JP2007310714A - 集積回路装置、デバッグツール、デバッグシステム、マイクロコンピュータ及び電子機器 - Google Patents

集積回路装置、デバッグツール、デバッグシステム、マイクロコンピュータ及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】エンドユーザーにとって不要な端子を削減することが可能な、オンチップデバッグ機能を有する集積回路装置、マイクロコンピュータ、デバッグツール、デバッグシステム、電子機器を提供する。
【解決手段】集積回路装置(マイクロコンピュータ20)は、CPU30と、固定値入力用端子40と、リセット信号が第1のレベルの時に固定値入力用端子40から入力された信号を受け取って固定値を保持する固定値保持部50と、リセット信号が第2のレベルの時に固定値が変化しないように制御する制御部70と、を含む。固定値入力用端子40は、リセット信号が第1のレベルの時には固定値の入力のために使用され、リセット信号が第2のレベルの時にはデバッグモジュール60の通信のために使用される。デバッグモジュール60は、リセット信号が第2のレベルの時に、固定値入力用端子40を介して外部のデバッグツールと通信を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、集積回路装置、デバッグツール、デバッグシステム、マイクロコンピュータ、及び電子機器に関する。
近年、ゲーム装置、カーナビゲーションシステム、プリンタ、携帯情報端末などの電子機器に組み込まれ、高度な情報処理を実現できるマイクロコンピュータに対する需要が高まっている。このような組み込み型のマイクロコンピュータは、通常、ターゲットシステムと呼ばれるユーザーボードに実装される。そして、このターゲットシステムを動作させるソフトウェアの開発を支援するためにICE(In-Circuit Emulator)等の省ピン型のデバッグツール(ソフトウェア開発支援ツール)が広く使用されている。
さて、このようなICEとしては、従来、図16に示すようなCPU置き換え型と呼ばれるICEが主流を占めていた。このCPU置き換え型ICEでは、デバッグ時にターゲットシステム300からマイクロコンピュータ302を取り外し、その代わりにデバッグツール304のプローブ306を接続する。そして、このデバッグツール304に、取り外したマイクロコンピュータ302の動作をエミュレートさせる。また、このデバッグツール304に、デバッグのために必要な種々の処理を行わせる。
しかしながら、このCPU置き換え型ICEには、プローブ306のピン数が多くなると共にプローブ306の線308が増えるという欠点があった。このため、マイクロコンピュータ302の高周波数動作をエミュレートすることが困難になる(例えば33MHZ程度が限界)。またターゲットシステム300の設計も困難になる。更に、マイクロコンピュータ302を実装して動作させる実動作時とデバッグツール304でマイクロコンピュータ302の動作をエミュレートするデバッグモード時とで、ターゲットシステム300の動作環境(信号のタイミング、負荷条件)が変化してしまう。またこのCPU置き換え型ICEには、マイクロコンピュータが異なれば、たとえそれが派生品であっても、設計が異なるデバッグツールや、ピン数やピンの位置が異なるプローブを使用しなければならないという問題もあった。
一方、このようなCPU置き換え型ICEの欠点を解消するものとして、ICEと同じ機能を実現するためのデバッグ用のピンと機能を量産チップ上に実装するタイプのICEが知られている。例えばこのようなデバッグ機能実装型ICEとして、省ピン型のデバッグツール(ICE等)とクロック同期通信を行いデバッグツールから入力されたデバッグコマンドを実行するためのオンチップデバッグ機能を有する内部デバッグモジュールを内蔵するマイクロコンピュータが知られている。
かかる場合マイクロコンピュータは、デバッグツールとクロック同期通信でデバッグを行っていた。
かかる場合には、デバッグツールとマイクロコンピュータの間で、デバッグツールからマイクロコンピュータへのブレーク入力、マイクロコンピュータからデバッグツールへのブレーク/runの状態出力、デバッグツールからマイクロコンピュータへのデータ(デバッグコマンド等)通信、マイクロコンピュータからデバッグツールへのデータ通信、入力デバッグツールとマイクロコンピュータ間での通信用同期クロック、マイクロコンピュータからデバッグツールへのトレース等の付加情報の通信が複数ピン、入力デバッグツールとマイクロコンピュータ間でのグランドライン等の端子(ピン)が必要となる。
特開平8−255096号公報 特開平11−282719号公報
かかる端子(ピン)を積算していくとデバッグ用の端子(ピン)がどんどん増加するが、デバッグ時にのみ必要でエンドユーザーにとっては不要な端子はできるかぎり少ないほうが好ましい。またマイクロコンピュータのPKGの端子(ピン)数が増加すると、ICのコストアップ等につながる。
さらにボードとデバッグツールの間のピン数が増加し、ボードの設計難易度が上がり、このため信頼性が低下し、ボードやシステムの開発コストの増加や開発期間の増加を招く。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、デバッグ用のピンと機能を量産チップ上に実装するタイプのターゲットシステムにおいて、エンドユーザーにとっては不要な端子をより節約した集積回路装置、デバッグツール、デバッグシステム、マイクロコンピュータ、電子機器を提供することにある。
(1)本発明に係る集積回路装置は、
オンチップデバッグを行うためのデバッグモジュールとCPUとを内蔵する集積回路装置であって、
少なくとも、外部からの信号が入力可能に構成された固定値入力用端子と、
リセット信号が第1のレベルの時に、前記固定値入力用端子から入力された信号を受け取って固定値を保持する固定値保持部と、
前記リセット信号が第2のレベルの時に、前記固定値保持部に保持された前記固定値が変化しないように制御する制御部と、
を含み、
前記固定値入力用端子は、
前記リセット信号が前記第1のレベルの時には前記固定値の入力のために使用され、前記リセット信号が前記第2のレベルの時には前記デバッグモジュールの通信のために使用され、
前記デバッグモジュールは、
前記リセット信号が前記第2のレベルの時に、前記固定値入力用端子を介して外部のデバッグツールと通信を行う。
本発明の集積回路装置は、固定値保持部を含む。固定値保持部は、リセット信号が第1のレベルの時(リセット解除前)に固定値の入力を受けて固定値を保持する。固定値保持部は、また、リセット信号が第2のレベルの時(リセット解除後)にその値が変化しないように制御される。そのため、固定値保持部を、リセット信号が第2のレベルの時(リセット解除後)に集積回路装置内部に固定値を供給することが可能な構成とすれば、リセット信号が第2のレベルの時に、固定値保持部が固定値入力用端子と信号の授受を行うことなく、集積回路装置内部に固定値を供給することができる。
これに対してデバッグモジュールは、リセット信号が第2のレベルの時に、外部のデバッグツールと通信してデバッグ処理動作を行う。すなわち、デバッグモジュールは、リセット信号が第1のレベルの時に、外部のデバッグツールと通信する必要がない。すなわち、デバッグモジュールは、リセット信号が第2のレベルの時にのみ外部と通信を行えば足り、リセット信号が第1のレベルの時には外部との通信を行う必要がない。
まとめると、本発明によると、集積回路装置の内部に設けられた固定値保持部は、リセット信号が第1のレベルの時だけ外部と通信を行えば足り、デバッグモジュールは、リセット信号が第2のレベルの時だけ外部と通信を行えば足る。そのため、本発明によると、リセット信号のレベルを境界にして、1つの端子に2つの役割を割り当てることが可能になる。すなわち、本発明によると、1つの固定値入力用端子に、デバッグ通信用の端子としての機能を割り当てることが可能になる。
そのため、本発明によると、デバッグ動作のみに使用される、エンドユーザーにとっては不要な端子を節約することが可能な集積回路装置を提供することができる。
なお、本発明において、リセット信号とは、所定のハードウェア割り込み信号と解釈してもよい。リセット信号により、固定値保持部に保持された固定値を所定の値に設定(変更)し、また、CPUの内部レジスタなどの値をリセットしてもよい。
また、本発明において、リセット信号のレベルとは、例えばリセット信号の電圧レベルであってもよい。リセット信号の電圧は、通常、リセット動作の開始後一定期間Lレベルであり、この間、装置はリセット状態に置かれる。その後、リセット信号の電圧がHレベルになって装置のリセットが解除され、該装置の動作が開始される。本発明では、上記のLレベルを第1のレベルとし、Hレベルを第2のレベルとしてもよい。この場合、リセット信号が第1のレベルの時には集積回路装置はリセット状態であり、リセット信号が第2のレベルの時に集積回路装置(CPU)が動作を開始する。そのため、先に説明したように、リセット信号が第1のレベルの時と第2のレベルの時とで固定値入力端子の接続先を変更することによって、集積回路装置を適切に動作させることが可能になる。
(2)この集積回路装置において、
前記制御部は、
前記リセット信号が前記第1のレベルの時には、前記固定値入力用端子からの入力信号が前記固定値保持部に入力され、前記リセット信号が前記第2のレベルの時には、前記固定値入力用端子からの入力信号が前記デバッグモジュールに入力されるように制御する回路を含んでもよい。
かかる構成をとることによって、集積回路装置を適切に動作させることができる。
(3)この集積回路装置において、
前記固定値保持部は、前記固定値を保持するためのフリップフロップを含み、
前記制御部は、
前記リセット信号に基づき、前記固定値入力用端子からの入力信号又は前記フィリップフロップからの出力信号のいずれかを選択して、選択した信号が前記フリップフロップに入力されるように制御する選択回路を含んでもよい。
かかる構成をとることによって、集積回路装置を適切に動作させることができる。
なお、本発明では、選択回路を、前記リセット信号が前記第1のレベルの時には、前記固定値入力用端子からの入力信号がフリップフロップに入力され、前記リセット信号が前記第2のレベルの時には、フリップフロップからの出力信号が当該フリップフロップに入力されるように構成してもよい。
(4)この集積回路装置において、
複数の前記固定値入力用端子を含み、
前記固定値保持部は、前記複数の固定値入力用端子から入力された複数の前記固定値を、それぞれの前記固定値入力用端子に対応させて保持するように構成されており、
前記複数の固定値の組み合わせが所定のパターンか否かを判断し、前記複数の固定値の組み合わせが前記所定のパターンである場合に、所定のデバッグ用の信号を生成する信号生成部をさらに含み、
前記デバッグモジュールは、前記所定のデバッグ用の信号に基づいて、前記オンチップデバッグ処理を行ってもよい。
上記の構成をとることで、エンドユーザーにとっては不要な端子をさらに節約することが可能な集積回路装置を提供することができる。例えば、この集積回路装置は、信号生成部(集積回路装置内部)でブレーク信号を生成し、CPUをデバッグモードに移行させる構成であってもよい。これによれば、CPUをデバッグモードに移行させるための専用の信号(ブレーク入力)を外部から受け取る必要がなくなり、当該信号を受信するための端子(外部端子)が不要になる。ただし、本発明はこれに限られるものではなく、信号生成部は、例えば、デバッグクロック等の信号を生成するように構成されていてもよい。
(5)本発明に係る集積回路装置は、
オンチップデバッグを行うためのデバッグモジュールとCPUとを内蔵する集積回路装置であって、
少なくとも、外部からの信号が入力可能に構成された固定値入力用端子と、
リセット信号が第1のレベルの時に、前記固定値入力用端子を介して外部から入力された信号を受け取り、固定値を保持する固定値保持部と、
前記リセット信号が第2のレベルの時に、前記固定値保持部が、前記固定値入力用端子を介して外部から入力される信号を保持しないように制御する制御部と、
を含む。
本発明によると、エンドユーザーにとっては不要な端子を節約することが可能な集積回路装置を提供することができる。
(6)この集積回路装置において、
前記デバッグモジュールと、前記デバッグツールに含まれるデバッグ通信処理部とが通信するための専用の外部端子を有さない構成としてもよい。
(7)本発明に係るマイクロコンピュータは、上記いずれかの集積回路装置を含む。
(8)本発明に係る電子機器は、
上記のマイクロコンピュータと、
前記マイクロコンピュータの処理対象となるデータの入力源と、
前記マイクロコンピュータにより処理されたデータを出力するための出力装置とを含む。
(9)本発明に係るデバッグツールは、
オンチップデバッグを行うためのデバッグモジュールとCPUとを内蔵する集積回路装置と通信を行うデバグツールであって、
少なくとも、外部に向かって信号を出力することができるように構成された固定値出力用端子と、
リセット信号が第1のレベルの時に前記固定値出力用端子を介して外部に出力される固定値を保持する固定値保持部と、
前記リセット信号が第2のレベルの時に、前記固定値出力用端子を介して前記集積回路装置と通信を行うデバッグ通信処理部と、
を含み、
前記固定値出力用端子は、
前記リセット信号が前記第1のレベルの時には前記固定値を出力するために使用され、前記リセット信号が前記第2のレベルの時には前記デバッグ通信処理部の通信のために使用される。
本発明のデバッグツールは、固定値出力用端子を利用して、デバッグ通信処理部と外部装置との通信を行う(デバッグ処理を行う)。
そのため、本発明によると、固定値入力用端子に固定値入力機能とデバッグ通信機能とを割り当てる集積回路装置を、最小限の端子(外部端子)で動作させることが可能なデバッグツールを提供することができる。
(10)このデバッグツールにおいて、
固定値保持部は、
プルアップ又はプルダウン抵抗で構成されていてもよい。
(11)このデバッグツールにおいて、
前記デバッグ通信処理部と前記デバッグモジュールとが通信するための専用の外部端子を有していなくてもよい。
(12)本発明に係るデバッグシステムは、
オンチップデバッグを行うためのデバッグモジュール及びCPUを内蔵する集積回路装置と、前記集積回路装置と通信を行うデバッグツールとを含むデバッグシステムであって、
前記集積回路装置は、
少なくとも、外部からの信号が入力可能に構成された固定値入力用端子と、
リセット信号が第1のレベルの時に、前記固定値入力用端子から入力された信号を受け取って固定値を保持する固定値保持部と、
前記リセット信号が第2のレベルの時に、前記固定値保持部に保持された前記固定値が変化しないように制御する制御部と、
を含み、
前記デバッグツールは、
少なくとも、外部に向かって信号を出力することができるように構成された固定値出力用端子と、
前記リセット信号が前記第1のレベルの時に前記固定値出力用端子を介して外部に出力される固定値を保持する固定値保持部と、
前記リセット信号が第2のレベルの時に、前記固定値入力用端子を介して前記集積回路装置と通信を行うデバッグ通信処理部と、
を含み、
前記固定値入力用端子は、
前記リセット信号が前記第1のレベルの時には前記固定値の入力のために使用され、前記リセット信号が前記第2のレベルの時には前記デバッグモジュールの通信のために使用され、
前記固定値出力用端子は、
前記リセット信号が前記第1のレベルの時には前記固定値を出力するために使用され、前記リセット信号が前記第2のレベルの時には前記デバッグ通信処理部の通信のために使用され、
前記集積回路装置に内蔵された前記固定値保持部は、
前記リセット信号が前記第1のレベルの時に、前記固定値入力用端子及び前記固定値出力用端子を介して、前記デバッグツールに内蔵された前記固定値保持部と通信を行い、
前記デバッグモジュールは、
前記リセット信号が前記第2のレベルの時に、前記固定値入力用端子及び前記固定値出力用端子を介して前記デバッグ通信処理部と通信を行う。
本発明によると、エンドユーザーにとっては不要な端子を節約することが可能な集積回路装置と、この集積回路装置を最低限の端子(外部端子)で動作させることが可能なデバッグツールとを含むデバッグシステムを提供することができる。
(13)このデバッグシステムにおいて、
前記集積回路装置は、
前記デバッグモジュールと前記デバッグ通信処理部とが通信するための専用の外部端子を有さなくてもよい。
以下、本発明を適用した実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、本発明は、以下の内容を自由に組み合わせたものを含むものとする。
1.デバッグシステム
図1〜図12は、本発明を適用した実施の形態に係るデバッグシステムについて説明するための図である。
本実施の形態に係るデバッグシステムは、省ピン型デバッグツール100(ICE等)と、デバッグツール100のデバッグ対象となるターゲットシステム10とを含む。以下、それぞれについて説明する。
1−1:ターゲットシステム
1−1−1:ターゲットシステムの構成
はじめに、図1〜図4を参照して、ターゲットシステム10の構成について説明する。
ターゲットシステム10は、ユーザーボード12(基板)にマイクロコンピュータ20(CPU30を含む集積回路装置の一例)が実装された構造をなす。ユーザーボード12には、マイクロコンピュータ20以外にも、メモリ等の半導体集積回路装置や、デジタルクロックを生成して出力する水晶発振器などの発振器(クロック発振器14)が実装されていてもよい。また、ユーザーボード12には、リセット信号を生成するリセット信号生成部(リセットIC16)が実装されていてもよい。
マイクロコンピュータ20は、リセットIC16から出力されるリセット信号によって、固定値保持部50で保持された固定値がリセット(固定値が設定又は変更)され、あるいは、CPU30の内部レジスタ等の値がリセットされるように構成されていてもよい。なお、リセット信号とは、所定のハードウェア割り込み信号と解釈してもよい。
リセット信号は、第1のレベル(例えばLレベル)と、第2のレベル(例えばHレベル)に分けることができる。そして、リセット信号が第1のレベルの時、マイクロコンピュータ20はリセット状態に置かれ、リセット信号が第2のレベルの時、マイクロコンピュータ20のリセットが解除される。リセットIC16は、リセット動作の開始直後は第1のレベルのリセット信号を出力し、所定の期間を経過すると第2のレベルのリセット信号を出力する(例えば、図6及び図7のタイミングチャート図参照)。なお、リセット信号のレベルは、電圧のレベルに基づいて決定してもよいし、あるいは、リセットIC16のリセット動作開始からの経過時間に基づいて決定してもよい。
また、クロック発振器14は、リセット信号を、マイクロコンピュータ20及びデバッグツール100に同期して入力させるためのクロックを出力する。
マイクロコンピュータ20は、CPU30を含む。CPU30は、種々の命令の実行処理を行うものであり、内部レジスタを含む。内部レジスタは、汎用レジスタであるR0〜R15や、特殊レジスタであるSP(スタックポインタレジスタ)、AHR(積和結果データの上位レジスタ)、ALR(積和結果データの下位レジスタ)などを含む。またCPU30は、ユーザーモードにおいてはユーザープログラムを実行し、テストモードにおいては各種のテストプログラムやテストコマンドを実行し、デバッグモードにおいてはモニタプログラムやデバッグコマンドを実行する。CPU30(マイクロコンピュータ20)の動作(モード)は、固定値保持部50で保持された固定値に基づいて決定することができる。
なお、本実施の形態では、先に説明したように、マイクロコンピュータ20は、リセット信号が第1のレベルの時にリセット状態となり、リセット信号が第2のレベルの時にリセットが解除された状態となる。
マイクロコンピュータ20は、固定値入力用端子40を含む。固定値入力用端子40は、少なくとも、外部からの信号が入力可能に構成されている。固定値入力用端子40は、さらに、外部に向けて信号を出力可能に構成されていてもよい。
本実施の形態に係るマイクロコンピュータ20は、図2に示すように、固定値入力用端子40を複数含む。固定値入力用端子40は、例えば、テストモードピン、スキャンモードピン、ビストモードピン、あるいは、PLLピン等があげられる。図2に示す例では、このうち、テストモードピン42、スキャンモードピン44、ビストモードピン46のみを図示し、他の端子は省略する。なお、固定値は、0又は1を示す1ビットのデータであってもよい。なお、固定値とは、例えば、CPU30の動作(テストモード/スキャンモード/ビストモード/デバッグモード/ユーザーモードなど)を決定するためのデータであってもよいが、これに限られるものではない。
マイクロコンピュータ20は、固定値保持部50を含む。固定値保持部50は、固定値入力用端子40を介してマイクロコンピュータ20の外部から入力された固定値を保持して、マイクロコンピュータ20内部に出力する機能を有する。図3は、固定値保持部50の構成の一例を示す図である。固定値保持部50は、図3に示すように、複数のフリップフロップ52〜56を含んでいてもよい。このとき、それぞれのフリップフロップ52〜56は、いずれかの固定値入力用端子42〜46に対応している。これにより、固定値保持部50は、複数の固定値入力用端子42〜46から入力された複数の固定値を、それぞれの固定値入力用端子42〜46に対応させて保持することができる。
本実施の形態では、固定値保持部50は、リセット信号が第1のレベルの時に固定値入力用端子40から入力された信号を受け取って固定値を保持し、リセット信号が第2のレベルの時に、制御部70によって、保持している固定値の値が変化しないように制御される。さらに、固定値保持部50は、リセット信号が第2のレベルの時に、保持している固定値をマイクロコンピュータ20内に出力するように構成されている。そのため、本実施の形態によると、マイクロコンピュータ20は、リセット信号が第2のレベルの時に、固定値入力用端子40から固定値の入力を受けることなく、集積回路装置内部に固定値を供給することができ、CPU30の動作モードを決定することが可能になる。
マイクロコンピュータ20は、デバッグモジュール60を含む。デバッグモジュール60は、デバッグツール100(デバッグ通信処理部160)と通信してオンチップデバッグ処理を行う機能を有する。本実施の形態では、デバッグモジュール60は、リセット信号が第2のレベルの時に、固定値入力用端子40を介して、外部のデバッグツール100と通信する。
なお、本実施の形態のマイクロコンピュータ20によると、先に説明したように、リセット信号が第2のレベルの時に、固定値入力用端子40に固定値の入力動作を行わせる必要がない。そのため、本実施の形態のマイクロコンピュータ20によると、リセット信号が第2のレベルの時に、固定値入力用端子40を、デバッグ処理用のデータの授受に利用することが可能になる。特に、デバッグ処理はCPU30を動作させて行われる処理であり、リセット信号が第2のレベルの時のみに行われることから、リセット信号のレベルによって固定値入力用端子40の機能を分けることで、固定値入力用端子40が両機能を果たすことが可能になる。
なお、デバッグモジュール60は、ROM、RAM、制御レジスタ等を含み、デバッグモードにおいてCPU30にモニタプログラムやデバッグコマンドを実行させるために必要な各種の処理(デバッグモジュールとのI/Oインターフェースや、デバッグコマンドの解析や、ユーザープログラムからモニタプログラムへの割り込み処理等)を行う。
デバッグモジュール60のROMには、モニタプログラムが格納される。RAMには、デバッグモードへの移行時に(テストモード等のブレーク発生時に)、CPU30の内部レジスタの内容が退避される。これにより、デバッグモードの終了後に、プログラムを適正に再スタートできるようになる。また内部レジスタの内容のリード等を、モニタプログラムが持つコマンド等で実現できるようになる。
制御レジスタは、各種のデバッグ処理を制御するためのレジスタであり、例えばステップ実行イネーブルビット、ブレークイネーブルビット、ブレークアドレスビット、トレースイネーブルビットなどを有する。モニタプログラムにより動作するCPU30が制御レジスタの各ビットにデータをライトし、あるいは、各ビットのデータをリードすることで、各種のデバッグ処理が実現される。
マイクロコンピュータ20は、制御部70を含む。制御部70は、リセット信号が第2のレベルの時に、固定値保持部50に保持された固定値が変化しないように制御する。これにより、リセット信号が第2のレベルの時に、固定値入力用端子40を介して固定値の供給を受けることなくCPU30に所定の動作を行わせることができ、固定値入力用端子40に他の役割を割り当てることが可能になる。
本実施の形態では、制御部70を、選択回路(MUX)を含む構成としてもよい。すなわち、制御部70は、図4に示すように、選択回路(MUX)72,74を含む構成としてもよい。
選択回路72は、I/Oセル90からマイクロコンピュータ20の内部に向けて出力された信号(IO_OUT信号)の入力先を選択するための回路である。すなわち、選択回路72によって、I/Oセル90からの出力信号(IO_OUT信号)の入力先が、固定値保持部50及びデバッグモジュール60のいずれかに選択(決定)される。特に本実施の形態では、選択回路72によって、リセット信号が第1のレベルの時には、固定値入力用端子40からの入力信号が固定値保持部50に入力され、リセット信号が第2のレベルの時には、固定値入力用端子40からの入力信号がデバッグモジュール60に入力されるように制御される。すなわち、リセット信号が第2のレベルの時には、固定値入力用端子40からの入力信号が、固定値保持部50に入力しないように制御される。そのため、リセット信号が第2のレベルの時に、固定値保持部50で保持された固定値を変化させずに維持することができる。
また、選択回路74は、I/Oセル90への入力信号(IO_IN信号)を選択するための回路である。選択回路74は、固定値保持部50及びデバッグモジュール60のいずれかを選択して、I/Oセル90へ信号を入力させる。
まとめると、選択回路72,74は、リセット信号が第1のレベルの時にI/Oセル90が固定値保持部50との間で信号の授受を行うように、かつ、リセット信号が第2のレベルの時にI/Oセル90がデバッグモジュール60との間で信号の授受を行うように構成される。これによって、リセット信号が第2のレベルの時に固定値保持部50に信号が入力しない構成とすることができ、マイクロコンピュータ20を、リセット信号が第2のレベルの時に固定値が変化しないように制御することができる。
なお、本実施例では、図4に示すように、マイクロコンピュータ20は、固定値保持部50から出力されたデータをI/Oセル90に入力させることが可能なように構成されているが、本発明はこれに限られるものではない。すなわち、本発明のマイクロコンピュータは、固定値保持部50からの信号をI/Oセル90に入力させない構成としてもよい。この場合には、制御部70を、選択回路74が不要な構成とすることができる。
マイクロコンピュータ20は、図2及び図3に示すように、信号生成部80を含んでいてもよい。信号生成部80は、固定値保持部50に保持された(あるいは、固定値保持部50に入力される)複数の固定値の組み合わせが所定のパターンか否かを判断し、該複数の固定値の組み合わせが所定のパターンである場合に、所定のデバッグ用の信号を生成してデバッグモジュール60に出力する。そして、デバッグモジュール60は、信号生成部80で生成された信号に基づいて、デバッグ処理動作を行う。これにより、エンドユーザーにとっては不要な端子をさらに節約することが可能な集積回路装置を提供することができる。
信号生成部80は、例えばブレーク信号を生成し、デバッグモジュール60に出力する構成をなしていてもよい。これによると、固定値のパターンによって、CPUをデバッグモードに移行させることができる。すなわち、マイクロコンピュータ20に、CPUをデバッグモードに移行させるための信号を入力させるための専用の端子が不要になる。ただし、信号生成部80から出力される信号は、ブレーク入力信号に限られるものではない。
また、信号生成部80は、例えば、固定値入力用端子42〜46がすべてLレベルの信号である時に、所定のデバッグ用の信号をデバッグモジュール60に出力する構成をなしていてもよい。
ただし、本発明に係るマイクロコンピュータは、信号生成部80を有しない構成としてもよい。この場合、マイクロコンピュータは、例えば上述したブレーク信号を、他の固定値入力用端子(例えばPLLピン)を介して入力させる構成としてもよい。
1−1−2:ターゲットシステムの動作
次に、図5〜図7を参照して、ターゲットシステム10(マイクロコンピュータ20)の動作について説明する。
図5は、マイクロコンピュータ20の動作を説明するためのフローチャート図である。
はじめに、固定値を設定する(ステップS10)。固定値は、デバッグツール100に含まれる固定値保持部150(固定値出力部)で設定してもよいし、あるいは、ユーザーボード12上に設けられた固定値設定部(図示せず)で設定してもよい。固定値は、あらかじめ用意されたプログラムに従って設定されてもよい。あるいは、固定値は、ユーザーによって設定されてもよい。
次に、リセットIC16が動作を開始する(ステップS12)。リセットIC16は、はじめに、第1のレベルのリセット信号を出力する(ステップS14)。そして、リセット信号が第1のレベルの時に、制御部70(選択回路72,74)は固定値保持部50を選択し(ステップS16)、固定値入力用端子40を介して、固定値保持部50に固定値が入力される(ステップS18)。
次に、リセットIC16が、第2のレベルのリセット信号を出力する(リセット信号が第2のレベルに変化する)(ステップS20)。これにより、制御部70(選択回路72,74)はデバッグモジュール60を選択し(ステップS22)、固定値保持部50は、固定値が変化しないように制御される。制御部70がデバッグモジュール60を選択した後(リセット信号が第2のレベルに変化した後)は、固定値保持部50は既に取得している固定値をマイクロコンピュータ20内に出力する(ステップS24)。また、デバッグモジュール60は固定値入力用端子40を介してデバッグツール100と通信し、デバッグ処理動作を行う(ステップS26)。
図6には、クロック発振器14のクロックと、リセット信号と、制御部70(選択回路72,74)と、固定値入力用端子40の動作を表すタイミングチャートを示す。リセット信号が第1のレベル(Lレベル)から第2のレベル(Hレベル)に変化すると、マイクロコンピュータ20のリセットが解除される。そして、リセット信号が第1のレベルの時に、選択回路72,74は固定値保持部50を選択し、固定値入力用端子40には、固定値が入力される。また、リセット信号が第2のレベルの時に、選択回路72,74はデバッグモジュール60を選択し、固定値入力用端子には、デバッグ通信用のデータが入出力される。
図7には、マイクロコンピュータ20の動作を表すタイミングチャートを示す。リセット信号が第1のレベルの時に、固定値入力用端子40(テストモードピン42、スキャンモードピン44、ビストモードピン46)にはLが入力され、固定値保持部50(フリップフロップ52〜56)にLが入力される。本実施の形態では、信号生成部80が固定値入力用端子40の値がすべてLであることを検出して、DMODE信号がHレベルで出力される。そして、リセット信号がHに変わると、ビストモードピン46がDCLK信号(デバッグ通信を行うための同期用のクロック)を出力し、スキャンモードピン44がDSTATUS信号を出力し、テストモードピン42がDSIO信号を双方向に入出力する。なお、本実施の形態では、リセット信号がHに変わった後でも固定値保持部50(フリップフロップ52〜56)で保持された固定値が変化しないため、CPU30は、テストモード等に変化することなく、デバッグ処理動作を行うことができる。
1−1−3:まとめ
以上に述べたように、本実施の形態に係るマイクロコンピュータ20(集積回路装置)によると、固定値入力用端子40は、リセット信号が第1のレベルの時には固定値保持部50へ固定値を入力するために使用され、リセット信号が第2のレベルの時にはデバッグモジュール60の通信のために使用される。そのため、デバッグツール100との通信(デバッグ処理動作)のみに使用される端子の数を減らすことができる。
すなわち、従来、オンチップデバッグ処理を行わせるためのデバッグモジュールを内蔵する集積回路装置では、集積回路装置がDMODE信号、DCLK信号、DSTATUS信号、DSIO信号の授受を行う必要があるため、デバッグモジュールの通信専用の端子を4本以上有しており、これとは別に固定値入力用の端子を有していた。しかし、本発明によると、固定値入力用端子40に、デバッグ通信用の端子としての役割を割り当てることができる。そのため、デバッグモジュールの通信専用の端子数を3本以下(1本、2本、3本のいずれか)とすることが可能な集積回路装置を提供することができる。すなわち、本発明によると、エンドユーザーにとって不要な端子数が少ない集積回路装置を提供することができる。
なお、本発明に係る集積回路装置は、デバッグ通信用の専用の端子(外部端子)、詳しくは、デバッグモジュール60がデバッグ通信処理部160(デバッグツール100)と通信するための専用の外部端子を有しない構造としてもよい。デバッグモジュール60がデバッグ通信処理部160と通信するために必要な端子としての機能を、すべて、いずれかの固定値入力用端子に割り当てることで、集積回路装置を、デバッグ通信用の専用の端子を有しない構成とすることができる。
ただし、この場合であっても、集積回路装置を、デバッグモジュール60とデバッグ通信処理部160との間でグランドを取るための端子など、デバッグモジュール60及びデバッグ通信処理部160をアクティブに動作させない信号を授受するための専用の端子を有する構成としてもよい。
1−2:デバッグツール
次に、図1、図2、及び、図8を参照して、デバッグツール100について説明する。
デバッグツール100は、固定値出力用端子140を含む。固定値出力用端子140は、少なくとも、外部に向かって信号を出力することができるように構成されている。固定値出力用端子140は、さらに、外部からの信号が入力することができるように構成されていてもよい。本実施の形態では、固定値出力用端子140は、固定値保持部150及びデバッグ通信処理部160(デバッグ通信処理部)と信号の授受が可能なように構成されている。なお、図2に示す例では、固定値出力用端子140として、テストモードピン142、スキャンモードピン144、ビストモードピン146を示しているが、固定値出力用端子140は、これに限られるものではない。
デバッグツール100は、固定値保持部150を含む。固定値保持部150は、リセット信号が第1のレベルの時に固定値出力用端子140を介して出力される固定値を保持する。固定値保持部150で保持された固定値は、固定値出力用端子140及び固定値入力用端子40を介して、固定値保持部50に入力される。固定値保持部150は、例えばディップスイッチ(DIP switch)によって、H又はLの信号を出力するように構成されていてもよい(図8参照)。あるいは、固定値保持部150は、記憶装置によって構成されていてもよい。
デバッグツール100は、デバッグ通信処理部160を含む。デバッグ通信処理部160は、リセット信号が第2のレベルの時に、マイクロコンピュータ20(集積回路装置)に内蔵されたデバッグモジュール60と通信して、デバッグモジュール60にオンチップデバッグ動作を行わせる機能を有する。すなわち、デバッグ通信処理部160は、デバッグモジュール60との間でデバッグ用のデータを送受信し、デバッグモジュール60にオンチップデバッグ動作を行わせる。なお、デバッグ用のデータとは、オンチップデバッグ動作時に、デバッグモジュール60とデバッグ通信処理部160との間で送受信される各種のデータである。デバッグ用のデータとして、例えば、デバッグコマンドやステータスコマンド、各種のデータ等があげられる。
デバッグツール100は、制御部170を含む。デバッグツール100は、制御部170によって、リセット信号が第1のレベルの時に固定値出力用端子140が固定値保持部150と信号の授受を行うように、かつ、リセット信号が第2のレベルの時に固定値出力用端子140がデバッグ通信処理部160と信号の授受を行うように制御される。制御部170は、選択回路によって、固定値出力用端子140が信号の授受を行う相手先を切り替える構成であってもよい。
図8は、デバッグツール100の詳細について説明するための図である。図8に示す例では、デバッグツール100は、制御部170として、選択回路(MUX)172を含んでいる。選択回路172は、固定値保持部150の一例としてのディップスイッチ(DIP SW)及びDSIO出力の一方を選択し、IO_INとしてI/Oセル190に入力させる。なお、選択回路172は、リセット信号が第1のレベルの時に固定値保持部150としてのディップスイッチ(DIP SW)を選択し、リセット信号が第2のレベルの時にデバッグ通信処理部160としてのDSIO出力を選択する。
なお、固定値保持部150としてディップスイッチ(DIP SW)を利用する場合、固定値出力用端子140から固定値保持部150に信号を入力させる必要がないため、デバッグツール100を、図8に示すように、IO_OUT信号の出力先を切り替える選択回路を有しない構成とすることができる。
また、図8に示す例では、デバッグ通信処理部160を、DSTATUS信号及びDCLK信号を受け取るだけの構成とした。これによると、デバッグツール100のI/Oセル190の出力(IO_OUT)をデバッグ通信処理部160に割り当て、I/Oセル190への入力(IO_IN)を固定値保持部(DIP SW)に割り当てることで、固定値出力用端子144,146に、デバッグ通信用端子としての機能を割り当てることができる。
本実施の形態のデバッグツール100は、以上の構成をなしていてもよい。このデバッグツール100によると、固定値出力用端子140は、リセット信号が第1のレベルの時には固定値を出力するために使用され、リセット信号が第2のレベルの時にはデバッグ通信処理部160の通信のために使用される。
すなわち、このデバッグツール100によると、固定値出力用端子140(142〜146)を、デバッグ通信処理部160の通信用に利用することができる。そのため、特に、固定値入力用端子40にデバッグ通信用の端子としての役割を割り当てる構成の集積回路装置(マイクロコンピュータ20)のデバッグツールとして利用することで、集積回路装置を最小限の端子(外部端子)で動作させることが可能なデバッグツールを提供することができる。
1−3:デバッグシステム
以上に説明したように、本実施の形態に係るデバッグシステムは、ユーザーにとって不要な端子(外部端子)を極力削減することが可能な、デバッグモジュール60を内蔵した集積回路装置(マイクロコンピュータ20)と、該集積回路装置を最低限の端子(外部端子)で動作させることが可能なデバッグツール100とを含む。そのため、本発明によると、ユーザーにとって不要な端子の数が少ない集積回路装置と、これを高い信頼性で製造することを可能にするデバッグシステムとを提供することができる。
なお、本発明のデバッグシステムはこれに限定されるものではない。本発明は、特に、デバッグモジュール100として説明した種々の機能をデバッグモジュール100の外部(例えばユーザーボード12上)で実現したデバッグシステムを含む。このデバッグシステムであっても、エンドユーザーにとって不要な端子の数が極力削減された集積回路装置に対してオンチップデバッグ処理を行わせることが可能になるため、エンドユーザーにとって不要な端子の数が少ない集積回路装置を製造(開発)することができる。
1−4:変形例
1−4−1:第1の変形例
図9及び図10は、集積回路装置(マイクロコンピュータ)の変形例について説明するための図である。
この集積回路装置は、固定値保持部50として、フリップフロップ58を有する。また、この集積回路装置は、制御部として、選択回路78を含む。選択回路78は、リセット信号に基づき、固定値入力用端子40からの入力信号又はフリップフロップ58からの出力信号のいずれかを選択して、フリップフロップ58に入力させるように構成されている。なお、この集積回路装置では、I/Oセル90からの出力信号(IO_OUT)は、分岐して選択回路78及びデバッグモジュール60に入力するように構成されている。
この集積回路装置では、選択回路78は、リセット信号が第1のレベルの時にI/Oセル90からの出力信号(IO_OUT)を選択し、リセット信号が第2のレベルの時にフリップフロップ58の出力を選択するように構成されている。そのため、リセットIC16から第1のレベルのリセット信号が出力されると、選択回路78はI/Oセル90からの出力信号を選択し、フリップフロップ58には固定値が入力されて、保持される。その後、リセットIC16が第2のレベルのリセット信号を出力すると、選択回路78はフリップフロップ58の出力を選択し、フリップフロップ58には自身が保持する固定値が入力される。このことから、リセット信号が第2のレベルの時に、I/Oセル90から出力されるデバッグ通信用のデータの影響を受けることなく、固定値保持部(フリップフロップ58)に保持された固定値が変化しないように制御することができる。
図10には、この集積回路装置の動作を示すタイミングチャートを示す。図10に示すように、リセット信号がLからHに変化してリセットが解除され、IO_OUTとしてデバッグ通信用のデータが入力されるが、同時に選択回路78の選択も切り替わるため、フリップフロップ58で保持される固定値の値は変化しない。
1−4−2:第2の変形例
図11及び図12は、デバッグツールの変形例を説明するための図である。
この変形例では、デバッグツールの固定値保持部がプルダウン抵抗によって構成されている。以下、その構成と動作について説明する。
このデバッグツールは、図11に示す、固定値保持部158(固定値出力部)を含む。固定値保持部158は、固定値出力用端子140に接続されたプルダウン抵抗によって構成されている。そのため、このデバッグツール(固定値出力用端子140)がユーザーボード12に接続されると、マイクロコンピュータ20の固定値入力用端子40(テストモードピン42、スキャンモードピン44、ビストモードピン46)には、Lレベルの信号が入力される。そして、リセットIC16が第1のレベルのリセット信号を出力すると、固定値保持部50(フリップフロップ52〜56)にLレベルの固定値が入力し、保持される。そして、信号生成部80は、固定値保持部50に入力された固定値のパターンが所定のパターンを満たしていることを検出して、デバッグモジュール60に検出信号を出力する。
そして、リセットIC16が第2のレベルのリセット信号を出力すると、デバッグモジュール60は、デバッグ処理のための動作を開始する。具体的には、固定値入力用端子40及び固定値出力用端子140を介して、デバッグ通信処理部160に、DSTATUS信号及びDCLK信号を送信する。そして、デバッグ通信処理部160は、DSTATUS信号及び(又は)DCLK信号をトリガにして(デバッグモードへの移行を検出して)、デバッグモジュール60とデバッグデータの授受を行うデバッグ通信処理動作を開始する。
図12には、このデバッグツールのタイミングチャートを示す。図12に示すように、リセット信号が第1のレベルの時、DSTATUS信号、DCLK信号、DSIO信号は、プルダウン抵抗によりLレベルの信号となる。そして、リセット信号が第2のレベルに変わると、デバッグモジュール60から、DSTATUS信号及びDCLK信号が入力され、DSIO信号が送受信される。
このデバッグツールによると、デバッグ通信処理部160は、デバッグモジュールからの信号に基づいてデバッグ動作を開始する。すなわち、このデバッグツールによると、デバッグツールにリセット信号を入力させることなくデバッグ処理動作が可能であるため、ユーザーボード12及びデバッグツールの端子の構成を簡素化することができる。また、このデバッグツールによると、内部に選択回路を設ける必要がなくなるため、デバッグツール自体の構成を簡素化することができる。
なお、他の変形例として、固定値保持部158は、プルダウン抵抗に変えて、プルアップ抵抗によって構成されていてもよい。すなわち、固定値保持部158を構成するプルアップ抵抗又はプルダウン抵抗を、信号生成部80が検出すべき所定のパターンの信号が生成されるように組み合わせて設ければ、上記と同様の効果を得ることができる。また、本変形例では、固定値保持部158を、デバッグモジュールの外部(ユーザーボード12上や集積回路装置20内)に配置してもよい。また、本変形例では、デバッグシステムは、デバッグモジュールの外部に(例えばユーザーボード12上に)、固定値を出力するための固定値出力部をさらに有していてもよい(図示せず)。これにより、集積回路装置に、テストモードなどの種々の動作を行わせることが可能になる。
2.マイクロコンピュータ
図13は、本実施の形態のマイクロコンピュータのハードウエアブロック図の一例である。
本マイクロコンピュータ700は、CPU510、キャッシュメモリ520、RAM710、ROM720、MMU730LCDコントローラ530、リセット回路540、プログラマブルタイマ550、リアルタイムクロック(RTC)560、DRAMコントローラ570、割り込みコントローラ580、通信制御装置(シリアルインターフェース)590、バスコントローラ600、A/D変換器610、D/A変換器620、入力ポート630、出力ポート640、I/Oポート650、クロック発生装置660、プリスケーラ670及びそれらを接続する汎用バス680、デバッグモジュール740、専用バス750等、各種ピン690等を含む。
デバッグモジュール740は、例えば図2で説明した構成を有する。
3.電子機器
図14に、本実施の形態の電子機器のブロック図の一例を示す。本電子機器800は、マイクロコンピュータ(またはASIC)810、入力部820、メモリ830、電源生成部840、LCD850、音出力部860を含む。
ここで、入力部820は、種々のデータを入力するためのものである。マイクロコンピュータ810は、この入力部820により入力されたデータに基づいて種々の処理を行うことになる。メモリ830は、マイクロコンピュータ810などの作業領域となるものである。電源生成部840は、電子機器800で使用される各種電源を生成するためのものである。LCD850は、電子機器が表示する各種の画像(文字、アイコン、グラフィック等)を出力するためのものである。
音出力部860は、電子機器800が出力する各種の音(音声、ゲーム音等)を出力するためのものであり、その機能は、スピーカなどのハードウェアにより実現できる。
図15(A)に、電子機器の1つである携帯電話950の外観図の例を示す。この携帯電話950は、入力部として機能するダイヤルボタン952や、電話番号や名前やアイコンなどを表示するLCD954や、音出力部として機能し音声を出力するスピーカ956を備える。
図15(B)に、電子機器の1つである携帯型ゲーム装置960の外観図の例を示す。この携帯型ゲーム装置960は、入力部として機能する操作ボタン962、十字キー964や、ゲーム画像を表示するLCD966や、音出力部として機能しゲーム音を出力するスピーカ968を備える。
図15(C)に、電子機器の1つであるパーソナルコンピュータ970の外観図の例を示す。このパーソナルコンピュータ970は、入力部として機能するキーボード972や、文字、数字、グラフィックなどを表示するLCD974、音出力部976を備える。
本実施の形態のマイクロコンピュータを図15(A)〜図15(C)の電子機器に組み込むことにより、低価格で画像処理速度の速いコストパフォーマンスの高い電子機器を提供することができる。
なお、本実施形態を利用できる電子機器としては、図15(A)、図15(B)、図15(C)に示すもの以外にも、携帯型情報端末、ページャー、電子卓上計算機、タッチパネルを備えた装置、プロジェクタ、ワードプロセッサ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置等のLCDを使用する種々の電子機器を考えることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。特に、本発明には、マイクロコンピュータ20及びデバッグモジュール100に設けられた種々の回路と等価な機能を、ユーザーボード12上で実現するように構成された集積回路装置及びマイクロコンピュータ、並びにこれらを有する電子機器、デバッグツール、デバッグシステムが含まれる。
本発明に係るデバッグシステムについて説明するための図である。 本発明に係るデバッグシステムについて説明するための図である。 本発明に係る集積回路装置の構成について説明するための図である。 本発明に係る集積回路装置の構成について説明するための図である。 本発明に係る集積回路装置の動作について説明するための図である。 本発明に係る集積回路装置のタイミングチャート図である。 本発明に係るデバッグシステムのタイミングチャート図である。 本発明に係るデバッグツールの構成について説明するための図である。 本発明の変形例に係る集積回路装置の構成を説明するための図である。 本発明の変形例に係る集積回路装置のタイミングチャート図である。 本発明の変形例に係るデバッグツールの構成を説明するための図である。 本発明の変形例に係るデバッグツールのタイミングチャート図である。 本発明に係るマイクロコンピュータのハードウエアブロック図の一例である。 マイクロコンピュータを含む電子機器のブロック図の一例を示す。 種々の電子機器の外観図の例である。 従来型であるCPU置き換え型と呼ばれるICEの一例である。
符号の説明
10…ターゲットシステム、 12…ユーザーボード、 14…クロック発振器、 20…マイクロコンピュータ、 30…CPU、 40…固定値入力用端子、 42…テストモードピン、 44…スキャンモードピン、 46…ビストモードピン、 50…固定値保持部、 58…フリップフロップ、 60…デバッグモジュール、 70…制御部、 72…選択回路、 74…選択回路、 78…選択回路、 80…信号生成部、 90…セル、 100…デバッグツール、 140…固定値出力用端子、 142…テストモードピン、 144…スキャンモードピン、 146…ビストモードピン、 150…固定値保持部、 158…固定値保持部、 160…デバッグ通信処理部、 170…制御部、 172…選択回路、 190…I/Oセル、 510…CPU、 520…キャッシュメモリ、 530…LCDコントローラ、 540…リセット回路、 550…プログラマブルタイマ、 560…リアルタイムクロック(RTC)、 570…DMAコントローラ兼バスI/F、 580…割り込みコントローラ、 590…通信制御回路(シリアルインターフェース)、 600…バスコントローラ、 610…A/D変換器、 620…D/A変換器、 630…入力ポート、 640…出力ポート、 650…I/Oポート、 660…クロック発生装置(PLL)、 670…プリスケーラ、 680…汎用バス、 690…各種ピン、 700…マイクロコンピュータ、 710…ROM、 720…RAM、 730…MMU、 740…デバッグモジュール、 750…専用バス、 800…電子機器、 810…マイクロコンピュータ(ASIC)、 820…入力部、 830…メモリ、 840…電源生成部 850…LCD、 860…音出力部、 950…携帯電話、 952…ダイヤルボタン、 954…LCD、 956…スピーカ、 960…携帯型ゲーム装置、 962…操作ボタン、 964…十字キー、 966…LCD、 968…スピーカ、 970…パーソナルコンピュータ、 972…キーボード、 974…LCD、 976…音出力部

Claims (13)

  1. オンチップデバッグを行うためのデバッグモジュールとCPUとを内蔵する集積回路装置であって、
    少なくとも、外部からの信号が入力可能に構成された固定値入力用端子と、
    リセット信号が第1のレベルの時に、前記固定値入力用端子から入力された信号を受け取って固定値を保持する固定値保持部と、
    前記リセット信号が第2のレベルの時に、前記固定値保持部に保持された前記固定値が変化しないように制御する制御部と、
    を含み、
    前記固定値入力用端子は、
    前記リセット信号が前記第1のレベルの時には前記固定値の入力のために使用され、前記リセット信号が前記第2のレベルの時には前記デバッグモジュールの通信のために使用され、
    前記デバッグモジュールは、
    前記リセット信号が前記第2のレベルの時に、前記固定値入力用端子を介して外部のデバッグツールと通信を行う集積回路装置。
  2. 請求項1記載の集積回路装置において、
    前記制御部は、
    前記リセット信号が前記第1のレベルの時には、前記固定値入力用端子からの入力信号が前記固定値保持部に入力され、前記リセット信号が前記第2のレベルの時には、前記固定値入力用端子からの入力信号が前記デバッグモジュールに入力されるように制御する回路を含む集積回路装置。
  3. 請求項1記載の集積回路装置において、
    前記固定値保持部は、前記固定値を保持するためのフリップフロップを含み、
    前記制御部は、
    前記リセット信号に基づき、前記固定値入力用端子からの入力信号又は前記フィリップフロップからの出力信号のいずれかを選択して、選択した信号が前記フリップフロップに入力されるように制御する選択回路を含む集積回路装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の集積回路装置において、
    複数の前記固定値入力用端子を含み、
    前記固定値保持部は、前記複数の固定値入力用端子から入力された複数の前記固定値を、それぞれの前記固定値入力用端子に対応させて保持するように構成されており、
    前記複数の固定値の組み合わせが所定のパターンか否かを判断し、前記複数の固定値の組み合わせが前記所定のパターンである場合に、所定のデバッグ用の信号を生成する信号生成部をさらに含み、
    前記デバッグモジュールは、前記所定のデバッグ用の信号に基づいて、前記オンチップデバッグ処理を行う集積回路装置。
  5. オンチップデバッグを行うためのデバッグモジュールとCPUとを内蔵する集積回路装置であって、
    少なくとも、外部からの信号が入力可能に構成された固定値入力用端子と、
    リセット信号が第1のレベルの時に、前記固定値入力用端子を介して外部から入力された信号を受け取り、固定値を保持する固定値保持部と、
    前記リセット信号が第2のレベルの時に、前記固定値保持部が、前記固定値入力用端子を介して外部から入力される信号を保持しないように制御する制御部と、
    を含む集積回路装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の集積回路装置において、
    前記デバッグモジュールと、前記デバッグツールに含まれるデバッグ通信処理部とが通信するための専用の外部端子を有しない集積回路装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の集積回路装置を含むマイクロコンピュータ。
  8. 請求項7記載のマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータの処理対象となるデータの入力源と、
    前記マイクロコンピュータにより処理されたデータを出力するための出力装置とを含む電子機器。
  9. オンチップデバッグを行うためのデバッグモジュールとCPUとを内蔵する集積回路装置と通信を行うデバグツールであって、
    少なくとも、外部に向かって信号を出力することができるように構成された固定値出力用端子と、
    リセット信号が第1のレベルの時に前記固定値出力用端子を介して外部に出力される固定値を保持する固定値保持部と、
    前記リセット信号が第2のレベルの時に、前記固定値出力用端子を介して前記集積回路装置と通信を行うデバッグ通信処理部と、
    を含み、
    前記固定値出力用端子は、
    前記リセット信号が前記第1のレベルの時には前記固定値を出力するために使用され、前記リセット信号が前記第2のレベルの時には前記デバッグ通信処理部の通信のために使用されるデバッグツール。
  10. 請求項9記載のデバッグツールにおいて、
    固定値保持部は、
    プルアップ又はプルダウン抵抗で構成されているデバッグツール。
  11. 請求項9又は請求項10記載のデバッグツールにおいて、
    前記デバッグ通信処理部と前記デバッグモジュールとが通信するための専用の外部端子を有しないデバッグツール。
  12. オンチップデバッグを行うためのデバッグモジュール及びCPUを内蔵する集積回路装置と、前記集積回路装置と通信を行うデバッグツールとを含むデバッグシステムであって、
    前記集積回路装置は、
    少なくとも、外部からの信号が入力可能に構成された固定値入力用端子と、
    リセット信号が第1のレベルの時に、前記固定値入力用端子から入力された信号を受け取って固定値を保持する固定値保持部と、
    前記リセット信号が第2のレベルの時に、前記固定値保持部に保持された前記固定値が変化しないように制御する制御部と、
    を含み、
    前記デバッグツールは、
    少なくとも、外部に向かって信号を出力することができるように構成された固定値出力用端子と、
    前記リセット信号が前記第1のレベルの時に前記固定値出力用端子を介して外部に出力される固定値を保持する固定値保持部と、
    前記リセット信号が第2のレベルの時に、前記固定値入力用端子を介して前記集積回路装置と通信を行うデバッグ通信処理部と、
    を含み、
    前記固定値入力用端子は、
    前記リセット信号が前記第1のレベルの時には前記固定値の入力のために使用され、前記リセット信号が前記第2のレベルの時には前記デバッグモジュールの通信のために使用され、
    前記固定値出力用端子は、
    前記リセット信号が前記第1のレベルの時には前記固定値を出力するために使用され、前記リセット信号が前記第2のレベルの時には前記デバッグ通信処理部の通信のために使用され、
    前記集積回路装置に内蔵された前記固定値保持部は、
    前記リセット信号が前記第1のレベルの時に、前記固定値入力用端子及び前記固定値出力用端子を介して、前記デバッグツールに内蔵された前記固定値保持部と通信を行い、
    前記デバッグモジュールは、
    前記リセット信号が前記第2のレベルの時に、前記固定値入力用端子及び前記固定値出力用端子を介して前記デバッグ通信処理部と通信を行うデバッグシステム。
  13. 請求項12記載のデバッグシステムにおいて、
    前記集積回路装置は、
    前記デバッグモジュールと前記デバッグ通信処理部とが通信するための専用の外部端子を有しないデバッグシステム。
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