JP2007513931A - ロッド−コイルコポリマーの化粧料的使用 - Google Patents

ロッド−コイルコポリマーの化粧料的使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、束縛されたコンフォメーションの少なくとも1の「ロッド」ブロック構造に結合された可変のコンフォメーションの少なくとも1の「コイル」ポリマーブロックを含む少なくとも1のロッドーコイル型ブロックコポリマーを生理学的に許容される媒体中に含む化粧料組成物において、該組成物が、該ロッドブロック構造がポリマーの性質を有し、かつ完全に又は部分的にペプチドモチーフ又はその類似物から構成されており、該ペプチドモチーフのフリーの水素原子のいくつか又は全部がロッド構造内の非共有結合性の水素結合に参加していることを特徴とする化粧料組成物に関する。

Description

本発明はより特に、化粧料の分野におけるロッド−コイル型ブロックコポリマーの使用を提案することに関する。
一般に、ポリマーは、剤形(formulation)、及び/又は耐性、及び/又は使用者の快適さのいずれかに関して改善された性質を化粧料に与えるために、化粧料組成物においてしばしば使用される化合物である。
即ち、多くの組成物、特に、非常に細かい滴、ジェル、又はフォームの形で提供される毛髪スタイリングのための組成物は、樹脂又はポリマーを含む。
これらは特に、高いガラス転移温度(Tg)を有するアクリルポリマーである。そのようなポリマーはヘアスタイルをよりよく保持することを特に可能にするように機能する。それにもかかわらず、該ポリマーの過度な脆さは、この保持が長い時間に渡って保証されることを可能にしない。そうすると、代案は、ガラス転移温度を下げるように作用する「可塑剤」として公知である化合物とそれらを組み合わせることにある。不運なことに、そうすると、ポリマーは粘着な効果を明示する傾向、及び/又はスタイリングにおいてより悪くなる傾向があり、即ちそれらはその機械的性質をいくらか、失う傾向がある。
ポリマーは、マニキュアの分野で重要である成分をもまた構成する。ポリマーは、爪の表面に施与されるマニュキアのフィルムを形成することに特に貢献する。それにも関わらず上の用途におけるように、ポリマーを含む保護フィルムは、マニュキアを塗った爪が日常的に受ける機械的剥離に対する十分な耐性を常に示すわけではないことが分かった。
その結果、ポリマーによって、機械的強度及び粘着性でない点に関して同時に満足を与える性質を、化粧料組成物に与える満足のできる解決法は現在のところない。
予想外にも、本発明者らは、特定の組成のロッド−コイル型ブロックコポリマーは、実はこれらの必要条件のすべてが満足されることを可能にすることを見出した。
本発明において検討されたポリマーは、容易に毛髪に施与され、驚いたことに満足できるスタイリング力を示し、単にシャンプーで容易に除去されることができる。処理された毛髪をブラッシングすることは粉末効果をもたらさずに、毛髪を柔らかにし、光沢を与え、べたつかせない。
ロッド−コイルブロックコポリマーは、第一に、棒形状を形成するポリマーの1以上の配列又はブロック(「ロッドブロック」と呼ばれる)であって、自動的に異方性構造に集合する傾向を特徴とするブロック、及び第二に、ロッドブロックとは異なり複数の形状をとることができるランダムなもつれの形態におけるポリマーの1以上の配列又はブロック(「コイルブロック」と呼ばれる)を結びつけたコポリマーである。これらの2タイプのブロック、ロッド及びコイル、は共有結合で結合されている。
ロッド−コイルブロックコポリマーは、ロッド及びコイルブロックそれぞれの大きな非混和性による非常に高い相溶性を特徴とし、大きな独立した相を有するマイクロ構造及びナノ構造を得るという点において特異的に有利である。
即ち、国際特許出願国際公開第99/47570号は、ロッド−コイルブロックコポリマーの2つのブロックのうち1つのみに選択的である溶媒中に、当該ブロックを溶解させて、ロッドーコイル型コポリマーが、溶解されていないブロックの領域及び溶解されたブロックの領域をそれぞれ有する組織化されたメソ構造へと自己集合することを可能とする、ロッド−コイルブロックコポリマーの使用を提案している。
このタイプのメソ構造は、メソ構造中に活性物質をカプセル化するために、又は基質の表面に吸着層を形成するために特に有利であることが記載されている。
国際特許出願国際公開第99/47570号においてより特に提案されているロッドブロックは、複数の芳香環、例えばキノリン、ピリジン、チオフェン、及びベンズイミダゾールを取りこんだ化学構造のポリマーである。
ロッドブロックを硬いものにすることを可能にするのは、これらの芳香環の間に生じる「パイ−パイスタッキング」としても公知であるパイ相互作用である。より詳細には、各環を平行に保つ弱い相互作用の起源は、電子置換(electron displacement)による2つの芳香族基間の重なり合うパイ結合である。この相互作用は、構造を安定化させ、ロッドブロックを平行に向かせるようにするエネルギー極小をもたらす。
意外なことに、本発明者らは、共有結合ではない別のタイプの相互作用を利用しながら、上述されたロッドポリマーブロックにより明示されたこれらの有利な性質を再現することが可能であることを見出した。
より詳細にはその側面の一つにおいて本発明は、束縛されたコンフォメーションの少なくとも1の「ロッド」ブロック構造に結合された可変のコンフォメーションの少なくとも1の「コイル」ポリマーブロック構造を含む、少なくとも1のロッド−コイル型ブロックコポリマーを生理学的に許容される媒体中に含む化粧料組成物において、該ロッドブロック構造がポリマー状の性質であり、かつ完全に又は部分的にペプチドモチーフ又はその類似物から構成されており、該ペプチドモチーフのフリーの水素原子のいくつか又は全部がロッド構造内の非共有結合性の水素結合に参加していることを特徴とする化粧料組成物を提供する。
その別の側面において、本発明は、界面活性剤及び/又はレオロジー剤として、本発明に従うロッド−コイルブロックコポリマーを使用することにもまた関する。
これらのコポリマーはその機械的性質のために、他のポリマーと混合されるときのフィルム形成性ポリマーとして、又は、実際には、分子と混合されるときのマトリックス強化剤として、分子、例えば着色剤及び/又は抗UV剤をカプセル化するための支持体としてもまた使用されることができる。
その別の側面において、本発明は、「ロッド」と呼ばれる制限されたコンフォメーションの少なくとも1のブロック構造に結合された「コイル」と呼ばれる可変のコンフォメーションの少なくとも1のポリマーブロック構造を含むロッド−コイル型ブロックコポリマーにおいて、該ロッドブロック構造がポリマー性であり、部分的に又は完全にペプチド又は類似ユニットからできており、該ペプチドユニットのフリーの水素原子の全部又はいくつかがロッド構造内で非共有結合性の水素結合に参加していること、かつ該コイルブロックが:
ブタジエン、又は(メタ)アクリル、(メタ)アクリルアミド、アリル、ビニルアルコールエステル、又はビニルエーテルタイプの少なくとも1のエチレンモノマーのラジカル重合から誘導されたラジカルホモポリマー又はコポリマー;
ポリウレタン及び/又はポリウレア、脂肪族ポリエステル、脂肪族ポリアミドの重縮合体、又はこれらのコポリマー、例えばポリ(ウレタン/ウレア)及びポリ(エステル/アミド)重縮合体;
環を開くことにより得られたポリマーであって、ポリエステル、例えばポリカプロラクトン;及びポリオキサゾリン、例えばポリ(2−メチルオキサゾリン)、又はポリ(2−エチルオキサゾリン)から選択されたポリマー;
シロキサンのホモポリマー、例えばポリジメチルシロキサン(PDMS),ポリメチルフェニルシロキサン、及びポリメチルラウリルシロキサン;
メタセシスにより得られたポリマー、例えばポリ(ノルボルネン)およびこれらのコポリマー;
カチオン重合により得られたモノマーを含むコポリマー、例えばポリビニルアルキルエーテル、例えばポリビニルメチルエーテル;
上で記載されたポリマーの種々のタイプのコポリマー、例えばポリ(ウレタンシロキサン);
上述されたポリマーの種々のタイプと他のコポリマーとのコポリマー、例えばポリシロキサン及びエチレンポリオキシドのコポリマー、及び
これらの塩及び誘導体、
から製造されていることをブロックコポリマーが特徴とするコポリマーを提供する。
ロッド−コイルブロックコポリマー
本発明に従う組成物で実施されるコポリマーは、溶媒又は他の媒体中でナノスケールの(nanoscopic)組織を作り出すのに特に有効であることが分かった。ロッド−コイル分子構造は、ブロックのタイプのそれぞれからの反発によるサブミクロンスケールにおける構造内でのロッドブロック及びコイルブロックの相分離、及び各ブロックの接続(connectivity)により、及びロッドブロックの組織化によっても課せられる共有結合による体積の制約の両方を意味する。
即ち、それらは、種々の超分子構造、例えばラメラ、六角柱、ミセル、及びベシクル構造に全体で(in bulk)自動的に集合できることが分かった。
同様に、溶媒の存在下に置かれたとき、それらは溶媒及びポリマーセグメント間での相互作用により種々の超分子構造に集合できる。この実施において、低い粘度、特に1パスカル・秒(Pa.s)、即ち1,000センチポイズ(cps)未満の粘度の場合、改善された機械的性質を有利に有するナノスケールの構造が得られる。
粘度は、スピンドルモジュールブルックフィールドビスコシメーターを用いて、水中で25℃におけるポリマーの20重量%の濃度において測定される。
粘度は、特に10−3Pa.s〜10Pa.s(1cps〜10,000cps)の範囲、特に10−3Pa.s〜5Pa.s(1cps〜5,000cps)の範囲,又は実際5×10−3Pa.s〜3Pa.s(5cps〜3,000cps)の範囲であり得る。
ブロックの性質だけでなく、ポリマーの全体の質量、ブロックの相対的長さ、溶媒の性質、ポリマーの濃度、添加剤、及び温度も与えられれば明らかに、特定の形態の形成が制御され得る。
ロッド及びコイルブロックのそれぞれの化学的性質、特にその非混和性は、相の分離を促進する。2つのブロックのうちの1つの硬さもまたそのような相分離を促進する。
従来、そのような系がとる形態は、種々のブロック間のFlory-Huggins係数χに依存し、即ちそれらの化学的性質、重合度、及び各ブロックによって占有される体積に依存する。一般的に、鎖が長いほど、相分離はより促進される。すなわちロッド鎖及びコイル鎖の間の硬さの相違は、相互作用係数χの増加をもたらし、即ち固体状態における相分離、及びナノ構造化を促進する。
本発明のロッド−コイルブロックコポリマーは、少なくとも1の自己組織化されたロッドブロック及び少なくとも1のコイルブロックを含む。
本発明の意味において、用語「ブロック」は、モノマー単位の繰り返し鎖であって、この繰り返しが少なくとも2単位、特に3単位に等しく、特に5単位未満ではなく、又はよりよくは7単位未満ではない繰り返し鎖を含む。
本発明のロッド−コイルブロックコポリマーは、種々の構造物、特にABタイプのジブロック(ここでAはロッドブロックに、Bはコイルブロックに関する)、ABA又はBAB又はABCタイプのトリブロック、又は(AB)、又は(ABC)のマルチブロック(ここでCはA及びBとは異なる種類のロッド又はコイルブロックを表す)を表し得る。ポリマーは分岐していてもよく、ロッド配列から作られた骨格を有していてもよく、又はポリマーはロッドタイプのグラフトで分岐していてもよく、又はポリマーは星形コンフィギュレーションであってもよい。
本発明を制限しない例として、図1は本発明に従うコポリマーの構造のいくつかの可能なタイプを示す。
本発明のロッドーコイルコポリマーの全体の数平均分子量は、1モル当たり700グラム(g/モル)〜1,000,000g/モル,特に1,000g/モル〜800,000g/モル,より特に2,000g/モル〜500,000g/モルの範囲である。
本発明のコポリマーは少なくとも1の架橋可能な配列を含み得る。本発明の変形において、それらは架橋されていない形態で有利に実施される。
ロッド−コイルブロックコポリマーは、低質量におけるその有用な機械的性質のために、即ち必要な機械的性質を得るために高い分子量を有する必要がある「従来の」ポリマーと比較してその低い粘度のために、特に有利であることが分かった。
さらに、ロッド−コイルブロックコポリマーはスプレーの形態で施与されることと完全に両立することが分かった。すなわち、それらはヘアケアの分野における使用の点において特に有利である。
最後になるが、ロッド−コイルブロックコポリマーが両親媒性を有するとき、それらに所望される溶解度を与える配列のために、ロッド−コイルブロックコポリマーは水溶性又は脂溶性媒体中で容易に運搬されることができる。
ロッドブロック
本発明のロッドブロックは、曲線持続性、即ち鎖に対して制限された自由度を意味する配向異方性(orientational anisotropy)を示す。
ロッドブロックの擬似剛体コンフォメーション(pseudo-rigidconformation)は、又は剛体コンフォメーション(rigid conformation)でさえ、主に、鎖に方向を課する非共有結合の相互作用により与えられ、本発明においては、ロッドブロックに存在するペプチドモチーフの水素原子により明示された非共有結合の水素結合の存在によって与えられる。
本発明の意味において、ペプチドモチーフは、少なくとも1の第一のアミノ酸分子がペプチド結合、アミン結合としてもまた公知である、により、同一又は異なる第2のアミノ酸分子に結合されることにより構成される。言い換えると、これらのモチーフはその構造中に式(I)を有する少なくとも1のペプチド結合の存在を特徴とする。
Figure 2007513931
これらのペプチド結合により形成される非共有結合の水素結合タイプの相互作用は、数において十分であり、及び/又は戦略的に配置されたときは、ロッドブロックを作り上げる種々のモノマーが、互いに相対的に3次元に配置されることができる、可能な方法の数を有意に制限するように働く。即ち、種々の可能なコンフォメーションを考慮した鎖の平均長は、より大きい:モノマーの互いに自由なヒンジングに課せられるすべての制限は、平均して、鎖を伸ばす効果、即ち<R rodにより表され、以下の条件を満足することができる鎖の末端間の平均距離を増加させる効果を有する。
<R rod=CN L
ここで
Lはモノマーの長さを表す;
Cは、鎖に課された制限を表し、Cは1より大きく、特に4〜10の範囲である、及び
Nはブロックを構成するモノマーの数を表す。
これらのロッドブロックをコイルブロックと組み合わせることにより、大量のコンフォメーションの非対称が所定の巨大分子に導入される。非混和性を促進し、その結果ナノスケールの分離、従って、ロッド−コイルブロックコポリマーの自己集合のための伝導力(conductive force)を改善するのはこの非対称のコンフォメーションである。
本発明の好ましい変形において、ロッドブロックポリマー構造は、完全に又は部分的に以下の一般式(II)又は(III)、

A−[COCH((RX)−NH]−B: (II)
Figure 2007513931
ここで、
nは3以上、特に5〜1,000の範囲、より特に7〜500の範囲の整数を表す;
mは0〜30の範囲の整数を表す;
pは0〜1の範囲の整数を表す;
Xは、
OR,特にOH;
NR,特にNH
COOR,特にCOOH;
NH(C)(NH)NR
場合により縮合していてもよく、1〜2の窒素原子を含んでいてもよく、不飽和である複素環、例えばインドール又はピロール基;
SR
OCOR
OCONR
OCOOR
CONR
NRCOR
NRCOOR
PO(OR
SSR
SCOR
SCOOR;又は
SOH;
を表す、
,R,及びRは互いに独立して、
水素原子;
直鎖、分岐状,場合により環状のアルキル基,特にC〜C12、より特にC〜Cの範囲の基;又は
芳香族基、特にC〜C30の範囲のアリール、アラルキル、アルキルアリール、又はジアリール、例えばベンジルタイプ;
を表す、
は、特にC〜C12の範囲、より特にC〜Cの範囲の、2価の直鎖、分岐状、又は環状であってもよいアルキレン基、又は芳香族基、特にC〜C30の範囲のアリーレン、アラルキレン、又はアルキルアリーレン、又はジアリーレン、例えばベンジレンタイプを表す、
ここでR、m、及びXは一般式(II)内でそれぞれ異なる意味を有していてもよい;
Aは、ヒドロキシル基又は誘導された官能基を表し、コイルブロック構造で構築された結合を表し、又はペプチド重合化を開始できる官能基、例えばRNH−を表す;
Bは水素原子を表し、又はコイルブロック構造で構築された結合を表す;及び
これらの誘導体
を満足する。
即ち、一般式(II)及び(III)は、一般的には同一でなく、ランダムに又はブロックで分布されているか、又は鎖の中で交互に並んでいるモノマーにより構成されたコポリペプチドを定義する。
本発明の意味において、該アルキル、アリール、アラルキル、アルキルアリール、又はジアリール基は、適切であれば、O,N,P,又はSへテロ原子を、例えばアルコール、エーテル、アミン、アミド、エステル、又は酸官能基の形で含み、水素原子は完全に又は部分的にフッ素原子で置換されていてもよい。
本発明の意味において、用語「誘導体」は、塩及びその置換誘導体例えばメチル、エーテル、アミド、及びエステル誘導体を含む。
用語「塩」は、アミン又は酸の塩化された種を意味するために使用される。塩の形成は有機又は無機塩を使用して行われる。
酸については、中和剤は、無機塩基、例えばLiOH,NaOH,KOH,Ca(OH),NHOH、又は有機塩基、例えば:一級、二級、又は三級アルキルアミン、例えばブチルアミン、又はトリエチルアミンであり得、該一級、二級、又は三級アルキルアミンは窒素及び/又は酸素の原子を含んでいてもよく、即ち例えばアルコール官能基を含んでいてもよく、例えばアミノ−2−メチル−2−プロパノール又はトリエタノールアミンであり得る。
アミンについては、適切な中和剤は、鉱酸、例えば硫酸又は塩酸、の塩、又は有機酸の塩である。これらの有機酸は、1以上のカルボン酸、スルホン酸、又はホスホン酸基を含み得る。即ち直鎖、又は分岐状、又は環状の脂肪族酸、又は実際には芳香族酸があり得る。酸は、O及びNから選択された1以上のヘテロ原子をもまた、ヒドロキシル基の形で含み得る。
アルキル基酸の例は酢酸CHCOOHである。
ポリ酸の例はテレフタル酸である。
ヒドロキシ酸の例はクエン酸及び酒石酸である。
適切であれば、非共有結合性の水素結合のタイプの本発明の相互作用は、例えば、立体反発、ルイス酸/塩基タイプの配位、酸/塩基相互作用、双極子/双極子相互作用に関連する他のタイプの相互作用により置換されることができる。
立体反発を示す系の例として、特にポリ(エチルシロキサン)及びポリ(トリフェニルアクリレート)が挙げられ得る。
本発明のロッドブロックは、上述されたペプチドモチーフによってのみ構成されることができるか、又はその構造の中に水素結合以外の何らかのタイプの非共有結合性相互作用を開始できる異なる化学的性質のモチーフを含み得る。
最も特に適切であるのは、式(II)のポリマーである。ここで
mは0〜12の範囲の整数を表す;
Xは−OR,−NR,−COOR,−NRCOR,−CONR,−NRCOOR,又は−SRから選択された基を表し、ここでR及びRは、互いに独立して水素原子、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、イソプロピル、フェニル、ベンジル、トリフルオロメチル、−(CHOH又は−(CHOH基を表す。
より特に、ロッドブロック構造はグリシン、アラニン、フェニルアラニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、メチオニン、グルタミン、グルタミン酸、ヒスジチン、リシン、セリン、トレオニン、トリプトファン、チロシン、プロリン、及びこれらの誘導体からなる群から選択された1以上のアミノ酸のホモ重合又は共重合から誘導される。
一般式(III)の化合物は、特に、プロリン又はヒドロキシプロリンタイプ及びこれらのモノ置換誘導体の均一なモチーフを表す。
本発明に従うロッドブロックポリマーの非制限的な例として、特に以下のものが挙げられ得る:
ポリ(L−ロイシン)、ポリ(L−バリン)、ポリ(フェニルアラニン);
ポリ(L−リシン)及びこの誘導体、例えばポリ(N−ベンジルオキシカルボニル−L−リシン)及びポリ(N−トリフルオロアセチルーL−リシン)及びこれらの誘導体、例えば塩酸塩;
ポリ(L−グルタミン酸)及びこの塩、例えばナトリウム塩、及びこの誘導体、例えばL−グルタミン酸のC〜C30の範囲のポリガンマ−アルキルエステル、例えばポリ(ガンマ−メチル−L−グルタメート)又はC〜C30の範囲のポリガンマ−アリールエステル又はC〜C30の範囲のポリガンマ−アルキルアリールエステル、例えばポリ(ガンマ−ベンジル−L−グルタメート);
ポリグルタミン及びこの誘導体、例えばポリ(N−ヒドロキシエチル−L−グルタミン)及びポリ(N−ヒドロキシプロピル−L−グルタミン):及び
上述のモノマーのポリペプチドコポリマーのポリ(ヒドロキシエチル−L−グルタミン及びロイシン)、ポリ(ヒドロキシエチル−L−グルタミン及びバリン),ポリ(ガンマ−ベンジル−L−グルタメート及びロイシン),ポリ(ガンマ−ベンジル−L−グルタメート及びD,L−フェニルアラニン,ポリ(ガンマ−ベンジル−L−グルタメート及びシンナミルグルタメート),ポリ(N−ベンジルオキシカルボニル−L−リシン及びガンマ−ベンジル−L−グルタメート)タイプ,及びこれらの塩及び誘導体。
ロッドブロックを構成するモノマーを選択することにより、ロッドブロックの親水性又は水分散性をコントロールすることが可能である。
即ち、ポリ(グルタミン酸)及びポリ(L−リシン(lyzine))タイプのロッドブロック、及びこれらの塩はより特に親水性である。
本発明の特定の変形において、ロッドブロックの数平均分子量は、200g/モル〜1,000,000g/モル,特に250g/モル〜800,000g/モル,より特に250g/モル〜500,000g/モルの範囲である。
本発明の特定の変形において、ロッドブロックは、コポリマーの総重量に対して少なくとも10重量%、特に少なくとも15重量%、又は少なくとも30重量%、かつ特に90重量%以下、又は85重量%以下、又は80重量%以下で存在する。
この比は、所望される溶解度により特に調整され得る。即ち、もしコイルブロックが所望される媒体に可溶であるが、ロッドブロックはそうではないときには、第一のタイプのコイルブロックの割合は、より大きい値に有利に調節されることができる。
コイルブロック
上述されたロッドブロックと比較すると、コイルブロックは、鎖が、ランダムに変化できる幾何的コンフォメーションを示すところのホモポリマー又はコポリマーにより構成されている。鎖を構成するモノマー間の化学結合の自由度は、即ち、ロッドブロックの場合より、コイルブロックの場合の方がかなり多く、それによってかなり大きな数の可能なコンフォメーションをもたらす。
ロッドブロックと比較すると、コイルブロック中の鎖の末端間の平均距離、即ち<R coilは、以下の条件を満足する。
<R coil=N L
ここでNおよびLは上で定義された通りである。
本発明の組成物中で使用されるロッドーコイルブロックコポリマーのコイルブロックは、一般的に、エチレンモノマー、特にビニルモノマー、より特に少なくとも1の(メタ)アクリル,(メタ)アクリルアミド,アリル,ビニルアルコールエステル,及び/又はビニルエーテル基を含むもののラジカル重合から誘導されたラジカルホモポリマー又はコポリマーから構成されている。
これらのモノマーの中で、以下の式を満足するものが特に挙げられ得る。
(i)以下の式を有する(メタ)アクリレート:
Figure 2007513931
ここで
は水素又はメチル(CH)である;及び
は以下を表す:
1〜30の炭素原子を有する直鎖、環状、又は分岐状のアルキル基,ここで該アルキル基中にO,N,S,及びPから選択された1以上のヘテロ原子が見出され得、該アルキル基は、−OH,ハロゲン原子(Cl,Br,I,及びF)及び−Si(R)基、及び−Si(R)O基(ここでR,R,及びRは同一であるか又は異なり、水素原子、C〜Cの範囲のアルキル基、又はフェニル基を表す)から選択された1以上の置換基によってもまた置換されていてもよい;
特にRは、メチル,エチル,プロピル,n−ブチル,イソブチル,t−ブチル,ヘキシル,エチルヘキシル、特にエチル−2−ヘキシル,オクチル,ラウリル,イソオクチル,イソデシル,ドデシル,シクロヘキシル,t−ブチルシクロヘキシル又はステアリル,エチル−2−パーフルオロヘキシル,エチル−2−パーフルオロオクチル基、又はC〜Cの範囲のヒドロキシアルキル基、例えば2−ヒドロキシエチル,2−ヒドロキシブチル及び2−ヒドロキシプロピル;又は(C1〜4)アルコキシ又は(C1〜4)アルキル、例えばメトキシエチル,エトキシエチル及びメトキシプロピルであり得る;
〜C12の範囲のシクロアルキル基、例えばイソボルニル基;
〜C20のアリール基、例えばフェニル基;
〜C30のアラルキル基(C〜Cアルキル基)例えば2−フェニル−エチル,t−ブチルベンジル,又はベンジル;
O,N,及びSから選択された1以上のヘテロ原子を含む、4〜12の結合を有する複素環基(該環は、芳香族又はその他である)、及び
ヘテロシクロアルキル基(C〜Cアルキル),例えばフルフリルメチル又はテトラヒドロフルリルメチル;
ここで該シクロアルキル,アリール,アラルキル,複素環,又はへテロシクロアルキル基は、場合によって、ヒドロキシル基、ハロゲン原子、及び直鎖又は分岐状であってもよいC〜Cアルキル基から選択された1以上の成分で置換されていてもよく、該アルキル基には、O,N,S,及びPから選択された1以上のヘテロ原子が場合によって含まれていてもよく、該アルキル基は−OH,ハロゲン原子(Cl,Br,I及びF),及び−Si(R)基、及び−Si(R)O基から選択された1以上の置換基で置換されていてもよく、ここでR,R及びRは同一であるか又は異なり、水素原子,C〜Cアルキル基、又はフェニル基、
−(OC−OR”基、但しm=5〜300、及びR”=H又はC〜C30アルキル基,例えば−(OC−OH,−(OC−メチル,又は−(OC−ベヘニル;−(OC−OR”基、但しm=5〜300、及びR”=H,又はC〜C30アルキル基,例えば−(OC−OH;又は実際には、基(OC及び(OCのランダム又はブロック混合物を表す。
(ii) 以下の式を有する(メタ)アクリルアミド:
Figure 2007513931
ここで
はH又はメチルを表す;及び
及びR同一であるか又は異なり以下を表す;
水素原子;又は
1〜30の炭素原子を有する直鎖、又は分岐状のアルキル基,ここで該アルキル基中にO,N,S,及びPから選択された1以上のヘテロ原子が見出され得、該アルキル基は、−OH,ハロゲン原子(Cl,Br,I,及びF)及び−Si(R)基、及び−Si(R)O基から選択された1以上の置換基によって置換されていてもよく、ここでR,R,及びRは同一であるか又は異なり、水素原子、C〜Cの範囲のアルキル基、又はフェニル基を表す;
特にRは、メチル,エチル,プロピル,n−ブチル,イソブチル,t−ブチル,ヘキシル,エチルヘキシル、オクチル,ラウリル,イソオクチル,イソデシル,ドデシル,シクロヘキシル,t−ブチルシクロヘキシル又はステアリル,エチル−2−パーフルオロヘキシル,エチル−2−パーフルオロオクチル基、又はC〜Cの範囲のヒドロキシアルキル基、例えば2−ヒドロキシエチル,2−ヒドロキシブチル及び2−ヒドロキシプロピル;又は(C1〜4)アルコキシ又は(C1〜4)アルキル、例えばメトキシエチル,エトキシエチル及びメトキシプロピルであり得る;
〜C12の範囲のシクロアルキル基、例えばイソボルニル基;
〜C20のアリール基、例えばフェニル基;
〜C30のアラルキル基(C〜Cアルキル基)例えば2−フェニル−エチル,t−ブチルベンジル,又はベンジル;
O,N,及びSから選択された1以上のヘテロ原子を含む、4〜12の結合を有する複素環基(該環は、芳香族又はその他である)、及び
ヘテロシクロアルキル基(C〜Cアルキル),例えばフルフリルメチル又はテトラヒドロフルリルメチル、
ここで該シクロアルキル,アリール,アラルキル,複素環,又はへテロシクロアルキル基は、場合によってヒドロキシル基、ハロゲン原子、及び直鎖又は分岐状であってもよいC〜Cアルキル基から選択された1以上の置換基で置換されていてもよく、該アルキル基にはO,N,S,及びPから選択された1以上のヘテロ原子が、場合によって含まれていてもよく、該アルキル基は−OH,ハロゲン原子(Cl,Br,I及びF),及び−Si(R)基、及び−Si(R)O基から選択された1以上の成分で置換されていてもよく、ここでR,R及びRは同一であるか又は異なり、水素原子,C〜Cアルキル基、又はフェニル基、
−(OC−OR”基、但しm=5〜300、及びR”=H又はC〜C30アルキル基,例えば−(OC−OH,−(OC−メチル,又は−(OC−ベヘニル;−(OC−OR”基、但しm=5〜300、及びR”=H,又はC〜C30アルキル基,例えば−(OC−OH;又は実際には、基(OC及び(OCの統計的又はブロック混合物を表す。
(メタ)アクリルアミドモノマーの例は(メタ)アクリルアミド,N−エチル(メタ)アクリルアミド,N−ブチルアクリルアミド,N−t−ブチルアクリルアミド,N−イソプロピルアクリルアミド,N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド,N,N−ジブチルアクリルアミド,N−オクチルアクリルアミド,N−ドデシルアクリルアミド,N−ウンデシルアクリルアミド,及びN−(2−ヒドロキシプロピルメタクリルアミド)である。
(iii)以下の式を有するビニル化合物:
CH=CH−R
ここで
はヒドロキシル基;ハロゲン(Cl又はF);NH基;アセトアミド基(NHCOCH)である;又はRは以下から選択される:
1〜30の炭素原子を有する直鎖、又は分岐状のアルキル基,ここで該アルキル基中にO,N,S,及びPから選択された1以上のヘテロ原子が見出され得、該アルキル基は、−OH,ハロゲン原子(Cl,Br,I,及びF)及び−Si(R)基、及び−Si(R)O基から選択された1以上の置換基によってもまた置換されていてもよく、ここでR,R,及びRは同一であるか又は異なり、水素原子、C〜Cの範囲のアルキル基、又はフェニル基を表す;
〜C12の範囲のシクロアルキル基例えばイソボルニル基;
〜C20アリール基、例えばフェニル基;
〜C30アラルキル基(C〜Cアルキル基)例えば2−フェニルエチル,又はベンジル;
4〜12の結合を有し、O,N,及びSから選択された1以上のヘテロ原子を含む複素環基(環は芳香族又はその他である)、例えばN−ビニルピロリドン、及びN−ビニルカプロラクタム;及び
ヘテロシクロアルキル基(C〜Cアルキル),例えばフルフリルメチル又はテトラヒドロフルフリルメチル;
ここで該シクロアルキル,アリール,アラルキル,複素環,又はへテロシクロアルキル基は、ヒドロキシル基、ハロゲン原子、及び直鎖又は分岐状であってもよいC〜Cアルキル基から選択された1以上の成分で、場合によって置換されていてもよく、該アルキル基には、O,N,S,及びPから選択された1以上のヘテロ原子が場合によって含まれていてもよく、該アルキル基は−OH,ハロゲン原子(Cl,Br,I及びF),及び−Si(R)基、及び−Si(R)O基から選択された1以上の置換基で置換されていてもよく、ここでR,R及びRは同一であるか又は異なり、水素原子,C〜Cアルキル基、又はフェニル基を表す。
ビニルモノマーの例はビニルシクロヘキサン、及びスチレン,N−ビニルピロリドン,及びN−ビニルカプロラクタムである。
(iv)式RO−CH=CH有するビニルエーテル、又は式
−C(O)O−CH=CH
を有するビニルエステル:
ここで
は、1〜22の炭素原子を有する直鎖又は分岐のアルキル基,3〜12の炭素原子を有する環状アルキル基,フェニル基,C〜C20アリール基,又はC〜C30アラリル(arallyl)基を表す。
ビニルエステルの例は、ビニルアセテート,ビニルプロピオネート、ビニルブチレート、ビニルエチルヘキサノエート,ビニルネオノナノエート、及びビニルネオドデカノエートである。
ビニルエーテルの中で、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル,及びビニルイソブチルエーテルが挙げられ得る。
(v)以下の式を有するアリル化合物
CH=CH−CH−R又はCH=C(CH)−CH−R
ここでRは上と同じ意味を有する。
アリルメチルエーテル,3−アリルオキシ−1,2−プロパンジオール(CH=CHCHOCHCH(OH)CHOH),及び2−アリルオキシエタノール(CH=CHCHOCOH)が特に挙げられ得る。
(vi)少なくとも1のカルボン酸、リン酸,又はスルホン酸基又は無水物を含むエチレン性不飽和モノマー、例えばアクリル酸、(メタ)アクリル酸、クロトン酸, 無水マレイン酸、イタコン酸、フマール酸、マレイン酸、スチレンスルホン酸、ビニル安息香酸, ビニルリン酸、アクリルアミドプロパンスルホン酸、及びこれらの塩。
塩の中では、無機塩基、例えばLiOH,NaOH,KOH,Ca(OH),NHOH又はZn(OH)、又は有機塩基、例えば、一級、二級、又は三級アルキルアミン、特にトリエチルアミン又はブチルアミンを用いて、酸基を中和することにより得られたものが挙げられ得る。一級、二級、又は三級アルキルアミンは1以上の窒素及び/又は酸素の原子を含んでいてもよく、即ち1以上のアルコール基を含んでいてもよく、例えば、特にアミノ−2−メチル−2−プロパノール又はトリエタノールアミン、及びジメチルアミノ−2−プロパノールが挙げられ得る。リシン又は3−(ジメチルアミノ)−プロピルアミンもまた挙げられ得る。
鉱酸、例えば硫酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、リン酸、ホウ酸の塩もまた挙げられ得る。1以上のカルボン酸、スルホン酸、又はホスホン酸基を含み得る有機酸の塩もまた挙げられ得る。直鎖、分岐状、又は環状の脂肪族酸、又は実際には芳香族酸を使用することも可能である。これらの酸は、O及びNから選択された1以上のヘテロ原子をもまた、例えばヒドロキシル基の形で含み得る。特にプロピオン酸、酢酸、テレフタル酸、クエン酸、及び酒石酸が挙げられ得る。
以下のコポリマーが本発明に適切である:ビニル及び(メタ)アクリレートコポリマー,ビニル及び(メタ)アクリルアミドコポリマー,ビニル及び(メタ)アクリレート及び(メタ)アクリルアミドコポリマー,オレフィン及びビニルコポリマー,並びに(メタ)アクリレート及び(メタ)アクリルアミドコポリマー,また並びに(メタ)アクリレート及び(メタ)アクリレートコポリマー。
これらのポリマーを例示するために、より特にエチレンポリオキシド(メタ)アクリレート,ステアリル(メタ)アクリレート,ラウリル(メタ)アクリレート,ブチル(メタ)アクリレート,エチルヘキシル(メタ)アクリレート,クロトン酸,(メタ)アクリル酸,無水マレイン酸,スルホンスチレン酸,ジメチルジアリルアミン,ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート,ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド,及びこれらの塩のホモポリマーが挙げられ得る。
ビニルアセテート,スチレン,ビニルピロリドン,ビニルカプロラクタム,エチレンポリオキシド(メタ)アクリレート,ステアリル(メタ)アクリレート,ラウリル(メタ)アクリレート,ビニルラウレート,ブチル(メタ)アクリレート,エチルヘキシル(メタ)アクリレート,クロトン酸,(メタ)アクリル酸,無水マレイン酸,スルホンスチレン酸,ジメチルジアリルアミン,ビニルピリジン,ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート,ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド,及びこれらの塩に基づくコポリマーもまた挙げられ得る。
より特にアクリル酸及びブチルアクリレートのコポリマー;ジメチルアミノエチルアクリレート及びメチル(メタ)アクリレートのコポリマー;ジメチルアミノエチルメタクリレート及びメチル(メタ)アクリレートのコポリマー;(メタ)アクリル酸及びブチルアクリレートのコポリマー;メタクリル酸及びエチレンポリオキシドメタクリレートのコポリマー;エチレンポリオキシドメタクリレート及びメチルアクリレートのコポリマーが挙げられ得る。
本発明の組成物において使用されるポリマーのコイルブロックは
ポリウレタン及び/又はポリウレアの、脂肪族ポリエステルの、脂肪族ポリアミドの重縮合体、又はこれらのコポリマーの重縮合体、例えばポリ(ウレタン/ウレア)及びポリ(エステル/アミド)の重縮合体;
開環により得られるポリマーであって、エチレンポリオキシドタイプ,プロピレンポリオキシドのポリエーテル及びこれらのコポリマーのポリエーテル,ポリラクチド、ポリエステル、例えばポリカプロラクトン;及びポリオキサゾリン、例えばポリ(2−メチルオキサゾリン),又はポリ(2−エチルオキサゾリン)から選択されたポリマー;
シロキサンのホモポリマー、例えばポリジメチルシロキサン(PDMS),ポリメチルフェニルシロキサン,及びポリメチルラウリルシロキサン;
メタセシスにより得られるポリマー、例えばポリ(ノルボルネン)及びこれらのコポリマー;
カチオン重合により得られるポリマー、例えばポリビニルアルキルエーテル例えばポリビニルメチルエーテル;
上述のポリマーの種々のタイプのコポリマー;
上述のポリマーの種々のタイプのポリマーと他のポリマーとのコポリマー、例えば、ポリシロキサン及びエチレンポリオキシドのコポリマー;及び
これらの塩及び誘導体
からもまた構成され得る。
適切であれば、これらのポリマーは、特に該ポリマーが配合されるところの溶媒、例えば水及び/又はエタノール,又は炭化水素オイル、エステルオイル、フロリネートオイル,又はシリコーンオイル中において、可溶な性質又は分散化可能な性質をそれに与えるように官能化されてもよい。
本発明の意味において、ポリマーは、もしそれが液状溶液を形成するならば可溶であると言われ、もし問題の溶媒中に25℃において5重量%において、一般的に球状である細かい粒子の安定な懸濁物を形成するならば、分散可能であると言われる。
コイルブロックに関して本発明に特に適するのは、水及び/又はエタノールに可溶又は分散可能であるブロックであって、アニオン、カチオン及び/又は親水性のノニオン性モチーフを含み得るブロックである。アニオン基又はカチオン基を含むポリマーは場合によって中和された形態で実施されることができる。
アニオン基は無機塩基、例えばLiOH,NaOH,KOH,Ca(OH),NHOH又は上で定義された有機塩基を用いて中和されることができる。
カチオン基は、酸、例えば硫酸又は塩酸、又は上で定義された有機酸で中和されることができる。
カチオン基は、流動性ハロゲン化合物、例えばC〜C12アルキルの塩化物又は臭化物、特に臭化メチル又は塩化エチルによって、塩化酢酸ナトリウム、又は環状スルホン,例えばプロパンスルホンにより4級化されることができる。
非イオン性モチーフを有するポリマーの代表として特にエチレンオキシド、メチルオキサゾリン,エチルオキサゾリン,ビニルピロリドン,ビニルカプロラクタム,及びエチレンポリオキシド(メタ)アクリレートに基づくポリマーが挙げられ得る。
アニオン性ポリマーとして,クロトン酸,(メタ)アクリル酸,無水マレイン酸,スチレンスルホン酸,脂肪族スルホンポリエステル,脂肪族スルホンポリアミド,及びこれらの塩に基づくエチレンのホモポリマー又はコポリマーが特に挙げられ得る。
カチオン性ポリマーとして、ジメチルジアリルアミン,ビニルピリジン,ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート,ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド,3級脂肪族アミンポリエステル,3級脂肪族アミンポリアミド,及びこれらの塩に基づくエチレンホモポリマー、又はコポリマーがより特に挙げられ得る。
本発明に適するのは、脂溶性コイルコポリマーでもある。
コイルブロックを形成する非水溶性及び脂溶性のポリマーの代表として以下が挙げられ得る:
ポリジメチルシロキサン(PDMS)、及びフェニル(ポリメチルフェニルシロキサン)、及び/又はシリコーンに可溶である弗化物に基づくコポリマー,又はこれらの誘導体;
場合により水素化されていてもよいポリブタジエン,ポリイソブチレン,及び鉱油に可溶である(エチレン/ブチレン)コポリマー;
〜C30の炭素鎖を有するアルキドポリエステル;
〜C30の炭素鎖を有するポリアミド;
ビニルラウレートに基づくビニルポリマー;
ステアリル(メタ)アクリレート,イソボルニル(メタ)アクリレート,シクロヘキサン(メタ)アクリレート,ブチル(メタ)アクリレート,エチルヘキシル(メタ)アクリレート,及び/又はベヘニル(メタ)アクリレートに基づくポリ(メタ)アクリレート、
が挙げられ得る。
本発明のコポリマーにおいて、コイルブロックの数平均分子量は300g/モル〜1,000,000g/モル,特に500g/モル〜800,000g/モル、より特に500g/モル〜500,000g/モルの範囲であり得る。
ロッド−コイルブロックポリマーの合成
本発明のロッドーコイルブロックコポリマーは、種々の合成技術により得られ得る。
ロッドブロックの官能性末端及びコイルブロックの官能性末端の間の縮合反応を含む、2つの自由に形成されたロッド及びコイルの前駆体間の反応を使用することが可能である。これは特に、ウレタン結合、ウレア、C−C,C=C,又はC≡C結合、又はイミン結合を形成する、エステル化、(トランス)エステル化、(トランス)アミド化の反応により構成され得る。
本発明に従うロッドブロックの製造に関して、ホモポリペプチド、及びコポリペプチドを得るために最も使用される合成技術は、求核試薬、例えば一級アミン、又は強塩基、例えば水酸化アルコキシドの存在下での、対応するN−カルボキシ無水物α−アミノ酸(NCA)の開環である。この技術は特にB.Gallot著,「Prog.Polym.Sci.」,1035ページ,第21巻、1996年及びT.J.Deming著,「Macromol.」2970ページ,第35巻,2002年に記載されている。ある種の遷移金属もまた、国際特許出願国際公開第01/94379号に記載されるように、NCAの制御された重合を達成するために使用されることができる。
コイルブロックの合成に関しては、Dunodにより2002年に出版された文書「ポリマーの化学と物理化学」を参照されたい。
別の変形において、ロッドーコイルブロックコポリマーを構成する2つのブロックのうちの1つは、既に構成された他のブロックの存在下で、インシチューで製造され得る。例えばもしコイルブロックがラジカル技術により得られることができるポリマーであれば、コイルブロックのために考慮されているモノマーの制御されたラジカル重合を開始することのできる官能基でロッドブロックの末端の1つを官能化するだけで十分である。同様に、ロッドブロックはインシチューでコイルブロックの存在下、かつそのブロックの反応性官能基上で形成され得る。
即ち、コイルブロックがエチレンモチーフを有するモノマーの重合から誘導されるコポリマーであるとき、それはアニオン重合により得られることができ、以下のタイプの分子で活性アニオンを捕捉することにより官能化されることができる:
Figure 2007513931
その結果、鎖の末端において保護されたアミン官能基を形成し、それは次に脱保護されて、Nカルボキシ無水物の重合を開始することができるようになる。
もしコポリマーがラジカル重合から誘導されるならば、同じことが当てはまる。アミン官能基は、いわゆる制御されたラジカル重合の開始剤により鎖に結合される。例えば、それはHN−フェニル−OC(O)C(CH)(CH)Brであり得る。Br官能基はATRP法によるラジカルモノマーの重合を開始することができる。
前駆体の官能基及び官能基の分布に依存して、ジブロック、トリブロック、マルチブロック、分岐状ポリマー、又は星形を得ることができる。
本発明のロッド−コイルブロックコポリマーの例として、初めに以下の物が挙げられ得る:
ロッド−ブロック−コイル(ロッド−b−コイルと省略される)ジブロック,例えばエチレンポリオキシド−b−ポリ(ガンマ−ベンジルL−グルタメート),ポリ(N−ベンジルオキシカルボニル−L−リシン)−b−エチレンポリオキシド,エチレンポリオキシド−b−ポリ(ガンマ−L−グルタミン酸),ポリL−ラクチド−b−ポリ(ガンマ−ベンジルL−グルタメート),エチレンポリオキシド−b−ポリ(ガンマ−ベンジルL−グルタメート),ポリ(ガンマ−ベンジルリシン)−b−ポリスチレン,ポリジメチルシロキサン−b−ポリ(Lグルタミン酸),アクリルポリ酸−b−ポリ(L−グルタミン酸),スルホニックポリエステル−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(ガンマ−メチル−Lグルタメート)−b−ポリウレタン,ポリエチレンイミン−b−ポリ(L−フェニルアラニン),ポリメチルオキサゾリン−b−ポリ(L−フェニルアラニン),ポリカプロラクトン−b−ポリ(L−アラニン),ポリカプロラクトン−b−ポリグリシン,ポリブタジエン−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリジメチルシロキサン−b−ポリ(ベンジル−グルタメート),ポリ(N−ベンジルオキシカルボニル−L−リシン)−b−ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド),ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド)−b−ポリ(ガンマ−L−グルタミン酸),ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド)−b−ポリ(ガンマ−ベンジルL−グルタメート),及びこれらの塩;
コイル−ブロック−ロッド−ブロック−コイル又はロッド−b−コイル−b−ロッドトリ−ブロック、例えばポリ(ガンマ−ベンジルL−グルタメート)−b−ポリスチレン−b−ポリ(ガンマ−ベンジルL−グルタメート),ポリ(L−グルタミン酸)−b−ポリブタジエン−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(L−グルタミン酸)−b−ポリジメチルシロキサン−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(ガンマ−ベンジルL−グルタメート)−b−ポリ(エチレンオキシド又はコプロピレンオキシド)−b−ポリ(ガンマ−ベンジルL−グルタメート),ポリ(ベンジル−グルタメート)−b−ポリジメチルシロキサン−b−ポリ(ベンジル−グルタメート),ポリ(L−グルタミン酸)−b−アクリルポリ酸−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(L−グルタミン酸)−b−スルホニックポリエステル−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(ガンマ−メチル−Lグルタメート)−b−ポリウレタン−b−ポリ(ガンマ−メチル−Lグルタメート;ポリ(L−フェニルアラニン)−b−イミンポリエチレン−b−ポリ(L−フェニルアラニン),ポリ(L−フェニルアラニン)−b−ポリメチルオキサゾリン−b−ポリ(L−フェニルアラニン),ポリ(L−アラニン)−b−ポリカプロラクトン−b−ポリ(L−アラニン),ポリグリシン−b−ポリカプロラクトン−b−ポリグリシン,ポリ(L−バリン)−b−ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド)−b−ポリ(L−バリン),及びこれらの塩。
上に記載されたように、本発明に適切なある種のロッドーコイルコポリマーは、そのままで本発明の一つの側面を構成する。
より詳細には、これらのコポリマーは、請求項35に定義された通りである。
それらのロッドセグメントは、上の定義を満足するが、それらのコイルセグメントは以下から作られている:
以下のタイプ:ブタジエン、(メタ)アクリル、(メタ)アクリルアミド、アリル、ビニルアルコールエステル、及びビニルエーテルの少なくとも1のエチレンモノマーのラジカル重合から誘導されるラジカルホモポリマー又はコポリマー;
ポリウレタン及び/又はポリウレアの,脂肪族ポリエステルの,脂肪族ポリアミドの重縮合体,又はこれらのコポリマー,例えばポリ(ウレタン/ウレア)の重縮合体及びポリ(エステル/アミド)の重縮合体;
開環により得られるポリマーであって、例えばポリカプロラクトン,及びポリオキサゾリン、例えばポリ(2−メチルオキサゾリン),又はポリ(2−エチルオキサゾリン)から選択されるポリエステル;
シロキサンのホモポリマー、例えばポリジメチルシロキサン(PDMS),及びポリメチルフェニルシロキサン又はポリメチルラウリルシロキサン;
メタセシスにより得られるポリマー、例えばポリ(ノルボルネン)及びこれらのコポリマー;
カチオン性重合化により得られた、モノマーを含むコポリマー、例えばポリにビニルアルキルエーテル、例えばポリビニルメチルエーテル;
上で記載されたポリマーの種々のタイプのコポリマー、例えばポリ(ウレタンシロキサン);
上述されたポリマーの種々のタイプと他のコポリマーとのコポリマー、例えばポリシロキサン及びエチレンポリオキシドのコポリマー、及び
これらの塩及び誘導体。
ロッドセグメントは、より特に上で定義された通りである。
本発明のロッド−コイルブロックポリマーの代表的、かつ非制限的な例として、以下から選択されるものが特に挙げられ得る:
ロッド−ブロック−コイル ジ−ブロック、例えばポリ(N−ベンジルオキシカルボニルL−リシン)−b−エチレンポリオキシド,エチレンポリオキシド−b−ポリガンマL−グルタミン酸,ポリL−ラクチド−b−ポリ(ガンマ−ベンジルL−グルタメート),エチレンポリオキシド−b−ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート),ポリ(ガンマベンジルリシン)−b−ポリスチレン,ポリジメチルシロキサン−b−ポリ(L−グルタミン酸),アクリルポリ酸−b−ポリ(L−グルタミン酸),スルホニックポリエステル−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(ガンマメチルL−グルタメート)−b−ポリウレタンポリエチレンイミン−b−ポリ(L−フェニルアラニン),ポリメチルオキサゾリン−b−ポリ(L−フェニルアラニン),ポリカプロラクトン−b−ポリ(L−アラニン),ポリカプロラクトン−b−ポリグリシン,ポリブタジエン−b−ポリ(L−グルタミン酸)ポリジメチルシロキサン−b−ポリ(ベンジル−グルタメート),ポリ(N−ベンジルオキシカルボニルL−リシン)−b−ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド),ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド)−b−ポリガンマL−グルタミン酸,ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド)−b−ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート),及びこれらの塩;
コイル−ブロック−ロッド−ブロック−コイル トリ−ブロック又はロッド−b−コイル−b−ロッド トリ−ブロック、例えばポリ(ガンマベンジルL−グルタメート)−b−プロピレンポリオキシド−b−ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート),ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート)−b−ポリスチレン−b−ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート),ポリ(L−グルタミン酸)−b−ポリブタジエン−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(L−グルタミン酸)−b−ポリジメチルシロキサン−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(L−グルタミン酸)−b−ポリジメチルシロキサン−b−ポリ(L−グルタミン酸)ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート)−b−ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド)−b−ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート),ポリ(ベンジル−グルタメート)−b−ポリジメチルシロキサン−b−ポリ(ベンジル−グルタメート),ポリ(L−グルタミン酸)−b−アクリルポリ酸−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(L−グルタミン酸)−b−スルホニックポリエステル−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(ガンマメチル−Lグルタメート)−b−ポリウレタン−b−ポリ(ガンマメチル−Lグルタメート,ポリ(L−フェニルアラニン)−b−ポリエチレンイミン−b−ポリ(L−フェニルアラニン),ポリ(L−フェニルアラニン)−b−ポリメチルオキサゾリン−b−ポリ(L−フェニルアラニン),ポリ(L−アラニン)−b−ポリカプロラクトン−b−ポリ(L−アラニン),ポリグリシン−b−ポリカプロラクトン−b−ポリグリシン,ポリ(L−バリン)−b−ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド)−b−ポリ(L−バリン),及びこれらの塩。
ロッドーコイルブロックポリマーの応用
上で述べたように、本発明のロッドーコイルブロックポリマーは、溶液又はバルクにおいて3次元のナノ構造系をもたらすそれらの能力のために特に有用である。小さい粘度の場合にそれらが示す興味深い機械的性質もまた特に有利である。
ロッドーコイルブロックポリマーは、境界面において吸着する能力のために、特に界面活性剤として、及び/又は活性剤をカプセル化する手段としてのそれらの品質のために使用されることができる。
そのような系は有利なレオロジー上の性質をもまた示し、特にロッドーコイルブロックポリマーはそれを含む配合物の粘度を増加させることができる。
ロッドーコイルブロックポリマーは、そのフィルム形成性のために、又は有機又は無機マトリックスを強化するための添加剤としてもまた有利に使用されることができる。
本発明の化粧料組成物において、ロッドーコイルブロックコポリマーはナノ構造の形態での自己集合と両立する濃度で使用される。そのような濃度は一般的に、臨界ミセル濃度又は臨界ベシクル濃度(critical vesicular concentration)より高い。これらの臨界ミセル又はベシクル濃度は、それより下ではコポリマーが溶液中で個々の分子又は鎖として存在し、それより上では集合した種として存在することを特徴とする。これらの臨界濃度の値は1リットル当たり10−9モル(モル/L)〜10―4モル/Lである。
最も特に適切なのは、組成物の合計重量に対して0.5重量%〜90重量%、特に0.7重量%〜85重量%、より特に0.8重量%〜75重量%の範囲のコポリマー濃度である。
生理学的に許される媒体
用語「生理学的に許される媒体」は、非毒性であって、人間の皮膚、***、毛髪、又は爪に施与されるのに適する媒体を意味するために使用される。生理学的に許される媒体は、特にそれが環境温度及び大気圧下において流動性又は非流動性であるか否かに関わらず、組成物が施与されるところの表面、及び組成物がその中に包装される方法に一般的に適合されている。
水性相
本発明の組成物は、水性相を構成し、組成物の連続相を形成することができる少なくとも1の水性媒体を含むことができる。
水性相は基本的に水により構成され得る。
それは水及び、水と混和する有機溶媒(25℃において水中で50重量%超まで混和できる)、例えば2〜5の炭素原子を有する低級モノアルコール、例えばエタノール又はイソプロパノール、ターシャリーブタノール、及びn−ブタノール、及び2〜8の炭素原子を有するアルキレングリコール、例えばプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、及びC〜Cのケトンを含むことができる。
水性相(水及び水と混和する有機溶媒でもよい)は組成物の合計重量に関して1〜95重量%、特に3〜80重量%、より特に5〜6重量%の範囲の濃度において存在することができる。
そのような媒体は、下で定義される少なくとも1の揮発性オイルをもまた含み得る。
有機溶媒
本発明の組成物は、環境温度において揮発性である少なくとも1の有機溶媒からできている有機相を構成する少なくとも1の有機溶媒媒体を含み得る。そのような有機溶媒は、化粧料組成物が爪への施与用であるときは、より特に考慮に入れられる。
場合によって環境温度において揮発性であってもよい有機溶媒として、以下のものが挙げられ得る:
環境温度において液状であるケトン類、例えばメチルエチルケトン,メチルイソブチルケトン,ジイソブチルケトン,イソホロン,シクロヘキサノン,及びアセトン;
環境温度において液状であるアルコール類、例えば、エタノール,イソプロパノール,ブタノール,ジアセトンアルコール,2−ブトキシエタノール、及びシクロヘキサノール;
環境温度において液状であるグリコール類、例えば、エチレングリコール,プロピレングリコール,ペンチレングリコール,及びグリセロール;
環境温度において液状であるプロピレングリコールエーテル類、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテル,プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート,及びジプロピレングリコールモノn−ブチルエーテル;
短鎖エーテル類(全部で3〜8の炭素原子を有する)、例えばエチルアセテート,メチルアセテート,プロピルアセテート,ブチルアセテート,アリールアセテート,及びイソペンチルアセテート;
環境温度において液状であるアルカン類、例えばデカン,ヘプタン,オクタン,ドデカン,シクロヘキサン,及びイソドデカン;及び
これらの混合物。
本発明の組成物は1以上のシリコーンオイルをもまた一般的に少量で含み得、即ち溶媒相の10重量%未満で含んでいてもよい。特に場合によって揮発性オイル、例えばジメチコン、フェニルジメチコン、アルキルジメチコン、ジメチコン、ジメチコンコポリオール、又はシクロメチコンを使用することが可能である。
上の有機化合物は、組成物の合計重量に対して0.5〜99重量%の濃度で存在することができる。
生理学的に許容できる媒体が、かなりな量の有機相を含むとき、それは、組成物の合計重量に対して30〜99重量%、特に60〜90重量%を占め得る。
脂肪相
組成物は、特にそれが***又は皮膚への施与用であるとき、少なくとも1の脂肪相及び特に環境温度(25°C)において及び大気圧において液状である少なくとも1の脂肪、及び/又は環境温度及び大気圧において固体であるところの少なくとも1の脂肪、例えばワックス、ペースト状脂肪、ガム、及びこれらの混合物を含み得る。脂肪相は有機性のオイル及び/又は親油性有機溶媒をゲル化させる、及び構造化させるための剤をもまた含み得る。
組成物は、例えば連続脂肪相を有し得、組成物の合計重量に対して5%未満、特に1%未満の水を含んでいてもよく、特にそれは無水の形態であり得る。
液状脂肪として、本発明の組成物の脂肪相は、特に少なくとも1の揮発性又は非揮発性オイル又はこれらの混合物を含み得る。
用語「揮発性オイル」は本発明において、環境温度及び大気圧において皮膚と接触したとき1時間未満内に蒸発しやすい任意のオイルを意味するために使用される。本発明の揮発性オイルは揮発性の化粧料オイルであり、それは環境温度において液状であり、環境温度及び大気圧においてゼロではない蒸気圧を有し、該蒸気圧は特に1.01mmの水銀(mmHg)〜300mmHg(1.33パスカル(Pa)〜40000Pa)の範囲であり、好ましくは0.3mmHg(30Pa)より高い。
用語「非揮発性オイル」は、皮膚の上で環境温度及び大気圧において少なくとも数時間残り、特に0.01mmHg(1.33Pa)未満の蒸気圧を有するオイルを意味するために使用される。
これらの揮発性又は非揮発性オイルは特に植物起源のオイル、シリコーンオイル、又はそれらの混合物の炭化水素オイルであり得る。用語「炭化水素オイル」は、主に水素及び炭素原子を含み、酸素、窒素、硫黄及び/又はリン原子を一緒に含んでいてもよいオイルを意味するために使用される。
揮発性の炭化水素オイルは、8〜16の炭素原子を含む炭化水素オイル、そして特にC〜C16の分岐状アルカン、例えば石油起源のC〜C16のイソアルカン(イソパラフィンとしてもまた公知である)、例えばイソドデカン(2,2,4,4,6−ペンタメチルヘプタンとしてもまた公知である)、イソデカン、イソヘキサデカン、そして例えば商標名Isopar(商標)又はPermetyls(商標)の商品名で販売されているオイル、C〜C16の分岐状エステル、例えばネオペンタン酸イソヘキシル、及びそれらの混合物から選択され得る。他の揮発性の炭化水素オイル、例えば石油の留出物、特に供給元ShellによりShell Solt(商標)の名前で販売されているものもまた使用され得る。
揮発性オイルとして、揮発性のシリコーン、例えば揮発性の直鎖又は環状シリコーンオイル、特に≦8センチストローク(8×10−6/s)の粘度を有し、特に2〜7の珪素原子を含むもの、これらのシリコーンは任意的に1〜10の炭素原子を含むアルキル又はアルコキシ基を含んでいてもよい、を使用することが可能である。本発明における使用に適する揮発性オイルとして特にオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロテトラシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン、及びこれらの混合物が挙げられる。
本発明の組成物中に揮発性オイルは、組成物の合計重量に対して0.1〜98重量%の範囲の濃度において、特に1〜65重量%、より特に2〜50重量%の範囲の含有量において存在し得る。
非揮発性オイルは特に、フッ素化された炭化水素オイル、適切な場合には、及び/又は非揮発性のシリコーンオイルから選択され得る。
非揮発性の炭化水素オイルとして、特に以下のものが挙げられ得る:
動物起源の炭化水素オイル、
植物起源の炭化水素オイル、例えば脂肪酸エステル及びグリセロールにより構成されるトリグリセリド、ここで該脂肪酸はC〜C24の範囲の種々の鎖の長さを有し得、該鎖は、直鎖又は分岐状であってもよく、そして飽和又は不飽和であってもよい;これらのオイルは特に以下のオイルである:小麦胚芽、ヒマワリ、グレープシード、ゴマ種、トウモロコシ、アプリコット、ひまし、カリテ、アボガド、オリーブ、大豆、スイートアーモンド、パーム、セイヨウアブラナ、綿実、ヘーゼルナッツ、マカデミア、ホホバ、アルファルファ、ケシの実、ホッカイトースカッシュ (Hokkaito squash)、胡麻、ベジタブルスカッシュ(vegetable marrow)、セイヨウアブラナ、黒スグリ、月見草、キビ、大麦、キノア、ライ麦、サフラワー、ククイナッツ、パッションフラワー、又はマスカットローズの木(muscat rose tree);カリテバター;又はカプリル/カプリン酸のトリグリセリド、例えば供給者Stearineries Dubois社により販売されるもの、またはDynamicNobel社によりMiglyol 810(商標)、812(商標)、及び818(商標)の名前で販売されているもの、
10〜40の炭素原子を含む合成エーテル、
鉱物又は合成起源の直鎖又は分岐状の炭化水素、例えばワセリン、ポリデカン、水素ポリイソブテン例えばParleam、スクワラン、及びこれらの混合物、
合成エステル、例えば式RCOORを有するオイル、ここでRは1〜40の炭素原子を含む直鎖又は分岐の脂肪酸残基を表し、Rは炭化水素鎖を表し、特に、R+Rは10以上であるという条件で、1〜40の炭素原子を含む分岐状の鎖、例えばプルセリンオイル(オクタン酸セトステアリル)、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、C12〜C15のアルコールエステルの安息香酸エステル、ラウリル酸ヘキシル、アジピン酸ジイソプロピル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、イソステアリン酸イソステアリル、ヘプタン酸、オクタン酸、デカン酸、又はリシノール酸のアルコール又はポリアルコールエステル、例えばジオクタン酸プロピレングリコール;ヒドロキシルエステル、例えば乳酸イソステアリル、リンゴ酸ジイソステアリル;ポリオールエステル、及びペンタエリスリトールエステルを表す;
12〜26の炭素原子を有する分岐状及び/又は不飽和の炭素鎖を有する、環境温度において液体であるところの脂肪族アルコール、例えばオクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2−ヘキシルデカノール、2−ブチルオクタノール及び2−ウンデシルペンタデカノール;及び
高級脂肪酸例えばオレイン酸、リノール酸、リノレン酸、及びこれらの混合物。
本発明の組成物において使用され得る非揮発性シリコーンオイルは、非揮発性のポリジメチルシロキサン(PDMS),ペンダント状である、及び/又はシリコーン鎖の末端にあるアルキル又はアルコキシ基を含むポリジメチルシロキサン(各基は2〜24の炭素原子を含む)、フェニルシリコーン、例えばフェニルトリメチコン、フェニルジメチコン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン及び2−フェニルエチルトリメチルシロキシシリケートであり得る。
非揮発性のオイルは本発明の組成物中において、該組成物の合計重量に対して0.01〜90重量%、特に0.1〜85重量%、より特に1〜70重量%の範囲の濃度で存在し得る。
より一般的に、環境温度及び大気圧において液体であるところの脂肪質物質は、脂肪相の重量に対して0.01〜90重量%、特に0.1〜85重量%の濃度で存在し得る。
環境温度及び大気圧において固体である脂肪質物質に関して、それはワックス、ペースト状の脂肪質、及びガム、及びこれらの混合物から選択され得る。この固体の脂肪質は、組成物の合計重量に対して0.01〜50重量%、特に0.1〜40重量%、より特に0.2〜30重量%の濃度で存在し得る。
即ち、本発明の組成物は環境温度においてペースト状であるところの脂肪質物質を少なくとも1含み得る。
本発明の意味の中において用語「ペースト状脂肪」とは、20℃〜55℃、特に25℃〜45℃の範囲の融点、及び/又は60ヘルツ(Hz)における進行物体回転(moving body turning)でContraves TV又はRheomat 80装置を用いて測定された0.1Pa.s〜40Pa.s(1ポイズ〜400ポイズ),特に0.5Pa.s〜25Pa.sの範囲の40℃における粘度を有する脂肪を含む。当業者は特に、試験されるペースト状化合物の粘度を測定することができるために、MS−r3及びMS−r4で参照されるものの中から、粘度を測定するための進行物体を通常の知識に基づいて選択することができる。
より特に、これらの脂肪は炭化水素化合物、おそらくポリマー状タイプのものであり得る。該脂肪は、シリコーン化合物から選択され得る;該脂肪は、炭化水素、及び/又はシリコーン化合物の混合物の形態であってもよい。種々のペースト状脂肪の混合物があるとき、主な比率として炭化水素のペースト状化合物(おそらくエステル基と共に主に炭素及び水素の原子を含む)を使用することが好ましい。
本発明の組成物における使用に適する脂肪化合物の中で、18Pa.s〜21Pa.s,好ましくは19Pa.s〜20.5Pa.sの範囲の粘度,及び/又は30°C〜55°Cの融点を有する,ラノリン及びラノリン誘導体、例えばアセチルラノリン、オキシプロピレンラノリン、又はイソプロピルラノレート、及びこれらの混合物が挙げられる。酸又は脂肪族アルコールのエステル、特に20〜65の炭素原子を含むもの(約20〜35℃の融点及び/又は0.1Pa.s〜40Pa.sの範囲の40℃における粘度)、例えば、クエン酸セチル又はクエン酸トリイソステアリル;プロピオン酸アラキジル;ビニルポリラウレート;コレステロールのエステル、例えば植物起源のトリグリセリド例えば水素化された植物油、粘性を有するポリエステル、及びこれらの混合物を使用することもまた可能である。植物起源のトリグリセリドとして、水素化されたひまし油誘導体、例えばRheox製の「Thixinr(商標)」を使用することもまたできる。
シリコーンのペースト状脂肪、例えば高分子量のポリジメチルシロキサン(PDMS)及び特に8〜24の炭素原子及び20〜55℃の融点を有するアルキル又はアルコキシタイプのペンダント状鎖を有するもの、例えばステアリルジメチコン、特にDowCorning社によりDC2503(商標)及びDC25514(商標)の商標名で販売されているもの、及びこれらの混合物を挙げることもまた可能である。
ペースト状の脂肪は本発明の組成物中に、該組成物の合計重量に対して0.01〜50重量%、好ましくは0.1〜45重量%、より好ましくは0.2〜30重量%の濃度で存在し得る。
本発明の組成物はワックスをもまた含み得る。ワックスは環境温度(25℃)において固体であり得、液体/固体の可逆的な状態の変化を有し、30℃より高く200℃までであるところの融解温度、0.5MPaより高い硬度を有し、及び固体状態において異方性である結晶組織を示す。それは炭化水素ワックス、フルオロカーボンワックス及び/又はシリコーンワックスであり得、そして動物、植物、鉱物又は合成起源であり得る。例えば蜜蝋、カルナウバロウ、キャンデリラワックス、パラフィンワックス、水素化されたひまし油ワックス、シリコーンワックス又はマイクロクリスタリンワックス及びこれらの混合物から選択され得る。
特に、ワックスは水中ワックス型のエマルジョンの形態で存在し得る。
ワックスは本発明の組成物中に、該組成物の合計重量に対して0.01〜50重量%、特に0.01〜30重量%、そしてとりわけ0.2〜20重量%の含有量において存在し得る。
界面活性剤
本発明の組成物は、組成物の総重量に対して0.1〜30重量%、よりよく5重量%〜15重量%、の範囲の濃度で特に存在するエマルジョン形成性の界面活性剤をもまた含み得る。
界面活性剤は、アニオン性、カチオン性、両性、又はノニオン性である界面活性剤から選択され得る。界面活性剤の性質及び(エマルジョンを形成する)機能の定義については、書類「カークオスマー化学大辞典」(Encyclopedia of Chemical Technology,Kirk−Othmer)、第22巻、333〜432ページ、第3版、1979年、ワイリーを参照されたい。アニオン性及びノニオン性界面活性剤については、この参考文献の特に347〜377ページを参照されたい。
本発明の組成物において好ましく使用される界面活性剤は、
ノニオン性界面活性剤、例えば脂肪酸及び脂肪アルコール;及び/又は
アニオン性界面活性剤
から選択される。
粒子状相
本発明の組成物は、組成物の合計重量に対して0.01〜40重量%、特に0.01〜30重量%、より特に0.05〜20重量%の濃度で存在する追加の粒子状相をもまた含み得る。
特に、少なくとも1の相補的顔料、真珠層剤(nacre)、及び/又は化粧料組成物において使用される種類のフィラーを含み得る。
顔料は、白色又は着色の、鉱物又は有機の、液状親水性相に不溶であり、組成物に着色する及び/又は不透明にする力を与えることを意図された粒子を意味すると理解されるべきである。フィラーは着色又は無色の、鉱物又は合成の、ラメラ又は非ラメラの粒子を意味すると理解されるべきである。真珠層剤は、特に、ある軟体動物により、その殻の中で生産される、あるいは合成される真珠光沢の粒子であると理解されるべきである。
顔料は、組成物の重量に対して、0.01〜25重量%、特に0.01〜15重量%、より特に0.02〜5重量%の濃度で組成物中に存在し得る。
本発明における使用に適する鉱物性顔料は、チタン、ジルコニウム、又はセリウムの酸化物、また亜鉛、鉄、又はクロムの酸化物、第二鉄青、マンガン紫、群青、及びクロム水和物を含む。本発明における使用に適する有機顔料は、カーボンブラック、C&Dタイプの顔料、コチニールカーミンまたはバリウム、ストロンチウム、カルシウム又はアルミニウムに基づくレーキ、又は欧州特許公開第542669号、第787730号、第787731号、及び国際特許出願国際公開第96/08537号に記載されているジケトピロロピロール(DPP)を含む。これらの顔料の量及び/又は選択は、一般的に、考慮下の化粧料組成物に存在するナノチューブの量を考慮して変化される。
真珠層剤は、組成物の組成物総量の0.01〜25重量%、好ましくは0.01〜15重量%、及び特に0.02〜5重量%で組成物中に含まれることができる。
真珠層顔料は、白色真珠層顔料、例えばチタンで被覆されたマイカ、又はオキシ塩化ビスマス、着色真珠層顔料、例えば酸化鉄で被覆されたチタンマイカ、特に第二鉄青又は酸化クロムで被覆されたチタンマイカ、上述のタイプの有機顔料で被覆されたチタンマイカ、及びオキシ塩化ビスマスに基づく真珠層顔料から選ばれることができる。
追加のフィラーは組成物の合計重量に対して0.01〜40重量%、特に0.01〜30重量%、より特に0.02〜20重量%の濃度で存在し得る。その量もまた、一般的に、ナノチューブの量を考慮に入れて調節される。
フィラーは、球状フィラ−、例えばタルク、ステアリン酸亜鉛、マイカ、カオリン、ポリアミドのパウダー(Nylon(商標))(Oragasol(商標)、Atochem社)、ポリエチレンパウダー、テトラフロロエチレンポリマー(Teflon(商標))のパウダー、スターチ、窒化ホウ素、ポリマー状微小球、例えばポリビニリデンクロライド及びアクリロニトリルのポリマー状微小球、例えば、Expancel(商標)(Nobel Industrie社)、アクリル酸コポリマー(Polytrap(商標)、供給元Dow Corning社製)、シリコーン樹脂のマイクロビーズ(例えばTospearls(商標)、Toshiba社)及びオルガノポリシロキサンエラストマーからもまた構成されていてもよい。
組成物は、水溶性または脂溶性の着色剤をも、組成物総重量の0.01〜6重量%、及び好ましくは0.01〜3重量%の範囲の濃度で含んでいてもよい。例えば脂溶性の着色剤は、スーダンレッド、DCレッド17、DCグリーン6、β−カロチン、大豆油、スーダンブラウン、DCイエロー11、DCバイオレット2、DCオレンジ5、及びキノリンイエローである。水溶性の着色剤は、例えばアオゲイトウジュース、及びメチレンブルーにより構成されていてもよい。
さらに、本発明の組成物は、関連分野、より特に化粧料及び皮膚科学で使用される慣用成分のすべてをもまた含んでいてもよい。これらの成分は、特にビタミン、抗酸化剤、増粘剤、オリゴ成分、柔軟剤、封鎖剤、香料、アルカリ性または酸性剤、保存剤、UVフィルター、親水性もしくは親油性活性剤、及びこれらの混合物から選ばれる。これらの種々の成分の量は、関連分野で慣用の量、例えば組成物総重量の0.01〜20重量%の範囲の量である。
当然、当業者は、本発明の組成物の有利な性質が問題の添加により害されない、又は少なくとも著しく該されないように、そのような追加成分の選択、及び/又はこれらの量を選択する。
本発明の組成物は、化粧料又は皮膚科学において慣用的である製造方法を用いて得られ得る。
本組成物は水性又は油性溶液、水中油型エマルジョン、又は油中水型エマルジョンの形態であってもよい。
それはスティック又はケーキに注型された製品の形態、例えば口紅又はバーム、ファンデーションケーキ、抗リンクル組成物、顔色「コレクター」、及び/又は「ビューティファイヤー」、瞼又は頬のためのメイクアップでもまたあり得る。
それは、爪、皮膚、及び/又は***のためのケア製品及び/又はメイクアップの形態であってもよい。
それは、ラッカー、スプレー、ジェル、フォーム、シャンプー、又はコンディショナーの形態であるか否かに関わらず、ケア及び/又はスタイリング目的のために毛髪へ施与するための組成物でもあり得る。
それは、エアロゾル装置において一般的に使用される種類の任意の液化可能なガスであり得る噴射剤の存在下、配合され得る。
本発明は、少なくとも1のケラチン物質、特に皮膚、毛髪及び/又は爪を化粧的に処理する方法であって、本発明の組成物を該物質の上に施与することを含む方法をもまた提供する。
下に与えられる組成物の実施例は非制限的な例により与えられる。
実施例1
1)プロピレンポリオキシド−ブロック−ポリ(ガンマベンジル−L−グルタメート)ブロックポリマーの製造;
2.454グラム(g)の(ガンマ)ベンジル−L−グルタメート−N−カルボキシ無水物がアルゴン下で、60gのジクロロメタンに溶解された;及び
4gのジクロロメタンに溶解された0.875gのα,ω−NHポリプロピレングリコール(4000g/モル)がシリンジを用いて該溶液に添加された。
反応は環境温度において5日間に渡って行われた。
次に、反応媒体はエチルエーテル中で沈殿化された。
白色の粉末が得られ、真空下乾燥され、1.86gのポリマーを与えた。即ち約62%の収率であった。
2)ベンジル基の加水分解によるポリプロピレングリコール−ブロック−ポリ(L−グルタミン酸)ポリマーの製造:
1.86gの上で合成されたポリマーが、15ミリリットル(mL)のトリフルオロ酢酸中で4時間、還流された。
その後、ポリマーはエチルエーテル中で沈殿され、真空下乾燥された。
1.2gのポリマーが回収され、核磁気共鳴(NMR)により測定されて70%の加水分解収率を与えた。
実施例2
ポリアミノ酸−b−ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド)−b−ポリアミノ酸。1000g.モル−1(1g)の質量を有するα,ω−ジNH−ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド)−(ジNH−P(OE/PO))が10mLのクロロホルムの溶液に入れられた。
次に、反応媒体が、窒素下で吹き飛ばされた。0.86gのバリン−NCAが2時間に渡って添加された:ガス(CO)が発生するのが観察された。反応は24時間環境温度において放置された。
この方法は以下のポリマーの生成をもたらした:
Figure 2007513931
a) PO/EO=3/19のモル比を有するα、ω−ジNH−ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド);1000g.モル−1の質量。
c) N−カルボキシ無水物から誘導された:(以下を参照のこと)。
d) 出発混合物における質量比。
e) 精製後のポリマーにおける、NMRにより決定された質量比。
実施例3
上で記載されたのと同じ方法を用いて、以下のポリマーが得られた:
Figure 2007513931
b) 質量10,0001000g.モル―1のα,ω−ジNH−ポリジメチルシロキサン。
c) N−カルボキシ無水物の構造は下に与えられる。
d) 出発混合物の質量比。
e) NMRにより決定された、精製後のポリマーにおける質量比。
Figure 2007513931
実施例4
毛髪のための化粧料組成物
実施例1の化合物が、直接溶解されることにより10重量%において水に溶解された。
溶液はポンプフラスコに入れられ、毛髪の上に噴射された。スプレーは、べたつかない毛髪スタイリング剤組成物を作り出した。
実施例5
毛髪のための化粧料組成物
実施例2.2の化合物が直接溶解されることにより10重量%において水に溶解された。
溶液はポンプフラスコに入れられ、毛髪の上に噴射された。スプレーはべたつかない毛髪スタイリング組成物を与えた。
実施例6
爪のための化粧料組成物
実施例3.1の化合物が酢酸エチル中に20重量%まで溶解された。
該溶液が爪に施与された。
粘着性ではない光沢のあるフィルムがこうして得られた
本発明に従うコポリマーの可能なタイプのいくつかの構造を示す。

Claims (38)

  1. 束縛されたコンフォメーションの少なくとも1の「ロッド」ブロック構造に結合された可変のコンフォメーションの少なくとも1の「コイル」ポリマーブロック構造を含む、少なくとも1のロッドーコイル型ブロックコポリマーを生理学的に許容される媒体中に含む化粧料組成物において、上記ロッドブロック構造はポリマーの性質を有し、かつ完全に又は部分的にペプチドモチーフ又はその類似物から構成されており、上記ペプチドモチーフのフリーの水素原子のいくつか又は全部がロッド構造内の非共有結合性の水素結合に参加していることを特徴とする化粧料組成物。
  2. 上記ロッドポリマー状の構造が、以下の条件、
    <R rod=CN L
    ここで
    Lはモノマーの長さを表す;
    Cは、鎖に課された制限を表し、Cは1より大きく、特に4〜10の範囲である、及び
    Nはブロックを構成するモノマーの数を表す、
    を満足する、その鎖の末端間の平均距離<R >を有することを保証するように、ロッド構造内の非共有結合性の水素結合が十分な数において存在し及び/又は戦略的に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. ロッドポリマーブロック構造が、完全に又は部分的に以下の一般式(II)又は(III)、及びこれらの誘導体を満足することを特徴とする、請求項1又は2のいずれか1項に記載の組成物、

    A−[COCH((RX)−NH]−B: (II)

    Figure 2007513931
    ここで、
    nは3以上の整数を表す;
    mは0〜30の範囲の整数を表す;
    pは0〜1の範囲の整数を表す;
    Xは、
    OR
    NR
    COOR
    NH−(C)(NH)NR
    場合により縮合していてもよく、1〜2の窒素原子を含んでいてもよく、不飽和である複素環;
    SR
    OCOR
    OCONR
    OCOOR
    CONR
    NRCOR
    NRCOOR
    PO(OR
    SSR
    SCOR
    SCOOR;又は
    SOH;
    を表す、
    ,R,及びRは互いに独立して、
    水素原子;
    直鎖、分岐状,場合により環状のアルキル基,特にC〜C12、より特にC〜Cの範囲の基;又は
    芳香族基、特にC〜C30の範囲のアリール、アラルキル、アルキルアリール、又はジアリール、例えばベンジルタイプ;
    を表す、
    は、特にC〜C12の範囲、より特にC〜Cの範囲の、2価の直鎖、分岐状、又は環状であってもよいアルキレン基、又は芳香族基アルキレン基、特にC〜C30の範囲のアリーレン、アラルキレン、又はアルキルアリーレン、又はジアリーレン、例えばベンジレンタイプを表す、
    ここで、R、m、及びXは一般式(II)内でそれぞれ異なる意味を有していてもよく;
    Aは、ヒドロキシル基又は誘導された官能基を表し、コイルブロック構造で構築された結合を表し、又はペプチド重合化を開始できる官能基を表す;
    Bは水素原子を表し、又はコイルブロック構造で構築された結合を表す。
  4. 上記ロッド−コイルブロックポリマーが式(II)を満足することを特徴とする、請求項3に記載の組成物、
    ここで
    mは0〜12の範囲の整数を表す;
    Xは−OR,−NR,−COOR,−NRCOR,−CONR,−NRCOOR,又は−SRから選択された基を表し、ここでR及びRは、互いに独立して水素原子、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、イソプロピル、フェニル、ベンジル、トリフルオロメチル、−(CHOH又は−(CHOH基を表す。
  5. ロッド−ブロック構造が、グリシン、アラニン、フェニルアラニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、メチオニン、グルタミン、グルタミン酸、ヒスジチン、リシン、セリン、トレオニン、トリプトファン、チロシン、プロリン、及びこれらの誘導体からなる群から選択された1以上のアミノ酸のホモ重合又は共重合から誘導されるものであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. ロッドブロック構造が、
    ポリ(L−ロイシン)、ポリ(L−バリン)、ポリ(フェニルアラニン);
    ポリ(L−リシン)及びその誘導体、例えばポリ(N−ベンジルオキシカルボニル−L−リシン)及びポリ(N−トリフルオロアセチル−L−リシン)及びこれらの誘導体、例えば塩酸塩;
    ポリ(L−グルタミン酸)及びその塩、例えばナトリウム塩、及びこれらの誘導体、例えばL−グルタミン酸のC〜C30の範囲のポリガンマ−アルキルエステル、例えばポリ(ガンマ−メチル−L−グルタメート)又はC〜C30の範囲のポリガンマ−アリールエステル又はC〜C30の範囲のポリガンマ−アルキルアリールエステル、例えばポリ(ガンマ−ベンジル−L−グルタメート);
    ポリグルタミン及びその誘導体、例えばポリ(N−ヒドロキシエチル−L−グルタミン)及びポリ(N−ヒドロキシプロピル−L−グルタミン):及び
    上述のモノマーのポリペプチドコポリマーのポリ(ヒドロキシエチル−L−グルタミン及びロイシン)、ポリ(ヒドロキシエチル−L−グルタミン及びバリン),ポリ(ガンマ−ベンジル−L−グルタメート及びロイシン),ポリ(ガンマ−ベンジル−L−グルタメート及びD,L−フェニルアラニン),ポリ(ガンマ−ベンジル−L−グルタメート及びシンナミルグルタメート),ポリ(N−ベンジルオキシカルボニル−L−リシン及びガンマ−ベンジル−L−グルタメート)タイプ,及びこれらの塩及び誘導体、
    であること、又はこれらから誘導されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. ロッドブロックの数平均分子量が、200g/モル〜1,000,000g/モル,特に250g/モル〜800,000g/モル,より特に250g/モル〜500,000g/モルの範囲であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. ロッドブロックが、コポリマーの総重量に対して少なくとも10重量%、特に少なくとも15重量%、又は少なくとも30重量%、かつ特に90重量%以下、又は85重量%以下、又は80重量%以下で存在することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. コイルブロックの一つの鎖の末端間の平均距離、即ち<R coil、が、
    条件
    <R coil=N L
    ここでN及びLは請求項2において定義された通りである、
    を満足することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. コイルブロックが、エチレン、ビニル、アリル、(メタ)アクリレート及び/又は(メタ)アクリルアミドのモチーフ及びこれらの誘導体を含むモノマーのラジカル重合から誘導される1以上のコポリマー又はホモポリマー からできていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. コイルポリマーが;
    ビニル及び(メタ)アクリレート,ビニル及び(メタ)アクリルアミド,ビニル及び(メタ)アクリレート及び(メタ)アクリルアミド,オレフィン及びビニル,並びに(メタ)アクリレート及び(メタ)アクリルアミドコポリマー,また並びに(メタ)アクリレート及び(メタ)アクリレートコポリマー、
    ビニルアセテート、スチレン、ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、エチレン ポリオキシド(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ビニルラウレート、ブチル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル (メタ)アクリレート、クロトン酸, (メタ)アクリル酸、無水マレイン酸、スルホニックスチレン酸、ジメチルジアリルアミン、ビニルピリジン、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、及びこれらの塩に基づくホモポリマー又はコポリマー、
    ポリウレタン及び/又はポリウレア、脂肪族ポリエステル、脂肪族ポリアミド、及びこれらのコポリマーの重縮合体;
    ポリウレタン及び/又はポリウレア、脂肪族ポリエステル、脂肪族ポリアミド、又はこれらのコポリマーの重縮合体、例えばポリ(ウレタン/ウレア)及びポリ(エステル/アミド)の重縮合体;
    開環により得られるポリマーであって、エチレンポリオキシドタイプ,プロピレンポリオキシド及びこれらのコポリマーのポリエーテル、ポリラクチド、ポリエステル、例えばポリカプロラクトン;及びポリオキサゾリン、例えばポリ(2−メチルオキサゾリン),又はポリ(2−エチルオキサゾリン)から選択されたポリマー;
    シロキサンのホモポリマー、例えばポリジメチルシロキサン(PDMS),ポリメチルフェニルシロキサン,及びポリメチルラウリルシロキサン;
    メタセシスにより得られたポリマー、例えばポリ(ノルボルネン)及びこのコポリマー;
    カチオン重合により得られたポリマー、例えばポリビニルアルキルエーテル例えばポリビニルメチルエーテル;
    上述のポリマーの種々のタイプのコポリマー;
    上述のポリマーの種々のタイプと他のポリマーとのコポリマー、例えば、ポリシロキサン及びエチレンポリオキシドのコポリマー;及び
    これらの塩及び誘導体、
    から選択されることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. コイルブロックの数平均分子量が、300g/モル〜1,000,000g/モル,特に500g/モル〜800,000g/モル、より特に500g/モル〜500,000g/モルの範囲であるところの、請求項1〜11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 全体の数平均分子量が700g/モル〜1,000,000g/モル,特に1,000g/モル〜800,000g/モル、より特に2,000g/モル〜500,000g/モルの範囲であるところの、請求項1〜12のいずれか1項に記載の組成物。
  14. 上記ロッドーコイルブロックコポリマーが架橋されていないことを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の組成物。
  15. 上記ロッド−コイルコポリマーが:
    ロッド−ブロック−コイル(ロッド−b−コイルともまた省略される)ジ−ブロック、例えば、エチレンポリオキシド−b−ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート)、ポリ(N−ベンジルオキシカルボニルL−リシン)−b−エチレンポリオキシド,エチレンポリオキシド−b−ポリ(ガンマL−グルタミン酸),ポリL−ラクチド−b−ポリ(ガンマ−ベンジルL−グルタメート),エチレンポリオキシド−b−ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート),ポリ(ガンマベンジルリシン)−b−ポリスチレン,ポリジメチルシロキサン−b−ポリ(L−グルタミン酸),アクリルポリ酸−b−ポリ(L−グルタミン酸),スルホニックポリエステル−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(ガンマメチルL−グルタメート)−b−ポリウレタン、ポリエチレンイミン−b−ポリ(L−フェニルアラニン),ポリメチルオキサゾリン−b−ポリ(L−フェニルアラニン),ポリカプロラクトン−b−ポリ(L−アラニン),ポリカプロラクトン−b−ポリグリシン,ポリブタジエン−b−ポリ(L−グルタミン酸)、ポリジメチルシロキサン−b−ポリ(ベンジル−グルタメート),ポリ(N−ベンジルオキシカルボニルL−リシン)−b−ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド),ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド)−b−ポリ(ガンマL−グルタミン酸),ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド)−b−ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート),及びこれらの塩;
    コイル−ブロック−ロッド−ブロック−コイル又はロッド−b−コイル−b−ロッドトリ−ブロック、例えばポリ(ガンマベンジルL−グルタメート)−b−ポリスチレン−b−ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート),ポリ(L−グルタミン酸)−b−ポリブタジエン−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(L−グルタミン酸)−b−ポリジメチルシロキサン−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート)−b−ポリ(エチレンオキシド又はコプロピレンオキシド)−b−ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート),ポリ(ベンジル−グルタメート)−b−ポリジメチルシロキサン−b−ポリ(ベンジル−グルタメート),ポリ(L−グルタミン酸)−b−アクリルポリ酸−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(L−グルタミン酸)−b−スルホニックポリエステル−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(ガンマメチル−Lグルタメート)−b−ポリウレタン−b−ポリ(ガンマメチル−Lグルタメート;ポリ(L−フェニルアラニン)−b−イミンポリエチレン−b−ポリ(L−フェニルアラニン),ポリ(L−フェニルアラニン)−b−ポリメチルオキサゾリン−b−ポリ(L−フェニルアラニン),ポリ(L−アラニン)−b−ポリカプロラクトン−b−ポリ(L−アラニン),ポリグリシン−b−ポリカプロラクトン−b−ポリグリシン,ポリ(L−バリン)−b−ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド)−b−ポリ(L−バリン),及びこれらの塩、
    を含む群から選択されることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載の組成物。
  16. 組成物の合計重量に対して0.5重量%〜90重量%、特に0.7重量%〜85重量%、より特に0.8重量%〜75重量%の範囲のコポリマーを含むことを特徴とする、請求項1〜15のいずれか1項に記載の組成物。
  17. 少なくとも1の水性相を含むことを特徴とする、請求項1〜16のいずれか1項に記載の組成物。
  18. 上記組成物が少なくとも1の脂肪相を含むことを特徴とする、請求項1〜17のいずれか1項に記載の組成物。
  19. 無水であることを特徴とする、請求項1〜16、及び請求項18のいずれか1項に記載の組成物。
  20. 上記脂肪相が、環境温度及び大気圧において液状である少なくとも1の脂肪、及び/又は環境温度及び大気圧において固体である少なくとも1の脂肪を含むことを特徴とする、請求項18又は19のいずれか1項に記載の組成物。
  21. 環境温度及び大気圧において液状である上記脂肪が、少なくとも1の揮発性又は非揮発性のオイル又はこれらの混合物を含むことを特徴とする、請求項20に記載の組成物。
  22. 環境温度及び大気圧において液状である上記脂肪が、脂肪相の合計重量に対して0.01〜90重量%、特に0.1〜85重量%を占めることを特徴とする、請求項20〜21のいずれか1項に記載の組成物。
  23. 環境温度及び大気圧において固体である上記脂肪が、ワックス、ペースト状脂肪、ガム、及びこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項20〜22のいずれか1項に記載の組成物。
  24. 上記脂肪相が、組成物の合計重量に対して0.01〜50重量%、特に0.1〜40重量%、より特に0.2〜30重量%を構成する少なくとも1の固体脂肪を含むことを特徴とする、請求項18〜23のいずれか1項に記載の組成物。
  25. 上記組成物が、組成物の合計重量に対して0.01〜40重量%、特に0.01〜30重量%、より特に0.05〜20重量%を構成する粒子状相をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜24のいずれか1項に記載の組成物。
  26. 上記粒子状相が、少なくとも1の追加の顔料及び/又は真珠層剤及び/又はフィラーを含むことを特徴とする、請求項25に記載の組成物。
  27. 水中油型エマルジョン、又は油中水型エマルジョンの形態であることを特徴とする、請求項1〜18、及び20〜26のいずれか1項に記載の組成物。
  28. スティック又はケーキとして注型された製品の形態であることを特徴とする、請求項1〜27のいずれか1項に記載の組成物。
  29. 皮膚及び/又は***のためのメイクアップ及び/又はケア製品の形態であることを特徴とする、請求項1〜28のいずれか1項に記載の組成物。
  30. 爪のためのケア製品及び/又はメイクアッ製品の形態であることを特徴とする、請求項1〜27のいずれか1項に記載の組成物。
  31. 毛髪のためのケア製品及び/又はスタイリング組成物の形態であることを特徴とする、請求項1〜27のいずれか1項に記載の組成物。
  32. ケラチン物質に、請求項1〜31のいずれか1項に記載の組成物を施与することを少なくとも含む、ケラチン物質を化粧的に処理する方法。
  33. 界面活性剤として請求項1〜15のいずれか1項に記載のコポリマーを使用する方法。
  34. レオロジー剤として請求項1〜15のいずれか1項に記載のコポリマーを使用する方法。
  35. 束縛されたコンフォメーションの少なくとも1の「ロッド」ブロック構造に結合された可変のコンフォメーションの少なくとも1の「コイル」ポリマーブロック構造を含むロッドーコイル型のブロックコポリマーにおいて、上記ロッドブロック構造がポリマーの性質を有し、かつ完全に又は部分的にペプチドモチーフ又はその類似物から構成されており、上記ペプチドモチーフのフリーの水素原子の全部又はいくつかがロッド構造内の非共有結合性の水素結合に参加していること、及び上記コイルブロックが、
    以下のタイプの少なくとも1のエチレンモノマー少なくとも1、即ちブタジエン、(メタ)アクリル、(メタ)アクリルアミド、アリル、ビニルアルコールエステル、及びビニルエーテル、のラジカル重合から誘導されたラジカルホモポリマー又はコポリマー;
    ポリウレタン及び/又はポリウレア、脂肪族ポリエステル、脂肪族ポリアミドの重縮合体、又はこれらのコポリマー、例えばポリ(ウレタン/ウレア)及びポリ(エステル/アミド)の重縮合体;
    環を開くことにより得られたポリマーであって、ポリエステル、例えばポリカプロラクトン、及びポリオキサゾリン、例えばポリ(2−メチルオキサゾリン)、又はポリ(2−エチルオキサゾリン)から選択されたポリマー;
    シロキサンのホモポリマー、例えばポリジメチルシロキサン(PDMS),及びポリメチルフェニルシロキサン、又はポリメチルラウリルシロキサン;
    メタセシスにより得られたポリマー、例えばポリ(ノルボルネン)およびこれらのコポリマー;
    カチオン重合により得られたモノマーを含むコポリマー、例えばポリビニルアルキルエーテル、例えばポリビニルメチルエーテル;
    上述のポリマーの種々のタイプのコポリマー、例えばポリ(ウレタンシロキサン);
    上述のポリマーの種々のタイプと他のコポリマーとのコポリマー、例えばポリシロキサン及びエチレンポリオキシドのコポリマー、及び
    これらの塩及び誘導体、
    からコポリマーが作られていることを特徴とするブロックコポリマー。
  36. ロッドブロックが請求項2〜8のいずれか1項に記載された通りであることを特徴とする、請求項35に記載のコポリマー。
  37. コイルブロックが請求項12〜14に記載された通りであることを特徴とする、請求項35又は36のいずれか1項に記載のコポリマー。
  38. 以下:
    ロッド−ブロック−コイル ジ−ブロック、例えばポリ(N−ベンジルオキシカルボニルL−リシン)−b−エチレンポリオキシド,エチレンポリオキシド−b−ポリガンマL−グルタミン酸,ポリL−ラクチド−b−ポリ(ガンマ−ベンジルL−グルタメート),エチレンポリオキシド−b−ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート),ポリ(ガンマベンジルリシン)−b−ポリスチレン,ポリジメチルシロキサン−b−ポリ(L−グルタミン酸),アクリルポリ酸−b−ポリ(L−グルタミン酸),スルホニックポリエステル−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(ガンマメチルL−グルタメート)−b−ポリウレタンポリエチレンイミン−b−ポリ(L−フェニルアラニン),ポリメチルオキサゾリン−b−ポリ(L−フェニルアラニン),ポリカプロラクトン−b−ポリ(L−アラニン),ポリカプロラクトン−b−ポリグリシン,ポリブタジエン−b−ポリ(L−グルタミン酸)ポリジメチルシロキサン−b−ポリ(ベンジル−グルタメート),ポリ(N−ベンジルオキシカルボニルL−リシン)−b−ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド),ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド)−b−ポリガンマL−グルタミン酸,ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド)−b−ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート),及びこれらの塩;
    コイル−ブロック−ロッド−ブロック−コイル トリ−ブロック又はロッド−b−コイル−b−ロッド トリ−ブロック、例えばポリ(ガンマベンジルL−グルタメート)−b−プロピレンポリオキシド−b−ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート),ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート)−b−ポリスチレン−b−ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート),ポリ(L−グルタミン酸)−b−ポリブタジエン−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(L−グルタミン酸)−b−ポリジメチルシロキサン−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(L−グルタミン酸)−b−ポリジメチルシロキサン−b−ポリ(L−グルタミン酸)ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート)−b−ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド)−b−ポリ(ガンマベンジルL−グルタメート),ポリ(ベンジル−グルタメート)−b−ポリジメチルシロキサン−b−ポリ(ベンジル−グルタメート),ポリ(L−グルタミン酸)−b−アクリルポリ酸−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(L−グルタミン酸)−b−スルホニックポリエステル−b−ポリ(L−グルタミン酸),ポリ(ガンマメチル−Lグルタメート)−b−ポリウレタン−b−ポリ(ガンマメチル−Lグルタメート,ポリ(L−フェニルアラニン)−b−ポリエチレンイミン−b−ポリ(L−フェニルアラニン),ポリ(L−フェニルアラニン)−b−ポリメチルオキサゾリン−b−ポリ(L−フェニルアラニン),ポリ(L−アラニン)−b−ポリカプロラクトン−b−ポリ(L−アラニン),ポリグリシン−b−ポリカプロラクトン−b−ポリグリシン,ポリ(L−バリン)−b−ポリ(エチレンオキシドコプロピレンオキシド)−b−ポリ(L−バリン),及びこれらの塩、
    を含む群から選択されることを特徴とするコポリマー。
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