JP2011200497A - 照明装置及び遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】凹面反射鏡43の中央部に、前方端面に光源41Aからの照射光を放射状に拡散させる反射凹部42Bを設けた柱形の拡散レンズ42Aを配置し、凹面反射鏡43の反射凹面43Aを、拡散レンズ42Aによって拡散された光を面全体で均一に特定の方向に向けて反射させることができるような曲率で形成した。
【選択図】図6
Description
そこで、請求項1乃至3に記載の発明は、LEDなどの光源の点発光を目立たなくし、全体が面発光しているかのように見せることができる照明装置を提供することを目的とする。また、請求項4乃至6に記載の発明は、上記照明装置を備えた遊技機を提供することを目的とする。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、光を照射可能な光源(LED素子41A)と、前記光源(41A)の前方に配置される柱形の拡散レンズ(42A)と、正面視後方に凹んで湾曲した反射凹面(43A)を有する凹面反射鏡(43)とを備えた照明装置(拡散ランプユニット40)に係る。そしてこの照明装置において、前記拡散レンズ(42A)は、柱側面を上下方向とし端面を前後方向とした状態で、前記凹面反射鏡(43)の中央部に配置されるとともに、前記拡散レンズ(42A)の前方端面には、後方に位置する前記光源(41A)からの照射光を柱側面方向に放射状に拡散させる反射凹部(42B)が設けられ、前記凹面反射鏡(43)の反射凹面(43A)は、前記拡散レンズ(42A)によって拡散された光を面全体で均一に特定の方向に向けて反射させることができるような曲率で形成されていることを特徴とする。
前記拡散レンズ(42A)は、好ましくは円柱形の透明部材であって、柱端面の一方から照射された光を他方の柱端面から周囲に拡散させるためのものである。反射凹部(42B)は、照射光を放射状に反射させることができる、好ましくは円錐状の凹部である。拡散レンズ(42A)及び反射凹部(42B)の形状は、照射光を放射状に拡散可能とする形状であればよい。
ここで、「凹面反射鏡(43)の中央部」とは、凹面反射鏡(43)の中心位置に限られず、その周辺の位置も含む。凹面反射鏡(43)は、拡散レンズ(42A)を中央部に位置させることができるようになっていれば、例えば遊技機の筐体や前扉の構成部材に形成したものであってもよい。また、凹面反射鏡(43)は、遊技機の筐体や前扉の構成部材(例えば枠本体60)に一体的に設けられていても、これらとは別体として設けられていてもよい。
本発明によれば、光源(41A)の照射光が拡散レンズ(42A)によって拡散され、かつ凹面反射鏡(43)によって特定の方向に指向性をもって反射するので、照明装置を特定の方向から見たときに、照明装置の全体が発光しているように見えるものとなる。従って、例えば遊技機の発光表示部において、LEDなどの発光部材を用いて面発光と同じような効果を得ることができる。
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、前記凹面反射鏡(43)の反射凹面(43A)には、複数の凹段部(44)が形成され、前記拡散レンズ(42A)によって拡散された光が、前記凹段部(44)で反射して、前記特定の方向以外の方向にも反射するように形成したことを特徴とする。
前記凹段部(44)は、好ましくは反射凹面(43A)の全領域に設けられる凹みであって、凹段部(44)の凹底面は反射凹面(43A)と平行であってもよいし平行でなくてもよい。
本発明によれば、拡散レンズ(42A)によって拡散された光が、凹段部(44)の角部や段差面によって乱反射し、一定の指向性をもちつつ拡散領域の広い反射光を発生させることができる。
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、前記凹面反射鏡(43)の前面に、透光性を有するカバー部材(レンズカバー45)を設けたことを特徴とする。
前記カバー部材(45)は、凹面反射鏡(43)を構成する部材又は凹面反射鏡(43)を収納する部材に設けることができ、あるいは本発明に係る照明装置(40)を用いた遊技機の構成部材に取り付けるようにすることもできる。
なお、カバー部材(45)の内側面に凹凸を設け、光源(41A)の照射光をより拡散させるようにしてもよい。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の照明装置(40)を備えた遊技機(1)に係る。遊技機(1)は、スロットマシンやパチンコ遊技機とすることができる。そして、この遊技機(1)は、前記照明装置(40)の光源(41A)を制御する制御装置と、前記照明装置を覆い隠す透光性を有するカバー部材(45)をさらに備えていることを特徴とする。
ここで、「光源(41A)を制御」するとは、光源(41A)の点灯、消灯、点滅パターンなどを制御することである。「制御装置」は、光源(41A)を制御するだけでなく、遊技機(1)の他の構成部品の制御が可能であっても構わない。
本発明に係る遊技機(1)によれば、請求項1又は2記載の照明装置(40)を用いて種々の発光表示演出を行うことができる。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、請求項3記載の照明装置(40)を備えた遊技機であって、前記照明装置(40)の光源(41A)を制御する制御装置をさらに備えていることを特徴とする。
本発明に係る遊技機(1)は、カバー部材(45)を備えた照明装置(40)を筐体(2)や前扉(3)に取り付けたものとすることができる。
請求項6記載の発明は、請求項1又は2記載の照明装置(40)を備えた遊技機であって、筐体(2)の正面開口を開閉自在な前扉(3)と、前記照明装置(40)の光源(41A)を制御する制御装置とをさらに備えている。また、前記前扉(3)の枠体には、前記照明装置(40)の凹面反射鏡(43)を複数個並べて形成した照明装置固定部が設けられ、前記各凹面反射鏡(43)の中央部には、前記照明装置(40)の拡散レンズ(42A)を挿通可能な開口部(43B)が設けられている。そして、前記拡散レンズ(42A)は、前記複数の凹面反射鏡(43)の開口部(43B)間の距離をあけ複数個並べて一体的に連結されているとともに、連結された拡散レンズ(42A)は、前記照明装置固定部の背面側から、各拡散レンズ(42A)の前端部を前記各凹面反射鏡(43)の開口部(43B)に挿通させて、前記前扉(3)の枠体に装着可能であり、前記照明装置固定部の前面には、すべての凹面反射鏡(43)を覆い隠す透光性を有するカバー部材(45)が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、特定の方向から見るとカバー部材(45)が面発光しているように見せることができる。
本実施の形態における遊技機1は、図1及び図2に示すように、大きく分けて、正面側に開口部を有する筐体2、筐体1の開口部を開閉可能に塞ぐ前扉3とから構成されている。そして、この前扉3は、筐体2の開口上部を開閉可能に塞ぐ上扉4、筐体2の開口下部を開閉可能に塞ぐ下扉5とに分割されている。
(筐体2)
筐体2は、図2に示すように、前面(遊技者と対峙する正面)側に開口する箱体である。そして、筐体2の開口上部の内部には、3個の回転リール10を備えたリールユニット200と、メイン基板ユニット20が収納されており、開口下部の内部には、電源ユニットとホッパーユニット15が設置されている。
(前扉3)
前扉3のうち、上扉4は、筐体2の側板にヒンジを介して回転自在に軸支された板状の扉であり、図1に示すように、略中央部に回転リール23を正面側から見ることができる図柄表示窓8Aを有し、図柄表示窓8Aの上方には、演出表示を行うための装飾枠7が設けられている。なお、上扉4の詳細な構成については後述する。
前扉3のうち、下扉5は、筐体2の側板にヒンジを介して回転自在に軸支された上扉4よりも幅厚の扉であり、図1に示すように、下扉5の上部は、遊技機1を作動させるためのカウンター状の操作部となっている。また、下扉5の下部には、ホッパーユニット15から払い出されたメダルを貯めておくことができる払い出し皿13が形成されており、払い出し皿13の奥側の壁には、下部スピーカ110が設けられている。
(上扉4)
次に、上扉4の構造について詳述する。
上扉4は、図3に示すように、装飾枠7を固定して上扉4の外観を成す上扉枠6と、上扉枠6の内側に設けられる基体9と、基体9の正面側に配置される上パネル8とを備えている。上扉枠6は、中央よりも下側が前後に貫通する開口部61となっている枠本体60からなる枠部材である。基体9は、略中央部に、前後に貫通する開口部9Aが形成された板部材である。開口部9Aの両側には発光体が内蔵された発光表示部9Bが設けてあり、開口部9Aの下方には、7セグメント表示器等から成る表示部9Cが設けられている。上パネル8は、透明なアクリル板に種々の絵柄を印刷して成り、中央部に透明な可視部を設けて、図柄表示窓8Aを形成してある。基体9の正面側に上パネル8を固定し、上扉枠6に収納固定することにより、上パネル8が上扉枠6の開口部61を裏面側から塞ぐ。そして、上扉4を閉めた状態で、筐体2の内部に収納されているリールユニット200の回転リール10が、図柄表示窓8Aから視認できるようになっている。
(装飾枠7)
装飾枠7は、図3及び図4に示すように、上扉枠6の正面上部に着脱自在に固定される演出用ブロックであって、中空箱形の枠本体70に種々の演出用デバイスを取り付けた構造になっている。具体的には、図4に示すように、枠本体70の正面中央部には液晶ユニット80が、枠本体70の正面上側中央部及び正面下側の左右には拡散ランプユニット40が、正面上側角隅部にはコーナーランプユニット50が、正面中央の左右には上部スピーカ100が、それぞれ設けられている。拡散ランプユニット40及びコーナーランプユニット50は、遊技機1の発光表示部となる照明装置である。
そして、装飾枠7は、上扉枠6に固定する際、枠本体70の背面上端部に後方に向かって突設された突部301(図4参照)を、上扉枠6の枠本体60の正面側上端部設けられた嵌合孔部300(図4参照)に差し込んで嵌合させることにより、容易に上扉枠6に取り付けることができるとともに、装飾枠7の上面と上扉枠6の上面とが略面一となるようにお互いを矯正できるようになっている。
前記枠本体70は、背面側が開放する枠部材であって、図5に示すように、コーナーランプユニット50を取り付けるためのコーナーランプ固定部71、拡散ランプユニット40を取り付けるための上部ランプ固定部72及び下部ランプ固定部73、上部スピーカ100を取り付けるためのスピーカ固定部74、液晶ユニット80を取り付けるための液晶ユニット固定部75が、それぞれ設けられている。コーナーランプ固定部71は、枠本体70の正面上側角隅部に設けられた切り欠き段部であり、奥側の壁には、コーナーランプユニット50の筒状レンズ54を嵌入可能な開口部が形成されている。上部ランプ固定部72及び下部ランプ固定部73は、上扉枠6のサイドランプ固定部63と同様の構成を有しているものである。スピーカ固定部74は、枠本体70の正面に設けられた楕円形の開口部であり、背面側から上部スピーカ100を取り付けることにより、上部スピーカ100のグリル面によって塞がれるようになっている。液晶ユニット固定部75は、枠本体70の正面中央部に形成された方形の開口部であり、背面側から液晶ユニット80を取り付けることにより、液晶パネル81Aの前面に固定されている強化ガラス84によって塞がれるようになっている。
拡散ランプユニット40は、図4乃至図6に示すように、LED基板41と、LED基板41の手前側に配置され複数の円柱形の拡散レンズ42Aが形成されたレンズ部材42と、拡散レンズ42Aにより拡散された光線を反射させるための複数の凹面反射鏡43と、凹面反射鏡43を正面側から覆い隠すレンズカバー45とを備えている。上扉枠6のサイドランプ固定部63及び装飾枠7の下部ランプ固定部73に配置される拡散ランプユニット40は、LED基板41が基板ケース46(図5では省略している)に収納されて、それぞれ上扉枠6の枠本体60、装飾枠7の枠本体70に固定される。装飾枠7の上部ランプ固定部72に配置される拡散ランプユニット40のLED基板41は、図5に示すように、表示制御基板ユニット30の前面に取り付いている。
本実施の形態における拡散ランプユニット40は、光源であるLED素子41Aの点発光を拡散レンズ42Aにより拡散させ、凹面反射鏡43によって特定の方向(遊技者の方向)に反射させることにより、レンズカバー45が全体的に発光しているように見える構成となっているが、この詳細については後述する。
コーナーランプユニット50は、図9に示すように、LED基板51と、ベース板52と、固定ホルダー53と、筒状レンズ54と、反射部材55と、正面レンズ56と、外周部独立レンズ57と、レンズカバー58(図5参照)と、を備えている。なお、図9に示したのは、装飾枠7の正面左側に位置するコーナーランプユニット50である。正面右側に位置するコーナーランプユニット50の各構成部品は、図示したものと対称に形成されている。
前記LED基板51及びベース板52は、枠本体70の背面側に取り付けられるものであり、筒状レンズ54と反射部材55は、固定ホルダー53を介して枠本体70の正面側からベース板52に固定されるものである。正面レンズ56は、反射部材55の正面に固定されるものである。また、外周部独立レンズ57は、枠本体70のコーナーランプ固定部71の奥壁の隅角部に設けられた三角孔(図示せず)を通して、正面側からベース板52に固定されるものである。
液晶ユニット80は、図10及び図11に示すように、液晶表示装置81を裏枠82及び前枠83の間に挟み、前枠83の正面側に配置した強化ガラス84を保持フック90で固定した構成となっている。液晶表示装置81は、液晶パネル81Aと駆動回路基板等を備えた市販の液晶モジュールである。裏枠82は、図11に示すように、液晶表示装置81を収納可能な箱形の枠であり、その背面には、液晶表示装置81の作動を制御するための液晶制御基板86が固定され、裏ケース85が取り付けられる。前枠83は、裏枠82に収納された液晶表示装置81の正面側に配置される中央が開口する枠体であり、この中央開口83Dから液晶パネル81Aの画面を視認できるようになっている。強化ガラス84は、前枠83の中央開口83Dを正面側から覆う透明な板ガラスであり、液晶パネル81Aを保護するためのものである。保持フック90は、ポリアセタール樹脂などの弾力性の高い素材によって形成されており、強化ガラス84の左右の縁部を挟持して押さえるためのものである。そして、裏枠82、前枠83、保持フック90は、固定ネジ87によって一体的に固定されるとともに、強化ガラス84は保持フック90によって液晶パネル81Aの前面に保持される。そして、裏枠82を装飾枠7の枠本体70の裏面に固定することにより、液晶ユニット固定部75から液晶パネル81Aが視認可能となる状態で、装飾枠7に装着されるようになっている。
次に、本発明の特徴部分である拡散ランプユニット40について、サイドランプ固定部63を一例としてさらに詳述する。
図6は、上扉枠6におけるサイドランプ固定部63の縦断面図である。サイドランプ固定部63は、図4に示すように、枠本体60の脚部60Aに形成された縦長の凹部であり、図1に示すように、上パネル8の両端部に位置する発光表示部となるものである。凹面反射鏡43は、サイドランプ固定部63において、枠本体60と一体形成されており、サイドランプ固定部63には6つの凹面反射鏡43が形成されている。各凹面反射鏡43は、図7に示すように、正面視後方に凹んで湾曲する反射凹面43Aを有しているとともに、反射凹面43Aの中央部には、レンズ部材42の拡散レンズ42Aを挿通可能な開口部43Bが設けられている。
そして、レンズ部材42は、サイドランプ固定部63の背面側から、反射凹部42Bが形成されている前端部を各凹面反射鏡43の開口部43Bに挿通させて、枠本体60に装着され、レンズ部材42の背面側には、図6に示すように、基板ケース46に収納されたLED基板41が固定される。こうして、レンズ部材42に設けられている各拡散レンズ42Aは、円柱の柱側面である曲面を上下方向とし柱端面を前後方向とした状態で、凹面反射鏡43の中央部に配置され、後方には光源であるLED素子41Aが位置するものとなる。
さらに、反射凹面43Aに、図8に示すような、蛇皮模様の凹段部44を形成することにより、拡散レンズ42Aによって拡散された光を、反射凹面43Aで指向性をもって反射させると同時に、凹段部44によって乱反射させ、光をより広範囲に反射させることができる。具体的には、凹段部44の凹壁面や角部に照射された光が、反射凹面43Aによって光を反射する方向とは別の方向に反射されるものである。このよう形成した場合には、レンズカバー45の内部が全体的にぼわっと発光しているように見え、指向性を持たせた発光とはまた異なる趣の発光表示が可能となる。
上部ランプ固定部72、下部ランプ固定部73における拡散ランプユニット40の構造は、上記したものと基本的には同様である。ここで、図4では、サイドランプ固定部63の凹面反射鏡43に凹段部44を形成してあり(図6では凹段部44の記載を省略している)、図5では、上部ランプ固定部72、下部ランプ固定部73の凹面反射鏡43に凹段部44を形成してないが、上部ランプ固定部72、下部ランプ固定部73の凹面反射鏡43に凹段部44を形成してもよい。逆に、図4に示すサイドランプ固定部63の凹面反射鏡43に凹段部44を形成しないようにしてもよい。凹面反射鏡43に凹段部44を形成するか否かは、拡散ランプユニット40によって発光表示部となる上扉4における位置やその発光表示部の果たす役割などに応じて、適宜設定すればよい。同様に、凹面反射鏡43の個数や配列も、発光表示部の大きさに応じて適宜設定することができる。
また、本実施の形態では、レンズカバー45を遊技機側(サイドランプ固定部63、上部ランプ固定部72、下部ランプ固定部73)に取り付ける構成となっていたが、レンズカバー45を拡散ランプユニット40側に取り付けるようにしてもよい。例えば、凹面反射鏡43が形成された部材や、凹面反射鏡43を収納した枠材に、レンズカバー45を取り付けるようにすることができる。
そして、拡散レンズ42Aは、円柱形には限られず、多角柱形であってもよい。反射凹部42Bも円錐形には限られず、多角錐形であってもよい。要は、後方からの照射光を反射凹部42Bに反射させて柱側面方向に放射状に拡散することができるような形状であれば構わないものである。さらに、特に図示しないが、反射凹部42Bに凹凸を設けて、LED素子41Aの照射光を柱側面方向に乱反射させるようにしてもよい。あるいは、拡散レンズ42Aの周囲に、拡散レンズ42Aの内側からの光は通過させるものの、外部からの光を反射する反射透過層を設けてもよい。これらの構成と、凹面反射鏡43の凹段部44、レンズカバー45の内面の凹凸を適宜組み合わせることにより、光源の点発光をより効果的に拡散させることができるものとなる。
以上のように、本実施の形態によれば、遊技機1の発光表示部に、光源の照射光を拡散させかつ特定の方向に指向性をもって反射させることができる拡散ランプユニット40を用いてあるので、光源としてLEDを用いながら、あたかも面発光しているような発光表示を行わせることができる。
これに加え、照射光が様々な方向に指向性を有し、複数の光の領域を区切って光の色が混ざらないようにしたコーナーランプユニット50を用いてあるので、遊技者の視覚をシャープに刺激する演出を行うことができるとともに、遊技機1の遊技状態を周囲の者に知らせることができ、興趣をより高めることができるものである。
さらに、上扉4の上扉枠6に装飾枠7を取り付ける構造としてあるので、機種交換の際、上扉4を筐体1に残しておいたままでも、装飾枠7を交換するだけで全く異なる機種のスロットマシンに変貌させることができ、リサイクル及び機種交換に要するコスト削減に効果的である。
3 前扉 4 上扉
5 下扉 6 上扉枠
7 装飾枠 10 回転リール
40 拡散ランプユニット(照明装置) 41 LED基板
41A LED素子(光源) 42 レンズ部材
42A 拡散レンズ 42B 反射凹部
43 凹面反射鏡 43A 反射凹面
44 凹段部 45 レンズカバー(カバー部材)
50 コーナーランプユニット 60 枠本体
63 サイドランプ固定部(照明装置固定部)
70 枠本体 72 上部ランプ固定部(照明装置固定部)
80 液晶ユニット 90 保持フック
Claims (6)
- 光を照射可能な光源と、
前記光源の前方に配置される柱形の拡散レンズと、
正面視後方に凹んで湾曲した反射凹面を有する凹面反射鏡とを備え、
前記拡散レンズは、柱側面を上下方向とし端面を前後方向とした状態で、前記凹面反射鏡の中央部に配置されるとともに、前記拡散レンズの前方端面には、後方に位置する前記光源からの照射光を柱側面方向に放射状に拡散させる反射凹部が設けられ、
前記凹面反射鏡の反射凹面は、前記拡散レンズによって拡散された光を面全体で均一に特定の方向に向けて反射させることができるような曲率で形成されていることを特徴とする照明装置。 - 前記凹面反射鏡の反射凹面には、複数の凹段部が形成され、前記拡散レンズによって拡散された光が、前記凹段部で反射して、前記特定の方向以外の方向にも反射するように形成したことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 前記凹面反射鏡の前面に、透光性を有するカバー部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の照明装置。
- 請求項1又は2記載の照明装置を備えた遊技機であって、
前記照明装置の光源を制御する制御装置と、前記照明装置を覆い隠す透光性を有するカバー部材とをさらに備えていることを特徴とする遊技機。 - 請求項3記載の照明装置を備えた遊技機であって、
前記照明装置の光源を制御する制御装置をさらに備えていることを特徴とする遊技機。 - 請求項1又は2記載の照明装置を備えた遊技機であって、
筐体の正面開口を開閉自在な前扉と、前記照明装置の光源を制御する制御装置とをさらに備え、
前記前扉の枠体には、前記照明装置の凹面反射鏡を複数個並べて形成した照明装置固定部が設けられ、
前記各凹面反射鏡の中央部には、前記照明装置の拡散レンズを挿通可能な開口部が設けられ、
前記拡散レンズは、前記複数の凹面反射鏡の開口部間の距離をあけ複数個並べて一体的に連結されているとともに、連結された拡散レンズは、前記照明装置固定部の背面側から、各拡散レンズの前端部を前記各凹面反射鏡の開口部に挿通させて、前記前扉の枠体に装着可能であり、
前記照明装置固定部の前面には、すべての凹面反射鏡を覆い隠す透光性を有するカバー部材が設けられていることを特徴とする遊技機。
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