JP2008029527A - 内視鏡システム - Google Patents

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頼夫 松井
Nobuyuki Matsuura
伸之 松浦
Seisuke Takase
精介 高瀬
Hidenobu Kimura
英伸 木村
Takatoshi Yoshida
尊俊 吉田
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Abstract

【課題】 カプセル内視鏡を内視鏡によって確実かつ容易に回収可能な内視鏡システムを提供する。
【解決手段】 カプセル内視鏡12と細長い挿入部42を有する内視鏡14とを組み合わせて体腔内の前記カプセル内視鏡12を回収するための内視鏡システム10は、前記内視鏡14の挿入部42の先端硬質部56には、前記カプセル内視鏡12を回収する際に前記カプセル内視鏡12を収容する収容部60が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、細長い挿入部を有する内視鏡を用いて体腔内にあるカプセル内視鏡を回収するための内視鏡システムに関する。
簡便に消化管の検査をする手段としてカプセル内視鏡と称されているカプセル型の内視鏡が知られている。仮に、消化管に狭窄した部分(狭窄部)があると、カプセル内視鏡がその狭窄部に停滞することによって狭窄している事実を確認でき、その狭窄部に適切な処置を行うことができる。
その狭窄部に停滞したカプセル内視鏡を回収する場合、一般的に内視鏡を用いることが知られている。この場合、カプセル内視鏡の回収用の内視鏡の処置具挿通チャンネルを通した鉗子でカプセル内視鏡を把持して回収している。例えば特許文献1には、カプセル内視鏡の後端部の開口部が狭く中広の拡幅穴を形成し、その拡幅穴に開口部から拡径および縮径可能な鉗子を係合してカプセル内視鏡を回収している。
特開2004−49754号公報
狭窄した部分からカプセル内視鏡を回収する場合、カプセル内視鏡はカプセル状、すなわち、例えば半球状の端部の間に筒状部材が配設された形状であるので、鉗子などによっては把持し難い。特許文献1に開示された鉗子を用いてカプセル内視鏡の後端部を保持して回収する場合などのように、把持できたとしても、カプセル内視鏡と体壁との接触や、鉗子が体壁に接触するなどの外力によって鉗子から簡単に外れてしまう可能性がある。このため、カプセル内視鏡の回収作業に時間がかかったり、熟練を要する場合がある。特許文献1に開示された鉗子からカプセル内視鏡が外れないようにその係合強度を増すには、中広の拡幅穴の径を拡大するとともに、鉗子の先端の拡径量および縮径量を大きくする必要がある。さらに、係合強度を増したとしても、カプセル内視鏡の外表面がほとんど露出された状態で回収されるため、係合強度を上回る外力が加えられると、その係合が解除されてしまうことが考えられる。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、カプセル内視鏡を内視鏡によって確実かつ容易に回収可能な内視鏡システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明に係る、カプセル内視鏡と細長い挿入部を有する内視鏡とを組み合わせて体腔内の前記カプセル内視鏡を回収するための内視鏡システムは、前記内視鏡の挿入部の先端部には、前記カプセル内視鏡を回収する際に前記カプセル内視鏡を収容する収容部が設けられていることを特徴とする。
内視鏡の挿入部の先端部に収容部を設け、この収容部にカプセル内視鏡を収容することによって、カプセル内視鏡を容易に回収することができる。
また、前記収容部は、前記内視鏡の挿入部の先端部と、この先端部に取り付けられたフードとにより構成されていることが好適である。
内視鏡の挿入部の先端部にフードを取り付けることによって、挿入部の先端面に空間を形成し、この空間を収容部としてカプセル内視鏡を収容することができる。
前記収容部の少なくとも一部は、前記内視鏡の挿入部の先端面から前記挿入部の基端側に向かって凹状に設けられていることが好適である。
フードを要することなく、または、フードと協働して収容部を設けることができる。このため、カプセル内視鏡の長さ等に合わせてフードを用いたり用いなかったりすることができる。
また、前記収容部は、前記内視鏡の挿入部に設けられたチャンネルに連通することが好適である。
このため、収容部にカプセル内視鏡を収容した状態で、チャンネルを通して吸引したり、適宜に把持して回収することができる。
また、前記カプセル内視鏡を回収する際に前記収容部内に収容しておくための収容手段をさらに備えていることが好適である。
このため、カプセル内視鏡を収容部に収容した状態を保持することができ、カプセル内視鏡の回収を容易に行うことができる。
また、前記収容手段は、前記カプセル内視鏡を前記収容部に収容させておくための吸引機構を備えていることが好適である。
このため、カプセル内視鏡を収容部に簡単に収容した状態を保持することができる。
また、前記吸引機構は、前記挿入部の基端部に設けられた操作部に配設された吸引制御バルブと、前記吸引制御バルブに接続された吸引ポンプと、前記挿入部の先端部と前記吸引制御バルブとを連通するチャンネルとを備えていることが好適である。
このため、チャンネルを通して吸引力を挿入部の先端部に及ぼした状態で、吸引を行うことができる。
前記収容手段は、前記カプセル内視鏡を前記収容部に収容することを許容し、前記収容部から脱落することを防止する弁体を備えていることが好適である。
このため、収容部に一旦カプセル内視鏡を収容した後、収容部から脱落することを防止することができる。
前記弁体は、前記フードの先端に一体的に形成されていることが好適である。
このため、容易に弁体を設けることができる。
この発明によれば、カプセル内視鏡を内視鏡によって確実かつ容易に回収可能な内視鏡システムを提供することができる。
以下、図面を参照しながらこの発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について説明する。
第1の実施の形態について図1ないし図5を用いて説明する。
本実施の形態に係る内視鏡システム10は、カプセル内視鏡12と細長い挿入部42を有する内視鏡14とを組み合わせて用い、体腔内に配設されたカプセル内視鏡12を回収するために用いられる。
カプセル内視鏡(カプセル型内視鏡)は公知のものを用い、例えば、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサを利用した小型カメラ内蔵タイプが用いられる。
図2に示すように、カプセル内視鏡12は、カプセル状の筐体22と、電池(電源)24と、LED光源26と、光学系28と、撮像部30とを備えている。筐体22は、電池24、LED光源26、光学系28および撮像部30が配設される本体22aと、この本体22aに蓋をするように設けられた透光部材22bとを備えている。透光部材22bは、透明に形成されている。このように透光部材22bが透明に形成されているのは、LED光源26からの光を被写体に照明するため、また、照明された被写体からの光を光学系28に取り込むためである。
本体22aの奥部には電池24が配設され、本体22aの手前側にはLED光源26および光学系28が並設された状態で固定されている。さらに、光学系28と電池24との間には、光学系28で取り込んだ像を撮像する撮像部30が固定されている。電池24は、LED光源26および撮像部30に電気的に接続され、これらに電力を供給する。
撮像部30は、光学系28の光軸と同軸上に例えばCCDイメージセンサ(図示せず)が配設されている。このため、撮像部30は光学系28を通して取り込んだ像をCCDイメージセンサで光電変換する。この撮像部30は、筐体22の外部に無線でデータを送信可能な構成を備えている。このため、撮像部30は、CCDイメージセンサで撮像した像を筐体22の外部(体外)に無線送信する。
図3に示すように、内視鏡14は、細長い挿入部42と、この挿入部42の基端側に設けられた操作部44と、この操作部44から延出されたユニバーサルコード46とを備えている。
挿入部42は、可撓管部52と、この可撓管部52の先端に設けられた湾曲部54と、この湾曲部54の先端に設けられた先端硬質部56とを備えている。可撓管部52の基端部は、操作部44に連結されている。先端硬質部56には、それぞれ図示しないが、観察光学系、撮像素子、照明光学系、送気送水ノズル、鉗子口出口などが配設されている。
さらに、この先端硬質部56には、カプセル内視鏡12の回収用のフード58を例えば圧入により先端側から着脱可能である。
図1に示すように、このフード58は、先端硬質部56の外周面に着脱可能な着脱部58aと、この着脱部58aに一体的に形成された突出部58bとを備えている。突出部58bは、先端硬質部56の先端面から突出する部分の長さLが、カプセル内視鏡12の軸方向の長さLと同程度に形成されている。さらに、フード58の内径Dはカプセル内視鏡12の外径Dよりも大きく形成されている。例えば、カプセル内視鏡12の外径Dは5mmから11mm程度であり、フード58の内径Dは上述した外径Dに対して+(プラス)0.5mmから1.5mm程度である。すなわち、先端硬質部56の先端面と、フード58の内周面とによって形成される空間である収容部60にカプセル内視鏡12が収容される。
なお、突出部58bの軸方向の長さLや内径Dは、カプセル内視鏡12の長さLや外径に合わせて種々のものを用いることができる。すなわち、フード58は、カプセル内視鏡12の種類に合わせて適宜に選択される。また、着脱部58aの長さLは挿入部42の先端から容易には外れない程度に形成されている。
操作部44は、操作部本体62と、グリップ64と、スイッチカバー66とを備えている。
操作部本体62は、吸引制御バルブ72と、送気送水バルブ74と、リモートスイッチ76とを例えば並設した状態に備えている。リモートスイッチ76の一部は、スイッチカバー66の内部に配設されている。
吸引制御バルブ72は、後述する吸引管路120の切り替えを行なう際に使用される。すなわち、この吸引制御バルブ72は、体腔内の薬液、血液や、水などを吸引する吸引状態と、非吸引状態の切り替え操作を行なうことが可能である。送気送水バルブ74は、対物レンズを洗滌するときに液体を出したり、洗滌したときの液体を吹き飛ばす際の送気や送水に使用される。リモートスイッチ76は、上述した撮像素子により撮像した映像信号に対して所望の処理を行なう際に使用される。その他、リモートスイッチ76は、例えば内視鏡14によって観察される像を拡大したり、その像を切り取ったり(写真に撮ったり)するように、適宜に割り当てられている。
操作部44には、それぞれ硬質の樹脂材で形成されたアングルノブ82(第1および第2の湾曲操作ノブ82UD,82LR)と湾曲固定レバー84(第1および第2のエンゲージレバー84UD,84LR)とが取り付けられている。
第1の湾曲操作ノブ82UDは、挿入部42の湾曲部54を上下方向に湾曲させるときに操作される。第2の湾曲操作ノブ82LRは、挿入部42の湾曲部54を上下方向に対して90度異なる位置である左右方向に湾曲させるときに操作される。第1のエンゲージレバー84UDは、第1の湾曲操作ノブ82UDを所望の状態で固定するときに操作される。すなわち、第1のエンゲージレバー84UDは、湾曲部54を上下方向に湾曲させた状態を保持するときに使用される。第2のエンゲージレバー84LRは、第2の湾曲操作ノブ82LRを所望の状態で固定するときに操作される。すなわち、第2のエンゲージレバー84LRは、湾曲部54を左右方向に湾曲させた状態を保持するときに使用される。
操作部44の挿入部42側のグリップ64には、図4に示す後述する吸引管路120に連通された鉗子開口部92が形成されている。この鉗子開口部92には鉗子栓94が着脱可能に装着されている。鉗子栓94が鉗子開口部92に装着された状態では、鉗子開口部92から鉗子(図示せず)を挿入しない場合に鉗子栓94により鉗子開口部92が密閉されている。
ユニバーサルコード46は、例えばポリウレタン等の樹脂材で被覆されている。このユニバーサルコード46の操作部44に対して遠位側の端部には、硬質の樹脂材で形成されたコネクタ100が取り付けられている。
コネクタ100には、金属材製の送水タンク連結口金102と、金属材製の送気管104と、吸引口金106と、ライトガイド端部108と、電気コネクタ部110とが配設されている。送水タンク連結口金102は、図示しない送水タンクに接続されている。送気管104は、図示しないエアーポンプに接続されている。このため、上述した送気送水バルブ74が操作されたときに、挿入部42の先端部に向けて送水や送気を行なうことができる。吸引口金106には、後述する吸引チューブ130、吸引ビン136を通して吸引ポンプ134(収容手段)(図4参照)が接続されている。
ライトガイド端部108は、光源装置(図示せず)のコネクタ受部に接続可能である。このため、光源装置による照明光が光源装置のコネクタ受部からライトガイド端部108を通して図示しないライトガイド内を伝送し、先端硬質部56内の照明光学系から照明光が出射される。
電気コネクタ部110は、コネクタ100の側面に配設されている。この電気コネクタ部110にケーブル(接続コード)を接続してビデオプロセッサ(図示せず)と接続することで、挿入部42の先端硬質部56の観察光学系56aを通して撮像素子(図示せず)から出力された電気信号をモニタ上に映像として映し出すことが可能である。
図4に示すように、内視鏡14の吸引管路120は、上流側吸引チャンネル122と、分岐管路部124と、吸引シリンダ126と、下流側吸引チャンネル128と、上述した吸引口金106と、吸引チューブ130とを備えている。
上流側吸引チャンネル122は、挿入部42および操作部44の内部に設けられている。この上流側吸引チャンネル122の先端は、挿入部42の先端の吸引開口(鉗子口出口)132に連通されている。分岐管路部124は、操作部44に設けられた上述した鉗子開口部92に連通されている。すなわち、この上流側吸引チャンネル122は、処置具挿通チャンネルの機能をも兼ねている。
下流側吸引チャンネル128は、操作部44およびユニバーサルコード46の内部に設けられている。吸引口金106は、下流側吸引チャンネル128の操作部44に対して遠位側の端部に、コネクタ100に取り付けられた状態で配設されている。
吸引チューブ130は、一端が吸引口金106に接続され、他端が吸引ビン136を有する吸引ポンプ134に接続されている。すなわち、吸引チューブ130は、吸引ポンプ134の吸引ビン136と吸引口金106とを接続している。
図5(A)に示すように、操作部44の操作部本体62には、後述するピストン152を内周面で摺動可能な筒状の吸引シリンダ126が装着されている。シリンダ126の外周面には、操作部本体62の内部と外部とを水密的に遮断するOリング142が操作部本体62に配設されている。この吸引シリンダ126の下端部側、すなわち、操作部本体62の内部側には、シリンダ126の中心軸に沿って下端部がそれぞれ開口された第1の開口部126aと、この第1の開口部126aに対して隣接する位置で、シリンダ126の中心軸に対して外れる方向に軸を有する第2の開口部126bとを備えている。この第2の開口部126bには、図4に示す上流側チャンネル122の基端部が固定されている。第1の開口部126aには、図4に示す下流側チャンネル128の基端部が固定されている。
吸引シリンダ126の上端部には、例えばステンレス鋼材など、金属材製のシリンダ口金146が例えばネジによる螺合によって着脱可能に固定されている。このシリンダ口金146は、操作部本体62の外表面に対して略面一に形成された第1のフランジ部146aと、この操作部本体62に対して外方に突出した位置に設けられた第2のフランジ部146bとを備えている。
吸引制御バルブ72は、取付部150と、ピストン152と、ボタン154と、バネ156とを備えている。
取付部150は、略円筒状に形成されている。このため、取付部150は、操作部本体62の吸引シリンダ126および吸引シリンダ口金146に対して装着可能である。ピストン152は、円筒状の取付部150の中心軸に沿って摺動可能に配設されている。このピストン152は、シリンダ126の内周面に対して摺動可能に形成されている。ボタン154は、ピストン152の上端部に装着されている。また、バネ156は、ボタン154と取付部150との距離を保つために使用されている。このため、このボタン154を押圧することによって、ピストン152が下方に下げられてシリンダ126に対して押し込まれる。ボタン154には、指標158が取り付けられている。指標158は、送気送水バルブ74などと区別して吸引制御バルブ72を容易に認識するとともに、吸引制御バルブ72が吸引制御を行なうことを示すために例えば模様が付されたり、色分けなどされている。
取付部150は、円筒状の取付部本体160と、凸部162と、隔壁164と、延出部166と、突出部168とを備えている。
取付部本体160の内径は、シリンダ口金146の第2のフランジ部146bの外径と同等あるいは、このフランジ部146bの外径よりもやや大径に形成されている。
凸部162は、取付部本体160の下端部の内周面に、径方向内方に向かって全周にわたって突出された状態に形成されている。この凸部162は、フランジ部146bを乗り越えて吸引シリンダ口金146に装着可能である。フランジ部146bと凸部162との係合により、取付部本体160が吸引シリンダ126から脱落することが防止される。
隔壁164は、取付部本体160の径方向内方に向かって突出されている。このため、取付部本体160を吸引シリンダ126に装着したときに、吸引シリンダ126の第2のフランジ部146bの上端面が隔壁164に突き当てられる。すなわち、隔壁164は、第2のフランジ部146b上に載置された状態にある。
隔壁164の中央部分には、取付部本体160の軸方向上方に沿って延びた1対の延出部166が形成されている。これら延出部166は、互いに対向する位置に形成されている。また、これら延出部166に隣接する位置は、リーク開口部172として使用されている。これら延出部166の上端部には、延出部166の内方に向かって突出したリング状の突出部168が形成されている。
この突出部168のリングの内周面は、中央にピストン152の後述するピストン軸部180が貫通されるピストン貫通穴168aである。このため、この突出部168には、ピストン軸部180が摺動自在に嵌合され、ピストン152の後述する段差部182が突出部168に対して下側から突き当てられる。すなわち、ピストン軸部180の段差部182よりも下側部分の外径は、隔壁164の内径よりもやや小さく形成されている。
この隔壁164の上端面は、筒状のバネ156の下端部を支持するバネ支持部である。
図5(A)および図5(B)に示すように、ピストン152は、ピストン軸部180を備えている。このピストン軸部180の外周面には、上端部側と下端部側とで外径を変化させる段差部182が略中間部に形成されている。このピストン軸部180は、上端部側の径が下端部側に比べて小さく形成されている。この段差部182の下側には、ピストン軸部180の軸方向に対して直交する方向に横穴184が形成されている。ピストン軸部180の横穴184から下端部側には、ピストン軸部180の軸方向に沿って縦穴186が形成されている。すなわち、ピストン軸部180の下端から横穴184の位置まで、縦穴186が形成されている。
図5(A)に示すように、通常の状態(ボタン154が押圧されていない状態)では横穴184は、吸引シリンダ126の上端部に対して開口する位置に配設されている。上述した取付部150の延出部166に隣接したリーク開口部172は、この横穴184と同じ側に形成されている。
ピストン軸部180の上端部には、ボタン154が装着されている。ボタン154の中央で、ピストン152の上端には、指標158が装着されている。ボタン154の下端面は、円筒状のバネ156の上端部を支持するバネ支持部である。
取付部150内の突出部168の外周には、バネ156が配置されている。このバネ156の下端は隔壁164の上端面に支持されている(突き当てられている)。バネ156の上端は、上述したようにボタン154の下端面に支持されている(突き当てられている)。このバネ156は、若干圧縮された状態で配設されているので、上述した通常の状態ではピストン152の段差部182を突出部168に突き当てるように、ピストン152をピストン軸部180の上方に向かって付勢している。すなわち、バネ156は、ボタン154を取付部本体160の隔壁164に対して離隔するように付勢している。
なお、この実施の形態では、フード58を圧入により先端硬質部56に着脱可能としたが、例えばネジによる螺合により先端硬質部56に着脱可能であることも好適である。
次に、この実施の形態に係る内視鏡システム10の作用について説明する。
カプセル内視鏡12は、経口的に体内の消化管に取り入れる。LED光源26からの出射光は透明な透光部材22bを通して消化管内を照明する。照明した部分の光は透光部材22bを通して光学系28に入射されて被写体像が形成される。被写体像は撮像部30で撮像されて体外に発信される。
カプセル内視鏡12は、体内の消化管内に狭窄した部分があると、その部分に引っかかって停滞することがある。このような場合、カプセル内視鏡12を体内から回収する(取り出す)必要がある。この場合、内視鏡14の挿入部42の先端にフード58を圧入により装着する。このとき、挿入部42の先端硬質部56の先端面から突出する突出部58bの長さLは、カプセル内視鏡12の長さLと略同程度である。
下流側チャンネル128の端部に装着された吸引ポンプ134(図4参照)を作動させる。吸引ビン136、吸引チューブ68内が減圧され、それに伴って下流側チャンネル128も減圧される。
吸引制御バルブ72のボタン154が押圧されていない状態では、図5(A)に示すように、空気(外気)が取付部本体160の内周面とピストン軸部180との間、取付部本体160のリーク開口部172、ピストン軸部180の横穴184、ピストン軸部180の縦穴186を通して減圧された下流側チャンネル128側に吸引される。このため、外気からの空気は吸引ビン136を経て吸引ポンプ134に吸い込まれて吸引ポンプ134の外側に排出される。
一方、上流側チャンネル122の基端部は、ピストン軸部180の横穴184の下側の下端部の外周面によって、第1の開口部126a(下流側チャンネル128)と第2の開口部126b(上流側チャンネル122)との連通が遮断されている。このため、上流側チャンネル122側が減圧されることはなく、上流側チャンネル122の先端(図4参照)には、吸引力は働かない。
そして、このように吸引ポンプ134を作動させ、挿入部42の先端にフード58が装着された状態で、その挿入部42を体腔内の消化管の狭窄した部分まで導入する。内視鏡観察像を参照しながらカプセル内視鏡12を探す。カプセル内視鏡12を見つけたら、挿入部42の先端に設けられたフード58にカプセル内視鏡12を収容する。
この状態で、カプセル内視鏡12を収容部60内に吸引により保持したまま挿入部42を引き抜くため、操作部44の吸引制御バルブ72を操作する。すなわち、吸引制御バルブ72を用いて上流側チャンネル122の先端でカプセル内視鏡12の吸引を行なう場合について説明する。
吸引制御バルブ72のボタン154を押圧すると、図5(B)に示すように、取付部本体160の内周面とピストン軸部180との間を流れていた空気(外気)の流れがピストン軸部180の外周面とシリンダ126の内周面とにより遮断される。
一方、上流側チャンネル122の基端部の第2の開口部126bは、ピストン軸部180の横穴184に連通される。このため、上流側チャンネル122内の空気がピストン軸部180の横穴184、ピストン軸部180の縦穴186、第1の開口部126aを通して減圧された下流側チャンネル128側に吸引される。
そうすると、挿入部42の先端の収容部60内に入り込んだ体液等が挿入部42の先端硬質部56から上流側チャンネル122、シリンダ126の第2の開口部126b、ピストン軸部180の横穴184、ピストン軸部180の縦穴186を通して減圧された下流側チャンネル128側に吸引される。このとき、体液等は吸引ビン136内に貯留され、同時に吸引された空気や他の気体は吸引ポンプ134に吸引されて排出される。
また、カプセル内視鏡12が収容部60に収容されると、吸引力により挿入部42の先端面の吸引開口132に吸着する。このように、吸引制御バルブ72を押圧し続けて吸引し続けた状態で、内視鏡14の挿入部42を引き抜く。このため、カプセル内視鏡12を容易に回収することができる。
挿入部42の先端まで引き抜いた状態で、吸引制御バルブ72の押圧を止める。すると、図5(A)に示すように、下流側吸引チャンネル128と上流側吸引チャンネル122の連通が遮断され、下流側吸引チャンネル128と横穴184を通して外気とが連通される。外気からの空気は吸引ビン136を経て吸引ポンプ134に吸い込まれて吸引ポンプ134の外側に排出される。このため、カプセル内視鏡12に吸引力が及ばなくなり、重力により吸引開口132から落下する。すなわち、カプセル内視鏡12が体内から回収される。
なお、この実施の形態では、吸引によりカプセル内視鏡12を回収することについて説明したが、鉗子栓94から鉗子開口部92、上流側チャンネル122を通して吸引開口132から鉗子等を突出させて、把持鉗子等でカプセル内視鏡12を収容部60に収容した後、吸引によりカプセル内視鏡12を保持して回収することも好適である。また、カプセル内視鏡12を収容部60で保持する場合、先端に磁力を働かせる器具を上流側チャンネル122を通して用いたり、先端に吸引力を働かせる器具を上流側チャンネル122を通して用いることも好適である。
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
消化管内にあるカプセル内視鏡12を回収する場合、内視鏡14の挿入部42の先端に収容部60を設け、この収容部60にカプセル内視鏡12を収容した状態で吸引を行うことにより、カプセル内視鏡12を内視鏡14の挿入部42の先端に吸着させた状態で回収することができる。内視鏡14の挿入部42の先端にフード58などによって収容部60を形成するだけで良いので、準備も簡単で素早く回収作業を行うことができる。
次に、第2の実施の形態について図6を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図6に示すように、内視鏡14の挿入部42の先端部に設けられたフード58は、着脱部58aと、突出部58bと、収容部入口(弁体、収容手段)58cとを備えている。突出部58bの内径は、カプセル内視鏡12の外径よりも大きく形成されている。一方、収容部入口58cは、カプセル内視鏡12を収容部60に挿入し易く、抜け難くする(収容部60への収容を許容し、脱落を防止する)ため、突出部58bの先端(着脱部58aとは反対側)で径方向内方にフランジ状に突出されている。
このため、カプセル内視鏡12を収容部60に収容する場合、カプセル内視鏡12のいずれかの端部を収容部入口58cに押し当てると、収容部入口58cが挿入部42の先端面に近接する側に弾性変形する。そうすると、カプセル内視鏡12が収容部60に収容される。そして、収容部入口58cはカプセル内視鏡12の全体が収容部60に収容された後、収容部入口58cが弾性変形により元の状態に戻る。すなわち、収容部入口58cの弾性変形によって、カプセル内視鏡12が収容部60から脱落することが防止される。
カプセル内視鏡12の端部が収容部入口58cに配設された際に、内視鏡14の操作部44の吸引制御バルブ72を押圧する。すると、上流側吸引チャンネル122および吸引開口132を介して収容部60に吸引力が働く。このため、カプセル内視鏡12が収容部60に配設されるように吸引力が働き、カプセル内視鏡12の収容部60への収容が補助される。
内視鏡14の挿入部42を体腔内から抜く場合には、収容部入口58cに大きな力が加えられることが殆どない。このため、カプセル内視鏡12は、収容部60に配設された状態で吸引を止められても、カプセル内視鏡12が収容部60から脱落することが防止された状態で容易に排出される。
なお、収容部入口58cの形状は、フランジ状だけでなく、突出部58bの先端に対して2箇所や3箇所など突出する複数の爪状とすることも好適である。
また、図6に示すように、突出部58bの内径とカプセル内視鏡12の外径とが近い場合、フード58の突出部58bや収容部入口58cによって体腔内に挿入する際の内視鏡14の観察光学系56aの視野が狭められるおそれがあるので、フード58は透明であることが好適である。
第3の実施の形態について図7を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図7に示すように、この実施の形態に係る内視鏡14の挿入部42の先端部からはフード58が除去されている。内視鏡14の挿入部42の先端硬質部56には、カプセル内視鏡12を収容する凹状の収容部60がチャンネル122の先端に形成されている。このため、チャンネル122と収容部60とは連通した状態にある。
収容部60の直径Dはカプセル内視鏡12の外径Dよりも僅かに大きく形成されている。
このため、カプセル内視鏡12を収容部60に収容する場合、カプセル内視鏡12のいずれかの端部を収容部60に入れた状態で吸引制御バルブ72を操作して吸引力を働かせる。すると、吸引力によって、カプセル内視鏡12が収容部60に収容される。カプセル内視鏡12が収容部60に収容された状態を維持するように、吸引力をカプセル内視鏡12に及ぼし続けた状態で内視鏡14の挿入部42を体腔内から引き抜く。
なお、カプセル内視鏡12が、先端硬質部56の先端面から収容部60に収容される深さは、カプセル内視鏡12の一部(例えば全長の半分程度)が収容される程度から、全体が収容される程度に適宜に設定されている。すなわち、収容部60の深さは、吸引によってカプセル内視鏡12を収容部60に維持することができれば良いので、カプセル内視鏡12の少なくとも一部が収容される程度であれば良い。
第4の実施の形態について図8を用いて説明する。この実施の形態は第3の実施の形態の変形例であって、第3の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図8に示すように、挿入部42の先端硬質部56の先端面近傍には、収容部60に連通した状態でリング状の収容部入口(弁体)58cが配設されている。収容部入口58cは、弾性変形可能な部材で形成されている。この収容部入口58cの内径はカプセル内視鏡12の外径よりも小さく形成されている。また、この場合、収容部60の深さは、カプセル内視鏡12の長さよりも好ましくは大きく形成されている。
このため、カプセル内視鏡12を収容部60に収容する場合、カプセル内視鏡12のいずれかの端部を収容部入口58cに押し当てると、収容部入口58cが挿入部42の先端面に近接する側に弾性変形する。そうすると、カプセル内視鏡12が収容部60に収容される。そして、収容部入口58cはカプセル内視鏡12の全体が収容部60に収容された後、収容部入口58cが弾性変形により元の状態に戻る。すなわち、収容部入口58cの弾性変形によって、カプセル内視鏡12が収容部60から脱落することが防止される。
カプセル内視鏡12の端部が収容部入口58cに配設された際に、内視鏡14の操作部44の吸引制御バルブ72を押圧する。すると、上流側吸引チャンネル122および吸引開口132を介して収容部60に吸引力が働く。このため、カプセル内視鏡12が収容部60に配設されるように吸引力が働き、カプセル内視鏡12の収容部60への収容が補助される。
内視鏡14の挿入部42を体腔内から抜く場合には、収容部入口58cに大きな力が加えられることが殆どない。このため、カプセル内視鏡12が収容部60に完全に配設された状態で吸引を止めても、カプセル内視鏡12が収容部60から脱落することが防止された状態で容易に排出される。
第5の実施の形態について図9を用いて説明する。この実施の形態は第3の実施の形態の変形例であって、第3の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図9に示すように、挿入部42の先端硬質部56に設けられた収容部60の内面には、粘着剤(収容手段)202が塗布されている。このため、カプセル内視鏡12が収容部60内に配設されると、粘着剤202にカプセル内視鏡12の本体22aの外周面が貼り付けられる。このため、カプセル内視鏡12が内視鏡14の収容部60から脱落することが防止される。
なお、この実施の形態で説明した粘着剤202の粘着性は、第1の実施の形態で説明した吸引と組み合わせるのであれば、吸引を補助する程度の弱いもので構わない。カプセル内視鏡12の外周面と粘着剤202の内周面とが密着する場合、吸引制御バルブ72の操作によって、吸引力を働かせることができるので、収容部60への収容が補助される。
図示しないが、第4の実施の形態で説明した図8に示す収容部入口58cを同様に設けることも好適である。
第6の実施の形態について図10を用いて説明する。この実施の形態は第3の実施の形態の変形例であって、第3の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図10に示すように、収容部60の内周面には、永久磁石(収容手段)204が配設されている。また、カプセル内視鏡12の本体22aの外周面には、永久磁石206が固定されている。この実施の形態で説明した永久磁石204,206の磁力は、第1の実施の形態で説明した吸引と組み合わせるので、吸引を補助する程度の弱いものである。特に、カプセル内視鏡12の本体22aの外周面に固定される永久磁石206は、消化管内を進んで行く際に体外に画像データを送る際に、ノイズの発生を極力抑制するため、弱いものであることが好適である。
なお、この実施の形態で説明した永久磁石204,206とともに、吸引制御バルブ72の操作によって、吸引力を働かせることができるので、収容部60への収容が補助される。
上述した第1および第2の実施の形態では、収容部60を形成するのにフード58を用いることについて説明し、第3ないし第6の実施の形態では先端硬質部56に凹状に設けることについて説明した。これらは、組み合わせることももちろん可能である。すなわち、フード58と先端硬質部56の凹状部とによって収容部60を形成することももちろん好適である。
また、上述した実施の形態では、吸引を用いてカプセル内視鏡12を収容部60に収容することについて説明したが、図示しない把持鉗子等を上流側吸引チャンネル122を通してカプセル内視鏡12を把持して収容部60に収容することも好適である。
これまで、いくつかの実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
上記説明によれば、下記の事項の発明が得られる。また、各項の組み合わせも可能である。
[付記]
(付記項1)
体腔内に配設されたカプセル内視鏡を内視鏡を用いて回収する回収方法であって、
前記内視鏡の挿入部を前記カプセル内視鏡に向かって体腔内を導入し、
前記カプセル内視鏡を前記内視鏡の挿入部の先端面に当接し、
前記内視鏡の吸引手段によって、前記カプセル内視鏡を吸引して前記挿入部の先端面に吸着させ、
前記内視鏡の挿入部を前記体腔内から引き抜く
ことを特徴とするカプセル内視鏡の回収方法。
本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の先端部にフードを装着した状態でそのフードの収容部内にカプセル内視鏡を挿入した状態を示す内視鏡システムの概略的な断面図。 第1の実施の形態に係る内視鏡システムによって回収されるカプセル内視鏡の構造の一例を示す概略図。 第1の実施の形態に係る内視鏡システムに用いられる内視鏡を示す概略的な斜視図。 第1の一実施の形態に係る内視鏡システムの内視鏡に用いられる吸引機構を示す概略図。 第1の一実施の形態に係る内視鏡システムの吸引機構の吸引制御バルブを示し、(A)は内視鏡の挿入部の先端部に吸引力を働かせない状態を示し、(B)は挿入部の先端部に吸引力を働かせる状態を示す概略的な縦断面図。 本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の先端部にフードを装着した状態でそのフードの収容部内にカプセル内視鏡を挿入した状態を示す内視鏡システムの概略的な断面図。 本発明の第3の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の先端部に収容部を設け、その収容部内にカプセル内視鏡を収容した状態を示す内視鏡システムの概略的な断面図。 本発明の第4の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の先端部に収容部を設け、その収容部内にカプセル内視鏡を収容した状態を示す内視鏡システムの概略的な断面図。 本発明の第5の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の先端部に収容部を設け、その収容部内にカプセル内視鏡を収容した状態を示す内視鏡システムの概略的な断面図。 本発明の第6の実施の形態に係る内視鏡の挿入部の先端部に収容部を設け、その収容部内にカプセル内視鏡を収容した状態を示す内視鏡システムの概略的な断面図。
符号の説明
10…内視鏡システム、12…カプセル内視鏡、14…内視鏡、42…挿入部、56…先端硬質部、56a…対物レンズ、58…フード、58a…着脱部、58b…突出部、60…収容部、122…上流側吸引チャンネル

Claims (9)

  1. カプセル内視鏡と細長い挿入部を有する内視鏡とを組み合わせて体腔内の前記カプセル内視鏡を回収するための内視鏡システムにおいて、
    前記内視鏡の挿入部の先端部には、前記カプセル内視鏡を回収する際に前記カプセル内視鏡を収容する収容部が設けられていることを特徴とする内視鏡システム。
  2. 前記収容部は、前記内視鏡の挿入部の先端部と、この先端部に取り付けられたフードとにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
  3. 前記収容部の少なくとも一部は、前記内視鏡の挿入部の先端面から前記挿入部の基端側に向かって凹状に設けられていることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載の内視鏡システム。
  4. 前記収容部は、前記内視鏡の挿入部に設けられたチャンネルに連通することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1に記載の内視鏡システム。
  5. 前記カプセル内視鏡を回収する際に前記収容部内に収容しておくための収容手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1に記載の内視鏡システム。
  6. 前記収容手段は、前記カプセル内視鏡を前記収容部に収容させておくための吸引機構を備えていることを特徴とする請求項5に記載の内視鏡システム。
  7. 前記吸引機構は、
    前記挿入部の基端部に設けられた操作部に配設された吸引制御バルブと、
    前記吸引制御バルブに接続された吸引ポンプと、
    前記挿入部の先端部と前記吸引制御バルブとを連通するチャンネルと
    を具備することを特徴とする請求項6に記載の内視鏡システム。
  8. 前記収容手段は、前記カプセル内視鏡を前記収容部に収容することを許容し、前記収容部から脱落することを防止する弁体を備えていることを特徴とする請求項5に記載の内視鏡システム。
  9. 前記弁体は、前記フードの先端に一体的に形成されていることを特徴とする請求項8に記載の内視鏡システム。
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