐体のフロント・パネル(図示せず)設置された操作部52から、ユーザ操作を受け付けると共に、ユーザに対して通信状態や電源状態を通知している。なお、本発明では、電池50cは、1次電池とすることができるが、電池寿命や電池交換の手間など、メンテナンス性の点から、2次電池を使用することが好ましい。
図3は、本発明で、ワイヤレスUSBリンクを確立する場合に使用される、認証データの実施形態を示した図である。図3に示した認証データは、アダプタ12のNVRAM48およびデータ処理装置14のNVRAMなどの不揮発性メモリ(図示せず)に格納されていて、データ処理装置14と、アダプタ12とが、相互に自己に帰属する装置であることを識別・認証することを可能とする。同時に、任意のデータ処理装置がアダプタ12からの接続要求を先取り的に取得してハンドシェイクを行ってしまい、任意のデータ処理装置14との間でデータ伝送が発生することによるセキュリティの低下を防止している。図3に示した認証データは、データ処理装置14に固有に付された識別値HostID60と、アダプタ12に固有に付された識別値DeviceID62と、ConnectionKey(秘密鍵)64とが対として登録されている。
図3に示した認証データを使用する認証方法は、共有鍵法であり、秘密鍵として記録されている秘密鍵64をアダプタ12とデータ処理装置14とが共有する。アダプタ12は、データ伝送を行う際に、秘密鍵64で平文を暗号化し、データ処理装置14で、保有する秘密鍵64を使用して復号できた場合に、データ処理装置14が接続確認の応答を返すことで、以後のデータ伝送を許可することにより、セキュリティを向上させている。なお、本発明で使用することができる秘密鍵64は、64ビットまたは128ビットのいずれでも使用することができるが本発明では特に限定されるものではない。
また、秘密鍵64で暗号化する平文としては、HostID60およびDeviceID62の結合データとすることができる。なお、本発明では、上述した共有鍵暗号方式以外にも、鍵配送暗号方式、公開鍵暗号方式、電子署名などを使用してセキュリティ・レベルを向上させることができる。また、各固有識別値は、UWBプロトコルで使用される媒体アクセス制御アドレス(MAC)アドレスとすることができる。
図4は、本発明のアダプタ12の構成を示した斜視図(a)および矢線Aの方向から見たときのリア・パネルの構成を示した図(b)である。アダプタ12は、筐体66内に、図2で示した機能ブロックを収容している。筐体66のフロント・パネル66aには、操作部52と、USBホスト・コネクタ28、32とUSBデバイス・コネクタ24とが配設されている。操作部52には、スイッチ52aと、アダプタ12の通信状態などを、ユーザに通知する表示素子である、LED52b、52cとが配置されている。また、筐体66のリア・パネル66bには、NFC通信ポート18および電源コネクタ50aが配設されている。NFC通信ポート18は、ワイヤレスUSBリンク以外の、例えばIEEE802.11、ワイヤレスIEEE1394などの近距離ワイヤレス通信を実行するために用意されているが、本発明では、これらについてのさらなる説明を省略する。電源コネクタ50aは、種々の構成を用いることができる。本発明でアダプタ12をデータ処理装置の着脱自在のユニットとして構成する場合には、データ処理装置14の適切な箇所に形成されたスロットに挿入したときに、データ処理装置14のスロット内に形成された電源プラグと接続され、アダプタ12にデータ処理装置14からの電力供給を行う構成とすることができる。
また、本発明では、フロント・パネル66aに各種コネクタを配置し、対向するリア・パネル66bにNFC通信ポート18および電源コネクタ50aを配置したので、アダプタ12をデータ処理装置14本体側に装着した場合でも、ユーザは、不都合なくUSB接続を行うことができる。また、アダプタ12がデータ処理装置14に接続された状態であっても、本発明では、特に外付けのUSBケーブルや端子を使用することなく、ワイヤレスUSB環境でデータ処理装置14とアダプタ12とが通信を行い、ユーザに対してUSBを使用したアクセスを可能とする。
図5は、本発明のデータ処理装置14の実施形態を示した図である。図5に示したデータ処理装置は、デジタル複写機などの画像形成装置70として構成された実施形態である。図5に示した画像形成装置70は、スキャナ72と、オペレーション・パネルなどとして実装された操作部74とを備えている。画像形成装置70は、操作部74からのユーザ入力を受け付けてコントローラ38に割込を行い、スキャナ72、ソータ(図示せず)などを起動してユーザ指令に応答した処理を実行し、プリンタ78から印刷画像を出力させている。
また、図5に示した実施形態では、アダプタ12が画像処理装置70の挿入スロット内に挿入され電源装置34の電源プラグ80を通して電力供給を受け付けているのが示されている。コントローラ38は、アダプタ12からのワイヤレス通信リンクを確立して、通信を実行する。なお、データ処理装置14のHWA(図示せず)は、対応するDWA20と同一のUWB物理層、UWBMAC層を備え、その上位層であるネットワーク層との間でUSBプロトコルとの間のプロトコル変換を実行するコンバージェンス層を使用してトランザクション制御を行っている。
図6は、本発明の画像処理装置70の機能ブロック図である。図6に示すように、画像形成装置70は、CPU82と、ROM86と、RAM90とを備えており、それぞれ内部バス98で相互接続されて、ユーザ指令されたジョブを実行しており、これらの機能モジュールが集合して本発明のコントローラ38を構成する。CPU82は、処理プログラムをHDD84からRAM90に読み出し、展開し、指令されたジョブのための処理を実行する。さらに画像形成装置70は、イーサネット(登録商標)などの規格のLANに接続するためのI/F88を備えており、さらにワイヤレスUSBリンクを介したデータ伝送を行うため、HWAドライバ40が実装されている。NVRAM92は、アダプタ12が格納すると同一のHostID、DeviceID、および秘密鍵を格納していて、アダプタ12からのデータ伝送を識別している。
画像形成装置70は、コントローラ38の他、スキャナ72、プリンタ78、操作部74および電源プラグ80を備え、スキャナ72、プリンタ78および操作部74は、それぞれコントローラ38へと内部バス98を介して接続され、コントローラ38からの各種指令を受け取り、処理を実行する。
図7は、本発明のアダプタ12とデータ処理装置14との間のハンドシェイク・シーケンスを示したシーケンス図である。アダプタ12は、DWAドライバ20からデータ処理装置14のHWAドライバ40に宛てて、HostIDを宛先識別値として接続要求を送信する(P1)。HWAドライバ40は、DWAドライバ20から接続要求を受信すると、NVRAM92内に格納されているDeviceIDを検索し、受信したDeviceIDが検索できた場合、当該DeviceIDに宛てて接続応答を返し(P2)、アダプタ12との間でハンドシェイクを確立する(P3)。ハンドシェイクを確立した後、アダプタ12は、NVRAM48に格納されている秘密鍵64で暗号化したデータを、DWAドライバ20を起動して送信し、セキュアなワイヤレスUSBデータ伝送を実行する(P4)。このとき、データにHostIDおよびDeviceIDを結合して暗号化することにより、データ処理装置14が秘密鍵を使用して復号したデータから取得したHostIDおよびDeviceIDのいずれか、または両方が一致しない場合には、データ処理装置14に対し、受信データを廃棄させることで、セキュリティをより高めることができる。以後、秘密鍵を使用した認証プロトコルを使用してセッションが継続され、USB接続によるデータ処理が実行される(P5)。なお、ワイヤレスUSB接続後の通信手順に関しては、従来知られている通信プロトコルを実行し、データ処理を実行させることができる。
P4のセッションが確立されたことに応答して、本発明では、図4に示したアダプタ12のLED52bまたはLED52cを点灯させ、ユーザに対してワイヤレスUSBリンクが正常に確立されていることを通知する。また、データ処理装置14からの応答がタイムアウト経過までに受信できなかった場合など、セッション異常が発生した場合には、LEDの点滅や表示色の変更などを使用して、ユーザにセッション異常を通知する。
図8は、本発明のアダプタ12が実行する電源管理方法のフローチャートを示す。図8に示した電源管理方法は、アダプタ12の内蔵電源が1次電池である場合の制御を示す。図8の制御は、ステップS100から開始し、ステップS101で、データ処理装置14からの電源供給があるか否かを、データ処理装置14側からの電源供給を受け取る電源ラインの電位を使用して判断する。データ処理装置14側からの電源電圧が第1しきい値電圧(例えば5Vまたは12Vなど)以上の場合(yes)には、ステップS105へと処理を分岐させ、データ処理装置14側からの電源供給ラインを受け付けるように、電源切換器50dを指示させ、処理をステップS101に分岐させ、データ処理装置14側からの電源ラインの電位をモニタする。
ステップS101で、データ処理装置14側からの電源電圧が所定の第1しきい値以下に低下した場合(no)、ステップS102で、電源切換器50dに通知を行い、1次電池からの電力供給ラインをオンにして1次電池からの電力供給を行う。ステップS103では、1次電池の電圧をモニタし、1次電池の電圧が第2しきい値以下でない場合(no)、処理をステップS101に分岐させてデータ処理装置14からの電力供給が再開されたか否かを継続してモニタする。
一方、ステップS103で1次電池の電圧が第2しきい値電圧以下であると判断した場合(yes)、ステップS104で操作部の表示LED52cに通電し、ユーザに対して警告表示を行なう。その後、処理はステップS101に分岐し、データ処理装置14側からの電力供給の再開をモニタする。
ユーザは、アダプタ12の表示素子から、アダプタ12の電力状態を知ることができ、無駄なデータ通信を防止することができる。
図9は、本発明のアダプタ12が実行する電源管理方法の第2実施形態のフローチャートを示す。図9に示した電源管理方法は、ステップS200から開始し、ステップS201でデータ処理装置14からの電源供給があるか否かを、データ処理装置14側からの電源供給を受け取る電源ラインの電位を使用して判断する。データ処理装置14側からの電源電圧が第1しきい値電圧以上の場合(yes)には、ステップS205へと処理を分岐させ、データ処理装置14側からの電源供給ラインからの電力供給を受け付けるように、電源切換器50dを指示し、さらにステップS206で、2次電池の電圧をモニタする。
また、ステップS201で、データ処理装置14からの電源供給がないと判断した場合(no)、処理をステップS202へと分岐させ、2次電池からの電力供給を行うように電源切換器50dに指示し、ステップS203で2次電池の電源電圧が第2しきい値電圧以下か否かを判断する。電源電圧が第2しきい値電圧を超える場合(no)、処理をステップS201に分岐させて、データ処理装置14からの電力供給が再開したか否かをモニタする。一方、ステップS203で、1次電池の電圧が第2しきい値電圧以下であると判断した場合(yes)、ステップS204で操作部の表示LEDに通電し、ユーザに対して警告表示を行い、処理をステップS201に分岐させデータ処理装置14側からの電力供給の再開をモニタする。
一方、データ処理装置14からの電力供給がある場合、さらにステップS206では、2次電池の充電が必要であるか否かを判断する。ステップS206の判断で2次電池の電圧が第3しきい値電圧よりも低いと判断した場合(yes)、ステップS207で2次電池の充電を開始し、ステップS208で2次電池の出力電圧をモニタして2次電池が満充電になったか否かを判断し、満充電になるまで受電を継続する。ステップS208で2次電池が満充電になった場合(yes)、ステップ209で充電回路を切断し、処理をステップS201に分岐させ、データ処理装置14からの電力供給を継続してモニタする。
また、ステップS206で2次電池の充電が必要ではないと判断した場合(no)、処理をステップS208に分岐させ2次電池が満充電か否かに応じて、充電処理を実行し、充電が必要でなければ、処理をステップS201に分岐させ、再度データ処理装置14からの電力供給をモニタする。なお、本発明のアダプタ12は、充電回路としてトリクル充電および急速充電を行う充電器50bを備えていても良く、データ処理装置14からの電力供給がある場合には、トリクル充電を行って、満充電状態にしておくことができる。この場合、ステップS206の判断およびステップS207の充電開始処理の代わりにトリクル充電処理を実行する処理段階を用いることができる。
以上、説明したように、本発明によれば、ワイヤレスUSBを使用したデータ伝送をユーザの希望する位置からワイヤレスUSBリンクのセキュリティを確保しつつ、電源の突然のダウンによるデータ通信の無駄を防止し、ユーザの利用性を高めつつ行うことを可能とする、ワイヤレスUSBアダプタおよびデータ処理装置を提供することができる。
本発明のネットワーク・システムを示した図。 本発明のワイヤレスUSBアダプタのブロック図。 本発明で使用する認証データの実施形態を示した図。 本発明のワイヤレスUSBアダプタの斜視図および背面図。 本発明データ処理装置の実施形態を示した図。 本発明のデータ処理装置の機能ブロック図。 本発明におけるワイヤレスUSB通信プロトコルを示した図。 本発明の電源管理方法の第1実施形態を示した図。 本発明の電源管理方法の第2実施形態を示した図。
符号の説明
10…ネットワーク・システム、12…ワイヤレスUSBアダプタ、14…データ処理装置、16…内部バス、18…NFC通信ポート、20…ワイヤレスUSBポート(DWAドライバ)、22…USBデバイス・ポート、24…USBデバイス・コネクタ、26…USBホスト・ポート、28…USBホスト・コネクタ、30…USBホスト・ポート、32…USBホスト・コネクタ、34…電源装置、36…NFC通信ポート、38…コントローラ、40…HWAドライバ、42…CPU、44…ROM、46…RAM、48…NVRAM、50…電源システム、52…操作部、60…HostID、62…DeviceID、64…ConnectionKey(秘密鍵)、66…筐体、70…画像形成装置、72…スキャナ、74…操作部、78…プリンタ、80…電源プラグ、82…CPU、84…HDD、86…ROM、88…LAN−I/F、90…RAM、92…NVRAM、

Claims (9)

  1. USBコネクタと、前記USBコネクタに接続された外部装置からのデータを処理するUSBポートと、前記USBポートからのデータをワイヤレス通信するためのUSBデバイス・ドライバとを備え、ワイヤレスUSBプロトコルを使用して外部接続されたデータ処理装置とデータ伝送を行う、ワイヤレスUSBアダプタ。
  2. 前記ワイヤレスUSBアダプタは、前記データ処理装置から着脱自在とされ、前記データ処理装置をホスト・デバイスとしてワイヤレスUSBリンクを確立する、請求項1に記載のワイヤレスUSBアダプタ。
  3. 前記ワイヤレスUSBアダプタは、
    前記ワイヤレスUSBアダプタに電力を供給するための電池と、
    前記データ処理装置から供給される電源電圧をモニタして、前記データ処理装置からの電力供給を判断し、前記電源電圧に応じて前記電池からの電力供給に切換える電源切換器と
    を備える、請求項1または2に記載のワイヤレスUSBアダプタ。
  4. 前記電池は、1次電池または2次電池であり、前記電池が2次電池である場合には、前記データ処理装置からの電源電圧に応じて前記2次電池を充電する充電器を備える、請求項3に記載のワイヤレスUSBアダプタ。
  5. 前記充電器は、前記ワイヤレスUSBアダプタが前記データ処理装置からの電力供給を受け付けている場合には、前記2次電池をトリクル充電または急速充電する、請求項4に記載のワイヤレスUSBアダプタ。
  6. 前記ワイヤレスUSBアダプタは、前記ワイヤレスUSBアダプタのデバイス識別値と前記データ処理装置のホスト識別値と秘密鍵とを格納する不揮発性メモリと、前記ワイヤレス通信のセッション状態を表示する表示素子とを備え、前記ワイヤレスUSBアダプタは、前記データ処理装置との間でデータ通信を暗号化して実行する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のワイヤレスUSBアダプタ。
  7. USBポートと、USBポートからのデータをワイヤレス通信するためのUSBホスト・ドライバと、ワイヤレス通信するアダプタのデバイス識別値とホスト識別値と秘密鍵とを格納する不揮発性メモリとを備え、請求項1〜6のいずれか1項に記載のワイヤレスUSBアダプタとの間でワイヤレスUSBリンクを確立する、データ処理装置。
  8. 前記データ処理装置は、前記ワイヤレスUSBアダプタを収容するスロットを備え、前記ワイヤレスUSBアダプタが前記スロット内に装着されると前記ワイヤレスUSBアダプタに電力を供給する電源装置を備える、請求項7に記載のデータ処理装置。
  9. 前記データ処理装置は、画像形成装置または情報処理装置である、請求項7または8に記載のデータ処理装置。
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