JP2007318070A - 絶縁膜材料、この絶縁膜材料を用いた成膜方法および絶縁膜 - Google Patents

絶縁膜材料、この絶縁膜材料を用いた成膜方法および絶縁膜 Download PDF

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暢夫 田島
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智之 濱田
Minoru Inoue
實 井上
Satoshi Hanesaka
智 羽坂
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Kazuhiro Miyazawa
和浩 宮澤
Manabu Jinriki
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Abstract

【課題】半導体装置の層間絶縁膜などに有用な誘電率が低く、かつ機械的強度が高い絶縁膜を得る。
【解決手段】絶縁膜材料として、テトラビニルシランを用い、プラズマCVD法によって成膜する。ヘリウム、アルゴン、キセノンなどの希ガス、エタン、プロパンなどの炭素数2〜3の鎖状炭化水素、エチレン、アセチレン、プロピレンなどの炭素数2〜3の炭化水素基を有する鎖状不飽和炭化水素を成膜時に同伴させてもよい。
【選択図】なし

Description

この発明は、半導体装置の層間絶縁膜などの絶縁膜を成膜する際に用いられる絶縁膜材料およびこれを用いる成膜方法ならびに絶縁膜に関し、低誘電率で、かつ高強度の絶縁膜が得られるようにしたものである。
半導体装置の高集積化に伴い、配線層が微細化されつつある。しかし、微細な配線層では、配線層における信号遅延の影響が大きくなり高速化を妨げている。この信号遅延は、配線層の抵抗と配線層間容量に比例するため、高速化を実現するためには配線層の低抵抗化と配線層間容量の低減が必須である。
このため、最近では配線層をなす材料として、従来のアルミニウムから抵抗率の低い銅を用い、配線層間容量を減らすために、層間絶縁膜をSiO(比誘電率=4.1)から誘電率の低いSiOF(比誘電率=3.7)を用いるようになっている。しかし、層間絶縁膜に求められる比誘電率の値は次第に小さくなり、近い将来では2.4以下という小さな値のものが求められることが予想される。
配線層を銅から形成する場合には、配線層の形成にはダマシン法と呼ばれる手法が採用されている。ダマシン法とは、予めレジストマスキングにより層間絶縁膜にドライエッチングにより配線溝を形成し、この上に銅を堆積した後、配線溝以外に堆積している銅を化学機械研磨法(CMP)によって除去して銅からなる配線層を形成する手法である。
この化学機械研磨法による操作は、ウエハにスラリとパッドで荷重をかけながら銅を研磨除去するため、層間絶縁膜には上方向と横方向とからの力がかかり、場合によっては層間絶縁膜が破損したり剥離したりする不具合が起こる。
層間絶縁膜が、テトラエトキシシランを用い、CVD法で形成したSiO膜である場合には、この膜の強度が高いため、化学機械研磨によって破損することは無い。しかし、誘電率を下げるためにSiO膜を多孔質にすると強度が大きく低下して脆くなる。
この絶縁膜の強度の指標として、ヤング率を用いるのが一般的であるが、テトラエトキシシランを用いたSiO膜では80GPa程度あったものが、SiOF膜になると70GPa、更にSiOC膜になると12GPaにまで低下する。
最近の有機シロキサン原料や有機物原料を用いた多孔質膜では、2〜4GPa程度の強度しかないことが判明し、化学機械研磨ができない状況も現出しており、これが半導体装置の製造歩留まりを大きく低下させる原因となっている。
半導体装置の層間絶縁膜として、誘電率を低減させたものを用いるようにした提案は多数あり、以下のその一部を示す。
特開2002−252228号公報 特開2002−256434号公報 特開2004−200626号公報 特開2004−214161号公報
よって、本発明における課題は、半導体装置の層間絶縁膜などに有用な誘電率が低く、かつ機械的強度が高い絶縁膜が得られるようにすることにある。
かかる課題を解決するため、
請求項1にかかる発明は、下記化学式(1)で示され、得られる絶縁膜がケイ素と炭素と水素のみから構成されるプラズマCVD用絶縁膜材料である。
Figure 2007318070
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の絶縁膜材料を用い、プラズマCVD法により、ケイ素と炭素と水素のみから構成される絶縁膜を成膜する成膜方法である。
請求項にかかる発明は、3少なくとも1種以上の炭素数2〜3の鎖状炭化水素を同伴させて成膜する請求項2記載の成膜方法である。
請求項4にかかる発明は、さらに、ヘリウム、キセノン、アルゴン、クリプトン、水素のいずれか1種以上を同伴させて成膜する請求項3記載の成膜方法である。
請求項5にかかる発明は、炭素数2〜3の鎖状炭化水素が不飽和結合を含むものである請求項3または4記載の成膜方法である。
請求項6にかかる発明は、プラズマCVD法による成膜時に、プラズマ発生用高周波電力、成膜用ガスの流量あるいは成膜圧力のいずれか一つ以上を変化させながら成膜する請求項2ないし5のいずれかに記載の成膜方法である。
請求項7にかかる発明は、成膜時にポロジエンを添加して成膜する請求項2ないし6のいずれかに記載の成膜方法である。
請求項8にかかる発明は、請求項2ないし7のいずれかに記載の成膜方法で得られた絶縁膜である。
請求項9にかかる発明は、誘電率が厚さ方向において変化している請求項8記載の絶縁膜である。
請求項10にかかる発明は、密度が厚さ方向において変化している請求項8記載の絶縁膜である。
本発明によれば、この絶縁膜材料を利用してプラズマCVD法により成膜された絶縁膜は、誘電率が低く、しかも機械的強度が高く、化学機械研磨法によっても、層間絶縁膜が破損することがなくなるなどの効果が得られ、誘電率が2.1〜4.7で、ヤング率が3.5〜18GPaの絶縁膜を得ることができる。
従来より、絶縁膜の機械的強度を維持しながら、誘電率を下げるための材料として、有機シリコン系材料が多く提案されている。これまで提案された有機シリコン材料にあっては、有機シリコン系絶縁膜における有機鎖は、低誘電率の物質を絶縁膜中に導入するという目的のためだけに使用され、結合の終端に配置され、ネットワーク構造はSi−O−Si結合によってのみ形成されるという考え方に基づいて提案されている。
これに対して、本発明者は、絶縁膜構造に対する理論的検討を実施し、ネットワークとしてSi−O−Si結合だけでなくSi−(炭化水素)−Si結合を含めば高い機械強度の低誘電率材料が得られることを見出した。
具体的には、(炭化水素)がCH、CまたはCであり、Siの酸素配位数が1となる構造において、誘電率が大きく低下し、強度の低下がほとんどないことを見出した。これを実現できるような材料を種々検討し、上述の絶縁膜材料を発見した。
さらに、絶縁膜材料として不飽和結合を持つ有機シリコン系化合物を使用することにより成膜速度の急激な上昇が認められ、スループットの上昇に貢献する。
本発明者は、絶縁膜構造に対する理論的検討を行い、炭化水素が終端した場合とネットワーク構造をとった場合とで、物性がどのように変化していくかを検証した。
90nmノードの低誘電率膜のモデル構造を参照構造として作成し、その2個のSi−CH終端をSi−C−Siネットワーク構造に置換したモデルにおいて、誘電率とヤング率の変化を調べた。
参照構造は、テトラシクロテトラシロキサンを原料とするプラズマCVD膜をモデル化したもので、実際に成膜した膜を解析したものと同じ原子団を持ち、実測の組成を再現するように作成した構造である。
図1に計算によって得られたモデル構造のヤング率と誘電率を示した。図1において、曲線Aは、テトラシクロテトラシロキサンを原料とするプラズマCVD膜のモデル(参照構造)についてのもので、曲線Bは、この絶縁膜の2個のSi−CH終端をSi−C−Siネットワーク構造に置換したモデルについてのものである。
図1から明らかに、炭化水素ネットワークを有するモデル構造は、高ヤング率で低誘電率となる可能性が示唆される。
したがって、機械強度の同じ点で比較すると、炭化水素架橋を持つSiOCH膜の方が誘電率が低くなるため、低誘電率膜としては、炭化水素ネットワークを有するモデル構造の方が素性の良い物質であることがわかる。以上の計算結果から炭化水素ネットワークを形成することで強度の上昇が見込めることを見出した。
そこで、このような構造を実現できるような材料を種々検討し、上述の化学式(1)に示される材料を発見した。
ところで、上述の化学式(1)で示されるテトラビニルシランに関しては、すでに以下に示す先行文献にてテトラビニルシランによって半導体配線中の絶縁膜を作る方法が開示されている。
特開2005−071741号公報、特開2005−23318号公報、特開2005−045058号公報、特開2004−221275号公報、特開2004−235548号公報、特開2006−152063号公報、特開2005−310861号公報、特開2004−289105号公報。
しかしながら、これらの先行文献においてテトラビニルシランをプラズマCVD法による成膜原料として使用する場合は、ほとんど(特開2005−045058号公報、特開2004−221275号公報、特開2004−235548号公報、特開2005−310861号公報、特開2004−289105号公報)が銅拡散防止膜あるいはエッチストップ膜として使用するためのものが開示されており、バルク膜としての記載はなく、Cuの拡散性やエッチストップ性能については述べられているものの生成された絶縁膜の誘電率においての記載はない。
さらに、一般に使用されている銅拡散防止膜やエッチストップ膜は、バルク膜に比べて高い比誘電率を持つことが広く知られている。このため、これら先行文献による絶縁膜は、これまでの銅拡散防止膜やエッチストップ膜と比較して非常に低い比誘電率をもっているとは考えにくい。
また、特開2005−071741号公報にのみプラズマCVDによる層間絶縁膜材料として記載されているものの、酸素原子を含む化合物を添加することを特徴としている。
よって、本発明におけるテトラビニルシランに酸素原子を含む材料を添加せずに低誘電率絶縁膜とすることは示されていない。
本発明者は、低誘電率膜の理論的検討の結果としてSi−(炭化水素)−Siネットワーク(炭化水素:CH、C、C、C)のみによる膜の成膜を目的としてテトラビニルシランを原料とする成膜を試み低誘電率絶縁膜を形成できることを知った。
また、この際、ヘリウムなどの希ガスあるいは水素をベースガスとして添加ガスに炭素数2〜3の鎖状炭化水素を使用でき、この場合には堆積速度(成膜速度、デポレート)を維持したまま誘電率を低下させることができる。
この効果を推し進め、ベースガスに炭素数2〜3の鎖状炭化水素を使用して成膜すると、より大きな誘電率の低下効果を得ることができ、希ガスと炭素数2〜3の鎖状炭化水素とのチャンバー内での混合割合で堆積速度を維持したまま誘電率の低下率を制御することが可能である。
また、この誘電率低下効果は添加するガスの種類によって違いがあるため、違う種類の炭素数2〜3の鎖状炭化水素を混合して使用することも、さらにヘリウムなどの希ガス、水素の3種類以上を混合して使用することも可能である。
特に、不飽和結合を有する炭化水素化合物を使用した場合は、飽和結合のみを有する化合物と比較し、非常に大きな誘電率低下効果が得られる。
さらに、水素を使用した場合において、その使用量に注意が必要であるが、終端基の発生が抑えられ、より強度の高い膜を形成できる。
さらに成膜条件においては低いプラズマ発生用高周波電力(RFパワー)であることが誘電率を低減させるのに有効である。
このときの絶縁膜の構造をFT−IRによって確認すると、図2に示すように、高RFパワーで成膜した絶縁膜に対し低RFパワーによって成膜した絶縁膜は、1600cm−1付近のC=C結合によるピーク、2150cm−1付近のSi−H結合によるピークが急激に減少し、1050cm−1付近のSi−(CH−Siのピークが急激に上昇していることが明らかとなった。このC=CおよびSi−HとSi−(CH−Siとのピーク比がともに1:2以上になると優れた絶縁性と、低誘電率性を持ち、優れた低誘電率絶縁膜となる。
これをより進めていくとより低パワーとなりプラズマが着火しない事態も起こりえる。このような場合においてはウエハーをチャンバー室内に導入後あらかじめHeなどを導入し、成膜目的以下のパワーのプラズマを一瞬点火後、チャンバー内を真空排気し改めて成膜条件を整えプラズマを点火すると、安定して着火し成膜可能になることが判明した。
また、このテトラビニルシランを使用し成膜する際、RFパワー、成膜圧力、成膜用ガスのガス流量を成膜の途中で変化させることで、誘電率、膜密度などを変化させることができ、ひとつの膜中において厚さ方向に特性の違う膜が生成できる。
これらのRFパワー、成膜圧力、成膜用ガス流量は、それぞれ単独でも同時にも変更可能であり、成膜される膜の誘電率、膜密度などの特性を考慮しながら変化させることができる。
また、成膜途中に誘電率や膜密度を変化させる際には、RFパワーを変化させることが最も有効であり、RFパワーの変更は成膜圧力や成膜用ガスの流量の変更に比べ瞬時に制御可能である。
特許第3197007号公報、特許第3197008号公報には、滞留時間を変化させることでより低誘電率な絶縁膜を成膜する成膜方法が開示されているが、滞留時間のファクターは成膜圧力、成膜用ガス流量、成膜温度、電極間距離であり、RFパワーによる記載はない。また、成膜中にこの滞留時間を変化させることで誘電率や密度の制御を行うような記載はない。このテトラビニルシランを原料とする絶縁膜にあっては、滞留時間が同じでもRFパワーが異なると大きな誘電率が異なる膜となり、RFパワーの変化が誘電率に与える影響は大きい。
低誘電率の絶縁膜は、その密度が低いため、そのままでは吸湿により誘電率が大きく悪化する可能性があるが、成膜途中でRFパワー、圧力、ガス流量などの条件を変更し、誘電率は高くなるが密度の高い膜を薄くつけ、高密度の層で表面を覆うことで吸湿を防止でき、結果的に誘電率の低い膜を形成できる、さらに、表面のみに誘電率の高い膜を成膜しエッチングの特性変化や密着性を改善させるなどのメリットがある。
さらに、ポロジェンと呼ばれる物質を成膜時に導入し、これをアニールあるいは電子線照射、紫外線照射などによって除去することで絶縁膜内に空孔を導入し、より誘電率を低下させることができる。同時に導入するポロジェンとしては、一般に使用される1−メチル−4−イソプロピル−1、3−シクロヘキサジエン、シクロヘキサンオキシドなどが使用できる。
以下、本発明を詳しく説明する。
本発明のプラズマCVD用絶縁膜材料は、上記化学式(1)で表される化合物であるテトラビニルシランである。
本発明の成膜の方法について説明する。
本発明の成膜方法は、基本的には、上述の化学式(1)に示される絶縁膜材料を用いプラズマCVD法により成膜を行うものである。この場合、成膜装置のチャンバー内に送り込まれ成膜に供される成膜用ガスは、絶縁膜材料からなるガスの他に、ベースガスおよび/または添加ガスが混合された混合ガスとなる。
ベースガスとは、成膜用ガスのうち、絶縁膜材料からなるガスを除いた体積の50体積%以上を占めるガスを言い、添加ガスとは、絶縁膜材料からなるガスを除いた体積の50体積%未満を占めるガスを言う。
また、絶縁膜材料は、ヘリウムなどの不活性ガスを用いたバブリングによる気化、気化器による気化または材料容器の加熱による気化によってガス化して用いられる。
次に、化学式(1)で示される絶縁膜材料であるテトラビニルシランを用いた成膜方法について説明する。
テトラビニルシランは、分子内に酸素原子を含んでいないので、これから得られる絶縁膜の微細構造は、ケイ素と炭素と水素のみのSi−(炭化水素)−Siネットワーク構造(炭化水素:CH、C、C、C)のみから構成することが可能であり、そのためには、成膜装置のチャンバーに送り込まれる成膜用ガス中のベースガス、添加ガスには、分子内の酸素原子を含んでいないものを使用する必要がある。
このため、ベースガスには、ヘリウム、アルゴン、クリプトン、キセノン等の希ガス、水素のいずれか1種以上が用いられ、添加ガスには、エタン、エチレン、アセチレン、プロパン、プロピン、プロピレンなどの炭素数2〜3の鎖状炭化水素の1種以上、好ましくはエチレン、アセチレン、プロピレンなどの不飽和結合を有する炭素数2〜3の鎖状炭化水素の1種以上が用いられる。
また、ベースガスとして、エタン、エチレン、アセチレン、プロパン、プロピン、プロピレンなどの炭素数2〜3の鎖状炭化水素の1種以上、好ましくはエチレン、アセチレン、プロピレンなどの不飽和結合を有する炭素数2〜3の鎖状炭化水素の1種以上を使用し、添加ガスとしてヘリウム、アルゴン、クリプトン、キセノン等のガス、水素のいずれか1種以上を用いても良い。
また、成膜用ガス中に占めるテトラビニルシランガスの割合は5〜90体積%、好ましくは25〜50体積%、さらに好ましくは30〜35体積%とされる。
同伴ガスを併用することにより、例えば炭素数2〜3の鎖状炭化水素を同伴する場合は、堆積速度(デポレート)を維持したまま誘電率を大きく低下させられる。
水素を同伴する場合は、終端基を抑え、より高強度な膜を形成できる。ただし、条件が合わないと誘電率を著しく増加させることがあるので注意が必要である。
さらに、成膜途中において、プラズマ発生用高周波電力(RFパワー)、成膜圧力、成膜用ガス流量のいずれか1種以上を変化させて成膜することができ、このような成膜方法を採用することで、得られる絶縁膜の厚さ方向の誘電率、密度を制御することができる。誘電率、密度の変化は連続的であっても、段階的な変化であってもよい。
これにより、例えば、絶縁膜の表面部を密度が高く、かつ誘電率が高い層で構成し、内側部分は密度が低く、かつ誘電率も低い層で構成し、絶縁膜全体では誘電率を低くし、表面部での強度を高くし、さらに絶縁膜の吸湿を抑えることができるなどの効果が得られる。
また、上述のようにRFパワーをできる限り小さくして成膜することが望ましい。
成膜時のRFパワーは、プラズマCVD成膜装置によってその範囲が多少異なるものの、250W未満が望ましく、50〜100Wとなるべく低いほうが終端基の少ない膜を形成可能である。
プラズマCVD法としては、周知のものが用いられ、例えば、図3に示すような平行平板型のプラズマ成膜装置などを使用して成膜することができる。
図3に示したプラズマ成膜装置は、減圧可能なチャンバー1を備え、このチャンバー1は、排気管2、開閉弁3を介して排気ポンプ4に接続されている。また、チャンバー1には、図示しない圧力計が備えられ、チャンバー1内の圧力が測定できるようになっている。チャンバー1内には、相対向する一対の平板状の上部電極5と下部電極6とが設けられている。上部電極5は、高周波電源7に接続され、上部電極5に高周波電流が印加されるようになっている。
下部電極6は、基板8を載置する載置台を兼ねており、その内部にはヒーター9が内蔵され、基板8を加熱できるようになっている。
また、上部電極5には、ガス供給配管10が接続されている。このガス供給配管10には、図示しない成膜用ガス供給源が接続され、この成膜用ガス供給装置からの成膜用のガスが供給され、このガスは上部電極5内に形成された複数の貫通孔を通って、下部電極6に向けて拡散しつつ流れ出るようになっている。
また、上記成膜用ガス供給源には、上述の絶縁膜材料を気化する気化装置と、その流量を調整する流量調整弁を備えるとともに、ベースガスを供給する供給装置および添加用ガスを供給する供給装置が設けられており、これらのガスもガス供給配管10を流れて、上部電極5からチャンバー1内に流れ出るようになっている。
プラズマ成膜装置のチャンバー1内の下部電極6上に基板8を置き、成膜用ガス供給源から上記成膜用ガスをチャンバー1内に送り込む。高周波電源7から高周波電流を上部電極5に印加して、チャンバー1内にプラズマを発生させる。これにより、基板8上に上記成膜用ガスから気相化学反応により生成した絶縁膜が形成される。
プラズマCVD法としては、平行平板型の他に、ICPプラズマ、ECRプラズマ、マグネトロンプラズマを用いることが可能であり、平行平板型装置の下部電極にも高周波を導入する2周波励起プラズマを使用することもできる。
このプラズマ成膜装置における成膜条件は、以下の範囲が好適であるがこの限りではない。
絶縁膜材料流量 :25〜100cc/m (2種以上の場合は合計量である)
添加ガス流量 :0〜50cc/min
ベースガス流量 :25〜100cc/min
圧力 :1〜10torr
RFパワー :50〜500W、好ましくは50〜250W
基板温度 :300〜400℃
成膜厚さ :200nm
このときに使用する絶縁膜材料にあっては、材料中に含まれる金属成分は合計100ppb未満であり、窒素成分は10ppm未満であることが好ましい。
絶縁膜材料中の金属成分は成膜された膜のリーク特性を悪化させるため少ないほうがよく、窒素は成膜後ArFレジストを行う際にアミンを生成するなどの悪影響があるため少ないほうが良い。
本発明の絶縁膜は、上述のプラズマCVD用絶縁膜材料、またはこれとベースガス、添加ガスとを用い、プラズマ成膜装置によって、プラズマCVD反応により成膜されたもので、その誘電率が2.1〜4.7で、ヤング率が3.5〜18GPaとなって、機械的強度が高いものとなる。
このため、この絶縁膜は、化学機械研磨によって破損したり、基板から剥離するようなことがない。
また、化学式(1)で示される絶縁膜材料から得られた絶縁膜では、絶縁膜を構成するネットワークとして、そのすべてがSi−(炭化水素)−Si結合を含むものからなり、(炭化水素)がCH、CH4、Cである構造となっている。
以下、実施例を示す。
実施例における絶縁膜の膜厚、誘電率、密度の測定は、以下のようして実施した。
膜厚は、分光エリプソメーターを使用し測定した。誘電率は、水銀プローブを使用し、膜厚400nm以上の膜を測定した。密度はXRRで測定した。但し、一部の実施例では、膜厚400nm未満で誘電率を測定したものも存在する。
複数の誘電率、密度を持つ絶縁膜の測定は、成膜条件を変更し、条件変更前の膜、変更途中の膜、条件変更後の膜を成膜する。これらの膜の膜厚、誘電率、密度を測定する。それぞれの膜の測定値はそれまでの膜の積算値となるので、前回の測定値との差が条件変更後の誘電率、密度(以下の実施例では、それぞれ△誘電率、△密度と表記する)となる。
実施例1
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:ヘリウム
ベースガス流量:50cc/min
圧力 :7torr
RFパワー :100W
基板温度 :350℃
比誘電率 :2.73
ヤング :10.5GPa
デポレート :40nm/min
実施例2
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:ヘリウム
ベースガス流量:50cc/min
圧力 :7torr
RFパワー :100W
基板温度 :400℃
比誘電率 :2.55
ヤング率 :7.8GPa
デポレート :20nm/min
実施例3
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:ヘリウム
ベースガス流量:50cc/min
圧力 :7torr
RFパワー :150W
基板温度 :350℃
比誘電率 :2.98
ヤング率 :12GPa
デポレート :60nm/min
実施例4
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:ヘリウム
ベースガス流量:50cc/min
圧力 :7torr
RFパワー :250W
基板温度 :350℃
比誘電率 :3.21
ヤング率 :18GPa
デポレート :110nm/min
実施例5
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:ヘリウム
ベースガス流量:50cc/min
圧力 :0.5torr
RFパワー :100W
基板温度 :350℃
比誘電率 :3.82
ヤング率 :17.5GPa
デポレート :40nm/min
実施例6
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:ヘリウム
ベースガス流量:50cc/min
圧力 :0.5torr
RFパワー :300W
基板温度 :350℃
比誘電率 :4.57
ヤング率 :20.1GPa
デポレート :200nm/min
実施例7
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:ヘリウム
ベースガス流量:50cc/min
圧力 :7torr
RFパワー :300W
基板温度 :350℃
比誘電率 :4.73
ヤング率 :15GPa
デポレート :230nm/min
実施例8
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:エタン
ベースガス流量:50cc/min
圧力 :7torr
RFパワー :100W
基板温度 :350℃
比誘電率 :2.69
ヤング率 :4.61GPa
デポレート :40nm/min
実施例9
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:エチレン
ベースガス流量:50cc/min
圧力 :7torr
RFパワー :100W
基板温度 :350℃
比誘電率 :2.50
ヤング率 :4.5GPa
デポレート :40nm/min
実施例10
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:ヘリウム
ベースガス流量:30cc/min
添加ガス名称 :エタン
添加ガス流量 :20cc/min
圧力 :7torr
RFパワー :100W
基板温度 :350℃
比誘電率 :2.69
ヤング率 :4.5GPa
デポレート :40nm/min
実施例11
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:ヘリウム
ベースガス流量:30cc/min
添加ガス名称 :エチレン
添加ガス流量 :20cc/min
圧力 :7torr
RFパワー :100W
基板温度 :350℃
比誘電率 :2.67
ヤング率 :4.5GPa
デポレート :40nm/min
実施例12
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:ヘリウム
ベースガス流量:26cc/min
添加ガス名称 :エチレン
添加ガス流量 :24cc/min
圧力 :7torr
RFパワー :100W
基板温度 :350℃
比誘電率 :2.61
ヤング率 :4.5GPa
デポレート :40nm/min
実施例13
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:エチレン
ベースガス流量:30cc/min
添加ガス名称 :ヘリウム
添加ガス流量 :20cc/min
圧力 :7torr
RFパワー :100W
基板温度 :350℃
比誘電率 :2.54
ヤング率 :4.5GPa
デポレート :40nm/min
実施例1、9、11〜13の一覧
He/C混合によるデポレート、誘電率値の変化
共通事項
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:ヘリウム
圧力 :7torr
RFパワー :100W
基板温度 :350℃
Figure 2007318070
実施例14
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:エチレン
ベースガス流量:30cc/min
添加ガス名称 :ヘリウム
添加ガス流量 :15cc/min
添加ガス名称 :水素
添加ガス流量 :5cc/min
圧力 :7torr
RFパワー :100W
基板温度 :350℃
比誘電率 :2.53
ヤング率 :4.9GPa
デポレート :40nm/min
実施例15
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:ヘリウム
ベースガス流量:30cc/min
添加ガス名称 :エチレン
添加ガス流量 :15cc/min
添加ガス名称 :水素
添加ガス流量 :5cc/min
圧力 :7torr
RFパワー :100W
基板温度 :350℃
比誘電率 :2.66
ヤング率 :4.9GPa
デポレート :40nm/min
実施例16
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:水素
ベースガス流量:50cc/min
圧力 :7torr
RFパワー :100W
基板温度 :350℃
比誘電率 :2.75
ヤング率 :11.2GPa
デポレート :40nm/min
実施例17
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:ヘリウム
ベースガス流量:50cc/min
圧力 :7torr
RFパワー :100W→200W 図4のグラフに示したように変化させた
基板温度 :350℃
経過時間1、5、6、7、12分後でそれぞれ成膜を中断しそれぞれの成膜された膜の密度、比誘電率を測定した。
結果を図5に示す。
実施例18
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:ヘリウム
ベースガス流量:50cc/min
圧力 :7torrから1torrへ図6のグラフに示したように変化させた
RFパワー :100Wから200Wへ図6のグラフに示したように変化させた
基板温度 :350℃
経過時間1、5、6、7、8、9、10、12、13、15分後でそれぞれ成膜を中断しそれぞれの成膜された膜の密度、比誘電率を測定した。
結果を図7に示す。
実施例19
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:ヘリウム
ベースガス流量:50cc/minから60cc/minへ図8のグラフに示したように変化させた
圧力 :7torr
RFパワー :100Wから200Wへ図8のグラフに示したように変化させた
基板温度 :350℃
経過時間1、5、6、7、9、10、15分後でそれぞれ成膜を中断しそれぞれの成膜された膜の密度、比誘電率を測定した。
結果を図9に示す。
実施例20
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:ヘリウム
ベースガス流量:50cc/min
圧力 :7torrから1torrへ図10のグラフに示したように変化させた
RFパワー :100W
基板温度 :350℃
経過時間1、5、6、7、8、9、10、15分後でそれぞれ成膜を中断しそれぞれの成膜された膜の密度、比誘電率を測定した。
結果を図11に示す。
実施例21
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:ヘリウム
ベースガス流量:50cc/minから60cc/minへ図12のグラフに示したように変化させた
圧力 :7torr
RFパワー :100W
基板温度 :350℃
経過時間1、5、6、7、12分後でそれぞれ成膜を中断しそれぞれの成膜された膜の密度、比誘電率を測定した。
結果を図13に示す。
実施例22
絶縁膜材料名称:テトラビニルシラン
絶縁膜材料流量:25cc/min
ベースガス名称:ヘリウム
ベースガス流量:40cc/min
ポロジェン :シクロヘキサンオキシド
ポロジェン流量:10cc/min
圧力 :7torr
RFパワー :100W
基板温度 :350℃
アニール圧力 :1torr
アニール雰囲気:N
アニール温度 :400℃
アニール時間 :30min
比誘電率 :2.32
ヤング率 :3.6GPa
絶縁膜の内部構造モデルについてのヤング率と誘電率の関係を示すグラフである。 プラズマ発生用高周波電力の強弱による2種の絶縁膜の赤外線分光スペクトルを示すグラフである。 本発明で用いられるプラズマ成膜装置の例を示す概略構成図である。 実施例17での成膜条件の変化を示すグラフである。 実施例17での成膜条件の変化に伴う絶縁膜の誘電率および密度の変化を示すグラフである。 実施例18での成膜条件の変化を示すグラフである。 実施例18での成膜条件の変化に伴う絶縁膜の誘電率および密度の変化を示すグラフである。 実施例19での成膜条件の変化を示すグラフである。 実施例19での成膜条件の変化に伴う絶縁膜の誘電率および密度の変化を示すグラフである。 実施例20での成膜条件の変化を示すグラフである。 実施例20での成膜条件の変化に伴う絶縁膜の誘電率および密度の変化を示すグラフである。 実施例21での成膜条件の変化を示すグラフである。 実施例21での成膜条件の変化に伴う絶縁膜の誘電率および密度の変化を示すグラフである。

Claims (10)

  1. 下記化学式(1)で示され、得られる絶縁膜がケイ素と炭素と水素のみから構成されるプラズマCVD用絶縁膜材料。
    Figure 2007318070
  2. 請求項1に記載の絶縁膜材料を用い、プラズマCVD法により、ケイ素と炭素と水素のみから構成される絶縁膜を成膜する成膜方法。
  3. 少なくとも1種以上の炭素数2〜3の鎖状炭化水素を同伴させて成膜する請求項2記載の成膜方法。
  4. さらに、ヘリウム、キセノン、アルゴン、クリプトン、水素のいずれか1種以上を同伴させて成膜する請求項3記載の成膜方法。
  5. 炭素数2〜3の鎖状炭化水素が不飽和結合を含むものである請求項3または4記載の成膜方法。
  6. プラズマCVD法による成膜時に、プラズマ発生用高周波電力、成膜用ガスの流量あるいは成膜圧力のいずれか一つ以上を変化させながら成膜する請求項2ないし5のいずれかに記載の成膜方法。
  7. 成膜時にポロジエンを添加して成膜する請求項2ないし6のいずれかに記載の成膜方法。
  8. 請求項2ないし7のいずれかに記載の成膜方法で得られた絶縁膜。
  9. 誘電率が厚さ方向において変化している請求項8記載の絶縁膜。
  10. 密度が厚さ方向において変化している請求項8記載の絶縁膜。
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JP2006100833A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Air Products & Chemicals Inc 多孔質の低誘電率組成物並びにそれを作製及び使用するための方法

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