JP2008030779A - 燃料補給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】給油された燃料を別の燃料用の燃料容器に混入させないこと
【解決手段】補給対象の燃料の燃料種別情報を送る送信手段(送受信手段16)が具備された給油設備10を設ける。そして、複数種類の燃料毎に用意された複数の燃料容器21A,21B、1つの給油口22aから給油された燃料が流れる燃料補給主通路22、この燃料補給主通路22と各燃料容器21A,21Bとを各々連通させる燃料補給副通路24A,24B、燃料補給主通路22を各燃料補給副通路24A,24Bの内の何れか1本に連通させる流路切替手段25、給油設備10からの燃料種別情報を受け取る受信手段(送受信手段27)及び当該受信手段が受け取った燃料種別情報に基づき流路切替手段25を駆動制御して燃料補給主通路22を当該燃料種別情報の燃料に該当する燃料補給副通路24A(24B)に連通させる制御手段(電子制御装置26)が具備された燃料貯留装置20を設けること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、給油ノズル等を備えた給油設備と、複数種類の燃料を夫々の燃料毎に貯留する燃料容器を備えた燃料貯留装置と、で構成され、その夫々の燃料容器に対しての燃料の補給を行う燃料補給システムに関する。
従来、性状の異なる複数種類の燃料を用いて運転される所謂多種燃料内燃機関が知られており、この種の多種燃料内燃機関を搭載した車輌においては、その夫々の燃料を給油設備から補給して貯留する燃料貯留装置が用意されている。例えば、その燃料貯留装置としては、下記の特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1の燃料貯留装置は、夫々の燃料(ガソリン燃料、アルコール含有燃料)を燃料種別に応じて個別に貯留させる複数の燃料容器が具備されたものであり、その燃料容器内の燃料性状センサ(アルコール濃度検出手段)で給油設備から補給された燃料の種別を判別し、その補給燃料を何れの燃料容器に導くか決定して燃料の補給通路の切り替えを行うよう構成されている。
尚、下記の特許文献2には、車輌からガスステーションの装置に向けて燃料情報等を送信し、その燃料情報を給油作業者に知らしめる技術が開示されている。
特開平5−209565号公報 特開2002−347900号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の燃料貯留装置は、燃料性状センサで燃料容器内の燃料の性状変化を検知して初めてその燃料容器に補給された燃料が正確には別の燃料容器に補給すべきものであると判断するので、その判断が為されるまでに時間を要してしまう。また、燃料容器にはその判断が為されるまでの間に異種燃料が補給されてしまうので、その不純物が混入された混合燃料によって燃焼不良等を招く虞もある。
そこで、本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、給油ノズルから給油される燃料の種別を迅速に判断でき、且つ、その給油された燃料を別の燃料用の燃料容器に混入させることのない燃料補給システムを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、請求項1記載の発明では、次のような給油設備と燃料貯留装置とによって燃料補給システムを構成する。先ず、給油設備については、補給対象の燃料についての燃料種別情報を送る送信手段を具備している。一方、燃料貯留装置については、複数種類の燃料毎に用意された複数の燃料容器,1つの給油口から給油された燃料が流れる燃料補給主通路,この燃料補給主通路と各燃料容器とを各々連通させる複数の燃料補給副通路,その燃料補給主通路を各燃料補給副通路の内の何れか1本に連通させる流路切替手段,給油設備の送信手段からの燃料種別情報を受け取る受信手段,及び当該受信手段が受け取った燃料種別情報に基づき流路切替手段を駆動制御して燃料補給主通路を当該燃料種別情報の燃料に該当する燃料補給副通路に連通させる制御手段を具備している。
この請求項1記載の燃料補給システムにおいては、給油設備から給油される燃料の種別を実際の給油前に燃料貯留装置側で迅速に知ることができ、これにより、燃料貯留装置における燃料の流路を給油燃料に応じて給油開始前に正しく切り替えることができる。これが為、この燃料補給システムにおいては、給油ノズルから給油された燃料の別の燃料用の燃料容器への混入を防ぐことができる。
また、上記目的を達成する為、請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の燃料補給システムにおいて、給油設備は、燃料を給油する1本の給油ノズルと、複数種類の燃料の流路を切り替えて補給対象の燃料を給油ノズルに導く燃料供給経路と、この燃料供給経路の流路切替を行う制御手段と、を備えている。そして、この給油設備における燃料供給経路の流路切替時期と燃料貯留装置における燃料補給主通路及び各燃料補給副通路間の流路切替時期とを同期させるべく当該給油設備及び燃料貯留装置の各々の制御手段を構成している。
この請求項2記載の燃料補給システムにおいては、その夫々の流路切替時期を同期させることによって、給油口から抜き差しすることなく1本の給油ノズルで補給対象の複数種類の燃料を該当する燃料容器へと給油し続けることができるようになり、給油作業者の利便性が向上する。
本発明に係る燃料補給システムによれば、給油前に給油設備から受け取った燃料種別情報に基づいて給油ノズルから給油される燃料の種別を迅速に判断することができ、これにより、実際の給油作業が開始される前に(即ち、従来の如く燃料容器内へと異種燃料を混入させずに)燃料貯留装置における燃料の流路を正しく切り替えることができるので、補給対象の燃料が別の燃料用の燃料容器に給油されずにすむ。従って、夫々の燃料容器内には純度の高い(即ち、別の種類の燃料が混入されていない)燃料を貯留し続けることができるので、その純度の高い夫々の燃料を用いて各々の燃焼モードに沿った良好な燃焼を行うことができるようになる。
以下に、本発明に係る燃料補給システムについての実施例を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
本発明に係る燃料補給システムの実施例1を図1及び図2に基づいて説明する。この燃料補給システムは、複数種類の燃料の供給が可能な給油設備と、複数種類の燃料を当該燃料毎に用意した各燃料容器へと貯留させる燃料貯留装置と、で構成されたものである。ここでは、ガスステーション等に設置された給油設備と、複数種類の燃料を用いて運転される多種燃料内燃機関を駆動源とする車輌に搭載された燃料貯留装置と、を例示する。
図1の符号10,20は、各々本実施例1の給油設備と燃料貯留装置を示す。本実施例1においては、第1〜第3の燃料貯蔵タンク11A,11B,11C内に各々性状の異なる第1〜第3の燃料F1,F2,F3が貯蔵され、その第1〜第3の燃料F1,F2,F3の中から選択された1種類を燃料貯留装置20に供給する給油設備10について例示する。また、本実施例1の燃料貯留装置20としては、2種類の燃料(ここでは、第1及び第2の燃料F1,F2)の貯留を行うものについて例示する。
先ず、本実施例1の給油設備10には、第1〜第3の燃料F1,F2,F3毎に用意された第1〜第3の給油ノズル12A,12B,12Cと、その第1〜第3の給油ノズル12A,12B,12Cに各々の第1〜第3の燃料F1,F2,F3を導くポンプや燃料通路等からなる第1〜第3の燃料供給手段13A,13B,13Cと、給油作業者が所望の燃料種別等の給油情報を入力する入力手段14と、が設けられている。例えば、給油作業者は、第1燃料F1を入力手段14から選択し、第1給油ノズル12Aから第1燃料F1を燃料貯留装置20に供給する。
一方、本実施例1の燃料貯留装置20には、第1及び第2の燃料F1,F2を各々貯留する第1及び第2の燃料容器21A,21Bと、給油口22aを有する燃料補給主通路22と、その給油口22aを塞ぐ給油キャップ23と、その燃料補給主通路22を第1燃料容器21Aに連通させる第1燃料補給副通路24Aと、その燃料補給主通路22を第2燃料容器21Bに連通させる第2燃料補給副通路24Bと、その燃料補給主通路22を第1又は第2の燃料補給副通路24A,24Bの内の何れか1本に連通させる流路切替手段25と、が設けられている。
その流路切替手段25は、例えば流路切替弁であり、燃料補給主通路22を第1燃料補給副通路24Aに連通させると共に第2燃料補給副通路24Bから遮断させ、又は、その燃料補給主通路22を第2燃料補給副通路24Bに連通させると共に第1燃料補給副通路24Aから遮断させる。この流路切替手段25は、電子制御装置(ECU)26の駆動制御指令に従って作動させる。
ここで、例えば、本実施例1においては、給油設備10側から受け取った補給対象の燃料の情報に応じて電子制御装置26が流路切替手段25の切替方向を求め、その切替方向となるように流路切替手段25を電子制御装置26に駆動制御させる。その補給対象の燃料の情報は、給油作業者が給油設備10の入力手段14から選択した燃料についての情報のことであり、その燃料種別選択時に給油設備10の制御手段15に認識させる。
そこで、本実施例1にあっては、少なくともその補給対象の燃料の情報について送信可能な送信手段を給油設備10に配備する一方、少なくともその情報について受信可能な受信手段を燃料貯留装置20に配備する。ここでは、情報の送受信を行う送受信手段16,27が夫々給油設備10と燃料貯留装置20に配設されている。例えば、その送受信手段16,27としては、相互間で無線通信を行うものが考えられ、ブルートゥースなどのような近距離無線通信手段が有用である。
その給油設備10の送受信手段16は、制御手段15の指示に従って送受信アンテナ16aから情報送信を行う一方、その送受信アンテナ16aから受信した情報を制御手段15に送る。また、燃料貯留装置20の送受信手段27についても同様に、送受信アンテナ27aから受信した情報を電子制御装置26に送る一方、その電子制御装置26の指示に従って送受信アンテナ27aから情報送信を行う。
以下に、そのように構成した本実施例1の燃料補給システムの動作について図2のフローチャートに基づき説明する。ここでは、給油作業者等のオペレータによる補給燃料の情報入力を契機にして本システムが作動するものとして例示する。
先ず、本実施例1においては、オペレータによって給油設備10の入力手段14から補給に必要な燃料の情報が入力される(ステップST1)。ここでの燃料情報としては、少なくとも入力手段14から選択された燃料の燃料種別情報が必要とされる。尚、一般的には、その燃料種別情報の他に補給燃料量情報(満タン情報や指定燃料量情報等)についても入力される。
続いて、この給油設備10の制御手段15は、送受信手段16に指示を送って送受信アンテナ16aから補給対象の燃料情報を送信させる(ステップST2)。ここでの燃料情報としては、上記ステップST1にて入力された燃料情報の内で少なくとも燃料種別情報については必ず送信させる。
そして、その補給対象の燃料情報が燃料貯留装置20の送受信アンテナ27aで受信された際、この燃料貯留装置20においては、その燃料情報が送受信手段27から電子制御装置26へと渡されて、その電子制御装置26が給油口22aと補給対象の燃料に対応する燃料容器(第1燃料容器21A又は第2燃料容器21B)とを連通させる(ステップST3)。本実施例1の燃料貯留装置20においては、電子制御装置26が流路切替手段25を駆動制御して、燃料補給主通路22を第1燃料補給副通路24Aに連通させると共に第2燃料補給副通路24Bから遮断させ、又は、その燃料補給主通路22を第2燃料補給副通路24Bに連通させると共に第1燃料補給副通路24Aから遮断させる。
その電子制御装置26は、ステップST3の動作が終了した後に、その旨を表す情報(連通完了情報)を送受信手段27に指示を送って送受信アンテナ27aから送信させる(ステップST4)。
次に、その連通完了情報が給油設備10の送受信アンテナ16aで受信されて送受信手段16から制御手段15へと渡された後に、この給油設備10から補給対象の燃料の給油を開始させる(ステップST5)。ここでは、給油口22aと補給対象の燃料に対応する燃料容器とが確実に連通している状態にて給油を開始させる為に、例えば、受信した連通完了情報を給油設備10におけるモニタ等の表示手段17に表示させる。そして、その表示情報を見た給油作業者は、その補給対象の燃料に該当する給油ノズルを手にとって給油口22aに挿入し、その補給対象の燃料の給油を始める。尚、そのような表示情報に替えて音声情報を利用してもよい。
そして、本システムは、その補給対象の燃料の給油を終えた(ステップST6)際に動作を終了する。尚、もう一方の燃料の補給も行うのであれば、その燃料についての情報が上記ステップST1にて入力されるので、上記と同様の動作を繰り返してその燃料の給油が終わった時点で本システムを終了させる。
具体的に、例えば、補給対象の燃料が第1燃料F1の場合には、上記ステップST3にて燃料補給主通路22が第1燃料補給副通路24Aに接続される。従って、上記ステップST5において給油作業者は、第1給油ノズル12Aを給油口22aに差し込んで第1燃料F1の給油を行う。その際、燃料補給主通路22に給油された第1燃料F1は、第1燃料補給副通路24Aのみに流れ込み、第1燃料F1用の第1燃料容器21Aへと補給される。
このように、本実施例1の燃料補給システムは、給油設備10から送られてきた補給対象の燃料の燃料種別情報に基づいて、その給油設備10から給油される燃料の種別を実際の給油前に迅速に燃料貯留装置20側で知ることができ、これにより、実際の給油作業が開始される前に燃料貯留装置20における燃料補給経路の流路切替(燃料補給主通路22と第1又は第2の燃料補給副通路24A,24Bとの間の流路切替)を実行することができるので、給油開始直後に補給対象の燃料が別の燃料用の燃料容器へと給油されてしまう従来の不都合を解消することができる。即ち、通常、給油作業者が燃料種別を選択してから実際の給油作業に移るまでにはある程度の時間を要するものであり、この燃料補給システムにおいては、その間に燃料貯留装置20における燃料補給経路の流路切替を完了させることができるので、補給対象の燃料が別の燃料用の燃料容器に給油されずにすむ。そして、これにより、第1及び第2の燃料容器21A,21B内には純度の高い(即ち、別の種類の燃料が混入されていない)燃料を貯留し続けることができるので、その純度の高い夫々の燃料を用いて各々の燃焼モードに沿った良好な燃焼を行うことができる。
例えば、第1燃料F1を軽油とし、第2燃料F2をガソリンとした場合、多種燃料内燃機関においては、第1燃料F1を用いて圧縮空気中で自己着火させ、拡散燃焼を行わせる一方、燃焼室内の第2燃料F2と空気の混合気に点火プラグで着火して、火炎伝播燃焼させる。即ち、この場合の多種燃料内燃機関には、第1燃料F1を用いた圧縮自着火拡散燃焼モードと第2燃料F2を用いた予混合火花点火火炎伝播燃焼モードが用意されている。この場合、第1燃料容器21A内に第2燃料F2(ガソリン)が燃料補給時に混入され、第1燃料F1の純度が低下していくと、この第1燃料容器21A内の混合燃料の着火性が低下してしまう。そして、その着火性の低い燃料は、圧縮空気中で自己着火し難く、良好な燃焼を行うことができなくなる。従って、この多種燃料内燃機関に本実施例1の燃料補給システムを適用することによって、そのような異種燃料の混入を防ぐことができるので、燃焼モードに沿った良好な燃焼を行うことができるようになる。
尚、本実施例1においては、必ず燃料補給経路の流路切替完了後に給油作業が行われるように、上記ステップST4にて連通完了情報を送信させ、これを受け取った給油設備10側においてその内容を表示させている。しかしながら、上述したように、通常であれば、給油作業者による燃料種別選択から実際の給油作業開始までの間に燃料補給経路の流路切替を終えることができるので、そのような連通完了情報の送信処理等は省略してもよい。
ところで、本実施例1の燃料補給システムは、オペレータによる燃料種別情報の入力動作を契機に作動させているが、燃料貯留装置20に以下の如き演算処理を実行させるのであれば、次のような態様を採ってもよい。例えば、一般に、燃料貯留装置20の電子制御装置26は、夫々の燃料容器における燃料残存量を残量計等から把握しており、夫々の燃料容器においての必要燃料補給量を求めることができる。これが為、第1又は/及び第2の燃料容器21A,21Bにおける必要燃料補給量の情報を燃料種別情報と共に送受信手段27及び送受信アンテナ27aから送信させ、これらの情報を送受信手段16及び送受信アンテナ16aを介して給油設備10の制御手段15に把握させることによって、オペレータが燃料種別情報を入力せずとも、燃料貯留装置20からの受信情報を契機にして本システムを作動させることができる。尚、複数種類の燃料についての情報を燃料貯留装置20から受信した場合、上記ステップST2においては任意に選択又は指定された1種類の燃料に係る情報を送信させ、この燃料の補給を終えた後に別の燃料に係る情報を送信させる。
また、本実施例1の燃料補給システムにおいては、給油設備10から補給される燃料の種別を燃料貯留装置20側にて把握できるように、これらに各々近距離無線通信手段等に代表される通信手段としての送受信手段16,27を設け、その燃料種別情報を給油設備10側から燃料貯留装置20側へと送らせている。しかしながら、その燃料種別情報については、必ずしもかかる態様の通信手段に依ることなく、第1〜第3の給油ノズル12A,12B,12Cに各々燃料種別の識別子を設け、これを燃料貯留装置20側にて機械的又は電気的に検知させることによって認識させてもよい。
例えば、この種の技術としては、RFID(RADIO FREQUENCY IDENTIFICATION)タグに関する技術を利用することができる。この場合には、例えば、第1〜第3の給油ノズル12A,12B,12Cの先端部分に各々該当する燃料種別のRFIDタグ(送信手段)を配備する一方、燃料貯留装置20の給油口22aの近傍にそのRFIDタグの情報を読み取る受信手段を設ければよい。これにより、給油ノズル(第1〜第3の給油ノズル12A,12B,12Cの内の何れか1つ)が給油口22aへと近づけられた際に、その給油ノズルのRFIDタグの燃料種別情報が燃料貯留装置20の受信手段にて読み取られ、この読み取った燃料種別情報に基づいて流路切替手段25が駆動制御される。従って、かかる態様の燃料補給システムによれば、給油ノズルから給油された燃料が間違われることなく同一種別用の燃料容器に補給されるようになる。
次に、本発明に係る燃料補給システムの実施例2を図3及び図4に基づいて説明する。この燃料補給システムは、前述した実施例1と同様に、複数種類の燃料の供給が可能な給油設備と、複数種類の燃料を当該燃料毎に用意した各燃料容器へと貯留させる燃料貯留装置と、で構成されたものであり、ここでは、ガスステーション等に設置された給油設備と、多種燃料内燃機関を駆動源とする車輌の燃料貯留装置と、を例示する。
この本実施例2の燃料補給システムは、実施例1の燃料補給システムにおいて給油設備10の変更により給油作業者の利便性を向上させたものであり、その給油設備10に対して給油系統が変更された図3に示す給油設備110と、実施例1と同様の燃料貯留装置20と、で構成する。
具体的に、本実施例2の給油設備110は、複数種類の燃料を1本の給油ノズルから個別に給油できるようにしたものであり、給油ノズル112と、この給油ノズル112に第1〜第3の燃料F1,F2,F3の中から選択された1種類の燃料を導く燃料給油主通路118と、この燃料給油主通路118へと第1〜第3の燃料貯蔵タンク11A,11B,11C内の第1〜第3の燃料F1,F2,F3を各々導くポンプや燃料通路等からなる第1〜第3の燃料供給手段113A,113B,113Cと、その燃料給油主通路118を第1〜第3の燃料供給手段113A,113B,113Cの内の何れか1つの燃料通路に連通させる流路切替手段119と、を備えている。
その流路切替手段119は、例えば流路切替弁であり、制御手段15の駆動制御指令に従って作動させる。例えば、入力手段14から第1燃料F1が選択された場合、制御手段15は、流路切替手段119を駆動制御して、燃料給油主通路118を第1燃料供給手段113Aの燃料通路に連通させると共に第2及び第3の燃料供給手段113B,113Cの各燃料通路から遮断させる。これにより、その燃料給油主通路118には第1燃料F1のみが導かれ、給油ノズル112から第1燃料F1を給油することができる。
このように、本実施例2にあっては、上述した燃料給油主通路118と、第1〜第3の燃料供給手段113A,113B,113Cの夫々の燃料通路と、流路切替手段119と、によって給油ノズル112への燃料供給経路が構成され、この燃料供給経路の流路切替を行うことで燃料が切り替えられる。
ここで、そのような複数種類の燃料の給油が可能な給油ノズル112は、一度給油口22aに挿入すれば、その給油口22aから抜き差しすることなく補給対象の複数種類の燃料を給油し続けることができる。しかしながら、給油設備110における燃料供給経路の流路切替時期(燃料切替時期)が燃料貯留装置20における燃料補給経路の流路切替時期に適応していなければ、貯留対象ではない間違った燃料が燃料容器内に補給されてしまう虞がある。
そこで、本実施例2においては、その夫々の流路切替時期を同期させるべく、給油設備110の制御手段15と燃料貯留装置20の電子制御装置26を構成する。
ところで、給油設備110には、その燃料給油主通路118内の残存燃料を該当する第1〜第3の燃料貯蔵タンク11A,11B,11Cに戻すべく、各々リターン通路(図示略)を設けることが好ましい。そして、給油設備110における燃料供給経路の流路切替は、切り替え前の燃料の給油停止後、少し時間を置いてから実行させることが好ましい。その間隔としては、例えば、給油停止後の燃料給油主通路118内の燃料がリターン通路から燃料貯蔵タンクへと戻る時間,又は燃料補給主通路22内の燃料が第1燃料補給副通路24A若しくは第2燃料補給副通路24Bへと流れ終える時間の内で長い方を設定する。これにより、切り替え前の燃料の切り替え後の燃料に該当する燃料容器への混入を防ぐことができる。
以下に、そのように構成した本実施例2の燃料補給システムの動作について図4のフローチャートに基づき説明する。本実施例2においても、給油作業者等のオペレータによる補給燃料の情報入力を契機にして本システムが作動するものとして例示する。
本実施例2においては、実施例1と同様に、オペレータによって給油設備110の入力手段14から補給に必要な燃料の情報が入力され(ステップST11)、その補給対象の燃料の情報が制御手段15の指示に従って送信される(ステップST12)。
そして、本実施例2の制御手段15は、その補給対象の燃料情報の送信後例えば所定時間(上述した間隔でもよい)経過後に、補給対象の燃料の燃料貯蔵タンク(第1燃料貯蔵タンク11A,第2燃料貯蔵タンク11B又は第3燃料貯蔵タンク11C)と給油ノズル112とを連通させる(ステップST13)。
一方、その補給対象の燃料情報を実施例1と同様にして受信した燃料貯留装置20においては、その受信後上記の所定時間(上述した間隔でもよい)経過後に、その電子制御装置26が給油口22aと補給対象の燃料に対応する燃料容器(第1燃料容器21A又は第2燃料容器21B)とを連通させる(ステップST14)。しかる後、その電子制御装置26は、ステップST14の動作が終了した後に、その旨を表す情報(連通完了情報)を送受信手段27に指示を送って送受信アンテナ27aから送信させる(ステップST15)。
次に、その連通完了情報が給油設備110の送受信アンテナ16aで受信されて送受信手段16から制御手段15へと渡された後に、この給油設備110から補給対象の燃料の給油を開始させ(ステップST16)、この補給対象の燃料の給油を終えた後(ステップST17)、その制御手段15は、上記ステップST11で入力された全種類の補給対象の燃料についての給油を終えたか否か判断する(ステップST18)。そして、全ての補給対象の燃料を給油し終えていなければ上記ステップST12に戻って同様の動作を繰り返し、全ての補給対象の燃料を給油し終えていれば本システムの動作を終了させる。
このように、本実施例2の燃料補給システムは、実施例1と同様に、給油設備110から送られてきた補給対象の燃料の燃料種別情報に基づいて、その給油設備110から給油される燃料の種別を実際の給油前に迅速に燃料貯留装置20側で知ることができ、実際の給油作業が開始される前に燃料貯留装置20における燃料補給経路の流路切替を実行するので、補給対象の燃料についての別の燃料用の燃料容器への給油を回避することができる。従って、この本実施例2の燃料補給システムにおいても、純度の高い夫々の燃料を用いて各々の燃焼モードに沿った良好な燃焼を行うことができるようになる。また、この燃料補給システムにおいては、その燃料貯留装置20における燃料補給経路の流路切替時期を給油設備110における燃料供給経路の流路切替時期(燃料切替時期)に同期させるので、給油口22aから抜き差しすることなく1本の給油ノズル112で補給対象の複数種類の燃料を該当する燃料容器へと給油し続けることができるようになり、給油作業者の利便性が向上する。
ところで、本実施例2の燃料補給システムは、オペレータによる燃料種別情報の入力動作ではなく、実施例1にて説明したように、燃料貯留装置20から受信した第1又は/及び第2の燃料容器21A,21Bにおける必要燃料補給量の情報を契機にして作動させてもよい。
以上のように、本発明に係る燃料補給システムは、燃料を別の燃料用の燃料容器に混入させることなく給油ノズルから給油させる技術に有用である。
本発明に係る実施例1の燃料補給システムの構成を示す図である。 実施例1の燃料補給システムの動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る実施例2の燃料補給システムの構成を示す図である。 実施例2の燃料補給システムの動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 給油設備
11A 第1燃料貯蔵タンク
11B 第2燃料貯蔵タンク
11C 第3燃料貯蔵タンク
12A 第1給油ノズル
12B 第2給油ノズル
12C 第3給油ノズル
13A 第1燃料供給手段
13B 第2燃料供給手段
13C 第3燃料供給手段
14 入力手段
15 制御手段
16 送受信手段
20 燃料貯留装置
21A 第1燃料容器
21B 第2燃料容器
22a 給油口
22 燃料補給主通路
24A 第1燃料補給副通路
24B 第2燃料補給副通路
25 流路切替手段
26 電子制御装置
27 送受信手段
110 給油設備
112 給油ノズル
113A 第1燃料供給手段
113B 第2燃料供給手段
113C 第3燃料供給手段
118 燃料給油主通路
119 流路切替手段
F1 第1燃料
F2 第2燃料
F3 第3燃料

Claims (2)

  1. 補給対象の燃料についての燃料種別情報を送る送信手段が具備された給油設備と、
    複数種類の燃料毎に用意された複数の燃料容器,1つの給油口から給油された燃料が流れる燃料補給主通路,該燃料補給主通路と前記各燃料容器とを各々連通させる複数の燃料補給副通路,前記燃料補給主通路を前記各燃料補給副通路の内の何れか1本に連通させる流路切替手段,前記給油設備の送信手段からの燃料種別情報を受け取る受信手段,及び当該受信手段が受け取った燃料種別情報に基づき前記流路切替手段を駆動制御して前記燃料補給主通路を当該燃料種別情報の燃料に該当する前記燃料補給副通路に連通させる制御手段が具備された燃料貯留装置と、
    を設けたことを特徴とする燃料補給システム。
  2. 前記給油設備は、燃料を給油する1本の給油ノズルと、複数種類の燃料の流路を切り替えて補給対象の燃料を前記給油ノズルに導く燃料供給経路と、該燃料供給経路の流路切替を行う制御手段と、を備え、
    この給油設備における燃料供給経路の流路切替時期と前記燃料貯留装置における前記燃料補給主通路及び前記各燃料補給副通路間の流路切替時期とを同期させるべく当該給油設備及び燃料貯留装置の各々の制御手段を構成したことを特徴とする請求項1記載の燃料補給システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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