JP2007315786A - 自動分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の受光素子が受光したデータ処理を同時に行わなくとも波長の異なる測光データを得ることが可能な自動分析装置を提供すること。
【解決手段】液体を保持する複数の容器5に保持された液体を反応させ、反応液の光学的特性を測定して反応液を分析する自動分析装置1。第一の容器に保持された液体を透過した第一の光束を受光し、受光した光量に応じた受光信号を出力する第一の受光素子11eと、第一の受光素子が第一の光束を受光していない場合に、第二の容器に保持された液体を透過した第二の光束を受光し、受光した光量に応じた受光信号を出力する第二の受光素子11fと、複数の容器と第一及び第二の受光素子とを複数の容器の配列方向に沿って相対移動させるキュベットホイール4と、第一及び第二の受光素子に接続され、第一及び第二の受光素子から出力される信号を順次測定する測定回路16とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動分析装置に関するものである。
従来、自動分析装置は、光源から出射された光束を分光手段によって所望波長の光束に分光する。この所望波長の光束を反応容器に照射し、反応容器に保持された反応液を透過した光束を受光素子で受光することにより、所望波長の測光データを得ている。このような自動分析装置で使用する分光装置は、異なる波長の測光データを得るため、複数個の受光素子を反応容器の配列間隔の整数倍の間隔で複数配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実公平06−19079号公報
ところで、特許文献1に開示された分光装置は、複数の反応容器が同時に光束を横切るように構成されていることから、複数の反応容器を透過した複数の透過光が対応する受光素子に同時に入射する。このため、特許文献1の分光装置を使用した自動分析装置は、各受光素子に入射した透過光に基づく吸光度の測定に関するデータ処理を同時に行わなければならないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の受光素子が受光したデータ処理を同時に行わなくとも波長の異なる測光データを得ることが可能な自動分析装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に係る自動分析装置は、所定の間隔で配列され、液体を保持する複数の容器に保持された液体をそれぞれ反応させ、反応液の光学的特性を測定して前記反応液を分析する自動分析装置であって、第一の容器に保持された液体を透過した第一の光束を受光し、受光した光量に応じた受光信号を出力する第一の受光素子と、前記第一の受光素子とは異なる位置に配置され、前記第一の受光素子が前記第一の光束を受光していない場合に、前記第一の容器とは異なる第二の容器に保持された液体を透過した第二の光束を受光し、受光した光量に応じた受光信号を出力する第二の受光素子と、前記複数の容器と前記第一及び第二の受光素子とを前記複数の容器の配列方向に沿って相対移動させる移動手段と、前記第一及び第二の受光素子に接続され、当該第一及び第二の受光素子から出力される受光信号から透過光束の強度を順次測定する測定回路と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る自動分析装置は、上記の発明において、前記第一及び第二の受光素子は、前記複数の容器とは異なる間隔で前記複数の容器の配列方向に沿って配置されることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項3に係る自動分析装置は、所定の間隔で配列され、液体を保持する複数の容器に保持された液体をそれぞれ反応させ、反応液の光学的特性を測定して前記反応液を分析する自動分析装置であって、mを自然数、nを正の実数とし、m≧1>n、前記複数の容器の配列間隔をLとした場合に、第一の容器に保持された液体を透過した第一の光束を受光し、受光した光量に応じた受光信号を出力する第一の受光素子と、前記第一の受光素子とは異なる位置に配置され、前記第一の容器とは異なる第二の容器に保持された液体を透過した第二の光束を受光し、受光した光量に応じた光信号を出力する第二の受光素子とが間隔P=mL±nLの関係を満たして配置されていることを特徴とする。
また、請求項4に係る自動分析装置は、上記の発明において、前記第一及び第二の光束は、それぞれ波長が異なることを特徴とする。
また、請求項5に係る自動分析装置は、上記の発明において、前記移動手段は、前記複数の容器を前記第一及び第二の受光素子に対して一定速度で相対移動させることを特徴とする。
また、請求項6に係る自動分析装置は、上記の発明において、前記測定回路を複数有することを特徴とする。
本発明にかかる自動分析装置は、第一の受光素子と、第一の受光素子が第一の容器に保持された液体を透過した第一の光束を受光していない場合に、第二の容器に保持された液体を透過した第二の光束を受光し、受光した光量に応じた受光信号を出力する第二の受光素子から出力される信号を順次測定する測定回路を有しているので、複数の受光素子が受光したデータ処理を同時に行う必要がなく、データ処理を同時に行わなくとも波長の異なる測光データを得ることができるという効果を奏する。
(実施の形態1)
以下、本発明の自動分析装置にかかる実施の形態1について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、実施の形態1の自動分析装置の概略構成図である。図2は、反応容器の配列間隔と受光素子の配置間隔を説明する模式図である。
自動分析装置1は、図1に示すように、試薬テーブル2,3、キュベットホイール4、検体容器移送機構8、分析光学系11、洗浄機構12、第一攪拌装置13と第二攪拌装置14及び制御部15を備えている。
試薬テーブル2,3は、図1に示すように、それぞれ周方向に配置される複数の試薬容器2a,3aを保持し、駆動手段に回転されて試薬容器2a,3aを周方向に搬送する。ここで、試薬テーブル2,3の外周には、試薬容器2a,3aに貼付したバーコードラベルに記録された試薬の種類,ロット及び有効期限等の情報を読み取り、制御部15へ出力する読取装置が設置されている。
キュベットホイール4は、図1に示すように、複数の反応容器5が周方向に沿って配列され、試薬テーブル2,3とは異なる駆動手段によって矢印で示す方向に回転されて反応容器5を周方向に移動させる移動手段である。反応容器5は、近傍に設けた試薬分注機構6,7によって試薬テーブル2,3の試薬容器2a,3aから試薬が分注される。ここで、試薬分注機構6,7は、それぞれ水平面内を矢印方向に回動するアーム6a,7aに試薬を分注するプローブ6b,7bが設けられ、洗浄水によってプローブ6b,7bを洗浄する洗浄手段を有している。
反応容器5は、分析光学系11から出射された分析光(340〜800nm)に含まれる光の80%以上を透過する光学的に透明な素材、例えば、耐熱ガラスを含むガラス,環状オレフィンやポリスチレン等によって四角筒状に成形されたキュベットと呼ばれる容器である。
検体容器移送機構8は、図1に示すように、配列された複数のラック9を矢印方向に沿って1つずつ歩進させながら移送する。ラック9は、検体を収容した複数の検体容器9aを保持している。ここで、検体容器9aは、検体容器移送機構8によって移送されるラック9の歩進が停止するごとに、水平方向に回動するアーム10aとプローブ10bとを有する検体分注機構10によって検体が各反応容器5へ分注される。このため、検体分注機構10は、洗浄水によってプローブ10bを洗浄する洗浄手段を有している。
分析光学系11は、試薬と検体とが反応した反応容器5内の液体試料に分析光(340〜800nm)を透過させて分析する光学系であり、図1及び図2に示すように、光源11a、フィルタ板11b、光ファイバ11c,11d及び受光素子11e,11fを有している。光源11aは、ハロゲンランプ等の白色光源である。フィルタ板11bは、図3に示すように、ピーク波長λ1の光束(第一の光束)を選択的に透過させる光学フィルタF1と、ピーク波長λ2の光束(第二の光束)を選択的に透過させる光学フィルタF2を保持している。光ファイバ11cは、光学フィルタF1を透過したピーク波長λ1の光束を案内して反応容器5に照射する。光ファイバ11dは、光学フィルタF2を透過したピーク波長λ2の光束を案内して反応容器5に照射する。
そして、反応容器5内の液体試料を透過した波長λ1,λ2の光は、光ファイバ11c,11dと対向する位置に設けた受光素子11e,11fによって異なるタイミングで受光される。受光素子11e,11fは、測定回路16と接続されており、反応容器5を透過したピーク波長λ1の光束を受光する受光素子11eが第一の受光素子であり、反応容器5を透過したピーク波長λ2の光束を受光する受光素子11fが第二の受光素子である。受光素子11e,11fは、図2に示すように、反応容器5の配列間隔をLとすると、配置間隔PがL+L/3に設定されている。このとき、mを自然数、nを正の実数とし、m≧1>nとすると、配置間隔Pは、P=mL±nLとなる(図2の場合は、m=1,n=1/3)。
洗浄機構12は、ノズル12aによって反応容器5内の液体試料を吸引して排出した後、ノズル12aによって洗剤や洗浄水等の洗浄液等を繰り返し注入し、吸引することにより、分析光学系11による分析が終了した反応容器5を洗浄する。
第一攪拌装置13及び第二攪拌装置14は、分注された検体と試薬とを攪拌棒13a,14aによって攪拌し、反応させる。
制御部15は、試薬テーブル2,3、キュベットホイール4、試薬分注機構6,7、検体容器移送機構8、検体分注機構10、分析光学系11、洗浄機構12、測定回路16、入力部17及び表示部18等と接続され、例えば、分析結果を記憶する記憶機能を備えたマイクロコンピュータ等が使用される。制御部15は、測定回路16が測定した受光素子11e,11fに入射した透過光束の強度をもとに各反応容器5内の液体試料の吸光度を求め、検体の成分濃度等を分析する。また、制御部15は、自動分析装置1の各部の作動を制御すると共に、前記バーコードラベルの記録から読み取った情報に基づき、試薬のロットが異なる場合や有効期限外等の場合に分析作業を停止するように自動分析装置1を制御し、或いはオペレータに警告を発する機能を備えている。
測定回路16は、分析光学系11に接続され、受光素子11e,11fから出力される受光信号から透過光束の強度を測定する。入力部17は、制御部15へ検査項目等を入力する操作を行う部分であり、例えば、キーボードやマウス等が使用される。表示部18は、分析内容,分析結果或いは警報等を表示するもので、ディスプレイパネル等が使用される。
以上のように構成される自動分析装置1は、回転するキュベットホイール4によって周方向に沿って搬送されてくる複数の反応容器5に試薬分注機構6が試薬容器2aから第一試薬を順次分注する。第一試薬が分注された反応容器5は、検体分注機構10によってラック9に保持された複数の検体容器9aから検体が順次分注される。検体が分注された反応容器5は、キュベットホイール4が停止する都度、第一攪拌装置13によって攪拌されて第一試薬と検体が反応する。第一試薬と検体が攪拌された反応容器5は、試薬分注機構7によって試薬容器3aから第二試薬が順次分注された後、キュベットホイール4の停止時に第二攪拌装置14によって攪拌され、更なる反応が促進される。
次いで、反応容器5は、キュベットホイール4が再び回転したときに分析光学系11を通過する。このとき、各反応容器5内の液体試料は、光ファイバ11c,11dによって導かれた波長λ1,λ2の光が透過する。そして、各反応容器5内の液体試料を透過した波長λ1,λ2の光は、それぞれ異なるタイミングで受光素子11e,11fによって受光され、測定回路16が測定する反応容器5を透過する透過光束の強度をもとに制御部15において成分濃度等が分析される。このとき、制御部15には、成分濃度等の分析結果が記憶される。このようにして、分析が終了した反応容器5は、洗浄機構12によって洗浄された後、再度検体の分析に使用される。
ここで、自動分析装置1は、図2に示すように、反応容器5の配列間隔をLとした場合に、受光素子11e,11fの配置間隔PがL+L/3に設定されている。このため、自動分析装置1は、キュベットホイール4の矢印方向への回転に伴って、反応容器5が保持した液体試料を透過したピーク波長λ1の光束とピーク波長λ2の光束が、それぞれ異なるタイミングで受光素子11e,11fに入射する。例えば、図2において、光ファイバ11cと受光素子11eとの間を反応容器53が横切る場合(図4の時刻t0に対応)、反応容器53を透過したピーク波長λ1の光束を受光素子11eが受光し、受光素子11eから出力される受光信号から測定回路16が透過光束の強度を測定する。そして、透過光束の強度から制御部15が、吸光度を求め、検体の成分濃度等を分析する。
そして、図2において、キュベットホイール4が更にL/3回転すると、光ファイバ11dと受光素子11fとの間を反応容器52が横切るので、反応容器52を透過したピーク波長λ2の光束を受光素子11fが受光し、測定回路16が測定した透過光束の強度をもとに制御部15が検体の成分濃度等を分析する。このため、受光素子11e,11fは、図4に示すように、ピーク波長λ1,λ2の光束をそれぞれ異なるタイミングで受光する。
従って、測定回路16は、受光素子11e,11fが受光した光信号の処理を同時に行わなくとも波長の異なる測光データを得ることができる。このため、自動分析装置1は、測定回路16が1つであっても受光素子11e,11fが受光した光束から各反応容器5内の液体試料の吸光度を求めると共に、検体の成分濃度等を分析することができる。この場合、自動分析装置1は、受光素子11e,11fが光束を受光するタイミングが異なるだけで、光束が各反応容器5を透過する時間は従来と同じであるので、従来と同じ測定精度を維持することができる。更に、自動分析装置1は、波長λ1,λ2の光束を受光するタイミングが異なるため、これらの光信号の同時処理が不要なので、測定のために受光素子の数分だけ測定回路を配置する必要はなく、安価に提供することができる。
ここで、分析光学系11は、mを自然数、nを正の実数とし、m≧1>nとした場合に、受光素子11e,11fの配置間隔Pが、P=mL±nLとなっていれば、P=L+L/3に限定されるものではなく、受光素子の配置間隔Pが反応容器5の配列間隔より広くても良いし、狭くても良い。また、測定にはピーク波長の異なる複数の光束を使っているが、すべて同一ピーク波長の光束を用い、同一の波長で複数回の測定を行うようにしても良い。
(実施の形態2)
次に、本発明の自動分析装置にかかる実施の形態2について、図面を参照しつつ詳細に説明する。実施の形態1の分析光学系は光ファイバを用いて光源が出射した光を反応容器へ導いたが、実施の形態2の分析光学系は光ファイバを使用せず半導体光源を使用している。図5は、実施の形態2の自動分析装置における反応容器の配列間隔と受光素子の配置間隔を説明する模式図である。ここで、実施の形態2を含め、以下に説明する実施の形態の自動分析装置は、実施の形態1と同一であり、分析光学系の構成が異なるだけであるから、分析光学系11について説明する。
実施の形態2の分析光学系21は、図5に示すように、それぞれピーク波長λ1〜λ3の光束(第一〜第三の光束)を出力する半導体光源21a〜21cと、これらの半導体光源21a〜21cと反応容器5を挟んで対向する位置に配置される受光素子(第一〜第三の受光素子)21d〜21fを有している。分析光学系21は、半導体光源21a〜21cを使用しているので、実施の形態1の分析光学系11よりも小型にすることができるうえ、消費電力を小さく抑えることができる。
このとき、受光素子21d〜21fは、反応容器5の配列間隔をLとすると、受光素子21dと受光素子21eとの配置間隔P1がL−L/3に設定されている。但し、受光素子21eと受光素子21fとの配置間隔P2は、反応容器5の配列間隔と同じL(=P2)に設定されている。このとき、mを自然数、nを正の実数とし、m≧1>nとすると、受光素子21dと受光素子21eとの配置間隔P1は、P1=mL±nLとなる(図5の場合は、m=1,n=1/3)。
このような配置とした分析光学系21を使用する場合、測定回路16は、受光素子21eと受光素子21fから同時にピーク波長λ2,λ3の信号が入る。このため、実施の形態2の自動分析装置は、ピーク波長λ2の信号とピーク波長λ3の信号とを同時に測定する必要がない場合に使用される。この場合、測定回路16は、受光素子21dの信号又は受光素子21fの信号のいずれかに切り替えて測光し、波長(λ1,λ2)或いは波長(λ1,λ3)の測光データを液体試料の分析に使用する。
従って、実施の形態2の自動分析装置は、分析光学系21を使用することにより、波長(λ1,λ2)の測光データが必要な場合には、受光素子21d,21eが受光する光束のタイミングが異なり、波長(λ1,λ3)の測光データが必要な場合には、受光素子21d,21fが受光する光束のタイミングが異なってくる。このため、測定回路16は、受光素子21dと受光素子21e又は受光素子21dと受光素子21fが受光した光信号の処理を同時に行わなくとも波長の異なる測光データを得ることができる。この結果、実施の形態2の自動分析装置は、測定回路16が1つであっても受光素子21d〜21fが受光した光束から各反応容器5内の液体試料の吸光度を求めると共に、検体の成分濃度等を安価に分析することができる。このように、受光素子の一部が配置間隔P1を満たす配置間隔で配置されていれば、分析精度を下げることなく自動分析装置を安価に提供することができる。
ここで、分析光学系21は、受光素子21dと受光素子21eとの配置間隔P1が、P1=mL±nLとなっていれば、P1=L−L/3に限定されるものではない。
(実施の形態3)
次に、本発明の自動分析装置にかかる実施の形態3について、図面を参照しつつ詳細に説明する。実施の形態1の自動分析装置の分析光学系は、測定回路を1つ使用していた。これに対し、実施の形態3の自動分析装置の分析光学系は、実施の形態1の測定回路を2つ使用している。図6は、実施の形態3の自動分析装置における反応容器の配列間隔と受光素子の配置間隔を説明する模式図である。
実施の形態3の分析光学系は、図6に示すように、実施の形態1の測定回路16と複数の受光素子の組を2組有しており、実施の形態1の分析光学系11に加え更に2組の光ファイバ11c,11dによってピーク波長λ1の光束(第一の光束)とピーク波長λ2の光束(第二の光束)を受光素子11e,11fへ導いている。
従って、実施の形態3の自動分析装置は、図6に示す分析光学系を使用することにより、受光素子11e,11fが受光する光束のタイミングが異なっている。このため、実施の形態3の自動分析装置は、受光素子11e,11fが受光した光信号の処理を同時に行わなくとも波長の異なる測光データを得ることができる。このように、測定回路16と複数の受光素子の組を2組設けることにより、測定回数を増やすことができる。
ここで、実施の形態1の自動分析装置1は、試薬テーブル2と試薬テーブル3の2つの試薬テーブルを備えていたが、試薬テーブルは1つであってもよい。また、本発明の自動分析装置は、図1に示す構造を1ユニットとして2以上のユニットを有する構造であってもよい。
また、実施の形態1の自動分析装置1は、キュベットホイール4を回転させることにより複数の反応容器5を第一及び第二の受光素子に対して反応容器5の配列方向に沿って移動させた。しかし、本発明の自動分析装置は、第一及び第二の受光素子のみ、又は、キュベットホイール4と第一及び第二の受光素子とを回転させることにより、複数の反応容器5と前記第一及び第二の受光素子とを反応容器5の配列方向に沿って相対移動させてもよい。
実施の形態1の自動分析装置の概略構成図である。 反応容器の配列間隔と受光素子の配置間隔を説明する模式図である。 分析光学系のフィルタ板を示す斜視図である。 分析光学系の二つの受光素子が透過光を受光するタイミングを示す信号波形図である。 実施の形態2の自動分析装置における反応容器の配列間隔と受光素子の配置間隔を説明する模式図である。 実施の形態3の自動分析装置における反応容器の配列間隔と受光素子の配置間隔を説明する模式図である。
符号の説明
1 自動分析装置
2,3 試薬テーブル
4 キュベットホイール
5 反応容器
6,7 試薬分注機構
8 検体容器移送機構
9 ラック
10 検体分注機構
11 分析光学系
11e,11f 受光素子
12 洗浄機構
13 第一攪拌装置
14 第二攪拌装置
15 制御部
16 測定回路
17 入力部
18 表示部
21 分析光学系
21d〜21f 受光素子

Claims (6)

  1. 所定の間隔で配列され、液体を保持する複数の容器に保持された液体をそれぞれ反応させ、反応液の光学的特性を測定して前記反応液を分析する自動分析装置であって、
    第一の容器に保持された液体を透過した第一の光束を受光し、受光した光量に応じた受光信号を出力する第一の受光素子と、
    前記第一の受光素子とは異なる位置に配置され、前記第一の受光素子が前記第一の光束を受光していない場合に、前記第一の容器とは異なる第二の容器に保持された液体を透過した第二の光束を受光し、受光した光量に応じた受光信号を出力する第二の受光素子と、
    前記複数の容器と前記第一及び第二の受光素子とを前記複数の容器の配列方向に沿って相対移動させる移動手段と、
    前記第一及び第二の受光素子に接続され、当該第一及び第二の受光素子から出力される受光信号から透過光束の強度を順次測定する測定回路と、
    を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  2. 前記第一及び第二の受光素子は、前記複数の容器とは異なる間隔で前記複数の容器の配列方向に沿って配置されることを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 所定の間隔で配列され、液体を保持する複数の容器に保持された液体をそれぞれ反応させ、反応液の光学的特性を測定して前記反応液を分析する自動分析装置であって、
    mを自然数、nを正の実数とし、m≧1>n、前記複数の容器の配列間隔をLとした場合に、第一の容器に保持された液体を透過した第一の光束を受光し、受光した光量に応じた受光信号を出力する第一の受光素子と、前記第一の受光素子とは異なる位置に配置され、前記第一の容器とは異なる第二の容器に保持された液体を透過した第二の光束を受光し、受光した光量に応じた光信号を出力する第二の受光素子とが間隔P=mL±nLの関係を満たして配置されていることを特徴とする自動分析装置。
  4. 前記第一及び第二の光束は、それぞれ波長が異なることを特徴とする請求項1又は3に記載の自動分析装置。
  5. 前記移動手段は、前記複数の容器を前記第一及び第二の受光素子に対して一定速度で相対移動させることを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  6. 前記測定回路を複数有することを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
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