JP2008012846A - 画像形成装置 - Google Patents

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徹 西田
Satoru Mori
哲 毛利
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Abstract

【課題】清掃部材によって回転体から除去される物が、清掃部材の回転体との接触部に溜ることを抑制することを目的とする。
【解決手段】ブレード49と搬送ベルト28との接触部に向けて延びる吸引ノズル72にポンプ78を接続し、ポンプ78の駆動により吸引ノズル72の吸引口72Aに負圧を発生させてブレード49と搬送ベルト28との接触部に溜ったインクを吸引する。また、移動機構80によって、吸引ノズル72を、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に沿って移動させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
画像形成装置としてのインクジェットプリンタでは、記録媒体を搬送する搬送部材や、インク滴による画像を形成される中間転写体等の回転体に向けて、ノズルの目詰まりを防止すること等を目的とした画像形成とは無関係のインク滴の吐出(所謂、予備吐出)を行い、回転体に付着したインクを清掃部材としてのブレードによって清掃することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、インクジェットプリンタでは、ブレードと回転体との接触部にインクが溜った状態で放置すると、インクがブレードと回転体との接触部に固着し、これが原因でブレードの清掃能力が低下し、清掃不良が発生することがある。
特開2004−196505号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、清掃部材によって回転体から除去される物が、清掃部材と回転体との接触部に溜ることを抑制する。
請求項1に記載の画像形成装置は、記録媒体に直接又は中間転写体を介して画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段が設けられた装置内に回転可能に設けられた回転体と、前記回転体に接触して前記回転体を清掃する清掃部材と、前記清掃部材と前記回転体との接触部に溜った物を吸引する吸引手段と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の画像形成装置では、画像形成手段が、記録媒体へ直接又は中間転写体を介して画像を形成し、また、この画像形成手段が設けられた装置内において、清掃部材が、回転体に接触して回転体を清掃する。また、吸引手段によって、清掃部材と回転体との接触部に溜った物が吸引される。
これによって、従来と比較して、清掃部材によって回転体から除去される物が、清掃部材と回転体との接触部に溜ることを抑制できる。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記画像形成手段は、液体を滴状にして吐出する液滴吐出ヘッドであることを特徴とする。
請求項2に記載の画像形成装置では、液滴吐出ヘッドから滴状にして吐出された液体が、装置内に設けられた回転体に付着した場合、回転体に付着した液体は、清掃部材によって清掃される。また、回転体に付着した液体が、清掃部材と回転体との接触部に溜った場合には、吸引手段によって吸引される。
これによって、従来と比較して、清掃部材と回転体との接触部に液体が溜ることを抑制でき、清掃部材と回転体との接触部に液体が溜ることに起因する問題の発生を抑制できる。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項2に記載の画像形成装置であって、前記液滴吐出ヘッドのノズルをキャップするキャップ部材を有しており、前記吸引手段は、前記清掃部材と前記回転体との接触部に向けて延びる吸引ノズルと、前記吸引ノズル、及び、前記キャップ部材に負圧を発生させるポンプと、を有することを特徴とする。
請求項3に記載の画像形成装置では、液滴吐出ヘッドのノズルがキャップ部材によってキャップされることで、液滴吐出ヘッド内の液体の増粘や乾燥等を防止できる。また、ポンプによってキャップ部材に負圧が発生されることで、液滴吐出ヘッド内の液体がノズルから吸引される。これによって、液滴吐出ヘッド内の気泡が排出される等して、液滴吐出ヘッドの液体の吐出性能が回復する。
ここで、キャップ部材に負圧を発生させるポンプが、清掃部材と回転体との接触部に向けて延びる吸引ノズルに負圧を発生させることで、清掃部材と回転体との接触部に溜った物が吸引ノズルから吸引されている。
即ち、液滴吐出ヘッドのメンテナンスを行うためのポンプと、清掃部材と回転体との接触部に溜った物を吸引するためのポンプとが共通化されており、清掃部材と回転体との接触部に溜った物を吸引するための専用のポンプが不要となっているので、吸引手段が設けられていない従来からのコストの上昇を抑制できる。
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項2に記載の画像形成装置であって、記録媒体を保持し前記液滴吐出ヘッドに対向させて搬送する搬送部材を有しており、前記吸引手段は、前記清掃部材と前記回転体との接触部に向けて延びる吸引ノズルと、前記吸引ノズル、及び、前記搬送部材の記録媒体を保持する面に負圧を発生させるポンプと、を有することを特徴とする。
請求項4に記載の画像形成装置では、記録媒体が、搬送部材によって液滴吐出ヘッドに対向された状態で搬送される。この際、ポンプによって搬送部材の記録媒体を保持する面に負圧が発生されることで、記録媒体が搬送部材に吸着される。
ここで、搬送部材の記録媒体を保持する面に負圧を発生させるポンプが、清掃部材と回転体との接触部に向けて延びる吸引ノズルに負圧を発生させることで、清掃部材と回転体との接触部に溜った物が吸引ノズルから吸引されている。
即ち、記録媒体を搬送部材に吸着させるためのポンプと、清掃部材と回転体との接触部に溜った物を吸引するためのポンプとが共通化されており、清掃部材と回転体との接触部に溜った物を吸引するための専用のポンプが不要となっているので、吸引手段が設けられていない従来からのコストの上昇を抑制できる。
請求項5に記載の画像形成装置は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置であって、前記吸引手段は、前記清掃部材と前記回転体との接触部に向けて延びる吸引ノズルと、前記吸引ノズルに負圧を発生させるポンプと、前記吸引ノズルを前記清掃部材と前記回転体との接触部に沿って移動させる移動手段と、を有することを特徴とする。
請求項5に記載の画像形成装置では、ポンプによって清掃部材と回転体との接触部に向けて延びる吸引ノズルに負圧が発生される。また、この吸引ノズルが、移動手段によって清掃部材と回転体との接触部に沿って移動される。これによって、清掃部材と回転体との接触部の全域に対して、吸引ノズルの吸引力を作用させることが可能となる。
ここで、移動手段によって吸引ノズルを清掃部材と回転体との接触部に沿って移動させるように構成したことで、清掃部材と回転体との接触部の全域に吸引ノズルを設ける場合と比較して、吸引ノズルの流路面積の総量が少なくなり、ポンプの動力が同じ場合でも吸引ノズルに発生する負圧が大きくなる。これによって、清掃部材と回転体との接触部の全域に吸引ノズルを設ける場合と比較して、清掃部材と回転体との接触部に作用する吸引力を大きくでき、また、清掃部材と回転体との接触部に作用する吸引力の均一性を向上できる。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置であって、前記吸引手段は、前記清掃部材と前記回転体との接触部に沿って配列され、各々、前記清掃部材と前記回転体との接触部に向けて延びる複数の吸引ノズルからなり、少なくとも前記清掃部材と前記回転体との接触部以上の長さを有する吸引ノズル列と、前記複数の吸引ノズルに負圧を発生させるポンプと、を有することを特徴とする。
請求項6に記載の画像形成装置では、清掃部材と回転体の接触部に沿って配列された複数の吸引ノズルからなる吸引ノズル列が形成されている。この吸引ノズル列を構成する各吸引ノズルは、清掃部材と回転体との接触部に向けて延び、また、吸引ノズル列の長さは、清掃部材と回転体との接触部の長さ以上となっており、ポンプによって複数の吸引ノズルに負圧が発生されると、清掃部材と回転体との接触部全域に負圧が作用する。
ここで、吸引ノズル列の長さを清掃部材と回転体との接触部の長さ以上としたことで、吸引ノズルを移動させることなく、清掃部材と回転体との接触部全域に負圧を作用させることができる。従って、吸引ノズルを移動させる機構が不要となるので、吸引手段を備えない従来からのコストの上昇を抑制できる。
請求項7に記載の画像形成装置は、請求項6に記載の画像形成装置であって、前記清掃部材は、前記回転体の遠心方向に対して前記回転体の回転方向上流側へ傾斜したブレードであり、前記吸引ノズルの吸引口は、前記回転体の回転方向上流側を向いた前記ブレードの板面に形成されたことを特徴とする。
請求項7に記載の画像形成装置では、回転体に接触して回転体を清掃するブレードが、回転体の遠心方向に対して回転体の回転方向上流側へ傾斜している。このため、回転体から除去される物は、回転体の回転方向上流側を向いたブレードの板面に溜る。
ここで、吸引ノズルの吸引口が、回転体の回転方向上流側を向いたブレードの板面に形成されており、吸引ノズルが、ブレードと回転体との接触部に溜った物を吸引することが可能になっている。
請求項8に記載の画像形成装置は、請求項6に記載の画像形成装置であって、前記清掃部材は、前記回転体の遠心方向に対して前記回転体の回転方向下流側へ傾斜したブレードであり、前記吸引ノズルの吸引口は、前記回転体と対向する前記ブレードの端面に形成されたことを特徴とする。
請求項8に記載の画像形成装置では、回転体に接触して回転体を清掃するブレードが、回転体の遠心方向に対して回転体の回転方向下流側へ傾斜している。このため、回転体から除去した物は、回転体と対向するブレードの端面に溜る。
ここで、吸引ノズルの吸引口が、回転体と対向するブレードの端面に形成されており、吸引ノズルが、ブレードと回転体との接触部に溜った物を吸引することが可能となっている。
本発明は上記構成にしたので、従来と比較して、清掃部材によって回転体から除去される物が、清掃部材の回転体との接触部に溜ることを抑制できる。
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態について説明する。なお、回転体としての搬送ベルト28の回転方向(以下、ベルト回転方向という)を図中矢印Aで示している。
図1には、本実施形態の画像形成装置としてのインクジェット記録装置12が示されている。インクジェット記録装置12の筐体14内の下部には給紙トレイ16が備えられており、給紙トレイ16内に積層された用紙Pをピックアップロール18で1枚ずつ取り出すことができる。取り出された用紙Pは、所定の搬送経路22を構成する複数の搬送ローラ対20で搬送される。
給紙トレイ16の上方には、無端状の搬送ベルト28が、駆動ロール24及び従動ロール26、27、29に張架されている。駆動ロール24と従動ロール26とが、略水平に配設され、その下方において、従動ロール27と従動ロール29とが、略水平に配設されている。
また、搬送ベルト28の上方には記録ヘッドアレイ30が配置されており、駆動ロール24と従動ロール26との間の搬送ベルト28の平坦部分28Fに対向している。この対向した領域が、記録ヘッドアレイ30からインク滴が吐出される吐出領域SEとなっている。搬送経路22で搬送された用紙Pは、搬送ベルト28で保持されてこの吐出領域SEに至り、記録ヘッドアレイ30に対向した状態で、記録ヘッドアレイ30から画像情報に応じたインク滴が付着される。
記録ヘッドアレイ30は、本実施形態では、有効な記録領域が用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向の長さ)以上とされた長尺状とされ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、サイアン(C)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応した4つの画像形成手段としてのインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッドという)32がベルト回転方向に沿って配置されており、フルカラーの画像を記録可能になっている。
各記録ヘッド32は、ヘッド駆動回路(図示省略)によって駆動される。ヘッド駆動回路は、たとえば、画像情報に応じてインク滴の吐出タイミングや使用するインク吐出口(ノズル)を決め、駆動信号を記録ヘッド32に送る構成である。
また、記録ヘッドアレイ30は、搬送方向と直交する方向に不動とされていてもよいが、必要に応じて移動するように構成しておくと、マルチパスによる画像記録で、より解像度の高い画像を記録したり、記録ヘッド32の不具合を記録結果に反映させないようにしたりできる。
記録ヘッドアレイ30の両側には、それぞれの記録ヘッド32に対応した4つのメンテナンスユニット34が配置されている。図2に示すように、記録ヘッド32に対してメンテナンスを行う場合には、記録ヘッドアレイ30が上方へ移動され、搬送ベルト28との間に構成された間隙にメンテナンスユニット34が移動して入り込む。そして、ノズル面に対向した状態で、所定のメンテナンス動作(吸引、ワイピング、キャッピング等)を行う。
また、記録ヘッドアレイ30の上方には、各色のインクを貯留するインクタンク35が配置されている。各インクタンク35には、各記録ヘッド32が接続されている。
なお、各記録ヘッド32は、未使用ノズルの目詰まりを防止することを目的とした画像形成とは無関係のインク滴の吐出(所謂、予備吐出)を行う。
図3に示すように、記録ヘッドアレイ30のベルト回転方向上流側には、電源38が接続された帯電ロール36が配置されている。帯電ロール36は、従動ロール26との間で搬送ベルト28及び用紙Pを挟みつつ従動し、用紙Pを搬送ベルト28に押圧する。この際、接地された従動ロール26との間に所定の電位差が生じるため、用紙Pに電荷を与えて用紙Pを搬送ベルト28に静電吸着させることができる。
記録ヘッドアレイ30のベルト回転方向下流側には、剥離爪40が配置されており、用紙Pを搬送ベルト28から剥離させる。剥離された用紙Pは、剥離爪40の搬送方向下流側で排出経路44を構成する複数の排出ローラ対42で搬送され、筐体14の上部に設けられた排紙トレイ46に排出される。
また、剥離爪40のベルト回転方向下流側には、ベルトクリーニングユニット48が配置されている。このベルトクリーニングユニット48は、搬送ベルト28の従動ロール27に巻き掛けられた部分に接触し、搬送ベルト28に付着したインク等を掻き取る、清掃部材としてのブレード49と、ブレード49によって搬送ベルト28から掻き取られたインク等を回収する回収ボックス51と、を備えている。
また、ブレード49は、従動ロール27の外径方向(搬送ベルト28の遠心方向)に対してベルト回転方向上流側へ傾斜するように、回収ボックス51に支持されている。また、回収ボックス51の底部には、吸収体53が敷き詰められており、ブレード49から滴下する液体が吸収体53に吸収される。
また、オイル塗布ユニット64とバックアッププレート66とが、従動ロール26と従動ロール27との間で搬送ベルト28を間に置いて対向している。オイル塗布ユニット64は、搬送ベルト28の外周面に対向し、バックアッププレート66は、搬送ベルト28の内周面に当接している。
オイル塗布ユニット64は、ケース68と、ケース68に回転可能に支持されたオイル塗布ロール71と、ケース68に支持されたオイル用ブレード73と、を備えている。オイル塗布ロール71は、搬送ベルト28を間に置いてバックアップブレード66に圧接されており、搬送ベルト28に従動して回転する。また、オイル塗布ロール71は、ポリエチレンやウレタン等の多孔質体で形成され、シリコーンオイルを含浸しており、搬送ベルト28にシリコーンオイルを塗布する。これに対して、記録ヘッド32から吐出されるインクは、水性インクとなっている。このため、用紙ジャム時の不必要なインク吐出、又は搬送ベルト28上へ向けて行われる予備吐出等によって搬送ベルト28にインクが付着した場合、搬送ベルト28上のシリコーンオイルの膜の撥水効果によりインクが凝集する。従って、インクが搬送ベルト28に付着する力の増加を抑制でき、ブレード49によって搬送ベルト28をクリーニングする際、インクが搬送ベルト28から容易に剥離される。
ところで、図4(A)、(B)に示すように、インクジェット記録装置12には、吸引手段としての吸引機構70が設けられている。この吸引機構70は、吸引ノズル72と、廃液チューブ74、75と、廃インクタンク76と、ポンプ78と、移動手段としての移動機構80とを備えている。
移動機構80は、モータ82と、モータ82の回転軸であるボールネジ84と、ネジ作用によってボールネジ84に結合された管継ぎ手部86と、ボールネジ84と共に管継ぎ手部86を支持するシャフト87とを備えており、モータ82の駆動によりボールネジ84を回転させて管継ぎ手部86をボールネジ84の軸方向へ移動させる。
ボールネジ84、シャフト87は、ブレード49のベルト回転方向上流側且つ剥離爪40のベルト回転方向下流側且つブレード49の側方において、搬送ベルト28の幅方向一端側から他端側へ延在している。このため、管継ぎ手部86は、ボールネジ84の回転によって、ブレード49の長手方向に沿って移動される。
また、管継ぎ手部86は、吸引ノズル72の一端部と廃液チューブ74の一端部とを接続している。また、廃インクタンク76の上部には、廃液チューブ74の他端部と廃液チューブ75の一端部とが接続されている。さらに、廃液チューブ75の他端部には負圧発生用のポンプ78が接続されている。これによって、ポンプ78が駆動されると、吸引ノズル72の他端部である吸引口72Aに負圧が発生する。
ここで、吸引口72Aは、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に向けられており、吸引口72Aに発生した負圧によって、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に溜ったインク等が吸引口72Aから吸引され、廃インクタンク76に回収されるようになっている。
また、モータ82、ポンプ78は、制御部88によって制御されており、各記録ヘッド32が予備吐出を行うタイミングと同期して駆動され、吸引口72Aに負圧が発生している吸引ノズル72が、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に沿って移動する。これによって、各記録ヘッド32から予備吐出されたインクが溜ったブレード49と搬送ベルト28との接触部全域に対して吸引力が作用する。
従って、搬送ベルト28から除去したインクがブレード49と搬送ベルト28との接触部に溜ることを抑制できるので、ブレード49と搬送ベルト28との接触部へのインクの固着を抑制でき、これに起因するブレード49による搬送ベルト28の清掃能力の低下を抑制でき、以って、ブレード49による搬送ベルト28の清掃不良を抑制できる。
また、移動機構80によって吸引ノズル72をブレード49と搬送ベルト28との接触部に沿って移動させるように構成したことで、ブレード49と搬送ベルト28との接触部の全域に吸引ノズル72を設ける場合と比較して、吸引ノズル72の流路面積の総量が少なくなり、ポンプ78の動力が同じ場合でも吸引ノズル72に発生する負圧が大きくなる。
これによって、ブレード49と搬送ベルト28との接触部の全域に吸引ノズル72を設ける場合と比較して、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に作用する吸引力を大きくでき、また、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に作用する吸引力の均一性を向上できる。
なお、吸引機構70を駆動させるタイミングは、各記録ヘッド32が予備吐出を1回行う毎でも良いし、また、各記録ヘッド32が予備吐出を所定回数行う毎でも良い。また、吸引ノズル72の吸引口72Aは、ブレード49に接触させても良いし、ブレード49と搬送ベルト28とに接触させても良いし、また、ブレード49と搬送ベルト28とに非接触としても良い。
また、吸引ノズル72、廃液チューブ74、75は、樹脂、ゴム、金属等の管材を用いれば良いが、廃液チューブ74、75は、可撓性を有する管材であることが望ましい。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図5に示すように、画像形成装置としてのインクジェット記録装置100には、吸引手段としての吸引機構90が設けられている。この吸引機構90は、吸引ノズル列としてのノズルアレイ92と、廃液チューブ75、94と、廃インクタンク76と、ポンプ78とを備えている。ノズルアレイ92は、ベルト回転方向上流側を向いたブレード49の板面に接合された矩形状の板材で、ブレード49の幅方向に延びる円孔である複数の吸引ノズル93が、ブレード49の長手方向へ所定間隔おきに形成されている。
また、廃液チューブ75、94の一端部が、廃液タンク76の上部に接続され、廃液チューブ75の他端部がポンプ78に接続されている。また、廃液チューブ94の他端側は、複数に分岐して各々、各吸引ノズル93の一端部に接続されている。これによって、ポンプ78が駆動されると、各吸引ノズル93の他端部である各吸引口93Aに負圧が発生する。
ここで、各吸引口93Aは、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に向けられており、吸引口93Aに発生した負圧によって、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に溜ったインク等が吸引口93Aから吸引され、廃インクタンク76に回収されるようになっている。
また、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に向けられた複数の吸引口93Aが、ブレード49の長手方向一端側から他端側まで所定間隔で配列されており、ブレード49と搬送ベルト28との接触部全域に対して吸引力が作用するようになっている。
従って、搬送ベルト28から除去したインクがブレード49と搬送ベルト28との接触部に溜ることを抑制できるので、ブレード49と搬送ベルト28との接触部へのインクの固着を抑制でき、これに起因するブレード49による搬送ベルト28の清掃能力の低下を抑制でき、以って、ブレード49による搬送ベルト28の清掃不良を抑制できる。
ここで、ノズルアレイ92のベルト幅方向の長さをブレード49と搬送ベルト28との接触部の長さ以上としたことで、吸引ノズル93を移動させることなく、ブレード49と搬送ベルト28との接触部全域に負圧を作用させることができる。従って、吸引ノズル93を移動させる機構が不要となるので、吸引手段を備えない従来からのコストの上昇を抑制できる。
なお、全ての吸引ノズル93を1個のポンプ78に接続した例について説明したが、1本の吸引ノズル93毎にポンプ78を設けて接続しても良いし、ポンプ78を複数設けて、各ポンプ78に吸引ノズル93を複数本ずつ接続しても良い。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、第1、第2実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図6(A)に示すように、画像形成装置としてのインクジェット記録装置200には、吸引手段としての吸引機構96が設けられている。この吸引機構96は、吸引ノズル列としてのノズルアレイ98と、廃液チューブ75、94と、廃インクタンク76と、ポンプ78とを備えている。ノズルアレイ98は、ブレード49の長手方向へ所定間隔おきにブレード49に形成された複数の吸引ノズル99からなり、各吸引ノズル99は、ブレード49の幅方向に延びる孔である。
また、廃液チューブ75、94の一端部が、廃液タンク76の上部に接続され、廃液チューブ75の他端部がポンプ78に接続されている。また、廃液チューブ94の他端側は、複数に分岐して各々、各吸引ノズル99の一端部に接続されている。これによって、ポンプ78が駆動されると、各吸引ノズル99の他端部である各吸引口99Aに負圧が発生する。
ここで、図6(B)に示すように、ブレード49は、従動ロール27の外径方向(搬送ベルト28の遠心方向)に対してベルト回転方向上流側へ傾斜しており、先端側(幅方向の搬送ベルト側)の一対のエッジ部のうちのベルト回転方向上流側のエッジ部49Aを搬送ベルト28に接触させている。このため、エッジ部49Aのベルト回転方向上流側に位置し、ベルト回転方向上流側を向いたブレード49の板面49Dに、インクが溜るので、吸引ノズル99の吸引口99Aを、搬送ベルト28と対向するブレード49の先端面49Bに形成した場合、吸引ノズル99は、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に溜ったインクを吸引できない。
そこで、各吸引ノズル99を、ブレード49の先端側でベルト回転方向上流側へ屈曲させて、吸引口99Aを、板面49Dに形成している。これによって、吸引ノズル99が、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に溜ったインクを吸引することが可能となる。
また、吸引ノズル99をブレード49の中に形成したことで、吸引ノズル99の長さに関わらず、エッジ部49Aがベルト回転方向上流側に開放されるので、吸引ノズルをブレード49のベルト回転方向上流側に重ねて配設した場合と比較して、吸引ノズル99を長くして吸引口99Aをエッジ部49Aに近づけることができ、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に溜ったインクに対する吸引力を大きくすることができる。
なお、図7に示すように、本実施形態におけるノズルアレイ98は、幅方向に延びる複数の溝49Sが形成されたプレート49Tと、吸引口99Aが形成された天板プレート49Uとを接着、溶着等の方法により接合することで形成できる。
また、ブレード49の材料としては、ゴム(例えば、フッ素ゴム、NBR、HNBR等)、金属(SUSの薄板等)、樹脂(例えば、ポリウレタン、PETフィルム等)等が適用可能である。
また、吸引口99Aの孔径、ピッチは、吸引性能を維持できるように適宜設定すればよい。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、第1乃至第3実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図8(A)に示すように、画像形成装置としてのインクジェット記録装置300には、吸引手段としての吸引機構102が設けられている。この吸引機構102は、吸引ノズル列としてのノズルアレイ103と、廃液チューブ75、94と、廃インクタンク76と、ポンプ78とを備えている。ノズルアレイ103は、ブレード49の長手方向へ所定間隔おきにブレード49に形成された複数の吸引ノズル105からなり、各吸引ノズル105は、ブレード49の幅方向に延びる孔である。
また、廃液チューブ75、94の一端部が、廃液タンク76の上部に接続され、廃液チューブ75の他端部がポンプ78に接続されている。また、廃液チューブ94の他端側は、複数に分岐して各々、各吸引ノズル105の一端部に接続されている。これによって、ポンプ78が駆動されると、各吸引ノズル105の他端部である各吸引口105Aに負圧が発生する。
ここで、図8(B)に示すように、ブレード49は、従動ロール27の外径方向(搬送ベルト28の遠心方向)に対してベルト回転方向下流側へ傾斜しており、先端側(幅方向の搬送ベルト側)の一対のエッジ部のうちのベルト回転方向下流側のエッジ部49Cを搬送ベルト28に接触させている。このため、搬送ベルト28と対向するブレード49の先端面49Aにインクが溜るので、吸引ノズル105の吸引口105Aを、ブレード49の先端面49Bに形成することで、吸引ノズル105が、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に溜ったインクを吸引することが可能となる。そこで、各吸引ノズル105を、ブレード49の先端面49Bまで真っ直ぐ延ばして、吸引口105Aを、先端面49Bに形成している。
また、ここで、吸引口105Aを先端面49Bに形成したことで、吸引口105Aをエッジ部49Bに近づけることができ、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に溜ったインクに対する吸引力を大きくすることができる。
なお、図9(A)に示すように、本実施形態における吸引ノズル列103は、ブレード49の幅方向に延びる複数の溝49Sが形成されたプレート49Tと、天板プレート49Vとを接着、溶着等の方法により接合することで形成できる。
また、図9(B)に示すように、溝49Sと溝49Sとの間に形成された壁部49Hの先端面49B側の端部を三角形状に形成することで、吸引口105Aを先端面49Bに隙間無く形成することができる。これによって、吸引ノズル105の吸引力を向上できる。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。なお、第1乃至第4実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図10に示すように、画像形成装置としてのインクジェット記録装置400には、吸引手段としての吸引機構106が設けられている。この吸引機構106は、ノズルアレイ103と、廃液チューブ75、94と、廃インクタンク76と、ポンプ78と、複数のバルブ108とを備えている。各バルブ108は、廃液チューブ94から分岐した支流部94Aに設けられており、制御部110によって開閉動作を制御されている。
ここで、1個のポンプ78の駆動により多数の吸引口105Aからインクを吸引しようとすると、流路抵抗の低い吸引ノズル105に吸引力が偏り、該吸引ノズル105にインク吸引量が偏る場合がある。
そこで、制御部110は、各記録ヘッド32が予備吐出を行う前に、全てのバルブ108を閉じた状態で、ポンプ78を駆動させ、各記録ヘッド32が予備吐出を行う際に全てのバルブ108を開放する。これによって、各記録ヘッド32が予備吐出を行う前に高められた廃インクタンク76内の負圧が、各記録ヘッド32が予備吐出を行った後、吸引口105Aに開放されるので、ポンプ78の容量に応じた大きさ以上の吸引力を、吸引ノズル105に発揮させることが可能となる。
これによって、流路抵抗の高い吸引ノズル105の吸引力の低下を抑制でき、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に作用する吸引力の均一性を向上できる。
なお、バルブ108の制御方法としては、1個ずつ、又は複数個ずつ開放する方法等も適用可能である。この方法によると、1個、又は複数個の吸引ノズル105に吸引力が集中するので、流路抵抗の高い吸引ノズル105の吸引力の低下を抑制でき、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に作用する吸引力の均一性を向上できる。
次に、本発明の第6実施形態について説明する。なお、第1乃至第5実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図11に示すように、画像形成装置としてのインクジェット記録装置500には、第1実施形態と同様、吸引機構70が設けられている。また、メンテナンスユニット34には、記録ヘッド32のノズルをキャップするキャップ部材112が設けられている。このキャップ部材112は、廃液チューブ113によってタンク111の上部に接続され、タンク111の上部とポンプ78とは廃液チューブ114によってポンプ78に接続されており、ポンプ78が駆動されると、キャップ部材112に負圧が発生するようになっている。
また、廃液チューブ114、75にはそれぞれバルブ116、118が設けられている。このバルブ116、118は、制御部119によって制御されており、メンテナンス時には、バルブ116が開放されてバルブ118が閉塞される。これによって、記録ヘッド32内のインクが吸引されて、記録ヘッド32内の気泡が排出される。また、インクがタンク111に回収される。この際、吸引口72Aに負圧は発生しない。
一方、記録ヘッド32が予備吐出を行う際には、バルブ116が閉塞されてバルブ118が開放される。これによって、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に溜ったインクが吸引される。この際、キャップ部材112に負圧は発生しない。
ここで、キャップ部材112に負圧を発生させるポンプが、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に向けて延びる吸引ノズル72に負圧を発生させることで、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に溜ったインクが吸引ノズル72から吸引されている。
即ち、記録ヘッド32のメンテナンスを行うためのポンプと、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に溜ったインクを吸引するためのポンプとが共通化されており、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に溜ったインクを除去するための専用のポンプが不要となっているので、吸引手段が設けられていない従来からのコストの上昇を抑制できる。
次に、本発明の第7実施形態について説明する。なお、第1乃至第6実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図12に示すように、画像形成装置としてのインクジェット記録装置600には、第1、第6実施形態と同様、吸引機構70が設けられている。また、搬送ベルト28の平坦面28Fの内周側には、吸引ダクト115が配設されている。この吸引ダクト115は、廃液チューブ114によってポンプ78に接続されており、ポンプ78が駆動されると、吸引ダクト120に負圧が発生するようになっている。
また、搬送ベルト28には、多数の小孔が形成されており、吸引ダクト120に負圧が発生すると、搬送ベルト28の平坦面28Fの外周側に負圧が発生し、この負圧によって用紙Pが平坦面28Fに吸着される。
また、廃液チューブ114、75にはそれぞれバルブ116、118が設けられている。このバルブ116、118は、制御部117によって制御されており、画像形成時(用紙搬送時)には、バルブ116が開放されてバルブ118が閉塞される。これによって、用紙Pが搬送ベルト28の平坦面28Fに吸着される。この際、吸引口72Aに負圧は発生しない。
一方、記録ヘッド32が予備吐出を行う際には、バルブ116が閉塞されてバルブ118が開放される。これによって、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に溜ったインクが吸引される。この際、吸引ダクト120に負圧は発生しない。
ここで、搬送ベルト28の用紙Pを保持する面に負圧を発生させるポンプが、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に向けて延びる吸引ノズル72に負圧を発生させることで、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に溜ったインクが吸引ノズル72から吸引されている。
即ち、用紙Pを搬送ベルト28に吸着させるためのポンプと、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に溜ったインクを吸引するためのポンプとが共通化されており、ブレード49と搬送ベルト28との接触部に溜ったインクを除去するための専用のポンプが不要となっているので、吸引手段が設けられていない従来からのコストの上昇を抑制できる。
次に、本発明の第8実施形態について説明する。なお、第1乃至第7実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。また、回転体としての中間転写ドラム104の回転方向(以下、ドラム回転方向という)を図中矢印Aで示している。
図13に示すように、画像形成装置としてのインクジェット記録装置700は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、黒(K)、シアン(C)の4色のインクで用紙Pにフルカラー画像を形成するフルカラープリンタである。また、インクジェット記録装置700は、所謂オフセット印刷方式を用いたプリンタであり、記録ヘッドアレイ30が、中間転写ドラム104に向けてインクを吐出して一旦中間転写ドラム104上にインク像を形成し、中間転写ベルト104から用紙Pにインク像を転写する。
インクジェット記録装置700の最下部には、給紙トレイ16が挿抜可能に設けられている。この給紙トレイ16には、用紙Pが積載されており、最上位の用紙Pにはピックアップロール18が接触している。用紙Pは、ピックアップロール18によって1枚ずつ給紙トレイ16から搬送方向下流側へ給紙され、搬送経路に沿って順に配設された搬送ロール109、120、121、123、125によって印字部122へ給紙される。なお、搬送ロール123、125は、用紙Pのインク像を転写される面に接触するロールがスターホイールとなっている。
印字部122では、中間転写ドラム104の上方に記録ヘッドアレイ30が配置されており、中間転写ドラム104の周面上部に対向している。この対向した領域が、記録ヘッドアレイ30からインク滴が吐出される吐出領域SEとなっている。
記録ヘッドアレイ30は、インク滴吐出時に、中間転写ドラム104に接近する。また、記録ヘッドアレイ30は、メンテナンス時に、中間転写ドラム104から遠ざかって中間転写ドラム104との間にメンテナンスユニット24が入り込むスペースを確保する。また、メンテナンスユニット34は、画像形成時に、吐出領域SEの外側に退避する。また、メンテナンスユニット34は、非画像形成時に、吐出領域SEに侵入する。
また、中間転写ドラム104の搬送経路側には、転写ロール128、130及び剥離爪132が配設されている。転写ロール128、130は、中間転写ドラム104に圧接されており、用紙Pを中間転写ドラム104に押圧しながら搬送することで、インク像を中間転写ドラム104から用紙Pに転写させる。また、剥離爪132は、用紙Pを中間転写ドラム104から剥離する。
そして、剥離爪132の搬送方向下流側には、搬送方向上流側から順に搬送ロール127、129、131、133、135、137、139が配置されている。搬送ロール127、133、135、137、139は、用紙Pのインク像が転写された面に接触するロールがスターホイールとなっており、用紙Pのインク像が転写された面とロールとの接触が少なくなっている。
また、インクタンク35の上方には排紙トレイ46が配置され、この排紙トレイ46の側方には搬送ロール139が配置されている。即ち、搬送ロール139によって用紙Pが排紙トレイ46上に排出される。
図14に示すように、剥離爪132よりドラム回転方向下流側且つ記録へッドアレイ30よりドラム回転方向上流側には、ドラムクリーニングユニット148が配置されている。このドラムクリーニングユニット148に備えられたブレード49は、中間転写ドラム104に接触し、用紙Pに転写されずに中間転写ドラム104に残留したインクを掻き取る。また、回収ボックス51は、ブレード49によって中間転写ドラム104から掻き取られたインク等を回収する。
また、ブレード49と中間転写ドラム104との接触部に溜ったインクを吸引する吸引機構70が設けられている。これによって、ブレード49と中間転写ドラム104との接触部に溜ったインクが除去される。従って、中間転写ドラム104から除去されるインクがブレード49と中間転写ドラム104との接触部に溜ることを抑制できるので、インクジェット記録装置700の未使用の時間が長くなった場合でも、ブレード49と中間転写ドラム104との接触部へのインクの固着を抑制でき、これに起因するブレード49による中間転写ドラム104の清掃能力の低下を抑制でき、以って、ブレード49による中間転写ドラム104の清掃不良を抑制できる。
次に、本発明の第9実施形態について説明する。なお、第1乃至第8実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。また、回転体としての加熱ロール228の回転方向(以下、ロール回転方向という)を図中矢印Aで示す。
図15に示すように、電子写真方式を用いた画像形成装置800における画像形成手段としての画像形成部802では、感光体214の周囲に、感光体214の回転方向(図中時計回り方向)に順に帯電ユニット216、現像ユニット218、転写ロール220、クリーナユニット222が配置されている。感光体216と転写ロール220とのニップ部には用紙Pが搬送される。また、帯電ユニット216は感光体214の上方に配置されている。光走査装置210は、この帯電ユニット216の上方に配置されており、帯電ユニット216と現像ユニット218との間から感光体214へビームBを射出する。
この画像形成装置800では、まず、感光体214が帯電ユニット216によって一様に帯電され、感光体214の帯電面が光走査装置210によってビームBで走査されて潜像が形成される。そして、感光体214の潜像が現像ユニット218によってトナーで現像される。そして、転写ロール220の搬送方向上流側に配設された搬送ロール224によって用紙Pが、感光体214と転写ロール220とのニップ部に搬送され、感光体214上のトナー像が転写ロール220によって用紙Pに転写される。そして、用紙Pに転写されずに感光体214に残留した未転写残留トナーがクリーナユニット222によって感光体14から除去される。
また、転写ロール220の搬送方向下流側には、定着ユニット226が配設されている。定着ユニット226は、用紙Pの転写面側に配設された加熱ロール228と、用紙Pの反転写面側に配設された加圧ロール230と、加熱ロール228を清掃する加熱ロールクリーニングユニット248とを備えている。
加熱ロール228と加圧ロール230とは、互いに圧接されており、用紙Pを加熱、加圧して用紙P上のトナー像を用紙Pに定着させる。
また、加熱ロールクリーニングユニット248に備えられたブレード49は、加熱ロール228に接触し、加熱ロール228に付着したトナーや紙粉等を掻き取る。また、回収ボックス51は、ブレード49によって加熱ロール228から掻き取られたトナーや紙粉等を回収する。
また、図16に示すように、ブレード49と加熱ロール228との接触部に溜ったトナーや紙粉等を吸引する吸引機構70が設けられている。これによって、ブレード49と加熱ロール228との接触部に溜ったトナーや紙粉等が除去される。従って、加熱ロール228から除去されるトナーや紙粉等がブレード49と加熱ロール228との接触部に溜ることを抑制できるので、ブレード49と加熱ロール228との接触部へのトナーや紙粉等の固着を抑制でき、これに起因する異音や定着不良等の問題の発生を抑制できる。
なお、第1乃至第9実施形態では、インクジェット記録装置と電子写真方式を用いた画像形成装置を例に取って本発明を説明したが、本発明は、これに限らず、他の画像形成装置に対しても適用可能である。
また、本発明の画像形成装置における「回転体」には、例えば、感光体や中間転写ベルトや搬送ロールなども含まれる。
また、本発明の液滴吐出装置における「清掃部材」には、ブラシロールやウェブ等、回転体に付着した物を清掃できる部材であれば広く含まれる。
さらに、本発明の液滴吐出装置における「移動手段」には、ワイヤやVベルトを用いた機構等、吸引ノズルを移動させることができる手段であれば広く含まれる。
本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置の概略を示す側面図である。 本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置の概略を示す側面図である。 図1、図2のインクジェット記録装置の印字部の概略を示す側面図である。 図1、図2のインクジェット記録装置に備えられた吸引機構を示す(A)は斜視図、(B)は断面図である。 本発明の第2実施形態のインクジェット記録装置に備えられた吸引機構を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態のインクジェット記録装置に備えられた吸引機構を示す(A)は斜視図、(B)は断面図である。 図6の吸引機構に備えられた吸引ノズル列を示す分解斜視図である。 本発明の第4実施形態のインクジェット記録装置に備えられた吸引機構を示す(A)は斜視図、(B)は断面図である。 (A)は、図8のインクジェット記録装置に備えられた吸引ノズル列を示す分解斜視図、(B)は、吸引ノズルの吸引口を示す平面図である。 本発明の第5実施形態のインクジェット記録装置に備えられた吸引機構を示す側面図である。 本発明の第6実施形態のインクジェット記録装置の印字部の概略を示す側面図である。 本発明の第7実施形態のインクジェット記録装置の印字部の概略を示す側面図である。 本発明の第8実施形態のインクジェット記録装置の概略を示す側面図である。 図13のインクジェット記録装置の印字部の概略を示す側面図である。 本発明の第9実施形態の画像形成装置の概略を示す側面図である。 図15の画像形成装置に備えられた定着装置の概略を示す側面図である。
符号の説明
12 インクジェット記録装置(画像形成装置)
28 搬送ベルト(回転体)
32 インクジェット記録ヘッド(画像形成手段、液滴吐出ヘッド)
49 ブレード(清掃部材)
49B 先端面(端面)
49D 板面
70 吸引機構(吸引手段)
72 吸引ノズル
72A 吸引口
78 ポンプ
80 移動機構(移動手段)
90 吸引機構(吸引手段)
92 吸引ノズル
98 吸引機構(吸引手段)
99 吸引ノズル
100 インクジェット記録装置(画像形成装置)
102 吸引機構(吸引手段)
104 中間転写ベルト(回転体)
105 吸引ノズル
106 吸引機構(吸引手段)
112 キャップ部材
200 インクジェット記録装置(画像形成装置)
228 加熱ロール(回転体)
300 インクジェット記録装置(画像形成装置)
400 インクジェット記録装置(画像形成装置)
500 インクジェット記録装置(画像形成装置)
600 画像形成装置
700 インクジェット記録装置(画像形成装置)
800 画像形成装置
802 画像形成部(画像形成手段)

Claims (8)

  1. 記録媒体に直接又は中間転写体を介して画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段が設けられた装置内に回転可能に設けられた回転体と、
    前記回転体に接触して前記回転体を清掃する清掃部材と、
    前記清掃部材と前記回転体との接触部に溜った物を吸引する吸引手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成手段は、液体を滴状にして吐出する液滴吐出ヘッドであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記液滴吐出ヘッドのノズルをキャップするキャップ部材を有しており、
    前記吸引手段は、
    前記清掃部材と前記回転体との接触部に向けて延びる吸引ノズルと、
    前記吸引ノズル、及び、前記キャップ部材に負圧を発生させるポンプと、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 記録媒体を保持し前記液滴吐出ヘッドに対向させて搬送する搬送部材を有しており、
    前記吸引手段は、
    前記清掃部材と前記回転体との接触部に向けて延びる吸引ノズルと、
    前記吸引ノズル、及び、前記搬送部材の記録媒体を保持する面に負圧を発生させるポンプと、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記吸引手段は、
    前記清掃部材と前記回転体との接触部に向けて延びる吸引ノズルと、
    前記吸引ノズルに負圧を発生させるポンプと、
    前記吸引ノズルを前記清掃部材と前記回転体との接触部に沿って移動させる移動手段と、
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記吸引手段は、
    前記清掃部材と前記回転体との接触部に沿って配列され、各々、前記清掃部材と前記回転体との接触部に向けて延びる複数の吸引ノズルからなり、少なくとも前記清掃部材と前記回転体との接触部以上の長さを有する吸引ノズル列と、
    前記複数の吸引ノズルに負圧を発生させるポンプと、
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記清掃部材は、前記回転体の遠心方向に対して前記回転体の回転方向上流側へ傾斜したブレードであり、
    前記吸引ノズルの吸引口は、前記回転体の回転方向上流側を向いた前記ブレードの板面に形成されたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記清掃部材は、前記回転体の遠心方向に対して前記回転体の回転方向下流側へ傾斜したブレードであり、
    前記吸引ノズルの吸引口は、前記回転体と対向する前記ブレードの端面に形成されたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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