JP2007325472A - モータ - Google Patents

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Takuto Hiramatsu
拓人 平松
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Abstract

【課題】簡単な構成で組み付けが容易でありながら高効率で小型のモータを提供する。
【解決手段】ほぼ筒形状の固定子11の内側に回転子12が配置されている。固定子鉄心18のエンドブラケット16側端部の一枚の電磁鋼板20の内周縁は、回転子12と干渉しないようにエンドブラケット16側へ屈曲されると共に回転軸13に向かって延出し、エンドブラケット16側のコイルエンド24が電磁鋼板20に沿って固定子11の内側に延びるように整形されている。コイルエンド24の軸方向の高さが低く抑えられ、モータの体格が小型化される。固定子鉄心18のエンドブラケット16側端部の電磁鋼板20が電磁シールドとして作用し、コイルエンド24の漏れ磁束に起因した鉄損失が低減される。
【選択図】図1

Description

この発明は、モータに係り、特に積層鋼板からなるほぼ筒形状の鉄心に巻線された固定子の内側に回転子が配置されるモータに関する。
従来のモータの構造を図5に示す。ほぼ筒形状の固定子1の内側に回転子2が配置され、回転子2と一体に形成された回転軸3がエンドブラケット4および5に回転自在に支持されている。固定子1は、複数枚の電磁鋼板を積層してなるほぼ筒形状の固定子鉄心6に形成された複数のスロット(図示せず)にコイル7が収納保持された構造を有している。
コイル7は、通常、予め巻回されたものを固定子鉄心6の複数のスロットに挿入して保持させるため、スロットへの挿入を容易とするために軸方向の長さが固定子鉄心6よりも長く形成されており、コイル7をスロットに収納保持した際には、固定子鉄心6の両端からそれぞれコイルエンド8が軸方向に飛び出ることとなる。
このようなモータを車両に搭載する等、限られたスペース内に配置しようとすると、モータの出力特性を確保しながらモータの体格を小型化することが要求される。
この場合、固定子鉄心6あるいはコイルエンド8を小さくする必要があるが、固定子鉄心6の体格はモータの出力特性に影響を及ぼすため、小型化することが困難である。
そこで、コイルエンド8が占めるスペースを小さくしようとして、コイルエンド8を回転軸3に近づく方向に曲げてコイルエンド8の軸方向への飛び出し高さを低くすることが考えられるが、コイルエンド8が回転子2の軸方向外側に位置すると、コイルエンド8からの漏れ磁束により回転子2の鉄心にうず電流が発生し、鉄損失が大きくなってモータの効率が低下するという問題を生じてしまう。
特許文献1には、固定子のコイルエンドの近傍に配置された感磁性素子への漏れ磁束を遮断する目的で、固定子の複数のスロットから飛び出た複数のコイルエンドをそれぞれ磁気シールド板で覆うモータが開示されている。
実開昭56−35888号公報
しかしながら、特許文献1のモータのように、複数のコイルエンドにそれぞれ磁気シールド板を設置するのでは、部品点数が増大してモータの構成が複雑になると共に、複数の磁気シールド板を複数のコイルエンドにそれぞれ設置しなければならず、モータの組み付け作業に手間がかかってしまう。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、簡単な構成で組み付けが容易でありながら高効率で小型のモータを提供することを目的とする。
この発明に係るモータは、複数枚の電磁鋼板を軸方向に積層してなるほぼ筒形状の鉄心にコイルが巻回された固定子の内側に回転子が配置されるモータにおいて、固定子の鉄心の軸方向端部の少なくとも一枚の電磁鋼板を電磁シールドとして固定子の内側に延出させ、固定子のコイルエンドを前記電磁シールドとなる電磁鋼板に沿って固定子の内側に延びるように整形したものである。
この発明によれば、固定子の鉄心の軸方向端部の少なくとも一枚の電磁鋼板を電磁シールドとして固定子の内側に延出させると共にコイルエンドを固定子の内側に延びるように整形したので、簡単な構成で組み付けが容易でありながら高効率で小型のモータを実現することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に実施の形態に係るモータの構造を示す。ほぼ筒形状の固定子11の内側に回転子12が配置されている。回転子12と一体に形成された回転軸13が軸受け14および15を介してエンドブラケット16および17に回転自在に支持されている。
固定子11は、ほぼ筒形状に形成された固定子鉄心18と、この固定子鉄心18に巻回され保持されたコイル19とを有している。固定子鉄心18は、複数枚の電磁鋼板を積層して形成されているが、一方のエンドブラケット16側の端部の一枚の電磁鋼板20以外の複数枚の電磁鋼板21は、それぞれ図2に示されるような環状の形状を有している。各電磁鋼板21の内周部には、コイル19を挿入するための複数(図示の例では36個)のスロット22が形成されている。
これらの電磁鋼板21に対して、エンドブラケット16側の端部の一枚の電磁鋼板20は、図3に示されるような形状を有している。この電磁鋼板20には、他の電磁鋼板21と同じ位置に同数(図示の例では36個)のスロット23が形成されると共に、電磁鋼板20の内周縁が他の電磁鋼板21よりも固定子11の内側に向かって延出している。図1に示されるように、エンドブラケット16側の端部の一枚の電磁鋼板20の内周縁は、回転子12と干渉しないようにエンドブラケット16側へ屈曲されると共に回転軸13に向かって延出している。
この端部の一枚の電磁鋼板20は、他の複数枚の電磁鋼板21と共に溶接あるいはカシメを行うことにより確実に固定することができる。
このような固定子鉄心18の複数のスロット22および23に、予め巻回されたコイル19が挿入され保持されている。このコイル19は、固定子鉄心18の両端からそれぞれ軸方向に飛び出たコイルエンド24および25を有している。そして、一方のエンドブラケット16側のコイルエンド24が、固定子鉄心18の端部の電磁鋼板20に沿って固定子11の内側、すなわち回転軸13に向かう方向に延びるように整形されている。このようにコイルエンド24を整形したことにより、コイルエンド24の軸方向の高さが低く抑えられている。
また、コイルエンド24は電磁鋼板20に沿って整形されており、このコイルエンド24の整形部分と回転子12のエンドブラケット16側の端面との間に電磁鋼板20が介在している。
なお、回転子12も、固定子11と同様に、複数枚の電磁鋼板26を積層してなる回転子鉄心27を有しており、この回転子鉄心27の表面に例えば永久磁石28が取り付けられている。
モータを組み付ける際には、固定子鉄心18の複数のスロット22および23に予め巻回されたコイル19を挿入して保持させた後、電磁鋼板20側のコイルエンド24を電磁鋼板20に沿って固定子11の内側に延びるように整形する。その後、他方のコイルエンド25側から固定子鉄心18内に回転子12を挿入し、固定子鉄心18の両端にエンドブラケット16および17を固定すればよい。
この実施の形態に係るモータの運転時には、例えば固定子11のコイル19に交流電流を流すことにより回転磁界が誘起され、回転子12に取り付けられている永久磁石28に反発力あるいは吸引力が作用して回転子12が回転軸13の回りに回転する。
このとき、図4に示されるように、一方のエンドブラケット16側のコイルエンド24が固定子11の内側に延びるように整形されているため、このコイルエンド24から漏れ磁束Mが発生する。ところが、コイルエンド24と回転子12のエンドブラケット16側の端面との間に電磁鋼板20が介在しているので、この電磁鋼板20が電磁シールドとして作用し、漏れ磁束Mが遮断されて回転子鉄心27にうず電流が発生することが防止される。すなわち、うず電流の発生により鉄損失が大きくなってモータの効率が低下するという問題を回避することができる。
なお、電磁シールドとして作用する電磁鋼板20自体も漏れ磁束Mの影響を受けるため、電磁鋼板20は、回転子鉄心27の電磁鋼板26よりも鉄損失に対して高グレードのものを使用する必要がある。
以上のように、この実施の形態では、固定子鉄心18の端部の一枚の電磁鋼板20の内周縁を固定子11の内側に向かって延出させると共にコイルエンド24を電磁鋼板20に沿って固定子11の内側に延びるように整形したので、コイルエンド24の軸方向の高さが低く抑えられ、また、コイルエンド24の漏れ磁束Mに起因した鉄損失が電磁鋼板20によって低減され、小型で高効率のモータが実現される。
また、固定子鉄心18の端部の一枚の電磁鋼板20を電磁シールドとして用いているので、専用の複数の磁気シールド板をコイルエンド24に設置する必要がなく、モータの構成が簡単になり、組み付けが容易となる。
なお、固定子11の内側に延びるように整形されたコイルエンド24は、固定子鉄心18のエンドブラケット16側の端部の一枚の電磁鋼板20により支持されるが、電磁鋼板20が薄い等により、コイルエンド24の支持強度を向上させたい場合には、一枚ではなく、エンドブラケット16側の端部の数枚の電磁鋼板をそれぞれ固定子11の内側に向かって延出させ、これらの電磁鋼板によりコイルエンド24を支持すればよい。
また、漏れ磁束の影響が小さい、低周波数、低電流の領域で駆動されるモータの場合には、電磁シールドとして作用する電磁鋼板20を必ずしも鉄損失に対して高グレードの材料から形成する必要はなく、グレードの低い材料を用いることもできる。
上記の実施の形態では、コイルエンド24を固定子11の内側に延びるように整形した後に固定子鉄心18の他方の端部から固定子鉄心18内に回転子12を組み付けたが、これに限るものではなく、固定子鉄心18内に回転子12を組み付けた後にコイルエンド24の整形を行ってもよい。この場合には、固定子鉄心18の両端に位置するコイルエンド24および25の双方を固定子11の内側に延びるように整形して、モータの体格をさらに小型化することが可能となる。ただし、固定子鉄心18の両端の少なくとも一枚の電磁鋼板を電磁シールドとして固定子11の内側に延出させる必要がある。
なお、固定子鉄心18のスロット22および23の個数は36個に限るものではない。
また、上記の実施の形態では、永久磁石型の同期モータについて説明したが、これに限るものではなく、この発明は、複数枚の電磁鋼板を軸方向に積層してなるほぼ筒形状の鉄心にコイルが巻回された固定子の内側に回転子が配置されるモータに広く適用されるものである。
この発明の実施の形態に係るモータの構造を示す断面図である。 実施の形態のモータにおいて固定子鉄心に用いられた電磁鋼板を示す図である。 実施の形態のモータにおいて固定子鉄心の端部に用いられた電磁鋼板を示す図である。 実施の形態の作用を説明するための部分拡大断面図である。 従来のモータの構造を示す断面図である。
符号の説明
11 固定子、12 回転子、13 回転軸、14,15 軸受け、16,17 エンドブラケット、18 固定子鉄心、19 コイル、20,21,26 電磁鋼板、22,23 スロット、24,25 コイルエンド、27 回転子鉄心、28 永久磁石、M 漏れ磁束。

Claims (1)

  1. 複数枚の電磁鋼板を軸方向に積層してなるほぼ筒形状の鉄心にコイルが巻回された固定子の内側に回転子が配置されるモータにおいて、
    前記固定子の鉄心の軸方向端部の少なくとも一枚の電磁鋼板を電磁シールドとして前記固定子の内側に延出させ、
    前記固定子のコイルエンドを前記電磁シールドとなる電磁鋼板に沿って前記固定子の内側に延びるように整形したことを特徴とするモータ。
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