JP2007313808A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Tadao Matsuda
忠生 松田
Yoshiharu Takizawa
芳治 滝沢
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Abstract

【課題】従来のインクジェット記録装置は、前記のように予め印加する励振電圧が数段階に用意されており、その中で良好印字を行える設定を選択するものである。ノズル固体によりバラツキがあり、その予めの数段階の設定外の電圧も良好に印字が出来る場合があり、印字が良好な励振電圧幅を全てに使い切ることができず環境変化の外乱の影響を受けやすい構成であった。
【解決手段】インクに与える振動を発生する圧電素子へ印加する励振電圧の大きさを、個々のインクジェット記録装置ごとに異なる電圧値に設定できる手段を有する。
【選択図】図1

Description

本発明はインクジェット記録装置に係わり、さらに詳細には、インクジェット記録装置の励振電圧印加手段に関する。
連続的に噴出させたインクを粒子に変化させ、文字作成に必要な粒子に帯電・偏向を行い、文字作成に不必要な粒子には帯電・偏向を行わずに回収しつづける連続型のインクジェット記録装置において、そのインクの粒子作成は、ノズルの加振部によってインクに振動を与えることによって行われる。振動部には圧電素子が設けてあり、ある特定の振動数で電圧を印加して、圧電素子の電気的エネルギーを機械的エネルギーに変換して加振部を振動させ、その振動をインクに伝達している。また、インクジェット記録装置の印字が良好に行える励振電圧は、最小値と最大値を持ち、ある程度の電圧幅を持っている。
従来のインクジェット記録装置は、圧電素子に印加する電圧、いわゆる励振電圧が固定されている。具体的には、励振電圧は一定幅を持って数段階に区切られた設定値を持っており、その設定値は予め電圧値が決められている。
実際に装置を稼動させる場合、励振電圧はその設定値の中から一つを手動にて選択しているものが知られている。また、印字が良好に行える励振電圧の幅の中心値付近となる設定値を選択しておく。これにより、使用環境の変化や、装置内のインク物性の変化により、良好印字を可能とする励振電圧の最小値や最大値が変化してその励振電圧の幅がある程度変わっても、装置としての印字の機能を満足するようにしている。
特開昭和63−112159号公報
しかし、前記励振電圧設定のステップ数およびステップ間の電圧幅ΔVは、あらかじめ決められた値を使用していたため、装置で設定可能な最小励振電圧から最大励振電圧までの励振電圧幅に制限があった。それにより、ノズルが持っている印字が良好な励振電圧幅を全て使い切ることができず、結果として実際の印字の際に適用する励振電圧設定において、ステップ間の電圧幅ΔVの幅が大きくとれずインクの濃度変化や周囲温度変化等の外乱の影響を受けやすい構成であった。
本発明の課題は、前記ノズルの印字が良好な励振電圧幅を全て使い切ることにより、インクの濃度変化や周囲温度変化等の外乱の影響に強く、より安定した良好な印字を行うことができるインクジェット記録装置を提供することにある。
前記課題は、噴出するインクに振動を与えてインク粒子を発生させ、そのインク粒子を帯電・偏向させることにより、記録媒体上の所定の場所へインク粒子を到達させて記録を行うインクジェット記録装置において、インクに与える振動を発生する圧電素子へ印加する励振電圧の大きさを、個々のインクジェット記録装置ごとに異なる電圧値に設定できる手段を有するようにすることで達成される。
本発明によれば、噴出するインクに振動を与えてインク粒子を発生させるインクジェット記録装置において、インクを噴出するノズルに加える励振電圧への外乱の影響を小さくし、より安定して良好な印字を行うことができる。
以下、発明の実施形態について図面に従い説明する。
まず、インクジェット記録装置の外観を図3に示す。
制御系や循環系を収納した本体600と、インクを噴出し粒子を作成するノズルを有するヘッド部610と、本体600とヘッド部610の循環系と制御系を結ぶケーブル620で構成されている。本体600の上部にはタッチパネル式液晶ディスプレイ630を有する。タッチパネル式液晶ディスプレイ630は制御内容や装置運転状況等の表示を行うと同時に、ユーザーが印字内容や印字仕様等の入力を行うことができる。
次に本体600の内部構造について図4を用いて説明する。
本体600上部には制御基板640等の電気系部品が配置されている。本体600下部のA部には、電磁弁650、ポンプユニット655等の循環系制御部品が配置されており、B部には粘度測定器660や、インクや溶剤を貯めた容器が収められている。ドア670は、開閉可能で、インク容器や溶剤容器がドア670側に引き出せるようになっている。
次に、インクジェット記録装置のインク循環系の概略構成について図2を用いて説明する。
インク供給経路6は、インク2を貯めておくインク容器7、インク2を圧送するインク供給ポンプ8、インク圧力を調節する調圧弁9、流路の開閉を行う電磁弁10、フィルタ11から成り、ノズル12にインク2を供給する。ノズル12に供給されたインク2は噴出口12aから噴出される。ノズル12には励振源34が接続されていてノズル12には励振電圧が印加されており、その周波数に従い振動が発生している。その振動により噴出口12aから噴出したインク2は、励振源34の周波数に従い規則的にインク粒子15となる。帯電電極13には、記録信号源14が接続されており、帯電電極13に記録信号を印加することによって、インク粒子15を帯電する。上部偏向電極16には高電圧源17が印加され、下部偏向電極18は接地されている。そのため、上部偏向電極16と下部偏向電極18との間には静電界が形成されており、帯電したインク粒子15はその帯電量に応じて偏向され、記録媒体上へ飛行して行き印字が行われる。インク回収経路20は、ガター19、電磁弁21、フィルタ22、回収ポンプ23から成る。ノズル12の噴出口12aからは絶えずインク2が噴出されているが、印字に関与しないインク粒子15は帯電電極13で帯電されず、そのため上部偏向電極16と下部偏向電極18との間に形成された静電界を直進し、ガター19から回収され、再利用するためにインク容器7へ戻される。インク循環経路24はノズル12から電磁弁25を介してインク回収経路20に接続されており、ノズル12内のインクの循環を行う。
次にノズル12に印加する励振電圧について説明する。連続的に噴出させたインクを粒子に変化させ、文字作成に必要な粒子に帯電・偏向を行い、文字作成に不必要な粒子には帯電・偏向を行わずに回収しつづける連続型のインクジェット記録装置において、そのインクの粒子作成は、ノズルの加振部によってインクに振動を与えることによって行われる。振動部には圧電素子が設けてあり、ある特定の振動数で電圧を印加して、圧電素子の電気的エネルギーを機械的エネルギーに変換することで加振部を振動させる。その印可する電圧を励振電圧と呼ぶ。また、インクジェット記録装置の印字が良好に行える励振電圧は、図5に示すように最小値と最大値を持ち、ある程度の電圧幅を持っている。その最小値と最大値間のある一定電圧を印可するようにしておけば印字は良好に行える。例えば、ステップ5からステップ15が印字良好であれば、ステップ10に設定しておけば少々の条件の変化(例えば使用インクの濃度変化など)によって印字良好電圧の最小値と最大値が変化しても、ステップ10がその変化後にも印字良好な範囲に入っている確率は高い。また、図6に示すように使用環境温度が変化しインクの温度が変わる等の外乱があると印字良好励振電圧は変化する。外乱に強い印字安定性を確保するにはステップ間の電圧差ΔVを大きく取れれば外乱に強くなる。印字良好励振電圧および印字良好励振電圧幅はノズルによって個体差があり、標準的励振電圧にて使用した時に図7のように、ステップ5からステップ20およびステップ20を超える範囲が印字良好であるものも存在する。ステップ20を超える範囲は、実際の印字を行う時は使用されていない範囲であり、これを取り込むことにより、ステップ間の電圧差ΔVを大きくすることが可能になる。
例えば、あらかじめ設定している標準的励振電圧を使用し印字良好範囲を測定する。測定結果が標準的特性の上限電圧まで印字良好な場合は、図8のように想定して作成した電圧幅を広くしたテスト用印字電圧で測定し、斜線部に示す印字が良好な励振電圧領域全体を探し、図9のように印字良好最小電圧値をVmin、最大値をVmaxとすれば、Vminの値がステップ1となるように、設定すればよい。一方、Vmaxも例えばステップ20になるようにインプットすればよい。この場合、ステップ間の電圧幅ΔVはそのインプットにより(V20−V1)/ステップ数により決定される。
つまり、図1を使って説明すると、テスト用印字ステップ電圧にてテストする。その結果から印字良好範囲の最小ステップ数および最大ステップ数をタッチパネル式液晶ディスプレイ630のキー操作にてインプットし、その最小電圧値Vminをステップ1に置き換える制御をおよび最大電圧値Vmaxをステップ20に置き換える制御を行う。置き換えるステップは1や20以外でも良い。
これにより、ノズルの印字が良好な励振電圧幅を全てに使い、インクの濃度変化や周囲温度変化等の外乱の影響に強く、より安定した良好な印字を行うことができる。
本発明の一実施例にかかる励振設定手段をあらわすブロック図。 本発明の一実施例にかかるインクジェット記録装置の循環系の概略図。 本発明の一実施例にかかるインクジェット記録装置の外観図。 本発明の一実施例にかかるインクジェット記録装置本体の構成図。 本発明の一実施例にかかる印字良好励振電圧の説明図。 本発明の一実施例にかかる印字良好励振電圧範囲と温度の関係の説明図。 本発明の一実施例にかかる全印字良好励振電圧の説明図。 本発明の一実施例にかかる全印字良好励振電圧測定の説明図。 本発明の一実施例にかかる励振電圧設定後の説明図。
符号の説明
2…インク、6…インク供給経路、7…インク容器、8…インク供給ポンプ、9…調圧弁、10…電磁弁、11…フィルタ、12…ノズル、12a…噴出口、13…帯電電極、14…記録信号源、15…インク粒子、16…上部偏向電極、17…高電圧源、18…下部偏向電極、19…ガター、20…インク回収経路、21…電磁弁、22…フィルタ、23…回収ポンプ、24…インク循環経路、25…電磁弁、34…励振源、600…本体、610…ヘッド部、620…ケーブル、630…タッチパネル式液晶ディスプレイ、640…制御基板、650…電磁弁、655…ポンプユニット、660…粘度測定器、670…ドア。

Claims (3)

  1. 噴出するインクに振動を与えてインク粒子を発生させ、そのインク粒子を帯電・偏向させることにより、記録媒体上の所定の場所へインク粒子を到達させて記録を行うインクジェット記録装置において、インクに与える振動を発生する圧電素子へ印加する励振電圧の大きさを、個々のインクジェット記録装置ごとに異なる電圧値に設定する手段を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 請求項1において、インクに振動を与える圧電素子への励振電圧は、実際に励振電圧を印加してテスト印字を行い、印字結果が良好である電圧を調べ、その良好に印字が行えた励振電圧の最小電圧値および最大電圧をインクジェット記録装置の任意の励振電圧設定に置き換えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 請求項1から2において、テスト印字を行う時の励振電圧値は一定幅をもって数段階に区切られた設定値を有しており、その数段階の設定各々のテスト結果から印字が良好に行えた最小設定値をそのインクジェット記録装置の最小励振電圧設定に置き換え、印字が良好に行えた最大設定値をそのインクジェット記録装置の最大励振電圧設定に置き換えることを特徴とするインクジェット記録装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023017684A1 (ja) * 2021-08-10 2023-02-16 株式会社日立産機システム インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法

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