JP2007512560A - ビデオ投射方法および装置 - Google Patents

Abstract

本発明は、投射用のビデオデータ１１を有する少なくとも１つの端末１とサーバ２とプロジェクタ３とを備え、前記サーバ２が有線接続５でプロジェクタ３に接続されており、かつ通信ネットワークからアクセス可能である、ビデオ投射装置に関し、この装置は、端末１が、インターフェース（ＡｃｔｉｖｅＸ）を有する、投射のための遠隔制御プログラムを含む．ｏｃｘ拡張子を有するファイルをダウンロードするために、ネットワークおよびネットワークアクセスプロセッサ１５によって、サーバ２がホストするウェブサイト２２に接続でき、ネットワークアクセスプロセッサ１５によるこのファイルの実行により、プロジェクタ３に適合されたビデオプログラム２３による、端末１の画面に表示されるビデオデータ１１の投射が可能になることを特徴とする。

Description

本発明は、ビデオ投射方法および装置に関し、特に、無線ビデオ投射に関する。

従来技術では、図２に示すような無線ビデオ投射装置が知られている。こうしたタイプの装置は、端末１、サーバ２、およびプロジェクタ３を含む。投射を遠隔制御し、投射の開始および停止をわたる制御が可能なソフトウェア１６が、まず端末１にインストールされなければならない。ＶＮＣビューアのようなビデオソフトウェア２３が、プロジェクタ３に有線接続５で接続されているサーバ２にインストールされている。端末１のオペレーティングシステム１２によって遠隔制御投射ソフトウェア１６が実行されると、端末１の画面１４に表示されるビデオデータ１１が、端末１のネットワークカード１０によって、無線ネットワーク４を介してサーバ２へ転送される。サーバ２は、ネットワークカード２０を介してこれらのデータを受信し、カード２０はそのデータをビデオソフトウェア２３に送出する。次いで、ビデオソフトウェア２３はプロジェクタ３にこのデータを送り、それによりプロジェクタ３でこのビデオデータの画面への投射が可能になる。

文書米国特許出願公開第２００３／０１１７５３２号により、従来技術では、パーソナルオルガナイザーのような少なくとも１つの移動体端末とプロジェクタとからなる無線ビデオ投射装置が知られている。端末およびプロジェクタはそれぞれ、互いに無線通信するためのネットワークモジュールを備える。遠隔制御投射ソフトウェアは、例えば、プロジェクタからダウンロードされ、端末にインストールされる。投射されるデータは、端末からプロジェクタに、または有線接続で接続されたデータサーバからプロジェクタに送信される。この装置では、それぞれにあらかじめ遠隔制御投射ソフトウェアがインストールされている複数の端末から送出されるデータの投射を管理することも可能であり、それにより異なる端末から同時に、または一定の順序で送出されるデータの無線投射が可能になる。

こうした従来技術装置の１つの欠点は、端末をこのプロジェクタと共に使う前に、端末に遠隔制御投射ソフトウェアのインストールを開始する必要があることである。また、複数の人間がプロジェクタを同時に使用しようとする場合、プロジェクタを使用する前に全員が各自の端末に前記ソフトウェアをインストールしなければならず、これでは制限が大きく、時間がかかる。

文書欧州特許出願公開第１２４４３０３号は、コンピュータ等の端末から無線接続によってビデオプロジェクタへ送信されるオーディオおよびビデオデータを、ビデオプロジェクタを介して投射することが可能であり、前記データを異なるソースから受信できる、無線ビデオ投射装置を教示している。しかし、この装置は、端末に、異なるソースから得られるデータの受信を可能とする異なるモジュールを装備することを要する。さらに、こうしたモジュールは、データがビデオプロジェクタと互換性のあるように、データの変換を可能とするものでなければならない。

文書米国特許出願公開第２００３／００８１５６１号は、コンピュータおよびビデオプロジェクタを備える無線ビデオ投射装置を教示している。この装置は、コンピュータによるデータの暗号化およびプロジェクタによる符号化されたデータの復号を必要とする。したがって、このビデオプロジェクタは、ビデオプロジェクタの復号モジュールと互換性をもつ特定の暗号化モジュールを備えたコンピュータとのみ使用することができ、これにより、データを投射することになるコンピュータに、前記モジュールをインストールする必要がある。

文書米国特許出願公開第２００２／００９８８１９号は、コンピュータ、サーバ、およびビデオプロジェクタを備え、サーバの存在によりコンピュータの修正が不要な無線ビデオ投射装置を教示している。この装置では、サーバはオペレータによって制御されるコンソールにより制御される。この装置の欠点は、それが複雑であることである。

本発明の目的は、投射されるデータを有する端末を修正することなく投射の遠隔操作が可能な、簡潔なビデオ投射装置を提案することによって、従来技術のいくつかの欠点を除くことである。

この目的は、投射されるビデオデータを含む少なくとも１つの端末とサーバとプロジェクタとを備え、サーバが第１に有線接続でプロジェクタに接続されており第２に通信ネットワークを介してアクセス可能である、ビデオ投射装置であって、端末が、サーバがホストするウェブサイトへのアクセスを介して、インターフェースを提供する投射遠隔制御ソフトウェアを含む．ｏｃｘ拡張子のファイルをダウンロードするために、ネットワークおよびネットワークアクセスソフトウェアを介して、このウェブサイトに接続可能であり、ネットワークアクセスソフトウェアによる．ｏｃｘ拡張ファイルの実行により、プロジェクタに適合されたビデオソフトウェアによる、端末の画面に表示されるビデオデータの投射を可能とすることを特徴とする、ビデオ投射装置によって達成される。

他の態様によれば、端末およびサーバの各々が、それらを通信ネットワークへ接続を可能とすることとこのネットワークを介して互いに通信することとを可能にするネットワークカードを備える。

他の態様によれば、ネットワークは無線ネットワークである。

本発明の他の目的は、端末の画面に表示されるビデオデータをビデオ投射する方法を提供することである。

この目的は、少なくとも以下の、
端末のネットワークアクセスソフトウェアを実行して、端末をインターネット通信ネットワークに接続することを可能にするステップと、
決定されたＵＲＬアドレスをネットワークアクセスソフトウェアに入力して、この通信ネットワークを介して、サーバがホストするウェブサイトにアクセスするステップと、
ウェブページを前記ウェブサイトから端末のネットワークアクセスソフトウェアにダウンロードするステップであって、このページが、インターフェースを提供する遠隔制御投射ソフトウェアを含む．ｏｃｘ拡張子のファイルにリンクされ、それによりネットワークアクセスソフトウェアおよびウェブページのスクリプトが．ｏｃｘ拡張子のファイルを実行および制御することを可能とするステップと、
ネットワークアクセスソフトウェアによって．ｏｃｘ拡張子のファイルを実行することにより、端末の画面に表示されるビデオデータを通信ネットワークに送るステップと、
サーバにインストールされている、ビデオプロジェクタに適合されたビデオソフトウェアによってビデオデータを受信し、そのデータをビデオプロジェクタに送出するステップとを含むことを特徴とする方法によって達成される。

他の特徴によれば、ビデオデータは、サーバに送られる前に、．ｏｃｘ拡張子のファイルによって圧縮され、次いで、ビデオプロジェクタに送られる前に、ビデオソフトウェアによって逆圧縮される。

他の特徴によれば、投射の停止が、端末のネットワークアクセスソフトウェアを閉じることによって達成される。

他の特徴によれば、．ｏｃｘ拡張子のファイルの実行は、．ｏｃｘ拡張子のファイルの実行機能に関連し、．ｏｃｘ拡張子のファイルがリンクされたウェブページ上に示されたボタンのアクティブ化によって引き起こされる。

他の特徴によれば、投射の停止が、．ｏｃｘ拡張子のファイルの実行機能の停止機能に関連し、．ｏｃｘ拡張子のファイルがリンクされたウェブページ上に示されたボタンのアクティブ化によって引き起こされる。

本発明の他の特徴および利点は、以下の説明を添付の図面を参照しながら読めば、より明らかとなるであろう。

図１に示すように、本発明によるビデオ投射装置は、少なくとも１つの端末１とサーバ２とプロジェクタ３とを備え、サーバ２およびプロジェクタ３は、例えば有線接続等の通信手段５で接続されている。端末１は、好ましくはラップトップコンピュータであるが、それだけには限らない。端末１およびサーバ２はそれぞれ、ネットワークカード（それぞれ１０および２０）を備え、それによりそれらを通信ネットワークに接続することが可能になり、このネットワークを介して互いに通信することが可能になる。このネットワークは、好ましくはＷｉ−Ｆｉ、ブルートゥース、ＧＳＭ等の無線ネットワーク４である。

本発明は、従来技術（図２）でのような、インストールされる端末と同数の、異なる様々なソフトウェアプログラム１６の所有を必要とする、時間のかかる厄介な処理である、端末１への遠隔制御投射ソフトウェア１６のインストールの必要なしに、会議室のスクリーン（図示せず）上に投射するためのビデオプロジェクタ３を使用して、端末１の画面１４に表示されるビデオデータ１１を、端末１のオペレーションシステム１２により、端末１のビデオカード１３を介して、投射室のスクリーン上に投射する、装置および方法からなる。

このために、ネットワークアクセスソフトウェアプログラム１５、例えば、それだけには限らないが、インターネットエクスプローラが、あらかじめ端末１にインストールされる。このステップは一般に、端末の購入時に行われる。

また、ビデオプロジェクタに接続されたサーバ２は、決定されたＵＲＬアドレスに対応するウェブサイト２２をホストするＨＴＴＰサーバ（ハイパーテキスト転送プロトコル）を備える。このウェブサイト２２は、ネットワークアクセスソフトウェア１５およびウェブページのスクリプトが．ｏｃｘ拡張子のファイルを実行および制御するのを可能にするアクティブＸ（ＡｃｔｉｖｅＸ）インターフェース２２２を提供する遠隔制御投射ソフトウェア２２１を含む、少なくとも１つの．ｏｃｘ拡張子のファイルがリンクされた少なくとも１つのウェブページを含む。

サーバ２はまた、端末１をＷｉ−Ｆｉネットワークを介してサーバ２に接続することを可能にするＤＨＣＰサーバ（ダイナミックホストコンフィグレーションプロトコル）２１と、．ｏｃｘ拡張子のファイルの実行中に送信されるビデオデータ１１を端末１から直接受け取り、そのデータを有線接続５によってビデオプロジェクタ３に送る、ビデオソフトウェア２３とを備えている。

本発明によるビデオ投射方法は、端末ユーザが、端末１のネットワークアクセスソフトウェア１５を実行する第１のステップを含む。端末１がラップトップコンピュータである場合、端末１は、動的ＩＰアドレスを割り振る最も近いＤＨＣＰサーバを探すことによって、例えばＷｉ−Ｆｉネットワーク等の無線ネットワーク４への接続を試みる。本発明では、これはサーバ２のネットワークカード２０に結合されたＤＨＣＰサーバ２１である。方法の第２のステップは、端末１のネットワークアクセスソフトウェア１５に、サーバ２がホストするウェブサイト２２に対応するＵＲＬアドレスを入力することからなる。次いで、端末１は、無線ネットワーク４を経由し、端末１およびサーバ２のネットワークカード（１０、２０）を介して、サーバ２のウェブサイト２２に接続される（６１、６２、６３）。次いで、．ｏｃｘ拡張子のファイルがリンクされたウェブページが、無線ネットワーク４を経由し、端末１およびサーバ２のネットワークカード１０、２０を介して、端末１のネットワークアクセスソフトウェア１５にロードされる（６４、６５、６６）。遠隔制御投射ソフトウェア２２１を含む．ｏｃｘ拡張子のファイルがリンクされている、前記ウェブページは、したがって、端末のメモリ内に、ネットワークアクセスソフトウェア１５のウェブページに設けられた位置に．ｏｃｘ拡張子のファイルと共にロードされる。前記ウェブページが端末１にロードされるとすぐに、対応するデータが端末１の画面に表示され、自動的に．ｏｃｘ拡張子のファイルが実行される。遠隔制御投射ソフトウェア２２１を含む．ｏｃｘ拡張子のファイルの命令は、ネットワークアクセスソフトウェア１５の言語で直接解釈され、端末１のオペレーティングシステム１２（例えばＷｉｎｄｏｗｓ（登録商標））によって実行される。この実行により、第１に、画面１４に関連するビデオカード１３に向けて、第２に端末１のネットワークカード１０を通して、無線ネットワーク４を介して、サーバのビデオソフトウェア２３に向けて、端末１の画面１４に表示されることが意図されたビデオデータ１１の送信（６７、６８、６９、７０、７１）が可能になる。ビデオデータは、サーバ２に送られる前に、遠隔制御投射ソフトウェアにより、サーバ２のビデオソフトウェア２３が理解可能なフォーマットに変換される。次いで、ビデオソフトウェア７２が、通信手段５を介して、ビデオデータをプロジェクタ３に転送する。この．ｏｃｘ拡張子のファイルは、任意選択で、サーバ２にビデオデータを送る前にビデオデータを圧縮する。この場合、ビデオソフトウェア２３は、プロジェクタ３への転送ステップ７２の前に、このデータを逆圧縮する。

一変形形態では、．ｏｃｘ拡張子のファイルは、自動的には実行されず、ボタンを、例えばマウスのクリックによりアクティブ化される、例えばウェブページに表示された「ＯＮ／ＯＦＦ」ボタンをアクティブ化した後に実行され、このボタンのアクティブ化により、．ｏｃｘ拡張子のファイルの実行を開始する、例えばジャバスクリプトで書かれたスクリプトが実行される。

したがって、ネットワークアクセスソフトウェア（１５）が閉じられるとすぐに、またはウェブページ上の「ＯＮ／ＯＦＦ」ボタン（変形形態により異なる）に対して第２のクリックがなされるとすぐに、データの投射および送信は停止される。

一変形形態（図示せず）では、サーバ２がプロジェクタ３に統合されている。

他の変形形態では、無線ネットワーク４が有線ネットワークで置き換えられる。したがって、サーバ２に、例えばＡＤＳＬ等の適当なモジュールも装備されている。

したがって、遠隔制御投射ソフトウェアを含む．ｏｃｘ拡張子のファイルがリンクされているウェブページが、インタネットエクスプローラナビゲータ等のネットワークアクセスソフトウェア１５によってロードされるとすぐに、端末１の画面１４に表示されることが意図されたビデオデータ１１が、ビデオプロジェクタ３に接続された、例えばＶＮＣビューアタイプのビデオソフトウェア２３を含むサーバ２に送信され、遠隔制御投射ソフトウェアを含む．ｏｃｘ拡張子のファイルが、端末１にインストールする必要なしに実行される。この接続が、例えばインターネットエクスプローラ等のネットワークアクセスソフトウェア１５を閉じることによって中断されるとすぐに、遠隔制御投射ソフトウェアを含む．ｏｃｘ拡張子のファイルは、端末１のＲＡＭメモリから削除される。その後、ビデオ投射が可能になるのは、インターネットエクスプローラのようなネットワークアクセスソフトウェア１５をその決定されたＵＲＬアドレスで開始することにより、決定されたＵＲＬアドレスにより定義されたウェブページ２２を含むＨＴＴＰサーバへの新たなネットワークアクセスが、端末１のユーザによってなされた場合のみである。

本発明では、特許請求の範囲に記載された本発明の適用範囲を逸脱することなく、他の多くの具体的な形の実施形態が可能であることは当業者には明らかであろう。したがって、これらの実施形態は、添付の特許請求の範囲で定義される範囲内で修正されうる例と見なされなければならず、本発明は上記で示した詳細にのみ限定されると解釈されるべきではない。

本発明のビデオ投射装置を示す図である。 従来技術のビデオ投射装置を示す図である。

Claims (8)

1. 投射されるビデオデータ（１１）を含む少なくとも１つの端末（１）とサーバ（２）とプロジェクタ（３）とを備え、サーバ（２）が第１に有線接続（５）でプロジェクタ（３）に接続されており第２に通信ネットワークを介してアクセス可能である、ビデオ投射装置であって、端末が（１）が、インターフェース（ＡｃｔｉｖｅＸ）を提供する遠隔制御投射ソフトウェアを含む．ｏｃｘ拡張子のファイルをロードするために、ネットワークおよびネットワークアクセスソフトウェア（１５）を介して、サーバ（２）がホストするウェブサイト（２２）に接続可能であり、ネットワークアクセスソフトウェア（１５）による．ｏｃｘ拡張ファイルの実行により、プロジェクタ（３）に適合されたビデオソフトウェア（２３）による、端末（１）の画面に表示されるビデオデータ（１１）の投射を可能とすることを特徴とする、ビデオ投射装置。
2. 端末（１）およびサーバ（２）の各々が、それらを通信ネットワークへ接続することとこのネットワークを介して互いに通信することとを可能にするネットワークカード（１０、２０）を備えることを特徴とする請求項１に記載のビデオ投射装置。
3. ネットワークが無線ネットワーク（４）であることを特徴とする請求項２に記載のビデオ投射装置。
4. 端末（１）の画面（１４）に表示されるビデオデータ（１１）をビデオ投射する方法であって、少なくとも以下の、
   端末（１）のネットワークアクセスソフトウェア（１５）を実行して、端末（１）をインターネット通信ネットワークに接続することを可能にするステップと、
   決定されたＵＲＬアドレスをネットワークアクセスソフトウェア（１５）に入力して、この通信ネットワークを介して、サーバ（２）がホストするウェブサイト（２２）にアクセスする（６１、６２、６３）ステップと、
   ウェブページを前記ウェブサイト（２２）から端末（１）のネットワークアクセスソフトウェア（１５）にダウンロードする（６４、６５、６６）ステップであって、このページに、インターフェース（ＡｃｔｉｖｅＸ）を提供する遠隔制御投射ソフトウェアを含む．ｏｃｘ拡張子のファイルがリンクされ、それによりネットワークアクセスソフトウェア（１５）およびウェブページのスクリプトが．ｏｃｘ拡張子のファイルを実行および制御することを可能とする、ステップと、
   ネットワークアクセスソフトウェア（１５）で．ｏｃｘ拡張子のファイルを実行することにより、端末（１）の画面（１４）に表示されるビデオデータ（１１）を通信ネットワークに送る（６７、６８、６９、７０、７１）ステップと、
   サーバ（２）にインストールされている、ビデオプロジェクタに適合されたビデオソフトウェア（２３）によってビデオデータ（１１）を受信し、データをビデオプロジェクタ（３）に送信する（７２）ステップとを含むことを特徴とする方法。
5. ビデオデータ（１１）は、サーバ（２）に送られる（６８、６９、７０、７１）前に．ｏｃｘ拡張子のファイルによって圧縮され、次いで、ビデオプロジェクタ（３）に送られる（７２）前にビデオソフトウェア（２３）によって逆圧縮されることを特徴とする請求項４に記載のビデオ投射方法。
6. 投射の停止が、端末（１）のネットワークアクセスソフトウェア（１５）を閉じることによって引き起こされることを特徴とする請求項４または５に記載のビデオ投射方法。
7. ．ｏｃｘ拡張子のファイルの実行が、．ｏｃｘ拡張子のファイルの実行機能に関連し、．ｏｃｘ拡張子のファイルがリンクされたウェブページ上に示されたボタンのアクティブ化によって引き起こされることを特徴とする請求項４または５に記載のビデオ投射方法。
8. 投射の停止が、．ｏｃｘ拡張子のファイルの実行機能の停止機能に関連し、．ｏｃｘ拡張子のファイルがリンクされたウェブページ上に示されたボタンのアクティブ化によって引き起こされることを特徴とする請求項７に記載のビデオ投射方法。

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