JP2007320688A - 中折り冊子の搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は格段に簡易な手段により、中折り冊子に弛みを残存させずに、例えば搬送手段の載置面側と接するシートに弛みを残存させずに、中折り冊子を高精度に位置決め可能とする中折り冊子の搬送装置を提供する。
【解決手段】 複数のシート材からなる中折り部を有する中折り冊子の搬送装置であって、前記中折り冊子を載置して搬送する搬送手段と、搬送される前記中折り冊子の位置情報を検知する検知手段と、前記中折り部を当接させ位置決めする当接手段とを備え、前記中折り部が前記当接手段に当接する前に前記検知手段により前記中折り冊子の位置情報を検知し、前記位置情報に基いて前記搬送手段の移動を減速し、該減速により前記中折り冊子を前記搬送手段の載置面上で慣性移動させた後、前記中折り部を前記当接手段に当接させる中折り冊子の搬送装置である。当接手段は中折り冊子の中折り部の中央振り分け両側を当接可能な当接部を有することが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機やプリンタ、製本装置等において使用され、例えば断裁装置を有する後処理装置に搭載される、複数のシート材からなる中折り部を有する中折り冊子の搬送装置に関する。
複写機やプリンタ等の画像形成装置では、画像形成された複数のシート材を積層して中綴じ中折りして中折り冊子とし、さらに中折り冊子の中折り部とは反対側の自由端部(以下、小口部という)を断裁して冊子として製本する後処理装置を備えるような画像形成装置システムも増えてきた。また、製本装置等では、上述のように製本された中折り冊子を搬送して位置決めした後、これを積層整列して包装する製本システムもある。このような中折り冊子の後処理装置や製本装置等では、中折り冊子を搬送して位置決めする動作は重要である。
中折り冊子を搬送して位置決めする手段としては、例えば特開2005−330096号公報(特許文献1)に提案される、中折り冊子の小口部を断裁するために中折り冊子を搬送して位置決めする手段がある。特許文献1に提案される手段は、小口部を先頭に搬送される中折り冊子を検知手段で検知し、この検知情報に基づき中折り冊子の搬送を一旦停止し、中折り冊子を搬送手段の載置面と挟持手段とで挟持し、次いで、一旦、中折り冊子を所定の基準位置まで後退搬送して中折り部の位置情報を得た後、予め中折り冊子の用紙サイズ毎に定められた基準位置から断裁位置までの移動距離だけ中折り冊子を前進搬送し、小口部をストッパに当接させて中折り冊子を断裁位置に対して位置決めするといった手段である。
特開2005−330096号公報
中折り冊子において、上述の特許文献1の手段のように自由端である小口部を先頭に搬送する場合、搬送によって生じた大気の流れが積層されたシート材の間に入り込み、中折り冊子の特に表裏シートに弛みを生じさせることがあった。また、弛みを伴ったまま、上述の特許文献1の手段のように中折り冊子を挟持してしまうと、弛み個所でシート折れを生じることがあった。
また、中折り冊子の位置決めにおいて、上述の特許文献1のような手段では、ユニット点数が増え、その制御は煩雑化し、装置全体が複雑になり、装置のコンパクト化や廉価化を阻害していた。さらにまた、中折り冊子の小口部は自由端であって不揃いであることが多いために上述したように断裁して整えられるが、上述の特許文献1のように小口部をストッパに当接させて位置決めする手段では、不揃いな小口部を当接させるために中折り冊子が曲がって配置され、予定の断裁位置に対して位置決め精度が得られないことがあった。
本発明の目的は、上述の問題を鑑み、格段に簡易な手段により、中折り冊子に弛みを残存させずに、例えば搬送手段の載置面側と接するシートに弛みを残存させずに、中折り冊子を高精度に位置決め可能とする中折り冊子の搬送装置を提供することである。
本発明者は、中折り冊子におけるシートの弛みや位置決め精度の問題を検討し、中折り冊子を載置面上で中折り部の方向に慣性移動させ、そして、中折り部を基準として位置決めを行うことにより上記問題の解決が可能であることを見出して本発明に想到した。
すなわち本発明は、複数のシート材からなる中折り部を有する中折り冊子の搬送装置であって、前記中折り冊子を載置して搬送する搬送手段と、搬送される前記中折り冊子の位置情報を検知する検知手段と、前記中折り部を当接させ位置決めする当接手段とを備え、前記中折り部が前記当接手段に当接する前に前記検知手段により前記中折り冊子の位置情報を検知し、前記位置情報に基いて前記搬送手段の移動を減速し、該減速により前記中折り冊子を前記搬送手段の載置面上で慣性移動させた後、前記中折り部を前記当接手段に当接させる中折り冊子の搬送装置である。
本発明において、好ましくは中折り冊子の中折り部が前記当接手段に当接する前に前記搬送手段の移動を停止することである。また、好ましくは中折り冊子の中折り部の中央振り分け両側を前記当接手段に当接させることである。
本発明の中折り冊子の搬送装置によれば、従来にない格段に簡易な手段により、中折り冊子に弛みを残存させずに、例えば搬送手段の載置面側と接するシートに弛みを残存させずに、中折り冊子を高精度に位置決めできる。このため、例えば複写機の後段に配置される後処理装置においては高精度の断裁処理が可能となり、本発明は実用上極めて重要な技術となる。
本発明における重要な特徴は、搬送される中折り冊子を搬送手段の載置面上で慣性移動させた後、中折り部を当接手段に当接させて中折り冊子を位置決めすることである。
本発明においては、中折り冊子を搬送手段の載置面上で慣性移動させる。これにより、搬送手段の載置面とこれに接する中折り冊子のシートとの間に摩擦力が生じる。このとき、中折り冊子は当接手段に向かって中折り部が先頭となって搬送されており、載置面に接するシートに弛みを有していた場合、生じた摩擦力によってシートの弛みを自由端である小口部方向へ伸展させることができ、これによってシートの弛みを解消できる。また、中折り冊子の内側のシートに弛みを生じていた場合、中折り冊子に生じる慣性力が各々のシートを互いに密着させる作用をもたらし、これによってシートの弛みを解消することができる。
上述のように中折り冊子の弛みを解消させた後、本発明においては、中折り冊子の中折り部を当接手段に当接させることによって中折り冊子を位置決めする。中折り冊子の中折り部は、小口部が自由端であって不揃いになりやすいことに比べ、ほぼ真直に形成されている。よって、中折り部を当接手段に当接させることにより、中折り冊子が曲がって位置決めされることがなくなり、中折り冊子を高精度に位置決めできる。
次に、本発明の中折り冊子の搬送装置の搬送動作および位置決め動作について、具体例を挙げて図を用いて説明する。一例として図2に示す中折り冊子1は、例えば、複写機等の後段に配置した中綴じおよび中折り装置により、複数のシート材1cが綴針9によって中綴じされた後に中折りされた中折り部1aを有する中折り冊子1である。中折りさせた中折り冊子1は、この後、例えば図1に示すような要部構成を有する中折り冊子1の搬送装置によって搬送され、位置決めされる。この中折り冊子1の搬送装置は、複数のシート材1cからなる中折り部1aを有する中折り冊子1の搬送装置であって、中折り冊子1を載置して搬送する搬送手段2と、搬送される中折り冊子1の位置情報を検知する検知手段4と、中折り部1aを当接させ位置決めする当接手段3とを備えている。そして、本発明においては、中折り冊子1を搬送して位置決めする間に、中折り冊子1を搬送手段2の載置面2a上で慣性移動させる動作と、この後に中折り冊子1を当接手段3に当接させ位置決めする動作とを実施する。
まず、中折り冊子1を搬送手段2の載置面2a上で慣性移動させる動作は、例えば以下のような手段によって実施できる。図1(a)に示すように、中折り部1aを先にして搬送手段2の載置面2aと押えローラ5との間に供給された中折り冊子1は、搬送手段2を移動させることにより、図1(a)で破線で示す位置から矢印6で示す方向に搬送される。搬送されてきた図1(a)で実線で示す中折り冊子1は、中折り部1aを当接させる当接手段3に当接するよりも前に検知手段4によってその位置情報を検知される。そして、検知手段4からの中折り冊子1の位置情報に基づき、搬送手段2の移動は中折り冊子1が載置面2a上を慣性移動するように減速される。そして、図1(b)に示すように、搬送手段2の移動が減速することにより、図1(b)で破線で示す位置から矢印7で示す方向に慣性移動し始めた中折り冊子1は、やがて載置面2aとの摩擦力によって図1(b)で実線で示す位置に静止する。この慣性移動により、上述したように中折り冊子1に生じていた弛みを解消することができる。
また、中折り冊子1を当接手段3に当接させ位置決めする動作は、例えば以下のような手段によって実施できる。上述した中折り冊子1の慣性移動の後、例えば、図1(c)に示すように、搬送手段2を移動させ、中折り冊子1を図1(c)で破線で示す位置から矢印8で示す方向に搬送し、中折り部1aを当接手段3に当接させて図1(c)で実線で示す位置に中折り冊子1を停止させた後、搬送手段2の移動を停止する。上述したように中折り部1aは、不揃いに形成される小口部1bに比べ、ほぼ真直に形成されている。このため、中折り部1aを当接手段3に当接させることにより、予め当接手段3を移動して決めらた所定位置に中折り冊子1を高精度に位置決めすることができる。
本発明における中折り冊子を載置して搬送する搬送手段としては、例えば、コンベヤのごとく中折り冊子をゴムベルト、繊維ベルト、メタルメッシュベルト等の上に載置して搬送してもよいし、平板上に載置して搬送してもよい。
また、本発明における中折り冊子の位置情報を検知する検知手段としては、上述した図1に示す検知手段4のように中折り冊子1を直接に検知して位置情報を得る手段の他、中折り冊子を直接に検知することなく中折り冊子の移動量を位置情報として得る手段を採用できる。一例を挙げると、搬送手段2の移動パルス数等の移動量を制御上で取り込み、この移動量が予め設定しておいた所定パルス数等の所定量に等しくなった時点をもって、中折り冊子を慣性移動させる位置情報とするような検知手段を採用することができる。
また、本発明における中折り冊子を当接させ位置決めする当接手段は、中折り冊子の中折り部を当接して位置決め可能なものであればよく、例えば1本のピン状の棒材であっても、中折り部の中央付近に当接させて位置決め可能である。そうであっても、搬送手段の載置面上に載置され搬送される中折り冊子は、搬送手段への供給時や搬送時の加減速によって位置ずれを生じ、搬送方向に対して載置面上で曲がった姿勢になることがある。このため、当接手段として好ましくは、例えば平板、角棒、丸棒、バー材等を搬送手段の幅方向中央から両側へ展開させた構成とし、中折り部全体を当接させ位置決めするのがよい。あるいは、より簡易な構成として好ましくは、例えば角棒、丸棒、バー材等を搬送手段の幅方向中央振り分け両側に少なくとも2箇所以上配置し、中折り冊子の中折り部の中央振り分け両側を当接させ位置決めすることである。
例えば、搬送手段の幅方向中央振り分け両側に1箇所ずつ当接部を配置した当接手段を使用した場合、曲がった姿勢で搬送されてきた中折り冊子は、その中央部よりも両側部のどちらか一方が先行して搬送され、まず中折り冊子の先行する一方の側部が当接手段に当接する。そして、当接した一方の側部はそのまま当接位置に留められる。次いで、そのまま搬送され続けた中折り冊子は、載置面上を滑りつつ回動され、終には他方の側部も当接手段に当接する。これにより、中折り冊子は、その曲がっていた姿勢を修正され、確実に位置決めされる。
上述したような一連の動作を行う本発明の中折り冊子の搬送装置を採用することにより、従来よりも格段に簡易な手段により、中押し冊子1をシートの弛みや折れ等の不具合を生じさせることなく、所定の位置に高精度に位置決めできる。
以下、本発明において、好ましい構成を説明する。
本発明においては、上述したように中折り冊子を載置面上で慣性移動させるために、搬送手段の移動を減速する。このとき、好ましくは中折り部が当接手段に当接する前に搬送手段の移動を停止することであり、より好ましくは搬送手段の移動を急停止させることである。これにより、中折り冊子に対してより大きな慣性力が作用することとなり、中折り冊子を搬送手段の載置面上で確実に慣性移動させることができる。また、搬送手段の移動は減速によって低速として、中折り冊子の位置決めが完了するまで、そのまま低速で搬送手段の移動を継続させても構わない。
そして、中折り冊子を慣性移動させた後、中折り部を当接手段に当接させて位置決めする。中折り部を当接手段に当接させるにおいては、中折り冊子を慣性移動させた後に搬送手段の移動を一旦停止させ、中折り冊子の移動を一旦静止してから再び移動して当接させてもよい。また、中折り冊子を慣性移動させる際に搬送手段の移動を減速によって低速として、搬送手段を低速で移動させたまま、これにより中折り冊子を当接させてもよい。
また、中折り冊子が当接手段に当接したとき、搬送手段が惰性移動すると中折り冊子に再びシートの弛みを生じることがあるため、本発明においてより好ましくは、まず中折り冊子を慣性移動させ中折り冊子に生じていたシートの弛みを解消させ、移動した中折り冊子が載置面上で停止する前にそのまま当接手段に当接させ位置決めすることである。これにより、中折り冊子が当接手段に当接したとき、中折り冊子にシートの弛みが再び生じることがなくなる。
また、中折り冊子を位置決めした後、中折り冊子の小口部を断裁して冊子として成形する場合は、小口部を断裁する断裁装置を備えることができる。また、中折り冊子にバインダ等の綴じ穴を穿孔するパンチ装置を備えることもできる。これらの場合、中折り冊子を位置決めした後に所定の断裁位置や穿孔位置に移動してもよいが、好ましくは中折り冊子を冊子として成形した後の寸法形状を考慮し、当接手段を予め断裁位置や穿孔位置に対応する個所に配置することである。このような構成により、位置決め後に中折り冊子を移動することなく小口部の断裁や、綴じ穴の穿孔をできるため、断裁個所や綴じ穴の位置ずれ等の不具合を生じることがない。
以下、本発明の中折り冊子の搬送装置を搭載した後処理装置(以下、トリマーという)を例に挙げて説明する。トリマーは、複写機の後段に配置された中綴じ中折り装置のさらに後段に配置され、または中綴じ中折り装置に併設され、中折り冊子を搬送して位置決めした後に小口部を断裁して排出する断裁装置を備えた後処理装置である。図3にトリマー10の一例を示す。また、トリマー10の一連の動作の流れを図4に示す。トリマー10を構成する主要な装置は、図2に示すような中折り冊子1の供給装置20、搬送位置決め装置30、および断裁装置40である。
トリマー10の具体的な動作を図4に示す動作の流れに沿って説明する。
処理(1):可動ストッパの配置
トリマー10において、まず、中折り冊子1を供給装置20へ供給する前に、予め得られる中折り冊子1のサイズ情報に基き、搬送位置決め装置30内に設けた中折り冊子1の中折り部1aを当接させ位置決めする当接手段となる可動ストッパ33を移動して配置する。この可動ストッパ33の配置は、中折り部1aを当接させ停止させたときの中折り冊子1の位置が、そのままの状態で小口部1bを断裁できる位置となるように設定した。また、可動ストッパ33には、中折り部1aの中央振り分け両側に当接するように図5に示すような2つの爪33a、33bを配設した。
処理(2):中折り冊子の供給
複写機の後段に配置された中綴じ中折り装置(図示せず)から排出され、中折り部1aを先にして供給装置20の供給口21へ到達した中折り冊子1を、中折り冊子1の搬送手段となる搬送ユニット22を駆動して載置面22a上に引き込み、送り速度を制御上400mm/sに設定して搬送した。そして、中折り冊子1がセンサ23の位置まで到達したとき、中折り部1aの端部を検知したセンサ23の出力を中折り冊子1の位置情報として取り込んだ。
処理(3):中折り冊子の搬送
搬送ユニット22によって搬送した中折り冊子1の中折り部1aを、予め開口しておいた断裁装置40を通過させ、搬送位置決め装置30における搬送ユニット31と押えローラ32との間に移動した。そして、この中折り冊子1を、センサ23からの位置情報に基いて駆動した搬送ユニット31の載置面31aと、センサ23からの位置情報に基いて移動して配置した押えローラ32とで挟持し、搬送位置決め装置30内に引き込んだ。そして、中折り冊子1を、位置決め予定位置に向けて送り速度を制御上400mm/sに設定して搬送した。搬送ユニット31を加速して搬送する際、載置面31a上に載置した中折り冊子1の載置面31aと接するシートに弛みを生じることがあったが、シートに弛みを生じたままの状態で搬送を継続した。
処理(4):中折り冊子の慣性移動
上述した押えローラ32の移動後、搬送ユニット31の移動パルス数をカウントしておき、移動パルス数が予め設定しておいた所定パルス数に達したことをもって中折り冊子1の移動を検知する検知手段により、搬送ユニット31の移動パルス数が所定パルス数に達した直後、搬送ユニット31に減速指令を与えてその移動を減速させ停止するよう制御した。搬送ユニット31の移動を減速したとき、シートに弛みを有したまま搬送されてきた中折り冊子1は、載置面31a上を慣性移動して滑走し始め、中折り部1aが可動ストッパ33に当接するよりも前に、1秒に満たないわずかな時間の間に減速して停止した。中折り冊子1が載置面31a上を慣性移動した後に停止したとき、中折り冊子1の載置面31aと接するシートに生じていた弛みは解消された。
処理(5):中折り冊子の位置決め
上述のように搬送ユニット31の移動を停止するよう制御した後、中折り冊子1の位置決めを行うために搬送ユニット31を再び駆動して移動させた。これにより、再び移動した中折り冊子1が当接手段となる可動ストッパ33の手前20mmに配置したセンサ34の位置まで到達したときに、中折り部1aの端部を検知したセンサ34の出力を中折り冊子1の位置情報として取り込んだ。そして、センサ34からの位置情報に基づいて搬送ユニット31の移動を停止するように停止指令を与えたところ、この後に中折り冊子1は中折り部1aを可動ストッパ33に当接して停止した。
可動ストッパ33に当接する前の中折り冊子1は、慣性移動したとき、載置面31a上で搬送方向に対してやや曲がった姿勢となった。中折り冊子1を位置決めすべく再び移動させると、図5(a)に示すように、姿勢が曲がったために先行した中折り部1aの一方の側部1dが、まず可動ストッパ33の一方の爪33aに当接した。当接した中折り部1aの一方の側部1dはそのまま当接位置に留められ、矢印37の向きにそのまま搬送された中折り冊子1は載置面31a上を滑りつつ矢印38で示すように回動した。そして、図5(b)に示すように、他方の側部1eが可動ストッパ33の爪33bに当接し、終には載置面31a上で中折り冊子1の曲がりは解消し、中折り冊子1を所定の位置決め位置に精度よく位置決めすることができた。
処理(6):小口部の断裁および排出
この後、中折り冊子1の小口部1bを断裁するために、まず押圧ガイド35を移動して中折り部1aを押圧し、中折り冊子1全体の膨らみを解消させた。そして、搬送中には中折り冊子1を押圧せず挟持していた押えローラ32をさらに移動して小口部1bを押圧した。次いで、断裁装置40に備えた真直な刃先を有する固定刃(図示せず)とV字状に窪む刃先を有する可動刃(図示せず)とを交差圧接させ、中折り冊子1の小口部1bを断裁した。小口部1bを断裁した後、可動ストッパ33を移動して中折り冊子1の搬送路を開口し、搬送ユニット31を駆動して移動し、中折り冊子1を排出口36から搬送位置決め装置30外に排出した。
以上、本発明の中折り冊子の搬送装置の一例である簡易な構成の搬送位置決め装置30を搭載したトリマー10において、複数のシート材が中綴じ中折りされた中折り部を有する中折り冊子1を、中折り冊子1に弛みを残存させずに搬送し、高精度に位置決めすることができた。また、位置決めした後、小口部1bを断裁することにより、シートの弛みや折れ等の不具合のない寸法形状精度のよい冊子を成形することができた。
本発明の中折り冊子の搬送装置の要部構成の一例を示す模式図である。 中折り冊子の一例を示す模式図である。 本発明の中折り冊子の搬送装置を搭載したトリマーの概略構成を示す構成図である。 トリマーの一連の動作の流れを示す流れ図である。 可動ストッパへの中折り冊子の当接動作の一例を示す模式図である。
符号の説明
1.中折り冊子、1a.中折り部、1b.小口部、1c.シート材、2.搬送手段、2a.載置面、3.当接手段、4.検知手段、5.押えローラ、6〜8.矢印、9.綴針、10.トリマー、20.供給装置、21.供給口、22.搬送ユニット、22a.載置面、23.センサ、30.搬送位置決め装置、31.搬送ユニット、31a.載置面、32.押えローラ、33.可動ストッパ、33a.爪、33b.爪、34.センサ、35.押圧ガイド、36.排出口、37.矢印、38.矢印、40.断裁装置

Claims (3)

  1. 複数のシート材からなる中折り部を有する中折り冊子の搬送装置であって、前記中折り冊子を載置して搬送する搬送手段と、搬送される前記中折り冊子の位置情報を検知する検知手段と、前記中折り部を当接させ位置決めする当接手段とを備え、前記中折り部が前記当接手段に当接する前に前記検知手段により前記中折り冊子の位置情報を検知し、前記位置情報に基いて前記搬送手段の移動を減速し、該減速により前記中折り冊子を前記搬送手段の載置面上で慣性移動させた後、前記中折り部を前記当接手段に当接させることを特徴とする中折り冊子の搬送装置。
  2. 中折り冊子の中折り部が前記当接手段に当接する前に前記搬送手段の移動を停止することを特徴とする請求項1に記載の中折り冊子の搬送装置。
  3. 中折り冊子の中折り部の中央振り分け両側を前記当接手段に当接させることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の中折り冊子の搬送装置。
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CN109094205A (zh) * 2018-09-07 2018-12-28 合肥海闻自动化设备有限公司 彩色印刷用自动供料机构

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