JP2007309907A - 地絡検出装置及び車載用直流交流変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】検出部の電位変化を検出する簡単な構成で地絡を検出することができる地絡検出装置を提供する。
【解決手段】地絡検出装置20は、車体グランドBGNDから直流的に絶縁された状態で設けられた一対のAC出力ラインA,Bに設けられている。AC出力ラインA,B間には、2個のコンデンサC01,C02が直列に接続された直列回路21と、2個のコンデンサC1,C2が直列に接続された回路22とが接続されている。両コンデンサC01,C02の接続点は車体グランドBGNDに接続されて、車体グランドBGNDが地絡検出装置20の基準電位とされている。両コンデンサC1,C2の接続点が検出部23となっている。両コンデンサC01,C02及び両コンデンサC1,C2はそれぞれ容量が等しく設定されている。検出部23の出力がコンパレータ24に入力される。
【選択図】図2
【解決手段】地絡検出装置20は、車体グランドBGNDから直流的に絶縁された状態で設けられた一対のAC出力ラインA,Bに設けられている。AC出力ラインA,B間には、2個のコンデンサC01,C02が直列に接続された直列回路21と、2個のコンデンサC1,C2が直列に接続された回路22とが接続されている。両コンデンサC01,C02の接続点は車体グランドBGNDに接続されて、車体グランドBGNDが地絡検出装置20の基準電位とされている。両コンデンサC1,C2の接続点が検出部23となっている。両コンデンサC01,C02及び両コンデンサC1,C2はそれぞれ容量が等しく設定されている。検出部23の出力がコンパレータ24に入力される。
【選択図】図2
Description
本発明は、地絡検出装置及び車載用直流交流変換装置に係り、詳しくは車載用直流交流変換装置の地絡を検出するのに好適な地絡検出装置及びその地絡検出装置を備えた車載用直流交流変換装置に関する。
従来、インバータ用地絡検出装置とし、インバータ出力周波数の変化に応じた充電電流を演算する充電電流演算部と、地絡電流を演算する地絡電流演算部と、前記地絡電流演算部からの地絡電流及び整定値の比較を行う地絡事故判別部とを備えた地絡検出装置が提案されている(特許文献1参照)。この装置では、零相電流をコイルを用いて検出している。
また、電動車両内に配線される給電線の地絡を検出する地絡検出回路として、給電線と車体との間を直流的に遮断するコンデンサを含むとともに地絡の発生に伴いインピーダンスが変化する回路網と、この回路網に生じたインピーダンスの変化を検出するインピーダンス変化検出回路とを備えたものが提案されている(特許文献2参照)。
近年、車内で家電製品を使用可能とするため、車載バッテリのバッテリ電圧を入力し、このバッテリ電圧を直流交流変換回路部により、家電製品の使用電圧(例えば、単相100V又は120Vの交流電圧)に変換する車載用直流交流変換装置を備えた車両がある。この車載用直流交流変換装置においては、AC出力のラインは、車両のグランド(GND)とは直流的に絶縁されている。そして、従来はAC出力ラインと車両グランドとの絶縁が失われたことを漏電検出器で検出していた。
実開昭63−182634号公報
特開平5−244701号公報
AC出力ラインと車両グランドとの絶縁が失われたことを漏電検出器で検出する場合は、一対のACラインの一方と車両グランドとの絶縁が失われた段階では検出できず、ACラインの両方の絶縁が失われた段階で検出される。車載用直流交流変換装置において、AC出力ラインと車両グランドとの絶縁が失われたことを、一方のACラインと車両グランドとの絶縁が失われた地絡の段階で検出したいという要求がある。
特許文献1の地絡検出装置では、零相電流検出用のコイルを必要とするため、コイルが高価で大型となるとともに、周辺回路が大規模になるという問題がある。また、特許文献2の地絡によるインピーダンスの変化を検出する方法は、検出回路が大規模(マイコンを使用)になるという問題がある。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その第1の目的は、検出部の電位変化を検出する簡単な構成で地絡を検出することができる地絡検出装置を提供することにあり、第2の目的はその地絡検出装置を備えた車載用直流交流変換装置を提供することにある。
前記第1の目的を達成するため請求項1に記載の発明は、基準電位部と、前記基準電位部から絶縁された一対のラインと、前記一対のライン間に接続されるとともに複数のコンデンサを含み、前記複数のコンデンサに挟まれた接続点の一点を前記基準電位部とする直列回路と、前記一対のライン間にコンデンサで接続された検出部とを備え、前記ラインと前記基準電位部との間のインピーダンスの変化を前記基準電位部の電位に対する前記検出部の電位の変化で検出する。
ここで、「複数のコンデンサを含む直列回路」とは、複数のコンデンサのみが直列に接続された直列回路に限らず、複数のコンデンサの間に抵抗が接続された直列回路も含む。また、「複数のコンデンサに挟まれた接続点の一点」とは、直列回路が2個のコンデンサからなる場合は、両コンデンサの接続点であり、3個以上のコンデンサが接続された場合は、隣接するコンデンサの接続点であり、コンデンサとコンデンサとの間に抵抗が接続されている場合は、コンデンサと抵抗との接続点となる。
この発明では、検出部の電位は一対のラインの基準電位部に対する絶縁が確保されている状態と、一方のラインの基準電位部に対する絶縁が失われた状態、即ち地絡時とで異なる状態となるため、その変化の有無により簡単に地絡を検出することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記直列回路は2個のコンデンサが直列に接続されて構成され、両コンデンサの接続点を前記基準電位部としている。この発明では、各ラインと基準電位部の電位(以下、「基準電位」と言う。)との間の電位差のピーク値の比は両コンデンサの容量の逆比となる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記直列回路の2個のコンデンサは容量が等しい。この発明では、各ラインと基準電位との間の電位のピーク値が等しくなり、設計が容易になる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記直列回路の2個のコンデンサがノイズフィルタ用のコンデンサを兼ねている。この発明では、ノイズフィルタ用及び地絡検出装置用にそれぞれコンデンサを設ける場合に比較して構成が簡単になる。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記検出部は前記一対のライン間に2個のコンデンサが直列に接続された回路の中点である。この発明では、検出部の電位はコンデンサの容量の逆比で決まり、検出部に接続された2個のコンデンサの容量が同じであれば、両ラインの電位の中心値が検出部の電位となる。
請求項6に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記検出部は前記一対のライン間に3個のコンデンサが直列に接続された回路における2箇所のコンデンサ同士の接続点である。この発明では、2箇所の検出部の電位を検出することにより、一対のラインのいずれのラインが地絡したのかを判別することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記直列回路は前記一対のライン間に2個のコンデンサ及び1個の抵抗が、コンデンサ、抵抗、コンデンサの順に直列に接続されており、前記抵抗の一端が前記基準電位部とされ、他端が前記検出部とされている。この発明では、一対のラインを基準電位部から直流的に絶縁するためのコンデンサと、検出部を構成するためのコンデンサとが兼用することができる。つまり、直列回路中に検出部を設けることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記直列回路は前記一対のライン間に2個のコンデンサ及び2個の抵抗が、コンデンサ、抵抗、抵抗、コンデンサの順に直列に接続されており、2個の抵抗の接続点が基準電位とされ、2箇所のコンデンサと抵抗との接続点が検出部とされている。つまり、直列回路中に検出部を設けている。この発明では、一対のラインのいずれのラインが地絡したのかを容易に判別することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の発明において、地絡検出装置はコンパレータを備え、前記検出部の出力がコンパレータに入力される。この発明では、検出部の電位変化に基づいて容易に地絡を検出することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記コンパレータは単電源で駆動され、前記検出部の出力がダイオードを介してコンパレータに入力されるとともに、前記ダイオードの前記検出部側と前記基準電位部との間に抵抗が接続されている。この発明では、コンパレータを単電源で駆動することができ、正負両電源を設ける場合に比較して構成が簡単になる。
第2の目的を達成するため、請求項11に記載の発明は、請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の地絡検出装置を備えた車載用直流交流変換装置であって、前記一対のラインがAC出力ラインであり、前記基準電位部が車体グランドである。ここで、「車体グランド」とは、車両のホディアースを意味する。以下、この明細書では同様の意味で使用する。この発明では、AC出力ラインと絶縁を保ったまま、1次側のグランドを基準とする信号でAC出力ラインの地絡を検出することができる。
本発明によれば、検出部の電位変化を検出する簡単な構成で地絡を検出することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を車載用直流交流変換装置(以下、単にACインバータと称す。)の地絡検出装置に具体化した第1の実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
以下、本発明を車載用直流交流変換装置(以下、単にACインバータと称す。)の地絡検出装置に具体化した第1の実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
図1に示すように、ACインバータ11は、トランス12により絶縁された1次側回路13と、2次側回路14とを備えている。ACインバータ11は、車両に搭載された直流電源としてのバッテリ15の電圧をDC/DCコンバータでバッテリ電圧よりも高い直流電圧に昇圧した後、DC/ACインバータ部で直流電圧を交流電圧(例えば、AC100V又はAC120V)に変換し、一対のAC出力ラインA,Bに出力して負荷機器16に供給する。バッテリ15のマイナス端子は車体グランドBGNDに接続されている。AC出力ラインA,B間に地絡検出装置20が設けられている。
DC/DCコンバータは、1次側回路13と、トランス12と2次側回路14の一部を構成する図示しない整流回路とにより構成されている。そして、図示しない制御装置により1次側回路13のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、バッテリ15の直流電圧を所定電圧に昇圧する。DC/ACインバータ部は2次側回路14の一部を構成し、4個のスイッチング素子よりなるHブリッジ回路を備えている。そして、図示しない制御装置によりHブリッジ回路のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、直流電圧を交流電圧に変換して出力する。
図2に示すように、地絡検出装置20は、一対のラインとしてのAC出力ラインA,Bに接続された状態で設けられている。AC出力ラインA,Bは、基準電位部としての車体グランドBGNDから直流的に絶縁された状態で設けられている。一対のAC出力ラインA,B間には、2個のコンデンサC01,C02が直列に接続された直列回路21が接続されるとともに、両コンデンサC01,C02の接続点が車体グランドBGNDに接続されており、車体グランドBGNDが地絡検出装置20の基準電位部とされている。両コンデンサC01,C02は容量が等しく設定されている。
AC出力ラインA,Bの一方が完全に地絡の状態(AC出力ラインA,Bの一方と車体GNDとの間の抵抗が非常に小さい状態)になった段階で地絡を検出する構成の場合は、コンデンサC01,C02の容量は特に問題にならない。しかし、数十kΩ程度の抵抗を介した地絡を検出したい場合は、コンデンサC01,C02の容量が問題になる。コンデンサの容量をC、AC出力ラインの周波数をfとすると、インピーダンスZは、Z=1/(2πfC)で表される。例えば、周波数を50Hz、インピーダンスZを30kΩとすると、コンデンサの容量Cは次のように計算される。
C=1/(2×3.14×50×30000)=0.0000001061
即ち、30kΩのインピーダンスに対応するコンデンサの容量Cは、約0.1μFとなる。そして、コンデンサC01,C02の容量は、30kΩのインピーダンスに対応する容量より充分小さな容量、例えば、0.01μF以下に設定されている。
即ち、30kΩのインピーダンスに対応するコンデンサの容量Cは、約0.1μFとなる。そして、コンデンサC01,C02の容量は、30kΩのインピーダンスに対応する容量より充分小さな容量、例えば、0.01μF以下に設定されている。
AC出力ラインA,B間には、2個のコンデンサC1,C2が直列に接続された回路22が接続されており、両コンデンサC1,C2の接続点、即ち回路22の中点が検出部23となっている。即ち、地絡検出装置20は、基準電位部(車体グランドBGND)と、基準電位部から絶縁された一対のライン(AC出力ラインA,B)と、一対のライン間に接続されるとともに複数のコンデンサC01,C02を含み、複数のコンデンサC01,C02の接続点の一点を基準電位とする直列回路21を備えている。また、地絡検出装置20は、一対のラインにコンデンサC1,C2で接続された検出部23を備えている。
検出部23は抵抗R1を介してコンパレータ24の非反転入力端子に接続されている。抵抗R1とコンパレータ24の非反転入力端子との接続点は、抵抗R2を介して車体グランドBGNDに接続されている。コンパレータ24の反転入力端子には地絡判定電圧Vrが入力されるようになっている。コンパレータ24として正負両電源のものが使用されている。地絡判定電圧Vrは、地絡発生時に検出部23からの出力される出力電圧V1が抵抗R1,R2で分圧された後の非反転入力端子への入力電圧Viのピーク電圧より低い値に設定されている。
次に前記のように構成されたACインバータ11及び地絡検出装置20の作用を説明する。ACインバータ11の起動スイッチが入れられると、1次側回路13のスイッチング素子がスイッチング制御されてトランス12における二次巻線にバッテリ15の電圧より高電圧の交流電圧が発生する。この交流電圧は、2次側回路14の整流回路にてバッテリ15の電圧より高い直流電圧に変換される。また、DC/ACインバータ部のHブリッジ回路のスイッチング素子が、商用交流の周波数(例えば、60Hz)の周期で、一組ずつ交互にオン・オフする。その結果、整流回路から供給される直流電圧が60Hzの交流に変換されて、AC出力ラインA,Bに接続された負荷機器16に供給される。
地絡検出装置20は、AC出力ラインA,Bと基準電位部との間のインピーダンスの変化を基準電位に対する検出部23の電位の変化で検出する。検出部23の出力電圧V1は抵抗R1,R2で分圧されてコンパレータ24に入力され、地絡判定電圧Vrと比較される。AC出力ラインA,Bは、コンデンサC01,C02を介して車体グランドBGNDと直流的に絶縁されている。そして、両コンデンサC01,C02は互いに容量が等しく、両コンデンサC1,C2も互いに容量が等しいため、正常状態、即ち地絡が発生していない状態では、図3(a)に示すように、ACインバータ11の出力電圧Vout が正負に所定のピーク電圧となるように変化しても、検出部23の出力電圧V1は0Vで一定になる。図3(a)において、実線が出力電圧Vout を示し、点線が出力電圧V1を示す。
一方、例えば、AC出力ラインBの地絡時には、基準電位部(車体グランドBGND)の電位はAC出力ラインBの電位と等しくなるため、図3(b)に点線で示すように、検出部23の出力電圧V1のピークはACインバータ11の出力電圧Vout のピークの1/2になるように変化する。なお、AC出力ラインAが地絡した場合は、検出部23の出力電圧V1の極性が反転し、図3(b)に二点鎖線で示す状態になる。
出力電圧V1は、抵抗R1,R2で分圧された後、入力電圧Viとしてコンパレータ24に入力される。入力電圧Viが地絡判定電圧Vrより高いとコンパレータ24の出力がHレベルとなり、入力電圧Viが地絡判定電圧Vrより低いとコンパレータ24の出力がLレベルとなる。従って、コンパレータ24の出力は、正常状態ではLレベルに保持され、地絡が発生して入力電圧Viが地絡判定電圧Vrより高くなると出力がHレベルとなって地絡が検出される。この実施形態では、検出部23の出力電圧が正の状態のときにコンパレータ24で地絡が検出されるため、地絡を検出するためには最大AC出力ラインの電圧変化の1周期の時間が必要になる。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)地絡検出装置20は、車体グランドBGNDから絶縁された一対のAC出力ラインA,B間に接続された2個のコンデンサC01,C02からなり、2個のコンデンサC01,C02の接続点を車体グランドBGNDに接続して基準電位部とする直列回路21と、AC出力ラインA,BにコンデンサC1,C2で接続された検出部23とを備えている。そして、AC出力ラインA,Bの前記基準電位に対するインピーダンスの変化を前記基準電位に対する検出部23の電位の変化で検出する。従って、検出部23の電位は一対のAC出力ラインA,Bの車体グランドBGNDに対する絶縁が確保されている状態と、AC出力ラインA,Bの一方のラインの車体グランドBGNDに対する絶縁が失われた状態、即ち地絡時とで異なる状態となるため、その変化の有無によって簡単に地絡を検出することができる。
(1)地絡検出装置20は、車体グランドBGNDから絶縁された一対のAC出力ラインA,B間に接続された2個のコンデンサC01,C02からなり、2個のコンデンサC01,C02の接続点を車体グランドBGNDに接続して基準電位部とする直列回路21と、AC出力ラインA,BにコンデンサC1,C2で接続された検出部23とを備えている。そして、AC出力ラインA,Bの前記基準電位に対するインピーダンスの変化を前記基準電位に対する検出部23の電位の変化で検出する。従って、検出部23の電位は一対のAC出力ラインA,Bの車体グランドBGNDに対する絶縁が確保されている状態と、AC出力ラインA,Bの一方のラインの車体グランドBGNDに対する絶縁が失われた状態、即ち地絡時とで異なる状態となるため、その変化の有無によって簡単に地絡を検出することができる。
(2)地絡検出装置20は検出部23の基準電位に対する電位の変化で検出する。従って、漏電電流を検出することなく、地絡を検出することができる。
(3)2個のコンデンサC01,C02は容量が等しく、2個のコンデンサC1,C2は容量が等しいため、正常時には検出部23の出力電圧V1が0Vになる。このため、設計が容易になる。
(3)2個のコンデンサC01,C02は容量が等しく、2個のコンデンサC1,C2は容量が等しいため、正常時には検出部23の出力電圧V1が0Vになる。このため、設計が容易になる。
(4)地絡検出装置20はコンパレータ24を備え、検出部23の出力がコンパレータ24に入力される。従って、検出部23の検出電位の変化に基づいて容易に地絡を検出することができる。
(5)コンデンサC01,C02の容量を0.01μF以下に設定している。従って、AC出力ラインA,Bが30kΩ程度の抵抗を介して地絡した場合でも検出することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化した第2の実施形態を、図4を参照しながら説明する。この実施形態は、コンパレータ24を正負両電源ではなく、正の単電源で使用可能な点が前記第1の実施形態と異なっており、その他の構成は第1の実施形態と基本的に同様であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
次に、本発明を具体化した第2の実施形態を、図4を参照しながら説明する。この実施形態は、コンパレータ24を正負両電源ではなく、正の単電源で使用可能な点が前記第1の実施形態と異なっており、その他の構成は第1の実施形態と基本的に同様であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図4に示すように、検出部23とコンパレータ24との間には、抵抗R1と抵抗R2との接続点よりコンパレータ24側にダイオードDが接続されている。ダイオードDは、カソードがコンパレータ24側となるように接続されるとともに、カソードとコンパレータ24との接続点が抵抗R3を介して車体グランドBGNDに接続されている。抵抗R3は、その抵抗値をr3とし、抵抗R2の抵抗値をr2とした場合、r3>>r2となるように設定されている。
この実施形態の構成では、ACインバータ11のAC出力に対応して、検出部23から正負両電位の出力電圧V1が出力されても、ダイオードDが存在するため、コンパレータ24に負の電圧が入力されない。従って、コンパレータ24を正の単電源で使用しても差し支えない。抵抗R3は、ダイオードDとコンパレータ24の間の電位が不定になるのを防止する機能を果たす。
また、抵抗R2がダイオードDの検出部23側と車体グランドBGNDとの間に接続されている。抵抗R2の必要性を考えるため、抵抗R2がなくAC出力ラインBが車体グランドBGNDと完全に(抵抗0Ωを介して)地絡した場合を考える。この場合、AC出力ラインAがAC出力ラインBよりも高い電位を有する時は、AC出力ラインAからコンデンサC1,C2を介してAC出力ラインBに充電電流が流れる。また、同時にAC出力ラインAからコンデンサC1、抵抗R1,ダイオードD、および抵抗R3を介して電流が流れる(AC出力ラインBと車体グランドBGNDとは同電位)。AC出力ラインAがAC出力ラインBよりも低い電位を有する時には、AC出力ラインBからはコンデンサC2,C1を介してAC出力ラインAに充電電流が流れる。しかし、ダイオードDが遮断されるため、車体グランドBGNDから抵抗R3,ダイオードD、抵抗R1を介してはコンデンサC1に電流は流れない。
このように、抵抗R2がない場合には、AC出力ラインAがAC出力ラインBよりも電位が高い時と低い時とでコンデンサC1の充電電流が異なる。このため、AC出力ラインの出力電圧が交番するに従いコンデンサC1の両端の電圧が高くなり(今考えている状況では、コンデンサC1のAC出力ラインA側の方の電位が上がっていく)、検出部23の電位も一方向に変化を続ける。したがって、地絡を検出できなくなる。
しかし、抵抗R2を図4に示すように接続しておけば、AC出力ラインAのAC出力ラインBに対する電位が高い場合も低い場合もコンデンサC1には車体グランドBGNDからコンデンサC1に充電電流が流れるため、検出部23の電位は図3に示されたとおりになる。
この実施形態によれば、第1の実施形態における(1)〜(5)と同様の効果の他に次の効果を得ることができる。
(6)コンパレータ24を単電源で使用できるため、コンパレータ24の電源として正負両電源を準備する必要がなく、正の電源を準備するだけでよく、正負両電源で作動する場合に比較して構成が簡単になる。
(6)コンパレータ24を単電源で使用できるため、コンパレータ24の電源として正負両電源を準備する必要がなく、正の電源を準備するだけでよく、正負両電源で作動する場合に比較して構成が簡単になる。
(7)ダイオードDの検出部23側と車体グランドBGNDとの間に抵抗R2が接続されている。従って、検出部23とコンパレータ24との間にダイオードDを接続しても、検出部23の電位が車体グランドBGNDとAC出力ラインA,Bとの電位差を超えることはない。
(第3の実施形態)
次に、本発明を具体化した第3の実施形態を、図5を参照しながら説明する。この実施形態は、検出部23の出力をウインドウコンパレータ25に入力する点が前記第1の実施形態と異なっており、その他の構成は第1の実施形態と基本的に同様であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
次に、本発明を具体化した第3の実施形態を、図5を参照しながら説明する。この実施形態は、検出部23の出力をウインドウコンパレータ25に入力する点が前記第1の実施形態と異なっており、その他の構成は第1の実施形態と基本的に同様であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図5に示すように、ウインドウコンパレータ25は上限検出用コンパレータ25a及び下限検出用コンパレータ25bを備えている。そして、検出部23は、上限検出用コンパレータ25aの非反転入力端子に抵抗R1を介して接続され、下限検出用コンパレータ25bの反転入力端子に抵抗R1を介して接続されている。上限検出用コンパレータ25aの反転入力端子は地絡判定電圧Vr1に接続され、下限検出用コンパレータ25bの非反転入力端子は地絡判定電圧Vr2に接続されている。地絡判定電圧Vr1は、入力電圧Viのピーク電圧の絶対値より小さな正の値に設定されている。地絡判定電圧Vr2は、入力電圧Viのピーク電圧の絶対値より小さな負の値に設定されている。上限検出用コンパレータ25a及び下限検出用コンパレータ25bの出力端子はそれぞれダイオードDを介して接続されている。
この実施形態の構成では、入力電圧Viが地絡判定電圧Vr1より高くなると、上限検出用コンパレータ25aはHレベルの信号を出力する。また、入力電圧Viが地絡判定電圧Vr2より低くなると、下限検出用コンパレータ25bはHレベルの信号を出力する。従って、この実施形態の構成では、検出部23の出力電圧が正の状態のときには上限検出用コンパレータ25aで地絡を検出することができ、検出部23の出力電圧が負の状態のときには下限検出用コンパレータ25bで地絡を検出することができる。つまり、出力電圧Vout が正負どちらのタイミングでも地絡を検出することができる。
この実施形態によれば、第1の実施形態における(1)〜(5)と同様の効果の他に次の効果を得ることができる。
(8)この実施形態ではウインドウコンパレータ25を使用して検出部23の出力を処理するため、検出部23の出力が正のときでも負のときでも地絡を検出することができ、地絡が発生してから検出できるまでの時間の最大値を、AC出力の変化の1/2周期にすることができる。
(8)この実施形態ではウインドウコンパレータ25を使用して検出部23の出力を処理するため、検出部23の出力が正のときでも負のときでも地絡を検出することができ、地絡が発生してから検出できるまでの時間の最大値を、AC出力の変化の1/2周期にすることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明を具体化した第4の実施形態を、図6及び図7を参照しながら説明する。この実施形態は、2個の検出部を備えている点が前記第1の実施形態と異なっており、その他の構成は第1の実施形態と基本的に同様であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
次に、本発明を具体化した第4の実施形態を、図6及び図7を参照しながら説明する。この実施形態は、2個の検出部を備えている点が前記第1の実施形態と異なっており、その他の構成は第1の実施形態と基本的に同様であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図6に示すように、AC出力ラインA,B間には3個のコンデンサC1,C2,C3が直列に接続された電位検出用回路26が接続されている。各コンデンサC1,C2,C3は容量が等しく設定されている。コンデンサC1及びコンデンサC2の接続点が第1の検出部27aを構成し、コンデンサC2及びコンデンサC3の接続点が第2の検出部27bを構成する。第1の検出部27aは第1のコンパレータ28aの非反転入力端子に抵抗R1を介して接続され、第2の検出部27bは第2のコンパレータ28bの非反転入力端子に抵抗R1を介して接続されている。第1のコンパレータ28aの反転入力端子は地絡判定電圧Vr1に接続され、第2のコンパレータ28bの反転入力端子は地絡判定電圧Vr2に接続されている。
地絡判定電圧Vr1は、AC出力ラインBの地絡発生時に第1の検出部27aからの出力される出力電圧V1が抵抗R1,R2で分圧された後の非反転入力端子への入力電圧Vi1のピーク電圧より低い値に設定されている。地絡判定電圧Vr2は、AC出力ラインBの地絡発生時に第2の検出部27bからの出力される出力電圧V2が抵抗R1,R2で分圧された後の非反転入力端子への入力電圧Vi2のピーク電圧より低い値に設定されている。
この実施形態では、正常時には、図7(a)に点線で示すように、第1の検出部27aの出力電圧V1は、そのピーク値がACインバータ11の出力電圧Vout の1/6となるように変化し、第2の検出部27bの出力電圧V2は、図7(a)に二点鎖線で示すように、そのピーク値の絶対値は出力電圧V1と同じで極性が反転した状態となる。
一方、例えば、AC出力ラインBが小さい抵抗値を介して地絡した時には、図7(b)に点線で示すように、第1の検出部27aの出力電圧V1のピークはACインバータ11の出力電圧Vout のピークの2/3になるように変化する。また、図7(b)に二点鎖線で示すように、第2の検出部27bの出力電圧V2のピークはACインバータ11の出力電圧Vout のピークの1/3になるように変化する。なお、AC出力ラインAが小さい抵抗値を介して地絡した場合は、第1の検出部27aの出力電圧V1のピークはACインバータ11の出力電圧Vout のピークの1/3になるように変化し、第2の検出部27bの出力電圧V2のピークはACインバータ11の出力電圧Vout のピークの2/3になるように変化する。従って、AC出力ラインBの地絡発生時には、1周期の間に第1のコンパレータ28aの出力も、第2のコンパレータ28bの出力もHレベルになる。
AC出力ラインAの地絡時には、出力電圧V1のピークは出力電圧Vout のピークの1/3になる。そのため、地絡判定電圧Vr1が出力電圧Vout のピークの1/3の電圧が分圧された値より大きな値に設定されていると、第1のコンパレータ28aの出力はHレベルにならず、第2のコンパレータ28bの出力のみHレベルとなる。また、地絡判定電圧Vr1が出力電圧Vout のピークの1/3の電圧が分圧された値より小さな値に設定されていると、1周期の間に第1のコンパレータ28aの出力も、第2のコンパレータ28bの出力もHレベルになる。
この実施形態によれば、第1の実施形態における(5)と同様の効果の他に次の効果を得ることができる。
(9)電位検出用の回路26は、3個のコンデンサC1,C2,C3が直列に接続され、隣接するコンデンサC1,C2の接続点が第1の検出部27aを、コンデンサC2,C3の接続点が第2の検出部27bをそれぞれ構成している。そして、第1の検出部27aの出力電圧V1及び第2の検出部27bの出力電圧V2は、正常状態においては、極性が異なるだけで大きさは同じであるが、地絡時において大きさが異なる状態となる。従って、両出力電圧V1,V2の変化を検出することにより、地絡を容易に検出できる。
(9)電位検出用の回路26は、3個のコンデンサC1,C2,C3が直列に接続され、隣接するコンデンサC1,C2の接続点が第1の検出部27aを、コンデンサC2,C3の接続点が第2の検出部27bをそれぞれ構成している。そして、第1の検出部27aの出力電圧V1及び第2の検出部27bの出力電圧V2は、正常状態においては、極性が異なるだけで大きさは同じであるが、地絡時において大きさが異なる状態となる。従って、両出力電圧V1,V2の変化を検出することにより、地絡を容易に検出できる。
(10)地絡判定電圧Vr1,Vr2を異なる値で、かつ地絡判定電圧Vr1,Vr2の一方を、ACインバータ11の出力電圧Vout のピークの1/3の電圧が分圧された値より大きく、かつ出力電圧Vout のピークの2/3の電圧が分圧された値より小さな値になるように設定する。そして、他方をACインバータ11の出力電圧Vout のピークの1/3の電圧が分圧された値より小さな値になるように設定する。この場合、AC出力ラインBの地絡時と、AC出力ラインAの地絡時とで第1のコンパレータ28a及び第2のコンパレータ28bの出力状態が異なるため、一対のAC出力ラインA,Bのいずれのラインで地絡が発生したのかの判別が可能になる。
(第5の実施形態)
次に、本発明を具体化した第5の実施形態を、図8を参照しながら説明する。この実施形態は、第1の検出部27a及び第2の検出部27bの出力を1つのコンパレータ24の非反転入力端子に入力する点が前記第4の実施形態と異なっており、その他の構成は第4の実施形態と基本的に同様であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
次に、本発明を具体化した第5の実施形態を、図8を参照しながら説明する。この実施形態は、第1の検出部27a及び第2の検出部27bの出力を1つのコンパレータ24の非反転入力端子に入力する点が前記第4の実施形態と異なっており、その他の構成は第4の実施形態と基本的に同様であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図8に示すように、第1の検出部27a及び第2の検出部27bは、それぞれコンパレータ24の非反転入力端子に抵抗R1及びダイオードDを介して接続されている。ダイオードDとコンパレータ24の非反転入力端子との接合点は、抵抗R3を介して車体グランドBGNDに接続されている。抵抗R2は第2の実施形態と同じように接続され、抵抗R3との抵抗値の関係も第2の実施形態と同じである。
この実施形態では、第1の検出部27a及び第2の検出部27bの出力は第4の実施形態と同様である。しかし、第1の検出部27a及び第2の検出部27bの出力がダイオードDを介してコンパレータ24に入力されるため、コンパレータ24には負の電圧が入力されない。従って、地絡時における第1の検出部27a及び第2の検出部27bの出力電圧V1,V2は同じでも、第1のコンパレータ28a及び第2のコンパレータ28bには、図7(b)に示す状態の出力電圧V1,V2のうち正の電圧のみが入力される。
この実施形態では第1の実施形態における(5)及び第4の実施形態における(9)と同様の効果の他に次の効果を得ることができる。
(11)第1の検出部27a及び第2の検出部27bの出力がダイオードDを介してコンパレータ24に入力されるため、コンパレータ24を正の単電源で使用しても差し支えない。
(11)第1の検出部27a及び第2の検出部27bの出力がダイオードDを介してコンパレータ24に入力されるため、コンパレータ24を正の単電源で使用しても差し支えない。
(12)ダイオードDの検出部27a,27b側と車体グランドBGNDとの間に抵抗R2が接続されている。従って、検出部27a,27bとコンパレータ24との間にダイオードDを接続しても、検出部27a,27bの電位が車体グランドBGNDとAC出力ラインA,Bとの電位差を超えることはない。
(13)地絡検出が最悪AC出力の半周期でできる。
(第6の実施形態)
次に、本発明を具体化した第6の実施形態を、図9及び図10を参照しながら説明する。この実施形態では、一対のAC出力ラインA,Bを車体グランドBGNDから絶縁するとともに基準電位部を設定するためのコンデンサと、AC出力ラインA,Bの基準電位部の電位に対する電位変化を検出する電位検出用のコンデンサとが1つの直列回路を構成するように構成されている点が前記各実施形態と異なっている。つまり第1〜第5の実施形態では、直列回路21と、検出部が設けられた電位検出用の回路22,26とが別々にAC出力ラインA,B間に設けられていたが、この実施形態では直列回路中に検出部が設けられている。
(第6の実施形態)
次に、本発明を具体化した第6の実施形態を、図9及び図10を参照しながら説明する。この実施形態では、一対のAC出力ラインA,Bを車体グランドBGNDから絶縁するとともに基準電位部を設定するためのコンデンサと、AC出力ラインA,Bの基準電位部の電位に対する電位変化を検出する電位検出用のコンデンサとが1つの直列回路を構成するように構成されている点が前記各実施形態と異なっている。つまり第1〜第5の実施形態では、直列回路21と、検出部が設けられた電位検出用の回路22,26とが別々にAC出力ラインA,B間に設けられていたが、この実施形態では直列回路中に検出部が設けられている。
図9に示すように、AC出力ラインA,B間には、4個のコンデンサC1,C2,C3,C4が直列に接続された直列回路としての直列回路29が接続されている。各コンデンサC1,C2,C3,C4は容量が等しく設定されている。直列回路29の中点、即ちコンデンサC2とコンデンサC3との接続点が車体グランドBGNDに接続されて基準電位部に設定されている。
コンデンサC1及びコンデンサC2の接続点が第1の検出部27aを構成し、コンデンサC3及びコンデンサC4の接続点が第2の検出部27bを構成する。第1の検出部27aは第1のコンパレータ28aの非反転入力端子に抵抗R1を介して接続され、第2の検出部27bは第2のコンパレータ28bの非反転入力端子に抵抗R1を介して接続されている。第1のコンパレータ28a及び第2のコンパレータ28bの反転入力端子はそれぞれ地絡判定電圧Vr1,Vr2に接続されている。
地絡判定電圧Vr1,Vr2は、ACインバータ11の出力電圧Vout のピーク電圧を抵抗R1,R2で分圧した値の1/4より小さな値に設定されている。
この実施形態の地絡検出装置20では、正常時には、図10(a)に点線示すように、第1の検出部27aの出力電圧V1は、そのピーク値がACインバータ11の出力電圧Vout の1/4となるように変化する。また、第2の検出部27bの出力電圧V2は、図10(a)に二点鎖線示すように、そのピーク値の絶対値は出力電圧V1と同じで極性が反転した状態となるように変化する。
この実施形態の地絡検出装置20では、正常時には、図10(a)に点線示すように、第1の検出部27aの出力電圧V1は、そのピーク値がACインバータ11の出力電圧Vout の1/4となるように変化する。また、第2の検出部27bの出力電圧V2は、図10(a)に二点鎖線示すように、そのピーク値の絶対値は出力電圧V1と同じで極性が反転した状態となるように変化する。
一方、例えば、AC出力ラインBが小さい抵抗値を介して地絡した時には、図10(b)に点線で示すように、第1の検出部27aの出力電圧V1のピークはACインバータ11の出力電圧Vout のピークの1/2になるように変化し、図10(b)に二点鎖線示すように、第2の検出部27bの出力電圧V2のピークは0Vになる。なお、AC出力ラインAが小さい抵抗値を介して地絡した場合は、第1の検出部27aの出力電圧V1のピークは0Vになり、第2の検出部27bの出力電圧V2のピークはACインバータ11の出力電圧Vout のピークの1/2になるように変化する。
従って、正常状態では、1周期の間に第1のコンパレータ28a及び第2のコンパレータ28bの出力は交互にHレベルになる。一方、例えば、AC出力ラインBの地絡時には、1周期の間に第1のコンパレータ28aの出力が所定期間Hレベルになるが、第2のコンパレータ28bの出力はLレベルに保持される。また、AC出力ラインAの地絡時には、1周期の間に第2のコンパレータ28bの出力が所定期間Hレベルになるが、第1のコンパレータ28aの出力はLレベルに保持される。
この実施形態によれば、次の効果を得ることができる。
(14)第1の検出部27a及び第2の検出部27bを備え、第1の検出部27aの出力電圧V1及び第2の検出部27bの出力電圧V2は、正常状態においては、極性が異なるだけで大きさは同じであるが、地絡時において大きさが異なる状態となる。従って、両出力電圧V1,V2の変化を検出することにより、簡単に地絡を検出できる。
(14)第1の検出部27a及び第2の検出部27bを備え、第1の検出部27aの出力電圧V1及び第2の検出部27bの出力電圧V2は、正常状態においては、極性が異なるだけで大きさは同じであるが、地絡時において大きさが異なる状態となる。従って、両出力電圧V1,V2の変化を検出することにより、簡単に地絡を検出できる。
(15)第1のコンパレータ28a及び第2のコンパレータ28bの地絡判定電圧Vr1,Vr2を所定範囲に設定したため、一対のAC出力ラインA,Bのいずれのラインで地絡が発生したのかの判別が可能になる。
(第7の実施形態)
次に、本発明を具体化した第7実施形態を、図11を参照しながら説明する。この実施形態は、一対のライン間に4個のコンデンサC1,C2,C3,C4を直列に接続する代わりに、コンデンサC2,C3に代えて抵抗R4,R5を使用している点が第6の実施形態と異なっている。即ち、一対のAC出力ラインA,B間に、2個のコンデンサC1,C4及び2個の抵抗R4,R5が、コンデンサC1、抵抗R4、抵抗R5、コンデンサC4の順に直列に接続された直列回路30が接続されている。そして、2個の抵抗R4,R5の接続点が車体グランドBGNDに接続されて基準電位とされ、コンデンサC1と抵抗R4との接続点が第1の検出部27a、コンデンサC4と抵抗R5との接続点が第2の検出部27bとされている。つまり第6の実施形態と同様に直列回路中に検出部が設けられている。
次に、本発明を具体化した第7実施形態を、図11を参照しながら説明する。この実施形態は、一対のライン間に4個のコンデンサC1,C2,C3,C4を直列に接続する代わりに、コンデンサC2,C3に代えて抵抗R4,R5を使用している点が第6の実施形態と異なっている。即ち、一対のAC出力ラインA,B間に、2個のコンデンサC1,C4及び2個の抵抗R4,R5が、コンデンサC1、抵抗R4、抵抗R5、コンデンサC4の順に直列に接続された直列回路30が接続されている。そして、2個の抵抗R4,R5の接続点が車体グランドBGNDに接続されて基準電位とされ、コンデンサC1と抵抗R4との接続点が第1の検出部27a、コンデンサC4と抵抗R5との接続点が第2の検出部27bとされている。つまり第6の実施形態と同様に直列回路中に検出部が設けられている。
また、第1の検出部27a及び第2の検出部27bは、それぞれコンパレータ24の非反転入力端子に抵抗R1及びダイオードDを介して接続されている。ダイオードDとコンパレータ24の非反転入力端子との接合点は、抵抗R3を介して車体グランドBGNDに接続されている。コンパレータ24の反転入力端子には地絡判定電圧Vrが入力されるようになっている。コンパレータ24は、正の単電源で使用される。
この実施形態では、基準電位部となる車体グランドBGNDとAC出力ラインA,Bとの間の電圧がコンデンサC1と抵抗R4、およびコンデンサC4と抵抗R5に印加される。基準電位部に接続されているコンデンサC1,C4の容量を小さくするとインピーダンスが大きくなり、感度が良くなる。抵抗R4,R5が接続されている場合は、抵抗R4,R5で多くの電圧を受けるように抵抗R4,R5の抵抗値を決めれば、コンデンサC1,C4の耐圧性を下げることができる。しかし、前記第6の実施形態のようにコンデンサC1,C2,C3,C4のみを直列に接続した直列回路29では、基準電位に接続されているコンデンサC2,C3の容量を小さくして感度を高くすると、残りのコンデンサC1,C4の耐圧性を高くする必要があり、体格が大きくなり小型化が難しくなる。
この実施形態では、次の効果を得ることができる。
(16)コンパレータ24からの出力は、正常状態と、地絡時とで異なるため地絡の発生を容易に検出することができる。
(16)コンパレータ24からの出力は、正常状態と、地絡時とで異なるため地絡の発生を容易に検出することができる。
(17)一対のAC出力ラインA,Bを車体グランドBGNDから絶縁するコンデンサC1.C4を含み、AC出力ラインA,BにコンデンサC1,C4で接続された第1の検出部27a及び第2の検出部27bを構成する直列回路30が、コンデンサC1,C4だけでなく抵抗R4,R5が直列に接続されている。従って、直列回路30を構成するコンデンサC1,C4として耐圧の低いコンデンサを使用することができ、小型化を図ることができる。また、コンデンサC1,C4の容量を小さくしてインピーダンスを大きくすることができ、地絡検出の感度を高めることができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 各実施形態において、コンパレータ24等の入力側にピークホールド回路を設けてもよい。例えば、ピークホールド回路として、図12(a)に示すように、車体グランドBGNDに対してコンデンサC5及び抵抗R6を並列に接続した回路を設ける。コンデンサC5とコンパレータ24の反転入力端子との接合点より上流側に、ダイオードをカソードがコンパレータ24側になるように接続するのが好ましい。従って、図4、図8等に示すようにダイオードDを介して入力電圧Viがコンパレータ24に入力される構成でない場合は、ダイオードDを設ける方が好ましい。なお、抵抗R6は必ずしもなくてもよい。地絡検出装置20は、一対のAC出力ラインA,Bの一方が地絡した状態において、検出部23の電位がACインバータ11の出力電圧Vout に対応して変化するため、コンパレータ24への入力電圧Viが地絡判定電圧Vrを超えて一度地絡が検出されても、周期的に入力電圧Viが地絡判定電圧Vrより低くなって非検出状態となる。しかし、ピークホールドを行うことにより、地絡が発生したことが一度検出されると、検出状態に保持することができるため好ましい。ピークホールド回路は、コンデンサC5を用いた図12(a)の構成に限らず、例えば、ラッチ回路を設けてもよいが、コンデンサC5を用いた方が簡単な構成で検出状態を保持することができる。
○ 各実施形態において、コンパレータ24等の入力側にピークホールド回路を設けてもよい。例えば、ピークホールド回路として、図12(a)に示すように、車体グランドBGNDに対してコンデンサC5及び抵抗R6を並列に接続した回路を設ける。コンデンサC5とコンパレータ24の反転入力端子との接合点より上流側に、ダイオードをカソードがコンパレータ24側になるように接続するのが好ましい。従って、図4、図8等に示すようにダイオードDを介して入力電圧Viがコンパレータ24に入力される構成でない場合は、ダイオードDを設ける方が好ましい。なお、抵抗R6は必ずしもなくてもよい。地絡検出装置20は、一対のAC出力ラインA,Bの一方が地絡した状態において、検出部23の電位がACインバータ11の出力電圧Vout に対応して変化するため、コンパレータ24への入力電圧Viが地絡判定電圧Vrを超えて一度地絡が検出されても、周期的に入力電圧Viが地絡判定電圧Vrより低くなって非検出状態となる。しかし、ピークホールドを行うことにより、地絡が発生したことが一度検出されると、検出状態に保持することができるため好ましい。ピークホールド回路は、コンデンサC5を用いた図12(a)の構成に限らず、例えば、ラッチ回路を設けてもよいが、コンデンサC5を用いた方が簡単な構成で検出状態を保持することができる。
○ 第1の実施形態等のように、AC出力ラインA,B間に2個のコンデンサC1,C2が直列に接続された回路22が接続されるとともに、両コンデンサC1,C2の接続点を検出部23とする場合、図12(b)に示すように、コンデンサC1,C2とAC出力ラインA,Bとの間に抵抗R7,R8をそれぞれ設けてもよい。また、第4の実施形態等のように、AC出力ラインA,B間に3個のコンデンサC1,C2,C3が直列に接続された回路26が接続された構成の場合において、コンデンサC1,C3とAC出力ラインA,Bとの間に抵抗R7,R8をそれぞれ設けてもよい。これらの場合、回路22に掛かる電圧の多くを抵抗R7,R8に受け持たせることにより、コンデンサC1,C2,C3に耐圧性の低い小型のものを使用することができ、地絡検出装置20の小型化を図ることができる。
○ 第6の実施形態あるいは第7の実施形態のように、AC出力ラインA,B間に複数のコンデンサを含む直列回路を1つ接続するとともに、その直列回路に基準電位部を設定する部分と、検出部とを設ける構成において、検出部を2箇所ではなく1箇所にしてもよい。例えば、図13(a)に示すように、AC出力ラインA,B間に2個のコンデンサC1,C4と1個の抵抗R9が交互に配置された状態で直列に接続された直列回路31を接続する。そして、コンデンサC1と抵抗R9との接続点を車体グランドBGNDに接続し、コンデンサC4と抵抗R9との接続点を検出部23としてもよい。また、コンデンサC4と抵抗R9との接続点を車体グランドBGNDに接続し、コンデンサC1と抵抗R9との接続点を検出部23としてもよい。これらの場合も、地絡を容易に検出することができるとともにコンデンサC1,C4として耐圧性の低いものを使用することができる。
○ 図13(a)における抵抗R9に代えて、図13(b)に示すように、コンデンサを接続してもよい。即ち、AC出力ラインA,B間に3個のコンデンサC1,C2,C4を含む直列回路32を1つ接続するとともに、コンデンサC1とコンデンサC2との接続点及びコンデンサC2とコンデンサC3との接続点の一方を車体グランドBGNDに接続し、他方を検出部23としてもよい。この場合も地絡を容易に検出することができる。
○ ACインバータ11の出力部にノイズフィルタを設ける場合、各AC出力ラインA,Bにコイルを設けるとともにコイルより下流側(AC出力側)においてAC出力ラインA,B間にコンデンサを接続してフィルタを構成する。本発明の地絡検出装置20は、地絡検出装置20の基準電位部を設定するため、AC出力ラインA,B間に複数のコンデンサを接続するとともに、一組のコンデンサの接続点を車体グランドBGNDに接続する構成を採用している。例えば、2個のコンデンサC01,C02を直列に接続するとともに、両コンデンサC01,C02の接続点を車体グランドBGNDに接続する構成や、3個以上のコンデンサを直列に接続するとともに一組のコンデンサの接続点を車体グランドBGNDに接続し、他の接続点を検出部23等にする構成がある。その場合、コンデンサC01,C02や、接続点が車体グランドBGNDに接続されたコンデンサをノイズフィルタ用のコンデンサと兼用させてもよい。この場合、コンデンサの数を減らすことができる。しかし、接続点が車体グランドBGNDに接続されたコンデンサの他に抵抗が接続された直列回路の場合は、ノイズフィルタと兼用することはできないため、ノイズフィルタは独立して設ける必要がある。
○ 両コンデンサC01,C02の容量を等しく設定するとともに、コンデンサC1,C2,C3,C4の容量をそれぞれ等しく設定した実施形態について説明したが、両コンデンサC01,C02の容量が異なる状態や、コンデンサC1,C2,C3,C4の容量が異なるようにしてもよい。両コンデンサC01,C02の容量が異なる場合、検出部23の出力の基準電位が車体グランドBGNDの電位からオフセットされる。第1の実施形態等のように2個のC1,C2が直列に接続された回路22をAC出力ラインA,Bに接続して両コンデンサC1,C2の接続点を検出部23とする場合は、コンデンサC1,C2の容量が異なっても設計はあまり複雑にならないが、3個以上のコンデンサが接続された場合は設計が複雑になる。
○ 基準電位を設定するためのコンデンサC01,C02が直列に接続された直列回路21に抵抗を接続してもよい。直列回路21に抵抗が接続された場合、コンデンサC01,C02のみが接続された直列回路21に比較して、基準電位に対するAC出力ラインA,Bの電位が安定する。
○ コンパレータ24を正の単電源で使用する構成に代えて、負の単電源で使用する構成としてもよい。その場合、ダイオードDをカソードがコンパレータ24側となるように接続する代わりに、アノードがコンパレータ24側となるように接続する。
○ コンパレータ24、上限検出用コンパレータ25a、下限検出用コンパレータ25b、第1のコンパレータ28a、第2のコンパレータ28bは、検出部23、第1の検出部27a、第2の検出部27bの出力信号に基づいて地絡検出時にHレベルの信号を出力し、非検出時にはLレベルの信号を出力する構成に限らない。地絡検出時にLレベルの信号を出力し、非検出時にはHレベルの信号を出力する構成にしてもよい。
○ 検出部23、第1の検出部27a、第2の検出部27bの出力信号に基づいて地絡を検出する構成は、コンパレータを使用する構成に限らない。
○ 地絡検出装置20は、車載用のACインバータ11に限らず、車載用以外のACインバータに適用してもよい。
○ 地絡検出装置20は、車載用のACインバータ11に限らず、車載用以外のACインバータに適用してもよい。
○ 上記実施形態でACインバータ11はDC/DCコンバータでバッテリ電圧を昇圧した後、DC/ACインバータでAC100V又はAC120Vに変換したが、この構成に限らない。直流電圧を変換し、直流電圧と絶縁された交流電圧を出力する直流交流変換装置であれば良い。
A,B…AC出力ライン、BGND…基準電位部としての車体グランド、D…ダイオード、C1,C2,C3,C4,C5,C01,C02…コンデンサ、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R8,R9…抵抗、11…車載用直流交流変換装置としてのACインバータ、20…地絡検出装置、21,29,30,31,32…直列回路、22,26…電位検出用の回路、23…検出部、24…コンパレータ、27a…第1の検出部、27b…第2の検出部。
Claims (11)
- 基準電位部と、
前記基準電位部から絶縁された一対のラインと、
前記一対のライン間に接続されるとともに複数のコンデンサを含み、前記複数のコンデンサに挟まれた接続点の一点を前記基準電位部とする直列回路と、
前記一対のライン間にコンデンサで接続された検出部と
を備え、
前記ラインと前記基準電位部との間のインピーダンスの変化を前記基準電位部の電位に対する前記検出部の電位の変化で検出することを特徴とする地絡検出装置。 - 前記直列回路は2個のコンデンサが直列に接続されて構成され、両コンデンサの接続点を前記基準電位部としている請求項1に記載の地絡検出装置。
- 前記直列回路の2個のコンデンサは容量が等しい請求項2に記載の地絡検出装置。
- 前記直列回路の2個のコンデンサがノイズフィルタ用のコンデンサを兼ねている請求項2又は請求項3に記載の地絡検出装置。
- 前記検出部は前記一対のライン間に2個のコンデンサが直列に接続された回路の中点である請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の地絡検出装置。
- 前記検出部は前記一対のライン間に3個のコンデンサが直列に接続された回路における2箇所のコンデンサ同士の接続点である請求項2に記載の地絡検出装置。
- 前記直列回路は前記一対のライン間に2個のコンデンサ及び1個の抵抗が、コンデンサ、抵抗、コンデンサの順に直列に接続されており、前記抵抗の一端が前記基準電位部とされ、他端が前記検出部とされている請求項1に記載の地絡検出装置。
- 前記直列回路は前記一対のライン間に2個のコンデンサ及び2個の抵抗が、コンデンサ、抵抗、抵抗、コンデンサの順に直列に接続されており、2個の抵抗の接続点が前記基準電位部とされ、2箇所のコンデンサと抵抗との接続点が検出部とされている請求項1に記載の地絡検出装置。
- 地絡検出装置はコンパレータを備え、前記検出部の出力が前記コンパレータに入力される請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の地絡検出装置。
- 前記コンパレータは単電源で駆動され、前記検出部の出力がダイオードを介してコンパレータに入力されるとともに、前記ダイオードの前記検出部側と前記基準電位部との間に抵抗が接続されている請求項9に記載の地絡検出装置。
- 請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の地絡検出装置を備えた車載用直流交流変換装置であって、前記一対のラインがAC出力ラインであり、前記基準電位部が車体グランドである車載用直流交流変換装置。
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