JP2008002294A - シリンダブロック構造 - Google Patents

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大介 柴田
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Abstract

【課題】シリンダブロックに設けられた上記連通路を利用して、ブローバイガス中のオイルミストを効率的に分離する。
【解決手段】連通路50、51にオイルミストを収集するメタルメッシュ60を設けたことを特徴とする。メタルメッシュ60をオイルミストを含んだブローバイガスが通ると、メタルメッシュ60を構成するメッシュ構造の金属にオイルミストが付着し、液状化する。オイルミストを含んだブローバイガスはメタルメッシュ60を有する連通路50、51を往復するため、ブローバイガス中のオイルを効率的に、また、より確実に捕集することができる。また、メタルメッシュ60の直下にはオイル戻し通路61が設けられている。メタルメッシュで収集されたオイルはオイル戻し通路61を通ってオイルパン40に戻される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、シリンダブロックの構造に関する。
従来より、クランクケース内に存在するブローバイガスをブローバイ通路を通して吸気系に環流させるブローバイガス環流装置が提案されている。
しかし、ブローバイガスはオイルミストが含まれており、そのままブローバイ通路を介して吸気系にオイルミストが環流されてしまい、内燃機関の燃焼が悪化するという問題があった。
そこで、特許文献1に示す公知資料では、ブローバイ通路にブローバイガス中のオイルを分離するオイル分離手段を設け、ブローバイガス中のオイルミストを液滴下して分離している。
実開平4−119315
オイルミストを含んだブローバイガスはクランクケース内に滞留している。しかし、オイルミストを含んだブローバイガスは空気抵抗が大きいため、クランクケース内のクランクシャフトの回転を阻害していた。これにより、内燃機関の出力が悪化する場合があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、シリンダブロックに設けられた上記連通路を利用して、ブローバイガス中のオイルミストを効率的に分離することを目的とする。
請求項1記載のシリンダブロック構造は、各気筒のシリンダ部から下方に延びてクランクケース内の空間を各気筒別に隔離する隔壁にその空間の少なくとも2つ以上を連通させる連通路を備えるシリンダブロックにおいて、オイルを捕集するオイル捕集手段を前記連通路に設けたことを特徴とする。
請求項2記載のシリンダブロック構造は、上記オイル捕集手段によって捕集したオイルを排出する通路が前記オイル捕集手段の鉛直方向下側にあることを特徴とする。
請求項3記載のシリンダブロック構造は、各気筒のシリンダ部から下方に延びてクランクケース内の空間を各気筒別に隔離する隔壁にその空間の少なくとも2つ以上を連通させる連通路を備えるシリンダブロックにおいて、上記連通路に流れる空気をシリンダボアへ向けて流れるように調整された空気流調整手段を有することを特徴とする。
請求項4記載のシリンダブロック構造は、各気筒のシリンダ部から下方に延びてクランクケース内の空間を各気筒別に隔離する隔壁に連通路を備えるシリンダブロックにおいて、オイルミストを液化する液化手段と、上記連通路に流れる空気の流れを調整する空気流調整手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ブローバイガス中に含まれるオイルミストを効率的に分離できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
〔実施例1〕
図1は、本発明の一実施例である直列4気筒の内燃機関1の側面断面図である。図2は、図1中のA−A’の断面図である。
シリンダブロック2は、気筒♯1〜気筒♯4に対応するシリンダボア3〜6を有する。各シリンダボア3〜6内にはそれぞれピストン7〜10が設けられ、ピストン7〜10はそれぞれ対応するコネクティングロッド11〜14と接続してストロークする。ピストン7、10は気筒#1と気筒#4のシリンダボア3、6内を同じ位相で摺動し、ピストン8、9は気筒#2と気筒#3のシリンダボア4、7内を気筒#1と気筒#4と180度位相がずれた状態で摺動する。
クランクシャフト20は、気筒♯1及び気筒♯4に対応して同位相のクランクピン21、24を有し、これらとは180°位相のずれたクランクピン22、23を気筒♯2及び気筒♯3に対応して備えている。
シリンダブロック2は、ピストン7〜10が摺動するシリンダ部から下方に向かって延設され、クランクケース内において各気筒♯1〜♯4を隔離する隔壁30、31、32を備えている。これらの隔壁30〜32は、シリンダブロック2の側壁33、34と同様に、下端にボルト締めされるクランクベアリングキャップ35〜39と共にクランクシャフト20を支持する。
内燃機関1はシリンダブロック2の底部にオイルパン40を有する。オイルパン40は、潤滑オイル41を集油捕獲して適量を貯蔵している。潤滑オイル41は内燃機関1の運転中にシリンダボア3〜6の壁面、クランクピン21〜24の軸受部、クランクシャフト20の回転軸受部等の摺動部に供給され、潤滑性を確保している。潤滑オイル41の油面は、クランクベアリングキャップ35〜39と適度な空間が形成されるように設定されている。
気筒♯1と気筒♯2とを隔離する隔壁30及び気筒♯3と気筒♯4とを隔離する隔壁32には、それぞれ連通路50、51が設けられている。連通路50、51は、ピストンのストロークに伴うクランク室間のブローバイガスの移動を円滑にし、ポンピングロス及びオイルパン40に溜まっている潤滑オイル41の油面の乱れを軽減する。
ここで、オイルミストを含んだブローバイガスは上記連通路50、51をピストンの上下運動に合わせて行き来する。ブローバイガスはブローバイガス中のオイルミストを捕集する機構を通過すれば通過するほどより確実に捕集できる。
したがって、本発明は図2に示すように、上記連通路50、51にオイルミストを収集するメタルメッシュ60を設けたことを特徴とする。メタルメッシュ60をオイルミストを含んだブローバイガスが通ると、メタルメッシュ60を構成するメッシュ構造の金属にオイルミストが付着し、液状化する。オイルミストを含んだブローバイガスはメタルメッシュ60を有する連通路50、51を往復するため、ブローバイガス中のオイルを効率的に、また、より確実に捕集することができる。
また、メタルメッシュ60の直下にはオイル戻し通路61が設けられている。メタルメッシュで収集されたオイルはオイル戻し通路61を通ってオイルパン40に戻される。
以上のように、本実施例によれば、ブローバイガス中のオイルミストを効率的に分離するため、吸気系にブローバイガスを環流させた場合の燃焼性を向上させることができる。
また、ブローバイガス中のオイルミスト量を低減できるため、連通路50、51を通るブローバイガスの空気抵抗が低くなり、ポンピングロスを低減することができる。
なお、本実施例では、オイルミストを収集する機構としてメタルメッシュ60を用いているがこれに限るものではない。例えば、ラビリンス構造のように、連通路50、51にブローバイガス中のオイルミストを捕集する機構が設けてあればよい。
また、本実施例では、直列4気筒の内燃機関についての例示であるが、気筒数はこれに限るものではなく、複数のシリンダボアが隣接している内燃機関であれば適用可能である。
さらに、本実施例では気筒#2と気筒#3とは同位相でストロークするため、連通孔を設けていないが、気筒#2と気筒#3は気筒#1や気筒#4とクランクケースを通してつながっている為、連通孔を有していてもよい。
〔実施例2〕
実施例1では、連通路50、51にメタルメッシュ60を用いてブローバイガス中に含まれるオイルミストを捕集するシリンダブロック構造について説明した。実施例2では、簡単な構成でブローバイガス中のオイルミストを有効に利用できるシリンダブロック構造について説明する。また、図1と対応するものについては同符号を付してその重複説明を省略する。なお、連通路50と51は構造上同一であるため、本実施例では連通路50のみ説明する。
図3は図1中のB−B’の断面図である。シリンダボア3及び4間には連通路50が設けられている。また、上述の通り、連通路50はピストン7及び8の上下運動により、クランクケース内のブローバイガスがシリンダボア3及び4の間を行き来する。
ここで、ブローバイガス中のオイルミストはブローバイガスをシリンダヘッド等の壁面に衝突させると壁面にブローバイガス中のオイル分が付着し、分離することができる。
したがって、実施例2では、連通路50に風向調整板70を設けたことを特徴とする。連通路50を通過するブローバイガスは風向調整板70によってシリンダボア3又は4の適所に素早く衝突し、より確実にブローバイガス中にオイルミストを分離することができる。
なお、上記風向調整板70がない場合、ブローバイガスはシリンダボア3又は4中央のコネクティングロッド11又は12に衝突すると考えられる。しかし、コネクティングロッド表面は潤滑の要請が低いため、シリンダボア3又は4にブローバイガス中のオイルを供給することで有効にブローバイガス中のオイルを活用することができる。
また、図4のように連通孔の一方の出口52をシリンダボア3のなるべく上方に向けるように配設してもよい。これにより、ブローバイガス中のオイルミストをピストン7とシリンダボア3の潤滑に有効に利用することができる。さらに、オイル戻し穴61を有さなくともオイルがもう片方の出口53を通ってオイルパン40に戻るため、構成を簡素化することができる。
以上のように、本実施例によれば、シリンダブロックに設けられた連通路50を利用して、ブローバイガス中のオイルミストを有効にシリンダボアの潤滑として利用できる。
なお、本実施例では風向調整板70を一枚のみ連通路50に設けているが、これに限られるものではない。すなわち、風向調整板を複数枚設けて連通路50を流れるブローバイガスの整流機能を高めてもよい。
また、本実施例の風向調整板70は可動制御可能であっても良い。ブローバイガスがシリンダボア3〜6に衝突する場所を可変とすることで潤滑性能を向上することができる。また、減速時等ポンピングロスが必要な場合は風向調整板70を閉じることでポンピングロスを高めることができる。
また、実施例1と本実施例を組み合わせても良い。すなわち、連通路50にブローバイガス中のオイルミストを捕集する手段と風向調整板70を両方設けても良い。これにより、より確実にブローバイガス中にオイルミストを捕集することができる。
さらに、本実施例も実施例1同様、直列4気筒に限るものではない。また、気筒#2と気筒#3に連通孔を設けてもよい。
本発明の実施形態における内燃機関の側面断面図。 本発明の実施形態における図1中のA−A’の断面図。 本発明の実施形態における図1中のB−B’の断面図。 本発明の実施形態の変形例。
符号の説明
2 シリンダブロック
3〜6 シリンダボア
20 クランクシャフト
30〜32 隔壁
41 潤滑油
50、51 連通路
60 メタルメッシュ
61 オイル戻し通路
70 風向調整板

Claims (4)

  1. 各気筒のシリンダ部から下方に延びてクランクケース内の空間を各気筒別に隔離する隔壁に該空間の少なくとも2つ以上を連通させる連通路を備えるシリンダブロックにおいて、オイルを捕集するオイル捕集手段を前記連通路に設けたことを特徴とするシリンダブロック構造。
  2. 前記オイル捕集手段によって捕集したオイルを排出する通路が前記オイル捕集手段の鉛直方向下側にあることを特徴とする請求項1記載のシリンダブロック構造。
  3. 各気筒のシリンダ部から下方に延びてクランクケース内の空間を各気筒別に隔離する隔壁に該空間の少なくとも2つ以上を連通させる連通路を備えるシリンダブロックにおいて、前記連通路に流れる空気をシリンダボアへ向けて流れるように調整された空気流調整手段を有することを特徴とするシリンダブロック構造。
  4. 各気筒のシリンダ部から下方に延びてクランクケース内の空間を各気筒別に隔離する隔壁に連通路を備えるシリンダブロックにおいて、オイルミストを液化する液化手段と、前記連通路に流れる空気の流れを調整する空気流調整手段とを有することを特徴とするシリンダブロック構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010174778A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Honda Motor Co Ltd 多気筒内燃機関
JP2013213450A (ja) * 2012-04-03 2013-10-17 Isuzu Motors Ltd 内燃機関
JP2018127893A (ja) * 2017-02-06 2018-08-16 アイシン精機株式会社 オイルセパレータおよびオイルセパレータの製造方法
US10151226B2 (en) 2015-12-21 2018-12-11 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Oil separator
JP7468299B2 (ja) 2020-10-30 2024-04-16 スズキ株式会社 内燃機関のスラスト軸受潤滑構造

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