JP2008038407A - 生体情報測定便器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 貯水タンクに貯留された水を便器のポールに供給することによってポール内の溜水を下水配管に排出した後に、ボール溜水形成手段がポールに給水す測定を開始する水位を所定水位に形成し、被験者の排尿によって変化する溜水水位を計測することによって、排尿情報を測定する生体情報測定便器において、
ボール溜水形成手段は、給水源からポールに連通する流路に設けられた開閉手段の開閉を制御することによって便器ボール内の水位を所定の水位に形成することを特徴とすることにより、
給水源の給水圧の変動によって便器としての性能が変化することのない生体情報測定便器とすることが可能となる。
【選択図】 図2
Description
このような場合、ボール内の溜水を排出するためのサイホン現象を発生させるためにはゼット吐水ノズルに供給する水は充分な瞬間流量とする必要があることから、水道水の動水圧が極端に低い場所では適切な排出動作が行なえず、結果として生体情報測定便器の機能を果たすことができないという問題があった。
そのため、便器ボール内の溜水水位を測定しながら溜水供給量を制御する貯水式便器もある(例えば、特許文献2参照。)。
しかし、この場合も溢流水位となるように過不足なく給水を行うことにより、便器洗浄後にボールに入替供給される溜水に無駄な溢流が発生しないようにしているものであり、排尿によって変化する溜水水位を測定すべく、溜水水位を溢流水位以下の所定水位とすることを目指したものではなかった。
被験者の尿を受けるボールと、
前記ボールと下水配管とを接続し、前記ボールと前記下水配管との空気の連通を遮断する溜水を形成するトラップと、
給水源から供給される水を貯水タンク内に貯留水として貯留するタンク貯水手段と、
前記貯留水を前記ボール内に供給することによってサイホン現象を発生させて前記ボール内の溜水を前記下水配管に排出させるボール溜水排出手段と、
前記ボール溜水排出手段によって前記ボール内の溜水が排出された後に、前記ボール内に給水することによって前記ボール内に前記トラップの溢流水位より低い所定水位の溜水を形成するボール溜水形成手段と、
前記溜水の水位を測定する溜水水位測定手段と、
前記溜水水位測定手段によって測定される溜水水位の変化挙動から排尿情報を演算する排尿情報演算手段と、を有する生体情報測定装置において、
前記ボール溜水形成手段は、給水源から前記ボール内に連通する溜水補給流路と、
前記溜水補給流路に設けられ前記溜水補給流路を開閉する溜水補給流路開閉手段とを備え、
前記溜水補給流路開閉手段の開閉動作を制御することによって前記ボール内の溜水の水位を前記所定水位に形成する
ことを特徴とすることにより、
給水圧変動によって便器としての性能が変化することのない所定の排尿情報を測定することを可能としている。
電力供給有無に左右されずに、低コストで貯水機能を実現することを可能としている。
前記溜水補給流路は、前記オーバーフロー流路に接続されていることにより、
タンク貯水式便器の給水流路に必要な逆流防止機能を構成を別途に設けることなく、溜水補給流路に付与することが可能となるため、構成を簡略化することができる。
簡便な機構と制御構成で排尿情報測定範囲を確保するために溜水水位をトラップ部の溢流水位以下に設定することを可能とした。
下水配管内で圧力変動が発生して溜水水位が変化するような環境であっても、排尿情報測定範囲を確保するために溜水水位をトラップ部の溢流水位以下に設定することを可能とした。
高精度な溜水水位測定と、それがもたらす高精度の排尿情報測定の実現を可能とした。
便器の交換を実施することなく、各機能部材を後付けすることにより、既存の便器に対して排尿情報測定機能を付加することの実現を可能とした。
また便器給水装置70は、測定用便器111に対して便器洗浄水や、便器内に封水を形成する溜水を給水するものである。便器給水装置70はキャビネット114内に収納せず、外部に露出した構成としても良い。なお、衛生洗浄装置123は、本発明に係る生体情報測定便器を構成する必須要件ではない。
オーバーフロー管157によって貯水タンク134内とボール116内とは常時連通している状態となっている。そのため、万一タンク給水弁20が故障して貯水タンク134内への給水が停止されない状態になっても、所定の水位以上の水を直接、ボール給水流路151に排出することによって、貯水タンク134外に水が溢れないように構成されている。
ここで、補給水管路154は貯水タンク134の内部でタンク給水管路19から分岐しているように図3では描かれているが、タンク給水弁20より上流側の位置であれば貯水タンク134の外で分岐するものも含むものである。
なお、直接ボール給水流路151に接続する場合は、補給水管路154の途中に逆流を防止するための逆止弁の設置などの配慮が必要となる。
また、下水配管135内の圧力変動を測定するための本発明における下水圧変動測定手段を構成するものとして、排水ソケット109に下水圧測定センサー160が設けられている。
なお、本実施例において、溜水水位測定手段158と下水圧測定センサ160は、いづれも変動情報を直接測定する圧力センサーを想定している。
この給水動作は所定時間経過するまで引き続き行われ、所定時間経過後、ボール116内の溜水水位がトラップ125の溢流水位以下の所定水位となって給水は停止し、次回の測定を待つ通常の使用待機状態に復帰する。本実施形態ではこのときの所定水位が排尿情報測定時に被験者である使用者が排尿を開始する時の所定水位である測定開始水位Yとなる。
また、ボール溜水形成手段155をこの構成とすれば、さらにボール溜水排出手段150を構成する回動モータ31とその制御手段とを付加することによって、既存の便器の貯水タンクユニットを排尿情報測定便器100の便器給水装置70として再構成する事が容易になり、部品の共通化が図れるため新規の設備投資費用の抑制効果が期待できる。
20…タンク給水弁
21…連結部材
22…浮き玉
24…タンク給水口
25…補給水口
31…回動モータ
32…手動レバー
34…チェーン
36…タンク貯留水流出口
70…便器給水装置
100…生体情報測定便器
109…排水ソケット
111…測定用便器
112…排尿情報測定ユニット
113…制御手段
114…キャビネット
115…便座
116…ボール
117…便ふた
119…リモコン
120…操作・表示部
121…リモコン
122…プリンタ
123…衛生洗浄装置
124…給水ノズル
125…トラップ
130…タンク給水手段
134…貯水タンク
135…下水配管
138…検量線記憶手段
139…排尿情報測定手段
140…情報記憶手段
141…溜水水位補正手段
150…ボール溜水排出手段
151…ボール給水流路
152…フラッパー弁
153…導圧路
154…補給水管路
155…ボール溜水形成手段
156…電磁弁
157…オーバーフロー管
158…溜水圧測定センサー
160…下水圧測定センサー
162…給水路
163…導圧路
164…開閉弁
166…開閉弁
168…溜水圧測定センサー
F…満水水位
H…溢流水位
H1…破封水位
W…溜水
X…空水位
Y…測定開始水位
Z…排尿後水位
Claims (7)
- 被験者の尿を受けるボールと、
前記ボールと下水配管とを接続し、前記ボールと前記下水配管との空気の連通を遮断する溜水を形成するトラップと、
給水源から供給される水を貯水タンク内に貯留水として貯留するタンク貯水手段と、
前記貯留水を前記ボール内に供給することによってサイホン現象を発生させて前記ボール内の溜水を前記下水配管に排出させるボール溜水排出手段と、
前記ボール溜水排出手段によって前記ボール内の溜水が排出された後に、前記ボール内に給水することによって、前記ボール内に前記トラップの溢流水位より低い所定水位の溜水を形成するボール溜水形成手段と、
前記溜水の水位を測定する溜水水位測定手段と、
前記溜水水位測定手段によって測定される溜水水位の変化挙動から排尿情報を演算する排尿情報演算手段と、を有する生体情報測定装置において、
前記ボール溜水形成手段は、給水源から前記ボール内に連通する溜水補給流路と、
前記溜水補給流路に設けられ前記溜水補給流路を開閉する溜水補給流路開閉手段とを備え、
前記溜水補給流路開閉手段の開閉動作を制御することによって前記ボール内の溜水の水位を前記所定水位に形成する
ことを特徴とする生体情報測定便器。 - 前記タンク貯水手段は、給水源に接続され前記貯水タンク内に開口するタンク給水管路と、前記タンク給水管路の途中に設けられ前記タンク給水管路を開閉するタンク給水弁とを備え、前記タンク給水弁は前記貯留水の水位に応じて移動する浮力体の浮力によって開閉される弁であることを特徴とする請求項1に記載の生体情報測定便器。
- 前記タンク貯水手段は、前記貯水タンクの内部に設けられ、前記貯留水の水位より高い位置に開口した一端を有し、他端が前記貯留水供給流路に開口した管路であるオーバーフロー流路を備え、
前記溜水補給流路は、前記オーバーフロー流路に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の生体情報測定便器。 - 前記溜水補給流路開閉手段の開閉動作の制御は、前記溜水補給流路開閉手段の開放時間を制御するものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の生体情報測定便器。
- 前記溜水補給流路開閉手段の開閉動作の制御は、前記溜水水位測定手段によって計測される溜水の水位の測定結果に基づいて行なわれることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の生体情報測定便器。
- 前記溜水水位測定手段は溜水水位による水圧を測定する圧力測定手段を有する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の生体情報測定便器。 - 前記溜水水位測定手段は便器溢流面近傍に設けられ、溜水水位までの距離を測定する距離測定手段を有する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の生体情報測定便器。
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