JP7325710B2 - 洗浄水タンク装置、及びそれを備えた水洗便器装置 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄水タンク装置に関し、特に、自己の発電した電力を使用して、水洗便器への洗浄水の供給を行う洗浄水タンク装置、及びそれを備えた水洗便器装置に関する。
特開2009-257061号公報(特許文献1)には、ロータンク装置が記載されている。このロータンク装置は水圧シリンダ装置を備えており、供給された水の水圧により、水圧シリンダ装置を作動させ、ロータンクの排水弁を開弁するように構成されている。また、このロータンク装置においては、水圧シリンダ装置への水の供給、停止が電磁弁により制御されており、電磁弁の作動に基づいて、排水弁の開閉が制御される。即ち、電磁弁を作動させることにより、供給された水を水圧シリンダ装置へ流入させると、水圧シリンダ内のピストンが押し上げられ、このピストンの移動により排水弁が引き上げられ、排水弁が開弁される。また、電磁弁により、水圧シリンダ装置への水の供給を停止させると、排水弁が閉弁される。
また、特開平10-311073号公報(特許文献2)には、便器用タンク装置が記載されている。この便器用タンク装置においては、タンク本体の上部側面に、給水管が接続された電磁弁が設けられており、この電磁弁の流出側にタービンが接続されている。このタービンには発電機が取り付けられており、回路基板には、発電機からの交流電力を直流に変換する整流回路、この整流回路からの直流電流によって充電されるバッテリ、このバッテリからの電力によって作動する電磁弁制御回路が設けられている。
特開2009-257061号公報 特開平10-311073号公報
しかしながら、特許文献1記載のロータンク装置においては、電磁弁により水圧シリンダ装置を作動させているので、外部電源を確保することができない環境には、これを設置することができないという問題がある。また、ロータンク装置(洗浄水タンク装置)に、特許文献2記載の便器用タンク装置のように発電機を備えておき、供給される水の水流により電力を生成し、この電力で電磁弁を作動させることが考えられる。このように、洗浄水タンク装置に供給される水の流れにより発電を行い、この電力で電磁弁が消費する電力を全て賄うことができれば、外部電源を確保できない環境にも、特許文献1に記載されているような洗浄水タンク装置を設置することが可能となる。
しかしながら、近年、水洗便器装置の節水化が進み、一回の便器洗浄において使用される洗浄水の量は、非常に少なくなっている。このため、一回の便器洗浄毎に洗浄水タンク装置に供給される水量は少なく、この水の流れを利用して、電磁弁が消費する電力を全て賄うことには困難が予想される。
従って、本発明は、自己の発電した電力を使用して、水洗便器への洗浄水の供給を行う洗浄水タンク装置、及びそれを備えた水洗便器装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、自己の発電した電力を使用して、水洗便器への洗浄水の供給を行う洗浄水タンク装置であって、水洗便器に供給すべき洗浄水を貯留すると共に、貯留した洗浄水を水洗便器へ排出するための排水口が形成された貯水タンクと、排水口を開閉し、水洗便器への洗浄水の供給、停止を行う排水弁と、供給された水道水の給水圧を利用して、排水弁を駆動する排水弁水圧駆動部と、供給された水道水が駆動部給水路を介して排水弁水圧駆動部に流入するように、排水弁水圧駆動部への給水、停止を行う給水制御装置と、この給水制御装置の給水、停止を制御する電磁弁と、排水弁水圧駆動部において排水弁の駆動に利用され、排水弁水圧駆動部から流出した水を、水洗便器及び/又は貯水タンクに流入させる駆動部排水路と、駆動部給水路又は駆動部排水路に設けられ、電磁弁を作動させるための電力を水流により生成する発電機と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、水流により発電機が電力を生成し、この電力により、電磁弁が作動される。電磁弁は、給水制御装置の給水、停止を制御して、供給された水道水が駆動部給水路を介して排水弁水圧駆動部に流入するように、排水弁水圧駆動部への給水、停止を行う。排水弁水圧駆動部において排水弁の駆動に利用され、排水弁水圧駆動部から流出した水は、駆動部排水路を介して水洗便器及び/又は貯水タンクに流入される。発電機は、排水弁水圧駆動部に水を流入させる駆動部給水路、又は排水弁水圧駆動部から流出した水を水洗便器及び/又は貯水タンクに流入させる駆動部排水路に設けられている。
このように構成された本発明によれば、発電機が駆動部給水路又は駆動部排水路に設けられているので、便器洗浄のために洗浄水タンク装置に供給され、排水弁水圧駆動部において排水弁の駆動に利用された水の流れを発電にも利用することができる。このように発電機を配置することにより、電磁弁が消費する電力を十分に賄えることが、本件発明者の研究開発により実証された。これにより、自己の発電した電力を使用して、水洗便器への洗浄水の供給を行う洗浄水タンク装置を提供することができる。
本発明において、好ましくは、発電機は駆動部排水路に設けられ、駆動部排水路を流れる水流により電力を生成する。
このように構成された本発明によれば、発電機が、排水弁水圧駆動部から流出した水が流れる駆動部排水路に設けられているので、発電機により大きな圧力損失が発生する場合においても、排水弁水圧駆動部により排水弁を駆動するための駆動力が不足することがない。この結果、発電機設計の自由度が高くなり、より大型の発電機を採用することが可能になり、発電機が生成した電力により電磁弁が消費する電力を十分に賄うことができる。
本発明において、好ましくは、排水弁水圧駆動部は、駆動部給水路からの水が流入するシリンダと、このシリンダ内に摺動可能に配置されると共に、駆動部給水路から水が流入すると、第1の位置から第2の位置に移動されるピストンと、を備え、ピストンが第2の位置に移動されると、シリンダ内に流入した水が駆動部排水路に流出する。
このように構成された本発明によれば、発電機が設けられている駆動部排水路への水の流出は、シリンダ内に配置されているピストンが第2の位置に移動された後であるため、発電機を設けることによる排水弁水圧駆動部の駆動力の不足を、より確実に回避することができる。
本発明において、好ましくは、駆動部排水路は、シリンダに設けられた流出孔を介してシリンダの内部と連通しており、ピストンが第2の位置に移動されると、駆動部給水路と駆動部排水路がシリンダの内部を介して連通する。
このように構成された本発明によれば、駆動部排水路への水の流出が、シリンダ内に配置されたピストンによって制御されるので、簡便な構成で、排水弁の駆動と、駆動部排水路への水の流出の両方を制御することができる。
また、本発明は、水洗便器装置であって、本発明の洗浄水タンク装置と、この洗浄水タンク装置から供給される洗浄水により洗浄される水洗便器と、を有することを特徴としている。
本発明の洗浄水タンク装置、及びそれを備えた水洗便器装置によれば、自己の発電した電力を使用して、水洗便器への洗浄水の供給を行うことができる。
本発明の実施形態による洗浄水タンク装置を備えた水洗便器装置全体を示す斜視図である。 本発明の実施形態による洗浄水タンク装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の実施形態による洗浄水タンク装置に備えられた給水制御装置を示す断面図である。
次に、添付図面を参照して、本発明の実施形態による水洗便器装置を説明する。
図1は、本発明の実施形態による洗浄水タンク装置を備えた水洗便器装置全体を示す斜視図である。図2は、本発明の実施形態による洗浄水タンク装置の概略構成を示す断面図である。図3は、本発明の実施形態による洗浄水タンク装置に備えられた給水制御弁を示す断面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態による水洗便器装置1は、水洗便器である水洗便器本体2と、この水洗便器本体2の後部に載置された、本発明の実施形態による洗浄水タンク装置4から構成されている。本実施形態の水洗便器装置1は、使用後に、壁面に取り付けられたリモコン装置6を操作するか、便座に設けられた人感センサ8が使用者の離座を検知した後、所定時間経過することにより、水洗便器本体2のボウル部2aの洗浄が行われるように構成されている。本実施形態による洗浄水タンク装置4は、リモコン装置6又は人感センサ8からの指示信号に基づいて、内部に貯留されている洗浄水を水洗便器本体2に排出し、この洗浄水によりボウル部2aを洗浄するように構成されている。なお、本実施形態では人感センサ8は便座に設けられているが、本発明はこの形態に限るものではなく、使用者の着座、離座や接近、離脱、手をかざす動作を検知できる位置に設けられていればよく、例えば、水洗便器本体2や洗浄水タンク装置4に設けることもできる。また、人感センサ8は、使用者の着座、離座や接近、離脱、手をかざす動作を検知できるものであればよく、例えば、赤外線センサやマイクロ波センサを人感センサ8として使用することができる。
図2に示すように、洗浄水タンク装置4は、水洗便器本体2に供給すべき洗浄水を貯留する貯水タンク10と、この貯水タンク10に設けられた排水口10aを開閉するための排水弁12と、この排水弁12を駆動する排水弁水圧駆動部14と、を有する。さらに、洗浄水タンク装置4は、排水弁水圧駆動部14から水を排出する水路に設けられた発電機16と、排水弁水圧駆動部14への給水、停止を行う給水制御装置18と、給水制御装置18に取り付けられ、発電機16によって生成された電力により作動する電磁弁20と、を内部に有する。
貯水タンク10は、水洗便器本体2に供給すべき洗浄水を貯留するように構成されたタンクであり、その底部には貯留した洗浄水を水洗便器本体2へ排出するための排水口10aが形成されている。また、貯水タンク10内において、排水口10aの下流側にはオーバーフロー管10bが接続されている。このオーバーフロー管10bは、排水口10aの近傍から垂直に立ち上がり、貯水タンク10内に貯留されている洗浄水の水面よりも上方まで延びている。従って、オーバーフロー管10bの上端から流入した洗浄水は、排水口10aをバイパスして、水洗便器本体2へ直接流出する。
排水弁12は、排水口10aを開閉するように配置された弁体であり、排水弁12が上方に引き上げられることにより開弁され、貯水タンク10内の洗浄水が水洗便器本体2に排出されて、ボウル部2aが洗浄される。
排水弁水圧駆動部14は、水道から供給された洗浄水の給水圧を利用して、排水弁12を駆動するように構成されている。具体的には、排水弁水圧駆動部14は、給水制御装置18から供給された水が流入するシリンダ14aと、このシリンダ14a内に摺動可能に配置されたピストン14bと、シリンダ14aの下端から突出して排水弁12を駆動するロッド15と、を有する。さらに、シリンダ14aの内部にはスプリング14cが配置されており、ピストン14bを下方に向けて付勢していると共に、ピストン14bにはパッキン14eが取り付けられ、シリンダ14aの内壁面とピストン14bの間の水密性が確保されている。また、ロッド15の途中には、クラッチ機構22が設けられており、このクラッチ22により、ロッド15は上部ロッド15aと下部ロッド15bに切り離される。
シリンダ14aは円筒形の部材であり、その軸線を鉛直方向に向けて配置されると共に、内部にピストン14bを摺動可能に受け入れている。また、シリンダ14aの下端部には、駆動部給水路である流入管24aが接続されており、給水制御装置18から流出した水がシリンダ14a内に流入するようになっている。このため、シリンダ14a内のピストン14bは、シリンダ14aに流入した水により、スプリング14cの付勢力に抗して押し上げられる。
一方、シリンダ14aの上端部には流出孔が設けられ、駆動部排水路である流出管24bは、この流出孔を介してシリンダ14aの内部と連通している。従って、シリンダ14a下部に接続された流入管24aからシリンダ14a内に水が流入すると、ピストン14bは、第1の位置であるシリンダ14aの下部から上方へ押し上げられる。そして、ピストン14bが、流出孔よりも上方の第2の位置まで押し上げられると、シリンダ14aに流入した水は流出孔から流出管24bを通って流出する。即ち、流入管24aと流出管24bは、ピストン14bが第2の位置まで移動されると、シリンダ14aの内部を介して連通される。また、シリンダ14aから延びる流出管24bの先端部には流出管分岐部24cが設けられている。流出管分岐部24cにおいて分岐した流出管24bは、その一方が貯水タンク10内に水を流出させ、他方がオーバーフロー管10bの中に水を流出させるように構成されている。従って、シリンダ14aから流出した水の一部は、オーバーフロー管10bを通って水洗便器本体2に排出され、残りは貯水タンク10内に貯留される。
ロッド15は、ピストン14bの下面に接続された棒状の部材であり、シリンダ14aの底面に形成された貫通孔14fを通って、シリンダ14aの中から下方に突出するように延びている。また、ロッド15の下端には排水弁12が接続されており、ロッド15は、ピストン14bと排水弁12を連結している。このため、シリンダ14aに水が流入してピストン14bが押し上げられると、ピストン14bに接続されたロッド15が排水弁12を上方に吊り上げ、排水弁12が開弁される。
また、シリンダ14aの下方から突出するロッド15と、シリンダ14aの貫通孔14fの内壁との間には、隙間14dが設けられ、シリンダ14aに流入した水の一部は、この隙間14dから流出する。隙間14dから流出した水は、貯水タンク10内に流入する。なお、この隙間14dは比較的狭く、流路抵抗が大きいため、隙間14dから水が流出する状態であっても、流入管24aからシリンダ14aに流入する水によりシリンダ14a内の圧力が上昇し、スプリング14cの付勢力に抗してピストン14bが押し上げられる。
さらに、ロッド15の途中には、クラッチ機構22が設けられている。クラッチ機構22は、ロッド15(排水弁12)が所定距離吊り上げられると、ロッド15を上部ロッド15aと下部ロッド15bに切り離すように構成されている。クラッチ機構22が切り離された状態では、下部ロッド15bは、ピストン14b及び上部ロッド15aの上部の動きに連動しなくなり、下部ロッド15bは排水弁12と共に、浮力に抵抗しながら重力により降下する。
また、排水弁12の近傍には、排水弁フロート機構26が設けられている。この排水弁フロート機構26は、ロッド15が所定距離吊り上げられ、クラッチ機構22により下部ロッド15bが切り離された後、下部ロッド15b及び排水弁12が降下して、排水口10aを閉弁させるのを遅延させるように構成されている。具体的には、排水弁フロート機構26は、フロート部26aと、このフロート部26aと連動した係合部26bと、を有する。
係合部26bは、クラッチ機構22により切り離されて降下してきた下部ロッド15bと係合し、下部ロッド15b及び排水弁12が降下して、排水口10aに着座するのを阻止するように構成されている。次いで、貯水タンク10内の水位低下と共にフロート部26aが下降し、貯水タンク10内の水位が所定水位まで低下すると、フロート部26aが係合部26bを回動させて、係合部26bと下部ロッド15bの係合が解除される。係合が解除されることにより、下部ロッド15b及び排水弁12は降下して、排水口10aに着座する。これにより、排水弁12の閉弁が遅延され、適正量の洗浄水が、排水口10aから排出されるようになっている。
一方、発電機16は、排水弁水圧駆動部14よりも下流側の、流出管24bの途中に設けられており、排水弁水圧駆動部14から流出し、流出管分岐部24cに至る間の水の流れに基づいて、電力を生成するように構成されている。具体的には、発電機16は水車(図示せず)を備えており、流出管24b内の水流により、この水車が回転駆動されることにより電力が生成される。発電機16によって生成された電力は、発電機16に接続されたコントローラ28に送られ、コントローラ28に内蔵されたキャパシタ(図示せず)に充電される。なお、水洗便器本体2の1回の洗浄により生成され、蓄積される電力は、1回の洗浄で電磁弁20を作動させるために消費される電力よりも多く、洗浄で使用する電力を発電機16の発電電力で賄うことができる。従って、本実施形態の洗浄水タンク装置4は、自己の発電した電力を使用して、水洗便器本体2への洗浄水の供給を行っている。
また、給水制御装置18と排水弁水圧駆動部14の間の流入管24aには、バキュームブレーカ30が設けられている。このバキュームブレーカ30により、給水制御装置18側が負圧になった場合には、流入管24aに外気が吸引され、排水弁水圧駆動部14側からの水の逆流が防止される。
次に、給水制御装置18は、電磁弁20の作動に基づいて排水弁水圧駆動部14への給水を制御すると共に、貯水タンク10への給水、停止を制御するように構成されている。即ち、給水制御装置18は、水道に接続された給水管32と、排水弁水圧駆動部14に接続された流入管24aとの間に接続されており、コントローラ28からの指示信号に基づいて、給水管32から供給された水の、排水弁水圧駆動部14への供給、停止を制御する。本実施形態においては、給水制御装置18から流出した水は、全量が流入管24aを通って排水弁水圧駆動部14に供給される。排水弁水圧駆動部14に供給された水の一部は、シリンダ14aの貫通孔14fの内壁とロッド15の間の隙間14dから流出して貯水タンク10へ流入する。また、排水弁水圧駆動部14に供給された水の多くは、流出管24bを通ってシリンダ14aから流出し、流出管分岐部24cにおいて貯水タンク10に流入する部分と、オーバーフロー管10bを介して水洗便器本体2に流入する部分に分岐される。
なお、本実施形態においては、コントローラ28には、回路基板及びキャパシタ(以上、図示せず)が内蔵されている。この回路基板には、発電機16からの交流電力を直流に変換する整流回路が設けられ、整流回路からの直流電流によってキャパシタが充電され、キャパシタからの電力によって、回路基板上に設けられた電磁弁制御回路が作動する。
また、水道から供給された水は、貯水タンク10の外側に配置された止水栓32a、この止水栓32aの下流側の、貯水タンク10の中に配置された定流量弁32bを介して給水制御装置18に供給される。止水栓32aは、メンテナンス時等に洗浄水タンク装置4への水の供給を停止させるために設けられており、通常は開栓された状態で使用される。定流量弁32bは、水道から供給された水を、所定流量で給水制御装置18に流入させるために設けられており、水洗便器装置1の設置環境に関わらず一定流量の水が給水制御装置18に供給されるように構成されている。
また、給水制御装置18には電磁弁20が取り付けられており、この電磁弁20の作動に基づいて、給水制御装置18から排水弁水圧駆動部14への給水が制御される。具体的には、リモコン装置6や人感センサ8からの信号をコントローラ28が受信し、コントローラ28は電磁弁20に電気信号を送り、これを作動させる。電磁弁20は、発電機16によって生成され、コントローラ28に内蔵されたキャパシタ(図示せず)に充電されていた電力によって作動される。
一方、給水制御装置18には、給水弁フロート34も接続されており、貯水タンク10内の貯水水位を所定水位L1に設定するように構成されている。給水弁フロート34は貯水タンク10内に配置されており、貯水タンク10の水位上昇と共に上昇して、水位が所定水位L1まで上昇すると、給水制御装置18から排水弁水圧駆動部14への給水を停止させるように構成されている。
次に、図3を参照して、給水制御装置18の構成を説明する。
図3に示すように、給水制御装置18は、給水管32及び流入管24aが接続された本体部36と、この本体部36の中に配置された主弁体38と、この主弁体38が着座する弁座40と、給水弁フロート34によって回動されるアーム部42と、このアーム部42の回動によって移動されるフロート側パイロット弁44と、を有する。
また、給水制御装置18に取り付けられた電磁弁20は、駆動力を発生させるためのソレノイドコイル46と、このソレノイドコイル46によって駆動されるプランジャー48と、このプランジャー48に取り付けられた電磁弁側パイロット弁50と、閉弁時において電磁弁側パイロット弁50を主弁体38に押しつけるコイルスプリング52と、を有する。
本体部36は、下部に給水管32の接続部、一側に流入管24aの接続部が設けられた部材であり、流入管24aの反対側の側面には、電磁弁20が取り付けられるように構成されている。また、本体部36の内部には、弁座40が形成されており、この弁座40は、接続部に接続された流入管24aに連通するようになっている。さらに、本体部36の内部には、弁座40を開閉するように主弁体38が配置されており、開弁時においては、給水管32から流入した水道水が、弁座40を通って、流入管24aに流出するように構成されている。
主弁体38は、概ね円板状のダイヤフラム式の弁体であり、弁座40に対して着座、離座できるように、本体部36の中に取り付けられている。また、主弁体38の中央には、電磁弁20の電磁弁側パイロット弁50によって開閉されるパイロット弁口38aが設けられ、主弁体38の周縁部にはブリード穴38bが設けられている。また、本体部36内には、主弁体38に対して、弁座40の反対側(図3において左側)に、圧力室36aが形成されている。即ち、圧力室36aは、本体部36の内壁面と主弁体38によって画定され、この圧力室36a内の圧力が高くなると、この圧力によって主弁体38が弁座40に押しつけられて、弁座40に着座する。
一方、電磁弁20は、弁座40に対向するように、本体部36に取り付けられており、電磁弁側パイロット弁50を、本体部36の圧力室36a内に進退させることができるように構成されている。即ち、電磁弁20中央部には、プランジャー48が摺動可能に配置され、このプランジャー48の周囲には、ソレノイドコイル46が設けられている。また、プランジャー48の先端には電磁弁側パイロット弁50が取り付けられ、この電磁弁側パイロット弁50はコイルスプリング52の付勢力によって主弁体38のパイロット弁口38aに押しつけられ、これを閉弁している。従って、通常時においては、電磁弁側パイロット弁50は、コイルスプリング52の付勢力によりパイロット弁口38aを閉弁させている。一方、ソレノイドコイル46に通電されると、ソレノイドコイル46とプランジャー48の間に作用する電磁力により、電磁弁側パイロット弁50がパイロット弁口38aから引き離され、パイロット弁口38aが開弁される。
さらに、本体部36内に設けられた圧力室36aには、これに連通するように、圧力通路36bが上方に向けて延びており、この圧力通路36bの上端には、フロート側パイロット弁口44aが設けられている。このフロート側パイロット弁口44aは、上方に向けて開口しており、フロート側パイロット弁44によって開閉されるように構成されている。
一方、給水弁フロート34はアーム部42によって支持されており、このアーム部42は、支持軸42aにより回動可能に支持されている。さらに、アーム部42にはフロート側パイロット弁44が連結されており、アーム部42の回動と共にフロート側パイロット弁44が上下方向に移動されるように構成されている。これにより、貯水タンク10内の水位が所定水位L1まで上昇している状態では給水弁フロート34が上方に押し上げられ、これに伴いフロート側パイロット弁44が下方に移動され、フロート側パイロット弁口44aに着座して、これを閉弁させている。一方、貯水タンク10内の洗浄水が排水され、貯水タンク10内の水位が低下すると、給水弁フロート34が下方に下がり、フロート側パイロット弁44が上方に移動して、フロート側パイロット弁口44aが開弁される。
この構成により、貯水タンク10内の水位が所定水位L1にあり、電磁弁20のソレノイドコイル46に通電されていない、便器洗浄の待機時においては、主弁体38のパイロット弁口38a、及び本体部36のフロート側パイロット弁口44aは、共に閉弁状態となっている。
また、給水管32から本体部36内に流入した水道水は、弁座40の周囲の環状の空間に流入し、ここから主弁体38のブリード穴38bを通って圧力室36a内に流入する。ここで、主弁体38のパイロット弁口38aが電磁弁側パイロット弁50によって閉弁され、且つフロート側パイロット弁口44aがフロート側パイロット弁44によって閉弁されている状態では、ブリード穴38bから圧力室36aに流入した水道水が流出する経路がなく、圧力室36a内の圧力が上昇する。このように圧力室36a内の圧力が上昇すると、この圧力により主弁体38が弁座40に向けて(図3における右側に)押圧され、主弁体38により弁座40が閉弁される。なお、便器洗浄の待機中の、弁座40が閉弁された状態では、主弁体38のパイロット弁口38aはコイルスプリング52の付勢力によって閉弁され、フロート側パイロット弁口44aは給水弁フロート34の浮力によって閉弁されているので、電磁弁20によって電力が消費されることはない。
一方、電磁弁20のソレノイドコイル46に通電が行われると、プランジャー48に作用する電磁力により、電磁弁側パイロット弁50がパイロット弁口38aから引き離され、圧力室36a内の水がパイロット弁口38aから流出して、圧力室36a内の圧力が低下する。これにより、主弁体38が弁座40から引き離されるように(図3における左側に)移動され、弁座40が開弁される。また、貯水タンク10内の水位が所定水位L1よりも低下している状態においては、給水弁フロート34が下がって、フロート側パイロット弁44が上方に移動して、フロート側パイロット弁口44aが開弁される。このように、主弁体38のパイロット弁口38a又はフロート側パイロット弁口44aの何れか一方でも開弁されている状態では、圧力室36a内の圧力が上昇することはないため、弁座40は開弁される。
次に、本発明の実施形態による洗浄水タンク装置4、及びそれを備えた水洗便器装置1の作用を説明する。
まず、上記のように便器洗浄の待機状態においては、貯水タンク10内の水位が所定水位L1にあり、電磁弁20のソレノイドコイル46への通電は行われていない。この状態では、主弁体38のパイロット弁口38a、及び本体部36のフロート側パイロット弁口44aは、共に閉弁状態となり、弁座40は主弁体38によって閉弁されている。次に、使用者がリモコン装置6(図1)の洗浄ボタンを押すと、リモコン装置6は、便器洗浄の指示信号をコントローラ28(図2)に送信する。なお、本実施形態の水洗便器装置1においては、人感センサ8(図1)によって使用者の離座が検知された後、リモコン装置6の洗浄ボタンが押されることなく、所定時間経過した場合にも、便器洗浄の指示信号がコントローラ28に送信される。
便器洗浄の指示信号を受信すると、コントローラ28は、電磁弁20のソレノイドコイル46(図3)に通電を行い、電磁弁側パイロット弁50を主弁体38のパイロット弁口38aから離座させる。これにより、圧力室36a内の圧力が低下し、主弁体38が弁座40から離座して、弁座40が開弁される。この結果、給水管32から給水制御装置18(図2)に供給された水道水は、給水制御装置18から流出して流入管24aに流入する。
さらに、流入管24a内を流れた水は、排水弁水圧駆動部14のシリンダ14a内に流入する。シリンダ14a内に流入した水は、スプリング14cの付勢力に抗してピストン14bを押し上げる。これにより、ピストン14bに連結されたロッド15、このロッド15に連結された排水弁12も引き上げられ、排水弁12が排水口10aから離間する。即ち、排水弁12は、給水管32を介して給水された水道水の給水圧により駆動され、開弁される。
排水弁12が開弁されると、貯水タンク10内に貯留されていた洗浄水(水道水)が、排水口10aを通って水洗便器本体2のボウル部2aに排出され、ボウル部2aが洗浄される。また、貯水タンク10内の洗浄水が排出されると、貯水タンク10内の水位が所定水位L1よりも低下するので、給水弁フロート34が下がる。これにより、アーム部42(図3)が回動し、フロート側パイロット弁44がフロート側パイロット弁口44aから離座し、フロート側パイロット弁口44aが開弁される。
なお、フロート側パイロット弁口44aが開弁した状態では、主弁体38のパイロット弁口38aが閉弁されても、圧力室36a内の圧力が上昇することはないため、弁座40から主弁体38が離座した状態(開弁状態)を維持することができる。このため、コントローラ28はソレノイドコイル46に通電して主弁体38を開弁させた後、所定時間経過して、貯水タンク10内の水位が低下すると、ソレノイドコイル46への通電を停止させる。これにより、電磁弁側パイロット弁50は、コイルスプリング52の付勢力によりパイロット弁口38aに押しつけられるが、貯水タンク10内の水位が低下した状態では、フロート側パイロット弁口44aが開弁されているため、主弁体38は弁座40から離座したままになる。即ち、コントローラ28は、ソレノイドコイル46に短時間通電するだけで、長時間主弁体38を開弁させることができ、僅かな電力消費で1回の便器洗浄を実行することができる。
一方、流入管24aから排水弁水圧駆動部14のシリンダ14aに水が流入し、ピストン14bがシリンダ14aの上部まで押し上げられると、シリンダ14a内の水は、流出管24bを通って流出するようになる。流出管24bを通って流出した水は、発電機16の水車(図示せず)を回転させて電力を生成する。生成された電力は、コントローラ28に内蔵されたキャパシタ(図示せず)に充電される。発電機16を通過した水は、流出管分岐部24cにおいて分岐され、貯水タンク10内、及びオーバーフロー管10b内に夫々流入する。また、流入管24aからシリンダ14aに流入した水の一部は、シリンダ14aの貫通孔14fの内壁とロッド15の間の隙間14dから流出し、この水は、貯水タンク10に流入する。
また、ピストン14bが押し上げられ、これに伴いロッド15及び排水弁12が所定位置まで引き上げられると、クラッチ機構22が、下部ロッド15b及び排水弁12を、上部ロッド15aから切り離す。これにより、上部ロッド15aはピストン14bと共に上方に押し上げられたままになる一方、下部ロッド15b及び排水弁12は、自重により降下する。しかしながら、切り離された下部ロッド15bは、排水弁フロート機構26の係合部26bと係合し、下部ロッド15b及び排水弁12の降下が阻止される。これにより、貯水タンク10の排水口10aは開弁されたままとなり、貯水タンク10からの排水が継続される。
ここで、貯水タンク10内の水位が、所定水位L1よりも低い第2の所定水位L2まで低下すると、排水弁フロート機構26のフロート部26aが下降し、これが係合部26bを移動させる。これにより、下部ロッド15bと係合部26bとの係合が解除され、下部ロッド15b及び排水弁12は再び降下し始める。その後、排水弁12が貯水タンク10の排水口10aを閉弁させ、水洗便器本体2への洗浄水の排出が停止される。排水口10aが閉弁された後も、給水制御装置18内の弁座40は開弁された状態にあるため、給水管32から供給された水が排水弁水圧駆動部14に流入し、排水弁水圧駆動部14から流出した水は、流出管24bを通って貯水タンク10内に流入するので、貯水タンク10内の水位が上昇する。
貯水タンク10内の水位が所定水位L1まで上昇すると、給水弁フロート34が上昇し、アーム部42を介してフロート側パイロット弁44が下降され、フロート側パイロット弁口44aが閉弁される。これにより、フロート側パイロット弁口44a及び主弁体38のパイロット弁口38aが閉弁されるので、圧力室36a内の圧力が上昇し、主弁体38が弁座40に着座する。この結果、給水制御装置18から排水弁水圧駆動部14への給水が停止され、発電機16による電力の生成が終了する。また、排水弁水圧駆動部14のピストン14bは、スプリング14cの付勢力により押し下げられる。ピストン14bと共に上部ロッド15aが押し下げられると、クラッチ機構22により切り離されていた上部ロッド15aと下部ロッド15bが再び連結される。このため、次回、便器洗浄が実行された時は、上部ロッド15a及び下部ロッド15bは、ピストン14bにより共に引き上げられる。以上により、一回の便器洗浄が終了し、水洗便器装置1は、便器洗浄の待機状態に復帰する。
本発明の実施形態の洗浄水タンク装置4によれば、発電機16が流出管24bに設けられているので、便器洗浄のために洗浄水タンク装置4に供給され、排水弁水圧駆動部14において排水弁12の駆動に利用された水の流れを発電にも利用することができる。このように発電機16を配置することにより、電磁弁20が消費する電力を十分に賄うことができる。これにより、自己の発電した電力を使用して、水洗便器への洗浄水の供給を行う洗浄水タンク装置4を提供することができる。
また、本実施形態の洗浄水タンク装置4によれば、発電機16が、排水弁水圧駆動部14から流出した水が流れる流出管24bに設けられているので、発電機16により大きな圧力損失が発生する場合においても、排水弁水圧駆動部14により排水弁12を駆動するための駆動力が不足することがない。この結果、発電機設計の自由度が高くなり、より大型の発電機16を採用することが可能になり、発電機16が生成した電力により電磁弁20が消費する電力を十分に賄うことができる。
さらに、本実施形態の洗浄水タンク装置4によれば、発電機16が設けられている流出管24bへの水の流出は、シリンダ14a内に配置されているピストン14bが第2の位置に移動された後であるため、発電機16を設けることによる排水弁水圧駆動部14の駆動力の不足を、より確実に回避することができる。
また、本実施形態の洗浄水タンク装置4によれば、流出管24bへの水の流出が、シリンダ14a内に配置されたピストン14bによって制御されるので、簡便な構成で、排水弁12の駆動と、流出管24bへの水の流出の両方を制御することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述した実施形態に、種々の変更を加えることができる。例えば、上述した実施形態においては、発電機16が流出管24bに設けられていたが、発電機16を流入管24aに、例えば、バキュームブレーカ30と排水弁水圧駆動部14の間に設けることもできる。
また、上述した実施形態においては、発電機16によって生成された電力がコントローラ28に内蔵されたキャパシタに蓄積されていたが、キャパシタに代えて蓄電池に電力が蓄積されるように本発明を構成することもできる。さらに、上述した実施形態においては、ピストン14bと排水弁12の間にクラッチ機構22が設けられていたが、クラッチ機構22を省略することもできる。この場合には、シリンダ14aに接続された流出管24bをシリンダ14aの下方に接続しておき、流出管24bの入口を開閉する開閉機構を設けるのが良い。また、上述した実施形態においては、排水弁水圧駆動部14に設けられたピストン14bは鉛直方向に駆動されていたが、例えば、ピストン14bが水平方向に駆動されるように本発明を構成することもできる。この場合には、ピストン14bが移動する方向を、排水弁12を駆動する方向の動きに変換する機構を設けるのが良い。さらに、上述した実施形態においては、ピストン14b底面の貫通孔14fとロッド15との間に隙間14dが設けられていたが、貫通孔14fとロッド15の間は水密にされていても良い。また、排水弁水圧駆動部14のピストン14bに代えて、給水圧で回転される機構により排水弁12が駆動されるように本発明を構成することもできる。
さらに、上述した実施形態においては、給水制御装置18は、電磁弁20によって駆動される電磁弁側パイロット弁50により主弁体38が開閉されていたが、電磁弁20により主弁体38が直接開閉されるように本発明を構成することもできる。また、上述した実施形態においては、フロート側パイロット弁44がフロート34の動きに基づいて駆動されていた。これに対し、変形例として、フロート34に代えて水位検知センサを設けておき、この水位検知センサの検出信号に基づいて電磁弁によりパイロット弁を制御するように本発明を構成することもできる。この場合において、コントローラ28からの制御信号によって制御される電磁弁20とは別に、水位検知センサの検出信号に基づいて制御される電磁弁を設けることができる。或いは、単一の電磁弁20が、コントローラ28からの制御信号、及び水位検知センサの検出信号に基づいて制御されるように本発明を構成することもできる。
1 水洗便器装置
2 水洗便器本体(水洗便器)
2a ボウル部
4 洗浄水タンク装置
6 リモコン装置
8 人感センサ
10 貯水タンク
10a 排水口
10b オーバーフロー管
12 排水弁
14 排水弁水圧駆動部
14a シリンダ
14b ピストン
14c スプリング
14d 隙間
14e パッキン
14f 貫通孔
15 ロッド
15a 上部ロッド
15b 下部ロッド
16 発電機
18 給水制御装置
20 電磁弁
22 クラッチ機構
24a 流入管(駆動部給水路)
24b 流出管(駆動部排水路)
24c 流出管分岐部
26 排水弁フロート機構
26a フロート部
26b 係合部
28 コントローラ
30 バキュームブレーカ
32 給水管
32a 止水栓
32b 定流量弁
34 給水弁フロート
36 本体部
36a 圧力室
36b 圧力通路
38 主弁体
38a パイロット弁口
38b ブリード穴
40 弁座
42 アーム部
42a 支持軸
44 フロート側パイロット弁
44a フロート側パイロット弁口
46 ソレノイドコイル
48 プランジャー
50 電磁弁側パイロット弁
52 コイルスプリング

Claims (5)

  1. 自己の発電した電力を使用して、水洗便器への洗浄水の供給を行う洗浄水タンク装置であって、
    上記水洗便器に供給すべき洗浄水を貯留すると共に、貯留した洗浄水を上記水洗便器へ排出するための排水口が形成された貯水タンクと、
    上記排水口を開閉し、上記水洗便器への洗浄水の供給、停止を行う排水弁と、
    供給された水道水の給水圧を利用して、上記排水弁を駆動する排水弁水圧駆動部と、
    供給された水道水が駆動部給水路を介して上記排水弁水圧駆動部に流入するように、上記排水弁水圧駆動部への給水、停止を行う給水制御装置と、
    この給水制御装置の給水、停止を制御する電磁弁と、
    上記排水弁水圧駆動部において上記排水弁の駆動に利用され、上記排水弁水圧駆動部から流出した水を、上記水洗便器及び/又は上記貯水タンクに流入させる駆動部排水路と、
    上記駆動部排水路に設けられ、上記電磁弁を作動させるための電力を水流により生成する発電機と、
    を有することを特徴とする洗浄水タンク装置。
  2. 上記排水弁水圧駆動部は、上記駆動部給水路からの水が流入するシリンダと、このシリンダ内に摺動可能に配置されると共に、上記駆動部給水路から水が流入すると、第1の位置から第2の位置に移動されるピストンと、を備え、上記ピストンが上記第2の位置に移動されると、上記シリンダ内に流入した水が上記駆動部排水路に流出する請求項記載の洗浄水タンク装置。
  3. 上記駆動部排水路は、上記シリンダに設けられた流出孔を介して上記シリンダの内部と連通しており、上記ピストンが上記第2の位置に移動されると、上記駆動部給水路と上記駆動部排水路が上記シリンダの内部を介して連通する請求項記載の洗浄水タンク装置。
  4. さらに、上記排水弁水圧駆動部から上記排水弁を切り離すクラッチ機構を有し、このクラッチ機構は、上記排水弁水圧駆動部への給水中に上記排水弁を上記排水弁水圧駆動部から切り離して上記排水弁を降下させ、上記給水制御装置は、上記排水弁により上記排水口が閉弁した後に、上記貯水タンク内の水位が所定水位まで上昇すると、上記貯水タンク内への給水を停止させる請求項1記載の洗浄水タンク装置。
  5. 水洗便器装置であって、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の洗浄水タンク装置と、
    この洗浄水タンク装置から供給される洗浄水により洗浄される上記水洗便器と、
    を有することを特徴とする水洗便器装置。
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