JP2007320361A - 後席乗員拘束装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車両の前方から後方に向かって所定の大きさ以上の衝撃が加わったときに、前方へ移動する、後席に着座した乗員の衝撃を効果的に緩和する後席乗員拘束装置を提供すること。
【解決手段】 後席乗員拘束装置は、前席の背もたれ部に配置され、膨張用ガスを供給するインフレーターと、個方側へ凸状に突出する突出部材としての後側カバー部材を備えている。車両が前方から後方にむけて所定の大きさ以上の衝撃が加わわると、インフレーターが膨張用ガスを供給して後側カバー部材が後方側に向けて凸状に突出して、前方へ移動する後席に着座した乗員Pを拘束する。なお、後席乗員拘束装置は、後側カバー部材を突出させる手段としてエアバッグを備えていても良い。
【選択図】 図2
【解決手段】 後席乗員拘束装置は、前席の背もたれ部に配置され、膨張用ガスを供給するインフレーターと、個方側へ凸状に突出する突出部材としての後側カバー部材を備えている。車両が前方から後方にむけて所定の大きさ以上の衝撃が加わわると、インフレーターが膨張用ガスを供給して後側カバー部材が後方側に向けて凸状に突出して、前方へ移動する後席に着座した乗員Pを拘束する。なお、後席乗員拘束装置は、後側カバー部材を突出させる手段としてエアバッグを備えていても良い。
【選択図】 図2
Description
本発明は、前席の背もたれ部の後席面側に配置され、車両の衝突等による衝撃が加わったときに、インフレーターから膨張用ガスの供給によって後席乗員に向けて膨張することのできる後席乗員拘束装置に関するものである。なお、本明細書において、「前席」とは、後方に他の座席がある座席を意味し、運転席および助手席に限らない。「後席」とは、「前席」の後方にある座席を意味する。
従来、この種の後席乗員拘束装置としては、前席のベースフレームに設けられたエアバッグ装置から後席乗員に向かって展開させるものがある。このエアバッグは、前席背もたれ部の背面に沿って上方に展開した後、後席乗員の胸部あるいは頭部の前方で展開する(例えば、特許文献1参照。)。また、同様の後席乗員拘束装置で、前席の下方に配置されたエアバッグ装置が前席後面に沿って上方に展開するとともに、前席の背もたれ部の背面からは反力版が後方に傾動するものがある(例えば、特許文献2参照。)。
特表2002−542100号公報
特開2004−352037号公報
しかしながら、上記特許文献1および特許文献2に記載の後席乗員拘束装置において、エアバッグ装置は、前席のベースフレームに配置される場合では、前席に着座する乗員の座り心地を損ねる虞があり、また、前席の下方には、空調装置のダクトや吹出し口が配置されることがあるため、配置場所の制約を受けることになる。また、これらの位置にエアバッグ装置を配置した場合においては、インフレーターは、車両の床面に対して後方あるいは後方斜目上方に膨張用ガス供給することとなるが、エアバッグは、通常時にはより垂直に近い角度とされている前席の背もたれ部の背面側に沿って膨張することには困難が伴うこととなるとともに、エアバッグは、前席の背もたれ背面の下方側から上方側までの比較的長い距離に渡って展開することとなり、迅速な展開が妨げられることもある。さらに、後席に着座した乗員の足元には、荷物等が置かれることもあるが、特に、前席の下方に配置されたエアバッグ装置においては、インフレーターからの膨張用ガスの供給が妨げられ、エアバッグが円滑に展開できない虞もある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、後席乗員拘束装置の配置位置が制約されず、インフレーターによる膨張ガスの供給を容易にかつ迅速に行うことができ、さらに、後席乗員の足元の前方位置に荷物等の障害物が置かれた場合でも、膨張ガスの供給を円滑とすることのできる後席乗員拘束装置を提供することにある。
上記目的を達成するための手段及びその作用・効果を記載する。
上記目的を達成するため、請求項1の発明においては、車両の前席の背もたれ部の後席面側に配置され、膨張用ガスを供給するインフレーターを備えた後席乗員拘束装置であって、前記後席乗員拘束装置は、前記インフレーターと、前記後席に着座した乗員に向けて凸状に突出可能な突出部材とから構成され、前記インフレーターは、前記前席の前記背もたれ部に保持されて、前記車両の前方から後方に向かって所定の大きさ以上の衝撃が加わると、前記背もたれ部の背もたれ部パッド部材の後方側に向けて膨張用ガスを供給し、前記突出部材は、前記背もたれ部パッド部材の後方側を被覆するように配置された薄板状で、前記インフレーターの前記膨張用ガスの供給により、前記後席に着座した乗員に向けて凸状に突出すること、を要旨とする。なお、車両に対して前方から後方に向かって加わる衝撃は、他車両への衝突、固定物への衝突等によって生成されるものを含む。
本発明にかかる後席乗員拘束装置においては、インフレーターは前席の背もたれ部に保持され、車両の前方から後方に向けて所定の大きさ以上の衝撃が加わると、突出部材が、背もたれ部パッド部材の後方側に向けてインフレーターから供給される膨張用ガスにより、後席に着座した乗員に向けて凸状に突出する構成とした。後席に着座した乗員は、車両の前方から後方に向けて所定の大きさの衝撃が加わると、車両の前方側に向けて移動する。凸状に突出した突出部材は、前方移動した後席に着座した乗員を拘束し、後席に着座した乗員の衝撃を緩和することができる。突出部材は、前席の背もたれ部の後席面側で、後席に着座した乗員に面して配置されているため、迅速な突出を可能にすることができる。また、後席に着座した乗員の足元に荷物等が置いてあったとしても、突出部材の凸状の突出領域より下方に置いてあれば、突出の妨げとなる虞を小さくすることができる。
また、請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の発明に加えて、前記後席乗員拘束装置は、前記インフレーターからの前記膨張用ガスで膨張するエアバッグを備え、該エアバッグは、前記インフレーターからの膨張用ガスの供給によって、前記背もたれ部パッド部材の後方側と前記突出部材の前方側とで形成された間隙を押し広げて膨張し、前記突出部材が前記後席に着座した乗員に向けて凸状に突出すること、を要旨とする。
本発明にかかる後席乗員拘束装置においては、インフレーターからの膨張用ガスで膨張するエアバッグを備え、エアバッグは、インフレーターからの膨張用ガスの供給によって、背もたれ部パッド部材の後方側と突出部材の前方側とで形成された間隙を押し広げて膨張し、突出部材が後席に着座した乗員に向けて凸状に突出する構成とした。エアバッグは膨張用ガスの供給により急激に膨張するものであるが、その後席面側は凸状に突出する突出部材に被覆されている。このため、突出部材は、膨張したエアバッグの後席面側を保護することとなり、後席に着座した乗員のより適切な拘束を可能にすることができる。また、突出部材は、常に乗員等が触れることが可能な状態であるため、種々のものが接触して損傷させられ、インフレーターからの膨張用ガスの供給により、後席に着座した乗員に向けて凸状に適切な突出ができなくなる虞もあるが、この場合においても、エアバッグの膨張により、凸状に適切な突出が可能となる。
請求項3に記載の発明においては、請求項1乃至請求項2に記載の発明に加えて、前記背もたれ部パッド部材の後方側に隣接して、前記突出部材の前方側には、前記インフレーターからの前記膨張用ガスの供給により、前記後席に着座した乗員に向けて凸状に突出した前記シート部材の、後方側からの押圧力による前方移動を規制する反力板が設けられており、前期インフレーターは、該反力板の後方側と前記突出部材の前方側とで形成された間隙に前記膨張用ガスを供給すること、を要旨とする。
本発明にかかる後席乗員拘束装置においては、背もたれ部パッド部材の後方側であって、突出部材の前方側には、インフレーターから膨張用ガスの供給により、後席に着座した乗員に向けて凸状に突出した突出部材の、後方側からの押圧力による前方移動を規制する反力板が設けられており、インフレーターは、反力板の後方側と突出部材の前方側とで形成された間隙に膨張用ガスを供給する構成とした。後席に着座した乗員に向けて凸状に突出した突出部材に、前方移動する後席に着座した乗員が干渉し、衝撃が緩和されつつさらに前方移動するが、反力板により突出部材の前方移動が規制されているため、前方移動する後席に着座した乗員の前方移動を適切に受止めることができ、より適切な拘束を可能にすることができる。
請求項4に記載の発明においては、請求項2乃至請求項3に記載の発明に加えて、前記エアバッグは折り畳まれた状態で、前記背もたれ部パッド部材と前記突出部材との間に配置されていること、を要旨とする。
本発明にかかる後席乗員拘束装置においては、エアバッグは、折り畳まれた状態で、背もたれ部パッド部材と突出部材との間に配置されている構成とした。エアバッグは折り畳まれたコンパクトな状態で配置することが可能となる。
請求項5に記載の発明においては、請求項4に記載の発明に加えて、前記背もたれ部パッド部材の前記後席面側には、収容凹部が設けられ、折り畳まれた前記エアバッグと前記インフレーターとは該収容凹部内に収容されていること、を要旨とする。
本発明にかかる後席乗員拘束装置においては、折り畳まれたエアバッグとインフレーターとは背もたれ部パッド部材の後席面側に形成された収容凹部内に収容されている構成とした。従って、折り畳まれたエアバッグとインフレーターはこの収容凹部に収容された状態では、背もたれ部パッド部材の後席面側への突出をなくすことができるかあるいは最小限の突出とすることができるので、エアバッグとインフレーターとをよりコンパクトに配置することが可能となる。
請求項6に記載の発明においては、請求項2乃至請求項3に記載の発明に加えて、前記エアバッグは展開された状態で、前記パッド部材と前記突出部材との間に配置されていること、を要旨とする。
本発明にかかる後席乗員拘束装置においては、エアバッグは、展開された状態で、背もたれ部パッド部材と突出部材との間に配置されている構成とした。エアバッグは、予め展開された状態で配置されているため、インフレーターから膨張用ガスが供給された場合には、迅速な膨張を可能にすることができる。
請求項7に記載の発明においては、請求項6に記載の発明に加えて、前記背もたれ部パッド部材の前記後席面側には、収容凹部が設けられ、前記インフレーターは該収容凹部内に収容されていること、を要旨とする。
本発明にかかる後席乗員拘束装置においては、エアバッグは予め展開された状態で背もたれ部パッド部材と突出部材との間に配置され、インフレーターはパッド部材の後席面側に設けられた収容凹部に収容される構成とした。インフレーターはこの収容凹部に収容された状態では、背もたれ部パッド部材の後席面側への突出をなくすことができるかあるいは最小限の突出とすることができ、エアバッグは、インフレーターからの膨張用ガスの供給により、迅速な膨張を可能にすることができる。
本発明によれば、車両の前方からの衝撃によって、後席に着座した乗員の前方移動による衝撃を効果的に緩和することができる。
以下、本発明の後席乗員拘束装置の実施形態について説明する。なお、以下の説明では、車両の前進方向を前方と記載し、それを基準に前後、左右、上下を規定し、座席の場合には、車両に装備された状態を基準に車両の前後各方向と対応して、それぞれ、前後、左右、上下を規定している。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の後席乗員拘束装置1は、図1〜図2に示すように、車両の前席2(運転席または助手席)の背もたれ部21の後席3に面して配置されている。ここで、前席2は運転席又は助手席としたが、3列以上の座席を有する車両の場合には、最後部の座席以外の座席で、後方側に座席が配置されているものであれば前席とすることができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の後席乗員拘束装置1は、図1〜図2に示すように、車両の前席2(運転席または助手席)の背もたれ部21の後席3に面して配置されている。ここで、前席2は運転席又は助手席としたが、3列以上の座席を有する車両の場合には、最後部の座席以外の座席で、後方側に座席が配置されているものであれば前席とすることができる。
前席2は、前席の乗員が腰掛ける着座部20と、前席の乗員の背中を後方側を支持する背もたれ部21および背もたれ部21の上方で、前席の乗員の頭部を後方側から支持するヘッドレスト22とから形成されている。
着座部20は、発泡ポリウレタン製等の軟質樹脂で形成された着座部パッド部材20Aと、着座部パッド部材20Aの上面側を被覆する着座部カバー部材20Bとから形成されている。着座部パッド部材20Aは、乗員の座り心地を確保し、着座部カバー部材20Bは、着座部パッド部材20Aの座り心地を損ねることなく、かつ、意匠性も有している皮革や軟質樹脂あるいは織布等から形成されている。
背もたれ部21は、着座部20と同様に発泡ポリウレタン製等の軟質樹脂で形成された背もたれ部パッド部材21Aと、背もたれ部パッド部材21Aの車両前方側を被覆する前側カバー部材21Bと背もたれ部パッド部材21Aの車両後方側を被覆する後側カバー部材21Cと、さらに、前席2の左右側には、前席2の剛性を確保する金属製のフレーム部材(図示せず)とを有している。なお、前側カバー部材21Bと後側カバー部材21Cは同じ材料を用いても良いが、後述するように、背もたれ部パッド部材21Aの後方側を被覆する後側カバー部材21Cは、インフレーター10からの膨張用ガスの供給により、後席3に着座した乗員Pに向けて凸状に突出可能な突出部材を形成するため、前側カバー部材21Bとは別部材とし、前側カバー部材21Bより伸びの大きな材料を用いることが好ましく、エアバッグに用いるような織布や、意匠的に問題がなければゴム材料を用いても良い。なお、後述するように、突出部材としての後側カバー部材21Cは、インフレーター10とともに、後席乗員拘束装置1を構成する。
背もたれ部21は、着座部20と同様に発泡ポリウレタン製等の軟質樹脂で形成された背もたれ部パッド部材21Aと、背もたれ部パッド部材21Aの車両前方側を被覆する前側カバー部材21Bと背もたれ部パッド部材21Aの車両後方側を被覆する後側カバー部材21Cと、さらに、前席2の左右側には、前席2の剛性を確保する金属製のフレーム部材(図示せず)とを有している。なお、前側カバー部材21Bと後側カバー部材21Cは同じ材料を用いても良いが、後述するように、背もたれ部パッド部材21Aの後方側を被覆する後側カバー部材21Cは、インフレーター10からの膨張用ガスの供給により、後席3に着座した乗員Pに向けて凸状に突出可能な突出部材を形成するため、前側カバー部材21Bとは別部材とし、前側カバー部材21Bより伸びの大きな材料を用いることが好ましく、エアバッグに用いるような織布や、意匠的に問題がなければゴム材料を用いても良い。なお、後述するように、突出部材としての後側カバー部材21Cは、インフレーター10とともに、後席乗員拘束装置1を構成する。
ヘッドレスト22は、着座部20および背もたれ部21と同様に、発泡ポリウレタン製等の軟質樹脂で形成されたヘッドレスト用パッド部材22Aとヘッドレスト用パッド部材22Aの外周全体を被覆するヘッドレスト用カバー部材22Bとから構成されている。
後席乗員拘束装置1は、図1および図2に示すように、インフレーター10と突出部材としての後側カバー部材21Cとで構成されている。
インフレーター10は、図1で拡大して示すように、本体11と本体11を内側に保持するリテーナ12とから構成されている。本体11は長尺筒状をなし、膨張用ガスを噴出するものである。リテーナ12は、断面略六角筒状で内部に本体11を保持し、本体から噴出された膨張用ガスをリテーナ内からリテーナ外へ供給するガス放出用の開口13が車両後方側に設けられるとともに、車両前方側に向けて取付ボルト14が突設されている。
後側カバー部材21Cは、図1および図2に示すように、薄板状をなして、背もたれ部パッド部材21Aの後方側ほぼ全体を被覆し、インフレーター10からの膨張用ガスの供給によって、後席に着座した乗員に向けて凸状に突出させられる。従って、後側カバー部材21Cは伸びの大きな部材を用いる必要があり、第1実施形態では、後述する第2実施形態で用いているエアバッグ110と同様な織布を用いている。また、後側カバー部材21Cの上端と前側カバー部材21Bの上端とは、縫着や接着剤等により連結されている。さらに、後側カバー部材21Cと前側カバー部材21Bとは、それぞれの左右端も上端と同様に、縫着や接着剤等で連結され、下端が開口した袋状とされており、背もたれ部パッド部材21Aの上方側から被せることにより背もたれ部パッド部材21Aのほぼ全体を被覆可能とされている。第1実施形態においては、図1および図2に示すように、後側カバー部材21Cと背もたれ部パッド部材21Aの後席面側との間は、後述するインフレーター10からの膨張用ガスの供給によって、後側カバー部材21Cが、後席に着座した乗員に向けて凸状に突出できるように、閉空間とされている。具体的には、袋状にされた後側カバー部材21Cと前側カバー部材21Bとを、背もたれ部パッド部材21Aの上方側から被せ、図1および図2に示すように、背もたれ部パッド部材21Aの外周に設けれらた溝部に前側カバー部材21Bと後側カバー部材21Cの連結端部を挿入し、この溝部内において、接着剤等で背もたれ部パッド部材21Aと後側カバー部材とを固着することにより閉空間を実現することができる。また、後側カバー部材21Cの四隅を背もたれ部パッド部材21Aに固着しなくても、背もたれ部パッド部材21Aの後側カバー部材21Cの四隅に対応した位置に、インフレーター10からの膨張用ガスの流れを阻止するフランジを設けることにより、閉空間を実現することも可能である。
背もたれ部パッド部材21Aの後席面側には、図1〜図2に示すように、収容凹部23が設けられており、インフレーター10はこの収容凹部23内に収容された状態で保持されている。収容凹部23は、背もたれ部パッド部材21Aの上下方向の中央部より下方側に設けられている。具体的には、前席2の背もたれ部21の左右両側には図示しない金属製のフレーム部材が架設され、背もたれ部21の剛性を確保している。このフレーム部材には、取付板24が左右両端をフレーム部材に固定された状態で架け渡されている。図1で拡大して示すように、取付板24は、フレーム部材と同様に金属製とされ、収容凹部23内の車両前方側に位置するよう設けられている。取付板24には、リテーナ12から突設された取付ボルト14を挿通可能な取付孔24Aが設けられている。インフレーター10は、取付ボルト14が取付孔24Aに挿通され、取付板24の車両前方側からナット25が螺合することにより、収容凹部23内に保持された状態で背もたれ部21に固定されている。
次に、車両が前方側から後方側に向けて、所定の大きさ以上の衝撃が加わった場合の、第1実施形態における後席乗員拘束装置1の作動について説明する。
車両の前部バンパーには、図示しない衝撃検知センサーが設けられており、車両が、衝突等により、前方側から後方側に向けて、所定の大きさ以上の衝撃が加わると、インフレーター10に信号を送信する。すると、インフレーター10の本体11が膨張用ガスを噴出する。膨張用ガスは、リテーナ12の開口13から、車両の後方側に向けて流動し、後側カバー部材21Cが図2に示すように、車両の後方側に向けて凸状に突出させられることとなる。後席3に着座した乗員Pは、車両が前方側から後方側に向けて衝撃を受けると、図1に示した着座状態から、図2に示すように、前方へ移動させられ、凸状に突出した後側カバー部材21Cに拘束される。
第1実施形態の、後席乗員拘束装置1においては、上記構成としたため、突出部材としての後側カバー部材21Cの後方側への突出を迅速にして、後席に着座した乗員Pが、衝突等によって前方移動させられる際の衝撃を効果的に拘束することができる。また、後席に着座した乗員Pの足元近傍に荷物等が置かれていても、背もたれ部21の下端より下方の位置であれば、後側カバー部材21Cの後方側への突出が妨げられる虞を小さくすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態につき、図3〜図4を用いて説明する。なお、第2実施形態については、第1実施形態と同様の部位については、同じ符合を付し、異なる部分について説明をする。
次に、本発明の第2実施形態につき、図3〜図4を用いて説明する。なお、第2実施形態については、第1実施形態と同様の部位については、同じ符合を付し、異なる部分について説明をする。
第2実施形態の後席乗員拘束装置100は、第1実施形態と同様に、着座部20と背もたれ部21とヘッドレスト22とを備えた前席2における、背もたれ部21の後席面側に配置されており、図3および図4に示すように、インフレーター10と、インフレーターからの膨張用ガスの供給で展開膨張するエアバッグ110と、第1実施形態と同様に突出部材としての後側カバー部材21Cとを備えている。インフレーター10は、第1実施形態と同様に、長尺筒状の本体11と、本体11を内側に保持する略六角筒状のリテーナ12とから構成され、リテーナ12は、車両後方側に、本体11からの膨張用ガスを噴出する開口13と、車両前方側に、取付ボルト14が突設され、第1実施形態と同様の方法で、取付板24に固定されている。
背もたれ部21は、第1実施形態と同様に、背もたれ部パッド部材21Aと前側カバー部材21第1実施形態と同様に、収容凹部23が設けられている。さらに、第2実施形態においては、図3および図4に示すように、背もたれ部パッド部材21Aの後方側で、後側カバー部材21Cの前方側には、背もたれ部パッド部材21Aの後方側面に隣接し、背もたれ部パッド部材21Aの後方側とほぼ同じ大きさで、硬質部材で形成された反力板120が設けられている。反力板120は、収容凹部23に対応した位置が開口部120Aとされている。
エアバッグ110は、図3に拡大して示すように、2枚の織布の周囲を縫着して形成した袋状をなしており、その内側には、インフレーター10を内包して収容凹部23に折り畳んだ状態で収容されている。具体的には、エアバッグ110は、図4に示すように、インフレーター10からの膨張用ガスの供給により、背もたれ部21の後方側面に向けて展開膨張させられるが、収容凹部23への収納状態では、図3に拡大して示すように、インフレーター10の上方側を上端から下方へ向かってロール折りとし、インフレーター10の下方側を下端から上方に向かってロール折りとされた折り畳み状態で、インフレーター10とともに収容凹部23内に収容されている。また、エアバッグ110は、図3に示すように、収容状態において、車両前方側に開口111を有しており、リテーナ12の取付ボルト14が挿通されられている。取付ボルト14は、取付板24の取付孔24Aに挿通させられ、ナット25と螺合させられることで、折り畳まれたエアバッグ110とインフレーター10とは、第1実施形態と同様に、背もたれ部21に保持されている。
なお、第2実施形態の後席乗員拘束装置100においては、エアバッグ110を有しており、インフレーター10は膨張用ガスをエアバッグ110の内側に供給するため、突出部材としての後側カバー部材21Cと背もたれ部パッド部材21Aの後方側とで形成される空間は閉空間とはされていない。
次に、車両が前方側から後方側に向けて、所定の大きさ以上の衝撃が加わった場合の、第2実施形態における後席乗員拘束装置100の作動について説明する。
第1実施形態と同様に、車両の前部バンパーには、図示しない衝撃検知センサーが設けられており、車両が、衝突等により、前方側から後方側に向けて、所定の大きさ以上の衝撃が加わると、インフレーター10に信号を送信する。すると、インフレーター10の本体11が膨張用ガスを噴出する。膨張用ガスは、リテーナ12の開口13から、車両の後方側のエアバッグ110の内側に向かって流動し、エアバッグ110は、図4に示すように、後席面に向かって、反力板120の開口部120Aから、車両の後方に向かって展開膨張し、後側カバー部材21Cを、車両の後方側に向けて凸状に突出させることとなる。後席3に着座した乗員Pは、車両が前方側から後方側に向けて衝撃を受けると、図3に示した着座状態から、図4に示すように、前方へ移動させられ、凸状に突出した後側カバー部材21Cに拘束されて、衝突等によって前方移動させられる際の衝撃を効果的に緩和させられることができる。
ここで、後席3に着座した乗員Pは、凸状に突出した後側カバー部材21Cに拘束されて衝撃が緩和されるが、衝撃が大きい場合には、後側カバー部材21Cに拘束されつつ、さらに前方移動し、反力板120に干渉されるまで前方移動して、反力板によって衝撃が受止められることとなる。
第2実施形態の後席乗員拘束装置100においては、後席に着座した乗員Pは、車両の前方から後方へ向かった衝撃が大きい場合に、反力板120に当接するまで前方移動させられることがあるが、反力板120は硬質部材で形成されているため、後席に着座した乗員Pは、反力板120によって前方移動が規制されるため、発泡ウレタン等の軟質部材で形成された背もたれ部パッド部材21Aと比較して、より効果的な拘束を可能にすることができる。また、展開膨張したエアバッグ110の後方側は、後側カバー部材21Cに被覆されているので、後側カバー部材21Cは、展開膨張したエアバッグ110の後席面側を保護することとなり、後席に着座した乗員Pのより適切な拘束を可能にすることができる。また、後側カバー部材21Cは、常に乗員等が触れることが可能な状態であるため、種々のものが接触して損傷させられ、インフレーター10からの膨張用ガスの供給により、後席に着座した乗員Pに向けて凸状に適切な突出ができなくなる虞もあるが、この場合においても、エアバッグの110膨張により、適切な突出が可能となって、効果的な拘束が可能となる。また、エアバッグ110は折り畳まれた状態で、インフレーター10とともに収容凹部23内に収容されているので、収容容積を小さくでき、後席乗員拘束装置100をコンパクトなものにすることができる。なお、第2実施形態における反力板120は、硬質の合成樹脂や金属板や木材等で形成されている。
(第3実施形態)
次に、本発明の第2実施形態につき、図5および図4を用いて説明する。なお、第3実施形態については、第1実施形態および第2実施形態と同様の部位については、同じ符合を付し、異なる部分について説明をする。
次に、本発明の第2実施形態につき、図5および図4を用いて説明する。なお、第3実施形態については、第1実施形態および第2実施形態と同様の部位については、同じ符合を付し、異なる部分について説明をする。
第3実施形態の後席乗員拘束装置200は、第1実施形態および第2実施形態と同様に、着座部20と背もたれ部21とヘッドレスト22とを備えた前席2における、背もたれ部21の後席面側に配置されている。また、反力板220も、第2実施形態と同様の位置に配置されている。
第3実施形態の後席乗員拘束装置200は、第2実施形態と同様に、インフレーター10と、突出部材としての後側カバー部材21Cおよびエアバッグ210とから構成されており、背もたれ部21は、後方側に収容凹部26が形成されている。但し、第3実施形態においては、収容凹部26は、図5に示すように背もたれ部パッド部材21Aの上下方向の中央部より上方側に形成されている。従って、反力板220の、収容凹部26に対応して位置もうけられている開口部220Aも、背もたれ部パッド部材21Aの上下方向の中央部より上方側に形成されている。
図5に示すように、エアバッグ210は、予め展開した状態で、反力板220の後方側と後側カバー部材21Cとの間に配置されており、展開した状態では、上下方向および左右方向が反力板220とほぼ同じ大きさとされている。
インフレーター10は、図5に示すように、エアバッグ210に内包された状態で、収容凹部26内に保持されている。従って、エアバッグ210の展開状態での車両前方側のインフレーター10を内包した部分は、インフレーター10とともに収容凹部26内に収容されている。エアバッグ210は、インフレーター10を内包した部分の車両前方側には、開口211を有しており、リテーナ12の取付ボルト14がこの開口211に挿通され、取付ボルト14は、取付板24の取付孔24Aに挿通させられ、ナット25と螺合させられることで、インフレーター10とエアバッグ210のインフレーター10を内包した部分が、収容凹部26内に保持されている。
次に、車両が前方側から後方側に向けて、所定の大きさ以上の衝撃が加わった場合の、第3実施形態における後席乗員拘束装置200の作動について説明する。
次に、車両が前方側から後方側に向けて、所定の大きさ以上の衝撃が加わった場合の、第3実施形態における後席乗員拘束装置200の作動について説明する。
第1実施形態および第2実施形態と同様に、車両の前部バンパーには、図示しない衝撃検知センサーが設けられており、車両が、衝突等により、前方側から後方側に向けて、所定の大きさ以上の衝撃が加わると、インフレーター10に信号が送信される。すると、インフレーター10の本体11が膨張用ガスを噴出する。膨張用ガスは、リテーナ12の開口13から、車両の後方側のエアバッグ210の内側に向かって流動し、エアバッグ210は、後席面に向かって、反力板220の開口部220Aから膨張し、後側カバー部材21Cを、車両の後方側に向けて凸状に突出させて、後席に着座した乗員Pを拘束することが可能となる。従って、第3実施形態において、エアバッグ210が膨張させられると、後側カバー部材21Cの車両の後方側への凸状の突出は、収容凹部26の配置位置が、第2実施形態の収容凹部23の配置位置が異なる以外は、同様の形態となる。
第3実施形態においても、第2実施形態と同様な効果を奏するものであるが、エアバッグ210は、予め展開した状態で配置されているので、折り畳まれて配置されている場合と比較して、より迅速な膨張を可能にすることができる。
なお、上記実施形態は、次のような別の形態にても具体化することができる。
(1).エアバッグを配置しない第1実施形態において、第2実施形態および第3実施形態と同じ位置、即ち、背もたれパッド部材の後方側かつ後側カバー部材の前方側で、背もたれパッド部材に隣接して反力板を配置しても良い。この場合にも、第2実施形態および第3実施形態と同様の効果を奏することができる。また、第2実施形態および第3実施形態で、反力板を省略しても構成でも第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
(2).上記第2実施形態では、エアバッグの折り方をロール折りとしたが、蛇腹折り等収容部凹部に収容可能であればいずれの折り方でも第2実施形態と同様の効果を奏することができる。
(3).第2実施形態では、反力板に開口を設け、この開口からエアバッグが展開膨張する形態としたが、この開口に蓋体を配置し、蓋体をエアバッグの展開膨張時に押圧することにより展開する態様としても良い。この場合には、蓋体が収容状態のエアバッグおよびインフレーターを保護することができる。
(4).第1実施形態において、インフレーターの配置を背もたれ部パッド部材の上下方向の中央部の下方に1個の配置としたが、背もたれ部パッド部材の上下方向の中央部より上方に配置することも可能である。この場合でも第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
(5).第1実施形態において、背もたれ部パッド部材の上下方向の中央部を挟んだ上下位置に2個、あるいは、さらに、3個以上のインフレーターを配置することができる。この場合には、後側カバー部材の後方側への突出をより迅速にすることができる。
(6).エアバッグ配置は、第2実施形態では、背もたれ部パッド部材の、上下方向の中央より下方に、第3実施形態では、背もたれ部パッド部材の上下方向の中央寄り上方に、それぞれ1個ずつの配置としたが、それぞれの実施形態において、背もたれパッド部の中央部の上下位置の両方にエアバッグを配置することができる。この場合、インフレーターは、それぞれのエアバッグに各1個配置する構成とすることも、1個のインフレーターで2個のエアバッグに膨張用ガスを供給することもできる。さらに、エアバッグを拘束したい位置に合せてより多く配置することもできる。こうすることにより、車両の前方から後方に向けての衝撃により前方移動する後席に着座した乗員の拘束したい部位に合せた拘束が可能となる。
(1).エアバッグを配置しない第1実施形態において、第2実施形態および第3実施形態と同じ位置、即ち、背もたれパッド部材の後方側かつ後側カバー部材の前方側で、背もたれパッド部材に隣接して反力板を配置しても良い。この場合にも、第2実施形態および第3実施形態と同様の効果を奏することができる。また、第2実施形態および第3実施形態で、反力板を省略しても構成でも第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
(2).上記第2実施形態では、エアバッグの折り方をロール折りとしたが、蛇腹折り等収容部凹部に収容可能であればいずれの折り方でも第2実施形態と同様の効果を奏することができる。
(3).第2実施形態では、反力板に開口を設け、この開口からエアバッグが展開膨張する形態としたが、この開口に蓋体を配置し、蓋体をエアバッグの展開膨張時に押圧することにより展開する態様としても良い。この場合には、蓋体が収容状態のエアバッグおよびインフレーターを保護することができる。
(4).第1実施形態において、インフレーターの配置を背もたれ部パッド部材の上下方向の中央部の下方に1個の配置としたが、背もたれ部パッド部材の上下方向の中央部より上方に配置することも可能である。この場合でも第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
(5).第1実施形態において、背もたれ部パッド部材の上下方向の中央部を挟んだ上下位置に2個、あるいは、さらに、3個以上のインフレーターを配置することができる。この場合には、後側カバー部材の後方側への突出をより迅速にすることができる。
(6).エアバッグ配置は、第2実施形態では、背もたれ部パッド部材の、上下方向の中央より下方に、第3実施形態では、背もたれ部パッド部材の上下方向の中央寄り上方に、それぞれ1個ずつの配置としたが、それぞれの実施形態において、背もたれパッド部の中央部の上下位置の両方にエアバッグを配置することができる。この場合、インフレーターは、それぞれのエアバッグに各1個配置する構成とすることも、1個のインフレーターで2個のエアバッグに膨張用ガスを供給することもできる。さらに、エアバッグを拘束したい位置に合せてより多く配置することもできる。こうすることにより、車両の前方から後方に向けての衝撃により前方移動する後席に着座した乗員の拘束したい部位に合せた拘束が可能となる。
本発明によれば、車両の前方からの衝撃によって、後席に着座した乗員の前方移動による衝撃を効果的に緩和することができる。
1,100,200:後席乗員拘束装置、2:前席、3:後席、10:インフレーター、21:背もたれ部、21A:背もたれ部パッド部材、21C:後側カバー部材(突出部材)、110,210:エアバッグ、120,220:反力板
Claims (7)
- 車両の前席の背もたれ部の後席面側に配置され、膨張用ガスを供給するインフレーターを備えた後席乗員拘束装置であって、
前記後席乗員拘束装置は、前記インフレーターと、前記後席に着座した乗員に向けて凸状に突出可能な突出部材とから構成され、
前記インフレーターは、前記前席の前記背もたれ部に保持されて、前記車両の前方から後方に向かって所定の大きさ以上の衝撃が加わると、前記背もたれ部の背もたれ部パッド部材の後方側に向けて膨張用ガスを供給し、
前記突出部材は、前記背もたれ部パッド部材の後方側を被覆するように配置された薄板状で、前記インフレーターの前記膨張用ガスの供給により、前記後席に着座した乗員に向けて凸状に突出すること
を特徴とする後席乗員拘束装置。 - 前記後席乗員拘束装置は、前記インフレーターからの前記膨張用ガスで膨張するエアバッグを備え、
該エアバッグは、前記背もたれ部パッド部材と前記突出部材との間に配置されて、前記インフレーターからの膨張用ガスの供給によって、前記背もたれ部パッド部材の後方側と前記突出部材の前方側とで形成された間隙を押し広げて膨張し、前記突出部材が前記後席に着座した乗員に向けて凸状に突出すること、
を特徴とする請求項1に記載の後席乗員拘束装置。 - 前記背もたれ部パッド部材の後方側に隣接して、前記インフレーターからの前記膨張用ガスの供給により、前記後席に着座した乗員に向けて凸状に突出した前記突出部材の、後方側からの押圧力による前方移動を規制する反力板が設けられており、前期インフレーターは、該反力板の後方側と前記突出部材の前方側とで形成された間隙に前記膨張用ガスを供給すること、
特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の後席乗員拘束装置。 - 前記エアバッグは折り畳まれた状態で、前記パッド部材と前記突出部材との間に配置されていること、
を特徴とする請求項2乃至請求項3に記載の後席乗員拘束装置。 - 前記背もたれ部パッド部材の前記後席面側には、収容凹部が設けられ、折り畳まれた前記エアバッグと前記インフレーターとは該収容凹部内に収容されていること、
を特徴とする請求項4に記載の後席乗員拘束装置。 - 前記エアバッグは展開された状態で、前記背もたれ部パッド部材と前記突出部材との間に配置されていること、
を特徴とする請求項2乃至請求項3に記載の後席乗員拘束装置。 - 前記背もたれ部パッド部材の前記後席面側には、収容凹部が設けられ、前記インフレーターは該収容凹部内に収容されていること、
を特徴とする請求項6に記載の後席乗員拘束装置。
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