JP2008029662A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】演出による期待感や視覚的効果を低下させることなく、遊技者の目にかかる負担が少ない回転灯による演出を行うことが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】光を発する光源(ランプ65)と、光源の周囲を水平方向に旋回可能に設けた回転反射板64Aと、回転反射板64Aを旋回させるための旋回装置とを備え、回転反射板64Aの光源側の面(反射面64D)は、凹型の放物面であって、光源から発せられる光を反射可能に形成され、光源は反射面64Dの焦点位置Fに配置され、回転反射板64Aは、反射面64Dの原点Oが、光源よりも下方に位置するように配置された回転灯装置60を備えた遊技機であって、遊技機の正面に、遊技機において行われる遊技を表示するための遊技表示装置(回転リール23)を備えるとともに、回転灯装置60が遊技表示装置よりも上方に位置するように配置する。
【選択図】図13

Description

この発明は、遊技機に関し、詳しくは、光源が発する光を周囲に旋回させる回転灯装置を備えた遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機、たとえばスロットマシンやパチンコ機においては、遊技を盛り上げたり、所定の抽選により当選した旨を遊技者に報知したりするために、光や音の発生、役物の作動等、種々の態様により演出を行うものが知られている。
そして、この種の演出のうち、光の演出としては、ランプやLED等の発光体を点滅させたり、光の色や明るさを変化させたりするものが知られている。
さらに、光の演出としては、下記の特許文献1に開示されているように、遊技機正面中央の役物や遊技機の上部に回転灯を備え、この回転灯により、光を周囲に旋回させるようなものも知られている。
特開2004−073325号公報
しかし、上述した回転灯を備えた遊技機では、回転灯により旋回する光は、遊技機正面中央又は遊技機の上部から、水平方向、若しくは、水平方向よりも下方に向かうように形成されている。そのため、回転灯による光が、遊技機に向き合って遊技を行っている遊技者の目に直接入ることがあり、遊技を妨げてしまうとともに、遊技者に対して遊技の邪魔であると感じさせるおそれが生じていた。
また、前記回転灯の光が遊技者の目に直接入ると、遊技者の目に大きな負担をかけることとなるため、遊技者が疲労しやすくなるといった問題も生じており、ひいては、遊技者が長時間に渡って遊技を行えなくなることから、遊技機の稼働率が下がってしまうという問題も生じることとなっていた。
そこで、本発明は、上記した事情によりなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
すなわち、請求項1記載の発明は、演出による期待感や視覚的効果を低下させることなく、遊技者の目にかかる負担が少ない回転灯による演出を行うことが可能な遊技機を提供することを目的とする。
請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、光を発する光源(ランプ65)と、光源(ランプ65)の周囲を水平方向に旋回可能に設けられた回転反射板64Aと、回転反射板64Aを旋回させるための旋回装置(駆動モーター68、モーターギア68A、減速ギア68B、反射板ギア66A)と、を備え、回転反射板64Aにおける光源側の面(以下、反射面64Dとする)は、凹型の放物面であって、光源(ランプ65)から発せられる光を反射可能に形成され、光源(ランプ65)は、反射面64Dの焦点位置Fに配置され、回転反射板64Aは、反射面64Dの原点Oが、前記光源(ランプ65)よりも下方に位置するように配置された回転灯装置60を備えた遊技機であって、前記遊技機の正面には、この遊技機において行われる遊技を表示するための遊技表示装置(回転リール23)が備えられるとともに、前記回転灯装置60が遊技表示装置(回転リール23)よりも上方に位置するように配置されていることを特徴とする。
ここで、遊技機としては、遊技メダルを用いて遊技が行われるスロットマシン、遊技球を用いて遊技が行われるパチンコ機、又は、遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技が行われるパロット(登録商標)遊技機などが挙げられる。
また、回転灯装置60は、光を周囲に旋回させるものであり、後述する如く、光を発する光源(ランプ65)、光源の周囲を旋回可能に設けられた回転反射板64A、回転反射板64Aを旋回させるための旋回装置などから構成されている。なお、この回転灯装置60は、上述のような部材に限定されるものではなく、部材を収納するためのケースやカバーなどを備えることもできる。
また、「光源」は、光を発するものであり、たとえば、ランプ65を使用することができる。また、光源は、光を発するものであれば特に限定されるものではなく、LED等を用いることもできる。
また、「回転反射板64A」は、光源の周囲を水平方向に旋回可能に設けられたものである。換言すれば、回転反射板64Aは、光源の周囲を横方向に旋回可能なものである。また、回転反射板64Aは、光源の周囲を水平方向に旋回可能となっていれば、時計回り(右回り)に旋回するものであってもよく、反時計回り(左向き)に旋回するものであってもよい。
また、「旋回装置」は、回転反射板64Aを旋回させるためのものであり、駆動軸が回転する駆動モーター68や、駆動軸の回転駆動を回転反射板64Aに伝達するための伝達手段(各種ギアやベルト等)により構成されるものである。また、本発明に係る遊技機には、旋回装置の駆動を制御するための旋回装置駆動制御手段を設けることもできる。たとえば、旋回装置駆動制御手段は、所定条件を満たすことにより(たとえば、遊技機において所定の当選役に当選し、当該当選を報知する旨が決定された場合)旋回装置を駆動するように形成することができる。
また、「反射面64D」は、回転反射板64Aにおける光源側の面をいうものである。すなわち、反射面64Dは、光源方向を向いた回転反射板64Aの面をいうものである。
また、この反射面64Dは、凹型の放物面となるように形成されている。ここで、「放物面」とは、たとえば、xy平面上において(x,y)=(0,0)を原点とした2次関数(y=ax)により表現される放物線を、y軸を回転軸として回転して形成した曲面をいうものである。また、反射面64Dは、凹型の放物面であるため、光源方向を向いた凹面となっている。
また、この反射面64Dは、光源から発せられる光を反射可能に形成されている。換言すれば、この反射面64Dは、たとえば鏡等を用いて鏡面とすることにより、光源から発せられる光を反射可能となるように形成されている。
また、本発明において、光源は、反射面64Dの焦点位置Fに配置されている。
ここで、放物面は、当該放物面の原点を通り当該放物面と直交する線(いわゆる回転軸)に平行な光が、当該放物面にあたって反射すると、この反射した光は1点に集まるという性質を有している。そして、ここで「焦点位置」とは、前述の如く、放物面である反射面64Dにあたって反射した光が集まる1点をいうものである。
なお、換言すれば、放物面の焦点位置Fから発せられた光が、放物面にあたって反射すると、この反射した光は、放物面の原点を通り放物面と直交する線(いわゆる回転軸)に平行となるように進むこととなる。また、放物面の焦点位置Fは、放物面の原点を通り放物面と直交する線上にあるため、焦点位置Fから発せられて原点に当って反射した光は、入射する際と同じ光路を辿り、焦点位置Fを通過して進むこととなる。
また、本発明において、回転反射板64Aは、反射面64Dの原点Oが、前記光源(ランプ65)よりも下側に位置するように配置されている。
ここで、「反射面64Dの原点」とは、放物面である反射面64Dにおいて、当該放物面を形成する放物線(y=ax)の原点に対応する位置をいうものである。具体的には、反射面64Dが、上述のように、xy平面上において(x,y)=(0,0)を原点とした2次関数(y=ax)により表現される放物線を、y軸を回転軸として回転して形成した曲面である場合には、この放物線の原点である(x,y)=(0,0)と対応する反射面64Dの所定位置が、「反射面64Dの原点」に該当する。
また、「反射面64Dの原点Oが、前記光源よりも下方に位置する」とは、反射面64Dの原点Oの高さ位置が、前記光源の高さ位置よりも下方となっていることを意味するものである。具体的には、回転反射板64Aを、光源が配置されている反射面64Dの焦点位置Fを中心として、下方に向けて回転させることにより、反射面64Dの原点Oが光源よりも下方に位置することとなる。
また、「遊技表示装置」とは、遊技機において行われる遊技を表示するためのものであり、遊技機の正面に備えられている。すなわち、この遊技表示装置は、遊技者が行う遊技の内容や結果を表示するためのものであり、遊技者に視認可能に形成されている。具体的には、この遊技表示装置としては、複数の図柄を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段が挙げられる。より具体的には、遊技表示装置としては、所定の操作により回転し、所定の図柄態様で停止することにより、遊技において所定の当選役に入賞したことを表示するための回転リール23が含まれる。また、画像により図柄を表示し、所定条件を満たすことによって画像による図柄の表示態様が可変となるとともに、画像による図柄が所定態様で停止表示されることにより遊技の結果(当たりかハズレか)を表示するための液晶表示装置等が含まれる。
そして、遊技中においては、遊技者は遊技の内容や結果を視認すべく、この遊技表示装置を注視することとなる。すなわち、遊技中においては、遊技者の視線は、遊技表示装置に向かうものとなっている。
また、前記遊技機の正面には、前記回転灯装置60が遊技表示装置よりも上方に位置するように配置されている。
上述の如く、遊技中においては、遊技者は遊技の内容や結果を視認すべく、回転リール23や液晶表示装置等の前記遊技表示装置を注視するため、遊技者の視線は、遊技表示装置に向かうものとなっている。
したがって、回転灯装置60が、遊技表示装置よりも上方に位置するように配置されることにより、回転灯装置60から発せられる光は遊技者の視線よりも上方を照射することとなる。すなわち、回転灯装置60から発せられる光は、遊技機の正面に座った遊技者の視線よりも上方を通過することとなる。なおここで、回転灯装置60から発せられる光が遊技者の視線よりも上方を照射することには、遊技機に向かって座った遊技者が遊技表示装置を真正面に見たときに、回転灯装置60からの光が遊技者の視線よりも上方を照射することを含み、また、遊技機に向かって座った遊技者が、遊技表示装置の上端部よりもやや上方を見たときに、回転灯装置60からの光が遊技者の視線よりも上方を照射することも含む。
(作用)
本発明によれば、放物面である反射面64Dの焦点位置Fに配置された光源から光が発せられると、この光は、反射面64Dにあたって反射し、反射面64Dの原点Oを通り反射面64Dと直交する線、すなわち、反射面64Dの焦点位置Fと反射面64Dの原点Oとを結ぶ線に平行となるように進む。そして、本発明における反射面64Dの原点Oは、反射面64Dの焦点位置Fに配置された光源よりも下方に位置しているため、反射面64Dにあたって反射した光は、斜め上方に向かって進むこととなる。
また、本発明においては、回転灯装置60は、遊技機において行われる遊技を表示するための遊技表示装置よりも上方に位置するように配置されている。
ここで、上述の如く、遊技中においては、遊技者は遊技の内容や結果を視認すべく、回転リール23や液晶表示装置等の前記遊技表示装置を注視するため、遊技者の視線は、遊技表示装置に向かうものとなっている。
したがって、回転灯装置60からの光は、遊技機の正面に座った遊技者の視線よりも上方を照射するとともに、回転灯装置60から斜め上方に向かって進むこととなるため、遊技機に向かって遊技を行っている遊技者の目に直接入ることはないということとなる。これより、遊技者の目にかかる負担が少ない回転灯装置60による演出を行うことが可能となる。
また、遊技者は、演出等において回転灯装置60が作動した場合に、回転灯装置60からの光が斜め上方に向かって進んでいく様子を視認することができる。これにより、遊技者は、従来の遊技機と同様に、回転灯装置60による光の演出を楽しむことができることとなるため、演出による期待感や視覚的効果が低下させることなく、回転灯装置60による演出を行うことが可能となる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、演出による期待感や視覚的効果を低下させることなく、遊技者の目にかかる負担が少ない回転灯による演出を行うことが可能な遊技機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
(図面の説明)
図1から図13までは、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は、スロットマシンSを示す外観斜視図である。図2は、スロットマシンSを分解した状態を示す斜視図である。図3は、上扉装飾体6を示す正面図である。図4は、図3のA−A線断面図である。図5は、図3のB−B線断面図である。図6は、図3のC−C線断面図である。図7は、上扉装飾体6を取り外した上扉30を示す斜視図である。図8は、上扉装飾体6を分解した状態を示す斜視図である。図9は、回転灯装置60を示す外観斜視図である。図10は、回転灯装置60を分解した状態を示す斜視図である。図11は、回転灯装置60を示す側断面図である。図12は、回転灯装置60におけるランプ65及び反射板64を示す断面図である。図13は、スロットマシンSに備えられた回転灯装置60と遊技者との位置関係を示す側面図である。
本実施の形態におけるスロットマシンSは、図2に示すように、大きく分けて、正面側に開口部11を有する筐体1、筐体1内部に着脱自在に設けられる交換ユニット2、及び、筐体1の開口部11を開閉可能に塞ぐ前扉3から構成されている。そして、この前扉3は、筐体1の開口上部13を開閉可能に塞ぐ上扉30、筐体1の開口下部14を開閉可能に塞ぐ下扉40とに分割されている。
(筐体1)
筐体1は、図2に示すように、底板15及び側板16及び天板17及び裏板18からなる前面(遊技者と対峙する正面)側に開口する箱体であり、高さ方向略中央部には、二つの側板16の間に水平方向に中板12が設けられている。そして、底板15には電源ユニット4が固定され、ホッパーユニット5が設置されている。
ここで、電源ユニット4は、特に図示しないが電源装置が内装されていると共に、ホール管理者が種々の設定を行うためのスイッチ等を有している。ホッパーユニット5はメダルを貯留するとともに入賞時等にはメダルを払い出す払い出し装置である。電源ユニット4及びホッパーユニット5は、いわゆる「面替え」に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、遊技機交換時には設置されたままにしておけるようになっているものである。
また、正面左側の側板16には、前記上扉30及び下扉40を係合させ、回転自在に支持するためのヒンジ19が、上下方向に間隔をおいて二つずつ設けられている。
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体21と、この支持体21に固定されたリールユニット20及び基板ユニット24とから形成されている。
支持体21は、方形状の金属枠からなり、リールユニット20及び基板ユニット24を筐体内部に着脱自在に固定するとともに、リールユニット20及び基板ユニット24を一体的に取り扱い可能とするものである。なお、支持体21は、他の構成部品(例えば演出用の表示装置)を固定設置可能であってもかまわない。
ここで、リールユニット20は、スロットマシンSの主たる遊技装置であって、スロットマシンSにおいて行われる遊技を表示するための遊技表示装置である、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リール23と、特に図示しないが、各回転リール23を回転させるための駆動モータを有している。また、前記基板ユニット24は、基板ケース内に種々の電子部品を搭載した制御基板を収納したものであり、遊技及びスロットマシンSの作動を制御するためのメイン基板24Aと、各種演出を行うためのサブ基板24Bを備えている。
交換ユニット2は、筐体1の中板12の上に乗せ、開口上部13内部に収納されるものである。そして、筐体1の側板16の内側に設けられたクリップなどの固定装置(図示せず)によりに固定される。
(上扉30)
上扉30は、筐体1のヒンジ19に回転自在に軸支された板状の扉であり、図1に示すように、略中央部に前記回転リール23を正面側から見ることができる図柄表示窓31Aを有し、図柄表示窓31Aの上方には、演出表示を行うための上扉装飾体6が設けられている。すなわち、上扉30は、図1に示すように、上扉30の骨格となる扉枠32に、前記図柄表示窓31Aを有する上パネル31が固定されているとともに、扉枠32の正面側に設けられた装飾体固定部(図示せず)を介して、上扉装飾体6を着脱自在に取り付け可能な構成となっている。
ここで、装飾体固定部(図示せず)は、後述する上扉装飾体6の背面側に設けられたネジ孔を有する扉枠固定部(図示せず)と合致する貫通孔であり、扉枠32の背面側から図示しないネジでネジ止めすることにより、上扉装飾体6を固定することができるものである。
また、図2に示すように、扉枠32の高さ方向略中央部の左右両端部には、音声を出力するためのスピーカー装置35が裏面側から取り付けられている。そして、扉枠32の正面側に設けられた開口部から、スピーカー装置35のスピーカーコーンが正面側に向かって配置されている。
上扉30を閉じると、ヒンジ19の反対側に設けられたラッチ錠により自動的にロックされ、筐体1の開口上部13が密閉される。また、下扉40を解放した状態で、特に図示しないが扉枠32の下側に設けられた解除つまみを下方に引き下げることにより、上扉30のロックが解除されるようになっている。
(下扉40)
下扉40は、筐体1のヒンジ19に回転自在に軸支された上扉30よりも幅厚の扉であり、図1に示すように、下扉40の上部は、スロットマシンSを作動させるためのカウンター状の操作部41となっている。また、下扉40の下部には、ホッパーユニット5から払い出されたメダルを貯めておくことができる下皿46が形成されており、下皿46と前記操作部41の間には、遊技内容その他の表示をするための下パネル47が嵌め込まれている。
前記操作部41としては、下扉40の上面右端にはメダル投入口42及び上面左側に設けられたベットスイッチ43、正面側にはスタートスイッチ44及びストップスイッチ45及び鍵穴40Aが設けられている。なお、ベットスイッチ43とは、貯留メダルをメダル投入に代えるためのものであり、スタートスイッチ44及びストップスイッチ45は、回転リール23の回転を開始及び停止させるためのものである。また、鍵穴40Aは、前扉3を解錠するためのものである。
なおスロットマシンSは、メイン基板24Aにより行われる当選判定の抽選結果が所定の当選役に当選し、前記ストップスイッチ45の操作により当選図柄が入賞の態様となるように回転リール23を停止させることができると入賞となり、ホッパーユニット5からメダルが払い出されたり、ボーナスゲームなどの有利な遊技が開始されるようになっている。
さらに、図2に示すように、下扉40の裏面側には、前記メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながらメダルの正偽を判断するためのメダルセレクター48が設けられている。そして、下扉40を閉めると、ラッチ錠により自動的にロックされ、筐体1の開口下部14が密閉されるものである。また、前記鍵穴40Aに所定の鍵を差し込んで回すと、下扉40のロックが解除され、下扉40を解放することにより、上扉30のロックを解除することができるようになっている。
(上扉装飾体6)
上扉装飾体6は、図1又は図3に示すように、上扉30の正面上部に着脱自在に固定される演出用ブロックであって、中空箱形の本体ベース50に種々の演出用デバイスを取り付けた構造になっている。具体的には、図3又は図7に示すように、本体ベース50の正面上側中央部及び正面上側角隅部には電飾体90が、正面下側の左右にはスピーカーボックス70がそれぞれ設けられている。また、本体ベース50の内部には、回転灯装置60が設けられ、この回転灯装置60の背面側には、発光面88を有するバックライトユニット80が設けられている。
なお、この上扉装飾体6は、上述の如く、回転リール23を正面側から見ることができる図柄表示窓31Aの上方に設けられている。すなわち、上扉装飾体6は、遊技表示装置としての回転リール23の上方に位置するように配置されていることとなる。したがって、上扉装飾体6に設けられている回転灯装置60も、遊技表示装置としての回転リール23の上方に位置するように配置されていることとなる。
そして、本体ベース50の正面は、透明なプラスチックにより成型した正面視略Y字型の正面カバー58により覆われており、図3に示すように、この正面カバー58を通して、正面側から前記回転灯装置60のレンズ63及びバックライトユニット80の発光面88を見ることができるようになっている。
(本体ベース50)
本体ベース50は、図4及び図8に示すように、正面側から背面側に貫通する空間部51を有する中空の枠部材であって、上扉30の扉枠32に取り付けられる方形の固定枠50Cの上部から手前側(本体ベース50を扉枠32に取り付けたときの正面側)に張り出す庇部50Aと、固定枠50Cの下部から手前側に張り出す底部突起50Bを有している。
前記庇部50Aには、電飾体90を取り付けるための電飾体取り付け部55が設けられている。ここで、電飾体90は、透光性のある着色カバー(ランプカバー92,93)の内部に発光体91を設けたものであり(図4参照)、発光体91を点灯・点滅させて入賞の報知その他の演出を行うためのものである。各電飾体取り付け部55には、LED素子や電球などの発光体91が設けられているとともに、庇部50Aの中央部にある電飾体取り付け部55にはランプカバー93が、庇部50Aの左右の角隅部にある電飾体取り付け部55にはランプカバー92が、それぞれ取り付けられるようになっている。
また、庇部50Aの左右に位置する電飾体取り付け部55には、ランプカバー92を固定するためのランプカバー固定部56と、正面カバー58を固定するための正面カバー固定部57がそれぞれ設けられている。ここで、前記ランプカバー固定部56は、図6及び図8に示すように、庇部50Aの側方に形成された貫通孔であって、背面側からネジを挿通させることができるものである。また、前記正面カバー固定部57は、前記ランプカバー固定部56よりも外側下方に設けられたネジ孔であって、正面側からネジをねじ込むことができるものである。なお、ランプカバー92と正面カバー58は、上扉装飾体6を扉枠32に装着したままで、本体ベース50から着脱自在となっているが、これについては後述する。
前記底部突起50Bの左右の角隅部には、スピーカーボックス70を収納するためのスピーカーボックス収納部53が形成されており、前記空間部51の下側中央部、すなわち二つのスピーカボックス収納部53の間には、下方に窪んだ凹部52が形成されている。そして、凹部52の両側、すなわち二つのスピーカーボックス収納部53の上側は、一段高くなった段部であるステージ部54となっている。また、ステージ部54には、開口部が形成されており、この開口部は、スピーカーボックス70の上面75が嵌り込む形状に形成されている。そして、スピーカーボックス収納部53にスピーカーボックス70を収納すると、開口部がスピーカーボックス70の上面75によって塞がれるようになっている(図5参照)。
さらに、本体ベース50の背面側には、上扉装飾体6の演出用構成部品を支持固定するとともに、上扉装飾体6を上扉30に固定するための背面固定部(図示しておらず)が設けられている。具体的には、前記背面固定部には、バックライトユニット80、回転灯装置60、及び、スピーカーボックス70を支持及び固定するためのネジ孔をそれぞれ有している。そして、所定のネジを螺合することにより、バックライトユニット80、回転灯装置60、及び、スピーカーボックス70を本体ベース50に固定することができるようになっている。また、前記背面固定部には、本体ベース50を上扉30の扉枠32に固定するためのネジ孔を有している。そして、所定のネジを螺合することにより、本体ベース50を上扉30の扉枠32に固定することができるようになっている。
そして、図4に示すように前記庇部50Aの下方に回転灯装置60を固定すると、前記凹部52に回転灯装置60のレンズ63が位置するようになっており、さらに、本体ベース50の背面側からバックライトユニット80を取り付け、正面側から正面カバー58を取り付けると、空間部51が閉塞されるようになっている。
(ランプカバー92及び正面カバー58)
庇部50Aの上側隅角部に設けられるランプカバー92には、図6及び図8に示すように、背面側に突設されたカバーネジ部92aが設けられており、ランプカバー固定部56とカバーネジ部92aを合致させて、背面側からネジでネジ止めすることにより、本体ベース50にランプカバー92が固定されるようなっている。そして、上扉30の背面側からネジを外すことにより、扉枠32に本体ベース50を固定したままで、本体ベース50からランプカバー92を取り外すことができるようになっている。
一方、正面カバー58には、ネジ挿通孔58aが設けられており、正面カバー固定部57とネジ挿通孔58aを合致させて、正面側からネジでネジ止めすることにより、本体ベース50に正面カバー58が固定されるようになっている。そして、正面側からネジを外すことにより、本体ベース50から正面カバー58を取り外すことができるようになっている。
さらに、図6に示すように、正面カバー固定部57は、ランプカバー92を取り外さないと露出しない位置に形成してある。従って、正面カバー58を取り外す場合には、まずランプカバー92を取り外さなければならない。
(回転灯装置60)
回転灯装置60は、図3又は図4に示すように、本体ベース50の庇部50Aの下方に固定される演出用ユニットであって、図9に示すように、本体ケース61と、つなぎ部62と、レンズ63を有している。ここで、本体ケース61は、旋回装置としての駆動モーター68その他の駆動部品を収納するためのケースであり、レンズ63は内蔵される光源としてのランプ65の光を透過させる断面略U字型の着色カバーである。また、つなぎ部62は、本体ケース61にレンズ63を取り付けるためのものである。そして、レンズ63の内部に、光源としてのランプ65の周囲を水平方向に旋回可能に設けられた回転反射板64Aを回転させることにより、光源としてのランプ65の光が投射される方向を回転変位させることができるようになっている。
前記本体ケース61は、図10及び図11に示すように、底部(本体ベース50への取り付け時において下方となる側)が開口する筒体であって、底部開口の対向側の表面(本体ベース50への取り付け時において上面となる面)には、立設された板部材に貫通孔を有する位置決め部61Bが二つ並んで設けられている。また、本体ケース61の両側面(本体ベース50への取り付け時において左右となる側面)には、横方向に張り出し貫通孔を有する取り付け部61Cが設けられている。そして、前記位置決め部61Bの貫通孔には、本体ベース50の背面側に設けられた回転灯支持突起(図示しておらず)を挿入させることができ、位置決め部61Bの貫通孔に回転灯支持突起(図示しておらず)を挿入させた状態で、本体ベース50の背面側に設けられた回転灯固定部(図示しておらず)のネジ孔と前記取り付け部61Cの貫通孔が合致するようになっている。
また、本体ケース61の内部には、図10又は図11に示すように、開口部を塞ぐベースプレート61Aが嵌め込まれているとともに、ベースプレート61Aの内側(本体ケース61の筒内側)には、モーター軸の先端にモーターギア68Aを有する駆動モーター68(旋回装置)が内蔵されている。前記モーターギア68A(旋回装置)は、前記ベースプレート61Aから外側(反駆動モーター68側)に突出しており、ベースプレート61Aの外面には、前記モーターギア68Aと噛合する減速ギア68B(旋回装置)と、支持部材69が取り付けられている。ここで、減速ギア68Bは、図10に示すように、大歯車と小歯車が同軸に形成された二段ギアであり、減速ギア68Bの大歯車とモーターギア68Aが噛合する位置に取り付けられている。また、前記支持部材69には、ランプ65を取り付けるためのソケット67が固定されているとともに、反射板固定部66が水平方向に回転可能に取り付けられている。
ここで、反射板固定部66は、回転反射板64Aを備えた反射板ユニット64に前記駆動モーター68の回転を伝達して回転させるためのものであり、本体ケース61側に反射板ギア66A(旋回装置)が形成されているとともに、反射板ギア66Aの反対面に反射板ユニット64を固定可能に形成されている。そして、反射板ギア66Aと前記減速ギア68Bの小歯車が噛合することにより、駆動モーター68のモーター軸の回転が伝達され、駆動モーター68の駆動に伴い反射板ユニット64が反射板固定部66と一体で回転するようになっている。
前記反射板ユニット64は、図10に示すように、ランプ65から発せられる光を反射するための回転反射板64Aと、薄型円筒状の台座部64Bとから成り、図11に示すように、台座部64Bを反射板固定部66に固定したときに、台座部64Bの中央に形成された丸孔64Cから、ソケット67に取り付けたランプ65が突出するようになっている。
また、回転反射板64Aにおけるランプ65(光源)側の面(反射面64D)は、凹型の放物面であって、ランプ65から発せられる光を反射可能に形成されている。具体的には、前記反射面64Dは、ランプ65側、すなわち回転中心側に向く凹面の反射鏡となっている。
なお、前記反射面64Dは、上述の如く、具体的には、所定平面上(ここでは、xy平面)において、所定の点を原点O(ここでは、(x,y)=(0,0))とした2次関数(ここでは、y=ax)により表現される放物線を、原点Oを通りこの放物線と直交する直線(ここでは、y軸)を回転軸として回転して形成した放物面である。そして、前記回転軸と平行な光が放物面である反射面64Dにあたると、反射する光は1点(焦点位置F)に集まるものとなる。換言すれば、放物面である反射面64Dの焦点位置Fから発せられた光が反射面64Dにあたると、反射する光は前記回転軸に平行となるように進むものとなる。なお、放物面である反射面64Dの焦点位置Fは、前記回転軸上にあるため、焦点位置Fから発せられて、反射面64Dに直交するようにあたる(すなわち、原点Oにあたる)と、反射する光は、反射面64Dに入射したときと同じ光路を辿り、焦点位置Fを通過して進むものとなる。
またここで、本実施の形態に係る光源としてのランプ65は、図12に示すように、回転反射板64Aにおける反射面64D(放物面)の焦点位置Fに配置されている。
また、本実施の形態に係る回転反射板64Aは、反射面64D(放物面)の原点O((x,y)=(0,0)に該当する点)が、前記光源(ランプ65)よりも下方に位置するように配置されている。具体的には、回転反射板64Aは、ランプ65と反射面64Dの原点Oとが同じ高さとなるように配置された状態から、当該回転反射板64Aを、ランプ(すなわち、反射面64Dの焦点位置F)を中心として、下方に向けて7°回転させたものとなっている。
したがって、反射面64D(放物面)の焦点位置Fは、反射面64Dの原点Oよりも上方に位置することとなるため、ランプ65から発せられた光が反射面64Dにあたると、反射する光は、反射面64Dの焦点位置Fと反射面64Dの原点Oとを結んだ直線(すなわち回転軸)と平行となるように進む。換言すれば、反射する光は、斜め上方に向かって進むこととなる。
そして、前記ランプ65の外周側に前記回転反射板64Aの反射面64Dが位置し、反射板ユニット64が回転することにより、回転反射板64Aがランプ65を中心にして周囲を回るようになっている。
前記つなぎ部62は、図10及び図11に示すように、取り付け部62Cを介して本体ケース61に着脱自在に固定される環状部材であり、取り付け部62Cの反対側の外周には、レンズ63の内側に形成されたネジ部63Aと螺合するネジ部62Bが形成されている。また、つなぎ部62の円形の開口部62Aは、反射板ユニット64の台座部64Bの直径よりも大きく形成されており、つなぎ部62を本体ケース61に固定した状態で、反射板ユニット64が回転可能となるよう形成されている。
そして、回転灯装置60は、図4に示すように、位置決め部61Bの貫通孔に回転灯支持突起(図示しておらず)を貫通させて、本体ベース50に本体ケース61を仮固定した状態で、取り付け部61Cと回転灯固定部(図示しておらず)を背面側からネジ止めすることにより、庇部50Aの下方に吊り下げ固定される。このようにして固定した回転灯装置60は、図4に示すように、つなぎ部62及び本体ケース61が庇部50Aの正面側垂下壁の後ろ側に隠れ、レンズ63のみが正面側から視認可能となる。
なお、この回転灯装置60が設けられる上扉装飾体6は、上述の如く、上扉30の正面上部に固定されるものであり、換言すれば、遊技表示装置としての回転リール23の上方に位置するように配置されている。ここで、遊技機の正面に座って遊技を行う遊技者は、遊技中において遊技の内容や結果を視認すべく、前記回転リール23を注視することとなるため、遊技者の視線は回転リール23に向かうものとなる。したがって、回転灯装置60からの光は、遊技機の正面に座った遊技者の視線よりも上方を照射するとともに、上述の如く、前記光は斜め上方に向かって進むこととなるため、回転灯装置60からの光が遊技者の目に直接入ることはないということとなる。
回転灯装置60を用いた演出の具体例としては、通常時はランプ65を消灯しておくとともに回転反射板64Aも停止させておき、遊技中の所定時に、ランプ65を点灯させて回転反射板64Aを回転させることにより、あるいはランプ65は消灯したまま回転反射板64Aのみを回転させることにより、当選や入賞を報知することができる。
(スピーカーボックス70)
スピーカーボックス70は、扉枠32に固定されたスピーカー装置35から出力される音声を、遊技機の正面側に向けさせるためのものであり、図5及び図8に示すように、複数の小孔が形成されたグリル面71を有しこのグリル面71の対向側(背面側)が開口する中空の本体箱72と、本体箱72の背面開口を塞ぐ背面板73とから構成されている。
前記本体箱72の上面75は、本体ベース50のステージ部54に形成された開口部(図示しておらず)と合致するように形成されており、スピーカーボックス70を、グリル面71を正面側にしてスピーカーボックス収納部53に収納したとき、ステージ部54と上面75が面一になるように形成されている。このように、スピーカーボックス70の上面75がステージ部54の一部を兼ねるように形成してあるので、本体ベース50の軽量化を図ることができる。
前記背板板73には、中央よりもややずれた位置に略円形の音通孔74が形成されている。音通孔74は、図5に示すように、スピーカーボックス70の装着時に扉枠32に設けられたスピーカー装置35のスピーカーコーンの位置と合致するように形成されており、スピーカー装置35から出力される音声が、音通孔74からスピーカーボックス70の内部を経て、グリル面71に設けられた小孔から座席に座った遊技者の方向に放出されるようになっている。
そして、スピーカボックス70を本体ベース50に固定する場合には、まず本体箱72をスピーカボックス収納部53に本体ベース50の背面側から収納し、ネジで固定する。そして、背面板73で背面開口を塞ぎ、ネジで固定する。
なお、このスピーカボックス70の内部空間を有効利用して、ステージ部54において役物を用いた演出を行うことも可能である。
(バックライトユニット80)
バックライトユニット80は、図4及び図8に示すように、回転灯装置60の背面側に設置される板状の演出用ユニットであって、ベースケース(図示しておらず)と、ベースケース内に収納される導光板(図示しておらず)と、導光板の表面を覆うように前記ベースケースに取り付けられる表示フィルム83と、を有している。
ベースケースは、略長方形の板部材の周囲に縁部を形成した薄型箱状のケースであり、下縁部内側にはLED素子を搭載したLED基板が複数個設けられている。
また、前記導光板は、ベースケース内に収納される薄板状の透光部材であって、設置時における下端面からの入光を正面側に拡散させることができるように形成されている。例えば、特に図示しないが、背面側に凹凸を形成して下端面からの光線を正面側に反射させるようになっている。そして、導光板をベースケース内に収納設置すると、その下端面がベースケースに設けられたLED素子の上側に位置するようになっている。
また、前記表示フィルム83は、ベースケースの正面側を覆うように取り付けられる透光性を有するフィルムであって、特に図示しないが、表面にはキャラクターの絵などが印刷されている。
バックライトユニット80は、ベースケースに導光板を収納した状態で、LED素子を発光させると、導光板の正面側が発光し、表示フィルム83がこの光を透過して、表示フィルム83の表面が発光して見える。すなわち、導光板と表示フィルム83により、バックライトユニット80の発光面88が形成されることとなる。
バックライトユニット80を用いた演出の具体例としては、例えば通常時にはLED素子をすべて発光させて発光面88を点灯状態にしておき、遊技中の所定時にLED素子をすべて消灯して発光面88の全体を消灯状態にさせたり、あるいは複数あるLED素子を交互に又は順次点灯点滅させて、発光面88の一部を点灯状態とさせたり、発光面88が端から徐々に点灯又は消灯状態となっていくような表示を行うことにより、当選や入賞を報知することができる。
(上扉装飾体6の着脱)
上記構成を有する上扉装飾体6を上扉30の扉枠32に取り付ける場合には、ランプカバー92,93及び正面カバー58を取り付けた本体カバー50に、回転灯装置60、スピーカーボックス70を固定し、その後、バックライトユニット80を取り付ける。そして、扉枠32の正面側に上扉装飾体6を位置させ、扉枠32の背面側からネジで固定する。上扉装飾体6を取り外す場合には、扉枠32の背面側からネジを外せばよい。
(上扉装飾体6による演出)
上扉装飾体6においては、上述した各演出用ユニットによる演出表示を組み合わせて、種々の報知演出が可能である。すなわち、回転灯装置60の点灯点滅、バックライトユニット80の点灯点滅に、電飾体90の点灯点滅やスピーカー装置35からの音声出力を適宜組み合わせて、信頼度や期待度の異なる当選報知を行うことができるものである。
さらに、本実施の形態に係る上扉装飾体6においては、本体ベース50に取り付けられる演出用ユニットを交換するだけで、全く異なる演出態様を実現することも可能である。たとえば、前述したスピーカーボックス70及び空間部51を利用して、可動役物を設置することが可能である。
(総括)
上述の如く、本実施の形態に係るスロットマシンSによれば、回転反射板64Aの反射面64D(放物面)の焦点位置Fに配置されたランプ65(光源)から光が発せられると、この光は、反射面64Dにあたって反射し、反射面64Dの原点Oを通り反射面64Dと直交する線、すなわち、反射面64Dの焦点位置Fと反射面64Dの原点Oとを結ぶ線に平行となるように進む。そして、反射面64Dの原点Oは、反射面64Dの焦点位置Fに配置されたランプ65(光源)よりも下方に位置しているため、反射面64Dにあたって反射した光は、斜め上方に向かって進むこととなる。
また、本実施の形態に係るスロットマシンSにおいては、回転灯装置60は、スロットマシンSにおいて行われる遊技を表示するための回転リール23(遊技表示装置)よりも上方に位置するように配置されている。
ここで、上述の如く、遊技中においては、遊技者は遊技の内容や結果を視認すべく、回転リール23(遊技表示装置)を注視するため、遊技者の視線は、回転リール23に向かうものとなっている。
したがって、回転灯装置60からの光は、スロットマシンSの正面に座った遊技者の視線よりも上方を照射するとともに、回転灯装置60から斜め上方に向かって進むこととなるため、スロットマシンSに向かって遊技を行っている遊技者の目に直接入ることはないということとなる。これより、遊技者の目にかかる負担が少ない回転灯装置60による演出を行うことが可能となる。
また、遊技者は、演出等において回転灯装置60が作動した場合に、回転灯装置60からの光が斜め上方に向かって進んでいく様子を視認することができる。これにより、遊技者は、従来のスロットマシンと同様に、回転灯装置60による光の演出を楽しむことができることとなるため、演出による期待感や視覚的効果が低下させることなく、回転灯装置60による演出を行うことが可能となる。
また、上記実施の形態は、スロットマシン以外の遊技機にも応用できる。たとえば、遊技媒体として遊技球を用いるパチンコ機や、遊技媒体として遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせるパロット(登録商標)遊技機に使用してもよいものである。
本発明の実施の形態であって、スロットマシンを示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンを分解した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態であって、上扉装飾体を示す正面図である。 本発明の実施の形態であって、図3のA−A線断面図である。 本発明の実施の形態であって、図3のB−B線断面図である。 本発明の実施の形態であって、図3のC−C線断面図である。 本発明の実施の形態であって、上扉装飾体を取り外した上扉30を示す斜視図である。 本発明の実施の形態であって、上扉装飾体を分解した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態であって、回転灯装置を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、回転灯装置を分解した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態であって、回転灯装置を示す側断面図である。 本発明の実施の形態であって、回転灯装置におけるランプ及び反射板を示す断面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンに備えられた回転灯装置と遊技者との位置関係を示す側面図である。
符号の説明
S スロットマシン(遊技機)
1 筐体 2 交換ユニット
3 前扉 4 電源ユニット
5 ホッパーユニット 6 上扉装飾体
11 開口部 12 中板
13 開口上部 14 開口下部
15 底板 16 側板
17 天板 18 裏板
19 ヒンジ 20 リールユニット
21 支持体 23 回転リール
24 基板ユニット 24A メイン基板
24B サブ基板
30 上扉 31 上パネル
31A 図柄表示窓 32 扉枠
35 スピーカー装置
40 下扉 41 操作部
42 メダル投入口 43 ベットスイッチ
44 スタートスイッチ 45 ストップスイッチ
46 メダル皿 47 下パネル
48 メダルセレクター
50 本体ベース 50A 庇部
50B 底部突起 50C 固定枠
51 空間部 52 凹部
53 スピーカーボックス収納部
54 ステージ部 55 電飾体取り付け部
56 ランプカバー固定部 57 正面カバー固定部
58 正面カバー 58a ネジ挿通孔
60 回転灯装置 61 本体ケース
61B 位置決め部 61C 取り付け部
62 つなぎ部 62B ネジ部
62C 取り付け部 63 レンズ
63A ネジ部 64 反射板ユニット
64A 回転反射板 64B 台座部
64C 丸孔 64D 反射面
65 ランプ 66 反射板固定部
66A 反射板ギア 67 ソケット
68 駆動モータ 68A モーターギア
68B 減速ギア 69 支持部材
70 スピーカーボックス 71 グリル面
72 本体箱 73 背面板
74 音通孔 75 上面
80 バックライトユニット 83 表示フィルム
88 発光面 90 電飾体
91 発光体 92,93 ランプカバー
F 反射面の焦点 O 反射面の原点

Claims (1)

  1. 光を発する光源と、
    光源の周囲を水平方向に旋回可能に設けられた回転反射板と、
    回転反射板を旋回させるための旋回装置と、を備え、
    回転反射板における光源側の面(以下、反射面とする)は、凹型の放物面であって、光源から発せられる光を反射可能に形成され、
    光源は、反射面の焦点位置に配置され、
    回転反射板は、反射面の原点が、前記光源よりも下方に位置するように配置された回転灯装置を備えた遊技機であって、
    前記遊技機の正面には、
    この遊技機において行われる遊技を表示するための遊技表示装置が備えられるとともに、
    前記回転灯装置が遊技表示装置よりも上方に位置するように配置されていることを特徴とする遊技機。
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