JP2007311967A - スピーカー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機械的な当たりからスピーカー装置用端子を保護することが可能なスピーカー装置を提供する。
【解決手段】スピーカー装置は、一対の端子金具と、それを取り付ける端子金具取付部とを有するスピーカー装置用端子と、それを取り付ける端子取付部を有するフレームと、を備える。端子取付部は放音側と逆側に位置するフレームの背面側に設けられ、スピーカー装置用端子は、一対の端子金具が放音側と逆側に位置する端子金具取付部に取り付けられた状態で端子取付部に取り付けられている。端子金具取付部は、放音側と逆側に突出してなる突出部分を有し、その突出方向の突出部分の高さは、その突出方向の一対の端子金具の高さより高い。これにより、スピーカー装置の被取付部への取付時にスピーカー装置用端子と被取付部との間で機械的な当たりが生じたような場合でも、一対の端子金具は突出部分により保護され、一対の端子金具が破損するのを防止できる。
【選択図】図10

Description

本発明は、スピーカー装置におけるスピーカー装置用端子の保護構造に関する。
従来より、スピーカー装置は、アンプ側から出力される音声信号が入力されるスピーカー装置用端子を有する。即ち、スピーカー装置用端子は、アンプ側の出力配線とボイスコイルとを電気的に接続する中継端子として機能する。通常、このようなスピーカー装置用端子は、スピーカー装置の背面側に位置するフレームに取り付けられることが多い。
このように、スピーカー装置用端子がスピーカー装置の背面側へ配置されると、スピーカー装置を車両のインナーパネルなどの被取付部へ取り付けるときなどに、スピーカー装置用端子が被取付部に当たり易くなり、作業者が、その取付時に誤ってスピーカー装置用端子を被取付部にぶつけてしまい、スピーカー装置用端子を破損させてしまう虞がある。 特に、スピーカー装置用端子は、上記のようにボイスコイルやアンプ側と電気的に接続される中継端子として重要な機能を果たすので、スピーカー装置には、機械的な当たりからスピーカー装置用端子の破損を防止する保護構造を有することが望まれる。
この種の課題を改善するスピーカー装置として、例えば、ターミナル(スピーカー装置用端子)が機械的なダメージを受けるのを阻止することが可能な構造を有するスピーカー装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に記載のスピーカー装置では、フレームの背面側の斜面部の一部にターミナルを結合すると共に、このターミナルの近傍にターミナルの外径寸法よりもフレームの背面側に突出してターミナルを覆うように形成された逆L形のブリッジを設けている。これにより、ブリッジがターミナルを覆う構造となり、ターミナルが機械的なダメージを受けるのを阻止することができるとされている。
なお、コイルバネ端子の座屈を防止することが可能な構造を有するスピーカー装置の一例が特許文献2に、また、リード線の接続部への水の侵入を抑止することが可能な構造を有するスピーカー装置の一例が特許文献3に夫々記載されている。
特開平8−70495号公報 特開2005−86770公報 特開2003−102089公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載のスピーカー装置は、ターミナルを機械的なダメージから保護するためにフレームの背面側に複雑な形状を有するブリッジを設ける必要があるので、そのようなブリッジを形成するためにフレーム形成用の金型の構造が複雑になってしまうといった問題がある。特に、フレームを金属などで形成するような場合には、そのような問題がより一層顕著となる。
したがって、かかる問題を改善するためには、フレームの構造を工夫するのではなく、ターミナル自体の構造を工夫することにより、ターミナルを機械的な当たりから保護することが好ましい。
本発明が解決しようとする課題としては、上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、スピーカー装置用端子の構造を工夫することにより、スピーカー装置用端子を機械的な当たりから保護することが可能なスピーカー装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、スピーカー装置は、一対の端子金具と、前記一対の端子金具が取り付けられる端子金具取付部と、を有するスピーカー装置用端子と、前記スピーカー装置用端子が取り付けられる端子取付部を有するフレームと、を備え、前記端子取付部は放音側と逆側に位置する前記フレームの部分に設けられ、前記スピーカー装置用端子は、前記一対の端子金具が前記放音側と逆側に位置する前記端子金具取付部に取り付けられた状態で前記端子取付部に取り付けられ、前記端子金具取付部は、前記放音側と逆側に突出してなる端子金具保護部を有し、前記突出する方向の前記端子金具保護部の高さは、前記突出する方向の前記一対の端子金具の高さより高いことを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、スピーカー装置は、一対の端子金具と、前記一対の端子金具が取り付けられる端子金具取付部と、を有するスピーカー装置用端子と、前記スピーカー装置用端子が取り付けられる端子取付部を有するフレームと、を備え、前記端子取付部は放音側と逆側に位置する前記フレームの部分に設けられ、前記スピーカー装置用端子は、前記一対の端子金具が前記放音側と逆側に位置する前記端子金具取付部に取り付けられた状態で前記端子取付部に取り付けられ、前記端子金具取付部は、前記放音側と逆側に突出してなる端子金具保護部を有し、前記突出する方向の前記端子金具保護部の高さは、前記突出する方向の前記一対の端子金具の高さより高い。
上記のスピーカー装置は、アンプ側の一対のプラス及びマイナスの出力配線、並びにボイスコイルの一対のプラス及びマイナスの各リード線と夫々電気的に接続される一対の端子金具と、その一対の端子金具が取り付けられる端子金具取付部と、を有するスピーカー装置用端子と、そのスピーカー装置用端子が取り付けられる端子取付部を有するフレームと、を備えている。そして、端子取付部は、放音側と逆側に位置するフレームの部分に設けられ、スピーカー装置用端子は、一対の端子金具が放音側と逆側に位置する端子金具取付部に取り付けられた状態で端子取付部に取り付けられている。
特に、端子金具取付部は、放音側と逆側に突出してなる突出部分としての端子金具保護部を有し、その突出する方向の端子金具保護部の高さは、当該突出する方向の一対の端子金具の高さより高い。
好適な例では、前記一対の端子金具と接触する前記端子金具取付部の接触面を基準面としたときに、前記基準面から前記突出する方向に向かって最も離れた位置に存在する前記端子金具保護部の一端までの高さは、前記基準面から前記突出する方向に向かって最も離れた位置に存在する前記一対の端子金具の各一端までの高さより高い。
これにより、作業者が、放音側と逆側に位置するスピーカー装置の背面側を、例えば車両のインナーパネル等の被取付部側へ移動させて、その背面側の一部を被取付部に設けられた開口に挿入することにより、スピーカー装置を被取付部に取り付けるときに、誤ってスピーカー装置用端子を被取付部にぶつけてしまったような場合でも、被取付部と機械的に当たるスピーカー装置用端子の要素は、一対の端子金具ではなく、必ず端子金具保護部となるので、ボイスコイルやアンプ側と電気的に接続される中継端子として重要な機能を有する一対の端子金具を破損させてしまうのを防止できる。このように、端子金具保護部は、機械的な当たりから一対の端子金具を保護する機能を有するため、スピーカー装置用端子と被取付部との間で機械的な当たりが生じたような場合でも、アンプ側からの音声信号をボイスコイル側へ流す重要な役割を有する一対の端子金具に致命的なダメージが及ぶのを防止できる。
また、かかる構造を採用することにより、その副次的効果として、スピーカー装置用端子を保護するための構造をフレームに形成する必要がなくなるので、フレームの端子取付部の構造を単純化することができ、これに伴いフレーム形成用の金型の構造を単純化させることが可能となる。
上記のスピーカー装置の一つの態様では、前記フレームの中心から外側に向かって最も離れた位置に存在する前記端子金具保護部の端部が、前記フレームの中心から外側に向かって最も離れた位置に存在する前記一対の端子金具の各端部より前記外側に位置するように、前記端子金具保護部の端部と前記一対の端子金具の各端部との相対的な位置関係が規定されている。
ここで、フレームの中心から外側に向かって最も離れた位置に存在する端子金具保護部の端部が、当該フレームの中心から外側に向かって最も離れた位置に存在する一対の端子金具の各端部より内側に位置するように、端子金具保護部の端部と一対の端子金具の各端部との相対的な位置関係が規定されている比較例に係るスピーカー装置用端子を想定する。かかる比較例において、作業者がスピーカー装置を被取付部に取り付ける際に誤ってスピーカー装置用端子を被取付部にぶつけてしまったような場合には、被取付部と一対の端子金具との機械的な当たりが生じる可能性があり、この場合、一対の端子金具を破損させてしまう虞がある。
これに対して、この態様では、フレームの中心から外側に向かって最も離れた位置に存在する端子金具保護部の端部が、当該フレームの中心から外側に向かって最も離れた位置に存在する一対の端子金具の各端部より前記外側に位置するように、端子金具保護部の端部と一対の端子金具の各端部との相対的な位置関係が規定されている。
よって、作業者がスピーカー装置を被取付部に取り付ける際に誤ってスピーカー装置用端子を被取付部にぶつけてしまったような場合でも、被取付部と機械的に当たるスピーカー装置用端子の要素は、一対の端子金具ではなく、必ず端子金具保護部となるので、ボイスコイルやアンプ側と電気的に接続される中継端子として重要な機能を有する一対の端子金具を破損させてしまうのを防止できる。
好適な例では、前記端子金具取付部は樹脂材料により形成されているのが好ましい。これは、端子金具取付部を樹脂材料により形成すれば、一般的な樹脂製品の成形方法により、容易に端子金具保護部を形成することが可能となるからである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[スピーカー装置の構成]
まず、図1乃至図3を参照して、本発明の実施例に係るスピーカー装置用端子50を有するスピーカー装置100の構成について説明する。
図1(a)は、放音方向から観察したときのスピーカー装置100の正面図を示す。図1(b)は、放音方向と逆側から観察したときのスピーカー装置100の背面図を示す。図2(a)は、図1(a)の矢印Y2方向から観察したときのスピーカー装置100の側面図を示す。図2(b)は、図1(a)の矢印Y3方向(矢印Y2方向と逆方向)から観察したときのスピーカー装置100の側面図を示す。図3は、スピーカー装置100を、その中心軸L1を通る平面で切断したときの断面図を示す。
スピーカー装置100は、磁気回路30と、振動系部材31と、その他のスピーカー装置用構成部材と、を備えて構成される。ここで、その他のスピーカー装置用構成部材としては、スピーカー装置用端子50、緩衝部材11、カバー13などが挙げられる。なお、本発明では、スピーカー装置の構成及び駆動方式などは、以下に述べる態様に限定されるものではない。
(磁気回路の構成)
磁気回路30の構成は次の通りである。
本磁気回路30は、外磁型の磁気回路として構成され、マグネット2を載置する機能を有する第1ヨーク1aと、第1ヨーク1aと連結され、フレーム4を支持する第2ヨーク1bと、を有するヨーク1と、マグネット2と、プレート3と、を備えて構成される。なお、本発明では、磁気回路は内磁型の磁気回路として構成されていても構わない。
第1ヨーク1aは、略円筒状の形状及び凸状の断面形状を有し、その上面にはマグネット2が配置される。第2ヨーク1bは、略円筒状の形状を有し、第1ヨーク1aを覆う位置に配置されている。第2ヨーク1bの内周壁の下端部付近は、第1ヨーク1aの外周壁の下端部付近と連結されている。こうして、ヨーク1が構成されている。マグネット2は、円板状の形状を有し、第1ヨーク1aの上面に取り付けられている。プレート3は、円板状の形状を有し、マグネット2上に取り付けられている。プレート3の略中央位置には、開口が設けられ、当該開口は磁気回路30で発生する熱を外部に放熱し、磁気回路30を冷却する機能を有する。そして、プレート3の外周壁と、第2ヨーク1bの内周壁の上端部付近との間には、マグネット2の磁束が集中する磁気ギャップ32が形成されている。
(振動系部材の構成)
次に、振動系部材の構成は以下の通りである。
振動系部材には、フレーム4、ボイスコイルボビン5、ボイスコイル6、第1ダンパー7a、第2ダンパー7b、振動板8、及びエッジ9などが含まれる。
フレーム4は、略椀状の形状及び階段状の断面形状を有し、スピーカー装置100を構成する様々な構成要素を支持する機能を有する。フレーム4は、その下端部に第1段部4aと、その第1段部4aの上方に且つ外側に設けられた第2段部4bと、その第2段部4bの上方に且つ外側に設けられた第3段部4cと、その第3段部4cの上方に且つ外側に設けられた第4段部4dと、その第4段部4dの上方に且つ外側に設けられた第5段部4eと、例えば、車両のインナーパネル等にスピーカー装置100を取り付ける為の複数のスピーカー取付部4xと、を有する。
第1段部4aは、第2ヨーク1bの上端面に取り付けられている。これにより、フレーム4は、磁気回路30と連結されている。放音側に位置する第2段部4bの上面には、第1ダンパー7a及び第2ダンパー7bの各外周部が取り付けられ、当該第2段部4bは、第1ダンパー7a及び第2ダンパー7bを支持する機能を有する。また、第2段部4bの適当な位置には、後述するスピーカー装置用端子50を取り付けるための端子取付部4baが設けられている。本例では、端子取付部4baは、相互に対向する位置に2つ設けられている。そして、スピーカー装置用端子50は、一対の端子金具52及び53が放音側と逆側に位置する端子金具取付部(端子板)51に取り付けられた状態で各端子取付部4baに取り付けられている。なお、スピーカー装置用端子50の詳細な構成については後述する。放音側と逆側に位置する第3段部4cの背面には、環状に変形された棒状の緩衝部材11が貼り付けられている。第4段部4dの上面には、エッジ9の外周部が取り付けられ、当該第4段部4dは、エッジ9を支持する機能を有する。第5段部4eの上面には、カバー13が取り付けられている。各スピーカー取付部4xは、フレーム4の上端側に適宜の間隔をおいて設けられている。
ボイスコイルボビン5は、略円筒状の形状を有し、その内周壁の下端部付近は、マグネット2の一部及びプレート3を覆っている。ボイスコイルボビン5の外周壁の下端部付近には、ボイスコイル6が巻かれている。ボイスコイル6は、2組のプラス及びマイナスのリード線(図示略)を有する。なお、本発明では、ボイスコイル6は、1組(又は一対)のプラス及びマイナスのリード線を有して構成されていても構わない。プラス側のリード線はL(又はR)チャンネル信号の入力配線であり、マイナス側のリード線はグランド(GND:接地)信号の入力配線である。マイナス及びプラス(または、プラス及びマイナス)の各リード線は、例えば放音側に位置する振動板8の放音面に引き出される錦糸線15a及び15bの各一端側に電気的に接続されていると共に、錦糸線15a及び15bの各他端側は、後述するスピーカー装置用端子50の一対の端子金具52及び53に夫々電気的に接続されている。また、各一対の端子金具52及び53は、図示しないアンプ側のプラス及びマイナス(または、マイナス及びプラス)の各出力配線と電気的に接続される、コネクタ14のプラス及びマイナス(または、マイナス及びプラス)の中継配線14a及び14bと電気的に接続されている。このような接続構造により、ボイスコイル6には、アンプ側から2チャンネル分の信号及び電力(以下、単に「音声電流」とも称する)が夫々入力される。
第1ダンパー7a及び第2ダンパー7bは、夫々複数の波型が同心円状に形成されてなる弾性部を有し、ボイスコイルボビン5を弾性的に支持する機能を有する。第1ダンパー7aの内周縁部は、ボイスコイルボビン5の外周壁の中央部付近に取り付けられていると共に、第1ダンパー7aの外周部は、フレーム4の第2段部4b上に取り付けられている。第2ダンパー7bは、第1ダンパー7aの上方に配置され、第2ダンパー7bの内周縁部は、ボイスコイルボビン5の外周壁の上端部付近に取り付けられていると共に、第2ダンパー7bの外周部は、フレーム4の第2段部4b上に取り付けられている。このため、このスピーカー装置100はダブルダンパー構造を有する。なお、本発明では、スピーカー装置100は、1つのダンパーのみを有するシングルダンパー構造を有していても構わない。
振動板8は、コーン状の形状を有し、ボイスコイル6へ入力される音声電流に応じた音波を放射する機能を有する。振動板8の内周縁部はボイスコイルボビン5の外周壁の上端部に取り付けられている。振動板8の外周縁部には、当該振動板8で生じる不要な振動などを吸収するエッジ9の内周部が取り付けられ、エッジ9の外周部はフレーム4の第4段部4d上に取り付けられている。なお、本実施例では、振動板8とエッジ9とは別体に且つ独立に形成されているが、これに限らず、本発明では、振動板8とエッジ9とは一体的に形成されていても構わない。
キャップ10は、ドーム状の形状を有し、磁気回路30内に粉塵や水滴等が侵入するのを防止する機能を有する。キャップ10の外周部は、振動板8上の内周部付近に取り付けられ、当該キャップ10はボイスコイルボビン5の上面側を覆っている。
カバー13は、筒状の形状を有すると共に、振動板8から放音された音波を外部へ通過させる半円状の開口13aを有し、放音側と逆側に位置するカバー13の周端面は、フレーム4の第5段部4e上に取り付けられている。放音側に位置するカバー13の上面であって、当該開口13aの周縁には、環状の形状に変形された棒状の緩衝部材11が貼り付けられている。
以上の構成を有するスピーカー装置100では、アンプ側から出力された音声電流は、コネクタ14の中継配線14a及び14b、各スピーカー装置用端子50の一対の端子金具52及び53、各錦糸線15a及び15b、並びにボイスコイル6の一対のプラス及びマイナスのリード線を通じて、当該ボイスコイル6へ入力される。これにより、フレミングの左手の法則に基づき、磁気ギャップ32内でボイスコイル6に駆動力が発生し、振動板8をスピーカー装置100の中心軸L1方向へ振動させる。こうして、かかるスピーカー装置100は、振動板8を通じて矢印Y1方向に音波を放射する。
[スピーカー装置用端子の構成]
次に、図4乃至図6を参照して、本発明の実施例に係るスピーカー装置用端子50の構成等について説明する。
図4(a)は、スピーカー装置用端子50の正面図を示す。図4(b)は、図4(a)の矢印Y4方向から観察したときにスピーカー装置用端子50の側面図を示す。図4(c)は、図4(a)の矢印Y5方向から観察したときのスピーカー装置用端子50の側面図を示す。図5(a)は、スピーカー装置用端子50の要素である端子金具取付部51の正面図を示す。図5(b)は、端子金具取付部51の背面図を示す。図5(c)は、図5(a)の矢印Y6方向から観察したときの端子金具取付部51の側面図を示す。図5(d)は、図5(a)の矢印Y7方向から観察したときの端子金具取付部51の側面図を示す。図6(a)は、図5(a)の矢印Y8方向から観察したときの端子金具取付部51の側面図を示す。図6(b)は、図5(a)の切断線B−B’に沿った端子金具取付部51の断面図であり、端子金具取付部51の長手方向の中心を通る位置で切断した断面図を示す。図6(c)は、スピーカー装置用端子50の要素である連結部材(ハトメ)54の正面図を示す。図6(d)は、図6(c)の切断線C−C’に沿った連結部材54の断面図であり、連結部材54の中心軸を通る位置で切断した断面図である。
スピーカー装置用端子50は、一対の端子金具52及び53と、その一対の端子金具52及び53が取り付けられる端子金具取付部51と、その端子金具取付部51をフレーム4の端子取付部4baに連結するための連結部材54と、を備えて構成される。
端子金具取付部51は、階段状及び略山型の平面形状を有し、樹脂材料等により形成されてなる。端子金具取付部51は、平坦性を有するベース部分51bと、ベース部分51bの略中央位置に設けられ、連結部材54が挿入される挿入孔51dと、ベース部分51bから突出すると共に、挿入孔51dを囲む位置に設けられ、U字状の平面形状を有する第1突出部分51aaと、ベース部分51bから突出すると共に、第1突出部分51aaの一部分と繋がる位置に設けられ、T字状の平面形状を有する第2突出部分51abと、第1突出部分51aaを挟む位置に且つその両側に設けられ、端子金具52の連結部分52b及び端子金具53の連結部分53bが夫々挿入される複数の開口51cと、を備えて構成される。なお、本明細書中では、第1突出部分51aaと第2突出部分51abとが結合されてなる要素を単に「突出部分(端子金具保護部)51a」と称することがある。
一対の端子金具52及び53は、金属材料により形成され、その両者は対称的な形状を有する。端子金具52は、平板状の形状を有する平板部分52aと、平板部分52aの所定位置から端子金具取付部51側に突出すると共に、端子金具52と端子金具取付部51とを連結する連結部分52bと、平板部分52aの一端側に設けられ、ボイスコイル6のプラス(又はマイナス)のリード線と電気的に接続された錦糸線15aと電気的に接続される第1接続部分52cと、平板部分52aの当該一端側と隣接する他端側から斜め上方に且つ端子金具取付部51側と逆側に突出するように折り曲げられ、コネクタ14のプラス(又はマイナス)の中継配線14aと電気的に接続される第2接続部分52dと、を有して構成される。一方、端子金具53も、端子金具52と同一の構成要素を有する。具体的には、端子金具53は、平板状の形状を有する平板部分53aと、平板部分53aの所定位置から端子金具取付部51側に突出すると共に、端子金具53と端子金具取付部51とを連結する連結部分53bと、平板部分53aの一端側に設けられ、ボイスコイル6のマイナス(又はプラス)のリード線と電気的に接続された錦糸線15bと電気的に接続される第1接続部分53cと、平板部分53aの当該一端側と隣接する他端側から斜め上方に且つ端子金具取付部51側と逆側に突出するように折り曲げられ、コネクタ14のマイナス(又はプラス)の中継配線14bと電気的に接続される第2接続部分53dと、を有して構成される。
以上の構成を有する一対の端子金具52及び53は、夫々端子金具取付部51の第1突出部分51aaを挟む位置に且つその両側に配置されている。そして、端子金具52の平坦部分52a及び端子金具53の平坦部分53aは、夫々ベース部分51bと面接触していると共に、端子金具52の連結部分52b及び端子金具53の連結部分53bは、夫々対応する開口51cに挿入されており、且つ夫々対応するベース部分51bにカシメられている。こうして、一対の端子金具52及び53は、相互に第1突出部分51aaを挟んだ状態でベース部分51b上に取り付けられている。
かかる状態において、一対の端子金具52及び53と端子金具取付部51のベース部分51bとの接触面を基準面S1としたときに、その基準面S1から突出する方向の突出部分51aの高さd1は、その基準面S1から突出する方向の一対の端子金具52及び端子金具53の高さd2より高い。即ち、基準面S1から突出する方向に向かって最も離れた位置に存在する突出部分51aの一端までの高さd1は、当該基準面S1から当該突出する方向に向かって最も離れた位置に存在する一対の端子金具52及び端子金具53の各一端までの高さd2より高い。
連結部材54は、円筒状の形状を有する円筒部54aと、円筒部54aの外周壁の一端側から外側へ延在してなるフランジ部54bと、を有する。円筒部54aは、端子金具取付部51の挿入孔51dに挿入され、フランジ部54bはベース部分51bの上面の一部と接触している。
以上の構成を有する各スピーカー装置用端子50は、図1乃至図3に示すように、一対の端子金具52及び端子金具53が放音側(矢印Y1方向)と逆側に位置する端子金具取付部51に取り付けられた状態で、各連結部材54を介して、フレーム4の端子取付部4baに取り付けられている。
次に、比較例と比較した、本発明の実施例に係るスピーカー装置用端子50を有するスピーカー装置100の特有の作用効果について説明する。なお、比較例の説明において、本実施例と同一の要素については同一の符号を付し、その説明は簡略化又は省略する。
図7は、比較例に係るスピーカー装置用端子80を有するスピーカー装置90を背面側から観察したときの要部斜視図を示す。図8(a)及び(b)は、模式的に示す、スピーカー装置用端子80を有するスピーカー装置90を被取付部に取り付ける様子を示す工程図である。
比較例と本実施例とを比較した場合、その両者は、スピーカー装置用端子の構成が相違し、それ以外は略同一の構成を有する。比較例に係るスピーカー装置用端子80は、金属材料からなり、本実施例に相当する突出部分51aは有しない。即ち、比較例に係るスピーカー装置用端子80は、それ自体が本実施例の一対の端子金具52及び端子金具53に相当する。このような構成を有する比較例の場合、作業者が、かかるスピーカー装置90を車両のインナーパネル等の被取付部85へ取り付ける際に誤ってスピーカー装置用端子80を被取付部85にぶつけてしまったような場合には、被取付部85とスピーカー装置用端子80との機械的な当たりが生じる可能性があり、この場合、スピーカー装置用端子80を破損させてしまう虞がある。
即ち、図8(a)に示すように、作業者が、スピーカー装置用端子80を有するスピーカー装置90の背面側を矢印Y20方向となる被取付部85側へ移動させ、スピーカー装置90の背面側の一部を被取付部85に設けられた開口85aへ挿入するときに、図8(b)に示すように、フレーム4に取り付けられたスピーカー装置用端子80を被取付部85にぶつけてしまい、ボイスコイル6やアンプ側と電気的に接続される中継端子として重要な機能を有するスピーカー装置用端子80を破損させてしまうという問題がある。
そこで、このような課題を解消する方法としては、例えば、放音方向と逆側に位置するフレーム4の背面側をカバーで覆うことにより、スピーカー装置用端子80を保護する方法が考えられる。かかる構造を適用すれば、スピーカー装置用端子80は、図9(a)に示すように、カバー81で覆われる。このため、図9(a)及び(b)に示すように、作業者が、スピーカー装置90を被取付部85へ取り付けるに際して、スピーカー装置90を矢印Y20方向に移動させて、スピーカー装置90の背面側の一部を被取付部85の開口85aへ挿入するときに、誤ってスピーカー装置用端子80付近を被取付部85にぶつけてしまった場合でも、被取付部85と機械的に当たるのはスピーカー装置用端子80ではなくカバー81であり、スピーカー装置用端子80と被取付部85とが機械的に直接当たるようなことはない。よって、スピーカー装置用端子80を破損させてしまうという問題を解消できる。しかし、この場合、カバー81を設けることにより、その分だけ、スピーカー装置の構成部品が増加して、スピーカー装置の重量が重くなると共に、その製品コストが上がってしまうという問題がある。
この点、本実施例では、そのような問題を改善するために、スピーカー装置用端子50の構造に工夫を凝らすようにしている。この点について、図2、図4及び図10等を参照して説明する。
図10(a)は、模式的に示す、本実施例に係るスピーカー装置用端子50を有するスピーカー装置100を被取付部85へ取り付ける様子を示す工程図である。図10(b)は、図10(a)の破線領域E1の付近を拡大したスピーカー装置用端子50を含むスピーカー装置100の要部側面図である。図10(a)において、直線L1はフレーム4を含むスピーカー装置100の中心軸を示している。
具体的には、本実施例では、スピーカー装置用端子50は、一対の端子金具52及び53が放音側(矢印Y1方向)と逆側に位置する端子金具取付部51の面に取り付けられた状態で、フレーム4の端子取付部4baに取り付けられ、スピーカー装置用端子50の要素である端子金具取付部51は、放音側と逆側に突出してなる突出部分(端子金具保護部)51aを有し、その突出する方向の突出部分51aの高さd1は、当該突出する方向の一対の端子金具52及び53の高さd2より高い。即ち、一対の端子金具52及び53と接触する端子金具取付部51の接触面を基準面S1としたときに、基準面S1から前記突出する方向に向かって最も離れた位置に存在する突出部分51aの一端までの高さd1は、基準面S1から前記突出する方向に向かって最も離れた位置に存在する一対の端子金具52及び53の各一端までの高さd2より高い。
これにより、作業者が、放音側(矢印Y1方向)と逆側に位置するスピーカー装置100の背面側を、例えば車両のインナーパネル等の被取付部85側へ移動させて、その背面側の一部を被取付部85に設けられた開口85aに挿入することにより、スピーカー装置100を被取付部85に取り付ける際に誤ってスピーカー装置用端子50を被取付部85にぶつけてしまったような場合でも、被取付部85と機械的に当たるスピーカー装置用端子50の要素は、一対の端子金具52及び53ではなく、必ず突出部分(端子金具保護部)51aとなるので、ボイスコイル6やアンプ側と電気的に接続される中継端子として重要な機能を有する一対の端子金具52及び53を破損させてしまうのを防止できる。このように、突出部分(端子金具保護部)51aは、機械的な当たりから一対の端子金具52及び53を保護する機能を有するため、スピーカー装置用端子50と被取付部85との間で機械的な当たりが生じたような場合でも、アンプ側からの音声信号をボイスコイル6側へ流す重要な役割を有する一対の端子金具52及び53に致命的なダメージが及ぶのを防止できる。
また、かかる構造を採用することにより、スピーカー装置用端子50を保護するためのカバーを設ける必要がなくなる。よって、その分だけ、スピーカー装置100の構成要素を減らすことができ、これに伴ってスピーカー装置100の重量が増加するのを防止できる。また、これにより、その副次的効果として、スピーカー装置用端子50を保護するための構造をフレーム4に形成する必要がなくなるので、フレーム4の端子取付部4baの構造を単純化することができ、これに伴いフレーム形成用の金型の構造を単純化させることが可能となる。
また、本実施例では、図1(b)及び図10(b)を参照して分かるように、フレームの中心を通る中心軸L1から外側に向かって最も離れた位置に存在する突出部分(端子金具保護部)51aの端部(P2に位置する部位)が、当該フレームの中心を通る中心軸L1から外側に向かって最も離れた位置に存在する一対の端子金具52及び53の各端部(P1に位置する部位)より前記外側に位置するように、前記突出部分(端子金具保護部)51aの端部と前記一対の端子金具52及び53の各端部との相対的な位置関係が規定されている。
よって、作業者が、上記のようにしてスピーカー装置100を被取付部85に取り付ける際に誤ってスピーカー装置用端子50を被取付部85にぶつけてしまったような場合でも、被取付部85と機械的に当たるスピーカー装置用端子50の要素は、一対の端子金具52及び53ではなく、必ず突出部分(端子金具保護部)51aとなるので、ボイスコイル6やアンプ側と電気的に接続される中継端子として重要な機能を有する一対の端子金具52及び53を破損させてしまうのを防止できる。
なお、フレームの中心を通る中心軸L1から外側に向かって最も離れた位置に存在する突出部分(端子金具保護部)51aの端部が、当該フレームの中心を通る中心軸L1から外側に向かって最も離れた位置に存在する一対の端子金具52及び53の各端部より内側(P1より中心軸L1側)に位置するように、突出部分(端子金具保護部)51aの端部と一対の端子金具52及び53の各端部との相対的な位置関係が規定されている比較例に係るスピーカー装置用端子を想定すると、かかる比較例において、作業者がスピーカー装置を被取付部85に取り付ける際に誤ってスピーカー装置用端子を被取付部85にぶつけてしまったような場合には、被取付部85と一対の端子金具52及び53との機械的な当たりが生じる可能性があり、この場合、一対の端子金具52及び53を破損させてしまう虞がある。
好適な例では、端子金具取付部51は樹脂材料により形成されているのが好ましい。これは、端子金具取付部51を樹脂材料により形成すれば、一般的な樹脂製品の成形方法により、容易に突出部分(端子金具保護部)51aを形成することが可能となるからである。
[変形例]
なお、本発明では、その趣旨を逸脱しない範囲で、突出部分(端子金具保護部)51aを含むスピーカー装置用端子50の構成要素の形状を変えることが可能であり、それらの構成要素の形状に限定はない。
以下、図11及び図12を参照して、突出部分51a並びに一対の端子金具52及び53の形状を変えた変形例に係るスピーカー装置用端子の構成について簡単に説明する。なお、以下では、上記したスピーカー装置用端子50と同一の要素については同一の符号を付し、その説明は簡略化又は省略する。
図11(a)は、変形例に係るスピーカー装置用端子57の斜視図を示す。図11(b)は、変形例に係るスピーカー装置用端子57の正面図を示す。図11(c)は、変形例に係るスピーカー装置用端子57の背面図を示す。図12(a)は、図11(b)のY30方向から観察したときの変形例に係るスピーカー装置用端子57の側面図を示す。図12(b)は、図11(b)のY31方向から観察したときの変形例に係るスピーカー装置用端子57の側面図を示す。図12(c)は、図11(a)の切断線D−D’に沿ったスピーカー装置用端子57の要部断面図であり、スピーカー装置用端子57の長手方向の中心を通る位置で切断したスピーカー装置用端子57の要部断面図を示す。
上記したスピーカー装置用端子50と、変形例に係るスピーカー装置用端子57とを比較した場合、その両者は、突出部分(端子金具保護部)及び一対の端子金具の形状が異なっており、それ以外は略同一の構成を有する。
スピーカー装置用端子57の端子金具取付部51xに設けられた突出部分(端子金具保護部)51axは、上記した構成を有する第1突出部分51aaと、上記した第2突出部分51abと異なる形状に形成された第2突出部分51acと、を有する。好適な例では、端子金具取付部51xは樹脂材料により形成されているのが好ましい。第2突出部分51acは、ベース部分51bから突出すると共に、第1突出部分51aaの一部分と繋がる位置に設けられ、直線状の平面形状及び略三角形の側面形状を有する。
一方、一対の端子金具52x及び53xは、金属材料により形成され、その両者は対称的な形状を有する。端子金具52xは、上記した端子金具52と同一の要素を有するが、端子金具52xの第1接続部分52c及び第2接続部分52dと、当該端子金具52の第1接続部分52c及び第2接続部分52dとは相対的な位置関係が異なっている。同様に、端子金具53xは、上記した端子金具53と同一の要素を有するが、端子金具53xの第1接続部分53c及び第2接続部分53dと、当該端子金具53の第1接続部分53c及び第2接続部分53dとは相対的な位置関係が異なっている。
かかる構成を有する変形例に係るスピーカー装置用端子57が、フレーム4の端子取付部4baに取り付けられた状態が図13に示されている。ここで、図13は、図7の比較例に対応する、変形例に係るスピーカー装置用端子57を有するスピーカー装置200の要部斜視図を示す。
変形例に係るスピーカー装置用端子57では、突出部分51axと、一対の端子金具52x及び53xとの相対的な高さや長さ、並びにフレーム4とスピーカー装置用端子57との位置関係などが、上記した本発明の趣旨を満足するような構造となるように設計されているので、上記した本発明の作用効果を得ることができる。
即ち、変形例では、スピーカー装置用端子57は、一対の端子金具52x及び53xが放音側と逆側に位置する端子金具取付部51xの面に取り付けられた状態で、フレーム4の端子取付部4baに取り付けられ、スピーカー装置用端子57の要素である端子金具取付部51xは、放音側と逆側に突出してなる突出部分(端子金具保護部)51axを有し、その突出する方向の突出部分51axの高さは、当該突出する方向の一対の端子金具52x及び53xの高さより高い。即ち、一対の端子金具52x及び53xと接触する端子金具取付部51xの接触面を基準面としたときに、前記基準面から前記突出する方向に向かって最も離れた位置に存在する突出部分51axの一端までの高さは、前記基準面から前記突出する方向に向かって最も離れた位置に存在する一対の端子金具52x及び53xの各一端までの高さd2より高い。また、フレーム4の中心を通る中心軸L1から外側に向かって最も離れた位置に存在する突出部分(端子金具保護部)51axの端部が、当該フレーム4の中心を通る中心軸L1から外側に向かって最も離れた位置に存在する一対の端子金具52x及び53xの各端部より前記外側に位置するように、前記突出部分(端子金具保護部)51axの端部と前記一対の端子金具52x及び53xの各端部との相対的な位置関係が規定されている。これにより、上記した実施例と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の実施例に係るスピーカー装置用端子を有するスピーカー装置の正面図及び背面図を示す。 本実施例に係るスピーカー装置用端子を有するスピーカー装置の各種側面図を示す。 本実施例に係るスピーカー装置用端子を有するスピーカー装置をその中心軸を通る位置で切断した断面図を示す。 本実施例に係るスピーカー装置用端子の正面図及び各種側面図を示す。 本実施例に係るスピーカー装置用端子の端子金具取付部の正面図、背面図及び各種側面図を示す。 本実施例に係るスピーカー装置用端子の端子金具取付部の他の側面図及び断面図並びにスピーカー装置用端子の連結部材の正面図及び断面図を示す。 比較例に係るスピーカー装置用端子を有するスピーカー装置を背面側から観察したときの要部斜視図を示す。 比較例に係るスピーカー装置用端子を有するスピーカー装置を被取付部へ取り付ける様子を示す工程図。 他の比較例に係るスピーカー装置用端子を有するスピーカー装置を被取付部へ取り付ける様子を示す工程図。 本実施例に係るスピーカー装置用端子を有するスピーカー装置を被取付部へ取り付ける様子を示す工程図及びスピーカー装置用端子の要部拡大側面図を示す。 変形例に係るスピーカー装置用端子の斜視図、正面図及び背面図を示す。 変形例に係るスピーカー装置用端子の各種側面図及び断面図を示す。 変形例に係るスピーカー装置用端子を有するスピーカー装置を背面側から観察したときの要部斜視図を示す。
符号の説明
4 フレーム
4ba 端子取付部
50、57 スピーカー装置用端子
51、51x 端子金具取付部
51a、51ax 突出部分(端子金具保護部)
52、52x、53、53x 端子金具
85 被取付部
85a 開口
100、200 スピーカー装置

Claims (4)

  1. 一対の端子金具と、前記一対の端子金具が取り付けられる端子金具取付部と、を有するスピーカー装置用端子と、
    前記スピーカー装置用端子が取り付けられる端子取付部を有するフレームと、を備え、
    前記端子取付部は放音側と逆側に位置する前記フレームの部分に設けられ、
    前記スピーカー装置用端子は、前記一対の端子金具が前記放音側と逆側に位置する前記端子金具取付部に取り付けられた状態で前記端子取付部に取り付けられ、
    前記端子金具取付部は、前記放音側と逆側に突出してなる端子金具保護部を有し、
    前記突出する方向の前記端子金具保護部の高さは、前記突出する方向の前記一対の端子金具の高さより高いことを特徴とするスピーカー装置。
  2. 前記一対の端子金具と接触する前記端子金具取付部の接触面を基準面としたときに、前記基準面から前記突出する方向に向かって最も離れた位置に存在する前記端子金具保護部の一端までの高さは、前記基準面から前記突出する方向に向かって最も離れた位置に存在する前記一対の端子金具の各一端までの高さより高いことを特徴とする請求項1に記載のスピーカー装置。
  3. 前記フレームの中心から外側に向かって最も離れた位置に存在する前記端子金具保護部の端部が、前記フレームの中心から外側に向かって最も離れた位置に存在する前記一対の端子金具の各端部より前記外側に位置するように、前記端子金具保護部の端部と前記一対の端子金具の各端部との相対的な位置関係が規定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスピーカー装置。
  4. 前記端子金具取付部は樹脂材料により形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のスピーカー装置。
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