JP2007500096A - 自動車の後方視認装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 自動車の後部に一体的に固定され、汚れから保護されるとともに、衝撃や悪戯が防御されているビデオカメラを備える自動車の後方視認装置を提供する。
【解決手段】 本発明は、自動車の後部に固定されるビデオカメラ(2)を備える後方視認装置(1)に関する。後方視認装置(1)は、ビデオカメラ(2)の前方にある閉位置と、ビデオカメラ(2)のレンズから離れた開位置との間を移動しうるようになっているフラップ(10)と、フラップ(10)を閉位置と開位置との間に移動させうる駆動手段(20)とを備えていることを特徴としている。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明は、自動車の後部に固定されるビデオカメラ(2)を備える後方視認装置(1)に関する。後方視認装置(1)は、ビデオカメラ(2)の前方にある閉位置と、ビデオカメラ(2)のレンズから離れた開位置との間を移動しうるようになっているフラップ(10)と、フラップ(10)を閉位置と開位置との間に移動させうる駆動手段(20)とを備えていることを特徴としている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動車の後部に一体化されたビデオカメラによる後方視認装置に関する。
本発明は、自動車を駐車する際の補助用として、特に効果的なものであるが、必ずしも、この用途に限定されるものではない。
自動車が移動している時、車両の後方の視界、すなわち、車両の後方の道路の一部、特に、他のユーザの動きを監視するビデオカメラは公知である。得られた像は、客室内、特に、運転者の視界内にあるスクリーンに投影される。しかし、このようにしてビデオカメラを用いることは、得られる像が必ずしも好ましくない従来の後方ミラーに比べて、高価となるため、現在のところ、モーターショー用の参考品に限られている。
また、大量生産される自動車用の、駐車を補助するビデオカメラが開発されている。この場合、ビデオカメラにより自動車のすぐ後ろの空間が写され、運転者の視界内に設けたスクリーンに投影される。このようにして、後方ミラーを用いることなく、駐車動作時、特に、後退している時に、運転者を補助する新規な機能が提供される。
このような後方視認装置のビデオカメラは、通常、自動車の後部において、合理的な高さのところに取り付けられている。すなわち、ビデオカメラは、ボディや、例えば、バンパ、リヤスポイラ、後部扉等の自動車の後部に設けられた部材と、直接的に一体化されている。
ビデオカメラは、上述した位置に固定されて、その機能を発揮させるようになっている。ビデオカメラのレンズは、透明な保護スクリーンにより保護されることがある。いずれにしても、ビデオカメラは、レンズの端部または保護スクリーンが支持体とおおむね同一面となるように取り付けられる。
このように取り付けることにより、コストを抑えた簡単な構成とすることができる。また、装置を小型化することができ、簡単に取り付けることが可能となる。しかし、ビデオカメラは、汚れに対して保護されておらず、特に、衝撃や悪戯に対して無防備となっている。
ビデオカメラを引き込み式とし、可動式の保護フラップを設けた後方視認装置がある。この後方視認装置においては、フラップ及びビデオカメラを可動式とする必要があるので、駆動機構は、複雑かつ大型となる。構成が複雑になるため、コストが大となるとともに、装置の信頼性が小となる。また、装置が嵩張るので、装置を自動車の特定部分に取り付ける際に邪魔となったり、取り付けることができなくなったりする。また、可動式であるため、配線が複雑になる。
本発明によると、このような技術的な問題は解決される。本発明の目的は、自動車の後部に一体的に固定されたビデオカメラを備える自動車の後方視認装置を提案することにある。この後方視認装置は、ビデオカメラを汚れから保護するとともに、衝撃や悪戯を防御して、従来の問題点を解消する。
上述した技術的な問題を解決する本発明による後方視認装置は、ビデオカメラのレンズの前方にある閉位置と、レンズの後方にある開位置とに移動するようにして取り付けられたフラップと、閉位置と開位置とにフラップを移動させる駆動手段とを備えている。
このような後方視認装置により、駐車時の補助機能及び後方視界が得られる。
ビデオカメラは、自動車の後部において、ボディやその他の部材に一体的に取り付けられるが、その一部または全体を、ボディの内側に直接的に一体化してもよい。
フラップは、ビデオカメラのレンズを覆う閉位置と、前記ビデオカメラの視界を開く開位置とに移動する。そのため、フラップは、平行運動、回転運動、傾斜運動、旋回運動、またはそれらを組み合わせた運動ができるように取り付けられる。
ビデオカメラのレンズは、外部要因により、汚れたり、後方視認装置の機能が低下したりするので、フラップにより保護される。
本発明により、固定型カメラの上述した利点と、可動式の保護フラップの利点とが発揮される。特に、後方視認装置が使用されていない時に、フラップは、汚れ、衝撃、悪戯に対して効果的に保護する。
また、本発明は、以下の詳細な説明に示す特徴を有し、それらを、単独または技術的に組み合わせて実施することができる。
次に、図面を参照して、本発明の非限定的な実施例を説明する。
簡略化のために、同一部材には、同一符号を付してある。また、本発明の理解のために、必須の部材のみを、寸法比率に拘ることなく示してある。
図1は、透明な保護スクリーン(3)により保護されたレンズを有する公知のビデオカメラ(2)を備える後方視認装置(1)を示す。単に例示的であるこの実施例では、ビデオカメラ(2)及び保護スクリーン(3)は、自動車の後部に取り付けられる支持体(4)に固定されている。
本発明に従い、後方視認装置(1)には、保護スクリーン(3)の前方にある閉位置(図12)と、保護スクリーン(3)から離れた位置にある開位置(図11)とに旋回しうるフラップ(10)が設けられている。また、後方視認装置(1)は、フラップ(10)を閉位置と開位置とに旋回させる駆動手段(20)を備えている。
本発明の1つの特徴によれば、駆動手段(20)(120)は、閉位置と開位置との間にある少なくとも1つの中間位置に、フラップ(10)(110)を固定できるようになっている。
図2から明確にわかるように、フラップ(10)は、管状の曲面部(11)と、自由端にそれぞれ旋回手段である旋回軸をなす円筒部(13a)(13b)を有する2本の連結アーム(12a)(12b)とを備えている。2本の連結アーム(12a)(12b)は、それぞれ、曲面部(11)の上縁(14)の2つの端部に固定され、前記曲面部(11)の凹面(15)側において延びている。
円筒部(13a)(13b)は、互いに適合し、かつ、曲面部(11)の凹面(15)の曲率と対応する軸と同軸である。円筒部(13a)(13b)は、互いに適合し、かつ支持体(4)に固定された2つの解放軸受(5a)(5b)と協動して回転する。すなわち、曲面部(11)は、閉位置と開位置との間を、保護スクリーン(3)に沿って移動する。
本発明の好ましいこの実施例においては、駆動手段(20)は、フラップ(10)を閉位置から開位置へ旋回させる電気モータ(21)を備えている。また、駆動手段(20)は、フラップ(10)を開位置から閉位置へ旋回させる弾性戻し手段(22)を備えている。さらに、駆動手段(20)は、フラップ(10)の移動を開位置及び閉位置で停止させる停止手段(23)(24)を備えている。
この実施例において、電気モータ(21)は、駆動軸を、フラップ(10)を開く一方向のみへ回転させればよいので、通常のものでよい。フラップ(10)が閉位置にある時、電気モータ(21)を制御する電子部は、電気モータ(21)に給電し、電気モータ(21)を駆動させ、それにより、前記フラップ(10)を確実に開位置に保持する。電気モータ(21)が停止すると、フラップ(10)は、弾性戻し手段(22)により、自動的に閉位置へ戻される。
図2及び図3において、弾性戻し手段(22)は、円筒部(13a)の周りに公知のように巻回された渦巻きばねであり、その自由端(25a)(25b)は、支持体(4)及びフラップ(10)にそれぞれ固定された2つの係止部(26a)(26b)と協動してロックする。
この実施例では、停止手段(23)(24)は、全く異なる形状となっている。
図1及び図2は、フラップ(10)を閉位置に停止させる停止手段(23)を詳細に示している。停止手段(23)は、曲面部(11)の基端部(16)に沿って延び、前記曲面部(11)が保護スクリーン(3)を完全に覆った時に、支持体(4)とロックするバー(27)からなっている。
図2、図4及び図5から分かるように、フラップ(10)を開位置に停止させる停止手段(24)は、円筒部(13b)に固定され、フラップ(10)の方向へ後方に延びる爪(28)からなっている。フラップ(10)が開位置(図4)にある時にのみ、爪(28)がフラップ(10)と当接するようになっている。その他の場合、特にフラップ(10)が閉位置(図5)にある時には、爪(28)は、支持体(4)から離れる。
しかし、変形例として、駆動手段(20)を、単なるステッピングモータとしてもよい。このようなモータの駆動軸を、両方向に回転させることにより、フラップ(10)を閉位置から開位置へ、またはその逆へ旋回させることができる。また、駆動軸の回転角を制御することにより、フラップ(10)を開位置または閉位置に停止したり固定したりすることができる。この構成によると、弾性戻し手段(22)及び停止手段(23)(24)が不要となる。
変形例を用いた場合でも、フラップ(10)に対する駆動手段(20)により発生される駆動力は、ギヤ、摩擦ホイール、ベルト等の公知の手段により伝達される。
図1の場合、駆動力は、電気モータ(21)の駆動軸に固定されたピニオン(29)を、フラップ(10)に固定された伝達手段である噛合部(17)と噛合させることにより伝達される。
図6及び図7は、第1の変形例を示す。フラップ(10)を、閉位置と、開位置(図6)を超えた位置にある保管位置(図7)とに、手で移動させることができる。また、後方視認装置(1)には、フラップ(10)を保管位置(図7)に固定するロック手段(40)が設けられている。そのため、駆動手段(20)が破損したり誤動作した場合に、ユーザは、外部からフラップ(10)を押すことができる。このようにして、後方視覚機能を好適に保持することができる。
この変形例では、ロック手段(40)は、支持体(4)に固定されたタング(41)と、停止手段(図6)をなす端部(42)と、爪(28)(図7)の端と一体的に係合する中間部(43)とからなっている。
ロック手段(40)が作動している時、駆動手段(20)は、フラップ(10)を開位置から閉位置へ移動させることはできない。また、前記駆動手段(20)及び弾性戻し手段(22)は、ロック手段(40)を解除できるように構成されていない。すなわち、所定位置にいるユーザのみが、タング(41)を弾性変形させて、相補的な形状の中間部(43)に、爪(28)の端を係合させたり解除させたりすることができる。
図8〜図10は、第2の変形例を示している。この変形例は、天候に対して、後方視認装置(1)を保護するようになっているので、上述した特徴とは全く異なった特徴を有している。
この変形例は、駆動手段(20)を用いることなく、フラップ(10)を閉位置にロックできるロック手段(50)を特徴としている。フラップ(10)を移動させるために、駆動手段(20)のみにより作動及び非作動とされるロック手段(50)は、外部から手で操作することはできない。
図8〜図10の変形例において、ロック手段(50)は、支持体(4)上を弾性的に旋回するように取り付けられ、フラップ(10)に固定されたラグ(53)と係止しうる係止部(52)が設けられたタング(51)を備えている。また、ロック手段(50)は、非噛合部(55)を有するピニオン(54)を備えている。
この特別のピニオン(54)は、ピニオン(29)にではなく、電気モータ(21)の伝達軸に固定され、フラップ(10)に固定された噛合部(17)と噛合するようになっている。さらに、ロック手段(50)は、電気モータ(21)の伝達軸に固定され、タング(51)の端部とスライドして接触しうるカム(56)を備えている。
閉位置(図8)において、タング(51)は、カム(56)の非円形部と接触し、ピニオン(54)の非噛合部(55)は、噛合部(17)と向き合い(図10)、フラップ(10)に固定されたラグ(53)は、前記タング(51)の係止部(52)と係合する。タング(53)により、フラップ(10)の移動が防止され、閉位置に確実にロックできる。
駆動手段(20)が作動すると、電気モータ(21)の伝達軸が回転し、カム(56)及びピニオン(54)が回転する。この際、ピニオン(54)は、噛合部(17)と噛合することはできない。どのような場合でも、カム(56)は、タング(51)を漸進的に押して弾性変形させる。係止部(52)は、ラグ(53)から漸進的に解除され、完全に分離される。それにより、フラップ(10)のロックが解除される。
ピニオン(54)の噛合部は、噛合部(17)と漸進的に噛合し始め、フラップ(10)は旋回する。フラップ(10)は、上述と逆の動作をして、ロック手段(50)によりロックされる。
この変形例において、フラップ(10)は、支持体(4)に設けられたスロット(6)を通過できるように取り付けられている。しかし、本発明の1つの特徴によれば、後方視認装置(1)には、フラップ(10)と支持体(4)とをシールするシール手段(60)が設けられている。このシール手段(60)により、支持体(4)の後方にあるビデオカメラ(2)を、埃や湿気等の全てから保護することができる。
図11及び図12からわかるように、この変形例のシール手段(60)は、フラップ(10)の端部(18)に位置し、前記フラップ(10)が開位置にある時、フラップ(10)と支持体(4)とをシールできる第1シール部(61)を備えている。
シール手段(60)は、フラップ(10)の基端部(16)に位置し、前記フラップ(10)が閉位置にある時、フラップ(10)と支持体(4)とをシールできる第2シール部(62)を備えている。
変形例として、シール手段(60)に、支持体(4)に固定され、スロット(6)に位置し、フラップ(10)とスライドして接触しうる第3シール部を設けることもできる。
上述の説明からわかるように、この変形例において、後方視認装置(1)は、ビデオカメラ(2)のレンズを保護する透明な保護スクリーン(3)を備えている。このように、本発明の好適な特徴によれば、後方視認装置(1)は、フラップ(10)が閉位置と開位置との間を移動している時に、保護スクリーン(3)を清掃する清掃手段(30)を備えている。
本発明の1つの特徴によれば、保護スクリーン(3)の外面は、フラップ(10)の移動経路とおおむね平行であり、清掃手段(30)は、フラップ(10)の端部(18)に固定され、保護スクリーン(3)の前記外面と滑り接触しうるスクレーパーシール(31)を備えている。
スクレーパーシール(31)は、フラップ(10)が閉位置と開位置との間を移動する間、保護スクリーン(3)に接触し続ける。そのため、フラップ(10)を用いた時に、清掃機能が発揮される。
また、図11及び図12からわかるように、保護スクリーン(3)の凸状の外面は、フラップ(10)の移動経路とおおむね平行であり、清掃手段(30)は、フラップ(10)の第1シール部(61)の突出部(32)からなっている。突出部(32)は、保護スクリーン(3)の前記外面と滑り接触する。また、突出部(32)は、保護スクリーン(3)と接触し続けるので、フラップ(10)が閉位置と開位置との間を旋回している時に、清掃機能を発揮する。
変形例として、ビデオカメラ(2)のレンズが保護スクリーン(3)を有していない場合、フラップ(10)が閉位置と開位置との間を移動している時に、ビデオカメラ(2)の外面を清掃しうる清掃手段を、ビデオカメラ(2)に設けることもできる。
図13〜図15は、後方視認装置(1)を構成する主要部材を示している。
図13において、電気モータ(21)は、一方がカメラボックスのカバー(72)と一体となっている、2つの保護ハーフケース(70)(71)の間に設けられている。相補的な固定部材により組み立てられたアッセンブリは、支持体(4)に取り付けることができる(図14及び図15参照)。
支持体(4)は、自動車との境界面となっており、本発明による後方視認装置(1)上でモジュラー化されている。支持体(4)は、ビデオカメラ(2)を収容及び保護するボックス(8)を備えているのが好ましい。ボックス(8)は、透明な保護スクリーン(3)が嵌合される前部開口(9a)と、ビデオカメラ(2)が挿入される後部開口(9b)とを有している。
図15に示す後方視認装置(1)の最終的な組み立て段階では、後部開口(9b)にカバー(72)を取り付けることにより、図13に示したアッセンブリを、支持体(4)に設けられたボックス(8)に組み付ける。この実施例では、フラップ(10)は、ビデオカメラ(2)が固定された支持体(4)に対して移動しうるように取り付けられている。
図16は、本発明の第2の実施例による後方視認装置(100)を示している。
図17からわかるように、支持体(104)は、ビデオカメラ(2)を収容するボックス(108)を有しているのみであるので、簡単な構造となっている。また、前部開口(109a)は、透明な保護スクリーン(103)により閉じられ、後部開口(109b)は、独立したボックスカバー(172)により閉じられている。
図18に示すように、この第2の実施例は、駆動手段(120)の保護ケース(170)に対して移動するように取り付けられたフラップ(110)を備えているという特徴を有している。
後方視認装置(100)の他の主要な部材は、第1の実施例におけるものと共通であるので、詳述しない。保護ケース(170)の底部において、支持体(104)と協動してシールするシール(175)が設けられている。
第2の実施例は、種々の噛合部材間の寸法が小となるという利点があり、それにより、取り付けの精密性が増し、種々の動作雑音が減る。
この発明の他の特徴によれば、フラップ(10)(110)は、透明部材で、例えばポリカーボネートで形成されている。この特徴によると、何らかの原因でフラップ(10)(110)がロックした場合、例えば霜のためにロックされた状態となって、後方視覚機能が低下したとしても、後方の視界が失われることはない。
特に、フラップ(10)(110)は、前記ビデオカメラ(2)のレンズと前記フラップ(10)(110)との相対位置によるビデオカメラ(2)の視界を変更しうるプリズム手段を備えているのが好ましい。例えば、フラップ(10)(110)が閉位置にある時、視界は下側となり、駐車補助機能が発揮され、前記フラップ(10)(110)が開位置または半開位置にある時、後方視界機能が発揮される。
また、本発明は、上述したような後方視認装置(1)(100)を少なくとも1つ備える自動車にも関するものである。
1、100 後方視認装置
2 ビデオカメラ
3、103 保護スクリーン
4、104 支持体
5a、5b 解放軸受
8、108 ボックス
9a 前部開口
9b 後部開口
10、110 フラップ
11 曲面部
12a、12b 連結アーム
13a、13b 円筒部
14 上縁
15 凹面
16 基端部
17 噛合部
18 端部
20、120 駆動手段
21 電気モータ
22 弾性戻し手段
23、24 停止手段
25a、25b 自由端
26a、26b 係止部
27 バー
28 爪
29 ピニオン
30 清掃手段
31 スクレーパーシール
32 突出部
40、50 ロック手段
41 タング
42 端部
43 中間部
51 タング
52 係止部
53 ラグ
54 ピニオン
55 非噛合部
56 カム
60 シール手段
61 第1シール部
62 第2シール部
70、71 保護ハーフケース
72 カバー
170 保護ケース
172 ボックスカバー
175 シール
2 ビデオカメラ
3、103 保護スクリーン
4、104 支持体
5a、5b 解放軸受
8、108 ボックス
9a 前部開口
9b 後部開口
10、110 フラップ
11 曲面部
12a、12b 連結アーム
13a、13b 円筒部
14 上縁
15 凹面
16 基端部
17 噛合部
18 端部
20、120 駆動手段
21 電気モータ
22 弾性戻し手段
23、24 停止手段
25a、25b 自由端
26a、26b 係止部
27 バー
28 爪
29 ピニオン
30 清掃手段
31 スクレーパーシール
32 突出部
40、50 ロック手段
41 タング
42 端部
43 中間部
51 タング
52 係止部
53 ラグ
54 ピニオン
55 非噛合部
56 カム
60 シール手段
61 第1シール部
62 第2シール部
70、71 保護ハーフケース
72 カバー
170 保護ケース
172 ボックスカバー
175 シール
Claims (25)
- −自動車の後部に一体的に固定しうるようになっているビデオカメラ(2)と、
−ビデオカメラ(2)のレンズの前方にある閉位置と、ビデオカメラ(2)のレンズから離れた位置にある開位置とへ移動しうるようにして取り付けられたフラップ(10)(110)と、
−フラップ(10)(110)を、閉位置と開位置とに移動させる駆動手段(20)(120)とを備え、
フラップ(10)(110)は、旋回軸を定める旋回手段(13a)(13b)を備え、かつ一つの位置から他の位置へ移動できるようになっている、自動車の後方視認装置(1)(100)において、
前記フラップ(10)(110)は、
−曲面部(11)と、
−連結アーム(12a)(12b)とを備え、
連結アーム(12a)(12b)を、曲面部(11)及び旋回手段(13a)(13b)に固定してあることを特徴とする後方視認装置(1)(100)。 - 旋回軸は、曲面部(11)の凹面(15)の曲率に対する軸と同軸であることを特徴とする、請求項1記載の後方視認装置(1)(100)。
- フラップ(10)(110)は、駆動手段(20)により発生された伝達力を伝達する伝達手段(17)を備えていることを特徴とする、請求項1または2記載の後方視認装置。
- 伝達手段(17)を、連結アーム(12a)(12b)の一方に設けたことを特徴とする、請求項3記載の後方視認装置(1)(100)。
- 伝達手段(17)を、フラップ(10)(110)と一体化してあることを特徴とする、請求項3または4記載の後方視認装置(1)(100)。
- フラップ(10)(110)を開位置から閉位置へ移動させうる弾性戻し手段(22)(25a)(25b)を備えていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1つに記載の後方視認装置(1)(100)。
- フラップ(10)(110)は、フラップ(10)に固定され、弾性戻し手段(22)の自由端(25b)と係合してロックする係止部(26b)を備えていることを特徴とする、請求項6記載の後方視認装置(1)(100)。
- 係止部(26b)を、フラップ(10)(110)と一体化してあることを特徴とする、請求項7記載の後方視認装置(1)(100)。
- 駆動手段(20)(120)は、閉位置と開位置との間にある少なくとも1つの中間位置に、フラップ(10)(110)を固定できるようになっていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1つに記載の後方視認装置(1)(100)。
- 駆動手段(20)(120)は、
−フラップ(10)(110)を、閉位置から開位置へ移動させうる電気モータ(21)と、
−フラップ(10)(110)を、開位置から閉位置へ移動させうる弾性戻し手段(22)と、
−フラップ(10)(110)を、開位置及び閉位置に停止させうる停止手段(23)(24)と
を備えていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1つに記載の後方視認装置(1)(100)。 - 駆動手段(20)(120)は、フラップ(10)(110)を、閉位置から開位置へ駆動するとともに、フラップ(10)(110)を開位置及び閉位置に停止させうるステッピングモータを備えていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1つに記載の後方視認装置(1)(100)。
- フラップ(10)(110)を、閉位置と、開位置を超えた保管位置とに手で移動させることができ、かつフラップ(10)(110)を保管位置に固定しうるロック手段(40)を備えていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1つに記載の後方視認装置(1)(100)。
- 駆動手段(20)(120)を用いることなく、フラップ(10)(110)を閉位置にロックしうるロック手段(50)を備えていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1つに記載の後方視認装置(1)(100)。
- 支持体(4)(104)に設けられたスロット(6)(106)を通過するようにして、フラップ(10)(110)を取り付け、フラップ(10)(110)と支持体(4)(104)とをシールしうるシール手段(60)を備えていることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1つに記載の後方視認装置(1)(100)。
- シール手段(60)は、フラップ(10)(110)の端部(18)に設けられ、フラップ(10)(110)が開位置にある時、フラップ(10)(110)と支持体(4)(104)とをシールしうる第1シール部(61)と、フラップ(10)(110)の基端部(16)に設けられ、フラップ(10)(110)が閉位置にある時、フラップ(10)(110)と支持体(4)(104)とをシールしうる第2シール部(62)とを備えていることを特徴とする、請求項14記載の後方視認装置(1)(100)。
- シール手段(60)は、支持体(4)(104)に固定され、スロット(6)(106)に位置し、フラップ(10)(110)と滑り接触する第3シール部を備えていることを特徴とする、請求項14または15記載の後方視認装置(1)(100)。
- フラップ(10)(110)が閉位置と開位置との間を移動している間に、ビデオカメラ(2)の外面を払拭する清掃手段(30)(130)を備えていることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか1つに記載の後方視認装置(1)(100)。
- ビデオカメラ(2)のレンズを保護する透明な保護スクリーン(3)(103)と、フラップ(10)(110)が閉位置と開位置とに移動している間、前記保護スクリーン(3)(103)を払拭する清掃手段(30)(130)とを備えていることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか1つに記載の後方視認装置(1)(100)。
- 保護スクリーン(3)(103)の外面は、フラップ(10)(110)の移動経路とおおむね平行であり、清掃手段(30)(130)は、フラップ(10)(110)の端部(18)に固定され、保護スクリーン(3)(103)の外面と滑り接触しうるスクレーパーシール(31)を備えていることを特徴とする、請求項18記載の後方視認装置(1)(100)。
- 保護スクリーン(3)(103)の外面は、フラップ(10)(110)の移動経路とおおむね平行であり、清掃手段(30)(130)は、フラップ(10)(110)の第1シール部(61)の突出部(32)からなり、この突出部(32)は、保護スクリーン(3)(103)の外面と滑り接触するようになっていることを特徴とする、請求項18または19記載の後方視認装置(1)(100)。
- フラップ(10)を、ビデオカメラ(2)が固定された支持体(4)と相対的に移動しうるようにして取り付けてあることを特徴とする、請求項1〜20のいずれか1つに記載の後方視認装置(1)(100)。
- フラップ(110)を、駆動手段(120)の保護ケース(170)と相対的に移動しうるようにして取り付けてあることを特徴とする、請求項1〜20のいずれか1つに記載の後方視認装置(1)(100)。
- フラップ(10)(110)を、透明材料で形成したことを特徴とする、請求項1〜22のいずれか1つに記載の後方視認装置(1)(100)。
- フラップ(10)(110)は、前記ビデオカメラ(2)のレンズと、前記フラップ(10)(110)との相対位置に伴うビデオカメラ(2)の視界を修正しうるプリズム手段を備えていることを特徴とする、請求項23記載の後方視認装置(1)(100)。
- 請求項1〜9のいずれか1つに記載の後方視認装置を、少なくとも1つ備えていることを特徴とする自動車。
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