JP2007319575A - X線断層撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スキャンしながら異なるエネルギ値の複数種のX線を曝射して収集したX線透過データから被検体の断層像を得ると共に、その断層像のS/Nのばらつきを抑制して高品質の断層像を提供する。
【解決手段】 X線断層撮影装置は、X線管(101)と、互いに異なる振幅値を有する複数種の電圧から成る管電圧と管電流とをX線管に供給する電源(102)と、X線のエネルギに応じた電気量の信号を出力する検出器(103)とを備える。この装置では、制御手段(102,106)により、X線管(101)から曝射される複数種のエネルギのX線それぞれのフォトン数が実質的に同等と見做せるように管電圧及び管電流の少なくとも一方が制御される。また、断層像生成手段(105)により、検出器(103)から出力される信号を用いて複数のX線エネルギ値を反映した被検体の断層像が生成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮影対象である対象にX線を、スキャンしながら曝射して収集したX線透過データを用いて当該対象の断層像を得るX線断層撮影装置及びX線撮影方法に係り、とくに、曝射するエネルギ値を互いに異ならせた複数種のX線を用いるX線断層撮影装置に関する。
X線撮影装置には、医療用に限ってみても多種多様な装置があり、X線CTスキャナのような大型で多機能のものから単純に投影像を得るものまである。歯科の治療においても、歯(歯列)や歯茎の状態を調べるためのX線撮影を行うことが多い。このX線撮影は、従来では、X線フィルムを使って歯茎部分の局所的な投影像を得るものが多かったが、これに代わる方法として、或いは、その併用として、X線CTスキャナや歯科専用のパノラマ画像撮影装置などが使用されている。
こうした状況下にあって、比較的簡単に撮影することができる歯科用のX線撮影装置として、特許文献1に記載された診断システム(発明の名称は「骨組織評価診断システム」)が知られている。
この診断システムは、その1つの態様として、実効エネルギの異なるX線ビームそれぞれから得たX線透過フレーム画像を利用し、これを所定の手順で相互に差分して検査部位の骨塩定量測定を行なうことを教示している。
具体的には、この診断システムは、体腔内における被検査部位の背後に設置収容可能な半導体2次元イメージセンサと、このセンサに対向して配置されるX線発生器と、このセンサ及びX線発生器を位置決めする手段と、X線発生器から実効エネルギの異なるX線ビームをパルス状に発生させるX線照射制御手段とを備える。この診断システムは、さらに、イメージセンサにより検出されたX線透過画像を表示するとともに、実効エネルギの異なるX線ビームそれぞれに対応したフレームデータのみから成る複数種の透過画像データからサブトラクション処理を介して検査部位の骨塩定量解析を行なう解析手段を備え、これにより、骨塩定量測定を行なうようにしている。実効エネルギとは、X線ビームの強度(パワー)を言う。例えば、エネルギ量60KeV、90KeVの2種類のエネルギ量のX線ビームを用い、60KeVの場合には実効エネルギ(強度)のピーク値は30KeVに在り、90KeVの場合のそれは50KeVに在る。このため、かかる特許文献1の診断システムは、このようなスペクトラムの違いを利用し、透過度に関して性質の異なる異種の透過画像データを得ることをベースにしている。
特開2002−306471号公報
しかしながら、上述した診断システムにあっては、実効エネルギの違いを反映したX線の透過データを得ることはできるが、そのエネルギ値毎の透過データのS/Nが異なることから、それらの複数種の透過データから得た画像にもS/Nのばらつきが生じ、一方、そのばらつきを抑制しようとすると、画像処理がそれだけ複雑になり、演算負荷も増すという問題があった。なによりも、一度生じたS/Nのばらつきを後処理で対処しようとしても、必ずしも十分な精度でばらつきを抑制することができなかった。
本発明は、上述した従来のX線断層撮影が抱えている状況に鑑みてなされたもので、スキャンしながらエネルギ値が異なる複数種のX線を曝射して収集したX線透過データから被検体の断層像を得るとともに、その断層像のS/Nのばらつきを抑制してより高品質の断層像を提供することを、その主な目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係るX線断層撮影装置は、与えられる管電圧及び管電流に応じてX線を曝射するX線管と、互いに異なる振幅値を有する複数種の電圧から成る前記管電圧と前記管電流とを前記X線管に供給する電源と、このX線管により曝射され且つ被検体を透過してきたX線を所定のフレームレートで検出して当該X線のエネルギに応じた電気量の信号を出力する検出器と、前記複数種の管電圧それぞれに応じて前記X線管から曝射される、複数種のエネルギを有する前記X線それぞれのフォトン数、または、前記複数種の管電圧それぞれに応じて前記検出器により検出される、複数種のエネルギを有する前記X線それぞれのフォトン数が同じ値に近づくように前記管電圧及び前記管電流の少なくとも一方を制御する制御手段と、前記検出器から出力される前記信号を用いて、前記複数種の管電圧それぞれに相当する互いに異なるX線エネルギ値を反映した前記被検体の断層像を生成する断層像生成手段と、を備えたことを特徴とする。
なお、制御手段によるX線のフォトン数の制御において、「複数種のエネルギを有するX線それぞれのフォトン数が同じ値に近づくように制御する」とは、「フォトン数が実質的に同等と見做せる範囲に収まるように制御する」ことであってもよいし、「生成された断層像のS/Nがより均一になるように制御する」ことであってもよい。
本発明によれば、スキャンしながらエネルギ値が異なる複数種のX線を曝射して収集したX線透過データから被検体の断層像を得るとともに、その断層像のS/Nのばらつきを抑制してより高品質の断層像を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(実施形態)を説明する。
図1〜3を参照して、本発明に係るX線断層撮影装置の1つの実施形態を説明する。このX線断層撮影装置は、本願発明に係る、複数種のエネルギを有するX線パルスを用いる例えば医用モダリティである。
図1は、かかるX線断層撮影装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、このX線断層撮影装置100は、X線曝射用のX線管101と、このX線管101にX線曝射用の高電圧を供給する電源部102と、X線管101から曝射され且つ被検体Pを透過したX線を検出する検出器103とを備える。さらに、かかるX線断層撮影装置100は、検出器103の検出動作を制御する検出制御部104と、X線検出器103により検出されたデータを処理するデータ処理部105と、X線曝射を実行させる曝射制御パルス列(電圧パルス列)の制御を初めとして装置内の各部の動作タイミングなどの制御を担う制御部106と、所定周波数(本実施形態では300Hz)のクロックパルスを発生するクロック発生器107と、入出力部108とを備える。この入出力部108には表示器108A及び入力器108Bが含まれる。
X線管101と検出器103は、空間的に互いに対向するように図示しないガントリ(又は支持部)109に配置されており、撮影時には、この対向するX線管101と検出器103の対の間の空間に被検体Pが位置する。このX線管101と検出器103との対は、ガントリ109の回転移動動作によって、被検体Pの周りを回転移動可能になっている。この回転動作は、一例として、被検体Pの内部の所望の断面に常に画像再構成の焦点が合うように制御される。このため、ガントリ109のかかる回転移動動作の間に、所定タイミング毎にX線パルスの曝射及び透過X線データの収集、いわゆるスキャンが実行される。
X線管101は、例えば回転陽極X線管として構成され、電源部102から供給される管電圧(高電圧パルス)及び管電流に応答してパルスX線を曝射するようになっている。このうち、管電圧の大きさに応じてX線パルスの強度(エネルギ)が決まり、管電流の大小がX線のフォトン数に関与する。
また、電源部102は、図1に示すように、分周回路111、遅延回路112、パルス列発生回路113、昇圧回路114、及びX線管制御回路115を備える。
分周回路111は、クロック発生器107が出力するクロックパルス(例えば300Hz)を受けて、指定された分周比でクロックパルスを分周して後段の遅延回路112に出力するようになっている。遅延回路112は、かかる分周されたパルスを所定時間だけ遅延してパルス列発生回路113に出力する。このパルス列発生回路113は、後述するように電圧パルス列で成る曝射制御パルス列Ptrain(例えば図3参照)の信号を受けて、各電圧パルスの振幅(強度)及びパルス幅を制御し、その制御された曝射制御パルス列Ptrainを次段の昇圧回路114に供給する。この曝射制御パルス列Ptrainは制御部106から供給される信号であって本願発明に係る、複数種のエネルギを有するX線パルスを具体化するデュアル(2種)エネルギのX線パルスを生成するための曝射制御信号として機能する。
昇圧回路114は、パルス振幅及びパルス振幅の調整を受けた複数のパルスから成るパルス列を昇圧して高電圧パルス列として次段のX線管制御回路115に出力する。このX線管制御回路115は、入力した高電圧パルスをX線管101に印加するとともに、その高電圧印加に併行して、制御部106から与えられる管電流制御信号に応じた強弱の管電流をX線管101に供給する。この管電流の供給において、管電流の強弱を変更するタイミングは、デュアル(2種)エネルギのXパルスを実現する電圧振幅の制御タイミングと同期して制御される。
一方、検出器103は、X線検出手段としてのX線検出素子を2次元スリット状(例えば、64×1500のマトリクス状)に配置したデジタル形X線検出器として装備されている。この検出器103は、一例として、CdTeライン検出器(例えば、横6.4mm×縦150mm)で構成されている。この検出器103の入射口には、散乱X線を遮断して入射X線を実際の収集用の窓(例えば3.5mm幅の窓;したがって、検出器103の横方向の有効幅は約3.5mm)に絞るスリット状のコリメータ103Aが装着されている。これにより、本実施形態では300fpsのフレームレート(1フレームは、例えば、64×1500画素)で入射X線を、当該X線の量に応じたデジタル電気量のデータとして収集することができる。
この検出器103は検出制御部104の制御下に置かれる。この検出制御部104は検出器103を一定のタイミングで収集動作させるもので、クロック発生器111からのクロックパルスを基準にして、検出器103の300fpsのフレームレートの収集動作を制御している。検出器103で収集された透過X線のデータは、300fpsの収集毎に、データ処理部105に送られるようになっている。
データ処理部105は、図2に示すように、検出器101から出力される透過X線のデータ(収集データ)を受けるインターフェース111を備え、このインターフェース111の出力側に、収集データ振分け回路112、収集データメモリ群113、画像処理回路114、及び記憶装置115を備える。
収集データ振分け回路112は例えば1入力2出力型のマルチプレクサで構成され、クロックパルス及び分周信号の情報に同期して出力端をフレームデータの収集毎に交互に切り換える。つまり、収集データ振分け回路112は、検出器101の収集データをフレーム毎にインターフェース111を介して受信し、2出力端T1,T2にフレーム毎に交互に切り換えて出力するようになっている。この収集データ振分け回路112により、詳細は後述するX線曝射を制御する曝射制御パルス列Ptrainの例と共に説明するが、デュアルエネルギに相当する2つの振幅値V1,V2(V1>V2)に相当する2種類の電圧パルスP1(振幅V1)、P2(振幅V2)に同期した収集データの振分けがフレーム毎に行われる。つまり、一方の電圧パルスP1(振幅V1)に応じたフレームの透過X線の収集データは一方の端子T1に振り分けられ、もう一方の電圧パルスP2(振幅V2)に応じたフレームの透過X線の収集データはもう一方の端子T2に振り分けられる。
収集データメモリ群113は、第1及び第2の2つの収集データメモリ113A,113Bを備える。これらの収集データメモリ113A,113Bは、収集データ振分け回路112により振り分けられた収集データをそのフレーム毎に一時的に格納する。この第1及び第2の収集データメモリ113A,113Bに格納された収集データは、所定タイミング毎に読み出されて、画像処理回路114及び記憶装置115に送出される。
画像処理回路114は、一例として、ガントリ109によるスキャンが終了した後に、所定のアルゴリズムにしたがって被検体P内の断層面の画像、すなわち断層像の再構成が実行される。この断層像は表示器108Aに表示される。
一方、制御部106は、図2に示すように、中央処理装置(CPU)121、メモリ122、パルス列制御回路123、及び電圧設定回路124を備える。中央処理装置121は、予めメモリ122に格納してある処理手順(プログラム)の情報を読み出して、曝射制御パルス列Ptrainの制御を含む装置全体の制御を統括する。
電圧設定回路124は入力器108Bからの操作信号を読み込んで、かかる操作信号に応じた曝射制御パルス列Ptrainの電圧パルスP1,P2の振幅値V1,V2(V1>V2)の情報を中央処理装置121に送る。このため、中央処理装置121は、その振幅値情報に基づいて電圧パルスP1,P2の振幅値制御信号をパルス列制御回路123に送る。このパルス列制御回路123は、送られてきた振幅値制御信号に応答し、前述したパルス列発生回路113で生成する曝射制御パルス列Ptrainの電圧パルスP1,P2の振幅値V1,V2を、前述した操作信号に応じた値に制御する。これにより、デュアルエネルギに相当する、互いに異なる電圧値を有する2種の電圧パルスP1,P2を任意に制御した曝射制御パルス列Ptrainを生成し、この曝射制御パルス列Ptrainを昇圧回路115に送ることができる。
昇圧された曝射制御パルス列Ptrainの電圧パルス(高電圧パルス)はそれぞれX線管制御回路115を介して、指定された管電流とともに、X線管101に供給される。これにより、X線管101は、曝射制御パルス列Ptrainの電圧パルス(高電圧パルス)を高電圧源として起動し、電圧値に応じたエネルギを有するX線をパルス状に発生する。このとき、X線管101が発生するX線のフォトン数は、管電流に比例し、管電圧の約2乗に比例する。
次いで、図3を参照して、曝射制御パルス列Ptrainを、検出器101の収集タイミングと共に説明する。なお、ここで説明する曝射制御パルス列Ptrainは昇圧後の電圧パルス、すなわちX線管101に印加する高電圧パルスとして説明する。
図3は、デュアルエネルギに相当する2種類の電圧パルスP1,P2を含み且つ分周比=1の曝射制御パルス列Ptrainを収集タイミングと共に示している。2つの電圧パルスP1,P2は、互いに異なる振幅値V1,V2(V1>V2)を有し、かつ、異なるパルス幅T1,T2(T1<T2)を有する。検出器101の収集期間Aは、フレームレート300fpsで決まる期間(約3.3ms)で繰り返される。各収集周期Aに比して、A>T1,T2である。
この電圧パルスP1,P2を時間軸に沿って説明すると、検出器101のある収集期間Aから一定時間Dだけ遅れて一方の電圧パルスP1が振幅値(波高値)V1(例えば120kV)まで立ち上がる。その後、この電圧パルスP1はパルス幅T1の間、振幅値V1を維持し、その後、立ち下がる。このパルス幅T1は収集期間Aの半分程度と短くなっている。その後、その収集期間Aの約半分の残り時間の間、無電圧の状態が続き、次の収集期間Aからまた所定時間Dだけ遅れて、もう一方の電圧パルスP2が振幅値V2(例えば90kV;<V1)まで立ち上がる。この電圧パルスP2はその対応する収集期間Aの終了間際まで振幅値V2を維持した後、その終了期間Aの終了間際に立ち下がる。次の収集期間Aが到来すると、再び、最初の電圧パルスP1が所定時間Dだけ遅れて立ち上がる。以下、上述したと同様にパルスの立下り及び立上がりを時間軸に沿って繰り返して曝射制御パルス列Ptrainが生成される。
ここで、電圧パルスP1,P2の振幅値をV1,V2(V1>V2)と違えている。このため、この電圧パルスP1,P2(高電圧パルス)の印加に応じてX線管101から曝射されるX線(フォトン)のエネルギが電圧パルスP1,P2毎に異なり、デュアルエネルギのX線曝射モードが得られる。本実施形態では、X線管101の管電流は、電圧パルスP1,P2の如何を問わず同じ値iに維持される。このため、電圧パルスP1,P2それぞれに呼応した曝射X線のフォトン数(X線エネルギ総量)がなるべく同じ値になるように、電圧パルスP1,P2のパルス幅T,T2(すなわち曝射されるX線パルスの時間幅)について、TがT1の約2倍になるように設定される。
さらに、上述のように、各収集期間Aの開始から一定の遅延時間Dだけ遅れて各電圧パルスP1,P2の立ち上がるように電圧パルスP1,P2が制御されるとともに、各収集期間Aの終了よりも前に各電圧パルスP1,P2の立下りが完了するように電圧パルスP1,P2が制御される。これは、各電圧パルスP1,P2、すなわち各X線パルスの曝射が各収集期間A内に確実に収まり、被検体Pへの収集に寄与しない余分なX線被曝を防止するためである。
したがって、本実施形態によれば、ガントリ109が被検体Pの周りを例えば回転又は回転に近い軌道を描きながら移動して、その移動の間に、X線管101から曝射制御パルス列Ptrainに呼応したX線曝射がなされる。例えば、本装置を歯科用のパノラマ断層撮影装置に適用した場合、被検体の口顎部の周りの予め定めた軌道に沿ってX線管101及び検出器103の対を移動させながら、かかるX線曝射に基づくスキャンが実行される。すなわち、電圧値(振幅値)が互いに異なる電圧パルスP1,P2(例えば120kV及び90kV)に呼応したパルスX線が交互に曝射される。また、この曝射に際して、両者のフォトン数がなるべく同じくなるように電圧パルスP1,P2のパルス幅T1.T2を異ならせている。この曝射によって、X線フォトンのエネルギ(keV)の異なる(デュアルエネルギの)2種類のパルスX線がスキャン中に高速に(300fps)切り換えられながら曝射される。
このため、被検体Pの殆ど同一の位置又はその近傍の位置がエネルギ値の異なるパルスX線によりスキャンされ、しかも、半導体型でライン状の検出器103により高速なフレームレート(300fps)で電気量のデジタル信号として検出される。つまり、エネルギ値は互いに異なるがフォトン数がなるべく同一になるように制御された2種類のパルスX線が、殆ど同一又は近傍のスキャン部位を透過して減衰し、その透過X線がライン状の視野を有する検出器103に時間的に交互に検出される。
この検出により得られたデジタル信号は、そのX線フォトンのエネルギ値の別にそれぞれ格納され、被検体のスキャンされた部位の断面の画像が所定のアルゴリズムに拠り再構成される。このアルゴリズムとしては、従来知られている手法でよく、例えば特開昭57−203430号公報、特開平10−295680号公報、特許公報2787169号、特開2002−306471号公報などで示されているものを利用することができる。
この画像再構成において、同一エネルギ値のパルスX線を曝射して収集されたデジタル信号毎に、すなわち2種類のデータ毎に各別に画像再構成処理に付してもよいし、互いに異なるエネルギ値のパルスX線を同じ画像再構成処理に付してもよい。
前者の各別の再構成処理によれば、曝射するパルスX線のエネルギ値が互いに異なることに因る、スキャン部位の物理的な透過状態の差異を反映した2種類の断層像を同時に得ることができる。この場合、一方の断層像の再構成面(断面)と他方のそれとを同一にしてもよいが、互いに異ならせて設定することもできる。このため、一度のスキャンによって同一断面又は異なる断面の2画像を同時に得ることができる。例えば、本装置を歯科用のパノラマ断層撮影装置に適用した場合であって、異なる断面の再構成の場合、歯列に沿って奥側及び前側の2つの断面の断層像を同時に得ることができる。しかも、その両者の断層像のS/Nはフォトン数の制御に拠ってなるべく揃えられている。このため、相互に比較した診断が可能になる。
一方、後者の同一の画像再構成の場合、同一のデータ群は、異なるエネルギ値のX線に拠る透過データが混在している。しかも、再構成処理すべきデータの各収集位置は、スキャンをしたときの移動速度と軌道情報との関係から既知である。このため、スキャン軌道の位置に応じて、両エネルギ値のX線曝射による収集データに互いに異なる重み付けを施すことができる。例えば、歯科用パノラマX線断層撮影装置の場合、断面上の前歯部の位置については高エネルギ側のデータ、すなわち電圧パルスP1に基づくパルスX線の曝射によって収集されたデータの方に高い重み付けをし(高エネルギ側の強調)、側歯部の位置については低エネルギ側のデータ、すなわち電圧パルスP2に基づくパルスX線の曝射によって収集されたデータの方に高い重み付けをする(低エネルギ側の強調)ことができ、画像中のS/Nをより高いレベルで均一化することができる。これにより、スキャン中に前歯部にX線曝射するときに頸椎の後ろ側にX線管101が位置することに伴って前歯部を透過するX線強度が弱まることに因る影響が確実に排除又は軽減される。すなわち、いわゆる頸椎補正が的確に実行されて、歯列断面に沿った鮮明で且つ高精細なパノラマ画像が得られる。
このようにデュアルエネルギのパルスX線によって、スキャンしながら曝射して収集したX線の透過データから被検体の断層像を得るとともに、その断層像のS/Nのばらつきを抑制してより高品質の断層像を提供することができる。
(変形例)
上述した曝射制御パルス列Ptrainの他の例を、図4,5を用いて説明する。
図4に示す曝射制御パルス列Ptrainは、複数種の電圧パルスとして上述した図3と同じように2種類の電圧パルスP1,P2を時間軸方向に発生させて成るが、分周回路111の分周比=2の場合を示している。
つまり、曝射制御パルス列Ptrainを形成する基本パルスの周波数が150Hz(300Hz/2)であるため、各電圧パルスP1,P2に割り当てられる各周期Tは、収集期間「A×2」の長さに対応している。このうち、一方の電圧パルスP1(振幅値V1、パルス幅T1)に呼応して曝射されたX線パルスは、2周期分の収集期間「A×2」のうちの約半分の期間Aの間に収集される。次の収集期間Aではデータ収集が行われず(空き期間)、その次に到来する2周期分の収集期間「A×2」にわたって、もう一方の電圧パルスP2(振幅値V2<V2,パルス幅T2>T1)に呼応して曝射されたX線パルスに対するデータ収集が行われる。
この分周比の制御は、制御部106からの制御信号に応じて分周回路111で実行される。パルス列発生回路113は、分周回路111で分周されるとともに遅延回路112で所定時間Dだけ遅延された立上りを有するパルス列に応じて、図4に示す2種類の電圧パルスP1,P2から成る曝射制御パルス列Ptrainを発生させる。このように、分周回路111の分周比を制御するだけで簡単に、透過X線データを何周期分の収集期間Aで収集するかという、データ収集と収集期間の関係を調整することができる。一般に、分周比をNとすると、少なくとも電圧が低い方のX線パルスそれぞれに因る透過X線データがN個分の収集期間A(N個のフレーム)で収集される。
また、図5には、曝射制御パルス列Ptrainとして、3種類の電圧パルスP1,P2,P3から成る電圧(高電圧)のパルス列の例を示す。最初の電圧パルスP1は振幅値V1およびパルス幅T1を有し、2番目の電圧パルスP2は振幅値V2およびパルス幅T2を有し、3番目の電圧パルスP3は振幅値V3およびパルス幅T3を有する。振幅値はV1>V2>V3の関係にあり、パルス幅はT1<T2<T3の関係にある。各電圧パルスP1,P2,P3がそれぞれに1周期Tを成して時間軸方向に繋がるように、オン後にオフ期間T10(T20、T30;T10>T20>T30)を有している。この3種類の電圧パルスP1,P2,P3でX線管101を駆動することで、X線管101は、これらの電圧パルスP1,P2,P3に応じたエネルギのX線パルスを各別に曝射することができる。この場合に、曝射されるX線のフォトン数が曝射毎に極力同じになるようにパルス幅(管電流が同じ場合)を調整することが望ましい。
さらに、再構成画像のS/Nにとって重要なX線のフォトン数の制御に関しても、前述した実施形態に記載のものに限定されず、さらに別の態様を採ることもできる。例えば、前述した電圧パルスP1,P2のパルス幅T1,T2を変える制御法のほかに、パルス幅は変えずに、すなわちエネルギ値が互いに異なる複数種のパルスX線それぞれの照射時間は変えずに、X線管101に供給する管電流(フィラメント加熱用電流)の大きさを電圧パルスP1,P2の振幅値V1、V2に応じて代えてもよい。この例を図6に示す。
また、X線のフォトン数の制御に関して、前述した電圧パルスP1,P2のパルス幅T1,T2の制御と管電流の値の制御とを組み合わせて実行してもよい。
さらに、前述した実施形態及び変形例におけるX線のフォトン数の制御は、X線を曝射するX線管101の側に視点を置いていたが、肝心なことは、検出側で透過X線のフォトン数が曝射毎になるべく同じまたは同等程度であると見做せるように制御または調整されることである。このため、X線管101の曝射を制御する曝射制御パルス列Ptrain及び管電流を、この検出側でフォトン数が極力揃えられるように、被検体のX線透過特性などを考慮して、予め考慮して設定することがより望ましい。
また、データ収集期間は、図3に示すように、電圧パルスP1,P2のパルス幅T1,T2に応じて周期Aよりも短く設定し(周期A1,A2参照)、X線パルスの立上り時間及び立下がり時間が出た収集に関与しないように設定してもよい。
前述した実施形態では、複数エネルギのパルスX線を曝射させる電源部102の構成として、互いに異なる振幅値V1,V2の電圧パルスP1,P2から成る曝射制御パルス列Ptrainを生成するようにしたが、この電源部102の構成は必ずしもこれに限定されない。例えば、図7に示す電源部107Aは、電圧パルスP1,P2を各別に発生させるパルス発生回路120、121と、スイッチ回路122とを備え、このスイッチ回路122による切り替えを同期・遅延回路123の元で制御しながら、パルス発生回路120,121の出力を交互に送出するようにしてもよい。また、この図7の構成において、パルス発生回路120、121の電圧パルスP1,P2の発生動作が互いに同期しており、電圧パルスP1,P2の遅延制御がなされて出力される場合には、スイッチ回路122は単にOR回路またはワイヤードOR接続であってもよい。
また、前述した実施形態における電圧パルスP1,P2の生成に関わる一定時間Dの遅延制御は、場合によっては、行なわなくもよい。すなわち、遅延時間D=0でパルス電圧P1,P2を発生させることも可能である。
一方、本装置の適用についても様々な展開が可能である。例えば、歯科用パノラマX線断層撮影装置への適用時に、歯がオーバーラップして虫歯の判定が難しい場合、高エネルギ強調を行なう(前述した例で言えば、電圧パルスP1に呼応した曝射による収集データにより高い重み付けを行う)。これにより、かかる虫歯の判定が容易になる。
また、本装置によって得られる複数種のエネルギ値に基づくパノラマ画像から骨塩定量のための画像処理を行って骨粗鬆症のスクリーニングに使用することができる。つまり、2エネルギまたは3エネルギのパルスX線に基づく透過X線のデータ収集を一度のスキャンで同時に行って、X線エネルギ値の違いを反映して組織の種類をより精度良く判別した画像を短時間のうちに提供することができる。
さらに、本装置をマンモグラフィに適用することもできる。この場合、粒状の微細カルシウムと腫瑠との判定を、2エネルギまたは3エネルギのパルスX線に基づく透過X線のデータを重み付け変更によって可能で、一度のスキャンで必要なデータ収集を行って映像化できる。スキャン回数やスキャン時間が少なくて済むのでX線被曝も小さい。
なお、本発明は上述した実施形態及び変形例で示す構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の本発明の要旨を逸脱しない範囲で、さらに適宜に変形して実施可能であり、それらの変形も本発明の概念に含まれるものである。
本発明に係るX線断層撮影装置の一実施形態の概略構成を示すブロック図である。 図1に示したX線断層撮影装置のデータ処理部及び制御部のより詳細な構成を示すブロック図である。 一実施形態で採用したデュアルエネルギ法を実行するための曝射制御パルス列を例示するパルスシーケンスである。 本発明に係るX線断層撮影装置で採用可能な別の曝射制御パルス列を例示するパルスシーケンスである。 本発明に係るX線断層撮影装置で採用可能なさらに別の曝射制御パルス列を例示するパルスシーケンスである。 本発明に係るX線断層撮影装置で採用可能なさらに別の曝射制御パルス列であって、X線フォトン数の別の制御を可能にするパルスシーケンスである。 本発明に係るX線断層撮影装置で採用可能な別の電源部の構成を説明するブロック図である。
符号の説明
101 X線管
102 電源部
103 検出器
104 検出制御部
105 データ処理部
106 制御部
107 クロック発生器
108 入出力部
109 ガントリ
112 収集データ振分け回路
113A,113B 収集データメモリ
114 画像処理回路
115 記憶装置
121 中央処理装置
123 パルス列制御回路
124 電圧設定回路

Claims (14)

  1. 与えられる管電圧及び管電流に応じてX線を曝射するX線管と、
    互いに異なる振幅値を有する複数種の電圧から成る前記管電圧と前記管電流とを前記X線管に供給する電源と、
    このX線管により曝射され且つ被検体を透過してきたX線を所定のフレームレートで検出して当該X線のエネルギに応じた電気量の信号を出力する検出器と、
    前記複数種の管電圧それぞれに応じて前記X線管から曝射される、複数種のエネルギを有する前記X線それぞれのフォトン数、または、前記複数種の管電圧それぞれに応じて前記検出器により検出される、複数種のエネルギを有する前記X線それぞれのフォトン数が同じ値に近づくように前記管電圧及び前記管電流の少なくとも一方を制御する制御手段と、
    前記検出器から出力される前記信号を用いて、前記複数種の管電圧それぞれに相当する互いに異なるX線エネルギ値を反映した前記被検体の断層像を生成する断層像生成手段と、
    を備えたことを特徴とするX線断層撮影装置。
  2. 請求項1に記載のX線断層撮影装置において、
    前記X線源及び前記検出器の対を、前記被検体の顎部を挟んで互いに対向させた状態で当該被検体の周りを移動させる移動駆動手段を備えたことを特徴とするX線断層撮影装置。
  3. 請求項1または2に記載のX線断層撮影装置において、
    前記制御手段は、前記複数種のX線エネルギ領域それぞれのフォトン数が同じ値に近づくように前記複数種の管電圧の時間幅を制御する手段であることを特徴とするX線断層撮影装置。
  4. 請求項1または2に記載のX線断層撮影装置において、
    前記制御手段は、前記複数種のX線エネルギ領域それぞれのフォトン数が同じ値に近づくように前記管電流の値を制御する手段であることを特徴とするX線断層撮影装置。
  5. 請求項1または2に記載のX線断層撮影装置において、
    前記制御手段は、前記複数種のX線エネルギ領域それぞれのフォトン数が同じ値に近づくように前記複数種の管電圧の時間幅および前記管電流の値を制御する手段であることを特徴とするX線断層撮影装置。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載のX線断層撮影装置において、
    前記電源は、前記複数種の管電圧として、互いに異なる前記振幅値を有する複数種のパルス電圧を一定のシーケンスに基づいて供給するように構成したことを特徴とするX線断層撮影装置。
  7. 請求項6に記載のX線断層撮影装置において、
    前記複数種のパルス電圧のそれぞれは実質的に矩形状を成すパルス波形を有し、かつ、振幅値の大小に基づく一定の規則順に時系列方向に並んでいることを特徴とするX線断層撮影装置。
  8. 請求項1〜5の何れか一項に記載のX線断層撮影装置において、
    前記電源は、前記複数種の管電圧として、互いに異なる前記振幅値を有する複数種の電圧を切り換えて供給するように構成したことを特徴とするX線断層撮影装置。
  9. 請求項1〜8の何れか一項に記載のX線断層撮影装置において、
    前記検出器のフレームレートは、前記X線管が前記複数種の管電圧に応じて曝射するタイミングに同期した値に設定されていることを特徴とするX線断層撮影装置。
  10. 請求項9に記載のX線断層撮影装置において、
    前記断層像生成手段は、
    前記検出器により検出される信号に基づくフレームデータが前記複数種の管電圧の何れの管電圧に応じて発生したものであるかに応じて、当該フレームデータを振り分ける振分け手段と、
    この振分け手段により振り分けられた複数種のフレームデータを、互いに区別可能にそれぞれ記憶するフレームデータ記憶手段と、
    このフレームデータ記憶手段に記憶された複数種のフレームデータに、その種別毎に異なる重み付けをして前記断層像を生成する生成手段と、
    を有することを特徴とするX線断層撮影装置。
  11. 請求項10に記載のX線断層撮影装置において、
    前記検出器は前記入射X線に応じたデジタル電気量の前記信号を直接に出力する半導体材料を用いた半導体検出器であることを特徴とするX線断層撮影装置。
  12. 請求項11に記載のX線断層撮影装置において、
    前記フレームレートは、300FPS以上のフレームレートであることを特徴とするX線断層撮影装置。
  13. 請求項10に記載のX線断層撮影装置において、
    前記検出器は、前記X線を入射させるライン状の検出面を有するライン検出器であることを特徴とするX線断層撮影装置。
  14. 請求項10に記載のX線断層撮影装置において、
    前記生成手段は、前記移動駆動手段が前記X線源及び前記検出器を前記対象物の周りを移動させることに伴って前記フレームデータ記憶手段に記憶された複数種のフレームデータに、その種別毎に異なる重み付けを施して、前記X線画像としての予め指定された前記顎部の所望断層面のパノラマ画像を生成する手段である、
    ことを特徴とするX線断層撮影装置。
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