JP2007328128A - 光学素子及びその製造方法 - Google Patents

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康浩 藤村
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Abstract

【課題】表面の微細凹凸形状の断面形状が矩形でない場合であっても、基材の軟化温度にかかわらず製作することのできるようにする。
【解決手段】基板2の表面に断面形状が矩形の微細凹凸形状8が形成し、等方的な条件でエッチングを施して三角形の断面形状とする。その上に堆積を行い、かまぼこ型に盛り上がった凸条14として隣接する凸条14間を接触させる。その後、凸条14にスパッタリングを施すことにより断面形状を三角形に近づける。
【選択図】図2

Description

本発明は表面に微細凹凸形状をもち波長板などとして使用される光学素子とその製造方法に関するものである。
波長板は直交する2つの直線偏光の間に位相差を生じさせるもので、1/4波長板、1/2波長板、全波長板などとして用いられ、液晶プロジェクタなどの画像投影装置、光ディスク装置の書込み読出し装置、その他の光学装置に利用されている。
波長板には水晶などの複屈折物質の厚さを調整して常光線と異常光線との位相差が波長に対して所定の関係になるようにした結晶研磨型波長板のほかに、誘電体にてなる微細凹凸表面が複屈折を示すことを利用した格子型波長板も使用されている。本発明は後者の格子型波長板など、表面に微細凹凸形状をもつ光学素子に関するものである。
微細凹凸形状の形成法として、基板表面にフォトリソグラフィーでマスクパターンを形成し、そのマスクパターン形状をドライエッチングにより基板に転写する方法がよく用いられる。
図1にそのようなフォトリソグラフィーを利用した微細凹凸形状を形成する方法の一例を示す。
感光体であるレジスト層4を基板2上に塗布し(A,B)、形成しようとする微細凹凸形状に対応したフォトマスク6を介してレジスト層4の所定の部分をUV(紫外線)光で露光することによりその部分を硬化又は分解させ(C)、その後、硬化していない部分又は露光により分解したレジストを現像液により除去することでレジストパターン4aを形成する(D)。その後、ドライエッチング法によりレジストパターン4aを基板に転写し(E)、残ったレジストパターン4aを灰化などにより除去して、基板2の表面に微細凹凸形状8を得る(F)。
最近は、図1(C)の露光と(D)の現像の工程に替えて、インプリント技術を用いてエッチングマスクを形成する手法が提案されている。インプリント技術ではレジスト層4に替えて基板表面に樹脂層を形成し、型を用いてその樹脂層を成型することによりエッチングマスクとなる樹脂パターンを形成する。その後は、図1(E),(F)の工程によりその樹脂パターンを基板に転写する。
インプリント技術は工程が簡略であり、また大掛かりな露光装置も不要であることから、次世代の技術として注目され盛んに開発が行われている。
近年、表面に微細凹凸形状をもつ複屈折構造を用いて新たな光学特性を得る研究が盛んに行われている。例えば、サブミクロンピッチで高アスペクト比の断面が矩形形状のライン・アンド・スペース構造を形成することで、違いが比較的大きい2波長で共用できる波長板とすることが提案されている(特許文献1参照。)。
また、他の機能として、微細構造の新たな新規光学機能として、屈折率が2より大きい基材部の表面に光の波長以下のピッチで円錐状突起を互いに隣接するように配置した微細凹凸構造を形成し、その微細凹凸構造を基材部より小さい屈折率をもつ透明な平滑層で被うことにより反射防止構造体とすることが提案されている(特許文献2参照。)。
その反射防止構造体の製造方法として、まず、プレス面の形状が基材部の表面に形成しようとする凹凸構造と同一の形状に精密加工されたマスター型を用いて、加熱軟化したガラスをプレス成形することにより、ガラスからなる凹凸構造成形用金型を作製する。そして、その凹凸構造成形用金型を用いて、基材をプレス成形することにより、表面に凹凸構造を有する基材部を作製する。その後、凹凸構造が形成された基材部の表面に透明材料を塗布し、その表面を平坦化することにより反射防止構造体を製造することが記載されている。
特開2004−258297号公報 特開2005−181740号公報
格子型波長板など、表面に微細凹凸形状をもつ複屈折構造を用いた光学素子は、断面が矩形の凸条が互いに平行に等間隔に配置されたものであり、凸条の頂面も隣接凸条間の谷部も平面面となっている。そのため、平坦面で入射光の反射が起こり、その素子を透過型素子として使用する場合には光の利用効率の低下が問題となる。
提案されている反射防止構造体のような表面構造にすることにより反射率を抑えることが考えられるが、その場合は微細凹凸形状をもつ複屈折構造の上層に反射防止層として提案の反射防止構造体を積層することになるが、通常はそのような複雑な構造は製造上の観点から採用しにくい。そのため、一般には、複屈折構造の表面に反射防止膜を形成して低反射率の素子を実現しているが、反射防止膜のみで十分な低反射率を実現するには限界がある。
そこで、本発明の第1の目的は、表面に微細凹凸形状をもつ格子型波長板などの光学素子において、反射防止膜を形成する場合もしない場合も含めて、さらに反射率を抑えて光の利用効率を高めることである。
提案の反射防止構造体の製造方法として記載されているのは、ガラスからなる凹凸構造成形用金型を用いて基材をプレス成形することであるので、基材の材質はガラスよりも低温で軟化するものに限られる。したがって、そのような製造方法は、表面に微細凹凸形状をもつ複屈折構造を用いた光学素子の製造方法として一般化できるものではない。
微細凹凸形状の形成法として、ドライエッチング法が広く用いられている。しかしながら、断面形状が矩形の凹凸であれば問題はないが、断面形状が傾斜をもち、しかも隣接凸条間に底辺を有しない連続した凹凸形状をドライエッチング法により形成するのは非常に難しい。すなわち、まず、フォトリソグラフィーにおいて、現像後の形状は基本的にレジストがあるかないかのデジタル形状である。その後レジストを熱変形させたり、露光の際にUV光の強度を面内方向で露光量が傾斜をもつグラデーション的に変化させることにより、レジストパターンの形状として断面形状の斜面が傾斜をもつような三次元形状に形成する技術は提案されているが、その場合もレジストパターンの隣接する凸部間には平坦面は存在する。ドライエッチングは基本的にレジストパターンをマスクとしてその形状を基板に転写する技術であり、したがって、マスク形状の時点で平坦面が存在している場合には、ドライエッチング工程でその平坦面をなくしたり鋭角状にすることはできないからである。
近年、微細凹凸形状の形成法として、金型を用いて成型するインプリント法が盛んに研究されている。インプリント法では、金型の形状如何では凸部間の谷部が鋭角であるようなマスク形状を形成可能である。しかしながらその後のドライエッチングにおいてはサイドエッチングが少なからず発生し、斜面が垂直でない形状に対してはその傾向が顕著であるため、最終的なエッチング後の形状において凸部間の谷部が平坦ない形状を形成することは困難であった。
インプリント法で形成した形状をそのまま製品として使用したものも提案されている。特許文献2に記載されている反射防止構造体の製造方法もこのインプリント法の範疇に属する。一般には、インプリント法は金型とワーク間に流動性材料を挟み込んで熱や光で硬化させて形状を転写する方法であるため、形状転写材料が限られる。この為、インプリント可能な材料はガラスや金属酸化物に比べ耐環境性で劣っているものがほとんどであり、用途が限れられていた。
また、ドライエッチングでは選択比等の問題で高アスペクト比の形状を形成することが難しい。選択比は被エッチング基板とマスク材のエッチングレート差に依存する。この為、被エッチング材料が難エッチング材である場合にこの問題は顕著である。光学部品に使用される材料は高屈折率(材料)であると設計の自由度が向上する。しかしながら、一般に高屈折率材料は難エッチング材である。
本発明の第2の目的は、表面の微細凹凸形状の断面形状が矩形でない場合であっても、基材の軟化温度にかかわらず製作することのできる製造方法を提供することである。
本発明者らは、誘電体にてなる微細凹凸表面は断面形状が矩形でなくて複屈折を示すことを見出し、本発明をなすに至った。
すなわち第1の目的を達成するための本発明の光学素子は、基板の表面に、誘電体にてなり、傾斜した側面をもつ凸条が互いに平行に、かつ使用波長域に含まれる光の波長以下のピッチで等間隔に配置されていることを特徴とするものである。
凸条の断面形状は三角形又は台形であることが好ましい。この場合の三角形及び台形は幾何学的に厳密な意味での三角形及び台形である必要はなく、断面形状の側辺は直線であることが好ましいが、湾曲していても差支えがない。
隣接する凸条間により形成される谷部は、底部に平坦面をもたない凹条となっていることが好ましい。
凸条の表面には凸条内部の材質とは屈折率の異なる反射防止膜層が形成されていることが好ましい。
また、凸条の材質は基板の材質とは異なっていてもよい。その場合、凸条内部の材質は基板の材質よりも高屈折率であることが好ましい。
このような表面の微細凹凸形状を形成するための第2の目的を達成するための本発明の製造方法は、基板の表面に断面矩形の凸条が互いに平行に、かつこの光学素子を使用するときの使用波長域に含まれる光の波長以下のピッチで等間隔に配置された微細凹凸を形成する微細凹凸形成工程と、その後、ドライエッチング工程と堆積工程を含んで凸条の断面形状を三角形又は台形に加工するドライ加工工程と、を含んでいる。
この場合の凸条の断面形状の三角形及び台形も上に記載しているように幾何学的に厳密な意味での形状である必要はない。
ドライ加工工程は隣接する凸条間に形成される谷部の底に平坦面がなくなるまでドライエッチング工程と堆積工程を交互に繰り返すことが好ましい。このとき、堆積する材料は、1種類のみでなく、屈折率の異なる複数の材料であってもよい。
凸条の材質と基板の材質とが異なったものとするには、この光学素子を使用するときの使用波長域において透明である基板上に所望の屈折率の材料の層を堆積するか、又は張り合わせた後、その材料層に微細凹凸形成工程及びドライ加工工程を施すようにすればよい。
凸条の表面には凸条内部の材質とは屈折率の異なる反射防止膜層を形成するには、ドライ加工工程における堆積工程では微細凹凸形成工程で形成された微細凹凸を構成する材料とは異なる屈折率の材料層を堆積するようにすればよい。
以下に、本発明の製造方法の好ましい形態における流れを概略的に示す。図2はその流れにおける断面形状変化を示したものである。
(A)は図1(F)に示されているドライエッチング後の形状の代表例である。基板2の表面に微細凹凸形状8が形成されている。微細凹凸形状8は断面形状が矩形であり、それぞれの矩形断面形状で示される凸部が紙面垂直方向に延びて凸条となっている。これを初期形状として本発明の光学素子を製作する。
(B)この形状に対して等方的な条件でエッチングを実施すると、図2(B)のような三角形の断面形状となる。この状態では断面形状が矩形から三角形になったものの、隣接する凸条間に平坦面12が残っている。
(C)この形状に同じ材料又は他の材料で堆積を行う。堆積は体積あたりの表面積が小さくなる方向に進行するため、三次元形状の上部及び角部に堆積しやすい特性がある。そのため、この堆積により、図2(C)に示されるように、かまぼこ型に盛り上がった凸条14となる。図2(C)の形状では断面形状の鋭角形状は維持されず、やや丸みを帯びた形状となる。
また、このとき、隣接する凸条14が接近して隣接する凸条14間の平坦面がなくなるようにすることができる。
(D)図2(C)形状を変更する必要がある場合には、例えばArのような不活性ガスによる物理的スパッタリング条件下でエッチングを実施すると、斜面の丸みを帯びた部分の突部がエッチングされやすくなるので、図2(D)に示されるような凸条の断面形状を三角形に近づけることができる。このとき、凸条の断面形状は基板に入射するイオンのエネルギーや圧力等で制御することができる。
図2(B)の段階で隣接する凸条10間の幅が広く、一度の堆積では隣接する凸条10間の平坦部12が残ってしまったり、アスペクト比が高く所望の深さをもつ形状を一度の工程では得られない場合には、図2(C)と(D)の工程を複数回繰り返すことにより、最終的に隣接する凸条14間に平坦面をもたずに、断面が三角形状の凸条が接触して連った形状の微細凹凸構造を得ることができる。
本発明の光学素子は、基板の表面に、誘電体にてなり、傾斜した側面をもつ凸条が互いに平行に、かつ使用波長域に含まれる光の波長以下のピッチで等間隔に配置されているので、誘電体にてなる微細凹凸表面が複屈折を示すことを利用した格子型波長板などの光学素子であるとともに、凸条の側面が傾斜していることにより入射光の反射を抑えた光学素子とすることができる。
隣接する凸条間により形成される谷部が底部に平坦面をもたない凹条となっているようにすることにより入射光の反射をより一層抑えることができる。
凸条の表面には凸条内部の材質とは屈折率の異なる反射防止膜層が形成されているようにすることにより表面での光の反射をより一層抑えることができる。
凸条の材質を基板の材質とは異なったものとすることにより、材料選択の自由度か高まり、製作が容易になる。
本発明の製造方法によれば、微細凹凸形成工程とドライ加工工程とにより断面形状が三角形又は台形の凸条を形成することができる。
図2(C)の堆積工程は、凸条の頂部に近い所がより堆積しやすい性質を有する。このことにより、図2(C)〜(D)の工程の繰り返しで、更に高アスペクト比をもつ形状を形成することが可能となる。マスク形状を掘り込んで上層から下層へ形状転写するドライエッチングのようなトップダウン工程で凹凸形状を形成しようとすれば、深さを深くするためにはマスクとのエッチングレート差を大きくすることが必要となるが、本発明工程では深さは堆積による材料の積み上げで形成し、エッチングはその後の形状調整に使うため、マスク材との選択比を考慮する必要がない。このため、高アスペクト比の形状を作成することが容易となる。また、エッチングは物理的スパッタリングで行うので、ケミカルエッチングとしての反応性が低く、エッチングされ難い難エッチング材料においても加工可能である。
このように、本発明の製造方法によれば、今まで形成が難しいとされてきた凸条間の谷部が鋭角形状である微細凹凸形状も、難エッチング材料では形成困難な高アスペクト比の形状形成を可能となる。
その結果、本発明によれば、実施例で挙げた複屈折構造の微細光学デバイスへの応用展開の他にも、MEMS(Micro Electrical Mechanical System)などの分野にも応用展開が可能である。
(実施例1)
図3を参照して、本発明の光学素子の第1の実施例を製造方法とともに示す。
図3(D)は一実施例の光学素子を表わす。石英ガラス基板20の表面に、誘電体である五酸化タンタルにてなり、断面形状が三角形の凸条28が互いに平行に、かつ使用波長域に含まれる光の波長以下のピッチで等間隔に配置されて表面の微細三次元構造が形成されている。微細三次元構造が形成されている五酸化タンタルは基板の石英よりも屈折率が大きい。隣接する凸条28間により形成される谷部30は、底部に平坦面をもたない凹条となっている。
微細三次元構造上には微細三次元構造を構成する材料とは別の屈折率をもつ材料層が形成されて、素子の表面が平坦化されていてもよい。他の実施例においても同様である。
図3(A)から(D)を参照して製造方法の一実施例を説明する。
(A)厚さ1mmの石英ガラス基板20上に五酸化タンタルを0.5μmの厚さにスパッタリングにより成膜した。成膜した五酸化タンタルは基板とは異なる「材料」の一例である。基板20上に形成する材料層は、基板よりも高屈折率材料であることが好ましく、そのような誘電体の高屈折率材料としては、五酸化タンタルの他に、酸化チタン、五酸化ニオブ、硫化亜鉛、酸化ジルコニウム、ITO(Indium-Tin Oxide)、ZTO(ZrTiO2)、酸化インジウム、酸化スズなどを用いることができる。また、下地基板としてこの実施例では石英ガラス基板を用いたが、最終製品として所望の光学性能を満たすものであれば、他の光学材料でも構わない。
成膜基板を硫酸・過酸化水素混合液で3分間洗浄した。
洗浄後の基板の五酸化タンタル膜上に電子線描画用レジストを滴下し、3000rpmで30秒間スピンコートして塗布した。その後、プリベークとしてホットプレートで200℃で180秒間加熱した。レジスト膜厚は150nmになるように設定した。
レジストを塗布した基板に電子線描画を実施し、ピッチ150nmでライン:スペース=1:1のライン・アンド・スペース状に描画した。ラインは凸条、スペースは凸条間の間隔である。描画後の基板を現像処理することにより深さ150nmでアスペクト比1:1のレジストパターンを得た。
このレジストパターンの微細凹凸形状をドライエッチング法により五酸化タンタルに形状転写した。ここでは、エッチング装置としてICP(誘導結合プラズマ)装置を用い、CHF3の流量を20sccm、圧力を5mTorr、ソースパワー/バイアスパワー=1000W/100Wの条件で45秒間エッチングを実施した。
以上の工程により、石英基板20上に五酸化タンタルにてなる高さ100nm、ピッチ150nmのライン:スペース=1:1のライン・アンド・スペース形状の微細凹凸形状22を形成した。この微細凹凸形状22を基にして断面形状が三角形の凸条からなる微細凹凸形状を形成する。
(B)微細凹凸形状22にスパッタリング装置を用いてスパッタリングを施した。用いたスパッタリング装置は、基板側にRFバイアスを印加することができ、成膜や逆スパッタの際にイオンの入射エネルギーを制御することができる。
このスパッタリング工程では、10mTorrの圧力下でArプラズマを発生させて逆スパッタを実施した。このとき、基板側に80WのRFバイアスを印加し、120秒間スパッタリングを実施した。
この工程によりスパッタリング反応のイールド(反応のしやすさ)の関係により矩形形状の角が取れ、図3(B)に示すような断面形状が三角形の凸条24になる。この時点での寸法はAFM(原子間力顕微鏡)による測定値において凸条24の高さが95nm、凸条24間の谷部25の平坦面の幅が75nmになっている。断面が矩形の凸条22が断面が三角形の凸条24に変形することにより凸条の高さが若干目減りするものの、谷部25の平坦面の幅はほとんど変わらずに、凸条24の三角形状が形成できている。
(C)次に、工程(B)と同じスパッタリング装置を使用し、10mTorrの圧力下でスパッタリング法により五酸化タンタルを250nmの厚さに成膜した。この時は、基板に30Wのバイアスパワーを印加して成膜を行った。低パワーのバイアスを印加しながら成膜することで、凸条24の断面の三角形の上部と下部に堆積する割合を制御し、図3(C)に示すかまぼこ型の断面形状をもつ凸条26形状を形成した。このとき、隣接する凸条26が接触しており、隣接する凸条26間の谷部に平坦面は残っていない。
(D)次に、同じスパッタリング装置を使用し、10mTorrの圧力下でArプラズマを発生し、再度逆スパッタを実施した。このとき、基板側に150WのRFバイアスを印加し、40秒間実施した。やや強めのバイアスパワーを印加することで、凸条26の側面が抉れるようにスパッタリング反応が進行する。このスパッタリング工程により、ピッチ150nm、深さ250nmの断面三角形上の凸条28を得た。隣接する凸条28間の谷部30に平坦面は残っていない。
本実施例における加工された基板を位相差測定機にて測定した結果、位相差は波長400nmで0.275λ、波長425nmで0.25λ、波長450nmで0.23λであり、この構造は波長400〜450nmにおいてλ/4の位相差を示す。
本実施例では堆積工程(C)を1回実施したが、堆積(C)とスパッタリング(D)の組を複数回実施すれば更に深い形状形成も可能である。
(実施例2)
図4を参照して、本発明の光学素子の第2の実施例を製造方法とともに示す。
図4(D)は第2の実施例の光学素子を表わす。石英ガラス基板20の表面に、誘電体にてなり、断面形状が三角形の凸条38が互いに平行に、かつ使用波長域に含まれる光の波長以下のピッチで等間隔に配置されて表面の微細三次元構造が形成されている。微細三次元構造が形成されている材質は基板20の石英よりも屈折率が大きい。隣接する凸条38間により形成される谷部30は、底部に平坦面をもたない凹条となっている。
凸条38は、断面形状が三角形で五酸化タンタルからなる凸条34の表面に、五酸化タンタルとは屈折率の異なる五酸化ニオブからなる反射防止膜層36aが形成されたものである。
図4(A)から(D)を参照してこの実施例の製造方法を説明する。
(A)厚さ1mmの石英ガラス基板20上に五酸化タンタルを0.5μmの厚さにスパッタリングにより成膜した。五酸化タンタル成膜基板を硫酸・過酸化水素混合液で3分間洗浄した。
洗浄後の成膜基板の五酸化タンタル膜上にインプリント法で樹脂にてなる微細凹凸形状を形成した。
そのインプリント法の一例を示す。成膜基板の五酸化タンタル膜上の中心部に被転写樹脂を0.3mg塗布した。被転写樹脂としては、ライトウェルド401(大日本インキ株式会社の製品)を使用した。この樹脂層上に、別途用意した、高さ150nm、ピッチ150nmのライン:スペース=1:2のライン・アンド・スペース形状の微細凹凸形状をもつ石英ガラス製の金型を載せ、面合わせを実施した。次にその面合わせ基板を100kPaで加圧した状態で、波長365nmのUV光を600mj照射して樹脂を硬化させた。その後、金型の離型を行った。以上の工程により五酸化タンタル膜上に高さ150nm、ライン:スペース=2:1のライン・アンド・スペース形状を樹脂で形成した。
この樹脂形状をドライエッチング法により五酸化タンタルに形状転写した。ここでは、エッチング装置としてはICP装置を用い、CHF3の流量を20sccm、圧力を5mTorr、ソースパワー/バイアスパワー=1000W/100Wの条件で55秒間エッチングを実施した。
以上の工程により、石英基板20上に五酸化タンタルにてなる高さ110nm、ピッチ150nmのライン:スペース=2:1のライン・アンド・スペース形状の微細凹凸形状32を形成した。この微細凹凸形状32を基にして断面形状が三角形の凸条からなる微細凹凸形状を形成する。
(B)微細凹凸形状32に実施例1と同じスパッタリング装置を用いてスパッタリングを施した。このスパッタリング工程では、10mTorrの圧力下でArプラズマを発生させて逆スパッタを実施した。このとき、基板側に80WのRFバイアスを印加し、120秒間スパッタリングを実施した。
この工程によりスパッタリング反応のイールドの関係により矩形形状の角が取れ、図4(B)に示すような断面形状が三角形の凸条34になる。この時点での寸法はAFMによる測定値において凸条34の高さが100nm、凸条34間の谷部35の平坦面の幅が50nmになっている。断面が矩形の凸条32が断面が三角形の凸条34に変形することにより凸条の高さが若干目減りするものの、谷部35の平坦面の幅はほとんど変わらずに、凸条34の三角形状が形成できている。
(C)次に、工程(B)と同じスパッタリング装置を使用し、10mTorrの圧力下でスパッタリング法により五酸化ニオブを200nmの厚さに成膜した。この時は、基板に30Wのバイアスパワーを印加して成膜を行った。低パワーのバイアスを印加しながら成膜することで、凸条34の断面の三角形の上部と下部に堆積する割合を制御し、図4(C)に示すかまぼこ型の断面形状をもつ凸条36形状を形成した。このとき、隣接する凸条36が接触しており、隣接する凸条36間の谷部に平坦面は残っていない。
(D)次に、同じスパッタリング装置を使用し、10mTorrの圧力下でArプラズマを発生し、再度逆スパッタを実施した。このとき、基板側に150WのRFバイアスを印加し、40秒間実施した。やや強めのバイアスパワーを印加することで、凸条36の側面が抉れるようにスパッタリング反応が進行する。このスパッタリング工程により、ピッチ150nm、深さ290nmの断面三角形状の凸条38を得た。隣接する凸条38間の谷部30に平坦面は残っていない。
本実施例では、100nmの高さの五酸化タンタルの断面が三角形状の凸条34上に、底部においては50nm、頂部においては190nmの厚さの五酸化ニオブ層36aが乗っている形になる。このように複数層の構成にして各層間の屈折率を変えることで、より強いアンチ・リフレクト(低反射率)効果を発現することが可能となる。
本実施例における加工された基板を位相差測定機にて測定した結果、位相差は波長520nmで0.275λ、波長560nmで0.25λ、波長600nmで0.23λであり、この構造は波長520〜600nmにおいてλ/4の位相差を示す。
なお、凸条34上の五酸化ニオブ層36aの底部と頂部の成膜量は、スパッタリング装置のチャンバー内圧力によって平均自由工程を制御すること、及び堆積する基板にバイアスパワーを印加しイオンの入射エネルギーを設定することにより、五酸化ニオブ層36aの成膜量が凸条34上の底部と頂部で等しい状態から頂部で厚く堆積された状態まで任意に制御可能である。
(実施例3)
図5を参照して、本発明の光学素子の第3の実施例を製造方法とともに示す。
図5(E)は第3の実施例の光学素子を表わす。石英ガラス基板20の表面に、誘電体である五酸化タンタルにてなり、断面形状が三角形の凸条28が互いに平行に、かつ使用波長域に含まれる光の波長以下のピッチで等間隔に配置されて表面の微細三次元構造が形成されている。微細三次元構造が形成されている五酸化タンタルは基板の石英よりも屈折率が大きい。隣接する凸条28間により形成される谷部30は、底部に平坦面をもたない凹条となっている。
本実施例では、凸条28の頂部28aが断面形状において半径5nm程度の円形になっており、凸条28の表面には反射防止膜が形成されている。
図5(A)から(E)を参照して本実施例の製造方法を説明する。
(A)〜(D)図3に示される第1の実施例の製造方法(A)から(D)に従い、五酸化タンタルからなるピッチ150nm、深さ250nmの断面三角形上の凸条28を得た。隣接する凸条28間の谷部30に平坦面は残っていない。
(E)続いて、同じスパッタリング装置を使用し、50mTorrの圧力下でArプラズマを発生し、逆スパッタを20秒間実施した。このとき、バイアスパワーはかけずに自己バイアスのみで実施した。この工程により、凸条28の底部の形状は変化せずに、頂部が変形して断面形状で半径が5nmの円弧状になった。
次に、この微細凹凸形状に反射防止膜を形成した。反射防止膜は、λ=450nmとしてAl23(膜厚nd=λ/2)、ZrO2(膜厚nd=λ/2)、MgF2(膜厚nd=λ/4)の条件にて成膜した。
この光学素子も実施例1のものと同様に、波長400〜450nmにおいてλ/4の位相差を示す波長板となった。
(実施例4)
図6を参照して、本発明の光学素子の第4の実施例を製造方法とともに示す。
図6(C)は第4実施例の光学素子を表わす。ホウケイ酸ガラス基板40の表面に、誘電体である五酸化タンタルにてなり、断面形状が台形の凸条46が互いに平行に、かつ使用波長域に含まれる光の波長以下のピッチで等間隔に配置されて表面の微細三次元構造が形成されている。微細三次元構造が形成されている五酸化タンタルは基板のホウケイ酸ガラス基板40よりも屈折率が大きい。隣接する凸条46間により形成される谷部48は、底部に平坦面をもたない凹条となっている。凸条46の表面及び側面には反射防止膜が形成されている。
図6(A)から(C)を参照して本実施例の製造方法を説明する。
(A)厚さ1mmのホウケイ酸ガラス基板40上に五酸化タンタルを0.5μmの厚さにスパッタリング法により成膜した。五酸化タンタル成膜基板を硫酸・過酸化水素混合液で3分間洗浄した。
洗浄後の基板の五酸化タンタル膜上に電子線描画用レジストを滴下し、3000rpmで30秒間スピンコートして塗布した。その後、プリベークとしてホットプレートで200℃で180秒間加熱した。レジスト膜厚は150nmになるように設定した。
レジストを塗布した基板に電子線描画を実施し、ピッチ150nmでライン:スペース=2:1のライン・アンド・スペース状に描画した。描画後の基板を現像処理することにより深さ150nmでアスペクト比1:1のレジストパターンを得た。
このレジストパターンの微細凹凸形状をドライエッチング法により五酸化タンタルに形状転写した。エッチング装置としてICP装置を用い、CHF3の流量を20sccm、圧力を5mTorr、ソースパワー/バイアスパワー=1000W/100Wの条件で45秒間エッチングを実施した。
以上の工程により、ホウケイ酸ガラス基板40上に五酸化タンタルにてなる高さ150nm、ピッチ150nmのライン:スペース=2:1のライン・アンド・スペース形状の微細凹凸形状42を形成した。この微細凹凸形状42を基にして断面形状が三角形の凸条からなる微細凹凸形状を形成する。
(B)実施例1と同じスパッタリング装置を用い、まず、10mTorrの圧力下でArプラズマを発生し逆スパッタを実施した。このとき、基板側に80WのRFバイアスを印加し、40秒間実施した。
この工程によりスパッタリング反応のイールドの関係により凸条42の断面矩形形状の角が取れ、図4(B)に示されるような断面が台形形状になる。この時点での断面形状の寸法は、AFM測定値において底部幅が50nm、高さが150nmになっていた。本実施例においては逆スパッタの時間を短く設定してあるので、凸条42の高さも谷部45の平坦面の幅もほとんど変わらずに、断面が台形の凸条44が形成できている。
(C)次に、工程(B)と同じスパッタリング装置を使用し、5mTorrの圧力下で五酸化タンタルを100nmの厚さに成膜した。このとき、基板にバイアスパワーを20W印加して成膜を行った。高真空条件で、弱めのバイアスを印加しながら成膜することにより、断面形状が台形の頂部と底部での成膜レート差を小さくし、図6(C)に示されるような高さが250nmの断面形状が台形の凸条46を形成した。
この成膜を実施することにより、隣接する凸条46が接触しており、隣接する凸条46間の谷部の平坦面は消滅し、凸条46の頂面の角が丸味を帯び、半径5nm程度の曲面になっている。
その後、この微細凹凸形状に図3に示される実施例3と同様に反射防止膜を形成した。
本実施例における加工された基板を位相差測定機にて測定した結果、位相差は波長400nmで0.18λ、波長550nmで0.123λ、波長700nmで0.096λであり、この実施例による素子は、波長400〜700nmにおいてλ/8の位相差を示す波長板となった。
(実施例5)
図7を参照して、本発明の光学素子の第5の実施例を製造方法とともに示す。
図7(B)は第5実施例の光学素子を表わす。石英ガラス基板50の表面に、誘電体である五酸化タンタルにてなり、断面形状が三角形の凸条54が互いに平行に、かつ使用波長域に含まれる光の波長以下のピッチで等間隔に配置されて表面の微細三次元構造が形成されている。微細三次元構造が形成されている五酸化タンタルは基板の石英ガラス基板50よりも屈折率が大きい。隣接する凸条54間により形成される谷部55は、底部に平坦面をもっている。凸条54の表面、側面及び谷部55の底面には反射防止膜が形成されている。
図7(A)及び(B)を参照して本実施例の製造方法を説明する。
(A)厚さ1mmの石英ガラス基板50上に酸化タンタルを0.5μmの厚さにスパッタリング法により成膜した。五酸化タンタル成膜基板を硫酸・過酸化水素混合液で3分間洗浄した。
洗浄後の基板の五酸化タンタル膜上に電子線描画用レジストを滴下し、3000rpmで30秒間スピンコートして塗布した。その後、プリベークとしてホットプレートで200℃で180秒間加熱した。レジスト膜厚は150nmになるように設定した。
レジストを塗布した基板に電子線描画を実施し、ピッチ150nmでライン:スペース=4:1のライン・アンド・スペース状に描画した。描画後の基板を現像処理することにより深さ150nmでアスペクト比5:1のレジストパターンを得た。
このレジストパターンの微細凹凸形状をドライエッチング法により五酸化タンタルに形状転写した。エッチング装置としてICP装置を用い、CHF3の流量を20sccm、圧力を3mTorr、ソースパワー/バイアスパワー=1000W/100Wの条件で45秒間エッチングを実施した。
以上の工程により、石英ガラス基板50上に五酸化タンタルにてなる高さ150nm、ピッチ150nmのライン:スペース=4:1のライン・アンド・スペース形状の微細凹凸形状52を形成した。この微細凹凸形状52を基にして断面形状が三角形の凸条からなる微細凹凸形状を形成する。
(B)工程(A)と同じICP装置を用い、Arの流量を20sccm、圧力を3mTorr、ソースパワー/バイアスパワー=1000W/80Wの条件で25秒間エッチングを実施した。
この工程によりエッチング反応のイールドの関係により断面形状が矩形形状の凸条52の角が取れ、図7(B)に示されるような断面形状が三角形の凸条54となる。この時点での寸法は、AFM測定値において凸条54の断面形状の高さが150nm、隣接する凸条54間の谷部55の底部の幅が30nmで、凸条52の高さも谷部55の平坦面の幅もほとんど変わらずに、断面が三角形の凸条54が形成できている。
その後、この微細凹凸形状に図3に示される実施例3と同様に反射防止膜を形成した。
本実施例における加工された基板を位相差測定機にて測定した結果、位相差は波長400nmで0.135λ、波長425nmで0.124λ、波長450nmで0.117λであり、この実施例による素子は、波長400〜450nmにおいてλ/8の位相差を示す波長板となった。
フォトリソグラフィーを利用した微細凹凸形状を形成する方法の一例を示す工程断面図である。 本発明の製造方法の流れを工程断面図である。 第1の実施例を示す工程断面図である。 第2の実施例を示す工程断面図である。 第3の実施例を示す工程断面図である。 第4の実施例を示す工程断面図である。 第5の実施例を示す工程断面図である。
符号の説明
2 基板
8,22,32 微細凹凸形状
10,14,22,24,26,28,34,38,42,46 凸条
12 凸条間の平坦面
20 石英ガラス基板
25,30,35,45,48 谷部
28a 頂部
36a 反射防止膜層
40 ホウケイ酸ガラス基板

Claims (11)

  1. 基板の表面に、誘電体にてなり、傾斜した側面をもつ凸条が互いに平行に、かつ使用波長域に含まれる光の波長以下のピッチで等間隔に配置されていることを特徴とする光透過型の光学素子。
  2. 前記突条の断面形状は三角形又は台形である請求項1に記載の光学素子。
  3. 隣接する前記凸条間により形成される谷部は、底部に平坦面をもたない凹条となっている請求項1又は2に記載の光学素子。
  4. 前記凸条の表面には凸条内部の材質とは屈折率の異なる反射防止膜層が形成されている請求項1から3のいずれかに記載の光学素子。
  5. 前記凸条の材質は前記基板の材質とは異なっている請求項1から4のいずれかに記載の光学素子。
  6. 前記凸条内部の材質は前記基板の材質よりも高屈折率である請求項5に記載の光学素子。
  7. 請求項1に記載の光学素子を製造する方法であって、
    基板の表面に断面矩形の凸条が互いに平行に、かつ該光学素子を使用するときの使用波長域に含まれる光の波長以下のピッチで等間隔に配置された微細凹凸を形成する微細凹凸形成工程と、
    その後、ドライエッチング工程と堆積工程を含んで前記凸条の断面形状を三角形又は台形に加工するドライ加工工程と、
    を含むことを特徴とする光学素子製造方法。
  8. 前記ドライ加工工程は隣接する凸条間に形成される谷部の底に平坦面がなくなるまでドライエッチング工程と堆積工程を交互に繰り返す請求項7に記載の光学素子製造方法。
  9. 該光学素子を使用するときの使用波長域において透明である基板上に所望の屈折率の材料の層を堆積し、この材料層に前記微細凹凸形成工程及びドライ加工工程を施す請求項7又は8に記載の光学素子製造方法。
  10. 該光学素子を使用するときの使用波長域において透明である基板上に所望の屈折率の材料層を張り合わせ、この材料層に前記微細凹凸形成工程及びドライ加工工程を施す請求項8又は8に記載の光学素子製造方法。
  11. 前記ドライ加工工程における堆積工程では前記微細凹凸形成工程で形成された微細凹凸を構成する材料とは異なる屈折率の材料層を堆積する請求項7から10のいずれかに記載の光学素子製造方法。
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