JP2007317268A - 光ディスク装置及びその情報記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスク装置において、効率的なフォーカス学習により記録時間を短縮する。
【解決手段】記録に先立ち、受光手段の出力に基づいて光ディスクの複数のディスク半径位置のそれぞれにおける対物レンズのフォーカス学習を行い、該学習結果に基づき該各ディスク半径位置のディスク面振れ量を演算し、該求めた面振れ量情報に基づき、記録時のフォーカス学習を行うためのディスク半径位置を設定し、記録時には、該設定したディスク半径位置におけるフォーカス駆動量を、上記記録前のフォーカス学習結果に基づき演算し、該演算したフォーカス駆動量に基づき現在のディスク半径位置におけるフォーカス学習を行い、該フォーカス学習結果に基づきフォーカス制御を行う構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ディスク装置に係り、特に、光ディスク上にラベル画像を形成するときのフォーカス制御技術に関する。
近年、ディスク装置において、光ディスクの面上に塗布した感熱材にレーザ光を照射し、該感熱材を熱により変色させ、色の濃淡によって画像を形成する情報記録技術が実用化され始めている。
また、本発明に関連した従来技術であって、特許文献に記載されたものとしては、例えば、特開2003−242669号公報(特許文献1)や特開2005−327425号公報(特許文献2)に記載された技術がある。特開2003−242669号公報には、光ディスク記録再生装置において、光ディスクの光反射率の小さい領域に対しても正確なフォーカス制御を行うために、反射率の小さい領域に対してレーザ光を照射して記録や再生を行うとき、それに先立ち、光ディスクにおいて反射率の大きい領域に対してテストレーザ光照射を行い、その時に実行したフォーカス制御内容に基づいてフォーカス制御内容を決定しメモリに記憶し、その後、反射率の小さい領域にレーザ光を照射するとき、該記憶したフォーカス制御内容に従ってフォーカス制御を行うとする技術が記載されている。また、特開2005−327425号公報には、面振れ相当量が大きい光ディスクを再生するときにも正確なフォーカス制御を行えるようにするために、光ディスクを回転させ、光ディスクの回転角を検出する信号のタイミングで光ピックアップを光ディスク面に垂直な方向に上下駆動させ、光ビームの焦点が光ディスクの記録面上に位置するタイミングでのフォーカス駆動値を検出し、1周あたり3点以上の検出ポイントにおけるフォーカス駆動値から面振れ相当量を算出し、任意の回転角検出信号における面振れ相当量を予めフォーカス駆動値として印加しておき、任意の回転角検出信号でフォーカス制御を行うとする技術が記載されている。
特開2003−242669号公報 特開2005−327425号公報
上記従来技術においては、いずれの場合も、光ディスク装置のフォーカス学習を、記録動作の前にだけ事前学習として行い、記録時は、該フォーカス学習の結果を用いてフォーカス制御を実行する。フォーカス学習を行うディスク半径位置や該ディスク半径位置の数も固定されている。このため、例えば、ディスク面振れ量が小さい光ディスクの場合も、ディスク面振れ量が大きい光ディスクの場合と同じ所定のディスク半径位置毎にフォーカス学習を行うことになり、不要なフォーカス学習動作とそれに基づく不要なフォーカス制御を行うおそれがあり、フォーカス学習に時間がかかり、記録に要する時間が長くなり易い。また、これら動作に起因して記録品質の劣化も招き易い。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、光ディスク装置において、光ディスクの面振れ状態に応じた効率的なフォーカス学習を可能にして、記録に要する時間を短縮できるようにするとともに、記録品質の向上も可能にすることである。
本発明の目的は、かかる課題点を解決し、光ディスク上にラベル画像を形成可能な使い勝手の良い光ディスク装置を提供することにある。
上記課題点を解決するために、本発明では、光ディスク装置において、記録に先立ち、受光手段の出力に基づいて光ディスクの複数のディスク半径位置のそれぞれにおける対物レンズのフォーカス制御のためのフォーカス学習を行い、該学習結果に基づき該各ディスク半径位置(フォーカス学習位置)のディスク面振れ量(ディスク面の反りも含む)を演算し、該求めた面振れ量情報に基づき、記録時のフォーカス学習を行うためのディスク半径位置(フォーカス学習位置)を設定し、さらに、記録時には、該設定したディスク半径位置(フォーカス学習位置)におけるフォーカス駆動量を、上記記録前のフォーカス学習結果に基づき演算し、該演算したフォーカス駆動量に基づき現在のディスク半径位置におけるフォーカス学習を行い、該フォーカス学習結果に基づきフォーカス制御を行う構成とする。
本発明によれば、光ディスク装置において、光ディスクの状態に応じた効率的なフォーカス学習が可能となり、記録時間を短縮することができる。また、記録品質の劣化も抑えることができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を用いて説明する。
図1〜図6は、本発明の実施例の説明図である。本実施例では、照射したレーザ光により、光ディスクの面上にラベル画像を形成可能な光ディスク装置につき説明する。図1は、本発明の実施例としての光ディスク装置の構成例図、図2は、図1の光ディスク装置における記録制御系の構成図、図3は、図1の光ディスク装置における記録前の学習として、記録時のフォーカス学習のためのディスク半径位置を設定する場合の説明図、図4は、図1の光ディスク装置における記録時の学習として、現在の学習位置以降の学習位置を再設定する場合の説明図、図5は、図1の光ディスク装置に用いるフォトデテクタの説明図、図6は、図1の光ディスク装置における記録時のフォーカス制御動作の説明図である。
図1において、1は、本発明の実施例としての光ディスク装置、2は光ディスク、3は、光ディスク2を回転駆動するスピンドルモータ、4は光ピックアップ、5は対物レンズ、6は、記録または再生のために所定の強さのレーザ光を発生するレーザダイオード、7は、レーザダイオード6を駆動するレーザ駆動回路、8は、対物レンズ5を介し光ディスク2の記録面からの反射レーザ光を受光して電気信号に変換し出力する受光手段としてのフォトデテクタ、9は、フォトデテクタ8からの信号を増幅するなどアナログ信号処理するアナログフロントエンド、10は、直線状のガイド部材(図示なし)やリードスクリュー部材(図示なし)などを備えて構成され、光ピックアップ4を光ディスク2の略半径方向に移動させる移動・案内機構部、11は、移動・案内機構部10内にあってリードスクリュー部材(図示なし)を回転駆動するスライドモータ、12は、スピンドルモータ3やスライドモータ11などを駆動するモータ駆動回路、13は、モータ駆動回路12を制御するモータ制御部、14は、光ディスク2の記録層に記録される記録信号を生成する記録信号生成部、16は、フォトデテクタ8からの再生信号を、RF信号や、トラッキング誤差信号や、フォーカス誤差信号として処理する再生・誤差信号処理部、17は、光ピックアップ4内にあって、対物レンズ5を駆動し位置や姿勢を変化させるアクチュエータ、18は、アクチュエータ17を駆動するアクチュエータ駆動回路、19は、フォーカス制御用信号やトラッキング制御用信号を生成し出力するフォーカス・トラッキング制御部、20は、モータ制御部13や、記録信号生成部14や、レーザ駆動回路7や、再生・誤差信号処理部16などを制御する制御回路、40は、光ディスク2の回転速度及び回転位置(位相)を検出する回転センサ、50はインターフェース、60はホストコンピュータである。
制御回路20は、例えば、マイコンやDSP(Digital Signal Processor)などによって構成される。ホストコンピュータ60は、光ディスク2上に記録するラベル画像に対応した画像情報を、インターフェース50を介して制御回路20側に送信する。
制御回路20は、ラベル画像を光ディスクの面(以下、ラベル形成面という)に記録(描画)するとき(記録時)、対物レンズ5のフォーカス制御のためのフォーカス学習を、記録動作の開始前と開始後とに行う。制御回路20は、記録動作の開始前には、事前のフォーカス学習を含む第1の学習動作を実施し、記録動作の開始後には、記録時のフォーカス学習を含む第2の学習動作を実施する。すなわち、制御回路20は、記録動作の開始前は、第1の学習として、光ディスク2の複数の半径位置(ディスク半径位置)のそれぞれにおいて対物レンズ5を駆動するアクチュエータ17の駆動電圧を変えて、該対物レンズ5の光ディスク2のラベル形成面からの高さ位置を変え、各高さ位置のときの該駆動電圧に対するフォトデテクタ8の出力を測定し、該出力が最大(最大値を含む実質的最大の範囲を意味する)のレベルとなるときの、アクチュエータ17の駆動電圧のレベル及びその変化量を求めるフォーカス学習を行い、その後、該フォーカス学習結果に基づき該各ディスク半径位置のディスク面振れ量(ディスク面の反りも含む)を演算し、該求めた面振れ量情報に基づいて、記録時にフォーカス学習を行うためのディスク半径位置を演算して設定する。また、記録動作の開始後は、制御回路20は、第2の学習として、上記第1の学習で設定したディスク半径位置におけるフォーカス駆動量を、上記第1の学習における上記フォーカス学習の結果すなわちアクチュエータ17の駆動電圧の変化量に基づき演算し、該演算したフォーカス駆動量に基づき現在のディスク半径位置におけるフォーカス学習を行う。該第2の学習におけるフォーカス学習でも、上記第1の学習におけるフォーカス学習の場合と同様、アクチュエータ17の駆動電圧を変えて対物レンズ5の光ディスク2のラベル形成面からの高さ位置を変え、各高さ位置のときの該駆動電圧に対するフォトデテクタ8の出力を測定し、該測定出力が最大(最大値を含む実質的最大の範囲を意味する)のレベルとなるときの、アクチュエータ17の駆動電圧のレベル及びその変化量を求める。
記録時、制御回路20は、上記第2の学習の結果に基づき対物レンズ5のフォーカス制御を、再生・誤差信号処理部16、フォーカス・トラッキング制御部19を介しアクチュエータ駆動回路18の駆動電圧を制御し、該制御状態の駆動電圧でアクチュエータ17を駆動して行う。制御回路20は、該フォーカス制御状態で、ホストコンピュータ60側から受信した画像情報に基づく制御信号を形成して記録信号生成部14に入力する。記録信号生成部14は、該制御信号に基づき記録信号を生成してレーザ駆動回路7に入力する。レーザ駆動回路7は、該記録信号に基づき、レーザダイオード6を駆動しレーザ光を出射させる。該レーザ光は、フォーカス制御された対物レンズ5を通って光ディスク2のラベル形成面に照射される。照射されたレーザ光は、光ディスク2のラベル形成面の感熱材を熱により変色させ、変色部の色の濃淡により画像を形成させる。
また、回転センサ40は、光ディスク2の中心孔の周囲に形成された周波数信号発生手段により発生する光ディスク2の回転速度信号(回転周波数信号)及び回転位相信号を検出し、制御回路20に入力する。周波数信号発生手段としては、例えば、光を通すセクタと、光を遮断するセクタとが周方向に交互に形成されて成る構成のものなどがある。制御回路20は、記録時、該回転センサ40で検出された回転速度信号及び回転位相信号に基づき、モータ制御部13を介してモータ駆動回路12を制御し、スピンドルモータ3を回転させる。スピンドルモータ3の該制御回転により、光ディスク2は所定の回転速度及び回転位相で回転される。光ディスク2が該制御された状態で回転されることで、光ディスク2のラベル形成面内の予め設定されている部分に、記録信号に対応したレーザ光が照射され、該部分の感熱材が照射レーザ光による加熱により変色され、該ラベル形成面にラベル画像が形成される。
以下、説明中で用いる図1の光ディスク装置の構成要素には、図1の場合と同じ符号を付して用いる。
図2は、図1の光ディスク装置における記録制御系の構成図である。図1と同じ構成要素には、図1と同じ符号を付す。
図2において、201は、制御回路20内において対物レンズ5のフォーカス制御のための第1、第2の学習を行う学習部、2011は、学習部201内において、記録動作の開始前の第1の学習の中でのフォーカス学習と、記録動作の開始後の第2の学習の中でのフォーカス学習とを行うフォーカス学習部、2012は、フォーカス学習部2011でのフォーカス学習結果に基づき、記録動作開始前の第1の学習及び記録動作開始後の第2の学習において、フォーカス学習を行ったディスク半径位置(第1の学習におけるフォーカス学習位置)またはフォーカス学習を今後行うディスク半径位置(第2の学習におけるフォーカス学習位置)における光ディスク2の面振れ量を演算するディスク面振れ量演算部、2013は、記録動作の開始前にディスク面振れ量演算部2012が演算したディスク面振れ量(ディスク面の反りも含む)に基づき、記録時にフォーカス学習を行うディスク半径位置(フォーカス学習位置)を、記録動作の開始前に第1の学習の中で演算して設定するフォーカス学習位置演算・設定部、2014は、フォーカス学習位置演算・設定部2013が演算し設定したフォーカス学習位置に対応する学習位置信号を形成する学習位置信号形成部、2015は、記録時に、フォーカス学習位置演算・設定部2013が演算・設定したディスク半径位置のそれぞれにおけるフォーカス駆動量を、フォーカス学習部2011でのフォーカス学習結果に基づき演算するフォーカス駆動量演算部、2016は、記録時、現在のディスク半径位置(フォーカス学習位置)におけるフォーカス学習の結果と、前のディスク半径位置(フォーカス学習位置)におけるフォーカス学習の結果とを比較し、該比較結果に対応した制御信号を形成して出力する学習結果比較部、202は、ホストコンピュータ60側から受信したラベル画像情報に対応した記録信号を、記録信号生成部14に生成させるための制御信号を形成するラベル画像対応制御信号形成部である。他の符号は図1の場合と同様である。
フォーカス学習部2011では、記録動作の開始前のフォーカス学習としては、光ディスク2の複数のディスク半径位置(フォーカス学習位置)例えば光ディスク2の最内周の未記録領域のディスク半径位置(記録開始位置)と光ディスク2の最外周の未記録領域のディスク半径位置(記録終了位置)とのそれぞれにおいて、アクチュエータ17の駆動電圧を変えて対物レンズ5の光ディスク2のラベル形成面からの高さ位置を変化させ、各高さ位置における該駆動電圧に対するフォトデテクタ8の出力を測定し、該フォトデテクタ8の出力が最大(最大値を含む実質的最大の範囲を意味するものとする)のレベルとなるときのアクチュエータ17の駆動電圧のレベル及びその変化量を求める。また、記録動作の開始後のフォーカス学習としては、記録動作の開始前の第1の学習の中でフォーカス学習位置演算・設定部2013が設定した記録時のフォーカス学習位置(ディスク半径位置)において、アクチュエータ17の駆動電圧を変えて対物レンズ5の光ディスク2のラベル形成面からの高さ位置を、フォーカス駆動量演算部2015が演算したフォーカス駆動量に対応させて変化させ、各高さ位置における該駆動電圧に対するフォトデテクタ8の出力を測定し、該フォトデテクタ8の出力が最大(最大値を含む実質的最大の範囲を意味する)のレベルとなるときのアクチュエータ17の駆動電圧のレベル及びその変化量を求める。
ディスク面振れ量演算部2012は、記録動作の開始前のフォーカス学習、記録動作の開始後のフォーカス学習のそれぞれで求めたアクチュエータ17の駆動電圧の変化量から、それぞれのフォーカス学習位置(ディスク半径位置)におけるディスク面振れ量(ディスク面の反りも含む)を演算する。フォーカス学習位置演算・設定部2013は、ディスク面振れ量演算部2012が演算したディスク面振れ量に基づき、記録時にフォーカス学習を行うディスク半径位置を演算し設定する。フォーカス駆動量演算部2015は、記録動作の開始前のフォーカス学習で求めたアクチュエータ17の駆動電圧の変化量から、補間法により、それぞれのフォーカス学習位置(ディスク半径位置)におけるフォーカス駆動量を演算する。学習結果比較部2016は、記録時(記録動作開始後)において、現在のディスク半径位置(フォーカス学習位置)におけるフォーカス学習結果と、前のディスク半径位置(フォーカス学習位置)におけるフォーカス学習結果とを比較した結果、ディスク面振れ量の差が大きくて基準値を超える場合には、フォーカス学習位置演算・設定部2013に制御信号を送り、現在のディスク半径位置(フォーカス学習位置)以降にフォーカス学習を行うディスク半径位置(フォーカス学習位置)の間隔を、記録動作開始前に第1の学習の中で設定した間隔よりも狭くする。
図2の構成において、制御回路20内の学習部201の学習学習位置信号形成部2014の出力(学習位置信号)に基づき、モータ制御部13、モータ駆動回路12を介してスライドモータ11が駆動され、もしくは、フォーカス・トラッキング制御部19、アクチュエータ駆動回路18を介してアクチュエータ17が駆動され、または、スライドモータ11とアクチュエータ17の双方が駆動される。また、学習部201のフォーカス駆動量演算部2015の出力に基づいては、フォーカス・トラッキング制御部19、アクチュエータ駆動回路18を介してアクチュエータ17が駆動される。また、制御回路20内のラベル画像対応制御信号形成部202の出力(ラベル画像対応制御信号)に基づいては、記録信号生成部14、レーザ駆動回路7を介してレーザダイオード6が駆動される。
以下の説明中で用いる上記図2の装置の構成要素にも、上記図2の場合と同じ符号を付して用いる。
図3は、図1の光ディスク装置1における記録動作の開始前の第1の学習の中で、制御回路20内の学習部201のフォーカス学習位置演算・設定部2013が行うフォーカス学習位置(ディスク半径位置)演算・設定の説明図である。(a)は、光ディスク2の反り量または面振れ量が比較的大きい場合、(b)は小さい場合である。
図3において、cは、光ディスク2の回転中心、rは、光ディスク2の半径(ディスク半径)、rは、光ディスク2の最内周領域のディスク半径位置(記録開始位置)、rは、光ディスク2の最外周領域のディスク半径位置(記録終了位置)である。本図3は、図1の光ディスク装置1が、ディスク半径位置r、rの2位置において、記録動作開始前の第1の学習の中のフォーカス学習を行う場合の例である。フォーカス学習部2011は、記録動作開始前の第1の学習の中のフォーカス学習として、対物レンズ5によるレーザ光スポットがディスク半径位置rとrの位置にきたときのそれぞれにおいて、アクチュエータ17の駆動電圧を変えて対物レンズ5の光ディスク2のラベル形成面からの高さ位置を変化させ、各高さ位置における該駆動電圧に対するフォトデテクタ8の出力を測定し、該フォトデテクタ8の出力が最大(最大値を含む実質的最大の範囲を意味する)のレベルとなるときのアクチュエータ17の駆動電圧のレベル及びその変化量を求める。フォトデテクタ8はその受光面が複数のセクタから成り、フォトデテクタ8の出力としては、複数の各セクタからの出力を加算した全加算信号のレベルを測定する。
ディスク面振れ量演算部2012は、上記求めたアクチュエータ17の駆動電圧の変化量から、それぞれのフォーカス学習位置(ディスク半径位置)r、rにおけるディスク面振れ量(ディスク面の反りも含む)を演算する。フォーカス学習位置演算・設定部2013は、該演算されたフォーカス学習位置(ディスク半径位置)r、rのディスク面振れ量に基づき、記録時のフォーカス学習位置(ディスク半径位置)を演算し設定する。このとき、光ディスク2の面振れ量や反り量が比較的大きい場合((a)の場合)には、小さいとき((b)の場合)よりも、上記記録時のフォーカス学習位置(ディスク半径位置)の間隔をつめ、該フォーカス学習位置の数を多く設定する。フォーカス学習位置の数を増大させ、その間隔をつめることで記録品質の向上が可能となる。(a)においては、r〜rの9位置が、上記フォーカス学習位置演算・設定部2013により設定されたフォーカス学習位置であり、また、(b)においては、rp、rqの2位置が、上記設定されたフォーカス学習位置である。また、(a)において、z〜zのそれぞれは、フォーカス学習位置r〜rのそれぞれにおける対物レンズ5の駆動範囲(フォーカス駆動量)を示し、(b)において、z、zのそれぞれは、フォーカス学習位置r、rのそれぞれにおける対物レンズ5の駆動範囲(フォーカス駆動量)を示す。これら対物レンズ5の駆動範囲は、記録動作の開始後において、フォーカス駆動量演算部2015により、第1の学習の中のフォーカス学習で求められるアクチュエータ17の駆動電圧の変化量から、補間法を用いて演算される。
以下の説明中でも、必要に応じ、上記図3の場合と同じ符号を付して用いるとする。
図4は、図1の光ディスク装置1における記録動作開始後の第2の学習の中で、現在のフォーカス学習位置において、以降のフォーカス学習位置を再設定する場合の説明図である。制御回路20は、第2の学習の中で、ディスク面振れ量(ディスク面の反りも含む)が急増していることを現在のフォーカス学習位置において検知したとき、以降のフォーカス学習位置の間隔を短縮する。
制御回路20内の学習部201の学習結果比較部2016が、第2の学習の中で、現在のフォーカス学習位置(ディスク半径位置)におけるフォーカス学習結果と、前回のフォーカス学習位置(ディスク半径位置)におけるフォーカス学習結果とを比較し、その結果、ディスク面振れ量の差が大きくて、予め設定されている基準値を超える場合には、該学習結果比較部2016はフォーカス学習位置演算・設定部2013に対して制御信号を送り、今後にフォーカス学習を行うフォーカス学習位置の間隔を、記録動作開始前に第1の学習の中で設定した間隔よりも狭くする。図4は、現在のフォーカス学習位置rにおけるディスク面振れ量と、前回のフォーカス学習位置rにおけるディスク面振れ量との差が大きくて、基準値を超える場合である。学習結果比較部2016での比較結果に基づき、フォーカス学習位置演算・設定部2013が新たに、次回以降のフォーカス学習位置として、間隔のつまったフォーカス学習位置r'、r'、r'を設定し、記録品質の劣化を抑えるようにする。
図5は、図1の光ディスク装置1に用いるフォトデテクタ8の説明図である。
図5において、81は、複数(4個)のセクタ81a〜81dから成る受光面、a〜dはそれぞれ、セクタ81a〜81dの出力、82〜85は加算回路、Aは加算回路84の出力、Bは加算回路85の出力である。光ディスク装置1では、光ディスク2に通常の情報データを記録する場合は、上記出力Bを用いて反射レーザ光を受光し、フォーカス制御するが、光ディスク2面上にラベル画像を形成する場合は、第1、第2の学習を行うとき、上記出力Aを用いて反射レーザ光を受光し、反射率の低いディスク面に対してもフォトデテクタ8から所定レベル以上の出力が得られるようにする。
図6は、図1の光ディスク装置1における記録モードにおけるフォーカス制御動作の説明図である。
図6において、
(1)制御回路20は、フォーカス制御動作を開始させる(ステップS601)。
(2)制御回路20は、モータ制御部13、モータ駆動回路12を介してスライドモータ11を駆動し、移動・案内機構部10を作動させて光ピックアップ4を移動させ、対物レンズ5を移動させて、照射レーザ光スポットを、光ディスク2の最内周のフォーカス学習位置rに移動させる(ステップS602)。
(3)上記フォーカス学習位置rにおいて、制御回路20内の学習部201のフォーカス学習部2011が、フォトデテクタ8からの出力に基づいてフォーカス学習を行う。すなわち、フォーカス学習部2011は、その制御信号により、フォーカス・トラッキング制御部19を介してアクチュエータ17の駆動電圧を変え、対物レンズ5の光ディスク2のラベル形成面からの高さ位置を変化させ、各高さ位置における光ディスク2の1回転当りの該アクチュエータ17の駆動電圧に対するフォトデテクタ8の出力A(全加算出力)(図5)を測定し、該フォトデテクタ8の該出力Aが最大(最大値を含む実質的最大の範囲を意味する)のレベルとなるときのアクチュエータ17の駆動電圧のレベル及びその変化量を求める(ステップS603)。
(4)制御回路20は、上記ステップS603におけるフォーカス学習の結果を、メモリ30に保存させる(ステップS604)。
(5)制御回路20は、モータ制御部13、モータ駆動回路12を介してスライドモータ11を駆動し、対物レンズ5を移動させて、照射レーザ光スポットを、光ディスク2の最外周のフォーカス学習位置rに移動させる(ステップS605)。
(6)上記フォーカス学習位置rにおいて、フォーカス学習部2011は、その制御信号により、フォーカス・トラッキング制御部19を介してアクチュエータ17の駆動電圧を変え、対物レンズ5の光ディスク2のラベル形成面からの高さ位置を変化させ、各高さ位置における光ディスク2の1回転当りの該アクチュエータ17の駆動電圧に対するフォトデテクタ8の出力A(全加算出力)(図5)を測定し、該フォトデテクタ8の該出力Aが最大(最大値を含む実質的最大の範囲を意味する)のレベルとなるときのアクチュエータ17の駆動電圧のレベル及びその変化量を求める(ステップS606)。
(7)制御回路20は、上記ステップS606におけるフォーカス学習の結果を、メモリ30に保存させる(ステップS607)。
(8)制御回路20内の学習部201のディスク面振れ量演算部2012は、上記ステップS603、S606で求められメモリ30に保存されたアクチュエータ17の駆動電圧の変化量情報から、それぞれのフォーカス学習位置(ディスク半径位置)r、rにおけるディスク面振れ量を演算する(ステップS608)。
(9)制御回路20内の学習部201のフォーカス学習位置演算・設定部2013は、上記ステップS608においてディスク面振れ量演算部2012が演算したディスク面振れ量に基づき、記録時のフォーカス学習位置を演算して設定(決定)する(ステップS609)。
(10)制御回路20は、モータ制御部13、モータ駆動回路12を介してスライドモータ11を駆動し、対物レンズ5を移動させて、レーザ光スポットを、上記ステップS609で設定したフォーカス学習位置例えばr(図3)に移動させる(ステップS610)。
(11)制御回路20は、上記ステップS610で対物レンズ5を移動させた位置が、レーザ光スポットが所定のフォーカス学習位置例えばrとなる位置か否かを判別する(ステップS611)。
(12)上記ステップS611における判別の結果、レーザ光スポットが所定のフォーカス学習位置になっている場合は、制御回路20内の学習部201のフォーカス駆動量演算部2015は、上記ステップS603及び上記ステップS606のフォーカス学習で求めたアクチュエータ17の駆動電圧の変化量から、現在のフォーカス学習位置例えばディスク半径位置rにおけるフォーカス駆動量を演算する(ステップS612)。
(13)制御回路20内のフォーカス学習部2011は、現在のフォーカス学習位置例えばディスク半径位置rにおいて、上記ステップS612で求めたフォーカス駆動量に対応させて対物レンズ5を移動させ、フォーカス学習を行う。すなわち、該フォーカス学習部2011は、アクチュエータ17の駆動電圧を変えて対物レンズ5の光ディスク2のラベル形成面からの高さ位置を、フォーカス駆動量演算部2015が演算したフォーカス駆動量に対応させて変化させ、各高さ位置における該アクチュエータ17の駆動電圧に対するフォトデテクタ8の出力を測定し、該フォトデテクタ8の出力が最大(最大値を含む実質的最大の範囲を意味する)のレベルとなるときのアクチュエータ17の駆動電圧のレベル及びその変化量を求める(ステップS613)。
(14)制御回路20は、上記ステップS613におけるフォーカス学習が失敗したか否かを判別する(ステップS614)。
(15)上記ステップS614における判別の結果、ステップS613におけるフォーカス学習が正常に行われている場合は、制御回路20は、該フォーカス学習の結果をメモリ30に記憶させる(ステップS615)。一方、ステップS614における判別の結果、記録動作中の外乱の発生などにより、ステップS613におけるフォーカス学習が正常に行われていない場合(学習失敗の場合)は、制御回路20は、上記ステップS603、S606で求められメモリ30に保存されたアクチュエータ17の駆動電圧のレベル及び変化量情報から、現在のフォーカス学習位置例えばディスク半径位置rにおける学習保護値を演算し(ステップS618)、メモリ30に記憶させる。
(16)制御回路20内の学習部201のディスク面振れ量演算部2012は、上記メモリ30に保存されたアクチュエータ17の駆動電圧の変化量情報から、現在のフォーカス学習位置例えばディスク半径位置rにおけるディスク面振れ量を演算する(ステップS616)。
(17)制御回路20内の学習部201の学習結果比較部2016は、上記ステップS603、ステップS606におけるフォーカス学習の結果と、上記ステップS613におけるフォーカス学習の結果とを比較し、現在のフォーカス学習位置例えばディスク半径位置rにおけるディスク面振れ量の変化状態を判別する(ステップS617)。
(18)上記ステップS617における判別の結果、現在のフォーカス学習位置例えばディスク半径位置rにおけるディスク面振れ量の変化が大きく、予め設定されている基準値を超える場合は、学習結果比較部2016は、フォーカス学習位置演算・設定部2013に対して制御信号を送り、今後のフォーカス学習位置(ディスク半径位置)の間隔(ピッチ)を、ステップS609で設定した間隔(ピッチ)よりも狭くする(ステップS619)。
(19)上記ステップS617における判別の結果、現在のフォーカス学習位置例えばディスク半径位置rにおけるディスク面振れ量の変化が小さく、予め設定されている基準値以下の場合は、制御回路20内のラベル画像対応制御信号形成部202は、ホストコンピュータ60側から受信した画像情報に基づく制御信号(ラベル画像対応制御信号)を形成し、記録信号生成部14に入力する。記録信号生成部14は、該制御信号に基づき記録信号を生成してレーザ駆動回路7に入力する。レーザ駆動回路7は、該記録信号に基づき、レーザダイオード6を駆動しレーザ光を出射させる。該レーザ光は、フォーカス制御された対物レンズ5を通って光ディスク2のラベル形成面に照射される。照射されたレーザ光は、光ディスク2のラベル形成面の感熱材を熱により変色させ、変色部の色の濃淡によりラベル画像を形成させる(ステップS620)。上記ステップS611における判別の結果、レーザ光スポットが所定のフォーカス学習位置になっていない場合も、レーザ光スポットが情報記録位置にあるとして、ラベル画像対応制御信号形成部202は、ラベル画像対応制御信号を形成して記録信号生成部14に出力し、光ディスク2のラベル形成面におけるラベル画像形成を可能にする。
(20)制御回路20は、レーザ光スポットが、光ディスク2のラベル形成面におけるラベル画像形成用の最終記録位置に達しているか否かを判別する(ステップS621)。
(21)制御回路20は、ステップS621における判別の結果、レーザ光スポットが、光ディスク2のラベル形成面におけるラベル画像形成の最終記録位置に達している場合は、ラベル画像形成の記録動作を終了させる(ステップS622)。ステップS621における判別の結果、レーザ光スポットが、光ディスク2のラベル形成面におけるラベル画像形成の最終記録位置に達していない場合は、制御回路20は、ステップS610の動作に戻り、レーザ光スポットを、光ディスク2のラベル形成面における次の記録位置に移動させる。このとき、ステップS611の判別動作においては、該レーザ光スポットがフォーカス学習位置例えばディスク半径位置rにきているか否かを判別する。以下、ステップS612〜ステップS621の動作を行う。ステップS621における判別の結果、レーザ光スポットが、光ディスク2のラベル形成面におけるラベル画像形成の最終記録位置に達していない場合は、制御回路20は、ステップS610の動作に戻り、レーザ光スポットを、光ディスク2のラベル形成面における次の記録位置に移動させる。このとき、ステップS611の判別動作においては、該レーザ光スポットがフォーカス学習位置例えばディスク半径位置rにきているか否かを判別する。以下、ステップS612〜ステップS621の動作を行う。ステップS621における判別の結果、レーザ光スポットが、光ディスク2のラベル形成面におけるラベル画像形成の最終記録位置に達している場合は、制御回路20は、ラベル画像形成の記録動作を終了させる。以下、ステップS621における判別の結果に従い、制御回路20は、上記動作を繰り返す。
上記ステップS601〜ステップS622の一連の手順は、制御回路20が、メモリ30など光ディスク装置1内の記憶手段に記憶されたプログラムに従って自動的に実行する。
上記ステップS602〜ステップS609の手順は、第1の学習としての手順であり、上記ステップS611〜ステップS619の手順は、第2の学習としての手順である。
上記実施例の光ディスク装置1によれば、光ディスク2の反り量やディスク面振れ量に応じて不要なフォーカス学習動作をなくすことができ、記録時間の短縮が可能となる。光ディスク2のディスク面振れ量に応じたディスク半径位置でフォーカス学習を行うため、安定した記録品質が得られる。また、記録動作開始後の第2の学習時に、例えば、装置に加わる外乱振動や、ディスク面に付着したごみなどに起因して、学習動作が正常に行われない場合(学習失敗の場合)にも、メモリ30に既に保存してある第1の学習の結果を利用して記録動作を継続させることができる。このため、記録品質の劣化を抑えることができるとともに、この点からの記録時間の短縮化も可能となる。短時間でラベル画像を光ディスク面上に直接形成できるため、装置の使い勝手性を向上させることができる。さらに、装置の信頼性の向上も可能である。
なお、上記実施例では、メモリ30を制御回路20の外部に設ける構成としたが、これに限定されず、制御回路20の内部に設けてもよい。また、上記実施例では、光ディスク2上にラベル画像情報を記録する場合につき説明したが、本発明は、他の情報の記録にも適用可能である。
本発明の実施例としての光ディスク装置の構成例図である。 図1の光ディスク装置における記録制御系の構成図である。 図1の光ディスク装置における記録前の学習として、記録時のフォーカス学習のためのディスク半径位置を設定する場合の説明図である。 図1の光ディスク装置における記録時の学習として、現在の学習位置以降の学習位置を再設定する場合の説明図である。 図1の光ディスク装置に用いるフォトデテクタの説明図である。 図1の光ディスク装置における記録時のフォーカス制御動作の説明図である。
符号の説明
1…光ディスク装置、
2…光ディスク、
3…スピンドルモータ、
4…光ピックアップ、
5…対物レンズ、
6…レーザダイオード、
7…レーザ駆動回路、
8…フォトデテクタ、
9…アナログフロントエンド、
10…移動・案内機構部、
11…スライドモータ、
12…モータ駆動回路、
13…モータ制御部、
14…記録信号生成部、
16…再生・誤差信号処理部、
17…アクチュエータ、
18…アクチュエータ駆動回路、
19…フォーカス・トラッキング制御部、
20…制御回路、
30…メモリ、
40…回転センサ、
50…インターフェース、
60…ホストコンピュータ、
201…学習部、
2011…フォーカス学習部、
2012…ディスク面振れ量演算部、
2013…フォーカス学習位置演算・設定部、
2014…学習位置信号形成部、
2015…フォーカス駆動量演算部、
2016…学習結果比較部、
202…ラベル画像対応制御信号形成部。

Claims (11)

  1. 対物レンズを通してレーザ光を光ディスクに照射し、情報の記録または再生を行う光ディスク装置であって、
    光ディスク面からのレーザ光の反射光量を検出する受光手段と、
    記録に先立ち、上記受光手段の出力に基づいて上記光ディスクの複数のディスク半径位置のそれぞれにおける対物レンズのフォーカス制御のためのフォーカス学習を行い、該学習結果に基づき該各ディスク半径位置のディスク面振れ量を演算し、該求めたディスク面振れ量情報に基づき、記録時にフォーカス学習を行うためのディスク半径位置を設定する第1の学習と、記録時に、該設定したディスク半径位置におけるフォーカス駆動量を上記第1の学習におけるフォーカス学習結果に基づき演算し、該演算したフォーカス駆動量に基づき現在のディスク半径位置におけるフォーカス学習を行う第2の学習とを実行する制御部と、
    を備え、記録時、上記第2の学習の結果に基づき上記対物レンズを駆動しフォーカス制御を行う構成としたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 上記制御部は、上記第1の学習において、上記ディスク面振れ量の演算を、上記光ディスクの内周部と外周部とについて行う構成である請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 上記制御部は、上記第1、第2の学習における上記フォーカス学習として、上記対物レンズを駆動するアクチュエータの駆動電圧を変えて該対物レンズの光ディスク面からの高さ位置を変え、各高さ位置のときの該駆動電圧に対する上記受光手段の出力を求め、該出力が最大レベルとなる上記駆動電圧のレベル及び変化量を求める構成である請求項1に記載の光ディスク装置。
  4. 上記制御部は、上記第1の学習において、上記フォーカス学習を行うためのディスク半径位置の間隔または数も制御する構成である請求項1に記載の光ディスク装置。
  5. 上記制御部は、上記第1の学習において、上記ディスク面振れ量が大きいときは、小さいときよりも、上記フォーカス学習を行うディスク半径位置の間隔を狭く設定する構成である請求項4に記載の光ディスク装置。
  6. 上記制御部は、上記第2の学習において、上記ディスク面振れ量が、予め設定された基準値を超えて大きいときは、上記フォーカス学習を行うディスク半径位置の間隔を、上記第1の学習で設定した間隔よりも狭く設定する構成である請求項1に記載の光ディスク装置。
  7. 上記制御部は、上記第1の学習において、上記受光手段の出力の全加算信号の最大レベルに基づき上記面振れ量を求める構成である請求項1に記載の光ディスク装置。
  8. 上記制御部は、上記第2の学習においてフォーカス学習に失敗した場合は、上記第1の学習におけるフォーカス学習結果を用いて現在のフォーカス学習位置における学習保護値を求め、記録を行う構成である請求項1に記載の光ディスク装置。
  9. 光ディスクにレーザ光を照射し情報を記録する光ディスク装置の情報記録方法であって、
    光ディスク面からのレーザ光の反射光量を検出する第1のステップと、
    上記検出結果に基づき、上記光ディスクの、複数のディスク半径位置のそれぞれにおけるフォーカス学習を行い、該学習結果に基づき該各ディスク半径位置のディスク面振れ量を演算する第2のステップと、
    上記演算したディスク面振れ量に基づき、記録時にフォーカス学習を行うためのディスク半径位置を設定する第3のステップと、
    情報記録を開始し、対物レンズのレーザ光スポットが上記設定したディスク半径位置にあるとき、該ディスク半径位置におけるディスク面振れ量を、上記第2のステップで求めたディスク面振れ量に基づき演算し、該演算結果から該ディスク半径位置におけるフォーカス駆動量を求める第4のステップと、
    上記フォーカス駆動量を求めたディスク半径位置におけるフォーカス学習を行う第5のステップと、
    上記第5のステップにおけるフォーカス学習結果または上記第2のステップにおけるフォーカス学習結果に基づきフォーカス制御を行う第6のステップと、
    上記フォーカス制御した状態で、上記ディスク半径位置以降の領域に情報記録を行う第7のステップと、
    を備え、光ディスクに情報記録を行うことを特徴とする光ディスク装置の情報記録方法。
  10. 上記第5のステップでは、現在のディスク半径位置におけるフォーカス学習の結果と、前のディスク半径位置におけるフォーカス学習の結果とを比較し、該比較の結果、ディスク面振れ量の差が大きくて基準値を超える場合には、フォーカス学習を行うディスク半径位置の間隔を、上記第3のステップで設定したディスク半径位置の間隔よりも狭くする請求項9に記載の光ディスク装置の情報記録方法。
  11. 上記第6のステップでは、上記第5のステップにおいて上記フォーカス学習ができない場合は、上記第2のステップにおけるフォーカス学習結果を用いてフォーカス制御を行う請求項9に記載の光ディスク装置の情報記録方法。
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