JP4499580B2 - スピーカー装置用のフレーム及びスピーカー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スピーカー装置におけるフレームの構造に関する。
従来より、フレーム及び振動板等を有する振動系と、ヨーク、マグネット及びプレートを有する磁気回路系とを備えるスピーカー装置が知られている。
そのようなスピーカー装置では、フレームは、例えば椀型の形状を有するように形成されている。そして、このような形状を有するフレームは、磁気回路を保持する磁気回路収容部と、その磁気回路収容部の外側に配置され、エッジの外周部を取り付けるためのエッジ取り付け部を有する外周部と、磁気回路収容部と外周部とを連結する複数のアーム部と、を備えて構成される。
特に、このような構造を有するフレームにおいて、複数のアーム部は、フレームの中心から放射状に外周部に延在するように設けられている。また、かかるフレームにおいて、外周部には、スピーカー装置を、車両のドアのインナーパネル等の被取付部に取り付けるための複数の取り付け部が設けられている。この種の構成を有するフレームの一例が、特許文献1乃至4に記載されている。
特許文献1に係るスピーカーフレームでは、車室内への水の侵入を防止するために、インナーパネルに形成された取付孔に取り付けられる2つの係止フック及び1つの係止クリップを、環状のシール部材の外周縁部より内側に配置するようにしている。また、特許文献2に係るスピーカーフレームでは、その強度向上を図るために、複数のブリッジ部(アーム部)に複数のディンプルを設けるようにしている。また、特許文献3に係るスピーカーフレームでは、その強度を落とさずに振動板背部の開口率を高め、軽量化やコスト低減を図るために、各脚部(アーム部)を柱状に形成すると共に、その各脚部の幅Xを、その厚みYと等しいか、又はその厚みYより小さくなるように設定している。さらに、特許文献4に係るスピーカーフレームでは、その外周部周縁部に、バッフルやキャビネットに固定するためのネジ貫通孔を設けている。
特開2001−352590号公報 特開2002−125293号公報 特開2002−142290号公報 特開2003−37891号公報
上記のスピーカー装置に係るフレームは、複数のアーム部がフレームの中心から放射状に外周部に延在するように設けられているが、その複数のアーム部とフレームの外周部に設けられた取り付け部とは、有機的な関連性(規則性)を有するように設計されていなかった。
このため、このようなフレームを有するスピーカー装置では、その駆動時、振動板の振動に伴って、その反作用により磁気回路に生じる振動が、複数のアーム部を介してフレームの外周部へ伝達されると、フレームが歪んでしまい、これに起因して音質が歪み易くなってしまうという問題があった。
本発明が解決しようとする課題としては、上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、複数のアーム部と被取付部に取り付けられる取り付け部との有機的な関連性(規則性)等を考慮してフレームを設計することにより、フレームの強度向上を図り、フレームの歪みを防止して、音質が歪み易くなるのを防止する可能なスピーカー装置用のフレーム及びそのフレームを用いたスピーカー装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、スピーカー装置用のフレームであって、磁気回路を収容する磁気回路収容部と、前記磁気回路収容部の外側に配置された略環状の外周部と、前記外周部間を連結し、非音放射方向から見て略直線に構成された複数のブリッジと、を備え、前記複数のブリッジは、それぞれが前記外周部と前記磁気回路収容部を連結するアーム部の対によって構成され、前記ブリッジの各々は前記外周部の中心を通過していないことを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、スピーカー装置用のフレームは、磁気回路を収容する磁気回路収容部と、前記磁気回路収容部の外側に配置された略環状の外周部と、前記外周部間を連結し、非音放射方向から見て略直線に構成された複数のブリッジと、を備え、前記複数のブリッジは、それぞれが前記外周部と前記磁気回路収容部を連結するアーム部の対によって構成され、前記ブリッジの各々は前記外周部の中心を通過していない。
上記のスピーカー装置用のフレームは、外周部間を連結し、非音放射方向から見て略直線に構成された複数のブリッジを備え、複数のブリッジは、それぞれが前記外周部と前記磁気回路収容部を連結するアーム部の対によって構成される。ここで、複数のブリッジは外周部の中心を通過しない位置に構成され、外周部に対して外側から加わる応力に対して補強部材として機能し、フレームの強度を向上させる。
上記のフレームの一態様では、前記複数のブリッジは少なくとも第1及び第2のブリッジを含み、前記第1及び第2のブリッジは、前記外周部に内接する三角形の辺に相当する位置に配置されている。この態様では、2つのブリッジを含んで構成される、外周部に内接する三角形により、環状の外周部が内側から補強されることになり、フレームの強度が確実に向上する。
上記のフレームの好適な例では、前記外周部は、被取付部に取り付けられる複数の取付部を有し、前記第1及び第2のブリッジの一方は、前記複数の取付部に向かって延びている。複数の取付部は車両の取付パネルなどの被取付部に対して固定されるので、ブリッジはより確実にフレームの強度を向上させることができる。
上記のフレームの好適な例では、前記第1及び第2のブリッジは前記外周部の1つの直径である中心線に対して対称的な位置に配置されており、前記複数のブリッジは、前記中心線に略直交する位置に配置された第3及び第4のブリッジを含む。さらに好適な実施例では、前記第3及び前記第4のブリッジは、非音放射方向から見て、各々前記外周部の中心を通り且つ前記中心線に直交する直線の上側及び下側に設けられている。これにより、フレームは複数のブリッジにより、中心線方向及び垂直線方向に加わる応力に対して補強される。
上記のフレームの他の好適な例では、前記複数の取り付け部は第1乃至第3の取り付け部を含み、非音放射方向から見て、前記第1の取り付け部は時計略12時位置に、前記第2の取り付け部は時計3時〜6時の間位置に、前記第3の取り付け部は時計6時〜9時の間位置に夫々配置されており、前記第1及び前記第2のブリッジの一方は共に前記第1の取り付け部に向かって延びており、前記第1のブリッジの他方は、前記第3の取り付け部に、前記第2のブリッジの他方は、前記第2の取り付け部に向かって延びている。これにより、外周部のあらゆる方向からの応力に対してフレームの強度を向上させることができる。
この場合の好適な例では、前記第1のブリッジは、非音放射方向から見て、前記第1の取り付け部と前記第3の取り付け部を結ぶ直線上に位置していると共に、前記第2のブリッジは、前記第1の取り付け部と前記第2の取り付け部を結ぶ直線上に位置している。複数の取付部は車両の取付パネルなどの被取付部に対して固定されるので、ブリッジの両端を取付部と対応させることにより、ブリッジはより確実にフレームの強度を向上させることができる。
上記のフレームの他の一態様では、前記第1及び前記第2のブリッジは、各々非音放射方向に向かって湾曲している略アーチ状の形状に形成されている。これにより、各ブリッジに作用する応力は、ブリッジ上の一点に集中することなく、ブリッジ全体に分散されるので、より大きな応力に対応することが可能となる。
上記のスピーカー装置用のフレームを備えるスピーカー装置を構成することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。本実施例は、複数のアーム部と被取付部に取り付けられる取り付け部との有機的な関連性(規則性)等を考慮してフレームを設計することにより、フレームの強度向上を図り、フレームの歪みを防止して、音質が歪み易くなるのを防止する。
[スピーカー装置の構成]
まず、図1乃至図5を参照して、本発明の実施例に係るスピーカー装置100の構成等について説明する。
図1は、本発明の実施例に係るスピーカー装置100を、その放音側から見たときのスピーカー装置100の斜視図を示す。図2は、スピーカー装置100を、その放音側と逆側、即ち背面側から見たときのスピーカー装置100の斜視図を示す。図3は、スピーカー装置100を、その放音側から見たときのスピーカー装置100の正面図を示す。図4は、スピーカー装置100を、その放音側と逆側、即ち背面側から見たときのスピーカー装置100の背面図を示す。図5は、スピーカー装置100(又はフレーム1)の中心軸L1に対して紙面右側にスピーカー装置100の断面図を、その中心軸L1に対して紙面左側にスピーカー装置100の側面図を夫々示す。また、図5に示される片側断面図は、図3におけるスピーカー装置100の切断線X1−X2に沿った断面図である。図5に示される片側側面図は、図3において、スピーカー装置100の中心軸L1を通る平面S1と、その中心軸L1を通り平面S1に垂直な平面S2との間におけるスピーカー装置100の側面部分E1に対応している。
本実施例のスピーカー装置100は、車載用スピーカー装置として好適に用いることができる。スピーカー装置100は、スピーカーユニット50を、フレーム1に取り付けることにより構成される。
スピーカーユニット50は、ヨーク2、マグネット3及びプレート4を有する磁気回路系20と、ボイスコイルボビン5、ボイスコイル6、ダンパー7、振動板8、エッジ9及びキャップ10を有する振動系30と、を備えている。
まず、磁気回路系20の各構成要素について説明する。
磁気回路系20は、内磁型の磁気回路として構成されている。
ヨーク2は、略壺状の形状をなしている。ヨーク2は、円板状のマグネット3を載置するための第1平坦部2aと、その第1平坦部2aの略中心に形成された開口2bと、その第1平坦部2aの外周部と連結された第1円筒部2cと、その第1円筒部2cの下端部と連結された第2平坦部2dと、その第2平坦部2dの外周部と連結された第2円筒部2eと、その第2円筒部2eの上端部と連結され当該上端部から外側に延在するフランジ部2fとを有し、それらの各要素は一体的に形成されている。
第1平坦部2aの上面は平坦性を有している。開口2bは、磁気回路系20で発生した熱を外部へ放熱する機能を有している。第1円筒部2cは、円筒状の形状をなしている。図5において、第1円筒部2cを矢印Y1方向に所定の長さを有するように形成することにより、振動系30の要素と、マグネット3及びプレート4との相対的な位置関係を調整することができる。第2平坦部2dの下面は平坦性を有している。第2平坦部2dは、第1円筒部2cと第2円筒部2eとの間に一定の間隙を形成する役割を担う。第2円筒部2eは、円筒状の形状をなし、第1円筒部2cの外側に配置されている。第2円筒部2eは、当該第2円筒部2eの内周壁と、マグネット3及びプレート4の各外周壁との間に磁気ギャップ12を形成する機能を有している。フランジ部2fは、フレーム1の要素である磁気回路収容部1aに固定される部位である。フランジ部2fを磁気回路収容部1aに取り付けることにより、磁気回路系20を磁気回路収容部1a内に収容することができる。
マグネット3は、円板状の形状をなし、ヨーク2の第1平坦部2a上に取り付けられている。マグネット3上には、当該マグネット3と略同一の径を有する、円板状のプレート4が取り付けられている。
このような構成を有する磁気回路系20では、マグネット3及びプレート4等により磁気回路を構成し、プレート4の外周壁と第2円筒部2eの内周壁との間に形成される磁気ギャップ12にマグネット3の磁束を集中させている。
次に、振動系30の各構成要素について説明する。
ボイスコイルボビン5は、略円筒状の形状をなしている。ボイスコイルボビン5の外周壁の下端部近傍には、後述するボイスコイル6が巻かれている。ボイスコイルボビン5の内周壁の下端部近傍は、マグネット3及びプレート4の各外周壁と一定の間隔をおいて対向している。一方、ボイスコイルボビン5の外周壁の下端部近傍は、ヨーク2の要素である第2円筒部2eの内周壁の上端部近傍と一定の間隔をおいて対向している。そして、第2円筒部2eの内周壁と、プレート4等の外周壁との間に空隙(磁気ギャップ12)が形成されている。
ボイスコイル6は、1つの配線からなり、図4に示すように、プラスのリード線6a及びマイナスのリード線6bを夫々有している。プラス側のリード線6aはL(又はR)チャンネル信号の入力配線であり、マイナス側のリード線6bはグランド(GND:接地)信号の入力配線である。リード線6a、6bは、フレーム1に設けられた端子部1dに電気的に接続されている。また、端子部1dは、図示しないアンプ側の出力側の配線にも電気的に接続される。これにより、ボイスコイル6には、端子部1d並びにリード線6a及び6bを介してアンプ側から1チャンネル分の信号や電力が入力される。
ダンパー7は、環状の形状をなし、同心円状に波型が形成された弾性部を有している。ダンパー7の内周縁部は、ボイスコイルボビン5の外周壁の上端部近傍に取り付けられている。一方、ダンパー7の外周縁部は、磁気回路収容部1aの外周部に取り付けられている。
振動板8には、各種の用途に応じ、紙系、高分子系、金属系などの各種の材料を適用することができる。振動板8は、コーン状の形状をなしている。振動板8の内周縁部は、ボイスコイルボビン5の外周壁の上端部近傍に且つダンパー7の上側に取り付けられている。一方、振動板8の外周縁部は、環状の形状をなすエッジ9の内周縁部に取り付けられている。エッジ9の外周縁部は、フレーム1の外周部1c上に取り付けられている。なお、本例では、振動板8とエッジ9を夫々独立に形成するようにしているが、これに限らず、本発明では、振動板8とエッジ9を一体的に形成するようにしても構わない。
キャップ10は、略ドーム状の形状をなし、ボイスコイルボビン5の上面を閉塞するように、当該ボイスコイルボビン5の外周壁に取り付けられている。これにより、粉塵や異物などがスピーカーユニット50の内部へ侵入するのを防止する機能を有している。
フレーム1は、金属や樹脂などの各種の材料にて形成される。スピーカー装置100の軽量化を図る場合には、フレーム1は樹脂材料にて形成するのが好ましい。フレーム1は、主として、磁気回路収容部1aと、その磁気回路収容部1aの外側に且つ上側に配置された外周部1cと、磁気回路収容部1aと外周部1cを連結する複数のアーム部1bと、磁気回路収容部1aの外周部付近に設けられた端子部1dとを有し、それらの各要素は一体的に形成されている。また、フレーム1において、磁気回路収容部1aと外周部1cの間には開口1fが形成されている。
磁気回路収容部1aは、略椀状の形状をなし、開口1aa、切り欠き部1ab及び複数の固定部1acを有している。開口1aaの径は、ヨーク2の第2円筒部2eの外径と略同一になっている。開口1aaは、図5においてスピーカー装置100の中心軸L1方向を縦方向としたときに、磁気回路収容部1aの縦方向の略中心に対応する位置に形成されている。各切り欠き部1abは、磁気回路収容部1aの外周壁の一部を除去することにより形成され、その外周壁付近に且つ適宜の間隔をおいて形成されている。各固定部1acは、開口1aa付近に且つ切り欠き部1abに対応する位置に形成されている。また、固定部1acの各々は、その開口1aaの周方向に沿って且つ適宜の間隔をおいて形成されている。
各アーム部1bの一端は、磁気回路収容部1aの外周壁に取り付けられていると共に、各アーム部1bの他端側は、外周部1cの内周壁に取り付けられている。
外周部1cは、略環状の形状をなし、磁気回路収容部1a及び複数のアーム部1bの外側に設けられている。外周部1cには、エッジ9の外周部やクッション部材40、41等が取り付けられる。外周部1cは、スピーカー装置100を、例えば車両ドアのインナーパネルなどの被取付部に取り付けるための取り付け部1ca、1cbを有している。
取り付け部1caは、ボルトを挿入するための挿入口であり、外周部1cにおいて端子部1dと逆側の位置に設けられている。取り付け部1cbは、爪状の形状をなし、外周部1cの下面側において取り付け部1caと逆側の位置に且つ端子部1d付近に複数設けられている。また、1つの取り付け部1cbと、他の取り付け部1cbとは一定の間隔をおいて外周部1cの下面側に設けられている。
外周部1cの上面、及び、外周部1cの下面の一部分には、クッション性を有し、棒状の形状を有するクッション部材40が略円形形状に変形された状態で貼り付けられている。クッション部材40としては、例えば、スポンジやウレタンなどの弾性を有する部材が好ましい。また、複数の取り付け部1cb側の外周部1cの下面の他の一部分には、クッション部材40と同一の材料からなり且つ図示の形状を有するクッション部材41が貼り付けられている。クッション部材40及び41の一方の面には、粘着性のあるシールが印刷、若しくは接着剤が塗布されている。
以上に述べたスピーカーユニット50は、次のようにしてフレーム1に取り付けられている。図5において、振動系30の要素であるボイスコイルボビン5及びキャップ10が、磁気回路収容部1aの開口1aaに矢印Y1方向から挿入され、そのボイスコイルボビン5の上端部及びキャップ10が振動板8の放音側の面の上方に配置された状態で、ヨーク2の要素であるフランジ部2fが、磁気回路収容部1aに設けられた複数の固定部1acに固定されている。こうして、スピーカーユニット50は、フレーム1の適切な位置に取り付けられ、スピーカー装置100が構成されている。
以上の構成を有するスピーカー装置100において、アンプ側から出力された信号や電力は、端子部1d、及びボイスコイル6のリード線6a、6bを介して、ボイスコイル6へ入力される。これにより、磁気ギャップ12内でボイスコイル6に駆動力が発生し、図5において振動板8等をスピーカー装置100の中心軸L1方向に振動させる。こうして、スピーカー装置100は、図5の矢印Y1方向に音波を放射する。
(フレームの構造)
次に、図6等を参照して、本発明の特徴をなすフレーム1の構造について説明する。図6はフレームの背面図を示す。
フレーム1の基本的な構成は上記した通りであるので、以下では、本発明と関係があるフレーム1の要素を中心に説明する。
フレーム1は、車両ドアのインナーパネルなどの被取付部に取り付けるための1つの取り付け部1ca及び複数の取り付け部1cb、並びに、磁気回路収容部1aと外周部1cとを連結する複数のアーム部1bを備えている。
1つの取り付け部1caは、外周部1cにおいて、端子部1dと逆側の位置に設けられている。具体的には、1つの取り付け部1caは、フレーム1を平面視したときに、時計方向で12時に対応する位置に設けられている。その1つの取り付け部1caの中心P1は、フレーム1の中心Oを通る中心線L2上に位置している。
複数の取り付け部1cbのうち、1つの取り付け部1cbは、外周部1cの下面61側において、中心線L2より紙面左側の位置に、且つ、フレーム1の中心Oを通り中心線L2に垂直な直線L5より紙面下側の位置に設けられている。具体的には、当該1つの取り付け部1cbは、図6に示すように、フレーム1を背面側から平面視したときに、外周部1cの下面61において、時計方向で6時〜9時の間に対応する位置に設けられている。一方、複数の取り付け部1cbのうち、他の1つの取り付け部1cbは、フレーム1を背面側から平面視したときに、外周部1cの下面61側において、中心線L2より紙面右側の位置に、且つ、直線L5より紙面下側の位置に設けられている。具体的には、当該他の1つの取り付け部1cbは、図6に示すように、フレーム1を背面側から平面視したときに、外周部1cの下面61において、時計方向で3時〜6時の間に対応する位置に設けられている。以上の構成により、当該1つの取り付け部1cbと当該他の1つの取り付け部1cbは、中心線L2に対して対称的な位置関係にある。
複数のアーム部1bは、少なくともアーム部80〜87を備えて構成される。
ここで、図6において、取り付け部1caの中心P1と、中心線L2に対して紙面左側に位置する1つの取り付け部1cbとを結ぶ直線を直線L3とする。また、取り付け部1caの中心P1と、中心線L2に対して紙面右側に位置する他の1つの取り付け部1cbとを結ぶ直線を直線L4とする。直線L3と直線L4は、中心線L2に対して対称的な位置関係にある。
アーム部80は、中心線L2より紙面左側の位置に且つ直線L5より紙面上側の位置に配置されている。アーム部80の外周側端は、取り付け部1caの近傍位置に且つ中心線L2より紙面左側の位置に対応する、外周部1cの内周壁に結合されている。即ち、アーム部80の外周側端の延長線と外周部1cとの交点は取り付け部1caに一致している。一方、アーム部80の内周側端は、紙面上側に存在する切り欠き部1abの近傍位置に且つ中心線L2より紙面左側の位置に対応する、磁気回路収容部1aの外周壁に結合されている。また、アーム部80は、図2及び図6に示すように、紙面手前側(背面側)に凸となるように湾曲状に形成されている。
アーム部83は、中心線L2より紙面左側の位置に且つ直線L5より紙面下側の位置に配置されている。アーム部83の外周側端は、紙面左側に存在する取り付け部1cbの近傍位置に対応する、外周部1cの内周壁に結合されている。即ち、アーム部83の外周側端の延長線と外周部1cとの交点は、紙面左側に位置する取り付け部1cbに一致している。一方、アーム部83の内周側端は、紙面左側に存在する切り欠き部1abに対応する、磁気回路収容部1aの外周壁に結合されている。また、アーム部83は、図2及び図6に示すように、紙面手前側(背面側)に凸となるように湾曲状に形成されている。
そして、アーム部80とアーム部83とは直線的な位置関係にある。具体的には、フレーム1を平面視したときに、アーム部80とアーム部83は直線L3上に位置している。このため、一組のアーム部80とアーム部83とを磁気回路収容部1aを挟んで直線状の1つのブリッジ(以下、「第1ブリッジ」と呼ぶ)と看做した場合、その第1ブリッジは、取り付け部1caと、紙面左側に位置する取り付け部1cbとを直線的に結んでいる。つまり、その第1ブリッジの一端(アーム部80の外周側端に相当)の延長線と外周部1cとの接点は、取り付け部1caの位置に一致していると共に、その第1ブリッジの他端(アーム部83の外周側端に相当)の延長線と外周部1cとの接点は、紙面左側に位置する取り付け部1cbの位置に一致している。また、その第1ブリッジは、湾曲状に且つアーチ状に形成されている。
アーム部87は、中心線L2より紙面右側の位置に且つ直線L5より紙面上側の位置に配置されている。アーム部87の外周側端は、取り付け部1caの近傍位置に且つ中心線L2より紙面右側の位置に対応する、外周部1cの内周壁に結合されている。即ち、アーム部87の外周側端の延長線と外周部1cとの交点は取り付け部1caに一致している。一方、アーム部87の内周側端は、紙面上側に存在する切り欠き部1caの近傍位置に且つ中心線L2より紙面右側の位置に対応する、外周部1cの内周壁に結合されている。また、アーム部87は、図2及び図6に示すように、紙面手前側(背面側)に凸となるように湾曲状に形成されている。また、アーム部87は、アーム部80と同様の形状をなしている。
アーム部84は、中心線L2より紙面右側の位置に且つ直線L5より紙面下側の位置に配置されている。アーム部84の外周側端は、紙面右側に存在する取り付け部1cbの近傍位置に対応する、外周部1cの内周壁に結合されている。即ち、アーム部84の外周側端の延長線と外周部1cとの交点は、紙面右側に位置する取り付け部1cbに一致している。一方、アーム部84の内周側端は、紙面右側に存在する切り欠き部1abに対応する、磁気回路収容部1aの外周壁に結合されている。また、アーム部83は、図2及び図6に示すように、紙面手前側(背面側)に凸となるように湾曲状に形成されている。また、アーム部84は、アーム部83と同様の形状をなしている。
そして、アーム部87とアーム部84とは直線的な位置関係にある。具体的には、フレーム1を平面視したときに、アーム部87とアーム部84は直線L4上に位置している。このため、一組のアーム部87とアーム部84とを磁気回路収容部1aを挟んで直線状の1つのブリッジ(以下、「第2ブリッジ」と呼ぶ)と看做した場合、その第2ブリッジは、取り付け部1caと、紙面右側に位置する取り付け部1cbとを直線的に結んでいる。つまり、その第2ブリッジの一端(アーム部87の外周側端に相当)の延長線と外周部1cとの接点は、取り付け部1caの位置に一致していると共に、その第2ブリッジの他端(アーム部84の内周側端に相当)の延長線と外周部1cとの接点は、紙面右側に位置する取り付け部1cbの位置に一致している。また、その第2ブリッジは、第1ブリッジと同一の形状に形成されている。また、第2ブリッジと第1ブリッジは、中心線L2に対して対称的な位置に配置されている。
また、第1ブリッジと、第2ブリッジと、紙面左側に存在する取り付け部1cbと紙面右側に存在する取り付け部1cbとの間に位置する外周部1cとにより囲まれる領域は、略三角形の形状をなす領域となっている。換言すれば、この略三角形の領域は、平面視したときに円形形状をなす外周部1cの内周壁に内接している。
アーム部81は、中心線L2より紙面左側の位置に且つ直線L5より紙面上側の位置に配置されている。アーム部81の外周側端は、直線L6上に位置する外周部1cの内周壁に結合されていると共に、アーム部81の内周側端は、直線L6上に位置する磁気回路収容部1aの外周壁に結合されている。ここで、直線L6は、直線L5に平行な直線であり、且つ、その直線L5から紙面上側に距離D20だけ離れた位置に存在する直線である。また、アーム部81は、湾曲状ではなく、略直線状の形状をなしている。
アーム部86は、中心線L2より紙面右側の位置に且つ直線L5より紙面上側の位置に配置されている。アーム部86の外周側端は、直線L6上に位置する外周部1cの内周壁に結合されていると共に、アーム部86の内周側端は、直線L6上に位置する磁気回路収容部1aの外周壁に結合されている。アーム部86は、アーム部81と同一の形状をなしている。また、アーム部81とアーム部86は直線的な位置関係にある。具体的には、一組のアーム部81とアーム部86とを磁気回路収容部1aを挟んで直線状の1つのブリッジ(以下、「第3ブリッジ」と呼ぶ)と看做した場合、その第3ブリッジは、中心線L2に対して垂直な直線L6上に位置している。
アーム部82は、中心線L2より紙面左側の位置に且つ直線L5より紙面下側の位置に配置されている。アーム部82の外周側端は、直線L7上に位置する外周部1cの内周壁に結合されていると共に、アーム部82の内周側端は、直線L7上に位置する磁気回路収容部1aの外周壁に結合されている。ここで、直線L7は、直線L5に平行な直線であり、且つ、その直線L5から紙面下側に距離D21だけ離れた位置に存在する直線である。好適な例では、距離D21と距離D20と同一の長さに設定することができる。アーム部82は、アーム部81と同一の形状をなしている。
アーム部85は、中心線L2より紙面右側の位置に且つ直線L5より紙面下側の位置に配置されている。アーム部85の外周側端は、直線L7上に位置する外周部1cの内周壁に結合されていると共に、アーム部85の内周側端は、直線L7上に位置する磁気回路収容部1aの外周壁に結合されている。アーム部85は、アーム部82と同一の形状をなしている。また、アーム部82とアーム部85とは直線的な位置関係にある。具体的には、一組のアーム部82とアーム部85とを磁気回路収容部1aを挟んで直線状の1つのブリッジ(以下、「第4ブリッジ」と呼ぶ)と看做した場合、その第4ブリッジは、中心線L2に対して垂直な直線L7上に位置している。
このような構成を有する本発明の本実施例は、以下に想定する比較例に比べて有利な作用効果を奏する。
まず、比較例の構成について簡単に述べる。比較例に係るフレームは、磁気回路を保持する磁気回路収容部と、その磁気回路収容部の外側に且つ上側に配置され、スピーカー装置を被取付部に取り付けるための複数の取り付け部を有する外周部と、磁気回路収容部と外周部を連結する、直線状の形状を有する複数のアーム部とを備えて構成される。
特に、比較例では、各アーム部は、磁気回路収容部と外周部との間において、放射状に且つフレームの中心方向に延在するように配置されている。また、各取り付け部は、外周部上に形成されているが、外周部において各アーム部の延長上に形成されていない。つまり、比較例に係るフレームは、複数のアーム部と、複数の取り付け部との有機的な関連性(規則性)を考慮して設計されていない。
このような構成を有するフレームをスピーカー装置に適用した場合、以下のような問題が生じる虞がある。即ち、かかるスピーカー装置では、その駆動時、振動板等の振動に伴って、その反作用により磁気回路が振動板と逆方向に振動し、その磁気回路に生じた振動は各アーム部を介して外周部へ伝達される。これにより、フレーム全体に歪みが生じ、これに起因して音質が歪み易くなってしまうという問題がある。
これに対して、本発明のフレーム1では、複数のアーム部1bと、複数の取り付け部1ca及び1cbとの有機的な関連性(規則性)を考慮して、フレーム1を設計している。
具体的には、まず、本発明では、フレーム1を平面的に見たときに、アーム部80とアーム部83とが同一直線上に位置するように、及び、アーム部87とアーム部84とが同一直線上に位置するように、それらを磁気回路収容部1aと外周部1cの間に配置している。また、アーム部80の外周側端の延長線と外周部1cとの交点、及び、アーム部87の外周側端の延長線と外周部1cとの交点を、夫々取り付け部1caに一致させている。また、アーム部83の外周側端側の延長線と外周部1cの交点を、図6において取り付け部1caの中心P1とフレーム1の中心Oを通る中心線L2より紙面左側に配置された取り付け部1cbの位置に一致させている。また、アーム部84の外周側端の延長線と外周部1cとの交点を、図6において中心線L2より紙面右側に配置された取り付け部1cbの位置に一致させている。
このため、一組のアーム部80とアーム部83とを磁気回路収容部1aを挟んで直線状の1つのアーム(第1ブリッジ)と看做し、また、一組のアーム部87とアーム部84とを磁気回路収容部1aを挟んで直線状の1つのアーム(第2ブリッジ第2ブリッジ)と看做した場合、第1ブリッジと第2ブリッジは、中心線L2に対して対称的な位置関係にある。これにより、第1ブリッジと、第2ブリッジと、図6において紙面左側に存在する取り付け部1cbと紙面右側に存在する取り付け部1cbとの間に位置する外周部1cとの間には、外周部1cの内周壁に内接する略三角形(本例では、略二等辺三角形)の領域が形成されている。換言すれば、外周部1cと第1及び第2ブリッジとの間には、その外周部1cに内接する略三角形の領域が形成されているので、その外周部1cは、その内接する三角形第2ブリッジにより内側から補強されることになる。このような構成により、フレーム1の外周部1cに対して外部から加わる力に対する強度、特に中心線L2方向に加わる力に対する強度の向上を図ることができる。
また、本発明では、フレーム1を平面的に見たときに、アーム部81とアーム部86とが同一直線上に位置するように、また、アーム部82とアーム部85とが同一直線上に位置するように、それらが磁気回路収容部1aと外周部1cの間に配置されている。加えて、一組のアーム部81とアーム部86とを磁気回路収容部1aを挟んで直線状の第3ブリッジと看做し、また、一組のアーム部82とアーム部85とを磁気回路収容部1aを挟んで直線状の第4ブリッジと看做した場合、その第3及び第4ブリッジは、夫々中心線L2に対して垂直な直線L6及びL7上に位置している。即ち、第3及び第4ブリッジは、フレーム1を平面的に見たときに、各々フレーム1の中心Oを通り且つ中心線L2に直交する直線L5の上側及び下側に設けられている。このような構成により、フレーム1の外周部1cに対して外部から加わる力に対する強度、特に中心線L2と垂直な方向(直線L5方向)に加わる力に対する強度の向上を図ることができる。
このように、本発明では、フレーム1の外周部1cの中心Oを通過せずに外周部1c同士を連結した第1乃至第4ブリッジの構成により、フレーム1の外周部1c全体の強度向上を図ることができる。
また、本発明では、上記のように、第1ブリッジの一端(アーム部80の外周側端)及び第2ブリッジの一端(アーム部87の外周側端)の延長線と、外周部1cとの交点を夫々取り付け部1caに一致させていると共に、第1ブリッジの他端(アーム部83の外周側端)の延長線と外周部1cとの交点を1つの取り付け部1cbに一致させ、第2ブリッジの他端(アーム部84の外周側端)の延長線と外周部1cとの交点を他の1つの取り付け部1cbに一致させている。
ここで、その交点に対応する外周部1cの部分(即ち、取り付け部1ca及び1cbの部分である、以下同じ)は、車両の取付パネルなどの被取付部に固定される部分である。このため、その部分は、構造上、スピーカー装置100の駆動時に振動し難くなる。
よって、スピーカー装置100の駆動時に、上記した原理で磁気回路に生じた振動が、第1及び第2ブリッジを介して、その交点に対応する外周部1cの部分に伝達されたとしても、その振動は、その外周部1cの部分おいて減衰若しくは消滅する。これにより、スピーカー装置100の駆動時に磁気回路に生じた振動が、フレーム1の外周部1cの全体に伝達されるのを抑制することができる。その結果、本発明のフレーム1をスピーカー装置100に適用すれば、比較例に比べてフレーム1全体が歪み難くなり、これにより音質が歪み易くなるのを防止することができる。
また、上記したように、比較例では、複数のアーム部を直線状の形状を有するように形成しているため、スピーカー装置100の駆動時に、各アーム部の特定部分に応力が集中し易くなり、各アーム部の強度が低下する虞がある。これに対して、本発明では、特に、第1ブリッジ及び第2ブリッジを湾曲状に且つアーチ状の形状を有するように形成しているので、スピーカー装置100の駆動時に、比較例のように第1及び第2ブリッジの特定部分に応力が集中することがない。即ち、第1及び第2ブリッジを各々湾曲状に且つアーチ状に形成しているので、第1及び第2ブリッジにかかる応力は分散される。よって、本発明では、比較例と比べて第1及び第2ブリッジの強度向上を図ることができる。なお、本実施例では第3及び第4ブリッジは直線上に形成しているが、第3及び第4ブリッジもアーチ状に形成しても構わない。
本発明の実施例に係るスピーカー装置を放音側から見たときの、スピーカー装置の斜視図を示す。 本実施例に係るスピーカー装置を放音側と逆側から見たときの、スピーカー装置の斜視図を示す。 本実施例に係るスピーカー装置の正面図を示す。 本実施例に係るスピーカー装置の背面図を示す。 本実施例に係るスピーカー装置の片側断面図及び片側側面図を示す。 本発明の実施例に係るフレームの背面図を示す。
符号の説明
1 フレーム
1b、80、81、82、83、84、85、86、87 アーム部
1c 外周部
1ca、1cb 取り付け部
2 ヨーク
3 マグネット
4 プレート
5 ボイスコイルボビン
6 ボイスコイル
7 ダンパー
8 振動板
9 エッジ
20 磁気回路系
30 振動系
50 スピーカーユニット
100 スピーカー装置

Claims (9)

  1. 磁気回路を収容する磁気回路収容部と、
    前記磁気回路収容部の外側に配置された略環状の外周部と、
    前記外周部間を連結し、非音放射方向から見て略直線に構成された複数のブリッジと、を備え、
    前記複数のブリッジは、それぞれが前記外周部と前記磁気回路収容部を連結するアーム部の対によって構成され、
    前記ブリッジの各々は前記外周部の中心を通過していないことを特徴とするスピーカー装置用のフレーム。
  2. 前記複数のブリッジは少なくとも第1及び第2のブリッジを含み、
    前記第1及び第2のブリッジは、前記外周部に内接する三角形の辺に相当する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカー装置用のフレーム。
  3. 前記外周部は、被取付部に取り付けられる複数の取付部を有し、
    前記第1及び第2のブリッジの一方は、前記複数の取付部に向かって延びていることを特徴とする請求項2に記載のスピーカー装置用のフレーム。
  4. 前記第1及び第2のブリッジは前記外周部の1つの直径である中心線に対して対称的な位置に配置されており、
    前記複数のブリッジは、前記中心線に略直交する位置に配置された第3及び第4のブリッジを含むことを特徴とする請求項2又は3に記載のスピーカー装置用のフレーム。
  5. 前記第3及び前記第4のブリッジは、非音放射方向から見て、各々前記外周部の中心を通り且つ前記中心線に直交する直線の上側及び下側に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のスピーカー装置用のフレーム。
  6. 前記複数の取り付け部は第1乃至第3の取り付け部を含み、
    非音放射方向から見て、前記第1の取り付け部は時計の略12時の位置に、前記第2の取り付け部は時計の3時〜6時の間の位置に、前記第3の取り付け部は時計の6時〜9時の間の位置に夫々配置されており、
    前記第1及び前記第2のブリッジの一方は共に前記第1の取り付け部に向かって延びており、
    前記第1のブリッジの他方は、前記第3の取り付け部に、前記第2のブリッジの他方は、前記第2の取り付け部に向かって延びていることを特徴とする請求項3に記載のスピーカー装置用のフレーム。
  7. 前記第1のブリッジは、非音放射方向から見て、前記第1の取り付け部と前記第3の取り付け部を結ぶ略直線上に位置していると共に、前記第2のブリッジは、前記第1の取り付け部と前記第2の取り付け部を結ぶ略直線上に位置していることを特徴とする請求項6に記載のスピーカー装置用のフレーム。
  8. 前記第1及び前記第2のブリッジは、各々非音放射方向に向かって湾曲している略アーチ状の形状に形成されていることを特徴とすることを特徴とする請求項2に記載のスピーカー装置用のフレーム。
  9. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のスピーカー装置用のフレームを備えるスピーカー装置。
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