JP2007307181A - 食器洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】食器洗浄装置を駆動手段によって自動的に開閉するものにおいて、食器洗浄装置を閉鎖する際に、筐体と食器洗浄装置の上面との間に誤って手指を挟んでも安全に引き抜くことができるようにした。
【解決手段】食器6を収納する洗浄槽3と洗浄槽3の内部に設けた回転ノズル8を備えた食器洗浄装置1と、食器洗浄装置1を前後方向に移動可能に支持するスライドレール19とを備え、食器洗浄装置1には該食器洗浄装置前後方向に移動させる駆動手段12を備え、駆動手段12には駆動ローラ14を備え、該駆動ローラ14はスライドレール19に沿って設けられた走行レール23に載置され、食器洗浄装置1は支持ピン9と走行レール23に載置された駆動ローラ14によって支持され、駆動ローラ14を回転駆動することにより食器洗浄装置1を前後方向に移動可能にするようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、洗浄水を噴射して食器を洗浄する食器洗浄装置に関し、詳しくは食器洗浄装置の筐体から洗浄槽を手前に引き出して食器を出し入れする構成の食器洗浄装置に関するものである。
従来、この種の食器洗浄装置においては、特許文献1に示すように、食器を収納し、上方を開口した洗浄槽を食器洗浄機本体内に保持し、洗浄槽内に洗浄ノズルを設け、洗浄槽をスライドレールにより前方に引き出し可能として電動式駆動装置により洗浄槽を前後方向に動かすようにし、駆動装置により洗浄槽を自動的に引き出したり、押し込むようにした構成のものが開示されている。
特開2002−345712号公報
上記特許文献1において、駆動装置は洗浄槽の下部に備えられたラックギヤと、ラックギヤに噛み合ったピニオンギヤとで構成されており、駆動モータで前記ピニオンギヤを正転または逆転させることにより洗浄槽を前後方向に移動する構成であるが、駆動装置によって自動的に閉鎖動作をしている際に誤って手指などを挟んだ際の動作については何ら開示されていない。
食器洗浄装置に食器をセットした状態では、食器洗浄装置と食器の重量を合計すると
20kgから30kgになる。そのような重量まで増加する食器洗浄装置を、電動式で自動的に閉鎖できる駆動装置を用いて食器を収納した後に、再度操作スイッチを操作して食器洗浄装置を自動的に引き込もうとした場合には、引き込まれる食器洗浄装置と食器洗浄機本体の間に誤って手指を挟むと危険である。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、請求項1では、上面が開口して食器を収納することができる洗浄槽と該洗浄槽の内部に設けた洗浄手段とを備えた食器洗浄装置と、食器の出し入れ時に前記食器洗浄装置を前後方向に移動可能に支持するスライドレールとを備え、さらに前記食器洗浄装置には該食器洗浄装置を前方ないし後方に移動するための駆動手段を備えたものである。
請求項2では、前記食器洗浄装置は、スライドレールの前方端部近傍において、該スライドレールの移動方向に対して直交するように前記食器洗浄装置を回転可能に軸支する支持部材を略水平に設け、さらに前記駆動手段は食器洗浄装置の後端近傍に設け、駆動手段には回転駆動される回転体を備え、該回転体は前記スライドレールに沿って固定して設けられた案内レールに自重によって載置され、前記食器洗浄装置は水平軸と案内レールに載置された回転体とによって支持され、該回転体を回転駆動することにより前記食器洗浄装置を前方または後方に移動可能にするものである。
請求項3では、前記支持部材を食器洗浄装置の下端近傍に設けたものである。
本発明によれば、食器洗浄装置を電動式の駆動手段によって自動的に閉鎖動作する際に、食器洗浄装置と筐体との間に手指を挟んでも、手指を挟んだ力によって回転体である駆動ローラに浮き上がる方向の力が生じ、駆動ローラと案内レールとの間に生じる摩擦力による駆動力が低減するので、食器洗浄装置にそれ以上閉鎖する方向の力が働くのが低減され、駆動ローラが閉鎖方向に働き続けたとしても駆動力の方向とは逆向きに食器洗浄装置を手前に引き出すことができ、それによって手指を容易に引き抜くことができ、安全であるという効果がある。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
本発明による食器洗浄装置の全体構成を図1から図4により説明する。
本発明による食器洗浄装置は、システムキッチンの一部として組み込まれており、洗浄槽は前後に移動可能な構成であって、洗浄槽を手前に引き出して上面を開放し、食器をセットしたり取り出したりできるものである。
図1は、本発明による食器洗浄装置の構成を説明するためのものであり、詳細は後述するが、洗浄槽3を含めた食器洗浄装置1を取り外した状態の分解図である。また、図2は同食器洗浄装置1を手前に引き出した状態の側面図、図3は食器洗浄装置1を奥側に引き込んだ状態を示す側面図、図4は図2ないし図3を矢印A方向からみた背面図である。
本発明による食器洗浄装置は、筐体とともにシステムキッチンの一部としてキッチンの壁面2に組み込まれており、床面との間には化粧板4が設けられており、図3に示すように食器洗浄装置1を奥まで引き込んだ際には食器洗浄装置1の最も手前側の一面を構成する前板5とほぼ同一面となる位置関係としている。
次に、食器洗浄装置1の構成について説明する。食器洗浄装置1は食器6を収納して洗浄する洗浄槽3を備え、洗浄槽3の内部には食器6をセットするかご7が収納されており、かご7の下部には洗浄水を上方に向かって噴射しながら回転する回転ノズル8の如き洗浄手段が設けられている。
回転ノズル8から噴射された洗浄水は、食器6を洗浄したのち洗浄槽3から排出され、図示しないポンプによって加圧されて再度回転ノズル8から噴射され、循環しながら食器6を洗浄する構成である。食器6の洗浄が終了したら、洗浄水は図示しないバルブを開放させることで図示しない排水ホースを経由して食器洗浄装置1から排水される。
洗浄槽3の前板5の近傍で、かつ後記スライドレール19の前方端部の近傍には支持部材である、例えば円筒状の支持ピン9が洗浄槽3を挟んで両側、すなわち図1,図2,図3においては手前側と奥側、図4においては左右両側にスライドレール19の移動方向と直交するように略水平に設けられている。
洗浄槽3の奥側、すなわちキッチンの壁面2の近傍側には、駆動モータ10や歯車などの減速手段11を備えた電動式の駆動手段12を備え、駆動モータ10による回転力を減速して回転シャフト13を回転させ、回転シャフト13に設けられた回転体である駆動ローラ14を回転させる。駆動手段12は、例えばブラケットなどの固定手段15によって洗浄槽3に固定されている。
キッチンの壁面2に備えられたシステムキッチンの上面には天面板16が設けられており、食器洗浄装置1の筐体17は天面板16の下に設けられている。
筐体17の内側の天面板16側には、食器洗浄装置1に設けられた洗浄槽3に対して近接あるいは離反する方向に移動可能なフタ18が設けられており、図3に示すように食器洗浄装置1を最も奥側に引っ込めた位置でフタ18を食器洗浄装置1に近接させると、洗浄槽3との間に例えば図示しないゴムシールが所定の圧力で押圧されてフタ18と洗浄槽3との間からの水漏れを防止するようにシールできる構成である。そして、食器洗浄装置1を図2に示すように引き出す際にはフタ18を洗浄槽3から離反させてゴムシールによるシールを解除することができる。
次に、上記にて説明した食器洗浄装置1を手前方向に移動可能に支持する構成について説明する。
食器洗浄装置1は、前後に移動可能に支持されたスライドレール19に載置されており、食器洗浄装置1を手前側に引き出したり、奥側に押し込むことが可能に構成されている。
移動を可能にするスライドレール19は、筐体17に設けられたスライドレール固定部19aと、前記スライドレール固定部19aに対して摺動自在に支持されたスライドレール摺動部19bとを備えており、互いにその長辺の方向に移動自在に支持させており、動作範囲を洗浄槽3の寸法よりも大とすれば洗浄槽3を手前に引き出した際には洗浄槽3の上面が開放されるので使い勝手がよい。
また、前記スライドレール固定部19aとスライドレール摺動部19bとの間には、例えば直線状に動作する玉軸受が設けられており、摩擦負荷を低減してスライドレール19の移動を軽快とすることができる。
前記スライドレール摺動部19bのうち、筐体17から最も前方まで引き出される一端には支持板20が設けられており、支持板20には凹部21が設けられ、洗浄槽3に設けられた支持ピン9が嵌合する。ここで、例えば凹部21の形状を円筒形である支持ピン9の形状に合わせてU字形状あるいは丸穴にすれば、洗浄槽3は支持ピン9のまわりに回動自在に支持される。
前記スライドレール摺動部19bの左右のレールは、最も手前に引き出した際には、その先端同士は筐体17から突き出した形態となるので互いに接続されていないと剛性が低下してぐらつきを生じる。そこで、スライドレール摺動部19bの左右のレールの先端、すなわち支持板20の近傍において、左右のレールを互いに高い剛性で接続する接続ブラケット22を設けることにより、左右のレールの互いの剛性を高めることができる。これによって、洗浄槽3がぐらつくことがなく安定して支持されるので、食器洗浄装置1を引き出す際や、ユーザが食器6を出し入れする際のぐらつきがなくなる。
洗浄槽3の後方である奥側には、駆動モータ10を備えた駆動手段12を備えられ、駆動モータ10を回転させるとギヤなどの減速手段11を介して駆動ローラ14が減速されて回転する構成である。
洗浄槽3に設けられた支持ピン9は、支持板20に設けられた凹部21に嵌合する構成であるが、その時に駆動ローラ14は筐体17に固定して設けられた案内レールである走行レール23の上面に自重により載置される構成である。前記走行レール23は、スライドレール19に沿って設けられており、かつ走行レール23の長さは、スライドレール
19の移動距離、すなわち食器洗浄装置1が前後方向に移動する距離よりも大きくなるように構成されている。
図2および図3においては、駆動ローラ14が走行レール23の上面に載置された状態を示しているが、図2に示した全開の状態において駆動ローラ14を図示CW方向に回転させると駆動ローラ14と走行レール23との間に生じる摩擦力によって食器洗浄装置1は図示右方向に移動するので、自動的に閉鎖動作を行うことができる。
一方、図3に示した閉鎖状態において、駆動ローラ14を図示CCW方向に回転させると、食器洗浄装置1は図示左方向に移動するので、自動的に開放動作を行うことができる。
次に、図5により前記支持ピン9と駆動ローラ14にかかる荷重について説明する。
食器洗浄装置1は、支持ピン9と駆動ローラ14によって支持される構成であり、食器洗浄装置1と食器6とを含めた重心をG、全質量をWとし、重心Gから支持ピン9までの距離をL1、重心Gから駆動ローラ14までの距離をL2、支持ピン9に加わる荷重を
W1、駆動ローラ14に加わる荷重をW2とすれば、任意の点まわりのモーメントの釣り合いから支持ピン9に加わる荷重W1と駆動ローラ14に加わる荷重W2とはそれぞれ
W1=W×L2/(L1+L2)
W2=W×L1/(L1+L2)
となる。これは食器洗浄装置1が全開位置であっても、閉鎖状態であっても、開閉の途中であっても変わらない。
重心Gが支持ピン9と駆動ローラ14の略中央に位置するものとすれば、支持ピン9と駆動ローラ14に加わる荷重は略等しくなるので、食器洗浄装置1と食器6の質量は支持ピン9と駆動ローラ14で各々約1/2ずつ支持される。これによって、食器洗浄装置1が開位置から閉位置のいずれの位置にあっても、さらには食器洗浄装置1を引き出した際にスライドレール19が食器洗浄装置1や食器6の重量によってたわんで変形した場合であっても、駆動ローラ14には常に質量の1/2が加わるので、駆動ローラ14が浮き上がって空転すること等はなく、駆動ローラ14と走行レール23との間に加わる摩擦力によって安定して駆動することが可能である。
ここで、駆動ローラ14は、例えば周囲を摩擦係数の高いゴムなどで被覆されたゴムローラとした場合には、走行レール23との間の摩擦力を高めることができ、駆動ローラ
14と走行レール23とが互いに滑ることを防止できるので好適である。また、走行レール23の表面に凹凸を設けたり、表面の材質を例えば紙ヤスリ状の高摩擦部材で形成した場合には、油の付着などによって摩擦係数が低下してスリップすることがなくなる。
次に、本発明による食器洗浄装置1を制御する構成について図6から図8により説明する。ここでは、食器洗浄装置1の閉鎖状態を下死点、開放状態を上死点と称して説明する。図6は制御系の構成の一例を示す説明図、図7および図8は開放および閉鎖動作を示す流れ図(フローチャート)である。
図6において、ユーザが開閉の指示を行う操作スイッチ24が例えば食器洗浄装置1の手前上端部に設けられ、制御基板25に接続されている。
操作スイッチ24は、一例として開き指示を行う開きスイッチと閉じ指示を行う閉じスイッチとを備えている。
制御基板25には電源26が接続されており、駆動モータ10や操作スイッチ24あるいは後述する検知手段への電力を供給する。駆動モータ10と制御基板25との間を接続する接続ケーブル26は、食器洗浄装置1が前後方向に移動する移動量よりも大きなたるみをもって接続されている。
筐体17には食器洗浄装置1が閉鎖されていることを検出する下死点検知手段27と、全開されていることを検知する上死点検知手段28、上死点と下死点の間に配置され、下死点の手前に例えば20〜30mm程度の距離をおいて配置された下死点近傍検知手段29および上死点と下死点の間に配置され、上死点の手前に例えば20〜30mm程度の距離をおいて配置された上死点近傍検知手段30とを備える。これらの検知手段27,28,
29,30は、例えばマイクロスイッチのようなスイッチ、あるいは発光素子と受光素子とを向かい合わせて配置した光検知素子によって構成されており、食器洗浄装置1が閉鎖状態から開放状態まで移動する間の所定の位置に到達した際に食器洗浄装置1に設けられた、例えば板状の遮光部材により光検知素子の光を遮る構成であってもよい。
食器洗浄装置1が閉鎖されて下死点位置にあることを下死点検知手段27が検出した状態(ステップ31)において、ユーザが操作スイッチ24を押し下げた際(ステップ32)には、食器洗浄装置1の開動作を指示されたものとして駆動モータ10に通電して駆動ローラ14を矢印CCW方向に回転させるので駆動ローラ14は走行レール23上を移動して食器洗浄装置1を矢印OP方向に移動して開き動作を行う。このときの移動速度は、閉鎖状態から全開までの時間を5秒とすればおよそ100mm/秒程度が望ましい。これを第一の速度と称する(ステップ33)。
食器洗浄装置1がさらに矢印OP方向に移動し続けると上死点近傍検知手段30の例えばマイクロスイッチがOFFからONに切り替えられるので食器洗浄装置1が上死点近傍まで移動したことが判明する(ステップ34)。そこで、駆動ローラ14を第一の速度よりも減速させて例えば50mm/秒の第二の速度で移動を継続して(ステップ35)、上死点検知手段28が検出したら(ステップ36)、洗浄槽3が全開の位置に到達したとして停止させる(ステップ37)。
本実施例においては、駆動ローラ14は走行レール23に対しては摩擦力によって開放または閉鎖力を伝達しているので駆動ローラ14と走行レール23との間にすべりを生じる場合がある。駆動ローラ14と走行レール23との間にすべりが生じた場合であっても全開状態まで確実に食器洗浄装置1を移動させるためには、予め定められた移動量だけ移動するよう駆動ローラ14の回転数を定めるのではなく、上記のように上死点検知手段
28が検出されるまで食器洗浄装置1を移動した後に停止する構成が望ましい。
さらに、第一の速度よりも低速な第二の速度まで減速した後に停止させることにより停止する際の衝撃を低減できるので食器6同士が接触して傷ついたり異音が生じるなどの不具合を生じないので好適である。
食器洗浄装置1を開放された状態から閉鎖する場合は、上記とは逆の動作であって、ユーザが操作スイッチ24を押し下げた場合に駆動モータ10を矢印CW方向に回転させて食器洗浄装置1を矢印CL方向に移動させ、閉鎖動作を行う。動作のステップは、図7のステップ31が図8のステップ38に、ステップ37がステップ44に対応しており、その手順は同一なので詳細な説明は省略する。
次に、図9により閉鎖動作の際に前板5と天面板16との間に手指45を挟んだ場合について説明する。食器6の出し入れは上面から行うので、手指45を挟むのは上面で発生しやすい。ここで、自動的に閉鎖動作を行っている最中であって食器洗浄装置1がほぼ閉鎖された状態において、図9に示すように手指45を前板5と食器洗浄器本体の天面板
16との間に挟んだとすると、手指45は前板5の上端に外力P1を加える。食器洗浄装置1は支持ピン9によって回動自在に支持されているので、支持ピン9と前板5上端との距離をL3とすれば、図示CCW方向にM=P1×L3のモーメントを生じる。このモーメントは食器洗浄装置1の後端に配置された駆動ローラ14を浮き上がらせる方向の力
P2となる。この力P2は、支持ピン9と駆動ローラ14間の距離をLとすれば、P2=M/L=(P1×L3)/Lとなる。駆動ローラ14の走行レール23に対する押圧は
W2−P2となって、自重による押圧W2よりも低減されるので、駆動ローラ14と走行レール23との間の摩擦力で発生する駆動力も低減されるので、手指45を挟む力が低減される。
さらにW2=P2となれば、駆動ローラ14は走行レール23から浮き上がるので、駆動モータ10が閉鎖方向に回転し続けて駆動ローラ14が閉鎖方向に駆動を継続しても洗浄槽3はそれ以上閉じることはなく、また洗浄槽3はスライドレール19に載置されているので手前に引き出して手指45を引き抜くことができる。
このように、本発明によれば、洗浄槽3の閉鎖動作の際に誤って手指45を前板5と食器洗浄装置1の天面板16との間に挟んだとしても、駆動ローラ14に走行レール23から浮き上がる方向の力が生じるので駆動力が低減し、安全である。
さらに、食器洗浄装置1は支持ピン9のまわりに回転自在に軸支されており、駆動ローラ14は走行レール23の上面にただ載置されているだけの構成なので、手指45を引き抜こうとして手前側にP1の力を加えると、食器洗浄装置1は全体がCCW方向に回転して手指45を挟んだ上面の間隔が広がるので、さらに手指45が引き抜きやすくなる。
ここで、手指45を挟んだ際に生じる力P1は、小さい方が安全であるのは言うまでもないが、そのためには図9に示すように支持ピン9の位置を前板5の下端近傍に設けて支持ピン9と指挟みを生じる前板5の上端との距離L3を大きくし、支持ピン9のまわりに生じるモーメントP1×L3を大きくする構成が望ましい。
上記の構成であれば、図10のように手指45ではなく、食器6がきちんとかご7にセットされないでかご7の上面よりも出張ったままの状態で閉鎖方向に駆動され、食器6が天面板16に引っかかった際にも、食器6から天面板16に対して生じる力P1によって、図9と同様に駆動ローラ14が走行レール23から浮き上がって駆動力が低減するので、食器6を挟んだまま食器洗浄装置1が無理に閉鎖されて食器6を破損することがない。
なお、上記の実施例では、食器洗浄装置1に関しての一例を説明したが、本発明は食器洗浄装置に限定されるものではなく、これに類似する移動装置にも実施することができるのは言うまでもない。
本発明の一実施例における食器洗浄装置の構成を示す分解図である。 本発明の一実施例における食器洗浄装置の扉開放状態を示す側面図である。 本発明の一実施例における食器洗浄装置の扉閉鎖状態を示す側面図である。 本発明の一実施例における食器洗浄装置の構成を示す背面図である。 本発明の一実施例における食器洗浄装置の力の関係を示す説明図である。 本発明の一実施例における食器洗浄装置の制御系の構成を示す説明図である。 本発明の一実施例における食器洗浄装置の開放動作を示す流れ図(フローチャート)である。 本発明の一実施例における食器洗浄装置の閉鎖動作を示す流れ図(フローチャート)である。 本発明の一実施例における食器洗浄装置の動作の一例を示す説明図である。 本発明の一実施例における食器洗浄装置の動作の別の一例を示す説明図である。
符号の説明
1…食器洗浄装置、2…壁面、3…洗浄槽、6…食器、7…かご、8…回転ノズル、9…支持ピン、10…駆動モータ、11…減速手段、12…駆動手段、13…回転シャフト、14…駆動ローラ、15…固定手段、17…筐体、18…フタ、19…スライドレール、20…支持板、21…凹部、22…ブラケット、23…走行レール、24…操作スイッチ、25…制御基板、27…下死点検知手段、28…上死点検知手段、29…下死点近傍検知手段、30…上死点近傍検知手段。

Claims (3)

  1. 上面が開口して食器を収納することができる洗浄槽と該洗浄槽の内部に設けた洗浄手段とを備えた食器洗浄装置と、食器の出し入れ時に前記食器洗浄装置を前後方向に移動可能に支持するスライドレールとを備え、さらに前記食器洗浄装置には該食器洗浄装置を前方ないし後方に移動するための駆動手段を備えたことを特徴とする食器洗浄装置。
  2. 前記食器洗浄装置は、スライドレールの前方端部近傍において、該スライドレールの移動方向に対して直交するように前記食器洗浄装置を回転可能に軸支する支持部材を略水平に設け、さらに前記駆動手段は食器洗浄装置の後端近傍に設け、該駆動手段には回転駆動される回転体を備え、該回転体は前記スライドレールに沿って固定して設けられた案内レールに自重によって載置され、前記食器洗浄装置は水平軸と案内レールに載置された回転体とによって支持され、該回転体を回転駆動することにより前記食器洗浄装置を前方または後方に移動可能にすることを特徴とする請求項1記載の食器洗浄装置。
  3. 前記支持部材を食器洗浄装置の下端近傍に設けたことを特徴とする請求項2記載の食器洗浄装置。
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