JP2007311520A - 熱処理装置、熱処理方法、熱処理プログラム、及び、そのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

熱処理装置、熱処理方法、熱処理プログラム、及び、そのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】基板に対し熱処理を行う熱処理装置において、熱処理における基板面内の温度均一性が得られ、均一なパターン線幅を得ることができる熱処理装置、熱処理方法、熱処理プログラム、及び、そのプログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】基板Wを保持する基板保持手段と、前記基板保持手段により保持された基板Wの上方及び/または下方から該基板Wを加熱する加熱手段25とを備え、前記基板保持手段は、前記基板Wが載置される載置台24と、前記基板Wと載置台24との間に空気流を形成する気流形成手段51〜56とを有し、前記加熱手段25による加熱処理の際、前記気流形成手段51〜56が形成した空気流により前記基板Wの下面全体を支持し、該基板Wを浮上させた状態で保持する。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板に対し熱処理を行う熱処理装置、熱処理方法、熱処理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体に関する。
例えば半導体デバイスの製造においては、被処理体である板状の半導体ウエハ(以下、ウエハと呼ぶ)に所定の膜を成膜した後、処理液であるフォトレジスト(以下、レジストと呼ぶ)を塗布してレジスト膜を形成し、回路パターンに対応してレジスト膜を露光し、これを現像処理するという、いわゆるフォトリソグラフィ工程により回路パターンを形成する。このフォトリソグラフィ工程では、レジスト塗布後の加熱処理(プリベーク)、露光後の加熱処理(ポストエクスポージャーベーク)、現像後の加熱処理(ポストベーク)等、種々の加熱処理が行われており、また、これらの加熱処理後には、一定温度まで冷却する冷却工程が行われるのが一般的である。
このような処理において、例えばポストエクスポージャーベーク処理を行う熱処理装置としては、チリングホットプレートユニットが知られている。このチリングホットプレートユニットは、図10に示すように、ウエハWを所定温度に加熱処理する加熱処理部200と、加熱処理後のウエハWを加熱処理部200内で受け取ると共に、所定温度まで冷却処理するクールアーム210とで構成されている。加熱処理部200は、図示するように、ヒータ201を有する載置台202と、ウエハWを載置台202上に隙間を空けて支持するためのギャップピン203と、載置台202を貫通し、ウエハWをギャップピン203上に載置すると共に、ギャップピン203上方に移動する昇降可能な支持ピン204とを具備し、ヒータ201から発せられる熱量を載置台202表面から輻射してウエハWに熱処理を施すものである。
また、クールアーム210は、支持ピン204上に支持された加熱処理済みのウエハWを受け取るアーム本体211を有し、このアーム本体211には、載置台202上にウエハWを押し上げる支持ピン204との干渉を回避するスリット(図示せず)が形成されている。また、アーム本体211の内部には、冷却流路(図示せず)が埋設されている。
この構成により、載置台202から受け取ったウエハWに前記冷却流路から発せられる熱をアーム本体211から輻射してウエハWに冷却処理を施すようになされている。
このように構成された熱処理装置においては、まず、加熱処理部200の載置台202上(ギャップピン203上)にウエハWを配置し、ヒータ201からの熱により加熱処理を行う。加熱処理後、載置台202上のウエハWを支持ピン204が上昇して持ち上げる。次に、アーム本体211が前進して図10に示すように載置台202とウエハWとの間に移動し、ウエハWの冷却処理を行う。したがって、このような構成によれば、加熱処理から冷却処理までの時間を最短かつ一定にすることができ、ウエハに対し効率的に熱処理を施すことができる。
尚、このようなチリングホットプレートユニットの構成を用いた熱処理装置については、特許文献1に開示されている。
特開2003−37033号公報
ところで、近年にあってはウエハ直径の大型化に伴い、その重量が増大している。そのため、図10に示すようにギャップピン203によりウエハWを支持し加熱処理を行う構成の場合、ウエハWを支持する際に、図11に示すようにウエハWの自重によりウエハWが湾曲する(反る)という問題があった。
即ち、ウエハWが湾曲した状態で加熱処理を行うと、熱板となった載置台202とウエハ面との距離がウエハ面の部位によって異なるため、ウエハ面における加熱温度が不均一となり、レジストの化学反応の進行度が一様でなくなる。したがって、クールアームを用いた冷却処理によりウエハ全面が均一温度になされたとしてもウエハ面内での処理がばらつき、結果的に得られるパターン線幅(CD:Critical Dimension)が不均一になるという課題があった。
また、熱処理装置に搬入された段階で既に反った状態のウエハを加熱処理する場合、ギャップピンやスペーサ等によりウエハを支持しても、ウエハの反りを矯正することはできないため、結局、ウエハ面における温度均一性が悪化するという課題があった。
本発明は、前記したような事情の下になされたものであり、基板に対し熱処理を行う熱処理装置において、熱処理における基板面内の温度均一性が得られ、均一なパターン線幅を得ることができる熱処理装置、熱処理方法、熱処理プログラム、及び、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
前記した課題を解決するために、本発明に係る熱処理装置は、基板に対し熱処理を行う熱処理装置において、前記基板を保持する基板保持手段と、前記基板保持手段により保持された基板の上方及び/または下方から該基板を加熱する加熱手段とを備え、前記基板保持手段は、前記基板が載置される載置台と、前記基板と載置台との間に空気流を形成する気流形成手段とを有し、前記加熱手段による加熱処理の際、前記気流形成手段が形成した空気流により前記基板の下面全体を支持し、該基板を浮上させた状態で保持することに特徴を有する。
このように載置台上に形成された空気流により基板の下面全体を支持し、基板を保持することにより、基板の荷重を分散させることができる。したがって、従来のピン等を用いた支持方法のように、基板が湾曲する(反る)ことなく保持でき、熱処理における基板面内の温度均一性が得られ、結果的に均一なパターン線幅を得ることができる。
また、基板の下方から加熱処理を行う場合であっても、空気流により基板を支持する構成のため、加熱の際に障害となるものがなく、基板面に対し均一な加熱処理を施すことができる。
また、前記載置台には、上下方向に貫通する複数の通気孔が形成され、前記気流形成手段は、前記複数の通気孔のいずれかから前記載置台上に空気を送出する空気送出手段と、前記複数の通気孔のいずれかから前記載置台上の空気を吸引する空気吸引手段とを有し、前記基板保持手段は、前記空気送出手段によって前記載置台上に送出した空気を前記空気吸引手段によって吸引させることにより、載置台上に空気流を形成することが望ましい。
尚、前記複数の通気孔は、前記載置台において前後左右方向に等間隔に形成され、前記空気送出手段により空気が送出される通気孔と、前記空気吸引手段により吸引される通気孔とが前後左右方向に交互に配置されることが望ましい。
このように構成することにより、載置台上において前後左右方向に等間隔に複数の山なりの空気流を形成することができる。即ち、これにより基板の下面全体を支持することができ、基板を湾曲させずに保持することができる。
また、前記基板保持手段は、前記加熱手段による加熱処理の際、前記載置台の上方で保持された基板の側部を押さえ、横方向の移動を固定するためのガードリングを有することが望ましい。
このようにガードリングを設けることによって、基板を浮上させ保持する際に横方向の揺れを抑制し、載置台上の一定の位置に保持することができる。
また、前記ガードリングの内周は、前記基板の外周形状に沿って形成されると共に、該内周面において、上端側の内周径が前記基板直径よりも小さく、下端側の内周径が前記基板直径よりも大きくなるよう傾斜していることが望ましい。
このようにガードリングを形成すれば、既に湾曲している基板を浮上させ保持する場合に、基板外縁がガードリングの内周面に当接し、ガードリングを押し上げる方向に力が生じる。これにより、湾曲した基板が矯正され平板状になされる。その結果、加熱手段からの加熱処理が基板に対して均一となり、結果的に均一なパターン線幅を得ることができる。
また、前記した課題を解決するために、本発明に係る熱処理装置は、基板に対し熱処理を行う熱処理装置において、前記基板を保持する基板保持手段と、前記基板保持手段により保持された基板の上方及び/または下方から該基板を加熱する加熱手段とを備え、前記基板保持手段は、前記基板が載置される載置台と、前記基板を載置台に吸着させる基板吸着手段とを有し、前記加熱手段による加熱処理の際、前記基板吸着手段により前記基板の下面全体を前記載置台に吸着し、該基板を保持することに特徴を有する。
このように構成することにより、基板が既に湾曲している場合であっても、基板の下面全体を載置台上に吸着することにより、湾曲した基板を矯正し平板状にすることができる。その結果、加熱手段からの加熱処理が基板に対して均一となり、結果的に均一なパターン線幅を得ることができる。
また、前記載置台には、上下方向に貫通する複数の通気孔が形成され、前記基板吸着手段は、前記複数の通気孔から前記載置台上の空気を吸引する空気吸引手段を有し、前記基板保持手段は、前記載置台と前記基板との間に介在する空気を前記空気吸引手段によって吸引させることにより、載置台上に前記基板を吸着保持することが望ましい。
このように構成することにより、基板の下面全体を載置台上に吸着させ、基板の湾曲を矯正した状態で保持することができる
また、前記した課題を解決するために、本発明に係る熱処理方法は、基板に対し熱処理を行う熱処理方法において、載置台上に前記基板を載置するステップと、前記基板と前記載置台との間に空気流を形成するステップと、前記形成された空気流により前記基板の下面全体を支持し、該基板を前記載置台上に浮上させた状態で保持するステップと、前記載置台上に浮上し保持された基板を上方及び/または下方から加熱するステップとを実行することに特徴を有する。
このように載置台上に形成された空気流により基板の下面全体を支持し、基板を保持することにより、基板の荷重を分散させることができる。したがって、従来のピン等を用いた支持方法のように、基板が湾曲する(反る)ことなく保持でき、熱処理における基板面内の温度均一性が得られ、結果的に均一なパターン線幅を得ることができる。
また、基板の下方から加熱処理を行う場合であっても、空気流により基板を支持する構成のため、加熱の際に障害となるものがなく、基板面に対し均一な加熱処理を施すことができる。
また、前記基板と前記載置台との間に空気流を形成するステップにおいて、上下方向に貫通する複数の通気孔が形成された前記載置台の、前記複数の通気孔のいずれかから前記載置台上に空気を送出するステップと、前記複数の通気孔のいずれかから前記載置台上に送出された空気を前記複数の通気孔のいずれかから吸引するステップとを実行し、前記載置台上に空気流を形成することが望ましい。
このような方法により、載置台上において複数の山なりの空気流を形成することができる。即ち、これにより基板の下面全体を支持することができ、基板を湾曲させずに保持することができる。
また、前記した課題を解決するために、本発明に係る熱処理方法は、基板に対し熱処理を行う熱処理方法において、載置台上に前記基板を載置するステップと、前記基板の下面全体を前記載置台に吸着し該基板を保持するステップと、前記載置台上に吸着保持された基板を上方及び/または下方から加熱するステップとを実行することに特徴を有する。
このような方法により、基板が既に湾曲している場合であっても、基板の下面全体を載置台上に吸着することにより、湾曲した基板を矯正し平板状にすることができる。その結果、加熱するステップにおける加熱処理が基板に対して均一となり、結果的に均一なパターン線幅を得ることができる。
また、前記基板の全面を前記載置台上に吸着保持するステップにおいて、上下方向に貫通する複数の通気孔が形成された前記載置台の前記複数の通気孔から該載置台と前記基板との間に介在する空気を吸引し、載置台上に前記基板を吸着保持することが望ましい。
このような方法により、基板の下面全体を載置台上に吸着させ、基板の湾曲を矯正した状態で保持することができる
本発明によれば、基板に対し熱処理を行う熱処理装置において、熱処理における基板面内の温度均一性が得られ、均一なパターン線幅を得ることができる熱処理装置、熱処理方法、熱処理プログラム、及び、そのプログラムを記録した記録媒体を得ることができる。
以下、本発明にかかる実施の形態につき、図に基づいて説明する。図1は、本発明に係る熱処理装置を具備するレジスト塗布現像処理システムの全体構成を示す斜視図である。
レジスト塗布現像処理システム1は、図1に示すように、その一端側に被処理基板として例えば多数枚の半導体ウエハW(以下にウエハWと呼ぶ)を収容する複数のカセット2を例えば4個載置可能に構成したキャリアステーション3を有し、このキャリアステーション3の中央部にはウエハWの搬入・搬出及びウエハWの位置決めを行う補助アーム4が設けられている。
また、レジスト塗布現像処理システム1のキャリアステーション3側の側方にはプロセスステーション6が配置されている。更に、その中央部にてその長さ方向に移動可能に設けられると共に、補助アーム4からウエハWを受け渡される搬送手段としてのメインアーム5が設けられている。このメインアーム5は、図示するように、ウエハWの周辺部を保持するように略馬蹄状に形成されている。
なお、メインアーム5の移送路の両側には各種処理機構が配置されている。具体的には、これらの処理機構として例えばウエハWをブラシ洗浄するためのブラシスクラバ7及び高圧ジェット水により洗浄を施すための高圧ジェット洗浄機7Aが並設され、その隣には例えばチリングホットプレートユニットからなる熱処理装置20が2基積み重ねて設けられると共に、メインアーム5の移送路の反対側には現像装置8が2基並設されている。
更に、前記プロセスステーション6の側方には、接続用ユニット9を介してもう一つのプロセスステーション6Aが配置されている。このプロセスステーション6Aには、例えばウエハWにフォトレジスト(以下、レジストと呼ぶ)を塗布する前にこれを疎水化処理するアドヒージョン処理装置10が設けられ、その下方にはクーリング装置11が配置されている。また、これら装置10、11の側部には別の熱処理装置20が2列で2個ずつ積み重ねられて配置されている。
また、メインアーム5の移送路を挟んでこれら熱処理装置20やアドヒージョン処理装置10等の反対側にはウエハWにレジストを塗布するレジスト塗布装置12が2台並設されている。なお、これらレジスト塗布装置12の側部には、インターフェースユニット13を介してレジスト膜に所定の微細パターンを露光するための露光装置14等が設けられている。
このように構成されたレジスト塗布現像処理システム1においては、まず、カセット2内に収容された未処理のウエハWが、補助アーム4により取り出され、さらにメインアーム5によりブラシスクラバ7、高圧ジェット水圧機7Aに搬送され、そこでゴミ及び汚れが除去される。
洗浄されたウエハWは、メインアーム5により熱処理装置20に搬送されて、そこで、加熱乾燥処理が行われる。その後、ウエハWはクーリング装置11において冷却され、さらにアドヒージョン処理装置10において疎水化処理が施される。疎水化処理後、ウエハWはレジスト塗布装置12に搬送され、例えばスピンコート法によりウエハ表面にレジスト膜が塗布形成される。
そして、ウエハWは熱処理装置20に搬送されて、溶剤をレジスト膜から蒸発させるために所定時間、所定温度(例えば80℃前後)のプリベーク処理が施される。
その後、ウエハWは、例えば室温(23℃程度)まで冷却され、露光装置14に搬送されて露光処理が行われる。露光処理後のウエハWは、熱処理装置20に搬送され、所定時間、所定温度(例えば140℃)でベーク処理(現像前ベーク処理)が施される。このベーク処理が終了したウエハWは、現像装置8に搬送され、そこで現像処理が施された後、再び熱処理装置20に搬送され、所定時間、所定温度(50〜180℃)でポストベーク処理(現像後ベーク処理)が施されて、現像後のレジストに残留する現像液等が加熱蒸発される。
その後、ウエハWは、クーリング装置11に搬送され、室温(23℃程度)まで冷却、すなわち温度調整された後、カセット2に戻され収容される。
続いて、本発明に係る熱処理装置の第一の実施の形態について、例えばチリングホットプレートユニットが適用される前記熱処理装置20の構成を図2に基づき説明する。図2は、第一の実施の形態における熱処理装置20の概略断面図である。
図2に示す熱処理装置20は、前記メインアーム5によって搬送されたウエハWを所定の温度に加熱処理する加熱処理部21と、加熱処理された後のウエハWを受け取ると共に、所定の温度例えば室温(23℃程度)まで冷却(冷却温調)する冷却手段としてのクールアーム40の待機部22とを備えている。
前記加熱処理部21においては、ウエハWを載置する例えば矩形板状の載置台24が保持部材25により保持されている。また、この載置台24の上方には、昇降シリンダ27によって上下動可能になされ、降下して載置台24に嵌合し図3に示すように加熱処理室Cを形成するためのカバー部材26が配備されている。
カバー部材26は、例えばその平面形状が載置台24に合わせて矩形の筒形状とされ、図2に示すように、その下方が開口した形状になされている。このカバー部材26内には、発熱体23(ヒータ)を埋設して有する加熱板25(加熱手段)が、該カバー部材26の内周面に沿って水平状態で設けられている。即ち、載置台24上に載置されたウエハWは、その上方に配置された加熱板25により加熱処理されるよう構成されている。
また、カバー部材26の上部中央には、給気手段28から所定流量の空気を供給するための給気口26aが形成され、この給気口26aの下方に位置する前記加熱板25には、上下方向に貫通する複数の通気孔25aが前後左右に所定の等間隔に形成されている。即ち、加熱板25は整流板として機能し、給気口26aから供給された所定温度の空気は、その複数の通気孔25aを通過するよう分散され、発熱体23の熱により温風となって加熱処理室C内に均一に供給されるようになされている。
なお、カバー部材26の周部において加熱板25の下方には複数の排気口26bが均等に設けられ、加熱処理室内に供給された空気はウエハW上に均一に供給された後、ウエハWの回りに分散し、処理室外に排気されるようになされている。
また、載置台24の下方には、ウエハWを支持して該載置台24の上方位置に移動すべく昇降移動する3本の支持ピン32が昇降板33上に同心円状に起立して設けられている。これら支持ピン32は、例えばセラミクス,フッ素樹脂あるいは合成ゴム等の断熱性部材にて形成されており、昇降板33に連結するボールねじ機構からなる昇降機構34の駆動によって載置台24に設けられた貫通孔24bを介して載置台24の上方に出没移動し得るように構成されている。
また、載置台24には、上下方向に貫通する複数の通気孔24a(例えば直径1〜3mm)が前後左右に所定の等間隔(例えば5〜20mm間隔)に形成され、各通気孔24aの下側には、通気管51、52のいずれかが接続されている。これら通気管51、52には、空気圧を検出する圧力センサ53、54を介し、夫々送風部55、吸引部56が接続され、通気孔24aから空気を送出するか、または吸引できるよう構成されている。即ち通気管51、送風部55により空気送出手段が構成され、通気管52、吸引部56により空気吸引手段が構成されている。
また、送風部55、吸引部56、圧力センサ53、54は夫々制御部60に接続され、制御部60は圧力センサ53、54の検出する空気圧の値に基づいて送風部55から送出する空気の圧力、及び吸引部56により吸引する空気の圧力を制御するよう構成されている。
さらに詳細に説明すると、図3に示すように、載置台24上に空気を送出する通気孔24aと、載置台24上から空気を吸引する通気孔24aとが(前後左右方向に)交互に配設されるように通気管51、52が夫々配管される。
これにより、図4の載置台24の一部拡大図に示すように、載置台24上に送出する空気の力(送出力P1)と載置台24上から空気を吸引する力(吸引力P2)とが交互に形成される。したがって載置台24上には、この載置台24上に送出された空気が装置台24から再び吸引されることによる山なりの空気流が前後左右方向に複数形成される。そして、この空気流によってウエハWが浮上し、一定の高さに保持されるよう、制御部60が送風部55、吸引部56を制御するようなされている。
また、図4に示すように、浮上したウエハWと載置台24との距離寸法h1は、例えば0.1〜0.5mmとなるよう制御され、このように距離寸法h1が小さい場合には送出力P1と吸引力P2とにより載置台24上の空気流が高速流となり、ベンチュリー効果により下向きの力(下向き力P3)が生じる。したがって、制御部60は、ウエハWを一定の高さ寸法に浮上させるために、式(1)に基づき上下方向の力を均衡制御する。
送出力P1=吸引力P2+下向き力P3+重力P4・・・(1)
尚、制御部60は、載置台24上に形成する空気流(の大きさ、圧力)を制御することによりウエハWを保持する高さ寸法(距離寸法h1)を調整し、これにより加熱板25とウエハWとの距離寸法を変化させ、ウエハWに対する加熱力の調整を行うようになされている。
また、図3に示すように、載置台24上にはウエハWの直径に略等しい内径を有するガードリング35が設けられ、浮上したウエハWの側部を押さえ、横方向の移動を固定するようになされている。
このように、熱処理装置20においては、ウエハWを保持する基板保持手段として、載置台24と、この載置台24上に空気流を形成するための気流形成手段と、ガードリング35とを具備している。尚、気流形成手段は、空気送出手段を構成する通気管51、圧力センサ53及び送風部55、空気吸引手段を構成する通気管52、圧力センサ54及び吸引部56により構成される。
一方、図2に示すように前記待機部22に配設されるクールアーム40は、前記支持ピン32によって載置台24の上方位置に移動されたウエハWの下面(裏面)からウエハWを冷却するように構成されている。前記クールアーム40には、冷媒としてのペルチェ素子41が埋設されると共に、ペルチェ素子41の背部に放熱板42が配設されており、図示しない電源からの通電によって、その上面側が吸熱されて温度が低下しウエハWを所定の温度例えば室温(23℃程度)に冷却し得るように構成されている。
なお、ペルチェ素子41の代りに、管状の流路を内蔵させ、所定温度に冷却された恒温水,ガス等を循環させて冷却するように構成することもできる。
前記のように構成されるクールアーム40は、連結されたロッド46aを介して水平移動用の空気シリンダ46に連結されており、この空気シリンダ46の駆動によってクールアーム体40が載置台24の上方位置のウエハWに向かって進退移動し得るように構成されている。
また、クールアーム40には、3本の支持ピン32との干渉を避け支持ピン32が進退できるようにするためのスリット(図示せず)が設けられている。このようにスリットを設けることにより、支持ピン32によって載置台24の上方位置に移動されたウエハWに向かってクールアーム40を移動させ、ウエハWの下面(裏面)にクールアーム40を近接させると、スリット以外の領域がウエハWの下面に位置するため、この状態でウエハWを冷却温調することができる。
また、この実施の形態では、支持ピン32でウエハWを支持した状態でクールアーム40を移動させてウエハWとクールアーム40とが非接触状態で冷却温調を行っているが、図2に想像線で示すように、クールアーム40の上面に設けたスペーサ48によってウエハWを支持してプロキシミティー状態で冷却温調することも可能である。
尚、前記制御部60は、図示しない記憶部を備え、この記憶部には、熱処理装置20における動作が予め決められたソフトウエアからなる熱処理プログラムが格納されている。そして、制御部60は当該プログラムを読み出し、後述の熱処理工程が実施されるよう制御を行う。このプログラムは、例えばハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスク、メモリーカードなどの記録媒体に記録され収納された状態で制御部60の記憶部に格納される。
続いて、このように構成された熱処理装置20において、制御部60の制御によるウエハWへの熱処理工程について図5のフローに基づいて説明する。
先ず、昇降シリンダ27の駆動によりカバー部材26が載置台24上方に移動し、カバー部材26と載置台24とが分離した状態で、メインアーム5によりウエハWが加熱処理部21内に搬送される(図5のステップS1)。
次いで、支持ピン32が載置台24の上方に突出するよう上昇し、この支持ピン32上にウエハWが引き渡される(図5のステップS2)。
次いで、ウエハWを引き渡したクールアーム40或いは図示しない他の搬送手段が加熱処理部21外に移動した後、支持ピン32が下降して載置台24上のガードリング35内にウエハWが載置される(図5のステップS3)。そして、カバー部材26が下降して載置台24に嵌合し、加熱処理室が形成される。
次いで、送風部55、吸引部56が駆動制御されることにより載置台24上に複数の山なりの空気流が前後左右方向に均等に形成され、これによりウエハW全体が載置台24から所定の高さ寸法で浮上し保持される(図5のステップS4)。尚、このように載置台24上に均等に形成された複数の空気流によってウエハWの下面全体が支持されるため、ウエハWの荷重が分散され、ピン等を用いた従来の支持方法のようにウエハWの自重によりウエハWが湾曲する(反る)ことがなく保持される。
次いで、図示しない電力供給手段により発熱体23が発熱すると共に、給気手段28によりカバー部材26内に所定流量の空気が供給される。ここで供給された空気は発熱体23により加熱され、整流板として機能する加熱板25により分散し、所定温度の温風となってウエハW上に均一に供給される。そして、この加熱処理を所定時間継続することによりウエハWが所定温度になされる(図5のステップS5)。尚、前記したようにウエハWは湾曲することなく保持されるため、ウエハW面に対して均一な加熱処理が施される。
所定時間の加熱処理が終了すると、カバー部材26が上方に移動して載置台24と分離すると共に、支持ピン32が上昇し、ウエハWを載置台24の上方において支持する(図5のステップS6)。
次いで、クールアーム40が加熱処理部21内のウエハW下方まで水平移動し、ウエハWを所定温度に冷却処理し、加熱処理部21外に搬出する(図5のステップS7)。
以上説明した第一の実施の形態によれば、加熱処理の際に、載置台24上に空気流を形成し、この空気流によりウエハWの下面全体を支持し保持する構成となされる。この構成によれば、ウエハWを保持する際、ウエハWの荷重が分散されるため、従来のピン等を用いた支持方法のように、ウエハWが湾曲する(反る)虞がない。したがって、熱処理におけるウエハ面内の温度均一性が得られ、結果的に均一なパターン線幅を得ることができる。
続いて、本発明に係る熱処理装置の第二の実施の形態について説明する。尚、この第二の実施形態では、前記第一の実施の形態での構成に対し一部構成のみが異なるため、その異なる構成及び作用効果のみを説明する。また、前記第一の実施の形態で図2、図3に示した構成における同一部は同じ符号で示し、その詳細な説明は省略する。
図6は、本発明に係る熱処理装置の第二の実施の形態における加熱処理部21の構成を模式的に示す断面図である。
図示するように、この形態においては載置台24に形成された通気孔24aの全てに通気管52が接続され、通気管52は圧力センサ54を介し吸引部56に接続されている。即ち、吸引部56の駆動により通気孔24aは全て吸引口として機能し、載置台24上のウエハWは、その下面全体が吸引されるようになされる。
これにより、例えば図7(a)に示すように、ウエハWが加熱処理部21に搬入された際、既に湾曲している場合であっても、通気孔24aからウエハWの下面全体を吸引することにより、湾曲したウエハWを矯正し、平板状にすることができる。その結果、加熱板25からの加熱処理がウエハWに対して均一となり、結果的に均一なパターン線幅を得ることができる。
続いて、本発明に係る熱処理装置の第三の実施の形態について説明する。尚、この第三の実施形態では、前記第一の実施の形態での構成に対し一部構成のみが異なるため、その異なる構成及び作用効果のみを説明する。また、前記第一の実施の形態で図2、図3に示した構成における同一部は同じ符号で示し、その詳細な説明は省略する。
図8は、本発明に係る熱処理装置の第三の実施の形態における加熱処理部21の構成を模式的に示す断面図である。
この第三の実施の形態においては、カバー部材26の内側下端部にガードリング26cが形成され設けられる。このガードリング26cは、その内周面が傾斜することにより、その上端が下端よりも突出して形成されている。また、その下端側の内径はウエハWの直径よりも大きく形成され、上端側の内径はウエハWの直径よりも小さく形成されている。したがって、カバー部材26が開かれ、ウエハWが載置台24上に載置された後、カバー部材26が閉じられると、ガードリング26cがウエハWの外縁を覆うようになされている。
この構成により、例えば図7(a)に示すように、ウエハWが加熱処理部21に搬入された際、既にウエハW外縁が上方に向けて反っている場合であっても、その反りが矯正される。即ち、ウエハWを浮上させた際、ウエハW外縁がガードリング26cの内周面に当接し、ガードリング26cを押し上げる方向に力が生じる。これにより湾曲したウエハWが矯正され平板状になされる。その結果、加熱板25からの加熱処理がウエハWに対して均一となり、結果的に均一なパターン線幅を得ることができる。
なお、前記した第一乃至第三の実施の形態においては、ウエハW上方の加熱板25から加熱処理を行う場合を例に説明したが、本発明の熱処理装置にあっては、その構成に限定されず、例えば載置台24内に発熱体を埋設し、ウエハWの上下方向から、または下方のみからウエハWを加熱処理する構成としてもよい。この場合、空気流によりウエハWの下面全体を支持する構成のため、ウエハWの下方からの加熱の際に障害となるものがなく、ウエハW面に対し均一な加熱処理を施すことができる。
また、前記第一の実施の形態においては、ウエハWを浮上させて保持する動作のみを説明したが、送風部55の駆動を停止し、吸引部56を駆動させて、ウエハWを載置台24上に吸着することによりウエハWを保持する動作を加えてもよい。この場合、ウエハWを浮上させて保持する場合の制御と、ウエハWを載置台24上に吸着して保持する場合の制御を組み合わせることにより、浮上させて保持する場合のみよりもウエハWの昇温速度等を自在に調整できる。また、この場合においても載置台24内に発熱体を埋設し、ウエハWの上下方向から、または下方のみからウエハWを加熱処理する構成としてよい。
また、前記実施の形態において、載置台24は、その平面が矩形状としてが、その形状に限らず、ウエハW等の基板よりも広い載置面を有し、その載置面中に基板の下面全体を載置できるのであれば、円形等、他の形状でもよい。
また、本発明における被処理体は、ウエハに限らず、半導体ウエハ、CD基板、ガラス基板、フォトマスク、プリント基板等も可能である。
本発明は、処理液が塗布形成された半導体ウエハ等を熱処理する熱処理装置に適用でき、半導体製造業界、電子デバイス製造業界等において好適に用いることができる。
図1は、本発明に係る熱処理装置を具備するレジスト塗布現像処理システムの全体構成を示す斜視図である。 図2は、第一の実施の形態における熱処理装置の概略断面図である。 図3は、図2の熱処理装置の他の状態を示す概略断面図である。 図4は、図2の熱処理装置が有する載置台の一部拡大断面図である。 図5は、図2の熱処理装置において、制御部の制御による熱処理工程を示すフローである。 図6は、本発明に係る熱処理装置の第二の実施の形態における加熱処理部の構成を模式的に示す断面図である。 図7は、図6の熱処理装置においてウエハの湾曲を矯正する状況を説明するための図である。 図8は、本発明に係る熱処理装置の第三の実施の形態における加熱処理部の構成を模式的に示す断面図である。 図9は、図8の熱処理装置においてウエハの湾曲を矯正する状況を説明するための図である。 図10は、従来の熱処理装置の構成を模式的に示す断面図である。 図11は、従来の熱処理装置においてウエハが湾曲する状態を模式的に示す図である。
符号の説明
1 レジスト塗布現像処理システム
20 熱処理装置
21 加熱処理部
22 待機部
23 発熱体
24 載置台(基板保持手段)
24a 通気孔
25 加熱板(加熱手段)
26 カバー部材
26a 給気口
26b 排気口
27 昇降シリンダ
28 給気手段
32 支持ピン
35 ガードリング
40 クールアーム
51 通気管(空気送出手段、気流形成手段、基板保持手段)
52 通気管(空気吸引手段、気流形成手段、基板保持手段)
53 圧力センサ(空気送出手段、気流形成手段、基板保持手段)
54 圧力センサ(空気吸引手段、気流形成手段、基板保持手段)
55 送風部(空気送出手段、気流形成手段、基板保持手段)
56 吸引部(空気吸引手段、気流形成手段、基板保持手段)
60 制御部
W ウエハ(基板)

Claims (13)

  1. 基板に対し熱処理を行う熱処理装置において、
    前記基板を保持する基板保持手段と、前記基板保持手段により保持された基板の上方及び/または下方から該基板を加熱する加熱手段とを備え、
    前記基板保持手段は、前記基板が載置される載置台と、前記基板と載置台との間に空気流を形成する気流形成手段とを有し、前記加熱手段による加熱処理の際、前記気流形成手段が形成した空気流により前記基板の下面全体を支持し、該基板を浮上させた状態で保持することを特徴とする熱処理装置。
  2. 前記載置台には、上下方向に貫通する複数の通気孔が形成され、
    前記気流形成手段は、前記複数の通気孔のいずれかから前記載置台上に空気を送出する空気送出手段と、前記複数の通気孔のいずれかから前記載置台上の空気を吸引する空気吸引手段とを有し、
    前記基板保持手段は、前記空気送出手段によって前記載置台上に送出した空気を前記空気吸引手段によって吸引させることにより、載置台上に空気流を形成することを特徴とする請求項1に記載された熱処理装置。
  3. 前記複数の通気孔は、前記載置台において前後左右方向に等間隔に形成され、
    前記空気送出手段により空気が送出される通気孔と、前記空気吸引手段により吸引される通気孔とが前後左右方向に交互に配置されることを特徴とする請求項2に記載された熱処理装置。
  4. 前記基板保持手段は、前記加熱手段による加熱処理の際、前記載置台の上方で保持された基板の側部を押さえ、横方向の移動を固定するためのガードリングを有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された熱処理装置。
  5. 前記ガードリングの内周は、前記基板の外周形状に沿って形成されると共に、該内周面において、上端側の内周径が前記基板直径よりも小さく、下端側の内周径が前記基板直径よりも大きくなるよう傾斜していることを特徴とする請求項4に記載された熱処理装置。
  6. 基板に対し熱処理を行う熱処理装置において、
    前記基板を保持する基板保持手段と、前記基板保持手段により保持された基板の上方及び/または下方から該基板を加熱する加熱手段とを備え、
    前記基板保持手段は、前記基板が載置される載置台と、前記基板を載置台に吸着させる基板吸着手段とを有し、前記加熱手段による加熱処理の際、前記基板吸着手段により前記基板の下面全体を前記載置台に吸着し、該基板を保持することを特徴とする熱処理装置。
  7. 前記載置台には、上下方向に貫通する複数の通気孔が形成され、
    前記基板吸着手段は、前記複数の通気孔から前記載置台上の空気を吸引する空気吸引手段を有し、
    前記基板保持手段は、前記載置台と前記基板との間に介在する空気を前記空気吸引手段によって吸引させることにより、載置台上に前記基板を吸着保持することを特徴とする請求項6に記載された熱処理装置。
  8. 基板に対し熱処理を行う熱処理方法において、
    載置台上に前記基板を載置するステップと、
    前記基板と前記載置台との間に空気流を形成するステップと、
    前記形成された空気流により前記基板の下面全体を支持し、該基板を前記載置台上に浮上させた状態で保持するステップと、
    前記載置台上に浮上し保持された基板を上方及び/または下方から加熱するステップとを実行することを特徴とする熱処理方法。
  9. 前記基板と前記載置台との間に空気流を形成するステップにおいて、
    上下方向に貫通する複数の通気孔が形成された前記載置台の、前記複数の通気孔のいずれかから前記載置台上に空気を送出するステップと、
    前記複数の通気孔のいずれかから前記載置台上に送出された空気を前記複数の通気孔のいずれかから吸引するステップとを実行し、前記載置台上に空気流を形成することを特徴とする請求項8に記載された熱処理方法。
  10. 基板に対し熱処理を行う熱処理方法において、
    載置台上に前記基板を載置するステップと、
    前記基板の下面全体を前記載置台に吸着し該基板を保持するステップと、
    前記載置台上に吸着保持された基板を上方及び/または下方から加熱するステップとを実行することを特徴とする熱処理方法。
  11. 前記基板の全面を前記載置台上に吸着保持するステップにおいて、
    上下方向に貫通する複数の通気孔が形成された前記載置台の前記複数の通気孔から該載置台と前記基板との間に介在する空気を吸引し、載置台上に前記基板を吸着保持することを特徴とする請求項10に記載された熱処理方法。
  12. 前記請求項8乃至11のいずれかに記載された熱処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 前記請求項12に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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