JP2007333519A - ホース検尺装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造でホース取り出し長さを誤差なく正確に測定する。
【解決手段】ホース取り出し開始時にセンサー1で最先端のマークMを読み取ってからホースHを取り出す。取り出されたホースHの長さが測長手段2で測定されると共に、予め設定された所望のホース切断長さに対する測長手段2からの測定データが表示部4に表示され、表示を確認しながらホースHの取り出し、所望ホース切断長さに到達した時点で、ホースHの末端側のマークMをセンサー1で読み取る。データ処理部3が、測長手段2からの測定データに基づきホース取り出し終了位置のマークMを検索し、ホース取り出し開始時とホース取り出し終了時に読み込んだ両マークMからの長さデータの差を求め、長さデータの差と、所望のホース切断長さとを比較し、両者が一致した時のみ、測定完了信号を出力して作業者に通知される。
【選択図】図1

Description

本発明は、リールなどに巻かれたホースを所望の長さずつ切り売りする場合に使用されるホース検尺装置又はホース計測装置に関する。
詳しくは、少なくともホース先端からの長さデータ又はホース末端までの残量長さデータを持つマークが設けられたホースを取り出しながら、このマークに基づいて該ホースの取り出し長さを測定し、予め設定された所望のホース切断長さだけ取り出された時点で測定完了信号を出力するホース検尺装置に関する。
従来、この種のホース検尺装置として、ホースの表面に、少なくともホース先端からの長さデータ及び残量長さデータを持つマークが表面に単位長さ毎に付けられ、初期値として最先端のホース長さ値と所望のホース切断長さとをデータ処理部に入力した後に、ホース送り出し部を作動してホースが送り出されると、その送り出し路の途中に固定配置したセンサーが、ホース表面のマークから各データを読み取ってデータ処理部へ出力し、このデータ処理部では、マークの中に含まれる上記長さデータ値から最先端のホース長さ値を減算して、実際にホースが送られた長さを求め、先に入力された所望のホース切断長さと比較して、ホースが所望のホース切断長さだけ送られたことを判断したら、測定完了信号を出力してホース送り出し部を停止させると共に、カッターにより自動的に切断し、更にその時点で、センサーがホース表面のマークから残量長さデータを読み取って表示部に表示するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第3086099号公報(第2頁、図1−3)
ところで、ホース自体は円筒形に成形されているため、周方向へねじれ易い性質を持っており、特に環状の巻き取り状態からホースを直線状に引き出した時には更にねじれ易く、断面円弧状に湾曲したホースの外周面に沿ってマークが付されるだけでなく、特に、その外周面の周方向一部にマークが軸方向へ一直線上に配置される場合には、ホースが周方向へねじれてしまうと、それに伴ってマークの位置も周方向へ位置ズレしてしまう。
しかし乍ら、このような従来のホース検尺装置では、走行中のホースからセンサーにより通過するマークの全てを読み取って測定するため、ホースのねじれでマークが周方向へ位置ズレすると、固定配置された一つのセンサーでは通過する全てのマークを確実に読み取るのは困難で、それによりホースの測定に誤差が生じて所望のホース切断長さで正確に切断できない恐れがあるという問題があった。
更に、走行中のホースから通過するマークの全てをセンサーで読み取る必要があるため、ホースの走行速度を高速化したり、マークの間でホースの外面に付着したゴミが通過したり、装置全体の振動などでマークの読み取り時にホースが径方向へ振れると、読み取りミスが発生し易くなり、これらも測定誤差の原因となるという問題があった。
そこで、これらマークの読み取りミスを防止するために、走行中のホースを囲むように複数のセンサーを配置することが考えられる。
しかし、この場合でも読み取りミスを皆無にすることはできず、センサーが増えた分だけ設備や制御に要する費用が必要になって、コストアップになるというという問題がある。
本発明のうち請求項1記載の発明は、簡単な構造でホース取り出し長さを誤差なく正確に測定することを目的としたものである。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、位置ズレしたマークを簡単に読み込むことを目的としたものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の目的に加えて、ホースの戻りによるホース取り出し長さの修正を行うことを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、ホースの取り出し開始時及び取り出し終了時にマークを読み取るセンサーと、取り出されたホースの長さを測定する測長手段と、これらセンサー及び測長手段からの出力データを処理するデータ処理部と、予め設定された所望のホース切断長さに対する測長手段からの測定データを表示する表示部とを備え、上記データ処理部は、ホース取り出し開始時及びホース取り出し終了時のマークをセンサーにて夫々読み込むことで、上記測長手段からの測定データに基づきホース取り出し終了位置のマークを検索して、これらホース取り出し開始時及びホース取り出し終了時の両マークからの長さデータの差を求め、この長さデータの差と、上記所望のホース切断長さとを比較して両者が一致した時に測定完了信号を出力するようにしたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、前記センサーを移動可能に配設した構成を加えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の構成に、前記ホースが取り出し方向と逆方向へ戻った時には、データ処理部は、測長手段でホースの戻り移動を検知して測定データから戻り量を差し引き、その演算結果を表示部に表示するようにした構成を加えたことを特徴とする。
本発明のうち請求項1記載の発明は、ホース取り出し開始時にセンサーで最先端のマークを読み取ってからホースを取り出すことにより、この取り出されたホースの長さが測長手段で測定されると共に、予め設定された所望のホース切断長さに対する測長手段からの測定データが表示部に表示され、この表示を確認しながらホースの取り出しを続け、所望のホース切断長さに到達した時点で、このホースの末端側のマークをセンサーで読み取ることにより、データ処理部が、上記測長手段からの測定データに基づきホース取り出し終了位置のマークを検索して、これらホース取り出し開始時とホース取り出し終了時に読み込んだ両マークからの長さデータの差を求め、この長さデータの差と、上記所望のホース切断長さとを比較することにより、測長手段の測定データとマークの長さデータとで、実際のホース取り出し長さが、重複して検査確認され、これら両者が一致した時のみ、測定完了信号を出力して作業者に通知される。
従って、簡単な構造でホース取り出し長さを誤差なく正確に測定することができる。
その結果、走行中のホースからセンサーにより通過するマークの全てを読み取って測定する従来のものに比べ、ホースのねじれでマークが周方向へ位置ズレしても、ホース取り出し開始時とホース取り出し終了時に停止状態のホースからマークを読み取るため、位置ズレしたマークの位置とセンサーを容易に位置合わせできて、ホースのねじれによるマークの位置ズレに対応できて測定誤差を確実に防止できる。
更に、走行中のホースからマークの全てを読み取らないため、ホースの取り出し速度を高速化できてスピードアップが図れる。
また、マークの読み取りミスを防止するために、ホースを囲むように複数のセンサーを配置する必要がないため、設備や制御を簡素化できてコストの低減化が図れる。
請求項2の発明は、請求項1の発明の効果に加えて、センサーを移動可能に配設することにより、ホースのねじれでマークが周方向へ位置ズレしても、センサーを移動させることで、これら両者が容易に位置合わせされる。
従って、位置ズレしたマークを簡単に読み込むことができる。
その結果、ホースのマークを固定センサーで読み取る従来のものに比べ、ホースのねじれによるマークの位置ズレに対応できてマークの検出ミスを確実に防止できる。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明の効果に加えて、ホースHが取り出し方向と逆方向へ戻った時には、データ処理部3が、測長手段2でホースHの戻り移動を検知して測定データから戻り量を差し引き、この演算結果を表示部4に表示することにより、ホースHが取り出し方向と逆方向へ戻っても、測長手段2の測定データや表示部4の表示に誤差が生じない。
従って、ホースの戻りによるホース取り出し長さの修正を行うことができる。
本発明のホース検尺装置Aは、ホースHの取り出しを開始してホース測定が開始される時及びこの取り出しを終了してホース測定が終了される時において、このホースHに設けられたマークMを読み取るためのセンサー1と、取り出されたホースHの長さを測定するための測長手段2と、これらセンサー1及び測長手段2からの出力データを処理するためのデータ処理部3と、予め設定された所望のホース切断長さに対する測長手段2からの測定データを表示するための表示部4とを備えている。
ホースHは、例えばリール(図示せず)などに巻かれて収納され、その中心位置を回転自在に支持し、例えば特許第3086099号公報に開示されるモーターなどの駆動部で回転することにより、必要な長さ分だけ直線状の繰り出し路Rに沿って送り出すか、或いは該ホースHの先端部を作業者が手で持って引っ張ることにより、必要な長さ分だけ直線状の繰り出し路Rに沿って引き出されるようにしている。
上記ホースHに設けられたマークMは、例えば特許第3086099号公報に開示されるようなホースHの表面に印刷などで付されたバーコードや、それ以外に二次元コードなどの表示記号、或いはホースHの表面又は内部に設けられたICチップなどの情報記憶素子などからなり、ホースHの軸方向へ単位長さ、例えば1m毎に配置される。
これらマークMには、ホースHの長さデータとして、ホースH先端からの長さデータ及び又はホースH末端までの残量長さデータやホースHの全長長さなどの長さ情報が書き込まれるだけでなく、それ以外にも、単価データ、品種データなどの商品情報や、該ホースHの製造工場名、製造ロット番号、製造年月日などの製造情報も書き込むことも可能である。
更に、各マークMには、上記長さ情報や製造情報以外に設定用情報を書き込むことで、予め設定されているマークM以外では、後述する測長手段2がホースHの測定を開始しないようにすることが好ましい。
上記センサー1は、各マークMに書き込まれた夫々の情報を読み込んで、後述するデータ処理部3へ出力する従来周知構造のものであり、前記ホースHの繰り出し路Rの途中に固定配置するか、又は移動可能に配置している。
このセンサー1によって、上述したホース取り出し開始時には、ホースHの最先端に配置されたマークMから情報を読み取り、上述したホースHの取り出しにより後述する所望のホース切断長さに到達して、それ以上のホース取り出しが終了した時には、この取り出されたホースHの末端側で後述する測長手段2と最も接近して配置されたマークMから、再びセンサー1によって情報を読み取るようにしている。
上記測長手段2は、例えばロータリーエンコーダーやそれに類似するエンコーダーなどからなり、前記ホースHの繰り出し路Rの途中に、その検出部(図示せず)を該ホースHの表面に直接的又は間接的に圧接させるように固定配置され、上述したホースHの取り出しによるホース通過距離を該検出部で機械的変位量として電気信号に変換し、この電気信号を処理してホース取り出し長さとし、その測定データを後述するデータ処理部3へ出力している。
特に、この測長手段2が例えばロータリーエンコーダーなどのように、その検出部をホースHの表面に対して直接的又は間接的に圧接させることでホースの移動量を検出する場合には、これら検出部とホースHの表面との間にスリップなどが発生すると、その測定データには誤差が生じるため、おおよその値となる。
上記データ処理部3は、後述する表示部4などが配設される収納ボックス4cに内蔵されるマイクロコンピュータなどからなり、初期値としてホースHを取り出し開始する前に、少なくとも所望のホース切断長さが入力される。
そして、このデータ処理部3は、前記センサー1からホース取り出し開始時に読み込んだマークMの情報と、上述したホースHの取り出しにより所望のホース切断長さに到達してそれ以上のホース取り出しが終了した時に読み込んだマークMの情報とを夫々取り込んで、これら両マークMからの長さデータ、詳しくはホースH先端からの長さデータ同士の差か、又はホースH末端までの残量長さデータ同士の差を求め、この長さデータの差と、該データ処理部3に予め入力された所望のホース切断長さとを比較する。
この際、前記測長手段2からの測定データは、上述したようにその検出部とホースHの表面との間にスリップなどの誤差要因が生じるため、おおよその値となり、実際に取り出されたホースHの長さと相違する可能性がある。
一方、ホース取り出し開始時とホース取り出し終了時に夫々のマークMを確実に読み込むことができれば、これら両マークMからの長さデータの差は、実際に取り出されたホースHの長さと一致する。
そこで、本発明のホース検尺装置Aは、ホース取り出し終了時にマークMを読み込んだ時点で、上記測長手段2からの測定データに基づき、それに最も近いホース取り出し終了位置のマークMを検索して、上記ホース取り出し開始位置のマークMからホース取り出し終了位置のマークMまでの長さデータの差を正確に求め、この長さデータの差と、データ処理部3に予め入力された所望のホース切断長さとを比較することにより、これら両者が一致した時には、測定完了信号を出力するようにして、予め設定された所望のホース切断長さだけ実際にホースHが取り出されたことを、測長手段2とマークMの両方で確認している。
前記表示部4には、予め設定された所望のホース切断長さに対する上記測長手段2からの測定データとして、所望のホース切断長さから測長手段2による測定データを減算すると共に、その減算結果(所望のホース切断長さと測長手段2による測定データとの差)を表示するための測定表示4aが設けられて、上述したホースHの取り出しにより測長手段2の測定データが徐々に増加するのに従って該測定表示4aがカウントダウンされるようにすることが好ましい。
これに加えて、前記センサー1によるホース取り出し開始時に読み込んだマークMからホース取り出し終了時に読み込んだマークMまでの長さデータを表示するマーク通過表示4bを別々に設けることが好ましい。
また、ホースHが取り出し方向と逆方向へ戻った時には、上記測長手段2とデータ処理部3でホースHの戻り移動を検知して、測長手段2からの測定データから戻り量を差し引き、この演算結果に従って上記表示部4の測定表示4aをカウントアップすることが好ましい。
更に、前記データ処理部3から測定完了信号が出力された時には、ホースHの取り出し終了時に読み込んだマークMから、ホースH末端までの残量長さデータを取り込んで上記表示部4の測定表示4a又はマーク通過表示4bのどちらか一方に表示したり、それに加えてホース切断長さに対応する価格を演算して表示したり、品種、販売量、総販売量、総売り上げなどを表示することが好ましい。
このようなデータ処理部3から出力された測定完了信号に基づいて、表示部4の表示内容を変更するか、又はそれ以外の方法により表示することで、予め設定された所望のホース切断長さだけ実際にホースHが取り出されたことを、測長手段2とマークMの両方で確認した旨を作業者に通知している。
以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例1は、図1に示す如く、前記ホース取り出し開始時及び取り出し終了時において、ホースHに設けられたマークMとしてバーコードを、ホースHの繰り出し路Rに対して移動可能なハンディータイプのセンサー1で読み込み、またホースHの取り出しにより所望のホース切断長さに到達した時には、前記データ処理部3から出力される測定完了信号に基づいて、表示部4にホースH末端までの残量長さデータを表示することにより、それを合図として作業者が例えばハサミやカッターなどの切断手段5で人為的にホースHを切断するものである。
更に図示例では、測長手段2を構成するロータリーエンコーダーの周囲に加圧ローラー2aを一体的に設け、この加圧ローラー2aとホースHを挟んでガイドローラー2bが設けられ、作業者がホースHの先端部を手で持ち引っ張るなどして人為的に取り出すことにより、必要な長さ分だけ直線状の繰り出し路Rに沿って引き出される場合を示している。
次に、斯かるホース検尺装置Aの作動及び作用効果について説明する。
先ず、作業者は、ホースHの取り出しを開始する前の時点で、従来周知構造の入力手段(図示せず)によって、データ処理部3に所望のホース切断長さを予め入力しておく。
この所望のホース切断長さは、そのまま表示部4の測定表示4aに表示される。
更に、ホースHの取り出しを開始する時には、取り出す前で停止状態のホースHの最先端に配置されたマークMを、センサー1で読み込むと、このマークMの書き込まれた情報がデータ処理部3へ出力され、ホースH先端からの長さデータ又はホースH末端までの残量長さデータから、該マークMによる測定開始位置が設定されると共に、測長手段2によるホースHの測定が開始される。
また、この際、各マークMに設定用情報が予め書き込まれて、予め設定されているマークM以外では、測長手段2がホースHの測定を開始しないようにすれば、該マークMに基づいてホースHの認識を行って、例えば斯かるホース検尺装置Aで測定不能なホースや他社製のホースが判別され、品質の安定性を図れるという利点がある。
その後、作業者が、ホースHを必要な長さ分だけ繰り出し路R沿いに引き出すなどして取り出せば、そのホース取り出し長さが測長手段2で検出され、この測定データをデータ処理部3へ出力して、表示部4の測定表示4aからカウントダウンすれば、予め設定された所望のホース切断長さに到達した時に、その旨を作業者へ容易に通知することができる。
そして、作業者が、予め設定された所望のホース切断長さに到達したことを確認してホースHの取り出しを終了し、取り出しが終了した停止状態のホースHの末端側で測長手段2と最も接近して配置されたマークMを、センサー1で読み込むと、このマークMの書き込まれた情報がデータ処理部3へ出力され、ホースH先端からの長さデータ又はホースH末端までの残量長さデータから、該マークMによる測定終了位置が設定されると共に、測長手段2によるホースHの測定が終了される。
それにより、データ処理部3が、これら前記ホースHの取り出し開始時にセンサー1で読み込んだマークMからの長さデータと、前記ホースHの取り出し終了時にセンサー1で読み込んだマークMからの長さデータとの差、詳しくはホースH先端からの長さデータ同士の差か、又はホースH末端までの残量長さデータ同士の差が求められ、この長さデータの差と、該データ処理部3に予め入力された所望のホース切断長さとを比較して、両者が一致しない時には、測定完了信号が出力されない。
この場合には、表示部4のマーク通過表示4bに、センサー1によるホース取り出し開始時のマークMからホース取り出し終了時のマークMまでの長さデータが表示されることで、作業者に通知される。
そこで、作業者は、マーク通過表示4bに基づいてホースHを更に取り出すか、或いは取り出し方向と逆方向へ戻すなどの調整作業を行ってから、再度センサー1により、ホースHの取り出しが終了したホースHの末端側で測長手段2と最も接近して配置されたマークMを読み込んで、ホース取り出し開始時のマークMからホース取り出し終了時のマークMまでの長さデータの差が求められ、この長さデータの差と、データ処理部3に予め入力された所望のホース切断長さとを比較して、両者が一致すれば、測定完了信号が出力される。
この測定完了信号の出力に基づいて、上記ホースHの取り出し終了時に読み込んだマークMから、ホースH末端までの残量長さデータを取り込んで表示部4に表示するなどの表示内容の変更や、それ以外の表示方法で、予め設定された所望のホース切断長さだけ実際にホースHが取り出されたことを、測長手段2とマークMの両方で確認した旨が作業者に通知される。
それにより、作業者は、それを合図として例えばハサミやカッターなどの切断手段5で人為的に停止状態のホースHを切断すれば、簡単な構造でありながらホース取り出し長さを誤差なく正確に測定して切断できる。
更に、本実施例では、ホースHの繰り出し路Rに対して移動可能なハンディータイプのセンサー1で、ホースHのマークMを読み込むため、ホースHの取り出しに伴いねじれてマークMが周方向へ位置ズレしても、センサー1側を移動させることでマークMと容易に位置合わせされて、位置ズレしたマークMを簡単に読み込める。
この実施例2は、図2に示す如く、前記ホースHを人為的に取り出すことに代えて、例えばモーターなどの駆動源6aが備えられたホース送り出し部6により、ホースHを強制的に取り出すと共に、所望のホース切断長さに到達した時には、前記データ処理部3から出力される測定完了信号に基づいて作動するカッターなどの駆動切断手段7により、取り出しが終了した停止状態のホースHを自動的に切断する構成が、前記図1に示した実施例1とは異なり、それ以外の構成は図1に示した実施例1と同じものである。
図示例では、上記ホース送り出し部6が、その駆動源6aとしてモーターを連設した前記ガイドローラー2bと、測長手段2を構成するロータリーエンコーダーが一体的に設けられた加圧ローラー2aとの間にホースHを挟み込んで、強制的に取り出される場合を示している。
その他の例として図示せぬが、例えば特許第3086099号公報に開示される如く、ホースHが巻かれたリール(図示せず)を、モーターなどの駆動部で回転することにより、必要な長さ分だけ直線状の繰り出し路Rに沿って送り出すようにすることも可能である。
従って、図2に示す実施例2も、上述した実施例1と同様な作用効果が得られ、それに加えてカッターなどの駆動切断手段7により、ホースHが自動的に切断されるため、作業効率が向上するという利点がある。
尚、前示実施例では、ホース取り出し開始時とホース取り出し終了時に停止状態のホースHのマークMを、移動可能なハンディータイプのセンサー1で読み込んだが、これに限定されず、センサー1を固定配置して、この固定されたセンサー1に向け、停止状態のホースHを移動させることにより、ホースHのねじれで周方向へ位置ズレしたマークMと位置合わせして読み取るようにしても良い。
本発明のホース検尺装置の一実施例を示す説明図である。 本発明のホース検尺装置の他の実施例を示す説明図である。
符号の説明
A ホース検尺装置 H ホース
M マーク R 繰り出し路
1 センサー 2 測長手段
2a 加圧ローラー 2b ガイドローラー
3 データ処理部 4 表示部
4a 測定表示 4b マーク通過表示
4c 収納ボックス 5 切断手段
6 ホース送り出し部 6a 駆動源
7 駆動切断手段

Claims (3)

  1. ホース(H)の長さデータを持つマーク(M)が設けられたホース(H)を取り出しながら、このマーク(M)に基づいて該ホース(H)の取り出し長さを測定し、予め設定された所望のホース切断長さだけ取り出された時点で測定完了信号を出力するホース検尺装置において、
    前記ホース(H)の取り出し開始時及び取り出し終了時にマーク(M)を読み取るセンサー(1)と、取り出されたホース(H)の長さを測定する測長手段(2)と、これらセンサー(1)及び測長手段(2)からの出力データを処理するデータ処理部(3)と、予め設定された所望のホース切断長さに対する測長手段(2)からの測定データを表示する表示部(4)とを備え、上記データ処理部(3)は、ホース取り出し開始時及びホース取り出し終了時のマーク(M)をセンサー(1)にて夫々読み込むことで、上記測長手段(2)からの測定データに基づきホース取り出し終了位置のマーク(M)を検索して、これらホース取り出し開始時及びホース取り出し終了時の両マーク(M)からの長さデータの差を求め、この長さデータの差と、上記所望のホース切断長さとを比較して両者が一致した時に測定完了信号を出力するようにしたことを特徴とするホース検尺装置。
  2. 前記センサー(1)を移動可能に配設した請求項1記載のホース検尺装置。
  3. 前記ホース(H)が取り出し方向と逆方向へ戻った時には、データ処理部(3)は、測長手段(2)でホース(H)の戻り移動を検知して測定データから戻り量を差し引き、その演算結果を表示部(4)に表示するようにした請求項1または2記載のホース検尺装置。
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