JP2007327163A - 増毛布及び増毛方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 日々簡単な作業によって、手軽に、且つ自然に増毛措置を行う事ができる増毛シートの提供。
【解決手段】 使用者の自毛よりも細い複数の縮れた合成樹脂毛を纏めて柔軟性を具備した綿状、又は解きほぐし可能なシート状に成形してなる増毛布、及び当該増毛布を、前記合成樹脂毛の密集の度合いが所望の密度となる様に解きほぐし、裁断し、増毛箇所に接着する増毛法。
【選択図】 図3

Description

本発明は、頭部その他の薄げ部分又は無毛部分に対する増毛手段に関し、頭皮に貼り付けて無毛部分を隠す増毛材に関する。
従来から存在する増毛手法には、自毛に増毛用毛髪を結びつける手法(例えば、下記特許文献1参照)、基体に増毛用毛髪を植設してなる増毛ピースを頭皮に接着する手法(例えば、下記特許文献2及び特許文献3)、或いは比較的大規模な増毛ピースを、止め具、又はネットから自毛を引き出す等の方法で定着させる等の手法(例えば、下記特許文献4及び特許文献5)が存在する。これと異なる形態としては、毛色の粉を頭髪に振り掛け、毛の密度の低さを色で補う手法やそれに用いる製品も存在する。
特開平9−268414号公報 特開2002−227022号公報 特開平8−158130号公報 特開平9−324317号公報 特開平7−42006号公報
しかしながら、前記何れの手法にあっても、視覚的に増毛手段として顕著な外観的特長によって自ら使用するに際して嫌悪感を惹起させる場合が有る他、その製造過程においても特殊な技能を要することから比較的高価であるという問題や、日々の使用に手間がかかり、或いは薄毛の程度に応じた自然な風合いを出すには相応の手技が要求される場合もあり、抜け毛や薄毛に悩む者に採用を躊躇させる場合が少なくなかった。また、前記毛色の粉を振り掛ける手法にあっては、頭髪のボリュームが依然として薄く、その実用効果は所定量の自毛を有する限られた条件でのみ期待できるものであった。更に、頭髪以外にも、髭や胸毛など、顔や身体に生える毛に対する個人的な願望に関る要請も少なくない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、日々簡単な作業によって、手軽に、且つ自然に増毛措置を行う事ができる増毛布及びそれを用いた増毛方法の提供を目的とする。
上記課題を解決する為になされた本発明による増毛布は、複数の縮れた合成樹脂毛を纏めて柔軟性を具備した綿状に成形してなる構成、複数の縮れた合成樹脂毛を纏めて解きほぐし可能なシート状に成形した構成、又は前記いずれかの増毛布から複数の直線的な合成樹脂毛を延設してなる構成である事を特徴とする。尚、約30μmから60μm程度の太さの合成樹脂毛を用いれば、一部の特例を除くほとんどの使用者について自然で、且つ効果的な増毛効果が得られている。
また、上記課題を解決する為になされた本発明による増毛法は、縮れた合成樹脂毛からなる前記いずれかの増毛布を構成する綿状又はシート状の部分を、前記合成樹脂毛の密集の度合いが所望の密度となる様に解きほぐし、裁断し、増毛箇所に接着する手法、又は縮れた合成樹脂毛からなる前記いずれかの増毛布を構成する綿状又はシート状の部分を、前記合成樹脂毛の密集の度合いが所望の密度となる様に解きほぐし、裁断し、増毛箇所に接着することを以って、他の領域から延びた自毛を載せる為の増毛ベース(増毛の際の下地)を形成する手法、又は、縮れた合成樹脂毛からなる前記いずれかの増毛布を、綿毛状に小片化し、増毛箇所に散布し、当該散布箇所に定着剤を噴霧して増毛箇所に接着する手法を採るものである。尚、使用者の自毛よりも細い縮れた合成樹脂毛からなる増毛布を用いれば、当該縮毛の存在が縮毛とは意識させない程度の自然なものとなる点で望ましい。
本発明による増毛布は、その基本的な構造が、複数の縮れた合成樹脂毛を纏めて柔軟性を具備した綿状に成形してなる構成、又は複数の縮れた合成樹脂毛を纏めて解きほぐし可能なシート状に成形した構成といった、視覚的に増毛手段として顕著な外観的特長を有しないことから、薄毛や無毛(以下、薄毛等と記す。)に悩む者が、自ら使用するに際しての嫌悪感が少ない。
また、基本的な構造が、縮れた合成樹脂毛を纏める事によって毛髪が相互に密集し、或いは絡み合ったのみの構造となることから、その製造過程においても特殊な手技を要することもなく容易に且つ低コストで製造できることとなる。
縮毛を用いる利点には、それ以外にも、前記合成樹脂毛を植設するベース(以下、植毛ベースと記す。)が必要無く或いはそれ自体が植毛ベースとなり得る点、植毛ベースが無く或いはそれ自体が植毛ベースとなることによって通気性が良く突っ張り感が無い点、当該突っ張り感が無いことによって表情の変化が大きい顔面等に装着した場合(例えば、付け髭や付け眉毛等)の違和感が少なく剥離し難い点、自由に株分けできる点、自由に毛の密度が変えられる点等があり、直毛部分を有しない場合には特に方向性が存在しないという利点がある。
また、本発明による増毛法は、上記縮毛の利点を利用し、前記いずれかにの増毛布を、前記合成樹脂毛の密集の度合いが所望の密度となる様に解きほぐし、裁断し、増毛箇所に接着する手法、又は前記いずれかにの増毛布を、前記合成樹脂毛の密集の度合いが所望の密度となる様に解きほぐし、裁断し、増毛箇所に接着することを以って、他の領域から延びた自毛を載せる為の増毛ベースを形成する手法を採るものであるから、頭皮の薄毛部分や無毛部分(以下、薄毛部分等)に、当該領域周辺の生え方や自毛密度に応じて適当な密度となる用に当該増毛布を解きほぐし、接着剤で貼り付けると言った比較的簡単な作業を以って、熟練した手技を要す事無く、薄毛等の程度に応じた自然な風合いを出すことができる。
従来、増毛ピースによる増毛後の頭髪は、専ら整髪された状態を維持する事が精一杯であり、風等による整髪状態の乱れ等によって薄毛等が露呈する虞があったが、生え際や薄毛部分等に定着された縮毛によれば、地肌に貼り付けた際に直毛であるかパーマヘアであるかに関らず、更には、整髪状態であるか非整髪(ナチュラルな乱れがある)状態であるかに関らず、自毛と見間違える様な自然な風合いを醸し出すと共に、使用者の自毛よりも比較的細い合成樹脂毛を用いることによって、当該縮毛の存在が縮毛とは意識させない程度の自然なものとなる。
仮にユーザーがそれを望めば位置の乱れによって地肌が露出する事も無く、逆に、積極的に地肌を露出させることによって、より自然な風合いを出す事ができる。即ち、地肌への自然な日焼けを許容する他、従来問題であった植毛ベースと地肌との色の格差による違和感を取り除く事ができるのみならず、地肌の通気性を高め自然な発汗を促すことにも寄与する。
必要に応じて、本発明による増毛布を増毛ベースとして他の領域から延びた自毛を載せれば、自毛の毛髪密度を高めて見せることも容易であり、しかも、縮毛からなる増毛布表面の凹凸により自毛の乱れも防止できる。加えて、整髪スプレー等を併用すれば、前記縮毛からなる増毛布表面の凹凸とも相俟ってボリューム感があり乱れの少ない増毛効果を伴った整髪が可能となる。因みに、図4(B)は、本発明による増毛布と自毛とを見分け易く図示したものであって、実情は、本発明による増毛布と自毛との見分けは困難である。
以上の如く、抜け毛や薄毛等に悩む者に採用を躊躇させる原因が解消されることはもとより、その使用の容易さと密度変更等の調整の手軽さ、並びに秘匿性とが相俟って、頭髪、或いはそれ以外の胸や下腹部等の無毛に悩む者の要望に的確に対応できると言う効果もある。尚、接着法としては、接着剤や両面テープ等が挙げられるが、より自然な風合いを得るには接着剤が望ましく、接着剤の塗布密度によって通気性や発汗性も得ることが出来る。
以下、本発明による増毛布、及び当該増毛布を用いた増毛法を、図面に基き詳細に説明する。
図に示した例は、複数の縮れた合成樹脂毛を纏めて柔軟性を具備した綿状に成形してなる増毛布である。
前記合成樹脂毛の素材は、耐熱性の面では、比較的熱に強いポリエステルが望ましく、風合いの面では、腰が比較的弱く人毛に近いしなやかさを持ったPTT(ポリトリメチレンテレフタレート)アクリルや塩化ビニル等の他の合成樹脂も適宜選択できる。染料により毛染めを行えば種々の髪の色に適用できる。
当該合成樹脂毛の太さは、ヒトの毛の直径がおよそ約20μmから180μm程度の範囲であることから、ユーザー各々の髪質に応じて異なるものの、一般的には、約20μmから100μm程度、実用上使用頻度の高い範囲は、約30μmから60μm程度の太さとなる。
縮毛とする方法としては、断面が真円以外の形状(例えば、扁平)となるように成形する手法(断面形状による縮毛化)、太さが不均一となるように成形する手法(太さによる縮毛化)、或いは成形後に応力を加える事によって成形する手法(応力による縮毛化)があり、必要に応じて熱セットする場合もある。前記断面形状により縮毛化、又は太さによる縮毛化によれば、成形された合成樹脂毛1は自然に螺旋状或いはループ状に変形し、応力による縮毛化によれば、圧縮、延伸、折り曲げ、或いは捻転させることによって、その程度に応じた波状、螺旋状、鉤状、或いはループ状に成形された縮毛化が可能となる。
前記応力による縮毛化の例を挙げると、例えば、針金等に巻きつけたり、捻ったり、網状にしたりした約55μmの合成樹脂毛の束を、約100℃から200℃程度に過熱すれば、見かけ上の縮毛が形成され、それを、所望形状、例えば方形シート状の型に充填し更に約100℃から200℃程度に過熱すれば、所望形状(寸法)の増毛布が完成する。
また、縮毛化させる直線的な合成樹脂毛の束をU字状に曲げ、当該曲げ部の一帯のみに対して、上記の如く縮毛化を行えば、前記の如く縮毛化した部分のみからなる増毛布から複数の直線的な合成樹脂毛を延設してなる増毛布を製造することができる。
前記合成樹脂毛を裁断し、当該合成樹脂毛を纏めて圧縮することによって、解きほぐし可能な綿状或いはシート状に成形する。その際、前記合成樹脂毛の圧縮度は、一般的な生え具合よりも十分に高密度となる様に圧縮されていることが、以下に説明する増毛法の使用に際して望ましいが、図1(D)に示す様に綿状に柔軟性を備えたものでもよく、更に、当該シート状又は綿状の増毛布を、図1(B)の示す様に更に綿毛状に小片化した増毛布でも良い。
前記いずれかの増毛布3(図1(C)又は図2参照)を、前記合成樹脂毛の密集の度合いがユーザーの処置箇所に応じた所望の密度となる様に解きほぐし、裁断し(図1(D)参照)、単数又は複数の増毛箇所に接着剤、又はハードスプレー等の定着性の高い整髪材で接着する(図3参照)。また、処置箇所の周囲の毛髪の存在に応じて、前記の如く接着された増毛布3を増毛ベース2として周囲に生えている自毛を当該増毛ベース2上に誘導し定着させる手法(図4参照)を採っても良い。
尚、前記増毛ベース2上への自毛の定着は、当該接着された増毛布3の合成樹脂毛1と絡ませても良いし、整髪剤等で定着させても良い。上記の如く解きほぐし、裁断することによって、薄毛部分等のサイズや形状、或いは既存の自毛密度に応じた増毛処置が極めて容易に行えることとなり、日常の増毛処置と整髪に要する手間も軽減される。
本願発明によれば、頭髪に限らず種々の部位において、無毛或いは薄毛等に悩む者を簡便に且つ安価に救済することができる他、種々のヘアデザインに機能的に用いることができる。
本発明による増毛布、及びそれに用いられる合成樹脂毛の例を示す説明図である。 本発明による増毛布の一例を示す説明図である。 本発明による増毛布の使用前及び使用後の使用態様一例を示す説明図である。 本発明による増毛布の使用前及び使用後の使用態様一例を示す説明図である。
符号の説明
1 合成樹脂毛,
2 増毛ベース,
3 増毛布,

Claims (7)

  1. 複数の縮れた合成樹脂毛(1)を纏めて柔軟性を具備した綿状に成形してなる増毛布。
  2. 複数の縮れた合成樹脂毛(1)を纏めて解きほぐし可能なシート状に圧縮成形した前記請求項1に記載の増毛布。
  3. 前記請求項1又は請求項2のいずれかに記載の増毛布から複数の直線的な合成樹脂毛を延設してなる増毛布。
  4. 前記請求項1又は請求項2のいずれかに記載の増毛布を、綿毛状に小片化してなる増毛布。
  5. 使用者の自毛よりも細く縮れた合成樹脂毛(1)からなる前記請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の増毛布を構成する綿状又はシート状の部分を、前記合成樹脂毛の密集の度合いが所望の密度となる様に解きほぐし、裁断し、増毛箇所に接着する増毛法。
  6. 使用者の自毛よりも細く縮れた合成樹脂毛(1)からなる前記請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の増毛布を構成する綿状又はシート状の部分を、前記合成樹脂毛の密集の度合いが所望の密度となる様に解きほぐし、裁断し、増毛箇所に接着することを以って、他の領域から延びた自毛を載せる為の増毛ベース(2)を形成する増毛法。
  7. 使用者の自毛よりも細く縮れた合成樹脂毛(1)からなる前記請求項4に記載の増毛布を、増毛箇所に散布し、当該散布箇所に定着剤を噴霧して増毛箇所に接着する増毛法。
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